JPS63195087A - 自転車用自動変速装置 - Google Patents
自転車用自動変速装置Info
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- JPS63195087A JPS63195087A JP2896587A JP2896587A JPS63195087A JP S63195087 A JPS63195087 A JP S63195087A JP 2896587 A JP2896587 A JP 2896587A JP 2896587 A JP2896587 A JP 2896587A JP S63195087 A JPS63195087 A JP S63195087A
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- JP
- Japan
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- ratchet
- cam
- sprocket
- rotating member
- arm
- Prior art date
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- Pending
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 8
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 4
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は自転車用自動変速装置に関し、特にスプロケッ
トに加わるチェーンの張力によって偏心量を変化させ、
この偏心量に応じて自動的に無段階に変速させるように
した自転車用自動変速装置に関するものである。
トに加わるチェーンの張力によって偏心量を変化させ、
この偏心量に応じて自動的に無段階に変速させるように
した自転車用自動変速装置に関するものである。
[従来の技術]
従来のこの種のものとして特公昭57−34150号公
報が提案されている。これは駆動用スプロケットと一体
になった円板の周囲に複数の放射状ラチェットアームを
設け、本アームに対し車輪の回転に伴う不断の揺動運動
を与えると共にそのアームの揺動角を任意に変化させる
ことにより、そのアームの揺動による増速角度成分を車
輪のハブと一体になったバブバウシングに固定された被
駆動ラチェット車の固有角速度に附加して前記スプロケ
ットに対する車輪の回転比を無段階に変化させるように
なし、前記ラチェットアームは、前記スプロケットを等
角放射状に貫く軸孔に遊嵌されたクランク軸の一端に取
り付けられ、軸の他端には、先端にガイドビンを備えた
クランクアームが取り付けられ、そのガイドビンは任意
に偏心量を変化できるように回動自在の軸受リングに同
心円状に刻まれた環状グループ内に遊嵌してなり、さら
に車体に固定されたエンドプレートにはカム板が枢支さ
れ、そのカム板内には軸受リングが回動自在に枢支され
、カム板はその一端に常時駆動用チェーンと接触するア
イドラを備え、アイドラがチェーンのデンション変化に
伴い上下動して前記カム板を揺動させることにより、軸
受リングの偏心量を自動的に変化させ、軸受リングの偏
心量の変化に伴いアームの揺動角が変化して、アームの
揺動による増速角度成分を車輪のハブに固定されたラチ
ェット車の固有角速度に附加してスプロケットに対する
車輪の回転比を自動的に変化させるようにしたものであ
る。
報が提案されている。これは駆動用スプロケットと一体
になった円板の周囲に複数の放射状ラチェットアームを
設け、本アームに対し車輪の回転に伴う不断の揺動運動
を与えると共にそのアームの揺動角を任意に変化させる
ことにより、そのアームの揺動による増速角度成分を車
輪のハブと一体になったバブバウシングに固定された被
駆動ラチェット車の固有角速度に附加して前記スプロケ
ットに対する車輪の回転比を無段階に変化させるように
なし、前記ラチェットアームは、前記スプロケットを等
角放射状に貫く軸孔に遊嵌されたクランク軸の一端に取
り付けられ、軸の他端には、先端にガイドビンを備えた
クランクアームが取り付けられ、そのガイドビンは任意
に偏心量を変化できるように回動自在の軸受リングに同
心円状に刻まれた環状グループ内に遊嵌してなり、さら
に車体に固定されたエンドプレートにはカム板が枢支さ
れ、そのカム板内には軸受リングが回動自在に枢支され
、カム板はその一端に常時駆動用チェーンと接触するア
イドラを備え、アイドラがチェーンのデンション変化に
伴い上下動して前記カム板を揺動させることにより、軸
受リングの偏心量を自動的に変化させ、軸受リングの偏
心量の変化に伴いアームの揺動角が変化して、アームの
揺動による増速角度成分を車輪のハブに固定されたラチ
ェット車の固有角速度に附加してスプロケットに対する
車輪の回転比を自動的に変化させるようにしたものであ
る。
[発明が解決しようとする問題点コ
上記従来技術においては、軸受リングの偏心量が0の場
合にはクランク軸はグループに沿ってハブ軸の周囲を公
転するだけで揺動運動は行わないなめ、全ての爪はイン
ナーラチェットと噛み合い、スプロケットとラチェット
輪の回転角度は同じである。そして軸受リングの偏心量
がeの場合にはガイドビンはグループに沿って動くので
、クランク軸は公転と同時に一定の角度で揺動を反復し
、爪はラチェット輪を増速させる方向にのみラチェット
と係合するのでラチェット輪はスプロケットより早く回
転する。しかし、8本以上のラチェットアームの爪は常
時インナーラチェットと接触しており、各アームの中で
揺動速度の最も早いものがラチェットに噛み合いこれを
推進するとき他のアームの爪がインナーラチェットと接
触しながら擦動するため爪とインナーラチェットとの摩
擦が生じ易いと共に、好ましくない衝撃音が発生し易い
という間E点を有していた。
合にはクランク軸はグループに沿ってハブ軸の周囲を公
転するだけで揺動運動は行わないなめ、全ての爪はイン
ナーラチェットと噛み合い、スプロケットとラチェット
輪の回転角度は同じである。そして軸受リングの偏心量
がeの場合にはガイドビンはグループに沿って動くので
、クランク軸は公転と同時に一定の角度で揺動を反復し
、爪はラチェット輪を増速させる方向にのみラチェット
と係合するのでラチェット輪はスプロケットより早く回
転する。しかし、8本以上のラチェットアームの爪は常
時インナーラチェットと接触しており、各アームの中で
揺動速度の最も早いものがラチェットに噛み合いこれを
推進するとき他のアームの爪がインナーラチェットと接
触しながら擦動するため爪とインナーラチェットとの摩
擦が生じ易いと共に、好ましくない衝撃音が発生し易い
という間E点を有していた。
そこで本発明は摩擦が少ないと共に衝撃音の発生を可及
的に予防できる自転車用自動変速装置を提供することを
目的とする。
的に予防できる自転車用自動変速装置を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明はスプロケットに加わる駆動力によって伝動側と
なるラチェットギヤを推進させるラチェット爪に大きな
負荷が加わり、この負荷の大きさによってラチェット爪
が支軸を支点としてラチェットギヤ側に向かってくい込
み、これによってラチェット爪が立ち上がる作用をなし
、この作用によって車体側に枢着されたアームを移動し
、このアームの移動によりラチェット爪の傾斜角を変化
させて、スプロケットに対する車輪の回転比を自動的に
変化させるようにしたものにおいて、ハブ軸側に、常時
駆動域内のラチェット爪のみが前記ラチェットギヤと噛
合するように形成したカム面を有するカムを固定し、前
記カム面に前記各ラチェット爪に設けられた案内部材を
前記バネの付勢に上り摺動可能に圧接させて構成する。
なるラチェットギヤを推進させるラチェット爪に大きな
負荷が加わり、この負荷の大きさによってラチェット爪
が支軸を支点としてラチェットギヤ側に向かってくい込
み、これによってラチェット爪が立ち上がる作用をなし
、この作用によって車体側に枢着されたアームを移動し
、このアームの移動によりラチェット爪の傾斜角を変化
させて、スプロケットに対する車輪の回転比を自動的に
変化させるようにしたものにおいて、ハブ軸側に、常時
駆動域内のラチェット爪のみが前記ラチェットギヤと噛
合するように形成したカム面を有するカムを固定し、前
記カム面に前記各ラチェット爪に設けられた案内部材を
前記バネの付勢に上り摺動可能に圧接させて構成する。
[作 用]
本発明は駆動域内のラチェット爪の他はラチェット爪が
ラチェットギヤから離脱した状態で無段階に変速される
ようにして、各ラチェット爪はカムによって案内される
。
ラチェットギヤから離脱した状態で無段階に変速される
ようにして、各ラチェット爪はカムによって案内される
。
[発明の実施例]
以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する
。
。
第1図〜第6図において、1は自転車フレ−ムのチェー
ンステーであり、後輪ハブ軸2が受板IAを介してロッ
クナツト3により固定され、その後輪ハブ軸2には図示
しないベアリングを介して後輪ハブ4が@転回tri、
l:嵌装され、後輪ハブ4にはスポーク5が連結され
ている。6は一方のチェーンステー1の内側に一端が枢
着部7により回動可能に連結されたアームであり、この
アーム6の内面には複数の円板8がとス9により固定さ
れている。
ンステーであり、後輪ハブ軸2が受板IAを介してロッ
クナツト3により固定され、その後輪ハブ軸2には図示
しないベアリングを介して後輪ハブ4が@転回tri、
l:嵌装され、後輪ハブ4にはスポーク5が連結され
ている。6は一方のチェーンステー1の内側に一端が枢
着部7により回動可能に連結されたアームであり、この
アーム6の内面には複数の円板8がとス9により固定さ
れている。
10は円板8の外周にベアリング11を介して回転可能
に設けられた入力側回転部材である中空円筒状ケースで
あり、この中空円筒状ケース10の外周にはスプロケッ
ト12が同心状に一体的に螺着されている。前記アーム
6と円板8にはその円板8の中心から下端近傍まで延び
る長孔13がそれぞれ設けられ、この長孔13に後輪ハ
ブ軸2が挿通していると共に、アーム6とチェーンステ
ー1とが引張スプリング14により連結され、アーム6
が上方に付勢されてハブ軸2側が前記長孔13の上端に
係止した状態で保持されている。この場合長孔13の下
端と後輪ハブ軸2側との保合により最大偏心位置に保持
し、長孔13の上端と後輪ハブ軸2側との係合により偏
心O位置に保持している。15は複数の内歯16を有す
るラチェット爪であり、8個のラチェット爪15が前記
中空円筒状ケース10の円筒部10A内の内面側に並列
配置され、各ラチェット爪15が基端の枢軸17及び枢
軸17に外装したカラー17Aにより回動可能に設けら
れ、枢軸17に巻装されたバネ18により中空円筒状ケ
ース10の中心方向に向って付勢されている。また各ラ
チェット爪15の先部側には前記中空円筒状ケース10
の内面側に位置するようにして、案内部材であるローラ
19が枢軸20により回転可能に設けられている。前記
チェーンステー1の外側には前記受板IAがビス21に
より固定され、前記受板IAの内面側にはハブ軸2を外
装する外筒22が一体形成され、前記外筒22内には内
筒23が設けられ、前記外筒22の先端にはカム24が
螺子部25により螺着され、かつ、リング26により締
結されている。前記カム24のカム面24Aには各ラチ
ェット爪15のローラ19が前記バネ18の付勢により
摺動可能に圧接されている。前記カム面24Aはハブ軸
2に対して偏心内部27に形成され、かつ、駆動域A側
には凹部27Aを有している。28は中央円筒状ケース
10内に位置して前記後輪ハブ4に形成された一対の雄
螺子部29の一方に螺着された出力側回転部材であるラ
チェットギヤであり、ラチェット爪15とで一方向性ク
ラッチ構造をなしている。
に設けられた入力側回転部材である中空円筒状ケースで
あり、この中空円筒状ケース10の外周にはスプロケッ
ト12が同心状に一体的に螺着されている。前記アーム
6と円板8にはその円板8の中心から下端近傍まで延び
る長孔13がそれぞれ設けられ、この長孔13に後輪ハ
ブ軸2が挿通していると共に、アーム6とチェーンステ
ー1とが引張スプリング14により連結され、アーム6
が上方に付勢されてハブ軸2側が前記長孔13の上端に
係止した状態で保持されている。この場合長孔13の下
端と後輪ハブ軸2側との保合により最大偏心位置に保持
し、長孔13の上端と後輪ハブ軸2側との係合により偏
心O位置に保持している。15は複数の内歯16を有す
るラチェット爪であり、8個のラチェット爪15が前記
中空円筒状ケース10の円筒部10A内の内面側に並列
配置され、各ラチェット爪15が基端の枢軸17及び枢
軸17に外装したカラー17Aにより回動可能に設けら
れ、枢軸17に巻装されたバネ18により中空円筒状ケ
ース10の中心方向に向って付勢されている。また各ラ
チェット爪15の先部側には前記中空円筒状ケース10
の内面側に位置するようにして、案内部材であるローラ
19が枢軸20により回転可能に設けられている。前記
チェーンステー1の外側には前記受板IAがビス21に
より固定され、前記受板IAの内面側にはハブ軸2を外
装する外筒22が一体形成され、前記外筒22内には内
筒23が設けられ、前記外筒22の先端にはカム24が
螺子部25により螺着され、かつ、リング26により締
結されている。前記カム24のカム面24Aには各ラチ
ェット爪15のローラ19が前記バネ18の付勢により
摺動可能に圧接されている。前記カム面24Aはハブ軸
2に対して偏心内部27に形成され、かつ、駆動域A側
には凹部27Aを有している。28は中央円筒状ケース
10内に位置して前記後輪ハブ4に形成された一対の雄
螺子部29の一方に螺着された出力側回転部材であるラ
チェットギヤであり、ラチェット爪15とで一方向性ク
ラッチ構造をなしている。
次に上述のように楢成された本実施例装置の作用を説明
する。先ず第6図で示すように、クランクペダル30を
介してクランクギヤ31が回転し、このクランクギヤ3
1の回転がチェーン32によりスプロケット12に伝え
られる。スズロケット12はベアリング11を介し中空
円筒状ケース10と一体的に回転し、中空円筒状ケース
1斡こ装着されたラチェット爪15を介しラチェットギ
ヤ28を回転し、ラチェットギヤ28から後輪ハブ4に
回転が伝えられる。
する。先ず第6図で示すように、クランクペダル30を
介してクランクギヤ31が回転し、このクランクギヤ3
1の回転がチェーン32によりスプロケット12に伝え
られる。スズロケット12はベアリング11を介し中空
円筒状ケース10と一体的に回転し、中空円筒状ケース
1斡こ装着されたラチェット爪15を介しラチェットギ
ヤ28を回転し、ラチェットギヤ28から後輪ハブ4に
回転が伝えられる。
第5図は中空円筒状ケース10の中心にラチェットギヤ
28が位置した偏心量0の場合を示しており、駆動域A
内のラチェット爪15A。
28が位置した偏心量0の場合を示しており、駆動域A
内のラチェット爪15A。
15Bはそのローラ19がカム面24Aの凹部27Aか
ら離間した状態でラチェットギヤ28と噛合し、他のラ
チェット爪15は全てそのローラ19がカム面24Aの
偏心内部27に圧接した状態でラチェットギヤ28から
離間し、上側位置のラチェット爪15はカム面24Aの
接線方向に近い傾斜状態に位置して他のラチェット爪1
5に比してラチェットギヤ28から大きく離間している
。この場合スプロケット12とラチェットギヤ28の変
速比は1:1である。
ら離間した状態でラチェットギヤ28と噛合し、他のラ
チェット爪15は全てそのローラ19がカム面24Aの
偏心内部27に圧接した状態でラチェットギヤ28から
離間し、上側位置のラチェット爪15はカム面24Aの
接線方向に近い傾斜状態に位置して他のラチェット爪1
5に比してラチェットギヤ28から大きく離間している
。この場合スプロケット12とラチェットギヤ28の変
速比は1:1である。
第4図はラチェットギヤ28に対する中空円筒状ケース
10の偏心量が最大偏心状態にある場合を示しており、
ラチェットギヤ28は駆動域A内のラチェット爪15A
、15Bを、カム24は下部側のラチェット爪15をそ
れぞれ押動し、yJ!、動域A内のラチェット爪15A
、 15Bがそのローラ19がカム面24Aの凹部27
Aから離間した状態でラチェットギヤ28と噛合し、他
のラチェット爪15は全てそのローラ19がカム面24
Aの偏心内部27に圧接した状態でラチェットギヤ28
から離間している点では第5[2!Iと同様であるが、
第5図とは逆に下部側位置のラチェット爪15.15A
、 15Bがカム面24Aの接線方向に近い傾斜状態に
位置している。しかし上部側位置のラチェット爪15が
他のラチェット爪15より大きく離間しているのはカム
24の偏心構造により第5図と同様である。
10の偏心量が最大偏心状態にある場合を示しており、
ラチェットギヤ28は駆動域A内のラチェット爪15A
、15Bを、カム24は下部側のラチェット爪15をそ
れぞれ押動し、yJ!、動域A内のラチェット爪15A
、 15Bがそのローラ19がカム面24Aの凹部27
Aから離間した状態でラチェットギヤ28と噛合し、他
のラチェット爪15は全てそのローラ19がカム面24
Aの偏心内部27に圧接した状態でラチェットギヤ28
から離間している点では第5[2!Iと同様であるが、
第5図とは逆に下部側位置のラチェット爪15.15A
、 15Bがカム面24Aの接線方向に近い傾斜状態に
位置している。しかし上部側位置のラチェット爪15が
他のラチェット爪15より大きく離間しているのはカム
24の偏心構造により第5図と同様である。
そして駆動域A内にあるラチェット爪15A。
15Bによる増速率が最大であるからラチェットギヤ2
8はラチェット爪15A、15Bによって増速回転され
、他のラチェット爪15は全てラチェットギヤ28から
離脱することになる。また、ラチェット爪15A、 1
5Bが駆動域Aから外れると共に隣在するラチェット爪
15が駆動域A内に入ってラチェットギヤ28を増速駆
動するというように順次増速駆動するラチェット爪15
が交代する。また第4図は中空円筒状ケース10の最大
偏心状態を示しているが中空円筒状ケース10の偏心量
に応じて駆動域A内のラチェット爪15A 、 15B
の傾斜角が変化し、これに伴い変速比(増速比)も変化
する。
8はラチェット爪15A、15Bによって増速回転され
、他のラチェット爪15は全てラチェットギヤ28から
離脱することになる。また、ラチェット爪15A、 1
5Bが駆動域Aから外れると共に隣在するラチェット爪
15が駆動域A内に入ってラチェットギヤ28を増速駆
動するというように順次増速駆動するラチェット爪15
が交代する。また第4図は中空円筒状ケース10の最大
偏心状態を示しているが中空円筒状ケース10の偏心量
に応じて駆動域A内のラチェット爪15A 、 15B
の傾斜角が変化し、これに伴い変速比(増速比)も変化
する。
すなわち、中空円筒状ケース10内にはラチェット爪1
5A、 15Bによって仮想的に内歯ギヤが形成され、
この内歯ギヤの径がラチェット爪15A、 15Bの傾
斜角の変化に応じて変化し、ラチェットギヤ28の変速
比(増速比)が無段階で変化する。
5A、 15Bによって仮想的に内歯ギヤが形成され、
この内歯ギヤの径がラチェット爪15A、 15Bの傾
斜角の変化に応じて変化し、ラチェットギヤ28の変速
比(増速比)が無段階で変化する。
このようにして、スタート時、昇り坂時あるいは悪路走
行時などには自然にペダルに大きな力が加わりチェーン
32の張力が強くなってラチェットギヤ28を推進させ
るラチェット爪ISA、 15Bに大きな負荷が加わり
、この負荷の大きさによってラチェット爪15A、 1
5Bが枢軸17を支点としてラチェットギヤ28側に向
かつてくい込み、これによってラチェット爪15A、1
5Bが立ち上がる作用をなし、この作用によってアーム
6は枢着部7を支点としてスプリング14の力に抗して
下方に移動し、この実施例ではハブ軸2側の内筒23が
長孔13の上端に係合することによって第5図で示すよ
うにラチェットギヤ28と中空円筒状ケース10とが同
心である偏心量が0の状態に自動的に保持され、スプロ
ケット12と車輪33の回転比が1=1となる0次にペ
ダルに加わる力が軽減されるとチェーン32の張力が次
第に弱くなってアーム6はスプリング14の復元力によ
り枢着部7を支点として上方へ移動するため、ラチェッ
トギヤ28に対して中空円筒状ケース10が次第に偏心
状態となって変速(増速)され、ハブ軸2側の内筒23
が長孔13の下端に係合することによって第4図のよう
に中空円筒状ケース10の最大偏心状態となり、最大変
速比(増速比)で自動的に変速される。
行時などには自然にペダルに大きな力が加わりチェーン
32の張力が強くなってラチェットギヤ28を推進させ
るラチェット爪ISA、 15Bに大きな負荷が加わり
、この負荷の大きさによってラチェット爪15A、 1
5Bが枢軸17を支点としてラチェットギヤ28側に向
かつてくい込み、これによってラチェット爪15A、1
5Bが立ち上がる作用をなし、この作用によってアーム
6は枢着部7を支点としてスプリング14の力に抗して
下方に移動し、この実施例ではハブ軸2側の内筒23が
長孔13の上端に係合することによって第5図で示すよ
うにラチェットギヤ28と中空円筒状ケース10とが同
心である偏心量が0の状態に自動的に保持され、スプロ
ケット12と車輪33の回転比が1=1となる0次にペ
ダルに加わる力が軽減されるとチェーン32の張力が次
第に弱くなってアーム6はスプリング14の復元力によ
り枢着部7を支点として上方へ移動するため、ラチェッ
トギヤ28に対して中空円筒状ケース10が次第に偏心
状態となって変速(増速)され、ハブ軸2側の内筒23
が長孔13の下端に係合することによって第4図のよう
に中空円筒状ケース10の最大偏心状態となり、最大変
速比(増速比)で自動的に変速される。
またカム面24Aの駆動域A側には四部27Aが偏心内
部27と連続して設けられているため、ラチェット爪1
5は駆動域へに近づくにしたがい偏心内部27によって
次第にラチェットギヤ28との離間間隙が小さくなりな
がら駆動域A内でラチェットギヤ28と噛合するためラ
チェット爪15とラチェットギヤ28との噛合が円滑に
行われる。さらに、駆動域Aから離れるにしたがい先ず
四部27Aによって少しづつラチェットギヤ28から離
脱し、その後偏心内部27に案内されるなめラチェット
爪15とラチェットギヤ28との離脱が円滑に行われる
。
部27と連続して設けられているため、ラチェット爪1
5は駆動域へに近づくにしたがい偏心内部27によって
次第にラチェットギヤ28との離間間隙が小さくなりな
がら駆動域A内でラチェットギヤ28と噛合するためラ
チェット爪15とラチェットギヤ28との噛合が円滑に
行われる。さらに、駆動域Aから離れるにしたがい先ず
四部27Aによって少しづつラチェットギヤ28から離
脱し、その後偏心内部27に案内されるなめラチェット
爪15とラチェットギヤ28との離脱が円滑に行われる
。
上記のように本実施例においては、全ラチェット爪15
.15A、 15Bの基部が中空円筒状ケース10の円
筒部10A内に枢軸17により回動可能に設けられると
共に、枢軸17に巻装されたバネ18によって中空円筒
状ケース10の中心方向に向って付勢され、さらにハブ
軸2側には、常時駆動域A内のラチェット爪15A、
15Bのみが前記ラチェットギヤ28と噛合するように
形成したカム面24Aを有するカム24を固定し、前記
カム面24Aに前記各ラチェット爪15、 i5A、
15Bに設けられたローラ19を前記バネ18の付勢に
より摺動可能に圧接するように構成しているため、変速
の途上にあっても、常に全ラチェット爪15.15A、
15Bのうち駆動域A内のラチェット爪15A、 1
5Bのみがラチェットギヤ28と噛合し、他の全てのラ
チェット爪15がラチェットギヤ28から離脱するよう
にしてカム24により案内される。これにより、従来の
ように駆動域A外のラチェット爪15がラチェットギヤ
28と接触しながら擦動することによる摩擦および衝撃
音の発音を可及的に予防できる。さらにカム面24Aは
偏心内部27と凹部27Aとで形成されているなめラチ
ェット爪15が駆動域Aに入ってラチェットギヤ28に
噛合し始めることが円滑であると共に駆動域Aから出て
ラチェットギヤ28から離脱し始めることが円滑に行な
われ、自動変速が円滑に行われる。さらに、各ラチェッ
ト爪15゜15A、 15Bには複数の内歯16が形成
されているため駆動域A内のラチェット爪15A、 1
5Bとラチェットギヤ28との噛合が確実になり回転力
の伝達が円滑に行われる。
.15A、 15Bの基部が中空円筒状ケース10の円
筒部10A内に枢軸17により回動可能に設けられると
共に、枢軸17に巻装されたバネ18によって中空円筒
状ケース10の中心方向に向って付勢され、さらにハブ
軸2側には、常時駆動域A内のラチェット爪15A、
15Bのみが前記ラチェットギヤ28と噛合するように
形成したカム面24Aを有するカム24を固定し、前記
カム面24Aに前記各ラチェット爪15、 i5A、
15Bに設けられたローラ19を前記バネ18の付勢に
より摺動可能に圧接するように構成しているため、変速
の途上にあっても、常に全ラチェット爪15.15A、
15Bのうち駆動域A内のラチェット爪15A、 1
5Bのみがラチェットギヤ28と噛合し、他の全てのラ
チェット爪15がラチェットギヤ28から離脱するよう
にしてカム24により案内される。これにより、従来の
ように駆動域A外のラチェット爪15がラチェットギヤ
28と接触しながら擦動することによる摩擦および衝撃
音の発音を可及的に予防できる。さらにカム面24Aは
偏心内部27と凹部27Aとで形成されているなめラチ
ェット爪15が駆動域Aに入ってラチェットギヤ28に
噛合し始めることが円滑であると共に駆動域Aから出て
ラチェットギヤ28から離脱し始めることが円滑に行な
われ、自動変速が円滑に行われる。さらに、各ラチェッ
ト爪15゜15A、 15Bには複数の内歯16が形成
されているため駆動域A内のラチェット爪15A、 1
5Bとラチェットギヤ28との噛合が確実になり回転力
の伝達が円滑に行われる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発
明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である
0例えば上記実施例においては自動変速装置を後輪側に
装着した場合を示したが前輪側に装着してもよい、また
ラチェット爪の数またはラチェット爪の歯数は適宜選定
すればよい、また第7図(A)(B)に示すように平板
状カム24の側壁面に溝状カム24Bを形成し、この渭
状カム24Bの両壁カム面24Aの間に前記ラチェット
爪15のローラ19を挿入し、前記カム面24Aに沿っ
てラチェット爪15のローラ19を移動するようにして
いる。
明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である
0例えば上記実施例においては自動変速装置を後輪側に
装着した場合を示したが前輪側に装着してもよい、また
ラチェット爪の数またはラチェット爪の歯数は適宜選定
すればよい、また第7図(A)(B)に示すように平板
状カム24の側壁面に溝状カム24Bを形成し、この渭
状カム24Bの両壁カム面24Aの間に前記ラチェット
爪15のローラ19を挿入し、前記カム面24Aに沿っ
てラチェット爪15のローラ19を移動するようにして
いる。
従って外部振動が加わったとしても駆動域A内において
ラチェット爪15がラチェットギヤ28と離脱する虞れ
もなく円滑に駆動伝達することができる。
ラチェット爪15がラチェットギヤ28と離脱する虞れ
もなく円滑に駆動伝達することができる。
また第8図に示すようにラチェット爪15の案内部材を
彎曲面19Aを有する案内片19Bとし、この案内片1
9Bをラチェット爪15と一体的に設け、この案内片1
9Bの彎曲面19Aとカム24のカム面24Aとを圧接
状態で摺動するようにしている。また駆動域A内のラチ
ェット爪が2個の場合を示したがその数は1個又は2個
以上でもよい、またカムの形状、#l造は本発明の要旨
の範囲内で適宜変更すればよい。
彎曲面19Aを有する案内片19Bとし、この案内片1
9Bをラチェット爪15と一体的に設け、この案内片1
9Bの彎曲面19Aとカム24のカム面24Aとを圧接
状態で摺動するようにしている。また駆動域A内のラチ
ェット爪が2個の場合を示したがその数は1個又は2個
以上でもよい、またカムの形状、#l造は本発明の要旨
の範囲内で適宜変更すればよい。
[発明の効果]
本発明は駆動域のラチェット爪のみが常にラチェットギ
ヤと噛合しながら自動変速するようにカムにより案内し
たため、M擦及び衝撃音の発生を可及的に予防できる自
転車用自動変速装置を提供できる。
ヤと噛合しながら自動変速するようにカムにより案内し
たため、M擦及び衝撃音の発生を可及的に予防できる自
転車用自動変速装置を提供できる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は斜視
図、第3図は分解斜視図、第4図は最大偏心状態を示す
第1図のA−AllIiR面図、第5図は偏心0状態を
示す同断面図、第6図は使用状態図、第7図(A)(B
)。 第8図は本発明のそれぞれの他の実施例を示し、第7図
(A)(B)は断面図、第8図は要部の斜視図である。
図、第3図は分解斜視図、第4図は最大偏心状態を示す
第1図のA−AllIiR面図、第5図は偏心0状態を
示す同断面図、第6図は使用状態図、第7図(A)(B
)。 第8図は本発明のそれぞれの他の実施例を示し、第7図
(A)(B)は断面図、第8図は要部の斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車体側に枢着されたアームと、このアーム に回転可能に枢着され、スプロケットと一体的に形成さ
れた入力側回転部材と、この入力側回転部材の内周に複
数列配設され、各基部側が入力側回転部材に枢着すると
共に、入力側回転部材の中心側に付勢するバネを有する
ラチェット爪と、車輪のハブに固定され前記入力側回転
部材の中央側に位置するラチェットギヤからなる出力側
回転部材とを備え、前記スプロケットに加わる駆動力に
よって前記アームを枢着部を支点として移動することに
より、前記スプロケットに対する車輪の回転比を自動的
に変化させるようにした自動変速装置において、前記ハ
ブが回転可能に嵌装されたハブ軸側には前記出力側回転
部材に隣接してカムが固定され、このカムのカム面には
前記各ラチェット爪に設けられた案内部材が前記バネの
付勢により摺動可能に圧接して構成され、前記カム面は
常時駆動域内のラチェット爪のみが前記ラチェットギヤ
と噛合するように形成されていることを特徴とする自転
車用自動変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2896587A JPS63195087A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 自転車用自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2896587A JPS63195087A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 自転車用自動変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195087A true JPS63195087A (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=12263127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2896587A Pending JPS63195087A (ja) | 1987-02-10 | 1987-02-10 | 自転車用自動変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63195087A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61226388A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-08 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 無段変速装置 |
JPS6313883A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-21 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 二輪車用無段変速装置 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP2896587A patent/JPS63195087A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61226388A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-08 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 無段変速装置 |
JPS6313883A (ja) * | 1986-07-03 | 1988-01-21 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 二輪車用無段変速装置 |
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