JPS63189151A - 殺菌処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は食品、医薬品、化粧品などを直接充てんする紙
、膜等のシート状またはフィルム状材料や、ビン状容器
、パック容器およびフィルタ等を殺菌処理する殺菌処理
装置に関する。

［従来の技術〕 従来の殺菌処理技術は、例えば過酸化水素溶液をスプレ
ィする蒸発処理法や、紫外線を照射する殺菌処理や高温
殺菌処理などの方法が必要に応じて採用されている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来の殺菌処理技術においては、装置が大型化した
り、操作が複雑化したり、殺菌処理に多大な時間を要す
る等の問題点があった。

本発明は上記従来の問題点を解消し、気相でかつ短時間
で安全に殺菌処理することができる殺菌処理装置を提供
することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、静電力を利用して、食品等の容器材料の殺菌
処理を行なおうとするものである。例えば気相中におい
て、高電圧を放電極に印加すると、放電極とアース極間
に電子が流れる。■荷電では電子はアース極−放電極へ
、■荷電では電子は放電極−アース極へ向う。放電極と
アース極の中間に存在する物質にはこの電子が衝突する
現象は周知のものである。本発明者等は、この放電（電
子を含むプラズマとみてもよい）をパルス状に印加する
と短時間に高密度のエネルギを放射することができるこ
と、およびこの作用を用いて、放電極とアース極の中間
に供給している包装材（紙シ−トや膜状材料）にこのよ
うなエネルギを印加することで殺菌処理することができ
ることを見出した。

本発明は上記の事実に基いてなされたものであり、本発
明による殺菌処理装置は、高電圧をパルス的に印加し、
材料面にイオンおよび生成オゾンを衝突させ、前記材料
に付着している菌を殺すようにしてなることを特徴とし
、例えば、高電圧を印加する技術としては、パルス荷電
技術を活用し、放電極とアース極の中間に被処理物体を
連続的に通過させ、この移動速度と電子の放射領域を適
正に組み合わせることで殺菌に必要な時間を確保し、殺
菌処理を行なった被処理物体は、ある静電量を帯電した
形で保有しているので処理の後段でこの帯電量をアース
して解放する領域を備え、こうして殺菌処理された材料
を用い紙パツク等の充てん容器を製造するようになされ
ている。

［作用］ ′！　　本発明によれば、静電エネルギは、放射線と異
なり安全なエネルギ照射であるので、殺菌処理を安全に
行なうことができるとともに、他の方式に比し一般的ｊ
こ見て短時間で処理できるので、高速度のコンパクト処
理装置にまとめることができる。

［実施例］ 第１図は本発明を紙パツク用紙の殺菌処理装置に適用し
た場合の第１実施例を示す図であり、第１図において、
供給される用紙０１は、放電極０２とアース極０３の間
を通過する際に、高電圧パルス発生装置０４から供給さ
れるパルス状静電力によって電子を照射され、殺菌処理
される。なお第１図において、０５は用紙の帯電を取り
除くアース用ロールであり、これで用紙の帯電を解放し
た後、パック製造機０６へ給紙するようになされている
。

第２図は、本発明をビン状容器の殺菌処理に適、用した
場合の第２実施例を示す図であり、第２図において、溶
液光てん機に供給されたビン状容器１１はアース極１３
の中に収納され、これと放電極１２との間に高電圧パル
ス発生装置１４から高電圧が印加される。殺菌処理を終
えたビン状容器１１は、帯電除去機１５で帯電か取り除
かれる。なお第２図（Ａ）は装置全体の概略図、第２図
（１３）は第２図（Ａ）の部分拡大図である。

第３図は本発明をフィルタ捕集ダストの殺菌処理に適用
した場合の第３実施例を示す図であり、第３図において
、クリーンルームフィルタなどの濾過材２０の内部には
、アース極２３を備えており、このアース電極２３と放
電極２２との間に高電圧パルス発生装置２４から高電圧
パルスを印加し、フィルタ表面に捕集されたダスト２１
などに含まれる菌体を放電極２２から放射する電子のエ
ネルギで殺菌するようになされている。

以上は本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記各実施例に示されたちの以外の殺菌処理に適用でき
ること勿論である。

次に本発明者等による実験結果について説明すると、放
電極とアース極間に、例えば約１０　ＫＶ／ｃＩｌｌの
直流電圧を印加し、１秒間に約６０〜１２０パルスの放
電を行なわせると、包装材に付着した菌体を２〜３秒間
の電子の照射でほぼ全滅させることができることが判っ
た。これは従来の他の殺菌方式に比し、簡易な装置で、
短時間に、亮い殺菌処理が得られるとともに、殺菌部が
コンパクトにまとめられることを意味している。

［発明の効果］ 本発明によれば、気相で、短時間かつ安全に殺菌処理を
行なうことができる。また本発明による高電圧パルス荷
電方式を用いた気相における殺菌技術は、高エネルギ密
度を局部に加えうろことから、新らしい処理技術として
幅広く応用できる。

さらに本発明によれば、食品その他の接液部に殺菌の段
階では、直接的に薬品等を加えることなく処理できるの
で装置化時の利点が多い等の優れた効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の食品バック用紙の殺菌処理
装置の概略図、第２図は本発明の他の実施例のビン状容
器の殺菌処理装置の概略図で、第２図（Ａ）は全体図、
第２図（Ｉ３）は部分拡大図、第３図は本発明のさらに
他の実施例の濾過フィルタの捕集ダストの殺菌処理装置
の概略図である。 ０２、１２．２２・・・放電極、０３．１３．２３・・
・アース極、０４、１４．２４・・・高電圧パルス発生
装置。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ７７′

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高電圧をパルス的に印加し、材料面にイオンおよび生成
   オゾンを衝突させ、前記材料に付着している菌を殺すよ
   うにしてなることを特徴とする殺菌処理装置。