JPS63189020A - 光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器 - Google Patents

光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器

Info

Publication number
JPS63189020A
JPS63189020A JP2214587A JP2214587A JPS63189020A JP S63189020 A JPS63189020 A JP S63189020A JP 2214587 A JP2214587 A JP 2214587A JP 2214587 A JP2214587 A JP 2214587A JP S63189020 A JPS63189020 A JP S63189020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
excitation
laser
light
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2214587A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07114365B2 (ja
Inventor
Kenji Kudome
賢治 久留
Masami Kihara
雅巳 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2214587A priority Critical patent/JPH07114365B2/ja
Publication of JPS63189020A publication Critical patent/JPS63189020A/ja
Publication of JPH07114365B2 publication Critical patent/JPH07114365B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、簡易な方法で2波長の励起光を得ることの
できようにしたレーザ励起をセシウム原子発振器に関す
る。
[従来の技術] セシウム原子発振器は、セシウム原子の超微細措造にお
ける、電子エネルギ準位間の遷移周波数を基準として、
発振器の発振周波数を安定化させることにより、極めて
安定な周波数を得る発振器である。この原子発振器に用
いられる遷移周波数としては、セシウム133の基底状
態の超微細準位のうち、全角運動量重子数F=4、全磁
気量子数mF=0で指定される準位と、全角運動量重子
数F=3、全磁気量子数mF=oで指定される準位との
間のエネルギ差に相当する周波数ν。(9,19263
GHz)が用いられる。これは、この遷移が、外部磁界
によるゼーマン効果の影響が最も小さいからである。そ
して、上記皇位差の遷移を検出するため、上記基底状態
の超微細準位(F=3.F=4)の一方の選択、および
遷移原子の検出に偏向磁石を用いたセシウム原子発振器
が現在使用されている。
このような従来のセシウム原子発振器に対し、第2図に
示すようなレーザ励起型セシウム原子発振器が提案され
ている(特願昭61−262274号参照)。図におい
て、lは原子ビーム発生炉であり、電子エネルギ準位が
基底状態の準位F=3、またはF=4にある原子ビーム
を発生ずる。
この原子ビームには、準位選択領域りにおいて、励起用
レーザ2aおよび励起用レーザ2bから出力されたレー
ザ光が照射される。励起用レーザ2aから出力された第
1のレーザ光は、基底状態の準位F=4と励起状態の準
位F=4との間のエネルギ差に相当する周波数ν1を有
する。これに対して、励起用レーザ2bから出力された
第2のレーザ光は、基底状態の準位F=3と励起状態の
準位F=4との間のエネルギ差に相当する周波数ν。
を有する。したがって、これら第11第2のレーザ光は
、前記原子ビームを励起状態の準位F=4に励起する。
上記レーザ光は、直線偏波であり、その偏波方向はC磁
界と平行である。この場合、基底状態の準位F = 3
.4の各副檗位の原子は、光の吸収と自然放出とを繰り
返して、基底状態の準位F=4゜mF=0に集中する。
従って、空胴共振器3には、基底状態の準位F = 4
 、mF= Oの原子だけが到達する。空胴共振器3は
、周波数ν。のマイクロ波で励振されている。そこで、
空胴共振器3に到達した原子は、空胴共振器3の中で、
周波数ν。のマイクロ波と共鳴し、準位P = 4 、
mF= 0−”jfp位F = 3 、mP= Oの誘
導放出を起こす。ずなわち、基底準位P = 4 、m
F= Oから基底準位F = 3 、mF=0に遷移し
た原子が空胴共振器3から放出される。
この原子に励起用レーザ2aの光を照射して、励起皇位
のF’=4に励起させ、この準位から再び基底準位に原
子が落ちる際の自然放出光の強度を、光検出器4で測定
する。この場合、光検出器4の出力は上記誘導放出を起
こした原子数、言い替えれば、共鳴出力に対応する。つ
まり、光検出器4は、共鳴検出器として機能している。
上記マイクロ波は、低周波発振器5の出力により、位相
変調器6で変調され、周波数ν0を中心として、その前
後に掃引される。このとき、光検出器4から出力される
検出信号は、低周波発振器5の出力を参照信号として、
同期検波器7で同期検波される。この同期検波出力は、
光検出器4によって検出された共鳴出力の微分値に相当
するもので、マイクロ波の周波数が周波数ν。と一致し
たとき0となる。上記同期検波出力がvCO制御部8に
供給されると、VCO制御部8は、供給された信号に基
づいて、前記マイクロ波の周波数が値ν。と一致するよ
うに、電圧制御発振器(VCO)9を制御する。VCO
9の出力は、周波数逓倍器lOによって逓倍され、周波
数がν。のマイクロ波に変換される。そして、VCO9
の出力が、周波数安定化された所望の出力として取り出
される。
なお、上記低周波発振器5の出力周波数は、約fool
(zである。また、第2図中、空胴共振器3に印加され
ているC磁界は、セシウム原子の磁気側準位mFを分離
するためのらので、mF≠0のよる。
このような2波長のレーザ光を用いたセシウム原子発振
器は、次のような特長をもっている。
■すべての原子を有効に利用できるので、共鳴検出のS
/N比が増大し、周波数確度が向上する。
■すべての原子の電子エネルギ状態が、基底状態の準位
F=4.mF=oに集中するので、磁気側準位mFの縮
退を解くためのC磁界が、原理的には不要となる。
[発明が解決しようとする問題点コ ところで、上述したレーザ励起型セシウム原子発振器を
実現するためには、2台の励起用レーザが必要であり、
これらを同時に安定化しなければならず、回路構成が複
雑になる欠点があった。
この発明は、このような背景の下になされたもので、2
波長励起光を用いる方式のレーザ励起型セシウム原子発
振器における、励起用レーザの問題を解決し、安定度が
高く、かつ小型で安価なレーザ励起型セシウム原子発振
器を提供することを[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、この発明は、セシウムの
原子ビームを発生する原子ビーム発生炉と、この原子ビ
ームに第1の光を照射する励起用レーザと、前記第1の
光の一部を周波数シフトして前記原子ビームを照射する
第2の光を発生する光周波数シフタと、前記第1および
第2の光により一定の電子エネルギ準位の状態となった
セシウム原子をマイクロ波を用いて共鳴させる空胴共振
器と、この共鳴の強度を検出する光検出器と、該・光検
出器の出力に基づいて電圧制御発振器の発振周波数を安
定化する発振器制御部と、前記電圧制御発振器の出力を
基に前記マイクロ波を発生する周波数逓倍器とを具備す
ることを特徴とする。
[作用 ] 上記手段によれば、第1の光は励起用レーザか7′  
 ら、第2の光は光周波数シフタから得られる。つまり
、2台の励起用レーザを安定化する代わりに、1台の安
定化された励起用レーザと、光周波数シフタとによって
、2波長の励起光が得ら、れる。この結果、装置の簡単
化、高安定化、小型化、低価格化が可能となる。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。この図において、構成要素l〜lOは、第2図
に示すレーザ励起型セシウム原子発振器と同様である。
本実施例が、前述の原子発振器と異なる点は、励起用レ
ーザ2bを除去し、この代わりに光周波数シフタ11を
設けた点である。
この光周波数シフタ11は、プリルアン散乱を用いる音
響光学素子からなるもので、励起用レー ゛ザ2aと準
位選択領域りとの間に配置され、励起用レーザ2aの出
力光の一部を、周波数ν1から周波数ν、=ν1+ν。
に周波数シフトさせる。この場合、光周波数シフタ11
は、周波数逓倍器IOによって合成された周波数ν。の
マイクロ波を用いて、上記周波数シフトを実行する。
この結果、準位選択領域りへは、周波数がν1゜ν、の
2種の励起光が供給されることとなり、2波長の励起光
による励起が実現される。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、励起用レーザから出
力された励起光と、この励起用レーザから出力されたレ
ーザ光をシフトして得た励起光とによって、原子ビーム
を励起するようにしたから、1台の励起用レーザを安定
化するだけでよい。
この結果、構成が簡単で、かつ高安定、小形、低価格の
原子発振器が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による2波長励起のレーザ
励起型セシウム原子発振器の構成を示すブロック、第2
図は本出願人が先に提案したものと同様な2波長励起の
レーザ励起型セシウム原子発振器の構成を示すブロック
図である。 ■・・・・・・原子ビーム発生炉、2・・・・・・励起
用レーザ、3・・・・・・空胴共振器、4・・・・・・
光検出器、5・・・・・・低周波発振器、6・・・・・
・位相変調器、7・・・・・・同期検波器、8・・・・
・・vCO制御部、9・・・・・・VCO(電圧制御発
振器)、10・・・・・・周波数逓倍器、11・・・・
・・光周波数シフタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セシウムの原子ビームを発生する原子ビーム発生炉と、
    この原子ビームに第1の光を照射する励起用レーザと、
    前記第1の光の一部を周波数シフトして前記原子ビーム
    を照射する第2の光を発生する光周波数シフタと、前記
    第1および第2の光により一定の電子エネルギ準位の状
    態となったセシウム原子をマイクロ波を用いて共鳴させ
    る空胴共振器と、この共鳴の強度を検出する光検出器と
    、該光検出器の出力に基づいて電圧制御発振器の発振周
    波数を安定化する発振器制御部と、前記電圧制御発振器
    の出力を基に前記マイクロ波を発生する周波数逓倍器と
    を具備することを特徴とする光周波数シフタを用いるレ
    ーザ励起型セシウム原子発振器。
JP2214587A 1987-02-02 1987-02-02 光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器 Expired - Fee Related JPH07114365B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2214587A JPH07114365B2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2214587A JPH07114365B2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189020A true JPS63189020A (ja) 1988-08-04
JPH07114365B2 JPH07114365B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=12074695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2214587A Expired - Fee Related JPH07114365B2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07114365B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110571627A (zh) * 2019-08-12 2019-12-13 浙江大学 一种基于被动补偿方式的频率稳定的光电振荡器及其方法
CN110784217A (zh) * 2019-10-11 2020-02-11 浙江法拉第激光科技有限公司 基于微波-光频调制转移技术的铯微波原子钟及实现方法
CN112152079A (zh) * 2020-10-29 2020-12-29 浙江法拉第激光科技有限公司 调制转移谱稳频dfb激光的光抽运小铯钟及实现方法
CN114415487A (zh) * 2021-12-09 2022-04-29 北京无线电计量测试研究所 一种光频原子钟频率自动锁定方法及系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110571627A (zh) * 2019-08-12 2019-12-13 浙江大学 一种基于被动补偿方式的频率稳定的光电振荡器及其方法
CN110784217A (zh) * 2019-10-11 2020-02-11 浙江法拉第激光科技有限公司 基于微波-光频调制转移技术的铯微波原子钟及实现方法
CN112152079A (zh) * 2020-10-29 2020-12-29 浙江法拉第激光科技有限公司 调制转移谱稳频dfb激光的光抽运小铯钟及实现方法
CN114415487A (zh) * 2021-12-09 2022-04-29 北京无线电计量测试研究所 一种光频原子钟频率自动锁定方法及系统
CN114415487B (zh) * 2021-12-09 2023-12-05 北京无线电计量测试研究所 一种光频原子钟频率自动锁定方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07114365B2 (ja) 1995-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7323941B1 (en) Method and system for operating a laser self-modulated at alkali-metal atom hyperfine frequency
US20090256638A1 (en) Atomic frequency standard based on enhanced modulation efficiency semiconductor lasers
US3593189A (en) Frequency stabilization system
Puccioni et al. Differences in polarization dynamics of the electromagnetic field in xenon and neon lasers
US6172570B1 (en) Laser light quantum system
WO2006073597A2 (en) Method and system for operating a laser self-modulated at alkali-metal atom hyperfine frequence
Arditi A caesium beam atomic clock with laser optical pumping, as a potential frequency standard
JPH08335876A (ja) ルビジウム原子発振器
Liu et al. Selection and amplification of a single optical frequency comb mode for laser cooling of the strontium atoms in an optical clock
EP2891247A1 (en) Atomic oscillator and interrogation method of coherent population trapping resonance
JPS63189020A (ja) 光周波数シフタを用いるレ−ザ励起型セシウム原子発振器
JP2009194418A (ja) 原子発振器
US5146185A (en) Compact optically pumped resonance system and apparatus
JP2001285064A (ja) ガスセル型原子発振器
JP2006179779A (ja) 二重周波数安定化モード同期レーザ光源
JP3500582B2 (ja) 光周波数基準光源発生装置
Kurosu et al. Diode laser spectrometer for high-resolution spectroscopy in the visible range
WO2001026231A1 (en) Apparatus for the generation of a reference frequency
KR100814094B1 (ko) 주입 잠금된 레이저를 이용한 결맞음 밀도 포획에 기초한원자시계 내에서의 주파수 표준 수득방법
Levi et al. Analysis of the light shift effect in the/sup 87/Rb frequency standard
Levi et al. CPT maser clock evaluation for Galileo
US20090059980A1 (en) High-stability frequency reference based on self-locked alkali-vapor laser
US20020181535A1 (en) Phase locked free electron laser with rational mode locking
JPS6395736A (ja) レ−ザ励起型セシウム原子発振器及び同発振器における励起用レ−ザ波長安定化方法
JPS63189019A (ja) レ−ザ励起型セシウム原子発振器及び同発振器における励起用レ−ザ波長安定化方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees