JPS63189898A - クラリネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はクラリネットの改良に関する。

［従来の技術］ クラリネットはその発展の過程においてさまざまに改良
されてきた。このことはクラリネット本体、その幾何学
的形状及び例えばけん機構のための材料の選択に対して
当てはまる。当初の盲管の一定の直径で延びていた縦孔
とは異なって、この孔が部分ごとに異なる直径を有する
クラリネットが知られている。更に個々の部分を円錐形
に構成することができる。そのように構成される盲管は
あらゆる音域において、特に１２音音階及び高い音域の
個々の音の特別な清澄さを実現することを日桁している
。

更にクラリネットの歌口と上管との間に配置された頭部
片（俵管）に、操作可能なけんにより閉じまた開くこと
ができる音孔を備えることが知られている。これにより
きれいな音質と音域の広がりとをもたらそうとするもの
である。

これらの周知の方策はすべて、特にクラリネットの上管
及びそのけん機構での大きく危険の多い作業負担を必要
とする。従ってクラリネットの調律と音色とに対する事
後の変更と適合とは極めて困難である。

［発明が解決しようとする課題］ この発明はその改良手段を提供する。この場合、従来の
クラリネットではクラリネットの全管長のうち頭部片に
対する有効な割合が比較的小さいがしかしながら頭部片
はクラリネットの調律と音色のために著しく重要である
、という認識に基づいている。

それゆえにクラリネットの頭部片の管長の割合をできる
だけ大きくすることを目的とする。このことは頭部片を
巾に延長しても限られた量しか可能とならない。

頭部片の歌口及び上管との結合は従来、歌口及び上管に
強固に結合された孔付きほぞにより行われている。その
際孔付きほぞの外径は歌口又は上管の外径より著しく小
さい、従来通常用いられた頭部片はその端部に、孔付き
ほぞ直径と孔付きほぞ長さとに適合する孔を備えている
。この孔の中に孔付きほぞを挿入することにより、クラ
リネットの歌口、頭部片及び上管の間の気密な差し込み
結合が形成される。

［課題を解決するための手段］ 前記の目的はこの発明に基づき１頭部片が一つの又は両
方の端面に孔付きほぞを備え、このほぞ自体が上管又は
歌口の相応の孔の中に気密に差し込まれることにより達
成される。

頭部片の土管に向かう側の端面を孔付きほぞとして形成
するだけで、既に頭部片の有効な管長はほぼ３倍となる
０頭部片の両端面が孔付きほぞとして形成されるならば
、頭部片の有効な管長は５倍となる。従ってこの発明に
基づく解決策はクラリネットの調律と音色とに対する頭
部片の影響を著しく高める。この解決策はクラリネット
演奏者の希望に容易に適合することを可能にし、楽器の
上部の縦孔における危険の多い事後の変更を回避できる
。

［実施例］ 次にクラリネットの従来例とこの発明に基づく一実施例
とを示す図面により、この発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図には、クラリネットの歌口１．頭部片
３及び上管６の連結部が、上から下に向かってそれらの
組み立その順序に並べて示されている。

この発明をよく理解するために、直接結合に用いられる
各部分は断面図として描かれている。けん機構は示され
ていない、第２図に示す公知のクラリネットでは歌口ｌ
の端部は孔付きほぞ２となっており、その直径は歌口１
及び頭部片３の直径より小さい０頭部片３は歌口１に向
かう側のその端面に孔４を備え、この孔は孔付きほぞ２
の直径と長さとに適合する。同様に上管に向かう側の端
面上に孔５が設けられ、この孔は上管６の孔付きほぞ７
の収容に用いられる。クラリネットの縦孔はこの従来例
では一定の直径を備えた円筒形孔として示されている。

しかし他の孔構成、例えば種々の孔直径及び／又は円錐
形の孔を用いることもできる。第２図から分かるように
、縦孔の有効な長さの割合は頭部片３の範囲では比較的
小さい。

これに対してこの発明では第１図に示すように、頭部片
３の中の縦孔の有効な長さの割合は従来例の場合より著
しく長く、その約３倍である。

第１図には有利な一実施例が示されている。歌口ｌと頭
部片３とは従来例のように、歌口１の孔付きほぞ２によ
り相互に結合されている。これに反して従来の解決策と
は異なって、頭部片３の上管６に向かう側の端面部分は
孔付きほぞ８を備え、上管６はこのほぞを収容するため
に適合する孔９を有する０図から分かるようにこの構造
的手段により２縦孔の有効な長さの割合は頭部片３の範
囲で従来の解決策に比べて著しく長くなっている。

更にこの発明の枠内で頭部片３が両端面に孔付きほぞを
備えるようにすることもでき、その場合にはこれらのほ
ぞが歌口１及び上管６の中の相応の孔に差し込まれる。

この解決策では頭部片３の中の縦孔の有効な割合は約５
倍となり、従ってクラリネットの調律と音色とに対する
頭部片の影響が一層高められる。

４、図面ノ１１ｔｌ＊説明 第１図及び第２図はそれぞれクラリネットのこの発明に
基づく一実施例と従来例との歌口１頭部片及び上管上端
部の要部断面を含む分解配列図である。

１１１１１＊歌口、　　３・・・頭部片、　　６Φ争・
上管、　８φ・・孔付きほぞ、　９Φ・・孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）差し込み組み立て可能な歌口、頭部片、上管、下管
   及び朝顔から成るクラリネットにおいて、頭部片（３）
   が一つの又は両方の端面に孔付きほぞ（８）を備え、こ
   のほぞ自体が上管（６）又は歌口（１）の相応の孔（９
   ）の中に気密に差し込まれることを特徴とするクラリネ
   ット。