JPS63195591A - 原子炉炉内構造物 - Google Patents
原子炉炉内構造物Info
- Publication number
- JPS63195591A JPS63195591A JP62026230A JP2623087A JPS63195591A JP S63195591 A JPS63195591 A JP S63195591A JP 62026230 A JP62026230 A JP 62026230A JP 2623087 A JP2623087 A JP 2623087A JP S63195591 A JPS63195591 A JP S63195591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support plate
- core support
- shroud
- stud bolt
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 24
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 24
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 9
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 5
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 5
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
(産業上の利用分野)
本発明は、原子炉圧力容器内に配置される原子炉炉内構
造物に関する。
造物に関する。
(従来の技術)
従来の沸騰水型原子炉の構成を第5図の模式図を用いて
説明する。原子炉圧力容器1の中心部には、数百体の燃
料集合体2が配置されている。そして4体の燃料集合体
2につき1本の割合で制御棒3が百数十本配置されてい
る。これらの燃料集合体2と制御棒3などで炉心部4を
形成している。
説明する。原子炉圧力容器1の中心部には、数百体の燃
料集合体2が配置されている。そして4体の燃料集合体
2につき1本の割合で制御棒3が百数十本配置されてい
る。これらの燃料集合体2と制御棒3などで炉心部4を
形成している。
また、燃料集合体2は上部を上部格子板5で、下部を炉
心支持板6で所定位置に支持されている。
心支持板6で所定位置に支持されている。
この主部格子板5と炉心支持板6は、炉心部4を囲む円
筒状のシュラウド7に固定されている。そして、このシ
ュラウド7の上部には、皿状のシュラウドヘッド8が設
置されている。このシュラウドヘッド8の上部には数百
台の気水分離器9が植設されており、ざらに上方には蒸
気乾燥器10が配置されている。一方、シュラウド7下
部には、シュラウドサポート11が設置されている。ま
た、シュラウド7と原子炉圧力容器1との隙間には、数
十台のジェットポンプ12が配置され、炉心内に冷却水
を強制循環させて原子炉出力を調整している。
筒状のシュラウド7に固定されている。そして、このシ
ュラウド7の上部には、皿状のシュラウドヘッド8が設
置されている。このシュラウドヘッド8の上部には数百
台の気水分離器9が植設されており、ざらに上方には蒸
気乾燥器10が配置されている。一方、シュラウド7下
部には、シュラウドサポート11が設置されている。ま
た、シュラウド7と原子炉圧力容器1との隙間には、数
十台のジェットポンプ12が配置され、炉心内に冷却水
を強制循環させて原子炉出力を調整している。
また、原子炉圧力容器1の底部には、制御棒駆動機構(
図示せず)のガイド管13が配設されている。
図示せず)のガイド管13が配設されている。
以上説明したように、原子炉圧力容器1内には種々の原
子炉炉内構造物があり、炉心部4を支持するとともに、
冷却材、気水温合物、および気水分離器9で分離された
水と蒸気の流路を形成している。このうちシュラウド7
は炉心部4を囲み、原子炉圧力容器1とシュラウド7と
の隙間の環状部分14(ダウンカマ部)を流れる冷却材
の下降流と、炉心部4を流れる上昇流とを仕切る仕切壁
となっている。また、炉心支持板6は、燃料集合体2な
どの炉心部4の荷重を支持している。
子炉炉内構造物があり、炉心部4を支持するとともに、
冷却材、気水温合物、および気水分離器9で分離された
水と蒸気の流路を形成している。このうちシュラウド7
は炉心部4を囲み、原子炉圧力容器1とシュラウド7と
の隙間の環状部分14(ダウンカマ部)を流れる冷却材
の下降流と、炉心部4を流れる上昇流とを仕切る仕切壁
となっている。また、炉心支持板6は、燃料集合体2な
どの炉心部4の荷重を支持している。
この炉心支持板6とシュラウド7の取付部の構造を第6
図から第8図を用いて説明する。第6図は、原子炉圧力
容器1の下部を示す縦断面図である。炉心支持板6は、
シュラウド7の内周フランジ20上に載置、固定されて
いる。この炉心支持板6は、第5図に示した燃料集合体
2の荷重を支持し、また燃料集合体2相互の適正な間隔
を保持し、ざらに地震時における水平方向の移動を拘束
する機能を有していや。このため炉心支持板6は設計上
および施工1厳しい寸法精度と耐震性能が要求されてい
る。特に第5図に示した制御棒3の円滑な操作が要求さ
れるため、炉心支持板6の現地据付は高度な位置調整作
業を必要としている。すなわち、原子炉圧力容器1の下
部に配設される制御棒駆動機構(図示せず)のガイド管
13の中心X1と炉心支持板6に穿設された制御棒案内
管用ガイド穴21の中心x2が、同一垂直線上に一致す
るように、炉心支持板6の据付位置を高精度で調整して
いる。
図から第8図を用いて説明する。第6図は、原子炉圧力
容器1の下部を示す縦断面図である。炉心支持板6は、
シュラウド7の内周フランジ20上に載置、固定されて
いる。この炉心支持板6は、第5図に示した燃料集合体
2の荷重を支持し、また燃料集合体2相互の適正な間隔
を保持し、ざらに地震時における水平方向の移動を拘束
する機能を有していや。このため炉心支持板6は設計上
および施工1厳しい寸法精度と耐震性能が要求されてい
る。特に第5図に示した制御棒3の円滑な操作が要求さ
れるため、炉心支持板6の現地据付は高度な位置調整作
業を必要としている。すなわち、原子炉圧力容器1の下
部に配設される制御棒駆動機構(図示せず)のガイド管
13の中心X1と炉心支持板6に穿設された制御棒案内
管用ガイド穴21の中心x2が、同一垂直線上に一致す
るように、炉心支持板6の据付位置を高精度で調整して
いる。
この炉心支持板6の据付位置の調整を第7図を用いて説
明する。第7図は、シュラウド7と炉心支持板6の取付
部を示す要部拡大縦断面図でおる。
明する。第7図は、シュラウド7と炉心支持板6の取付
部を示す要部拡大縦断面図でおる。
炉心支持板6の据付位置の調整は、シュラウド7の内周
7ランジ20上に配設された偏心ピン22を回転させて
行っている。すなわち、偏心ピン22の頭部は炉心支持
板6の内側壁23に固着されたラグ24に嵌挿されてお
り、偏心ピン22を回転させることにより、偏心ピン2
2の頭部がラグ24を介して炉心支持板6を微小偏心移
動せしめ、炉心支持板6を所定の据付位置に位置決めし
ている。
7ランジ20上に配設された偏心ピン22を回転させて
行っている。すなわち、偏心ピン22の頭部は炉心支持
板6の内側壁23に固着されたラグ24に嵌挿されてお
り、偏心ピン22を回転させることにより、偏心ピン2
2の頭部がラグ24を介して炉心支持板6を微小偏心移
動せしめ、炉心支持板6を所定の据付位置に位置決めし
ている。
次に、炉心支持板6とシュラウド7の取付構造を、第8
図の炉心支持板6とシュラウド7の取付部を示す要部拡
大縦断面図を用いて説明する。炉心支持板6およびシュ
ラウド7の内周7ランジ20には、スタッドボルト挿通
孔29および30が形成されている。第7図で説明した
炉心支持板6の所定の位置決めが完了した後、スタッド
ボルト挿通孔29、30にスタッドボルト25を挿通す
る。そして、スタッドボルト25の上下を球面座金26
を介してナツト27によって締着し、上部をナツトロッ
ク28によって固定する。このようにして、炉心支持板
6をシュラウド7の内周フランジ20と一体的に取付け
る構造としている。
図の炉心支持板6とシュラウド7の取付部を示す要部拡
大縦断面図を用いて説明する。炉心支持板6およびシュ
ラウド7の内周7ランジ20には、スタッドボルト挿通
孔29および30が形成されている。第7図で説明した
炉心支持板6の所定の位置決めが完了した後、スタッド
ボルト挿通孔29、30にスタッドボルト25を挿通す
る。そして、スタッドボルト25の上下を球面座金26
を介してナツト27によって締着し、上部をナツトロッ
ク28によって固定する。このようにして、炉心支持板
6をシュラウド7の内周フランジ20と一体的に取付け
る構造としている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら従来の取付構造の場合には、炉心支持板持
水平力が作用した場合に、その横ずれおよび回転を防止
する拘束力が不足するおそれがあった。すなわち地震発
生時においては、炉心支持板には燃料集合体の全重量に
水平震度を乗じた水平力が作用する。このとき、シュラ
ウドの内周フランジに配設された偏心ピンによって横ず
れおよび回転は抑止される。しかし従来構造の場合、偏
心ピンはシュラウドの内周フランジの中心角90度おき
に4本配設されるのみであるため、偏心ピン断面には過
大な剪断応力が作用する。この剪断応力を低減させるた
めに偏心ピンの直径を増大させることは配置場所が狭く
困難であった。一方、偏心ピンの本数を増加させると、
炉心支持板の据付位置の調整を行う際、多数の偏心ピン
を操作することになり、調整作業が煩雑化する問題があ
った。
水平力が作用した場合に、その横ずれおよび回転を防止
する拘束力が不足するおそれがあった。すなわち地震発
生時においては、炉心支持板には燃料集合体の全重量に
水平震度を乗じた水平力が作用する。このとき、シュラ
ウドの内周フランジに配設された偏心ピンによって横ず
れおよび回転は抑止される。しかし従来構造の場合、偏
心ピンはシュラウドの内周フランジの中心角90度おき
に4本配設されるのみであるため、偏心ピン断面には過
大な剪断応力が作用する。この剪断応力を低減させるた
めに偏心ピンの直径を増大させることは配置場所が狭く
困難であった。一方、偏心ピンの本数を増加させると、
炉心支持板の据付位置の調整を行う際、多数の偏心ピン
を操作することになり、調整作業が煩雑化する問題があ
った。
ところで炉心支持板は、原子炉運転時には炉心を上方に
流れる冷却材の流動抵抗によって上向きの力を受けてい
る。これに対し、この力の約4倍以上の締付力をスタッ
ドボルトに付与して、炉心支持板とシュラウドの内周フ
ランジの間に摩擦カを発生させて横ずれを防止している
。このため、スタッドボルトおよび炉心支持板には常時
過大な内部応力が作用し、応力腐食割れの恐れがあった
。
流れる冷却材の流動抵抗によって上向きの力を受けてい
る。これに対し、この力の約4倍以上の締付力をスタッ
ドボルトに付与して、炉心支持板とシュラウドの内周フ
ランジの間に摩擦カを発生させて横ずれを防止している
。このため、スタッドボルトおよび炉心支持板には常時
過大な内部応力が作用し、応力腐食割れの恐れがあった
。
また、地震による炉心支持板の横ずれおよび回転を完全
に防止することは困難であった。
に防止することは困難であった。
本発明の目的は、炉心支持板の固定強度を高め、炉心部
の耐震性能を向上させることができる原子炉炉内構造物
を得ることにある。
の耐震性能を向上させることができる原子炉炉内構造物
を得ることにある。
(発明の構成〕
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明においては、原子炉
圧力容器内に配置されたシュラウドと、このシュラウド
内に配置されかつ炉心を支持する炉心支持板とから成る
原子炉炉内構造物において、前記シュラウドと炉心支持
板はスタッドボルトにて固定され、このスタッドボルト
と前記シュラウド及び炉心支持板に形成されたスタッド
ボルト挿通孔との間には震動吸収部材が配置されて成る
ことを特徴とする原子炉炉内構造物を提供する。
圧力容器内に配置されたシュラウドと、このシュラウド
内に配置されかつ炉心を支持する炉心支持板とから成る
原子炉炉内構造物において、前記シュラウドと炉心支持
板はスタッドボルトにて固定され、このスタッドボルト
と前記シュラウド及び炉心支持板に形成されたスタッド
ボルト挿通孔との間には震動吸収部材が配置されて成る
ことを特徴とする原子炉炉内構造物を提供する。
(作 用)
このように構成された原子炉炉内構造物においては、震
動吸収部材がスタッドボルトとスタッドボルト挿通孔と
の間に配置されたので、炉心部の耐震性能を向上させる
ことが可能となる。
動吸収部材がスタッドボルトとスタッドボルト挿通孔と
の間に配置されたので、炉心部の耐震性能を向上させる
ことが可能となる。
(実施例)
以下本発明の実施例を第1図から第4図を参照して説明
する。
する。
第1図は、本発明に係る原子炉炉内構造物の第1実施例
を示す要部拡大縦断面図である。炉心支持板40は、シ
ュラウド41の内周フランジ42上に設置されている。
を示す要部拡大縦断面図である。炉心支持板40は、シ
ュラウド41の内周フランジ42上に設置されている。
そして、内周フランジ42と炉心支持板40には、同一
垂直線上にスタッドボルト挿通孔43.44がそれぞれ
形成されている。このスタッドボルト挿通孔43.44
の上部は、略円錐台形状に拡がって成形されている。そ
して、このように成形された部分に、震動吸収部材45
.46がそれぞれ配置されている。この震動吸収部材4
6は、第2図の斜視図および第3図の下面図に示すよう
に、側面46aに丸みを帯びた略円錐台形状をしている
。
垂直線上にスタッドボルト挿通孔43.44がそれぞれ
形成されている。このスタッドボルト挿通孔43.44
の上部は、略円錐台形状に拡がって成形されている。そ
して、このように成形された部分に、震動吸収部材45
.46がそれぞれ配置されている。この震動吸収部材4
6は、第2図の斜視図および第3図の下面図に示すよう
に、側面46aに丸みを帯びた略円錐台形状をしている
。
そして、軸中心にはスタッドボルト挿入孔47が形成さ
れ、このスタッドボルト挿入孔47にはメネジが切られ
ている。また、下面には軸中心より放射線状に切り込み
部48が60’間隔で6ケ所形成されている。そして、
第1図における震動吸収部材45も、震動吸収部材46
と同様の構成であるが、軸中心のスタッドボルト挿入孔
49にはメネジは切られていない。一方、スタッドボル
ト50の下部には、震動吸収部材46のスタッドボルト
挿入孔47に切られたメネジに対応するオネジが切られ
ている。このスタッドボルト50は、震動吸収部材45
.46のスタッドボルト挿入孔47.49に挿入されて
いる。そして、スタッドボルト50の上端および下端は
、それぞれ2枚の平座金51.52を介してナツト53
.54により締着され、さらに上端はナツトロック55
により固定されている。
れ、このスタッドボルト挿入孔47にはメネジが切られ
ている。また、下面には軸中心より放射線状に切り込み
部48が60’間隔で6ケ所形成されている。そして、
第1図における震動吸収部材45も、震動吸収部材46
と同様の構成であるが、軸中心のスタッドボルト挿入孔
49にはメネジは切られていない。一方、スタッドボル
ト50の下部には、震動吸収部材46のスタッドボルト
挿入孔47に切られたメネジに対応するオネジが切られ
ている。このスタッドボルト50は、震動吸収部材45
.46のスタッドボルト挿入孔47.49に挿入されて
いる。そして、スタッドボルト50の上端および下端は
、それぞれ2枚の平座金51.52を介してナツト53
.54により締着され、さらに上端はナツトロック55
により固定されている。
次に据付方法を説明する。偏心ピン(図示せず)を用い
て、炉心支持板40の据付位置を調整した後、震動吸収
部材46を、内周フランジ42に形成されたスタッドボ
ルト挿通孔44に設置する。次に、スタッドボルト50
を所定の位置まで上方より挿入する。
て、炉心支持板40の据付位置を調整した後、震動吸収
部材46を、内周フランジ42に形成されたスタッドボ
ルト挿通孔44に設置する。次に、スタッドボルト50
を所定の位置まで上方より挿入する。
そして、スタッドボルト50の下端を、平座金52を介
してナツト54で仮締めをする。次に、炉心支持板40
に形成されたスタッドボルト挿通孔43に、震動吸収部
材45を上方より挿入する。次に、スタッドボルト50
の上端を、平座金51を介してナツト53で締着し、ナ
ツトロック55で固定する。以上の方法により、炉心支
持板40とシュラウド41は、遊のない状態で固定され
ることになる。
してナツト54で仮締めをする。次に、炉心支持板40
に形成されたスタッドボルト挿通孔43に、震動吸収部
材45を上方より挿入する。次に、スタッドボルト50
の上端を、平座金51を介してナツト53で締着し、ナ
ツトロック55で固定する。以上の方法により、炉心支
持板40とシュラウド41は、遊のない状態で固定され
ることになる。
本実施例によれば、炉心支持板に何らかの水平力、たと
えば地震による燃Fl!1!合体からの反力が作用した
際、スタッドの締付力により発生する炉心支持板とシュ
ラウドの間の摩擦力より前記水平力が上回り、炉心支持
板が横方向にずれようとしても、遊がないためスタッド
が曲げ変形を起こし、その剛性で炉心支持板を所定の位
置に保持することができる。その結果、炉心部の耐震安
全性を向上させることができる。また、偏心ピンに過大
な応力が加わることを防止することができる。
えば地震による燃Fl!1!合体からの反力が作用した
際、スタッドの締付力により発生する炉心支持板とシュ
ラウドの間の摩擦力より前記水平力が上回り、炉心支持
板が横方向にずれようとしても、遊がないためスタッド
が曲げ変形を起こし、その剛性で炉心支持板を所定の位
置に保持することができる。その結果、炉心部の耐震安
全性を向上させることができる。また、偏心ピンに過大
な応力が加わることを防止することができる。
ざらに本実施例においては、炉心支持板の据付は、偏心
ピンにより据付位置を調整した後、固定するので、据付
精度を維持できる。また本実施例は簡単な構造であり、
特に大きな場所を必要としない。
ピンにより据付位置を調整した後、固定するので、据付
精度を維持できる。また本実施例は簡単な構造であり、
特に大きな場所を必要としない。
次に、本発明に係る原子炉炉内構造物の第2実施例を第
4図の要部拡大縦断面図を用いて説明する。第4図に示
す第2実施例と第1図に示した第1実施例との違いは、
炉心支持板60下部に下部フランジ64を設けた点であ
る。なお、第1図に示した部品と同一の部品には同一の
符号を付してその構成の説明は省略する。炉心支持板6
0下部の内周には下部フランジ64が形成されている。
4図の要部拡大縦断面図を用いて説明する。第4図に示
す第2実施例と第1図に示した第1実施例との違いは、
炉心支持板60下部に下部フランジ64を設けた点であ
る。なお、第1図に示した部品と同一の部品には同一の
符号を付してその構成の説明は省略する。炉心支持板6
0下部の内周には下部フランジ64が形成されている。
そして、シュラウド61の内周フランジ67と炉心支持
板60の下部フランジ64および炉心支持板60の上面
には同一垂直線上にスタッドボルト挿通孔6B、 65
および43が形成されている。このスタッドボルト挿通
孔66の上部は、略円錐台形状に拡がって成形されてい
る。また、スタッドボルト挿通孔65は、スタッドボル
ト挿通孔66と滑らかにつながるように略円錐台形状に
上方へ拡がって成形されている。そして、このように成
形されたスタッドボルト挿通孔65、66に震動吸収部
材62が設置されている。この震動吸収部材62は、第
2図に示した震動吸収部材46と同様の構成をしており
、側面に丸みを帯びた略円錐台形状で、小なる径を有す
る片側の底面には軸中心より放射線状に切り込み部が形
成されている。また軸中心には、スタッドボルト挿入孔
63が形成され、このスタッドボルト挿入孔63にはメ
ネジが切られている。
板60の下部フランジ64および炉心支持板60の上面
には同一垂直線上にスタッドボルト挿通孔6B、 65
および43が形成されている。このスタッドボルト挿通
孔66の上部は、略円錐台形状に拡がって成形されてい
る。また、スタッドボルト挿通孔65は、スタッドボル
ト挿通孔66と滑らかにつながるように略円錐台形状に
上方へ拡がって成形されている。そして、このように成
形されたスタッドボルト挿通孔65、66に震動吸収部
材62が設置されている。この震動吸収部材62は、第
2図に示した震動吸収部材46と同様の構成をしており
、側面に丸みを帯びた略円錐台形状で、小なる径を有す
る片側の底面には軸中心より放射線状に切り込み部が形
成されている。また軸中心には、スタッドボルト挿入孔
63が形成され、このスタッドボルト挿入孔63にはメ
ネジが切られている。
この第2実施例によれば、炉心支持板の下部に下部フラ
ンジを設けたので、炉心支持板とシュラウドのより強固
な支持を得ることができる。
ンジを設けたので、炉心支持板とシュラウドのより強固
な支持を得ることができる。
本発明によれば、震動吸収部材がスタッドホトとスタッ
ドボルト挿通孔との間に配置されたので、炉心支持板の
据付精度を低下させることなく、炉心部の耐震安全性能
を高めることができる。
ドボルト挿通孔との間に配置されたので、炉心支持板の
据付精度を低下させることなく、炉心部の耐震安全性能
を高めることができる。
第1図から第3図は本発明に係る原子炉炉内構造物の第
1実施例であり、第1図は炉心支持板とシュラウドの取
付部を示す要部拡大縦断面図、第2図は震動吸収部材の
斜視図、第3図は震動吸収部材の下面図、第4図は本発
明に係る原子炉炉内構造物の第2実施例であり炉心支持
板とシュラウドの取付部を示す要部拡大縦断面図、第5
図は従来の沸騰水型原子炉の構成を説明する模式図、第
6図は原子炉圧力容器の下部を示す縦断面図、第7図は
偏心ピン付近の要部拡大縦断面図、第8図は従来の炉心
支持板とシュラウドの取付部を示す要部拡大縦断面図で
ある。 40・・・炉心支持板、41・・・シュラウド、43、
44・・・スタッドボルト挿通孔、45、46・・・震
動吸収部材、50・・・スタッドボルト。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文 第1図 第4図 第2図 第3図 第5図 第7図 第8図
1実施例であり、第1図は炉心支持板とシュラウドの取
付部を示す要部拡大縦断面図、第2図は震動吸収部材の
斜視図、第3図は震動吸収部材の下面図、第4図は本発
明に係る原子炉炉内構造物の第2実施例であり炉心支持
板とシュラウドの取付部を示す要部拡大縦断面図、第5
図は従来の沸騰水型原子炉の構成を説明する模式図、第
6図は原子炉圧力容器の下部を示す縦断面図、第7図は
偏心ピン付近の要部拡大縦断面図、第8図は従来の炉心
支持板とシュラウドの取付部を示す要部拡大縦断面図で
ある。 40・・・炉心支持板、41・・・シュラウド、43、
44・・・スタッドボルト挿通孔、45、46・・・震
動吸収部材、50・・・スタッドボルト。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文 第1図 第4図 第2図 第3図 第5図 第7図 第8図
Claims (2)
- (1)原子炉圧力容器内に配置されたシュラウドと、こ
のシュラウド内に配置されかつ炉心を支持する炉心支持
板とから成る原子炉炉内構造物において、前記シュラウ
ドと炉心支持板はスタッドボルトにて固定され、前記シ
ュラウド及び炉心支持板に形成されたスタッドボルト挿
通孔と前記スタッドボルトとの間には震動吸収部材が配
置されて成ることを特徴とする原子炉炉内構造物。 - (2)前記震動吸収部材は、略円錐台形状であり、軸中
心にスタッドボルトを挿入する挿入孔が形成され、小な
る径を有する片側の底面には軸中心より放射線状に切り
込み部が形成されて成ることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の原子炉炉内構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62026230A JPS63195591A (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | 原子炉炉内構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62026230A JPS63195591A (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | 原子炉炉内構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195591A true JPS63195591A (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=12187540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62026230A Pending JPS63195591A (ja) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | 原子炉炉内構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63195591A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2750241A1 (fr) * | 1996-06-21 | 1997-12-26 | Gen Electric | Enveloppe de cuve de reacteur nucleaire limitant le deplacement lateral des assemblages combustibles |
-
1987
- 1987-02-09 JP JP62026230A patent/JPS63195591A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2750241A1 (fr) * | 1996-06-21 | 1997-12-26 | Gen Electric | Enveloppe de cuve de reacteur nucleaire limitant le deplacement lateral des assemblages combustibles |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3308794B2 (ja) | 沸騰水型原子炉の炉心板の横方向拘束方法及び装置 | |
US3338791A (en) | Reactor device | |
US4304631A (en) | Control component retainer | |
JPH0222353B2 (ja) | ||
GB2174484A (en) | Expandable antivibration bar for a steam generator | |
JP2002277583A (ja) | ジェットポンプビーム固定装置 | |
JPH0151796B2 (ja) | ||
US6240156B1 (en) | Top guide grid attachment for a boiling water reactor | |
JPS63195591A (ja) | 原子炉炉内構造物 | |
JP2001255394A (ja) | シュラウド修理装置 | |
US4587092A (en) | Nuclear reactor fuel assembly | |
US5621778A (en) | Shroud restraint stabilizer | |
KR910006874B1 (ko) | 노심 보조지지 구조물 | |
KR910005731B1 (ko) | 원자로용 연료 집합체 | |
JP3342183B2 (ja) | 原子炉の半径方向中性子反射体構造 | |
US6246741B1 (en) | Fuel assembly | |
US5930320A (en) | Assemblies and methods for mitigating effects of reactor pressure vessel expansion | |
US5995575A (en) | In-core guide tube restraint for a boiling water reactor | |
US6233300B1 (en) | Conical shaped seismic guide pins and mating openings | |
US5600688A (en) | Tool for installing hardware for radially supporting vertical restraint tie rod | |
JPS5916871Y2 (ja) | 原子炉内の上部格子板 | |
US11289216B2 (en) | Nuclear reactor core shroud securing device | |
JPH0758342B2 (ja) | 沸騰水型原子炉制御棒案内管支持機構 | |
JPH08285979A (ja) | 沸騰水型原子炉 | |
JPS6223310A (ja) | ケ−ブルトレイの支持装置 |