JPS63192232A - 光量調整装置 - Google Patents

光量調整装置

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JPS63192232A
JPS63192232A JP62023640A JP2364087A JPS63192232A JP S63192232 A JPS63192232 A JP S63192232A JP 62023640 A JP62023640 A JP 62023640A JP 2364087 A JP2364087 A JP 2364087A JP S63192232 A JPS63192232 A JP S63192232A
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JP
Japan
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light
shutter
amount
pulse
energy
Prior art date
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Application number
JP62023640A
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English (en)
Inventor
Shoichi Tanimoto
昭一 谷元
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパルス発光する光源の光量調整装置にかかるも
のであり、例えばエキシマレーザを用いて半導体クエへ
に対するマスクパターンの投影を行う露光装置に好適な
光量調整装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、集積回路製造のリソグラフィ一工程で用いられて
いる縮小投影型露光装置、いわゆるステッパーでは、露
光用光源として超高圧水銀ランプが用いられている。
この超高圧水銀ランプは、複数の波長の光を出力するが
、リソグラフィーに必要とされる解像力の向上とともに
利用される光の波長も短かくなり、436nmの波長の
光だけでなく365nmの波長の光も利用されるように
なってきている。
ところが、これ以下の波長ではそのエネルギーの量が小
さくなり、極めてスルーブツトの低いリソグラフィーし
か実現できない。
このような問題点を補うものとして、最近エキシマレー
ザが注目されている。
エキシマレーザを用いると、波長308 nm。
249r+m、  193nm等で強い光を得ることが
できる。このレーザは、時間幅10ないし20 n5e
cで、パルス状に発振出力されるという性質がある。
第2図には、従来の露光装置においてエキシマレーザを
ほぼ一定間隔で繰り返し発振させ、シャッターの開閉を
行って露光量を制御する場合が示されている。
まず、エキシマレーザの出力は、同図(A)に示すよう
に、パルス状に例えば一定周期で出力される。
他方、シャッターの開閉には一定の時間がかかる。この
ため、完全に開いた状態でシャッターを通過するパルス
のエネルギー量をEoとすると、シャッター開閉途中の
通過エネルギー量は、EO以下となる。
同図(B)には、時刻T1から時刻T2にかけてシャッ
ターの開動作が行われ、時刻T3から時刻T4にかけて
シャッターの閉動作が行われる場合のシャッター透過パ
ルスが示されている。この図  ゛において、一連の開
閉動作中にシャッターを通過するパルスの全エネルギー
量は、各パルスの長さの和(各パルスの時間幅と光強度
の積の代数和)になる。
同図(C)には、時刻t1から時刻t2にかけてシャッ
ターの開動作が行われ、時刻t3から時刻t4にかけて
シャッターの閉動作が行われる場合のシャッター透過パ
ルスが示されている。この例は、同図(B)の場合と比
較して、開動僅差開始の時刻がΔを異る。
同図(D)は、以上の(B)および(C)のグラフを重
ねて表示したものである。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら以上のようなシャッター開閉による光量制
御の方式では、シャッター開の時間内に含まれるパルス
数が少ないため、良好に光量制御を行うことができない
という不都合がある。
第2図(D)を参照すると明らかなように、立上りのタ
イミングの僅かな相違によって、シャッターを通過する
全光量が変化する。
詳述すると、シャッターを通過する一番最初のパルスP
1では、ΔP1の光量の差が生ずる。同様にして、二番
目のパルスP2では、ΔP2の光量差が生じる。シャッ
ターの閉動作時についても同様である。
従って、全体としての光量差ΔPは、 ΔP=ΔPI+ΔP2+ΔP3−ΔP4−ΔP5−ΔP
6となる。
以上のように、仮に1パルス当りの出力エネルギーをE
o一定に制御したとしても、パルス出力と、シャッター
開閉のタイミングのずれにより、シャッター通過エネル
ギーにばらつきが生じるという不都合が生ずる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、パルス毎の光量ないしエネルギーのばらつきが
あっても、良好な再現性のよい光量の調整を行うことが
できる光量調整装置を提供することである。
本発明の他の目的は、調整できる光量範囲の広い光量調
整装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段] この発明は、対象物に所定の周期で複数の光パルスを照
射するために、有限の太さのパルス光束を発生するパル
ス光発生手段と、前記光パルスの対象物への照射と非照
射とを切替えるために、前記パルス光発生手段と対象物
との間に配置されたシャッター手段と、前記パルスのエ
ネルギー量に関する情報と、前記対象物に対する必要光
量に関する情報とに基づいて、前記シャッター手段の開
閉動作を制御する制御手段とを有し、少なくとも前記シ
ャッター手段が前記パルス光束の対象物に対する光路を
阻止し始めてから、該阻止の完了するまでの実質的な動
作期間を、前記パルス光束の発生周期のほぼ整数倍に定
めたことを技術的要点とするものである。
本発明の基本構成例を概念的に示すと、例えば第1図の
ようになる。パルス光源BAから出力された光パルスは
、シャッター手段BBを通過し、第一演算手段BCの検
知器BCIでその一部が受光された後対象物BDに照射
されるようになっている。
第一演算手段BCの演算結果は、第二演算手段BHに人
力され、第二演算手段BEの演算結果は、制御手段BF
に入力されるように接続が行われている。この制御手段
BFは、入力に基いて、シャッター手段BBの開閉制御
を行うものである。
[作用] 本発明では、光パルスが用いられる。例えば、パルス光
源BAは、各パルス出力がほぼ一定に保たれて、一定周
期で発振出力され、出力(発振状態)の安定した良好な
条件で用いられる。
シャッター手段BBの開動作後の透過パルスの光量は、
検知、器BCIで検知され、更に第一演算手段BCで積
算される。この積算光量は、第二演算手段BHに入力さ
れる。
第二演算手段BEには、シャッター手段BBの閉動作期
間中に透過し得る光量と、対象物BDの必要光量との各
々が予め格納されている。そして、これらのデータと、
入力された積算光量とに基いて、シャッター手段BBの
閉動作開始のタイミングが第二演算手段BEで演算され
、制御手段BFに入力される。
制御手段BFは、光パルスの周期の整数倍に設定された
閉動作期間幅で、人力されたタイミングによりシャッタ
ー手段BBを駆動制御する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を、添付図面を参照しながら詳細
に説明する。
第3図には、この発明の第一実施例の構成が示されてい
る。この図において、レーザ光源10は、例えばエキシ
マレーザのようなパルス状に発光する光源である。この
レーザ光源10の出力パルスは、第一の照明光学系12
を透過して、シャッタ14に入射するようになっている
第4図(A)には、レーザ光源10の出力レーザパルス
の一例が示されている。この図において、縦軸は強度を
表わしており、横軸は時間を表わしている。この図に示
すように、各パルスの出力周期はほぼ一定であるものの
実際の発光強度には数%程度のばらつきがあり、平均強
度はeである。
前記第一の照明光学系12は、人力されたパルスレーザ
ビームを必要なビーム断面強度分布及び発散(又は収れ
ん)特性になるように変形してシャッタ14に出力する
機能を有する。
また、シャッター14は、シャッタードライバー16に
よって、例えば図の矢印FAの方向に開閉の回転制御駆
動が行われるようになっている。
第4図(B)には、かかるシャッター14の開閉動作の
時間的変化の例が示されている。この図において、横軸
は時間を表わし、縦軸は開状態の程度を表わす。
時刻TAで開の指令が行われ、時刻TBから開動作が開
始されてレーザ光束が透過し始め、時刻TCで全開の状
態となってレーザ光束が完全に通過する。また、時刻T
Dで閉の指令が行われ、時刻TEから閉動作が開始され
てレーザ光束にシャッター14がかかり始め、時刻TF
で完全な閉の状態となって、レーザ光束は完全に遮断さ
れる。
以上のようなシャッター14の開閉動作において、開指
令が行われてから開動作が開始されるまでの時間ta、
閉指令から閉動作開始までの時間tbは、装置構成上の
特性としてあらかじめ決定され、はぼ一定である。
シャッター14におけるレーザ光束の強度分布及びシャ
ッター動作速度がほぼ一様であれば、開閉動作中、すな
わち立上がり立ち下がり部分におけるレーザ光束通過率
変化はほぼ直線的になる。
尚、シャッタ14のところでレーザ光束が一度集光する
ような系とし、その集光点をケーラー照明法における光
源像位置とした照明系とする場合は、レーザ光束の強度
分布が一様でなくても、照明される物体面上では照明強
度が同様に直線的に変化する。
なお、この直線性を更に改善したい場合には、シャッタ
ー14の可動板の縁に平行な2辺と、可動板の移動軌跡
に沿った2辺で囲まれる断面形状を持ったレーザ光束を
、シャッター14の位置に形成し、かつレーザ光束の強
度分布を一様とすればよい。
次に、かかるシャッター14を通過したパルス光は、ビ
ームスプリッタ18、第二の照明光学系20を各々透過
してレチクルRに入射するようになっている。
この第二の照明光学系20は、入射パルスビームを、レ
チクルR上の必要な回路パターン領域に、一様な強度分
布で入射させる機能を有するものである。特にレーザ光
特有のスペックル低減のための光学系と、複数の2次光
源像を作るオプチカルインテグレータ、及びコンデンサ
ーレンズ等を有している。
レチクルRを透過したパルス光、すなわち露光光は、投
影光学系22を介してウェハWに入射しレチクルRの回
路パターンの投影が行われるようになっている。
次に、上述したレーザ光源10およびシャッタードライ
バー16には、露光制御部24が各々接続されている。
そして、この露光制御部24には、上述したビームスプ
リッタ18によって分割された一部のレーザ光束の強度
を検出する検出器26の検出出力側が、アンプ28を介
して接続されている。
以上のうち、露光制御部24には、外部のホストコンピ
ュータ等(図示せず)から、露光開始信号5exp、適
正露光量に相当する露光量信号S doseが各々入力
されるようになっており、更に、検出器26から出力レ
ーザ光強度を示すモニタ信号5fflが入力されるよう
になっている。
この露光制御部24は、入力される露光開始信号5ex
p、露光量信号S doseおよびモニタ信号Smに基
いて、発光トリガー信号Stをレーザ光源10に出力す
るとともに、シャッター開閉信号Ssをシャッタードラ
イバー16に出力する機能を有する。
これらの信号のうち、発光トリガー信号Stは、レーザ
光源10の発光タイミングを指示するものである。また
、シャッター開閉信号Ssには、第4図を参照しながら
説明した開指令、閉指令の信号が各々含まれる。
次に、上記実施例の全体的動作について説明する。
まず、第4図(A)に示すレーザパルスの出力タイミン
グと、同図(B)に示すシャッター14の開閉動作の関
係について説明する。
第5図には、シャッター14を透過したレーザパルスの
例が示されている。レーザ光源10からの出力パルスP
、、P2.P、、・・・は、一定のエネルギーになるよ
うに制御され、一定周期でt=t1.t2.E!+・・
・において出力される。
しかし、実際には、周期は一定値に正確に保たれるもの
の、強度ないしエネルギーEはパルス毎にばらつき、平
均値eとは一般に異なった値となる。
この実施例では、第6図に拡大して示すように、シャッ
ター14の閉動作が行われる立ち下り部分の時間(シャ
ッター14がレーザ光束を実際に遮光し始めてから完了
するまでの時間)Tβは、パルス繰返し周期での整数倍
に定められる。
ここで、シャッター14の閉動作の開始時刻TEとパル
ス出力のタイミングとの関係について説明する。なお、
n番目(第5図ではn;8)のパルスからシャッター1
4が閉じ始めるまでの時間をTαとする。また、シャッ
ター14の開動作開始時からn番目のパルスまでの全積
算エネルギーをE niu+++とする。更に、以下の
説明では、各パルスのエネルギー量をeと仮定する。 
第6図において、Tαをn番目のパルスPnの発生時刻
tnからパルス周期での分だけ変化(長く)させると、
シャッター14を通過する全積算エネルギーE sum
は、第7図のQA (n番目のパルスまでの全積算エネ
ルギーE nsumの点)からエネルギーeだけ多いQ
Bまで変化する。
詳述すると、第8図に示すように、Tαの変化は、立ち
下り部分の矢印FB方向の移動に対応する。この移動で
、パルス変化ΔPn+1、ΔPn+2Δpr1+3の和
のエネルギー量分、すなわ1パルス分eだけエネルギー
量が変化することとなる。これはシャッター14の閉動
作時間TBがパルス出力周期での整数倍に定められ、周
期τが一定しているためである。
更に、時刻tn +1のパルスPn +1を越えてTα
を変化させると、第7図の点QB、QC1QD・・・・
・・で示すように、全積算エネルギー E turnが
時間Tαに比例して変化することとなる。
以上のような第7図を参照すれば明らかなように、Tα
を変化させれば、全積算エネルギー E gumを変化
させることが可能となり、パルスエネルギーが一定値e
ならばTαに対しE lulmは直線的に範囲を制限さ
れずに変化する。この直線の傾きはe/でである。
シャッター14の閉動作時、すなわち立下り部分の時間
τβ内にあるパルスの数をmとすれば、この部分での積
算エネルギーEβは Eβ=ΣPnや、・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・(1)となる。このEβは
、パルスエネルギーeの値、周期での値、n番目のパル
スからシャッター14が閉じ始めるまでの時間Tα及び
立下り時間Tβより計算できる。
以上のように、この実施例では、シャッター14の閉動
作開始時刻を制御することによって、全積算エネルギー
量の調整を行うこととしている。
次に、第9図のフローチャート(例えば第3図中の露光
制御部24によるプログラム動作)を参照しながら、第
3図の装置の全体的動作について説明する。
まず、図示しない外部装置から、露光量信号S、。□お
よび露光開始信号S llX11が露光制御部24に入
力される(第9図ステップSA参照)。
次に、シャッター14の開指令が、露光制御部24から
シャッター開閉信号S、としてシャッタードライバー1
6に出力される(ステップSC参照)。なお、第4図に
示したように、開指令が行われても、すぐにシャッター
14の開動作が行われるわけではない。
次に、露光制御部24では、パルス計数値nのリセット
が行われ、n=oにセットされる(ステップSC参照)
。他方、レーザ光源10に対しては、発光トリガー信号
Stが露光制御部24から出力され、これによってレー
ザ光源10が一定の周期τで発光しレーザパルスの出力
が開始される(ステップSC参照)。
次に、第4図に示したようにしてシャッター14の開動
作が開始されると、第5図に示すようにレーザパルスが
シャッター14を透過することとなる。これらのレーザ
パルスは、一方においてウェハW上に照射されて露光が
行われ、他方においてビームスプリッタ18の作用によ
り検知器26に入射して露光制御部24による露光エネ
ルギーの積算、すなわち積算エネルギーE gumの計
算が行われる(ステップSC参照)。
ここで、露光量信号S dos。によって決定される必
要積算エネルギーをE、。、。とすると、上述したシャ
ッタ−14閉動作時の通過エネルギーEβ(予め演算に
より求められている)に対して、E 、、、 > E 
d、、、−Eβ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・(2)となったかどうかの判定、すなわち、この
判定時点で予測される不足光量をEJ2としたとき、E
 11 = E dose −(E sum + Eβ
)の演算を行ない、Ellが予測される1パルスのレー
ザビームの最大光量よりも十分大きいかどうかの判定が
行われる(ステップSC参照)。
この判定の結果、(2)式が満たされない場合には、上
述したパルス計数値nをn+1としてステップSEに戻
る(ステップSC参照)。そして、次のレーザパルスに
おして同様の処理が繰返行われる。
また、かかる判定の結果、(2)式が満たされる場合に
は、このレーザパルスの発生時点からシャッター14が
閉じ始めるまでの時間Tαが、第7図に基いて露光制御
部24により以下の(3)式で計算される(ステップS
)I参照)。すなわち、不足光量E℃を補うのに必要な
時間Tαが求められる。最も精度よく制御するためには
、このTαがTαくτとなるように、n番目のパルスを
設定(Tαの起点となるパルスの設定)する必要がある
Tα= −(E a。□−E、u、)・・・・・・・・
・・・・(3)なお、(2)式は、実際には1パルスの
最大光量をefflとしたとき、E sum≧E do
se −Eβ−emとして判断することが望ましい。
次に、以下の計時が行われてシャッター14の閉指令時
刻が露光制御部24により求められる。
すなわち時刻tに対して、 t≧tn+ (Tα−tb)・・・・・・・・・・・・
(4)かどうかが判定され、この条件が満たされるまで
計時が行われる(ステップSC参照)。
(4)式のtbは、第4図に示したように、閉指令が行
われてから、実際にシャッター14が閉じ始めるまでの
遅れ時間であり、tnは上記(2)式を満たしたレーザ
パルスの時刻である。
次に、以上の時間経過後、露光制御部24により、シャ
ッター閉指令がシャッター開閉信号SSとしてシャッタ
ードライバー16に対して出力される(ステップSC参
照)。
そして、 t≧tn+Tα+Tβ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(5)となるまで計時が行われる(ステッ
プSC参照)。この動作は、シャッター14が完全に閉
状態となるまでの時間を測定するものである。
この計時が終了すると、レーザ光源10に対する発光ト
リガー信号Stの出力が終了し、レーザパルスの発光が
停止される(ステップSC参照)。以上の動作により、
ウェハWに対する必要量の露光が終了することとなる(
ステップ5M参照)。
なお、以上の動作において、レーザパルスの出力指令は
シャッター開指令の後に行われたが、最初のレーザパル
スが出力される時のシャツター14の状態は、まだ完全
に閉じた状態であってもよいし、開いた状態でもよい。
シャッター14の全開に要する時間(シャッターの開動
作時間)のロスを防ぐには、シャッター14を全開にし
た状態で最初のレーザパルスを出力した方がよい。
しかし、レーザ発振をしばらく行なわなかった後で発信
させる場合、始めの出力パルスはエネルギーがばらつく
ので、シャッター14を閉として何発かのパルスを捨て
た方がパルス間のエネルギー安定性は良くなる。
またステップSLでレーザパルスの出力を停止しなけれ
ばステップSKの動作は不要であるが、露光を行わない
場合にはレーザ光源10の発光をしていない方が、該光
源10の構成部品の寿命が長くなってよい。
また1パルス当りの平均エネルギーeとしては、レーザ
光源10によって決められた値を用いることもできる。
更に、上記実施例ではビームスプリッタ−18をシャッ
ター14の後に配置し、シャッター通過後のエネルギー
をモニターすることとしたが、シャッター14の開閉動
作に要する立上り部分、立下り部分の時間幅や、シャッ
ター14の動作指令に対する時間遅れは、上述したよう
に一定でありてあらかじめ測定することができる。
従って、ビームスプリッタ−18をシャッター14の前
に配置し、シャッター14の通過前のパスルエネルギー
をモニターしても同様の効果が得られるし、レーザ光源
10にエネルギーモニターを設けてその出力をモニター
するようにしてもよい。
以上説明したように、第一実施例によれば、シャッター
開による通過エネルギー量は、各パルス毎のエネルギー
量のバラツキを含めて検知手段により積算検知され、こ
の値と、指令された必要露光エネルギーとを比較して、
シャッター閉の開始時刻が定められて露光エネルギー量
の制御が行われるので、シャッター開動作開始のタイミ
ングや、パルス毎のエネルギーの揺らぎによる露光量の
誤差が良好に修正されるという効果がある。
また、この実施例では、各パルスのエネルギー量を積算
して測定しているので、例えば、シャッター全開の状態
になってからレーザ光源のパルス出力を行っても良好に
光量調整を行うことができる。
次に、本発明の第二実施例について説明する。
上述した第一実施例では、個々のレーザパルスについて
そのエネルギーを計測(積算)することとしたが、エネ
ルギー量のバラツキないし揺らぎの程度が低い場合には
、シャッター14の閉動作期間、すなわち立下り部分の
時間Tβがパルス周期での整数倍であるから、シャッタ
ー開動作開始のタイミングがパルス出力タイミングと常
に一定の関係にあれば、シャッター14の全開時間制御
だけで適正な露光量に制御することができる。
この場合、ビームスプリッタ−18,検知器26及びア
ンプ28は不要であり、レーザ光源10から常に一定の
光量に制御されたレーザパルスが出力されていればよい
すなわち、露光制御部は、人力された露光量信号S d
oseによって指定される必要露光量およびレーザ光源
から出力されるレーザパルスのエネルギー量に基いて、
レーザパルスの出力タイミングとシャッター開動作開始
のタイミングとの関係およびシャッター全開時間を計算
し、これに基いて発光トリガー信号St、シャッター開
閉信号Ssをそれぞれ出力する。
なお、このような時間制御を行なう場合、シャッターの
実質的な閉動作期間だけでなく開動作期間中のみの光量
も予め求めておく必要があるが、閉動作と開動作の雨期
間が同じであれば、その必要はない。
この第二実施例では、ハードウェアの構成が簡易になる
特徴がある。
なお、本発明は何ら上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、シャッター開動作期間である立上り部分の
時間幅もパルス発光周期τの整数倍としてもよい。この
ようにすると、シャッターの開動作期間、すなわち立上
り部分でのシャツタ−透過エネルギー量を、パルス出力
タイミングとシャッター開動作開始タイミングとの関係
によって、別言すれば時間のみの制御によって調整でき
るという効果がある。
また、エキシマレーザ以外の他のパルス光源を用いた場
合でもよく、露光装置以外の装置に対しても適用可能で
ある。
更に、エキシマレーザなどのレーザ光源は、発光開始時
の1パルス当りのエネルギー量が必ずしも安定せず、ま
た、発光トリガー信号が一定間隔で入力されているほう
がエネルギー量が安定する。他方、装置には寿命(内部
気体の劣化等)があり、この点からすれば不必要な発光
は避けるべきである。
従りて、レーザ光源の発光開始の時期と、シャッター開
動作開始の時期との関係は、以上のような点を考慮して
決定することが好ましい。
また、上記実施例では、透過型のシャッターを使用した
が、反射型のシャッターを使用してもよい。この場合に
は、シャッターの開閉動作と、パルスの照射とが逆の関
係となる。すなわち、シャッターを閉じると、パルスが
反射されて対象物に照射され、シャッターを開くと、パ
ルスが該シャッターを透過して、対象物に照射されなく
なる。この発明は、かかる場合も含むものであり、対象
物に対する光パルスの光路閉動作手段は、どのような態
様のものでもよい。
[発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、シャッターに
よる光路閉動作期間をパルス周期の整数倍に設定すると
ともに、シャッターの光路閉動作開始タイミングと、パ
ルス発光タイミングとを制御して光量の調整を行うこと
としたので、各パルス毎のエネルギー量に揺らぎがあっ
ても、良好に再現性よく光量の調整を行うことができる
とともに、その調整の幅も大きいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成例を示すブロック図、第2
図は従来技術の作用を示す説明図、第3図は本発明の第
一実施例を示すブロック図、第4図はレーザパルスとシ
ャッター開閉の動作の関係を示す線図、第5図はシャッ
ター透過パルスの例を示す線図、第6図、第7図及び第
8図はシャッター閉動作開始タイミングと透過エネルギ
ーとの関係を示す説明図、第9図は第一実施例の動作を
示すフローチャートである。 [主要部分の符号の説明コ 10・・・光源、14・・・シャッター、16・・・シ
ャッタードライバー、18・・・ビームスプリッタ−5
24・・・露光制御部、26・・・検知器、W・・・ウ
ェハ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対象物に所定の周期で複数の光パルスを照射する
    ために、有限の太さのパルス光束を発生するパルス光発
    生手段と; 前記光パルスの対象物への照射と非照射とを切替えるた
    めに、前記パルス光発生手段と対象物との間に配置され
    たシャッター手段と; 前記パルスのエネルギー量に関する情報と、前記対象物
    に対する必要光量に関する情報とに基づいて、前記シャ
    ッター手段の開閉動作を制御する制御手段とを有し、少
    なくとも前記シャッター手段が前記パルス光束の対象物
    に対する光路を阻止し始めてから、該阻止の完了するま
    での実質的な動作期間を、前記パルス光束の発生周期の
    ほぼ整数倍に定めたことを特徴とする光量調整装置。
  2. (2)前記制御手段は、前記シャッター手段を通ってき
    た前記光パルスの光量を検出し、前記シャッター手段の
    開動作開始時から前記対象物に与えられた積算光量に相
    当する情報を検出する積算光量検出手段と; 前記シャッター手段の実質的な動作期間中のみに前記対
    象物に与えられる光量に相当した情報を予め算出する第
    1の演算手段と; 前記必要光量から前記動作期間中の光量を差し引いた量
    と前記積算光量とが所定の関係になったことを検知して
    、前記シャッター手段の閉動作の開始のタイミングを決
    定する第2の演算手段とを有し、該決定されたタイミン
    グに基づいて前記シャッター手段に閉動作を開始させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装置。
  3. (3)前記第2の演算手段は、前記シャッター手段の開
    動作が開始されてから該シャッター手段を通ったパルス
    光束の数をn、該n番目のパルス光束が発生した後に前
    記積算光量検出手段によって検出された積算光量をEn
    sum、前記シャッター手段の実質的な閉動作期間中の
    予測された光量をEβ、前記必要光量をEdoseとし
    たとき、前記n番目のパルス光束が発生した後に予測さ
    れる不足光量Elを、 El≒Edose−(Ensum+Eβ) により算出し、該不足光量Elを与えるために必要な前
    記シャッター手段の実質的な閉動作の開始タイミングを
    、前記n番目のパルス光束の発生時を起点に算出するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の装置。
  4. (4)前記第2の演算手段によって前記パルス光束の発
    生時を起点に算出された実質的な閉動作の開始タイミン
    グを決定する時間をTαとしたとき、該時間Tαと前記
    パルス光束の発生周期τとを常にTα≦τの関係に保つ
    ために、前記予測された不足光量Elが、前記パルス光
    束の1パルス分の予測される最大光量emに対して、E
    l≦emとなつ時のパルス光束を、前記n番目のパルス
    光束として決定することを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の装置。
  5. (5)前記シャッター手段の前記パルス光束の対象物へ
    の照射開始から、該照射開始の動作が完了するまでの実
    質的な動作期間を、前記パルス光束の発生周期のほぼ整
    数倍に定めたことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜
    第4項のいずれかに記載の装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01191490A (ja) * 1988-01-27 1989-08-01 Komatsu Ltd 狭帯域エキシマレーザの起動方法

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