JPS6320045A

JPS6320045A - 粉砕装置

Info

Publication number: JPS6320045A
Application number: JP16199086A
Authority: JP
Inventors: 阿寿賀　正博; 中安　昭三
Original assignee: Ube Industries Ltd
Current assignee: Ube Corp
Priority date: 1986-07-11
Filing date: 1986-07-11
Publication date: 1988-01-27
Also published as: JPH043261B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、例えば、石炭ガス化設備等で生じた石炭等の
スラグを、系内に蓄積されることなく、容易に系外への
排出を可能にするために、細かく粉砕する粉砕装置に関
するものである。

［従来の技術］従来より、上下に開口した筒状のケーシング内で、外周
面に数個の大きな歯を有するクラッシャロールを回転さ
せておき、この回転しているクラッシャロール部に被粉
砕物を投入して粉砕することは知られている。

［本発明が解決しようとする問題点］前記装置では、クラッシャロールが単に回転している部
分に上から直に被粉砕物の全部を投入して粉砕していた
ので、粉砕効率が悪く、すでに細かくなっていて、それ
以上粉砕しなくて良いものまでクラッシャロール部を通
すことになるので、細かいものが、必要以上に、より一
層細かくなり、不具合を生じることがあると同時に、無
駄な動作を行うことになる。また、大きすぎる被粉砕物
が来たときは、クラッシャロール部で良く粉砕しきれな
いことになり、排出系統の閉塞を起こし、設備全体の運
転を困難にし、また、装置自体に与える衝撃も大きく、
大きな騒音を発生させることにもなる。

［問題点を解決するための手段］本発明においては、前記の問題点を解決するために、下
すぼみ形の筒体の傾斜部に多数のスリットを有するスリ
ットコーンを上部に有し、スリットコーンの下部出口の
下に、外周面に多数の歯を有するクラッシャロールを回
転自在に設け、内面に多数の縦索を有する揺動板をクラ
ッシャロールの両側に揺動自在に設け、揺動板に常にク
ラッシャロール方向の力を作用させておく緩衝装置を取
付けた構造にした。

［作用］外周面に多数の歯を有するクラッシャロールを回転させ
ておいて、上部のスリットコーン内に原料を投入すれば
、原料のうち、スリットコーンのスリット幅よりも小さ
い径のものは、スリットを通ってそのまま下に落下して
、クラッシャロール部を通ることなく、被粉砕物の出口
へ向い、原料のうち、スリット幅よりも大きい径のもの
のみクラッシャロール部へ落ち、回転しているクラッシ
ャロールと両側の多数の縦歯を有する揺動板との間で適
宜粉砕され、下方の出口部へ落下して行く、なお、この
とき、かなり大きい径の被粉砕物がクラッシャロールと
揺動板との間に落ちて来た場合、揺動板のクラッシャロ
ールに面している部分は左右の横方向に後退して粉砕作
用を続けるが、緩衝装置があるため、揺動板はまたすぐ
元の位置へ戻るとともに、騒音やショックの発生も少な
くおさえることができる。

［実施例］つぎに、図面に示した１実施例によって、本発明をさら
に詳細に説明する。

１は粉体装置の筒状の本体で、本体ｌの上部入口２内に
は、下すぼみ形で傾斜部を有する筒体、ないしは、管状
の逆截頭円錐台からなるスリットコー７３を設けた。ス
リットコー７３の下向きの傾剥部には、全周に縦方向の
スリット４を多数設けた。スリットコーン３の下部出口
５の直径は、後記する２個の揺動板６間の距離と大体同
じ程度の寸法にした。

本体１内の中央部のスリットコーン３の下部出口５の下
方には、外周面に多数の歯７を有するクラッシャロール
８を回転自在に設けた。クラッシャロール８がある本体
１の内壁部には耐摩耗材を用いたクラッシャロール８の
外周面に設けた歯７は、例えば、数ｍｍないしは２０ｍ
ｍ程高さ０異なっている２ないし数種類の歯７を、互い
に一定間隔を設けて千鳥状に配した。歯７は比較的に幅
の狭い台形状の断面をクラッシャロール８の軸線方向に
有し、矩形状の断面をクラッシャロール８の円周方向に
有した形状にした。歯７の高さは、クラッシャロール８
の大きさや粉砕する原料の種類によっても異なるが、１
０〜数１０ｍｍとした。勿論、尚７部は、耐摩耗金属で
形成するか、あるいは、突起部分の表面に＃摩耗金属を
溶射、溶着、はりつけなどして長時間の使用に支障がな
いようにした。

クラッシャロール８は軸９を介して１図示していない外
部のモータにより回転しうるようにした。軸９と本体１
の間には、円筒ころ軸受１０や自動調心ころ軸受１１を
設けた。また、系内に圧力があるために、グランドパツ
キン１２を設け、シール水供給水１３より系内圧力より
高い圧力のシール水を供給し、系内のガスおよび液が系
外に漏洩しないようにシール部分を設けた。１４はグラ
ンドパツキン１２と軸受ｉｏ、ｉｔ間の木留部、１５は
排水部である。なお、軸受１０，１１部には、水ができ
るだけ行かないように遮蔽部を設けた。

第１図において、クラッシャロール８の両側には、内面
に多数の縦索１６を有する２個の揺動板６を、上方の軸
１７を中心として揺動自在に設けた。互いに平行に設け
た縦索１６は、上方を先ぼそり状にし、かつ、次第に尚
が高くなって行くような状態にした。縦＊１６も耐彦耗
性の材料でおおい、高さも、例えば、１０〜３０ｍｍと
した。

両方の揺動板６の下部外面で中央付近に設けたフランジ
部には、それぞれ、ビン１８、短いリンク１９、ビン２
０を介して、ロッド２１の先端部を取付けた。

第１図および第３図に示すように、ロッド２１が貫通し
ている本体１の側方には、４木の長いポルト２２によっ
て、固定板２３を本体１から離した状態で取付けた。ロ
ッド２１の後端部には、摺動板２４を固定し、摺動板２
４はポルト２２にガイドされて、クラッシャロール８の
軸線と直角な水平方向に摺動しうるようにした。また１
本体ｌと摺動板２４の間には、オイルダンパ２５を設け
るとともに、摺動板２４と固定板２３の間には。

数ｋ　ｇ　／　ｃ　ｍ”の圧縮空気や窒素ガスなどの圧
縮気体を充満させているエアスプリング２６を設けた。

２７はボルト２２の途中に設けたナツトで。

ナツト２７で摺動板２４の本体１方向への移動限を規制
するとともに、ナツト２７の位置を調整することによっ
て、揺動板６とクラッシャロール８との間の隙間を適宜
所望の寸法に調整し設定しうるようにした。オイルダン
パ２５とエアスプリング２６は、粉砕詩の揺動板６のシ
ョッレを吸収緩和するもので、揺動板６に、常にクラッ
シャロール８方向の力を作用させておく緩衝装置である
。

ロッド２１と本体１間のグランドパツキン部２８には、
ロッド９部と同様に、微粉体およびガスが外部に漏洩し
ないように、数１０ｋｇ／ｃｒｒｒ’の水を供給する水
供給部２９、水留部３０および排水部３１を設けた。３
２は本体ｌの下部コーン状部に設けた粉砕物の排出口で
ある。

つぎに、本発明の粉砕装置の作用について説明する。

まず、クラッシャロール８を回転させている状ｙＥで、
上部人口２から被粉砕物を投入する。この場合、被粉砕
物は大小混ざり合っているので、被粉砕物ができるだけ
スリットコーン３の内面に当るような状態で被粉砕物を
投入すれば、小径の被粉砕物はスリット４を通って、直
接、下方の排出口部へ落下し、粉砕されることなく排出
される。

そして、スリット４の幅よりも大径の被粉砕物は、スリ
ットコーン３の下部出口５を通って、クラッシャロール
８の上に落下し、クラッシャロール８と揺動板６の間で
粉砕される。なお、スリット４は、縦長穴になっている
ので、ふり分は作用の他に、被粉砕物をつまらせない効
果も有する。

回転しているクラッシャロール８部に落ちてきた比較的
大径の被粉砕物は、クラッシャロール８の千鳥状に配さ
れた高低差のある歯７と揺動板６の縦置１６の作用によ
って効率良く粉砕され、下方より排出される。勿論、揺
動板６は揺動回旋で、クラッシャロール８に面した部分
が前後に動きうるようになっており、さらに、粉砕抵抗
が増加するとモータのショックリレーが働き、モータが
逆転して粉砕効果を上げることができる。また、緩衝装
置も設けであるので、クッション効果があり、衝撃、振
動、騒音をおおいに緩和することができる。

なお、前記実施例においては、本体の下部出口を１個設
けたが、これは２個設け、スリットコーンのスリットを
通過して来た原料と、クラッシャロール部で粉砕された
原料とを別々に取出すこともできる。

［発明の効果］本発明においては、特許請求の範囲に記載したような構
成にし、下すぼみ形の筒体の傾斜部に多数のスリットを
有するスリットコーンを上部に設け、スリットコーンに
設けたスリットの下方にはクラッシャロールは設けてい
ないので、原料の比較的大きいものは回転しているクラ
ッシャロール部に落下して、そこで粉砕されるが、投入
された原料のうち、スリットを通りうる小さいものは、
スリットを通り、クラッシャロールで粉砕されることな
く本体の下方に直接落下し、クラッシャロールで粉砕さ
れたものといっしょになって本体の下部出口から閉鎖す
ることなく排出される。したがって、原料のうちの小さ
いものが更に小さくなることもなく、粉粒径を上限と下
限を有する所定の範囲内におさめることができるし、ま
た１すでに小径になっていて粉砕しなくても良いものを
粉砕することもなく、粉砕したいものだけを粉砕するの
で、粉砕の効率及び能力も良く、かつ。

動力をより有効に利用できて、省エネルギとしても役立
つ、また、縦長状のスリットを設けているので、原料が
スリット部で目づまりを起すこともない。

また、本発明においては、外周面に多数の歯を有するク
ラッシャロールを回転自在に設け、内面に多数の縦置を
宥する揺動板をクラッシャロールの両側に揺動自在に設
け、揺動板にクラッシャロール方向の力を作用させてお
く緩衝装置を取付けたので、クラッシャロールと揺動板
の両方の尚の間で、比較的に大きな原料は効率良く粉砕
される。また、揺動板の内面に複数個、平行に設けた縦
置の作用で、粉砕される原料をクラッシャロール部に効
率良く導くこともできる。さらに、緩衝１置があること
により、粉砕される原料の大きさによっては、クラッシ
ャロールに面している揺動板の部分が押されて後退し、
しかも、その時、揺動板には常にクラッシャロールに押
えつけられる方向の力が作用し続けているので、少しぐ
らい大径の原料が来ても、効率良く確実容易に粉砕する
ことができる。そして、閉鎖、衝撃、振動、騒音の発生
を極力おさえることができるので１作業環境を良好に保
つこともできる。

なお、本体内に伸びている軸部やロッド部の本体内にあ
る外周部に高圧水などを常時流しておけば、粉砕された
微粉が軸やロッドの外周面を通って外へ漏れ出ることも
ない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示すもので、第１図は縦断面
図（１部正面図）、第２図は第１図のＩＩ　−ＩＴ線断
面図、第３図は平面図である。ｌ・・・本体、　　　　　　　　２・・・上部入口、３
・・・スリットコーン、　　　４・・・スリット、６・
・・揺動板、　　　　　　７・・・歯８・・・クラッシ
ャロール、　　９・・・軸、１６・・・縦置、　　　　
　　　２１・・・ロッド、２３・・・固定板、　　　　
　２４・・・摺動板、２５・・・オイルダンパ、　　　
２６・・・エアスプリング、２７・・・ナツト。特許出願人　　宇部興産株式会社ｔｒ’ｒ　　　Ｍ

Claims

【特許請求の範囲】

下すぼみ形の筒体の傾斜部に多数のスリットを有するス
リットコーンを上部に有し、スリットコーンの下部出口
の下に、外周面に多数の歯を有するクラッシャロールを
回転自在に設け、内面に多数の縦置を有する揺動板をク
ラッシャロールの両側に揺動自在に設け、揺動板に常に
クラッシャロール方向の力を作用させておく緩衝装置を
取付けた粉砕装置。