JPS63189575A - 泡を伴う水による除雪処理法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、屋根や道路の送雪や融雪に関する泡を伴う水
による除雪処理法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の融雪又は融雪し乍らの送雪や除雪は地下水や河川
水や水道水を使用し、これらの水を散水して融雪してい
る。

また、これらの水と共に融雪し乍ら流雪し、送雪や除雪
を行っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、泡が移動する際相当の重量物でも一緒に押し
流すことに着眼し、泡を併用して融雪や送雪を良好にし
ようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、このような点を解決したもので、添付図面を
参照して詳述すると次の通りである。

水に発泡剤を混合して泡を発生させ、泡を伴う水により
送雪や融雪を行うことを特徴とするものである。

また、泡を伴う水を屋根５や路面３に散水して融雪して
も良い。

また、泡を伴う水を流雪溝や流雪樋や流雪管に導入して
融雪し乍ら送電しても良い。

〔作用〕

泡が雪を捕捉するから雪の移送が容易となり、且つ融雪
も良好となり、特に泡が断熱効果を果たし、周りに熱が
逃げることを防止するからそれだけ解は易い。

〔実施例〕

第１図は融雪システムに関する実施の一例を図示したも
ので、発泡機１に井戸２から地下水を汲み上げ、発泡剤
を混合して泡を発生せしめる。

発泡剤は動物性蛋白商品名グルフオーム　（サン・オリ
エント抹式会社製）や、カルボン酸塩（脂肪酸石鹸）の
ような陰イオン界面活性剤を使用する。

尚、排水時の消泡剤としてはポリアルキレングリコール
のような陽イオン界面活性剤を使用する。

地下水の代わりに河川水や水道水若しくはそれらの加温
水を使用しても良い。

この泡を伴う地下水を路面３に注水したり、散水したり
、内側より湧水（にじみでる方式）したりして路面３上
の積雪を融雪し、融雪水を水路４に集めて排水する。

また屋根５上に注水したり散水したりして屋根５上の雪
を融雪せしめる。

屋根面が傾斜している場合泡を伴う水の流下に際して融
雪も行うが、同時に泡により雪を捕捉して泡と一緒に雪
を流下せしめ、融かし乍ら杆部の樋６に流下せしめるこ
とになる。

この泡まじりの半融雪水を樋６から地下に設けた処理層
７に送り込み、必要に応じて発泡剤を投入して泡を消し
、下水管８に排水する。

図において、鎖線は泡送配管、一点鎖線は半融雪配管を
示すものである。

第２図は融雪よりも融雪し乍ら送電、除雪を狙った泡送
システムに関する実施の一例を図示したしので、泡送管
９を色々な投雪ホッパー１０・１１・１２に配設し、投
入された雪を泡を伴う水により能率良く、直接河川１３
に又は処理層７に誘導し、融雪水を下水管８に排水する
。

図中符号１４は輸送補助用コンプレッサーである。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように路面の積雪や屋根の積雪を単に注
水や散水だけに頼らず、その使用水に泡を発生させ、泡
を伴う水で融雪するから泡が雪を捕捉して融雪と送電を
良好にして融かし乍ら流雪することになるから、それだ
け除雪が能率良く行なわれることになり、従来法に比し
て次の特長を有する。

１　在来の散水式融雪工法に比べ、水を使用する量が少
ない。

２　屋根利用の場合、凍結の心配がなく、屋根を傷めな
い。

３　屋根利用の場合、泡により全体を覆う為保温効果を
高める。

４　道路等に使用した場合、散水式に比べ水が飛散する
ことがない。

５　道路等に使用した場合、凍結しにくい為、高冷地に
使用できる。

６　発泡剤は、植物性、動物性を利用する為無害であり
処理が容易である。

７　在来の雪輸送処理に比較して泡が混入する為、比重
の大きな雪まで遠方に送られる。

８　泡が主体である為地下水や種々の水利用が少なくて
すむ。

９　水利用が少ない為操作が容易である。

ＩＯ道路消雷において泡を伴う散水の場合歩行者に水“
がかからずこの点でも従来法より実用的である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１゜２図は実
施例の説明図である。３・・路面、５・・屋根。