JPS63196775A - 酸素吸収剤を使用した各種放射線による繊維加工方法 - Google Patents
酸素吸収剤を使用した各種放射線による繊維加工方法Info
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- JPS63196775A JPS63196775A JP2404187A JP2404187A JPS63196775A JP S63196775 A JPS63196775 A JP S63196775A JP 2404187 A JP2404187 A JP 2404187A JP 2404187 A JP2404187 A JP 2404187A JP S63196775 A JPS63196775 A JP S63196775A
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Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
ビニル系化合物を放射線の作用により、繊維の官能基と
化学結合させてグラフト重合を行なう場合、空気中の酸
素の存在が大きな障害となっている。このような場合に
は、通常空気を排除して窒素気流中で行なうのが一般で
ある。
化学結合させてグラフト重合を行なう場合、空気中の酸
素の存在が大きな障害となっている。このような場合に
は、通常空気を排除して窒素気流中で行なうのが一般で
ある。
本発明は、窒素などの不活性ガスを空気と置換する方法
をとらずに、酸素吸収剤を用いて密閉容器中の酸素濃度
を極度に低減化し、脱酸素化した状態で各種繊維とビニ
ル系化合物とのグラフト重合を促進させる方法である。
をとらずに、酸素吸収剤を用いて密閉容器中の酸素濃度
を極度に低減化し、脱酸素化した状態で各種繊維とビニ
ル系化合物とのグラフト重合を促進させる方法である。
すなわち、各種繊維に加工目的に合致した量のビニル系
化合物を含浸させ、脱液、乾燥したのちに、空気透過能
のきわめて少ない容器、あるいは空気透過能のまったく
ない容器(シート状の各種合成樹脂をラミネートした袋
状のもの、あるいは鉄製、ステンレス鋼製などのドラム
缶で気密度の高いもの)中に酸素吸収剤と共に封入して
、容器内の酸素量を極度に減少させ(少なくとも300
ppm以下)つぎに酸素吸取Mr容器から取り除いた状
態、あるいは封入したままの状態で放射線を照射して重
合を行なわせるものである。
化合物を含浸させ、脱液、乾燥したのちに、空気透過能
のきわめて少ない容器、あるいは空気透過能のまったく
ない容器(シート状の各種合成樹脂をラミネートした袋
状のもの、あるいは鉄製、ステンレス鋼製などのドラム
缶で気密度の高いもの)中に酸素吸収剤と共に封入して
、容器内の酸素量を極度に減少させ(少なくとも300
ppm以下)つぎに酸素吸取Mr容器から取り除いた状
態、あるいは封入したままの状態で放射線を照射して重
合を行なわせるものである。
従来は、電子線のようなベータ線による加工の場合、放
射線の線源を固定し被照射体を移動する連続的放射線加
工であるために、照射部位に窒素ガスを連続的に流入さ
せて空気を排除し、酸素濃度を低下させる方法が取られ
ているために、多量の不活性ガスを必要とし、これが操
作の調整を難しくさせる一方で、加工コストを高める大
きな要因となっている。
射線の線源を固定し被照射体を移動する連続的放射線加
工であるために、照射部位に窒素ガスを連続的に流入さ
せて空気を排除し、酸素濃度を低下させる方法が取られ
ているために、多量の不活性ガスを必要とし、これが操
作の調整を難しくさせる一方で、加工コストを高める大
きな要因となっている。
また、コバルト60のようなガンマ線による加工の場合
は、ロット加工方式を行なわざるを得ないために、密閉
容器中の被照射体に対し不活性ガスを流入させて酸素と
置換させる操作が、煩雑かつ非能率であり、加工する繊
維の形態、大きさにも制約が多く加工コストも高価とな
った。
は、ロット加工方式を行なわざるを得ないために、密閉
容器中の被照射体に対し不活性ガスを流入させて酸素と
置換させる操作が、煩雑かつ非能率であり、加工する繊
維の形態、大きさにも制約が多く加工コストも高価とな
った。
本発明では、上記のように不活性ガスと置換する操作を
全部省略し、酸素吸収剤を使用することによって脱酸素
化を急速、簡易かつ廉価に行ない得ることが大きな特長
である。
全部省略し、酸素吸収剤を使用することによって脱酸素
化を急速、簡易かつ廉価に行ない得ることが大きな特長
である。
この方法による場合は、空気を遮断する容器と適量の酸
素吸収剤を準備するだけで、重合反応にとりかかること
ができるので操作が極めて簡便となる。そして、酸素吸
収剤により酸素量を極力低減化することが出来るために
、従来の不活性ガスを空気と置換する方法と比較して、
m維とビニル系化合物とのグラフト重合が効率よく行な
われるので、グラフト効率も著しく高くなり、加工剤量
の節約、照射線量の節減も可能となった。
素吸収剤を準備するだけで、重合反応にとりかかること
ができるので操作が極めて簡便となる。そして、酸素吸
収剤により酸素量を極力低減化することが出来るために
、従来の不活性ガスを空気と置換する方法と比較して、
m維とビニル系化合物とのグラフト重合が効率よく行な
われるので、グラフト効率も著しく高くなり、加工剤量
の節約、照射線量の節減も可能となった。
この方法は、繊維以外に紙、木材及び皮革などの天然の
高分子に対しても各種の高分子化合物のグラフト重合反
応を行なうことにより、同様の効果を得ることができる
。
高分子に対しても各種の高分子化合物のグラフト重合反
応を行なうことにより、同様の効果を得ることができる
。
以下、ガンマ線によるロット加工のいくつかの実施例で
内容を説明する。
内容を説明する。
実施例1
木綿およびポリエステル繊維の難燃加工ビニルホスホネ
ートオリゴマの30%水溶液を木綿およびポリエステル
繊維に含浸し、脱液、乾燥したのち、塩化ビニルおよび
ポリアミドをラミネートした空気透過能の極めて少ない
フィルム製の袋に入れ、適量の酸素吸収剤を封入して密
閉しそのままの状態で24時閉経過後、内部酸素量を1
100pp以下とし、ガンマ線を木綿に対してはI M
r a d 、ポリエステル繊維に対しては2Mra
d照射し、繊維重量に対して17%以上のグラフト重合
を行なうことができた。その結果、難燃性評価指標であ
る限界酸素指数27%の難燃効果を認めることができた
。これは、実際上接炎時に炭化するが、離炎時には処理
布が全く自燃性を示さない優れた難燃性ギ示している。
ートオリゴマの30%水溶液を木綿およびポリエステル
繊維に含浸し、脱液、乾燥したのち、塩化ビニルおよび
ポリアミドをラミネートした空気透過能の極めて少ない
フィルム製の袋に入れ、適量の酸素吸収剤を封入して密
閉しそのままの状態で24時閉経過後、内部酸素量を1
100pp以下とし、ガンマ線を木綿に対してはI M
r a d 、ポリエステル繊維に対しては2Mra
d照射し、繊維重量に対して17%以上のグラフト重合
を行なうことができた。その結果、難燃性評価指標であ
る限界酸素指数27%の難燃効果を認めることができた
。これは、実際上接炎時に炭化するが、離炎時には処理
布が全く自燃性を示さない優れた難燃性ギ示している。
実施例2
羊毛の難燃加工
ビニルホスホネートオリゴマの10%水溶液を羊毛に含
浸し脱液、乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ線
をI M r a d N射した。その結果、酸素指数
28%以上の難燃効果が認められた。
浸し脱液、乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ線
をI M r a d N射した。その結果、酸素指数
28%以上の難燃効果が認められた。
実施例3
ポリエステル繊維の親水化加工
ポリエステル繊維にアクリルアマイドを含浸し、脱液、
乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ線を2Mra
d照射した。その結果、吸湿率7%の結果が得られた。
乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ線を2Mra
d照射した。その結果、吸湿率7%の結果が得られた。
これは未加工の木綿と同程度の吸湿率であった。
実施例4
ポリエステル繊維の帯電防止加工
ポリエステル繊維にポリエチレングリコールジアクリレ
ートの5%水溶液を含浸し、脱液、乾燥したのち、例1
と同様の方法でガンマ線を2Mra d p、Ii!射
した。その結果、繊維重量に対しグラフト率約2%の加
工量で、摩擦帯電電圧600ボルトの結果が得られた。
ートの5%水溶液を含浸し、脱液、乾燥したのち、例1
と同様の方法でガンマ線を2Mra d p、Ii!射
した。その結果、繊維重量に対しグラフト率約2%の加
工量で、摩擦帯電電圧600ボルトの結果が得られた。
なおこれは摩擦帯電電圧660ボルトの未加工木綿に相
当するものでポリエステル繊維は5oooボルトであっ
た。
当するものでポリエステル繊維は5oooボルトであっ
た。
実施例5
ポリエステル繊維およびナイロン繊維の防融加工
ポリエステル繊維およびナイロン繊維にアクリル酸を含
浸し、脱液、乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ
線を2Mrad照射した。照射後ソーピング処理し来園
着分を除去したのち、重炭酸ナトリウムの水溶液で処理
し、繊維上のビニル酸ポリマーをNa塩に転換した。そ
の結果、未加工繊維に対して優れた防融効果をみとめた
。
浸し、脱液、乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ
線を2Mrad照射した。照射後ソーピング処理し来園
着分を除去したのち、重炭酸ナトリウムの水溶液で処理
し、繊維上のビニル酸ポリマーをNa塩に転換した。そ
の結果、未加工繊維に対して優れた防融効果をみとめた
。
実施例6
絹の増量加工
絹にメタアクリルアミドの40%水溶液を含浸し、脱液
、乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ線をI M
r a d照射した。照射後ソーピング処理を行ない
未反応物を除去した。その結果、繊維重量に対しグラフ
ト率30%の増量結果が得られた。
、乾燥したのち、例1と同様の方法でガンマ線をI M
r a d照射した。照射後ソーピング処理を行ない
未反応物を除去した。その結果、繊維重量に対しグラフ
ト率30%の増量結果が得られた。
以上、実施例で示したようにビニル系化合物の水溶液を
各種繊維に含浸させ、脱液、乾燥したのち、空気透過能
の極めて少ない容器あるいは空気透過能のまったくない
容器中に酸素吸収剤と共に封入することにより、空気を
窒素のような不活性ガスと置換することなく容器中の酸
素量を極度に減少させた状態で放射線を照射することに
よって、各種繊維に対して耐久性のある各種の改質加工
を行なう方法を発明した。
各種繊維に含浸させ、脱液、乾燥したのち、空気透過能
の極めて少ない容器あるいは空気透過能のまったくない
容器中に酸素吸収剤と共に封入することにより、空気を
窒素のような不活性ガスと置換することなく容器中の酸
素量を極度に減少させた状態で放射線を照射することに
よって、各種繊維に対して耐久性のある各種の改質加工
を行なう方法を発明した。
Claims (1)
- 各種繊維にビニル系化合物を含浸させたのち、空気透過
能のきわめて少ない、あるいは空気透過能がまったくな
い容器に酸素吸収剤と共に封入し、脱酸素の状態で放射
線によるグラフト重合を行ない、耐久性に富む各種の改
質加工を行なう方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404187A JPS63196775A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 酸素吸収剤を使用した各種放射線による繊維加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404187A JPS63196775A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 酸素吸収剤を使用した各種放射線による繊維加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196775A true JPS63196775A (ja) | 1988-08-15 |
JPH024711B2 JPH024711B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=12127404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2404187A Granted JPS63196775A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | 酸素吸収剤を使用した各種放射線による繊維加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63196775A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101831803A (zh) * | 2010-04-28 | 2010-09-15 | 北京化工大学 | 一种尼龙织物的后整理阻燃方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0586410U (ja) * | 1992-04-24 | 1993-11-22 | ユニバーサル交易株式会社 | 天井穿孔機用保持具 |
-
1987
- 1987-02-04 JP JP2404187A patent/JPS63196775A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101831803A (zh) * | 2010-04-28 | 2010-09-15 | 北京化工大学 | 一种尼龙织物的后整理阻燃方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024711B2 (ja) | 1990-01-30 |
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