JPS63195030A - 4輪駆動車の動力伝達装置 - Google Patents

4輪駆動車の動力伝達装置

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JPS63195030A
JPS63195030A JP2874187A JP2874187A JPS63195030A JP S63195030 A JPS63195030 A JP S63195030A JP 2874187 A JP2874187 A JP 2874187A JP 2874187 A JP2874187 A JP 2874187A JP S63195030 A JPS63195030 A JP S63195030A
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JP
Japan
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differential
gear
housing
axle
inter
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JP2874187A
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Inventor
Masaru Shiraishi
白石 優
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、前後輪を同時に駆動する4輪駆動車において
前後輪に動力を伝達するための動力伝達装置に関し、特
に、ぞのΔイルによる潤滑椙゛造の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の4輪駆動車用動力伝達装置の一例と
して、例えば特開昭61−140672号公報等に開示
されるように、車体の前部または後部にエンジンと該エ
ンジンに駆動連結された変速機とを配設し、これらエン
ジンおよび変速機に対応する側の車体左右方向に延びる
フロントまたはリヤのアクスル軸上に、車輪間デフ(フ
ロントまたはりAアデノ)と遊星歯車機構や傘歯車機構
等からなる車軸間デフ(センタデフ)とを変速機の出力
側から順に配置し、上記車軸間デフの一方の出ノjを上
記アクスル軸上の車輪間デフに伝達する一方、車軸間デ
フの他方の出力を上記アクスル軸上で車軸間デフに対し
車輪間デフと反対側に配置された傘歯車にりなる方向転
換歯車を介してアクスル軸と直交する車体前後方向に方
向転換して、他方のアクスル軸上の車輪間デフに伝達す
るにうにした1軸タイプのものは知られている。
(発明が解決しようとする問題点) そして、このタイプのものでは、通常、上記方向転換歯
車はハイポイドギヤで構成されており、その場合、該ハ
イポイドギヤがその潤滑に際し変速機のミッションオイ
ルよりも粘性の高いいわゆるハイポイドギヤオイルを要
することから、該ハイポイドギヤからなる方向転換歯車
を仙のギA7(幾構とは分けて、トランスフlハウジン
グ内にオイルシールによって蜜月状態で嵌装するように
なされている。
ところで、動力伝達装置の組付性の向上を図る等の目的
から、上記車軸間デフを上記方向転換歯車に予め一体的
に結合して、その一体的に結合された両者を1〜ランス
フアハウジング内に嵌装するユニット構造とする一方、
このユニット化された1〜ランスフアハウジング内の車
軸間デフと上記車輪間デフとは両者間を駆動連結する動
力伝達部材においてアクスル軸方向に分離[可能に構成
した場合、上記動)i伝達部材の分離部に対応する両デ
フ間の連結部、つまり変速機のハウジングとトランスフ
ァハウジングとの連結部の内径が細くなる。
このような構造に対し、上記した潤滑構造を適用すると
、上記車軸間デフを潤滑する変速機のミッションオイル
が上記両ハウジングの細い連結部を通って該車軸問デフ
に供給されることとなり、その連結部での抵抗によりミ
ッションオイルが車軸間デフに流れ難く、その結果、車
軸間デフの潤滑不良を招く虞れがおる。
また、車軸間デフを変速機のミッションオイルにより潤
滑するため、その車軸間デフの潤滑のためにミッション
オイル■が増加するのは避けられ得ない。
なあ、こうした問題は、車軸間デフと車輪間デフとの位
置が逆であっても同様に生じる(その場合、車輪間デフ
の潤滑不良が生じる)。
(発明の目的) 本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その
[]的とするところは、上記の如き4輪駆動車の動力伝
達装置において、車軸間デフあるいは車輪間デフと方向
転換用の歯車とが互いにアクスル軸上で近接配置される
構造上の特徴を活用し、ぞのデフに対する潤滑構造を変
更することにより、デフと方向転1車との−・体ユニッ
ト化にJこつて組付性を向上させつつ、トランスファハ
ウジング内に嵌装されろデフを確実に潤滑し、かつ該デ
フに対するミッションオイルによる潤滑をなくして該ミ
ッションオイルの足を減少させるようにすることにある
(問題点を解決するだめの手段) この目的を達成するために、本発明の解決手段は、アク
スル軸−[の車軸間デフあるいは車輪間デフをそれに近
接配置される方向転換用の歯車と一体的に連結して、1
〜ランスフアハウジング内に嵌装し、かつ上記方向転換
歯車潤滑用のオイル(ハイポイドギヤオイル)により潤
滑するようにしている。
具体的には、本発明は、車体の前部または後部にエンジ
ンと該エンジンに駆動連結された変速はとが支持され、
該エンジンおよび変速機が支持された側で車体左右方向
に延びるフ[!ントまたはリヤアクスル軸上に、車輪間
デフと、車軸間デフと、該車軸間デフの一方の出)Jを
上記アクスル軸と直交す゛る車体前後方向に方向転換す
るための方向転換歯車とが配置された4輪駆動車の動力
伝達装置を対象とする。
そして、上記車輪間デフまたは車軸間デフの一方を変速
機のハウジング内に嵌装する一方、他方のデフと上記方
向転換歯車とを上記変速機のハウジング内面 嵌装するように構成する。
また、上記変速機のハウジングとトランスファハウジン
グとの連結部に位置する動力伝達部材をアクスル軸方向
に分離可能に構成し、かつ該動力伝達部材の分離部に上
記両ハウジング間の連通を遮断するオイルシールを配設
する構成とする。
(作用) この構成ににす、本発明では、アクスル軸上に配置され
る車軸間デフまたは車輪間デフはその側方の方向転換歯
車と共に、変速機のハウジングに対しオイルシールにに
り密封された1〜ランスフアハウジング内に1■装され
て、上記方向転換歯車潤滑用のオイル(ハイポイドギヤ
オイル)により潤滑されるので、変速)幾側におっては
、上記車軸間デフまたは車輪間デフを潤滑するためのミ
ッションオイルが不要となり、その分だけミッションオ
イルの量を減少できるのである。
しかも、このように車軸間デフまたは車輪間デフが1〜
ランスフアハウジング内において方向転換歯車と共に潤
滑されるため、そのデフを潤滑不良を招くことなく確実
に潤滑できることとなる。
また、車軸間デフまたは車輪間デフは方向転換歯車と一
体的に結合されてトランスファハウジングに嵌装される
ので、動力伝達装置の組立て時、デフと方向転換歯車と
をトランスファハウジングに組み(44プてユニット化
した後、その一体ユニットを変速機側に組み付ける方法
を採用でき、この方法により装置の組付性が向上する。
。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の実施例に係る4輪駆動車の仝体構成を
平面的に示し、1は車体、2は車体1の前部に横置き状
態に支持された4気筒エンジン、3は該エンジン2の左
側に耐直支持された手動操作式の変速機であって、該変
速機3はハウジング4内に、エンジン2のクランク軸2
aにフランジ状りラッヂハウジング4a内のクラッチ機
構5を介して断続される入力軸6と、該入力軸6に平行
に配設され、出力用のスプロケット8を右する出力軸7
とを備え、この入出力軸6,7間でのギヤの動力伝達経
路を切り換えてギヤ比を切り換えるにうになされている
上記変速機3の後側には左右1対のフロントアクスル軸
9a、9bが変速礪3の入出力軸6,7と平行に配設さ
れ、該左右のフロントアクスル軸9a、9bはそれぞれ
ジヨイント10,10.・・・および左右のドライブ軸
11a、11bを介して左右の前輪12a、12bに連
結されている。
また、上記右側のフロントアクスル軸9bの右側寄りに
は該アクスル軸9bと直交する方向(車体前後方向)に
延びるプロペラ軸13の前端部が対応して配置され、該
プロペラ軸13の後端は左右に分割されたリヤアクスル
軸14a、14.b上の傘歯車機構からなるリヤデフ1
5に連結されている。このリヤデフ15は、プロペラ軸
13にベベルギヤ機構16を介して連R1されたデフケ
ース17と、該デフケース17に支持された1対のピニ
オン’18.18と、該各ピニオン18に噛合し、かつ
左右のりへ7アクスル軸14a、14.bの内端に回転
一体に固定された1対のサイドギヤ19゜19とからな
り、左右のリヤアクスル軸14a。
14bの外端はジョイン1〜20,20.・・・および
左右のドライブ軸21a、21bを介して左右の後輪2
2a、22bに連結されている。
上記左右のフロントアクスル軸9a、9b上には、図で
左側すなわら上記変速機3側から順に減速vyi’+M
 23、車輪間デフとしてのフロントデフ37、車軸問
デフ44(センタデフ)、方向転換歯車としてのハイポ
イドギヤからなるベベルギヤ51おJ、びビスカスカッ
プリング66が配設されている。
この左右のフロントアクスル9a、9b軸」−の各部材
の詳細な構造について第1図により説明するに、該フ[
1ントアクスル軸9a、9bには左右略中央部に略球形
の中空部28を有する中間部材29が回転自在に外嵌合
され、該中間部材29は上記変ml13のハウジング4
に左右1対のベアリング30.31を介して回転自在に
支持されている。この中間部材29は、対向側の端部に
上記中空部28を形成するフランジ部32a、33aを
有しかつ該各フランジ部32a、33aでボルト3/1
.34.・・・により一体に締結された左右1如jの略
円筒状の回転スリーブ32.33で構成され、上記左側
回転スリーブ32の円筒部分上に上記減速′a構23が
支持されている。この減速機構23は5b1星南車)幾
閘r !fl成され、そのサンギヤ24は上記回転スリ
ーブ32上に左右1対のニードルベアリング35.35
を介して回転自在に支持されている。また、上記ナンギ
ャ24に噛合する複数のピニオン25,25.・・・は
出力部を構成するピニオンキャリア26に担持され、こ
のピニオンキャリア26の内周には上記左側回転スリー
ブ32のフランジ部32a外周に形成した歯部32bに
噛合する歯部26aが設けられている。一方、リングギ
V727はその外周面に形成した歯部27aを介して上
記変速ia3のハウジング4内壁に回転不能に係止され
ている。そして、上記′す゛ンギャ24のボス部24a
は左方に延びていてその左端部にはスプ[1ケツト24
bが一体形成され、該スプロケット24bは上記変速I
a3−の出ツノ軸7上のスプロケット8に対してチェー
ン36を介して駆動連結されており、この変速機3の出
力用スプロケッ1−8の回転をチェーン36により減速
機構23の4ノンギヤ24に伝達した後、そのサンギヤ
24から各ピニオン25を介してピニオンキレリア26
ないし中間部材29に伝達するとともに、その伝達経路
において回転を減速するように構成されている。
上記中間部材29の中空部2B内には上記変速I13に
あけるハウジング4のクラッチハウジング4aに対応す
る部位に上記フロントデフ37が嵌入されている。この
フロン1〜デフ37はデフケース38と、該デフケース
38にピニオン軸39を介して回転自在に支承された1
対のピニオン40゜40と、該各ピニオン40に噛合し
、かつ上記左右のフロントアクスル軸9a、9bの内端
にそれぞれリング42./12により投は止められて回
転一体に結合された1対のサイドギt418.41bと
からなる傘歯車機構で構成され、上記デフケース38は
、上記ピニオン軸3つを支持するピニオン軸支持部38
aと、該ピニオン軸支持部38aから上記車軸間デフ4
5側(右側)に延びる円筒状のデフケース支持部38b
とからなり、上記デフケース支持部38bにおいて上記
中間部材29の右側回転スリーブ33内に嵌合されて右
側のフロントアクスル’jll19bとの間で片持ち状
態に支持されており、上記ピニオン軸支持部38aより
も左側部分は省略されている。そして、この@造により
上記1対の1ノ“イドギヤ41a、41bのうち、右側
のりイドギヤ41bはその背面が上記デフケース38に
より抑圧支持されている一方、左側のサイドギヤ41a
はその背面が上記中間部材29における左側回転スリー
ブ32のフランジ部32a内面、つまり該中間部材29
の中空部28内壁面にJ:り抑圧支持されている。
また、上記車軸間デフ44、ベベルギヤ51、ビスカス
カップリング66おJ:び後述の被駆動ベベルギA75
7によりトランスファユニット43が構成され、これら
部材は上記変速機3のハウジング4に一体的に結合され
るトランスファハウジング44内に嵌装されている。こ
のトランスファハウジング44はアクスル軸ga、gb
方向に左側、中央側および右側の3つのハウジング44
8〜44Cに3分割され、上記左側ハウジング44a内
に上記車軸間デフ45が嵌装されている。この車軸問デ
フ45は、リーンギヤ46と、該サンギヤ46に噛合す
る複数のピニオン47,47.・・・を担持するビニΔ
ンキ11リア4Bと、上記各ピニオン47に噛合するリ
ングギヤ49とからなる″M星歯車機構で構成され、上
記サンギヤ46は、上記フロン1〜デフ37におけるデ
フケース38のデフケース支持部38b右端部に回転一
体にスプライン結合されている。また、上記ピニオンキ
ャリア48の外周部とトランスファハウジング44の左
側ハウジング44a内周との間には車軸間デフ側ベアリ
ング50が配設され、そのピニオンキャリア48の左端
部は上記中間部材29における右側回転スリーブ33の
右端部に回転一体にスプライン結合されている。
よって、この実施例では、上記車軸間デフ45における
ピニオンキャリア48および該ピニオンキャリア48に
スプライン結合される中間部材29の右側回転スリーブ
33、上記車軸間デフ/15のサンギヤ46および該サ
ンギヤ46にスプライン結合されるフロン1〜デフ37
のデフケース38ならびに該フロン1〜デフ37の右側
のりイドギヤ41bに結合される右側のフロントアクス
ルfll19bは、いずれも上記変速機3のハウジング
4とトランスファハウジング44との連結部に位置して
いて、フロントアクスル’Id9a、9b方向に分離可
能な動力伝達部材を構成している。
上記車軸聞デフ45における1ナンギヤ46はアクスル
軸9a、9bと平行に右方に延長され、この延長部46
a上に上記ベベルギヤ51およびビスカスカップリング
66が支持されている。上記ベベルギヤ51は、上記サ
ンギヤ46の延長部46a上に回転自在に支持されたボ
ス部52と、該ボス部52の右端フランジ部52aにボ
ルト53゜53、・・・により締結されたギヤ部54と
、上記ボス部52の右端フランジ部52a”に上記ギヤ
部54と一体に結合された略円筒状のカップリング収容
部55とからなり、上記カップリング収容部55の右端
部は右側フロン1〜アクスル1’1l19bに外嵌支持
されるように絞られ、その外周面と上記右側ハウジング
44c内壁との間にはベベルギヤ側ベアリング56が1
択装されている。そして、上記ギヤ部54には後端を上
記プロペラ1JIII113に連結したハイボイ1〜ギ
ヤからなる被駆動ベベルギヤ57が噛合され、この被駆
動ベベルギヤ57は一ト記中央側ハウジング44bに一
体的に結合した後側ハウジング44dに1対のベアリン
グ58.59を介して回転自在に支承されている。また
、上記ボス部52の外周とトランスファハウジング44
の中央側ハウジング44b内壁との間には中央側ベアリ
ング60が配設され、上記ボス部52の左端部は上記車
軸間デフ45にJ3けるリングギヤ49の右端部にセレ
ーション部61により回転一体にかつナツト部材62に
より相対摺動不能に結合されている。尚、63は上記ナ
ツト部材62をロックボール64により回り止めする回
り止めリング、65は該回り止めリング63と上記車軸
間デフ45のサンギA746との間に配置されたスラス
トベアリングである。
また、上記ビスカスカップリング66は、上記車軸聞デ
フ45におけるサンギヤ46の延長部46aの右端部と
、上記へベルキャ51のカップリング収容部55との間
の円環状空間内に配置され、モの内筒部材67は1ナン
ギヤ46の延長部=168に回転一体に結合され、外筒
部材68はカップリング収容部55の内周面に回転一体
にスプライン結合されており、この内筒および外筒の両
部材67.68により形成される密閉空間内に封入され
たシリコンオイル等の温度変化に伴う粘性特性により、
車軸間デフ45のサンギヤ45にフロントデフ37を介
して連結された前輪12a、12bと、リングギヤ49
にプロペラ軸13cFjよびリヤデフ15を介して連結
された後輪22a、22bとの相対回転を抑制するよう
になされている。すなわら、上記の構造により、上記車
軸間デフ45およびその一方の出力部たるリングギヤ4
9に連結されたベベルギA251は、それらの周囲のト
ランスファハウシング4.4に対して、両者間の連結部
分が中央側ベアリング60により支持され、かつ車軸間
デフ45のフ1」ントデフ37側部分が車軸間デフ側ベ
アリング50ににす、ベベルギヤ51の車軸間デフ45
と反対側部分がベベルギヤ側ベアリング56によりそれ
ぞれ支持されており、上記フロントアクスル軸9a、9
bに沿って3分割されているトランスファハウジング4
4は、その分割部分の各々に対して上記3つのベアリン
グ50.60.56が対応して配置されている。
また、第1図中、69〜74はオイルシールで必り、こ
れらのオイルシール69〜74のうら、上記変速機3の
ハウジング4とトランスファハウジング44との連結部
に位置するオイルシール。
詳しくはトランスファハウシング44におCプる左側ハ
ウジング44aの内壁面と車軸間デフ45におけるピニ
オンキレリア48の外周面との間、該ピニオンキャリア
48の内周面とリンギヤ/1Gの外周面との間および該
リンギヤ46の内周面と石側のフロントアクスル110
9bの外周面との間にそれぞれ配置されたオイルシール
69〜71により、両ハウジング4,44間の連通が遮
断され、トランスファハウジング44内の空間が変速数
3のハウジング4に対して液密状に分離されている。
したがって、上記実施例においては、変m 15及3の
出ツク用スプロケット8から出力された動力は、ヂエー
ン36i!3よびフロントアクスル軸9a上のスプ[1
グツl−24bを介して減速機構23のす゛ンギャ24
に伝達され、この減速機構23で回転が減速された後、
中間部材29を介して車軸間デフ45のピニオンキャリ
ア48に伝達される。そして、この車軸間デフ45にお
いて動力は前輪側および後輪側に振り分けられ、前輪側
にあっては、動力は車軸間デフ45のサンギヤ46を介
してフロントデフ37に入力され、その後、左右のフロ
ントアクスル1Id9a、9bを介して前輪12a。
12bに伝達される。一方、後輪側におっては、動)J
は上記車軸間デフ45のリングギX749を介してベベ
ルギヤ51に伝達され、この俊、該ベベルギヤ51に噛
合する被駆動ベベルギヤ57、プロペラ111113、
リヤデフ15および左右のリヤアクスル軸14a、14
bを介して後輪228.22bに伝達される。
そして、この実施例の場合、基本的に、以下に述べる如
き4つの作用効果を右する。
■ 先ず、上記トランスファハウジング44の変速機ハ
ウジング4との結合端部にオイルシール69〜71が配
設されていて、該トランスファ・ハウジング4/1の内
部が変速はハウジング1内部に対して分離独立している
。このため、上記ハイポイドギヤからなるベベルギψ5
1および被駆動ベベルギヤ57の噛合部分を1lVJ滑
ずべく、変速機用のミッションオイルとは異する粘性の
高いハイポイドギヤオイルを使用する場合、その高粘性
のハイi!?イドギヤオイルを上記トランスファハウジ
ング4/1内に独立して封入することができる。すなわ
ち、上記車軸間デフ45は上記ベベルギ゛V潤滑用のハ
イポイドギヤオイルによりill滑されることとなり、
その車軸間デフ45に対する潤滑を省略した分だけ、変
速機3のハウジング4内に封入されるミッションオイル
のωを減少させることができる。
また、上記の如きギヤの配置構造においては、変速機3
のハウジング4とトランスファ・ハウジング44との結
合部分は絞られていてその(¥方向の幅寸法が小さい。
このため、車軸間デフ45を変速機用のミッションオイ
ルにJ:すJ℃滑するようにすると、変速機3から車軸
間デフ45に至るオイル流路が狭くなり、この狭い流路
によりミッションオイルが車軸問デフ45に流通し難く
なり、該車軸間デフ45の潤滑不足を招くこととなる。
しかし、この実施例では、上記トランスファハウジング
44内に車軸間デフ45が配置されて、該車軸間デフ4
5はハイポイドギヤオイルににり潤滑されるため1.上
記のように変速機3からのミッションオイルが車軸間デ
フ45に流通し難くなることはなく、ハイポイドギA7
′;/Iイルによってトランスファユニット43にお番
プるベベルギA751と被駆動ベベルギヤ57との噛合
部分の潤滑は勿論のこと、車軸間デフ45の各ギヤ噛合
部分をも有効に潤滑でき、よって仝休として動力伝達装
置の潤滑を確実に行うことができる。
ざらに、上記の構造では、゛変速la3のハウジング4
とトランスフアユニラ1−43のトランスファハウジン
グ44との連結部に位置でる動力伝達部材がスプライン
結合によりアクスルi1+t+9a、9b方向に分離可
能であるので、動力伝達装置の組付は時、トランスファ
ユニット43をそのハウジング44内にハイポイドギヤ
オイルを封入した状態で組み立てた後に、それを変速機
3のハウジング4に組み付けることができ、よって動力
伝達装置の組付性を向上させることができる。
■ また、トランスファハウジング4/i内に設けられ
る車軸間デフ45におりる後輪側出力部としてのリング
ギヤ/1つと、ベベルギヤ51のボス部52とが回転か
つ囲動一体にセレーション結合されて一体化され、この
一体化された車軸間デフ45およびベベルギヤ51の連
結部がトランスファハウジング44に対して中央側ベア
リング60により支持されている。すなわら、該中央側
ベアリング60は車軸間デフ45J3よびベベルギヤ5
1の双方の支持を並用している。このため、車軸間デフ
45およびベベルギヤ51をハウジング/14に支持す
るために3つのベアリング50,60゜56があればよ
く、車軸間デフ45およびベベルギヤ51をそれぞれ左
右1対のベアリングにより支持する場合に比べてベアリ
ングの数を低減することができ、このベアリングの数の
減少分だ1ノコストダウンすることができるとともに、
トランスファユニット43のフロントアクスル軸9a、
9b方向の長さを短くでき、勤ツノ伝達装置をコンパク
トなものにすることかできる。
また、上記トランスファハウジング44がアクスル軸9
a、9b方向に左側、中央側および右側ハウジング44
8〜44Cに3分割され、その分割された各ハウジング
448〜44Cに対してそれぞれ上記3つのベアリング
50,60.56が対応して配置されていることから、
上記中央側ハウジング44bに車軸間デフ45のリング
ギヤとベベルギヤ51のボス部52との連結部を組付は
支持し、車軸聞デフ45の残りのギヤ要素を組み付けた
後に、その中央側ハウジング44bに対して左右両側の
ハウジング4/la、44Gを組み付ければよく、上記
i〜クランフアユニット43の組付性をより一層向上さ
せることができる。
尚、上記リングギヤ49とベベルギヤ51のボス部5・
2との結合状態は逆、つまりリングギヤ49の基部を軸
方向に延ばして該阜部外周にベベルギヤのボス部52を
セレーション結合し、該ボス部52とリングギヤ49と
の間に中央側ベアリング60を挟んだ状態でナツトで締
め付けるようにしてもよい。但し、ベベルギヤの芯出し
を精度よく行う必要がある場合は上記実施例Iiとする
ことが望ましい。
■ ざらに、上記フロントデフ37のデフケース38は
、その支持部38bにて上記中間部材29の右側回転ス
リーブ33と右側のフロントアクスル軸9bとの間に嵌
合されて片持ち状態で支持され、その左側のサイドギヤ
41aはその背面にて上記中間部材29における左側回
転スリーブ32のフランジ部32a内面、つまり該中間
部′vi29の中空部28内壁面により抑圧支持されて
いるため、デフケースを左側に延長して左側サイドギヤ
41aの背面を抑圧支持しかつデフケース自体をその左
側延長部によってもアクスルf09aに支持する一般的
な構造に対して、そのデフケースの延長部分を省略した
長さだけ、デフケース38のアクスル軸9a、9b方向
の長ざを短くし、かつその径方向の大きさを小さくする
ことができ、よってフロン]・デフ37部分をコンパク
ト化り°ることができる。
■ 加えて、上記傘歯車機構からなるフロントデフ37
は、上記フロン]・アクスル軸9a、9b上において、
変速機3のハウジング4のうち径方向に大きなスペース
を持つクラッチハウジング4aに対応してレイアウトさ
れ、このフロントデフ37の左右両側に遊星歯車機構か
らなる減速は構23および車軸間デフ45がそれぞれ配
置されているので、変速機3のクラッチハウジング4a
を含むハウジング4の凹凸にフロンミルアクスル軸9a
9b側の変速機ハウジング4および1〜ランスフ7ハウ
ジング44の凹凸が両者間の隙間が小さくなるように対
応配置され、この配置構造によりフロントアクスル軸9
a、9bを変速機3側(前側)に近付けることができ、
J:ってフロントアクスル軸9a、9bをエンジン2に
可及的に近接配置して、パワーユニット仝体をコンパク
ト化することができる。
尚、上記実施例において、右側のフロントアクスル1N
I9bを変速機3のハウジング4とトランスファハウジ
ング44との連結部分において分離可能としてもよい。
その場合、アクスル軸9bは両ハウジング4.44の連
結部分で分離されるので、フロントデフ37の°す゛イ
ドギヤ41bにおいて分離されるのと比べ、1〜ランス
フ7ユニツト43の組付は以前の段階で、トランスファ
ハウジング44内に対するハイポイドギヤオイルの封入
保持が容易となり、動力伝達装置の組付性をざらに高め
ることができる。・ ざらに、フロントアクスル軸9bの内端にてリング42
により恢止めを行うものに換え、i〜ランスファハウジ
ング44内°に央止め機構を設けることにより、フ[1
ントアクスル軸9bがトランスフ?ハウジング44に確
実に保持されることになり、一層効果的である。
また、上記実施例では、車軸間デフ45を方向転換用の
ベベルギヤ51と共にトランスファハウジング471内
に嵌装するようにしたが、フロントデフ37と車軸間デ
フ45との位置を交換して、該フロントデフ37をベベ
ルギヤ51と一体的に結合するようにしてもよく、上記
実施例と同様の作用効果を奏することができる。
ざらに、上記実施例では、変速機3からの動力をチェー
ン36を介して減速機構23に伝達するようにしたが、
歯車機構により伝達するようにしてもよい。また、その
場合、該歯車機構自体において減速するようにすれば、
上記減速tl1M23は必ずしも必要ではない。
また、上記実施例では、車体1の前部にエンジン2およ
び変速機3を配置した4輪駆動車に適用した場合を説明
したが、本発明は、エンジンおよび変速機が車体接部に
ある4輪駆動車にも適用することができるのは勿論のこ
とである。
(発明の効果) 以上説明したJ:うに、本発明によると、車体の変速機
側に位置するフロントまたはリヤアクスル軸上に車輪間
デフ、車軸間デフおよび方向転換歯車が配設されてなる
4輪駆動車用の動ツク伝達装置に33いて、上記互いに
近接配置される車軸間デフまたは車輪間デフの一方と方
向転換歯車とをトランスファハウジング内に嵌装し、こ
の1〜ランスフアハウジングと変速成のハウジングとの
連結部分に位置する動力伝達部材をアクスル軸方向に分
離可能とするとともに、その動ツノ伝達部材の分離部に
オイルシールを配置して、」ニ記一方のデフを方向転換
歯車と共にトランスファハウジング内の潤滑オイルによ
ってshtするにうにしたことにより、トランフ?装置
側のユニット化により動力伝達装置の組付性を向上させ
つつ、デフの潤滑の省略によって変速機側のミッション
オイルの■を減少させることができ、しかも該デフをト
ランスファハウジング内のオイルにより潤滑不良を招く
ことなく確実に潤滑することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は要部の拡大断面
図、第2図は4輪駆動車の駆動系の全体構成を示す模式
平面図である。 1・・・車体、2・・・エンジン、3・・・変速機、4
・・・ハウジング、9a、9b・・・フロントアクスル
軸、12a、’t2b””前輪、22a、 22’o−
・・後輪、29・・・中間部材、37・・・フロントデ
フ、38・・・デフケース、41a、41b・・・ザイ
ドギャ、43・・・トランスファユニット、44・・・
トランスフアバ「クジング、45・・・車軸間デフ、4
6・・・サンギヤ、48・・・ビニオンキャリア、51
・・・ベベルギヤ、57・・・被駆動ベベルギヤ、69
〜71・・・オイルシール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体の前部または後部にエンジンと該エンジンに
    駆動連結された変速機とが支持され、該エンジンおよび
    変速機が支持された側で車体左右方向に延びるフロント
    またはリヤアクスル軸上に、車輪間デフと、車軸間デフ
    と、該車軸間デフの一方の出力を上記アクスル軸と直交
    する車体前後方向に方向転換するための方向転換歯車と
    が配置されており、上記車輪間デフまたは車軸間デフの
    一方が変速機のハウジング内に嵌装されている一方、他
    方のデフと上記方向転換歯車とが上記変速機のハウジン
    グに連結したトランスファハウジング内に嵌装され、上
    記変速機のハウジングとトランスファハウジングとの連
    結部に位置する動力伝達部材はアクスル軸方向に分離可
    能に構成され、かつ該動力伝達部材の分離部には上記両
    ハウジング間の連通を遮断するオイルシールが配設され
    ていることを特徴とする4輪駆動車の動力伝達装置。
JP2874187A 1987-02-10 1987-02-10 4輪駆動車の動力伝達装置 Pending JPS63195030A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5863523A (ja) * 1981-10-12 1983-04-15 Nissan Motor Co Ltd 四輪駆動車
JPS5863524A (ja) * 1981-10-12 1983-04-15 Nissan Motor Co Ltd 四輪駆動車

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5863523A (ja) * 1981-10-12 1983-04-15 Nissan Motor Co Ltd 四輪駆動車
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