JPS6318834B2 - - Google Patents
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- JPS6318834B2 JPS6318834B2 JP55021791A JP2179180A JPS6318834B2 JP S6318834 B2 JPS6318834 B2 JP S6318834B2 JP 55021791 A JP55021791 A JP 55021791A JP 2179180 A JP2179180 A JP 2179180A JP S6318834 B2 JPS6318834 B2 JP S6318834B2
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- Japan
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- barium
- cathode
- rare earth
- base metal
- hexaboride
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Links
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- IWOUKMZUPDVPGQ-UHFFFAOYSA-N barium nitrate Chemical compound [Ba+2].[O-][N+]([O-])=O.[O-][N+]([O-])=O IWOUKMZUPDVPGQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/04—Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、直流型ガス放電表示パネル(DC型
PDP(プラズマ・デイスプレー・パネル))やネ
オン・パイロツト・ランプなどの直流型ガス放電
表示装置に用いる陰極の製法に関する。
PDP(プラズマ・デイスプレー・パネル))やネ
オン・パイロツト・ランプなどの直流型ガス放電
表示装置に用いる陰極の製法に関する。
直流型ガス放電表示装置の動作電圧を下げ消費
電力を小さくするためには、その陰極の材料に仕
事関数の低い物質を使用することが望ましい。例
えば、希土類元素の6ほう化物(LaB6、CeB6な
ど)は、下記のような特徴をもつている。
電力を小さくするためには、その陰極の材料に仕
事関数の低い物質を使用することが望ましい。例
えば、希土類元素の6ほう化物(LaB6、CeB6な
ど)は、下記のような特徴をもつている。
(イ) 仕事関数が低い(例、LaB6………2.7eV)。
従来材料の1つであるNiの仕事関数は4.6eVで
ある。
従来材料の1つであるNiの仕事関数は4.6eVで
ある。
(ロ) 融点が高い(例、LaB6………2600℃)。従来
材料の1つであるNiの融点は1400℃である。
材料の1つであるNiの融点は1400℃である。
(ハ) 導電性である。この点は、他の仕事関数が低
い物質(例えばBaO)が電気絶縁物であるの
に比べ有利である。
い物質(例えばBaO)が電気絶縁物であるの
に比べ有利である。
(ニ) イオン衝撃による摩耗度が少ない。
これらの特徴のうち、(イ)、(ハ)、(ニ)は陰極の材料
として好ましいものであるが、(ロ)は好ましくな
い。例えば、印刷カソードにする場合、ベヒクル
を用いインク状にして陰極基体金属に塗布すると
いう一般的な方法では、LaB6の融点及び焼結温
度が非常に高いため付着力が弱く確実に付着させ
ることができない。かといつて、付着力を強くす
るためバインダーを混合すると、放電特性を悪化
させる虞れがある。また、蒸着を用いると、付着
層の厚さを数千Å程度とするのがやつとで寿命に
問題が残る。更に、平坦な構造に形成されたDC
型PDPでは、高温加熱処理を行なうと構造が変
形する心配がある。
として好ましいものであるが、(ロ)は好ましくな
い。例えば、印刷カソードにする場合、ベヒクル
を用いインク状にして陰極基体金属に塗布すると
いう一般的な方法では、LaB6の融点及び焼結温
度が非常に高いため付着力が弱く確実に付着させ
ることができない。かといつて、付着力を強くす
るためバインダーを混合すると、放電特性を悪化
させる虞れがある。また、蒸着を用いると、付着
層の厚さを数千Å程度とするのがやつとで寿命に
問題が残る。更に、平坦な構造に形成されたDC
型PDPでは、高温加熱処理を行なうと構造が変
形する心配がある。
本発明は、過酸化バリウム又は硝酸バリウム又
は水酸化バリウム又はこれらの混合物を用いるこ
とにより、上記問題点を一挙に解決したものであ
る。
は水酸化バリウム又はこれらの混合物を用いるこ
とにより、上記問題点を一挙に解決したものであ
る。
過酸化バリウム、硝酸バリウム及び水酸化バリ
ウムは、下記の特徴をもつている。
ウムは、下記の特徴をもつている。
BaO2
Ba(NO3)2
Ba(OH)2 融点
融点
融点 450℃
592℃
408℃ 分解点
分解点
分解点 900℃
592℃
408℃ 大気圧中
上記の融点及び分解点は、希土類元素の6ほう
化物に比べると相当に低い温度であり、真空中で
は更に低い温度になる。したがつて、これらのバ
リウム化合物は、直流型ガス放電表示装置の製造
工程における作業温度(400〜600℃)で容易に溶
融分解される。
化物に比べると相当に低い温度であり、真空中で
は更に低い温度になる。したがつて、これらのバ
リウム化合物は、直流型ガス放電表示装置の製造
工程における作業温度(400〜600℃)で容易に溶
融分解される。
BaO2→BaO+O↑
Ba(NO3)2→Ba(NO2)2+O2↑
Ba(NO2)2→BaO+NO↑+NO2↑
Ba(OH)2→BaO+H2O↑
これらの化合物は、上式に示すように、溶融分
解の結果最終化合物が酸化バリウム(BaO)と
なり、これを希土類元素の6ほう化物を陰極基体
金属に固着するためのバインダーとすることがで
きる。しかも、この酸化バリウムは、仕事関数が
1.9eVで、放電動作電圧を低く保つのに好ましい
材質を有する。そして、上記分解の際に発生する
ガスは、比較的処分しやすい状態にある。
解の結果最終化合物が酸化バリウム(BaO)と
なり、これを希土類元素の6ほう化物を陰極基体
金属に固着するためのバインダーとすることがで
きる。しかも、この酸化バリウムは、仕事関数が
1.9eVで、放電動作電圧を低く保つのに好ましい
材質を有する。そして、上記分解の際に発生する
ガスは、比較的処分しやすい状態にある。
本発明では、過酸化バリウム、硝酸バリウム及
び水酸化バリウムの上述の特徴に着目し、先ず、
過酸化バリウム又は硝酸バリウム又は水酸化バリ
ウム又はこれらの混合物を希土類元素の6ほう化
物に混合する。その混合する量は、重量比で0.5
〜30%の範囲内が適当である。次いで、この両者
の混合物を印刷用オイルを用いてペースト状に
し、陰極基体金属上に印刷する。また、他の方法
として、上記両者の混合物をけん濁液にけん濁さ
せ、デイツプ、電着もしくは吹き付け(スプレ
ー)などによつて陰極基体金属に付着させてもよ
い。そして、適当な加熱装置により上記バリウム
化合物を溶融分解して酸化バリウムによつて希土
類元素の6ほう化物を陰極基体金属に固着させ
る。ただし、上述のように上記バリウム化合物の
融点及び分解点は低いので、特別の高温加熱装置
を用いることなく、直流型ガス放電表示装置の製
造工程における作業温度(400〜600℃)を利用す
ることができる。
び水酸化バリウムの上述の特徴に着目し、先ず、
過酸化バリウム又は硝酸バリウム又は水酸化バリ
ウム又はこれらの混合物を希土類元素の6ほう化
物に混合する。その混合する量は、重量比で0.5
〜30%の範囲内が適当である。次いで、この両者
の混合物を印刷用オイルを用いてペースト状に
し、陰極基体金属上に印刷する。また、他の方法
として、上記両者の混合物をけん濁液にけん濁さ
せ、デイツプ、電着もしくは吹き付け(スプレ
ー)などによつて陰極基体金属に付着させてもよ
い。そして、適当な加熱装置により上記バリウム
化合物を溶融分解して酸化バリウムによつて希土
類元素の6ほう化物を陰極基体金属に固着させ
る。ただし、上述のように上記バリウム化合物の
融点及び分解点は低いので、特別の高温加熱装置
を用いることなく、直流型ガス放電表示装置の製
造工程における作業温度(400〜600℃)を利用す
ることができる。
第1図及び第2図は、本発明方法によつて作ら
れたDC型PDPの陰極の例を示す斜視図である。
図において、1は陰極基体金属、2は付着した希
土類元素の6ほう化物と酸化バリウムの混合物の
層である。
れたDC型PDPの陰極の例を示す斜視図である。
図において、1は陰極基体金属、2は付着した希
土類元素の6ほう化物と酸化バリウムの混合物の
層である。
なお、本発明は、DC型PDPのみならず、ネオ
ン・パイロツト・ランプなどの陰極に適用するこ
とも可能である。
ン・パイロツト・ランプなどの陰極に適用するこ
とも可能である。
以上説明したとおり、本発明によれば、仕事関
数が低い希土類元素の6ほう化物を陰極基体金属
に強固に付着させることができ、直流型ガス放電
表示装置の放電動作電圧を下げ消費電力を小さく
しうると共にバリウム化合物をその製造工程にお
ける作業温度で溶融分解でき、なんら特別の高温
加熱装置を必要としないので、本発明方法を直流
型ガス放電表示装置の製造工程中に組み入れるこ
とが容易である。
数が低い希土類元素の6ほう化物を陰極基体金属
に強固に付着させることができ、直流型ガス放電
表示装置の放電動作電圧を下げ消費電力を小さく
しうると共にバリウム化合物をその製造工程にお
ける作業温度で溶融分解でき、なんら特別の高温
加熱装置を必要としないので、本発明方法を直流
型ガス放電表示装置の製造工程中に組み入れるこ
とが容易である。
第1図及び第2図は、本発明を実施した陰極の
例を示す斜視図である。 1……陰極基体金属、2……希土類元素6ほう
化物と酸化バリウムの混合物の層。
例を示す斜視図である。 1……陰極基体金属、2……希土類元素6ほう
化物と酸化バリウムの混合物の層。
Claims (1)
- 1 重量比で0.5〜30%の過酸化バリウム又は硝
酸バリウム又は水酸化バリウム又はこれらの混合
物を希土類元素の6ほう化物に混合し、これを印
刷用オイルと混合してペースト状とするか又はけ
ん濁液にけん濁させて、陰極の基体金属にプリン
トするか又は電着、デイツプ、吹き付けなどによ
つて付着させ、これを加熱して上記バリウム化合
物を溶融分解の後酸化バリウムとし、この酸化バ
リウムによつて希土類元素の6ほう化物を上記基
体金属に固着させることを特徴とする直流型ガス
放電表示装置用陰極の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2179180A JPS56118244A (en) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | Manufacture of cathode for dc type gas discharge indication device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2179180A JPS56118244A (en) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | Manufacture of cathode for dc type gas discharge indication device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56118244A JPS56118244A (en) | 1981-09-17 |
JPS6318834B2 true JPS6318834B2 (ja) | 1988-04-20 |
Family
ID=12064872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2179180A Granted JPS56118244A (en) | 1980-02-22 | 1980-02-22 | Manufacture of cathode for dc type gas discharge indication device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56118244A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6362325A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-18 | Nec Corp | ドライエツチング装置 |
JPH02202021A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-10 | Tokyo Electron Ltd | 処理方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58169841A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-06 | Okaya Denki Sangyo Kk | 冷陰極放電管の製造方法 |
JPS6481143A (en) * | 1987-09-21 | 1989-03-27 | Mitsubishi Electric Corp | Electrode for discharge light source |
JPS6489242A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | Electrode for discharge light source |
-
1980
- 1980-02-22 JP JP2179180A patent/JPS56118244A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6362325A (ja) * | 1986-09-03 | 1988-03-18 | Nec Corp | ドライエツチング装置 |
JPH02202021A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-10 | Tokyo Electron Ltd | 処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56118244A (en) | 1981-09-17 |
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