JPS63194735A - マイクロピペツト用チツプセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マルチチャンネル用のチップスタンドのすべ
ての支承管に一挙にチップを挿入することができるマイ
クロピペット用チップセットに関する。

〔従来の技術〕

マルチチャンネルのマイクロピペットは吸込器先端に多
数吊下された各ノズルにチップを装着し、スポイトのよ
うに吸い込んで一度に滴定プレートに滴下させるもので
あり、高い作業効率及び正確性が得られる。

本発明者は実公昭５１−２１８６８号において、チップ
スタンドに装着された多数のチップを一挙にマルチチャ
ンネルピペットのノズルに装着するためのチップスタン
ドを開示した。この技術はチップスタンドの台座から延
出する各支承管の基部にコイルばねを内蔵し、チップス
タンドの各支承管にチップを１本ずつ吸込器装着部を残
して挿入した状態に装着し、この状態でマルチチャンネ
ルピペットのノズルを押込んで装着するものである。

すなわち、このコイルばねの弾撥力によりマルチチャン
ネルピペットの各ノズルのチップの吸込器装着部に加わ
る押圧力の過不足を吸収し、チップの確実な装着を保証
するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記技術を用いてもチップを１本ずつ支
承管に装着する手間がなお煩雑であり、支承管装着の手
間を省略し、より作業能率を向上できる技術が望まれて
いた。

〔問題解決の手段〕及び〔作用〕 本発明は上記問題を解決することを目的とし、その構成
は、１本のチップを吸込器装着部を残して挿入すること
ができる支承管を等間隔に植設したチップスタンドのす
べての支承管に、一挙にチップを装着できる、容器と複
数のチップとからなるセントであって、底部にチップの
吸込器装着部に嵌入する突起がチップスタンドに植設し
た支承管と一致する配置に配列し、該突起にチップを装
着した状態でチップ先端が突出する深さを有する容器を
用い、該容器の突起にチップを装着したことを特徴とす
る。

すなわち、底部にチップの吸込器装着部にゆとりをもっ
て嵌入し、チップを直立させる突起を設けた容器を用い
、この突起はチップスタンドに植設した支承管と一致す
る配置に設けられている。

したがって、容器底部にチップを直立させた状態でチッ
プスタンドを逆に被せると各チップ先端が支承管の口縁
部に嵌入する。そこで、容器の深さを装着したチップの
先端が突出するようにすることにより、チップスタンド
を逆にして被せるとすべてのチップの先端が対応する支
承管の口縁部内に位置する。この状態でチップスタンド
及び本発明チップセットを位置ずれしないように持って
反転させれば、容器内の突起に嵌入しているチップは突
起からはずれて落下する。その際、チップ先端が支承管
の口縁部内にあるため、必然的に各チップは対応する支
承管の内部に落下し、一挙にすべての支承管にチップを
装着することができるものである。

更に、容器の内周は植設した支承管の集合体の外周より
小さいと、チップスタンドを逆に被せてもチップスタン
ドは容器の上縁部に止まり、容器内に嵌入しない。

本発明に係る容器は、突起にチップを装着した状態でチ
ップ先端が突出する深さを有することを要する。さもな
いと、容器にチップスタンドを被せたとき、各チップの
先端を各支承管の口縁部に位置させることができない。

更に、マイクロピペット用チップセントにチップスタン
ドを逆にして被せた状態で反転させるに際し、位置ずれ
しないようなガイドを設けることが好ましい。ガイドと
しては第１図及び第２図に示すような容器の上縁部から
延出する枠体を、容器上縁部全体に設けてもよい。また
、容器の上縁部の四隅など容器の一部に支承管口縁部の
誘導及び位置ずれ防止に役立つ突出物を延出させること
もできる。ガイドを設ける場合には、容器内周の上縁部
を残してその外側からガイドを延出することが好ましい
。

突起はチップを直立させることができるものであって、
チップスタンドの支承管の配置と一致する間隔で設けら
れていればよい。更に逆にして被せたチップスタンドを
容器と共に反転するとき、チップが容易にはずれて落下
する程度に緩くチップを装着するものであることが好ま
しい。

容器の内周は植設した支承管の集合体の外周より小さい
ことが好ましい。容器の内周が支承管の集合体の外周よ
り小さいと、チップを装着するためにチップスタンドを
逆にして被せたとき適当な位置でチップスタンドの落下
を止めることができる。

〔実施例〕

第１図はチップを装着した容器にチップスタンドを被せ
、反転してチップがそれぞれの対応する支承管に落下し
た状態を示す一部切欠きを有する側面図であり、第２図
は本発明マイクロピペット用チップセットの切欠きを有
する側面図である。

１は１列に１２本の支承管２を植設したチップスタンド
である。支承前基部４には台座３を設け、台座３上の基
部の外周にスプリング５を装着した。

基部４は台座３を貫通し、基部４の台座３を貫通した部
位にはストッパー６を設けてその外周を太くし、支承管
２が台座３から飛び出さないように配慮した。ストッパ
ー６は支承管２と同一素材でも別素材でもよい。７は支
承管の口縁部である。

８はチップであり、吸込器装着部９が口縁部７から突出
してその先端部が支承管内に挿入した状態でマルチチャ
ンネルのマイクロピペットのノズルに装着する。マイク
ロピペットに装着するにあたり、吸込器装着部９に押圧
力が加わるとその押圧力に応じてスプリング５が押圧さ
れ、支承管の基部４が台座３の貫通孔を摺動して支承管
口縁部７の位置が下がる。その結果、未だ確実に装着さ
れていないチップの相対的位置が上がり、充分な押圧力
が加わり全部のチップが確実に装着される。

１０は反転させた状態の容器である。底部１１には突起
１２を配列した。突起１２は支承管２の吸込器装着部９
が容易に嵌合する太さであり、各突起の中央部が組合せ
て使用するチップスタンドの各支承管の吸込器装着部９
の中央部と一致するように配列した。１３は側板であり
、第２図に示すように側板１３は装着したチップ８の先
端が突出する深さとした。本実施例においては、側板１
３の上縁部から更にガイド１４を延出した。その結果、
側板の内側に内方から外方に広がる段１５が生じた。

使用にあたっては、第２図のようにチップを装着した容
器１０にチップスタンド１を逆にして被せる。その際、
ガイド１４の先が広がっているために支承管２の集合体
全体を容易に容器内に導入することができる。しかる後
、支承管２は容器の上縁部、本実施例では段１５により
、容器内に落下していくことを防止される。このとき、
各チップの先端は各支承管の口縁部７の中にある。しか
も支承管の集合体はガイド１４により口縁部７を締めつ
けられた状態になり、支承管のブレが防止され、支承管
口縁部とチップ先端との正しい相対的位置が保たれる。

次いで、チップスタンド１と容器１０とを同時に反転さ
せると、第１図に示すように、すべてのチップ８が対応
する支承管２内に装着される。その後容器１０をはずし
て放棄し、所定の作業を行うことができる。

流通にあたっては、緩く嵌合しているチ・ノブが容器か
ら外れないようにチップの移動を防止するパツキンや蓋
（図示を省略）を使用した。

本実施例においては、スプリングを内蔵したチップスタ
ンドを用いたが、本発明のマイクロピペット用チップセ
ットは他の方式のチップスタンドにも実施することがで
きる。

〔効果〕

本発明によれば、多数のチップをチップスタンドのすべ
ての支承管に一挙に装着することができる。また、本発
明はコイルばねを装着したチップスタンドに限らず、あ
らゆる形式のチップスタンドに実施することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はチップセットか
らチップの装着を終わった直後の切欠きを有する側面図
、第２図はチップセットの切欠きを有する側面図である
。 図面中、符号 １はチップスタンド、２は支承管、７は口縁部、８はチ
ップ、９は吸込器装着部、１０は容器、１１は底部、１
２は突起、１３は側板、１４はガイド、１５は段である
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １本のチップを吸込器装着部を残して挿入することがで
   きる支承管を等間隔に植設したチップスタンドのすべて
   の支承管に、一挙にチップを装着できる、容器と複数の
   チップとからなるセットであって、 底部にチップの吸込器装着部に嵌入する突起がチップス
   タンドに植設した支承管と一致する配置に配列し、該突
   起にチップを装着した状態でチップ先端が突出する深さ
   を有する容器を用い、該容器の突起にチップを装着して
   なるマイクロピペット用チップセット。