JPS6320012Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、装飾用の照明器具に関するもので
ある。

この種の装飾用の照明器具は、多種多様のもの
がある。例えばミラーボールや光フアイバを用い
たものなどである。いずれもそれぞれの興趣を持
つているが一定のパターンで変化に乏しくかつ高
価につく欠点がある。

この考案は、上記の欠点を解消し、変化に富み
かつ安価な装飾照明具を提供することを目的とす
る。

上記の目的を達成するため、この考案によれ
ば、中空多面体の少くとも一壁面をハーフミラー
とし、他の面の内面を通常の鏡面とし、多面体の
内部に光源を配置し、さらに、多面体又は光源も
しくはその両者を回動する如く構成しのである。

このようにすると、内部に鏡面が多面的に配置
された構造となるので、光源の像は複雑な映像を
結び、これをハーフミラーを通して見ると、無限
に連続する動的な像となるので、極めて変化に富
む映像が現出する。

以下、この考案の実施例を添付図面に基いて説
明する。

第１図は、中空多面体が５面体である例を示し
ている。図示のように、一壁面１がハーフミラー
になつており、他の壁面２から５は、内面が鏡面
になつている。

上記壁面１〜５は通常のガラスで形成されてお
り、第２図に示すように、金具１１，１２，１３
等により互に連結される。連結手段は、接着テー
プなど、いずれでもよい。また、壁面は、直面で
もよいが、凹或は凸状にわん曲していてもよい。

上記多面体の内部には、光源１０が配置されて
いる。この光源は、通常の電球でもよいが、例え
ば花ビラ形状等の任意の形状のものを用いること
ができる。色彩、個数も任意である。また、複数
の光源を切換可能とし、任意の光源を点燈或は消
燈できるようにしておいてもよい。

さらに、多面体及び（若しくは）光源を回動で
きるようにしてある。

第３図は９面体、第４図は６面体の例を線図的
に示したものである。図中、１はハーフミラーの
壁面、２から９は内面が鏡面である壁面、１０は
光源である。

この考案によれば、以上のように、中空多面体
内面の多面反射によつて形成された複雑な映像が
ハーフミラーによつて無限に連続したものとな
り、しかも、光源等の回動によつてその映像に動
感が与えられるので、非常に興趣ある映像が現出
し、また、通常の鏡及びハーフミラーによつて構
成されているので安価であるなどの効果をあげる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
２図は同上の断面図、第３図及び第４図は他の実
施例を示す斜視図である。 図中、１はハーフミラーの壁面、２から９は内
面が鏡面になつている壁面、１０は光源である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中空多面体の少くとも一壁面をハーフミラーと
   し、他の壁面の内面を通常の鏡面とし、多面体の
   内部に光源を配置し、さらに、上記多面体又は光
   源もしくはその両者を回動する如く構成した装飾
   照明具。