JPS63192338A - フランスパンの製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、フランスパンの製造において連続した帯状の
生地から、フランスパンを連続的に製造する方法および
装置に関する。

（従来の技術） フランスパンの従来の製法は一定の重量に分割された生
地を一旦球状に成形し、これを偏平に成形して後これを
一端より巻き上げて製造していた。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明では生地は連続した一定巾の帯状態に成形し、こ
れを一定の長さに切断して、更にこれを一方向より巻き
上げて細長い棒状に成形する簡略された能率の良い方法
で製造する発明であり、またその連続生産を可能にした
装置に関する発明である。

この発明の特徴については、前掲した従来の方法におい
ては、偏平な生地を一端より巻き上げて棒状に成形した
場合、そのまま醗酵、焼成を行った場合は優良な製品は
得られず、生地を巻き上げた後に必ず巻締めを施し、手
作業によって生地の巻端を本体に強く押しつけて挟みつ
ぶす作用をするか、又はネット等の下をくぐらせて機械
的に巻き上げる場合は強い圧力のもとに転がしによって
成形しなくてはならない。

その理由は、成形生地を醗酵焼成する際に生地内に発生
したガスが生地の巻端から漏出して、良くふくらんだパ
ンが得られないことによるためで。

この巻締め作業を行うとガス漏れを防いで優良なパンが
得られるからである。

しかし１手作業の「巻締め」作業と異なる機械的な「巻
締め」は強い圧力で長い時間、転がしを加える為、に生
地中のグルテンのゲルが損傷して手で造るほど優良なフ
ランスパンを得ることができなかった。

本発明は、この問題を簡単な方法および装置で解決して
優良なフランスパンを無人的に連続生産することができ
るようにしたものである。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の方
法は、−窓中の連続した帯状生地を、一定の寸法に切断
する際、或いは切断して後、これを巻いて棒状に成形す
るために切断面を塞ぐ操作つまり封着を行って醗酵後に
ガスが生地の切断面から漏出するのを防ぎ何時でも優良
なパンが得られるようにしたものである。

この封着のやり方について説明すると、第一図において
２は連続して帯状生地を一定の寸法に切断した生地片で
ありａで示した面が切断面である。

ｂで示した面は連続帯状成形の時の表面を示している。

ａ面とｂ面の相違はｂ面がローラーでならし作用を受け
た緻密な面であり、ゲルの被膜で形成されているのに対
し、ａ面が気泡の断面が露出した状態になっており９本
発明においては生地切断後にこのａ面をｂ面で覆い封着
してａ面が表面に露出していない状態に造って行うもの
である。

その方法は第二図で示すように矢印ｍの方向の入力によ
りｂ面を移動させてａ面を封じ込めるもので切断生地２
は第三図の３のようにａ面の露出が何処にも無い台形と
なる。

この台形状生地３を一端より巻くと第四図に示す棒状生
地４が出来上がる。

従来の方法においては、ａ面が露出した状態で巻き上げ
成形を行うので第五図に示した棒状体５ができあがるの
で棒状体５の巻しりａ面よりガスが放出するので優良な
パンが出来上がらない。そのため手作業により巻締め又
は強力が圧力転がしを行ってａ面を塞ぎその欠点を補う
ことになっていたのである。

（実施例） 以下本発明を実施例に基づき説明すると、連続体の生地
１を運行するコンベアＡ、その下流にコンベアＢ１その
下流にコンベアＣを連接してもうけるとともに、それぞ
れの速度Ｖａ、　Ｖｂ、　Ｖｃ・は、Ｖａ＜Ｖｂ＜Ｖｃ
と、下流に行く程運行速度が増すように構成している。

コンベアＡの上に生地１を横断方向に切断する切断装置
７．その下流に巻き上げ装置を設けている。

切断装置７はコンベアＡに対して上方に横断方向に且つ
平行に設け、コンベアＡに対して傾斜部分Ｃを有する押
圧部材８を両側から合致させるとともに合致させた稜線
部にカッター９を上下に摺動自在に設けている。

合致させた押圧部材８の内部に設けたバネｌＯは設はカ
ッター９を外部に向は常時押圧し、カッター９は一定外
圧により上方に後退し、陥没するような状態にしている
。

この切断装置７はコンベアＡを運行する生地ｌを切断装
置７が駆動装置（図示しない）によって上下動し、下降
した際にはコンベアベルトの下面にあって凹部１１を有
する受は部材１２に当接するようになっている。

この受は部材１２は本実施例では凹部１１を一個所有し
ているが、特にそれに限定されることはなく受は部材の
表面は可撓性のある材料で構成されていれば、切断装置
７が何時の時点で下降してきても、受は部材は切断装置
の稜線によって押圧を受け、凹部を形成することができ
る。

巻き上げ装置は、可撓布帯１３を固定軸１４にその−端
を支持し、他端部はコンベアＣのベルトに接触して設け
ている。

コンベアＡはモーター１５の回転により一定速度で運行
するように駆動伝達される。

切断装置７の切断動作について説明するとコンベアへの
従動輪にロータリエンコーダ１７を接続し、ロークリエ
ンコーダ１７にはカウンター１８を接続している。

コンベアＡの移動距離をロータリーエンコーダ１７から
の回転パルス信号をカウント１８で受信してその距離を
計算し、切断されるべき長さにコンベアＡ−ｈ＜搬送し
た時、カウンター１８から切断装置７の駆動装置に作動
の信号を入力するものである。

以上の作動により、カウンター１７に所定の切断長さを
入力しておけば、切断装置７は生地ｌを所定の長さに切
断するものである。

次に作用効果について説明すると、生地１が切断装置７
にて切断される際、カッター９が下降して生地１を切断
した後に生地の上表面と下表面が接触するように押圧部
材８の傾斜部分Ｃによって封着され、その生地切断部は
生地１の断面が露出していない状態となる。

この時、コンベアＡとコンベアＢは速度差があるので押
圧部材８が生地を押さえた時、生地の下流側の切断部１
９は下流のコンベアＢの引っ張りによって、その切断面
ａの封着が助長されるものである。　その状態で切断さ
れた生地１はコンベア６によって搬送されて、可撓布帯
１３によって巻き上げられる。

封着され、切断されて巻き上げられた生地１の端部１９
は第４図すに示すように巻終いとして、生地の外周面に
密着して、生地断面内部が露出する。

ことは無い。

また、生地の上流側の切断部２０は巻き上げられる生地
の巻き芯となる。

第５図は従来のカッターにより切断された生地を巻き上
げたものであり、これはａに示すように生地の断面は露
出しているものであり第４図と第５図のように成形され
たものをオープンにて焼いた場合、切断面の無いものは
、切断面のあるものに比較して、焼成後のボリュウム及
び形状においてにおいて格段の差が見られた。

（発明の効果） 以上説明したように９本発明においては、切断面が露出
しないようにして生地を切断し巻き上げることができる
ので、焼成後の製品はボリュームのある形の整った製品
を生産することができ、簡便な手段により高品質の製品
を連続的に提供することができる。

【図面の簡単な説明】 第一図は切断された生地片 第二図は封着動作を示す 第三図は封着された生地片を示す 第四図は本発明で成形したフランスパン生地第五図は従
来装置で成形したフランスパン生地第六図、第七図は本
発明装置の第１実施例第八図は本発明装置の第２実施例 ■・・・・・・生地帯　　　２・・・・・・生地片３・
・・・・・封着された生地片 ４・・・・・・棒状生地 ５・・・・・・棒状体 ７・・・・・・切断装置　　８・・・・・・押圧部材９
・・・・・・カッター　　１０・・・・・・バネ１１・
・・・・・凹部　　　　１２・・・・・・受は部材１３
・・・・・・可撓布帯　　１４・・・・・・固定軸１５
・・・・・・モーター

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）小麦粉、水、イースト、その他必要に応じた原料
   或いは添加物を混合し、混練して作り上げた生地を、一
   旦一定の幅の連続した帯状態に成形し、これを一定の長
   さに切断し、その切断箇所の断面は露出しないように上
   表面又は下表面の生地を移動させて封着し、又は切断と
   封着を同時に行って、切断面が露出しない状態となった
   該生地片を一端より巻き上げて棒状又は他の形状に成形
   し、これを醗酵膨張させて焼き上げて行うフランスパン
   の製造方法。
2. （２）両側から角度をもって合致させた稜線に鋭利な刃
   物を突出させ、一定外圧によりこれが後退し、稜線から
   陥没するようにした複合刃物を上下させ又は、回転させ
   て連続的に供給される帯状の生地を連続的に切断して行
   う事を特徴とするフランスパンの製造装置。