JPS63186884A - 金属ジルコニウム製物品のエッチング方法 - Google Patents

金属ジルコニウム製物品のエッチング方法

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JPS63186884A
JPS63186884A JP62182116A JP18211687A JPS63186884A JP S63186884 A JPS63186884 A JP S63186884A JP 62182116 A JP62182116 A JP 62182116A JP 18211687 A JP18211687 A JP 18211687A JP S63186884 A JPS63186884 A JP S63186884A
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    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、溶解しているジルコニウムを除去することな
く、弗酸と硝酸とから成るエツチング法の再生を行なう
ジルコニウム又はジルコニウム合金製物品のエツチング
法に関する。活性が低下した浴中の硝酸に対する活性な
弗酸の比を測定し、新しい酸を補充して浴を初期の新し
くて活性のある弗酸濃度に戻し浴の生産能力を増大させ
る。
[発明の背景] たとえば加圧木型原子炉又は沸騰水型原子炉中で燃料の
収納αり鴫に使用する原子燃料被覆材をつくる場合など
のようなジルコニウム製部品の開発に際しては、ジルコ
ニウム又はジルコニウム合金製物品をに定められた規格
に適合させなければならない。たとえば原子燃料被覆管
をつくる場合には、材料であるジルコニウム合金管に何
度もピルガ−処理(pilger)を施して寸法を減少
させ、且つ規格に合った特性及び寸法にしなければなら
ない。このような被覆管の形成処理の重要な部分は、管
をエツチングして管の表面特に原子燃料と触れ合う内面
の欠陥を取り除き、被覆管の内径を増大させて所定寸度
にするエツチング処理である。このエツチング工程は、
普通、3回にわたって行なわれるビルガ一工程の各工程
終了後に行なわれ、更に最終ピルガ−・ミル通過後に2
度行なわれる。原子燃料被覆管及びその他の原子炉部材
の形成に使用するのに特に適した合金は、ジルカロイ−
2(Zircaloy−2)及びジルカロイ−4(Zi
rcaloy−4)と呼ばれる合金である。ジルカロイ
−2は約1.2〜1.71i量%の錫と、0.07〜0
.20重量%の鉄と、0.05〜0.15零のクロムと
、約0.03〜0,08重量%のニッケルとを含有し、
残部がジルコニウムから成り、ジルカロイ−4は約1.
2〜1.7重量%の錫と、0.12〜0.18重量%の
鉄と、0.05〜0.15重量%のクロムとを含有し、
残部がジルコニウムから成る。
[関連する技術的事項] ジルコニウム又はジルコニウム合金製物品のエツチング
に当たって、弗酸/硝酸水溶液浴を用いることは公知で
ある。たとえば管類のエツチングの場合、必要な表面浄
化及び物品の研磨が行なわれるまで、好ましくは3重量
%の弗酸と好ましくは15重量%の硝酸とを含有する水
溶液に管を浸漬する。浴のエツチング速度は、使用に伴
って遅くなり、ついには新しいときの浴のエツチング速
度即ち初期浴速度の約20%である制限速度にまで落ち
る。一般的には約24g/lの溶解ジルコニウム合金が
含有されている上記の段階に達した使用済の浴は廃棄さ
れる。上記の使用済の浴は、他の諸成分、特にジルカロ
イのエツチングをした場合には各種のジルコニウム化合
物又は錯塩、規程かの錫成分、残留弗酸及び残留硝酸を
含有する。
[従来の技術] ジルコニウム製物品の処理に使用した弗酸/硝酸浴を再
生又は補充する種々の試みがなされている。米国特許第
4.105,469号の明細書によれば、使用済の弗酸
/硝酸ピックル液(Pickle 1iquor)  
に弗化ナトリウムを添加して弗化ジルコニウムを沈殿さ
せ、ジルコニウムの洗浄に用いるためのとックル酸浴 (Pickle acid bath)が再生される。
弗化ナトリウムの添加量を計量してヘキサフルオロジル
コン酸ナトリウムを沈殿させ、11当たり3〜7グラム
のジルコニウムを含有するピックル液を生成させる。弗
酸を添加してピックリングに使用された酸を補充し、必
要な場合には硝酸を添加して溶液の濃度をピックリング
濃度にする。使用したピックル液はピックリング・タン
クから抜き取り、別のタンク中で弗化ナトリウムを添加
し、酸の添加も別のタンク中で行なう。米国特許第3,
048,503号明細書によれば、2〜4%の弗酸と1
5〜30%の硝酸とを含有するピックル溶液にチタン又
はジルコニウム・シートを入れて、これらのシートのピ
ックリングを行なう。シートをピックル液に対して向流
方向に通過させ、部分的に消費されたピックル液を抜き
取り、冷却して金属類を沈殿させ、金属類を分離し、使
用したピックル液の弗酸/硝酸濃度を調整して、液を浴
に戻す。ドイツ特許公開公報第2,828,547号に
は、浴の一部分を抜き取り、抜き取り部分中の金属を沈
殿させ難溶性の化合物を形成させ、濁度測定により希釈
された化合物の濃度を知ることを特徴とするジルコニウ
ムのピックリング浴の組成制御法が記載されている。浴
に新しい弗酸/硝酸溶液を添加し、はぼ同量の使用済の
とックル液を浴から抜き取って、浴の再生が行なわれる
[発明の解決課題] 本発明の目的は、金属ジルコニウム製物品のエツチング
のための弗酸/硝酸エツチング水溶液を再生させ、エツ
チング速度を許容できる程度の速度に保ちながら、浴の
使用寿命を延ばすことである。
本発明のもう1つの目的は、浴から溶、解されているジ
ルコニウム成分を沈殿させ除去することなく、金属ジル
コニウム製物品のエツチングのための弗酸/硝酸エツチ
ング水溶液の再生を行なうことである。
[前記解決課題を解決するための手段]従って、本発明
は、所定の初期弗酸対硝酸比を持つ弗酸/硝酸エツチン
グ水溶液浴に金属ジルコニウム製物品を接触させること
によりジルコニウム又はジルコニウム合金から形成され
た金属ジルコニウム製物品のエツチングを行なう方法で
あって、エツチング速度が初期速度より小さい速度にな
るまで前記浴中で金属ジルコニウム物品のエツチングが
行なわれ、その結果溶解したジルコニウムを含有する活
力が低下したエツチング浴が形成された後に、前記の活
力が低下したエツチング洛中の弗酸の活性濃度及び活性
弗酸対活性硝酸酸対硝酸比を初期濃度及び初期比と実質
的に同じ値に調整することにより、溶解しているジルコ
ニウムを除去することなく前記エツチング溶液を再生さ
せ;再生させたエツチング洛中で金属ジルコニウム物品
のエツチングを更に行なうことを特徴とする方法に関す
る。
本発明方法によれば、溶解しているジルコニウムを浴溶
液から除去することなく、金属ジルコニウム製物品エツ
チングのための弗酸/硝酸エツチング浴の使用寿命を延
ばすことができる。
ジルコニウム又はジルコニウム合金から成る物品のよう
な金属ジルコニウム物品を弗酸と硝酸とを含む水浴の使
用によりエツチングすることは既知である。一般的には
、水性浴は2〜4重量%の弗酸と12〜35重量%の硝
酸を含有し、特に有用な水性浴は3]i量%の弗酸と1
5重量%の硝酸とを含有する。
金属ジルコニウム物品をエツチング浴と接触させると、
金属成分特にイオン又は錯酸の形の金属ジルコニウムが
浴中に溶は込み、硝酸及び弗酸が化学的に反応して、浴
の活性が低下し、浴を再生するか或いは捨てて新しいエ
ツチング溶液を供給しなければならなくなる。
本発明方法においては、ジルコニウムの含有量を測定し
、浴中の弗酸対硝酸の活性比を測定し、活性の低下した
浴に弗酸及び硝酸を添加して酸の比率を初期値とほぼ同
じ値に調整し、且つ活性濃度の調整を行なうことにより
、溶解しているジルコニウム除去の要なく、浴が再生さ
れる。
ジルカロイ−4製の原子燃料被覆管のようなジルコニウ
ム製物品のエツチングの場合には、表面の研磨のため及
び管の内径を増大させるために、エツチングを採用する
。このような物品をエツチングする現用のエツチング浴
として、3重量%の弗酸と15重量%の硝酸とを含有す
る水溶液の入った水平に置かれ攪拌を行なわないエツチ
ング浴を用いることができる。ジルカロイ−4製の管は
所定時間浴中に浸漬されるが、使用に伴なう浴の疲弊(
即ち、活性の低下)によって管の内径が大きくなるに従
って浸漬時間が長くなる。エツチング溶液が約24g/
lのジルコニウムを含有するに至ったときに、浴が疲弊
したと判定される。
本発明方法では、エツチング中にエツチング溶液から失
なわれた弗酸及び硝酸の両方の酸の活性を回復させるこ
とにより、活性の低下したジルコニウム製物品のための
弗酸/硝酸エツチング浴の活性を高め浴の利用効率が増
大する。ジルコニウムは浴から除去されない。ジルコニ
ウムをエツチングするエツチング浴の反応性を回復させ
るに必要な硝酸及び弗酸の量の算出に必要な化学量論的
諸関係を確立するには、エツチング時に起こる化学反応
について考察する必要がある。
硝酸/弗酸混合物による金属の酸化は、金属ジルコニウ
ムが酸化されて4価の状態になる際に起こるプロトンの
水素への還元及び/又は、硝酸イオンの還元による五酸
化二窒素(nitric oxide)の形成に起因す
る。この工程は次の反応で示される。
改進 (1)  Zr  +  48”  −Zr”  + 
 282(2)  3Zr+4NO,−+188”  
−3Zr”+4NO+8820条件の比較的な重要性に
左右されるが、上記の両式で示される酸化は同時に起こ
ることもあり、一方だけの酸化が起こることもある。最
も確からしいのは、支配的パラメータが利用できる弗酸
と硝酸の比だということである。明らかに水素の発生が
認められるが、最近の電気化学的諸研究によれば、硝酸
塩の還元が重要な因子である。従って、上記の酸化反応
についてのより詳細な情報が得られるまでは、酸化はも
っばら硝酸塩の還元をもたらす。エツチング反応の途中
での硝酸の消耗を知るのに必要な化学量論的な関係は、
式(2)から導き出される。この式は、ジルコニウム1
モルを溶解させる反応のために4/3モルの硝酸が使わ
れるこを示している。ジルカロイ−4の溶解に伴なう酸
性度の低下に関する実験研究によれば、水酸化ナトリウ
ムを用いた滴定では約5/3の値が測定されている。従
って、以下の酸補充実験では、上記の値5/3を用いる
ことにする。
酸化に続いて、弗酸イオンとの反応による弗化ジルコニ
ウム錯塩類の形成が起こる。ここで問題になるのは、弗
化ジルコニウム錯塩類の化学に関する詳しい情報が文献
からは得られないということである。上記の2つの反応
の自由エネルギー又は平衡定数は、刊行物に報告されて
いない。浴の消耗に伴なって各浴中で起こる化学的変化
の計算には、上記の情報が不可欠である。
ZrF” 、Z r F 2’。及びZrF”の平衡定
数は、溶解抽出の研究結果に基づいて算定できるが、溶
解抽出研究の結果はアール・イー・コニック及びダブり
ニー・エッチ・マクベイ(R,E、 Conn1ck 
and W、 H,McVeyによる「ジルコニウムの
化学」と題するアメリカ化学会誌(J、 Am、 Ch
em、 Soc、) 、第71巻、3182〜3191
項(1949年)収載の報文に記載されている。それで
もなお、ジルコニウムの弗化錯塩の化学は、上記の3種
の錯塩よりもかなり複雑である。ZrF4、NaF 、
 H2O系の平衡図は刊行物に報告されており[アイ・
ブイ・タナナエン及びエル・ニス・グゼーバ(1,V。
Tanan、aen and L、 S、 Guxee
va)による”TheZr4−NaCK、 Rb、 C
S、 F−H2OSystems”と題する和文、Ru
5s、 J、 InorH,Chem、、第11巻、5
90〜593項(1966年)参照コ、Na5rF5−
H2O,Na2ZrFa、Na5ZrJ+3.Na5Z
rF、の固相に関する明らかな確証である。エツチング
浴中の弗化ジルコニウム錯イオン類は、上記の文献類が
示唆しているイオン種を含むものと考えられ、下記の式
に従って形成される。
錯塩の生成 (3) 2r”+HF−ZrF”+H”(に1=fi、
3xlo、’)(4) ZrF”+HF=ZrF2”+
H責に2−2.10xlO’)(5) ZrF2”+H
F−ZrF、、”+H”(K3−6.7x102)(6
) ZrF3”+HF−ZrF4+H”(7) ZrF
4+)IF−ZrF5−+)I”(8)  ZrF5−
+HF−ZrF、’+H”(9)ZrF6”−”0.5
8F”ZrFa、s” ’−”0.5H”(10)  
ZrF6,5” ’−+0.5HF−ZrF73−+0
.58”上式中、Kは各反応の平衡定数。
エツチング浴の化学的組成を算出するためには、式(6
)〜(10)の平衡定数を知る必要がある。平衡定数を
知るには、追加された弗酸イオンの錯塩化反応に自由エ
ネルギーの定常増大変化(constant incr
ementalchange)が関与しているものと推
定された。
必要な平衡定数は、反応(3)〜(5)の定数に基づい
て算出できる。自由エネルギーΔGはLog (k)に
比例する。つまり、ΔG −−RTlog(k) 従って、log (k)と錯塩化弗酸イオン数に対する
関係をプロットすると、プロットされた線は直線になり
、その値から未知の平衡定数を知ることができる。
第1図に、平衡定数の対数(log (k) )と、弗
酸/硝酸系ジルコニウム・エツチング水浴液中の錯塩化
された原子の数との関係をプロットして図示しであるが
、図に示すように、n−1、2及び3・・・・に対して
関係は直線的である。従って、残りの平衡定数の値が定
まる。
以下の表1に結果を示す。
表  1 1og(K、) ZrFn−1+5−n)◆+)IF−
ZrFn ”−”◆。
for:  )I’“ n    log(Kn) 1              5.82      
        4.323            
  2.834             −0.10
6             −1.556.5   
        −2.287   −3.00 かくして、各錯塩種Z、Fn(4−n) +のモル分率
及びアルファーnを)fF/HNO,の比Rの関数とし
て計算することにより、ジルコニウム錯塩の化学を算定
できる。このための関係式は次式である。
上式中、 [XrT]、全ジルコニウム濃度RはHF/
)INOsの濃度比、 k、は、種iの平衡定数、 Nは、ジルコニウムと錯塩を形成し ている弗素原子の平均数、 alは、種iのモル分率、 nは、種i中の弗素原子数、 Cは、ジルコニウムイオンの平均供 給量、 Cは、種iの供給量 第2図は、上記の方法により算出したイオン分布図であ
り、弗酸/硝酸系ジルコニウム・エツチング水溶液浴中
の弗化ジルコニウム類の分布を示す。第2図には、弗酸
3重量%/硝酸15重量%の組成の水性エツチング浴を
用いた浸漬エツチング法の場合における新しい浴と消耗
浴(活力の低下した浴)との比が示されている。
3%HF715%)lNO! (重量%)エツチング浴
組成を採用した浸漬エツチング法についての新しいエツ
チング浴対消耗浴比の値が図示されている。消耗浴の場
合の浴液比は供給されない錯塩ZrF4の濃度が最大の
ところにあることは極めて重大である。その理由は、最
少溶解度が上記の点(ZrF4の濃度が最大になる点)
で起こるからである。全ジルコニウム錯塩類の正味供給
量(又は充填量)は零であり、本例におけるRに対する
ZrF4の誘導体類に関してはZrF4の平衡溶解度の
値は零である。 各ジルコニウムに結合している弗素イ
オンの平均数NをRの関数として算出した結果を第3図
に示す。溶解中のジルコニウム種についての正味充填量
CをRの関数として算出したものを第4図に示しである
上記の計算結果によって、活性弗化物組成の減少及びエ
ツチング中のジルコニウムの溶出に伴なう硝酸の減少を
算出するに必要なエツチング浴溶液のイオン組成につい
て十分な情報が得られる。これらのデータは、浴を初期
弗酸/硝酸活性になるよう回復させるに必要なデータで
ある。エツチング途上におけるジルコニウムの溶解ない
し溶出に伴なうR及びNの変化を表2に示す。エツチン
グ反応のAC。
際、弗素イオンのジルコニウムとの錯塩下即ち弗素イオ
ンのジルコニウムとの結合の結果、更には又、硝酸イオ
ンの減少によって、活性比が変化する。この関係は次式
で示される。
式中、[HF]+は、浴中の初期HF濃度、[HNO]
+は、洛中の初期HN o3濃度、 5/3は、ジルコニウム1モルの溶 出による硝酸のモル数の減少数、 N[Zr丁]は、使用済の溶解ジ ルコニウムのモル濃度である。
反応後のRを回復させるために、N[ZrT]に等しい
モル量の増加又は割り増しによって弗酸活性濃度を高め
る。ここでN[ZrT]は、弗酸イオンの平均数に溶解
しているジルコニウムの全モル濃度を乗じた数値である
。硝酸の場合には、溶解しているジルコニウムのモル量
の5/3倍を加える。5/3という化学量論的な値は、
ジルコニウムの溶出に伴なう酸性度(acidit3’
)の損失を滴定した実験から得られた値である。ここで
注意しておきたいことは、従来又は現用の浴の場合には
、ジルコニウム濃度が24g/lに達した時点で浴は消
耗又は疲弊し切ったものと考えられ、捨てられてしまう
ことである。上記の計算は標準的なエツチング浴組成で
ある3重量%HF/15重量%HNO3の組成の初期活
性組成についてのものである。洛中の弗化水素の活性濃
度は、ジルコニウム又は他の金属類とはまだ反応してお
らず従ってジルコニウムとの反応に使用できる弗化物を
特定する意味である。
R及びNの初期値は既知であるから、使用したエツチン
グ浴の溶出ジルコニウム含有量を測定することにより、
使用済即ち活力低下浴の活性濃度及び活性比を初期値に
回復させるに必要な弗酸及び硝酸の量を知ることができ
る。この測定には、滴定その他の方法が使用できる。
次に、実施例を挙げて、本発明を例示 する。
施  11 3%弗酸/15%硝酸について、まずジルカロイ−4が
溶解していないときのエツチング速度を測定し、次にジ
ルコニウム濃度が24g/l即ち浴の通常の消耗点濃度
のとぎのエッチング速度を測定した。消耗浴の速度を単
位(1)にとった場合の新しい浴の相対エツチング速度
は4.65であった。
表  2 N:ジルコニウムと錯塩化した弗酸イオンの平均数 一1og (R)−PR:エツチング浴中に残留してい
るHF/HNO,の活性比Rの対数 初期組成: HF3重量%、HNO315[[量%1 
 .81311  .21246  4.277092
  .59629  .222454  4.2687
43  .57943  .23700  4.260
154  .56252  .249B6  4.25
1335  .54558  .26314  4.2
42246  .52859  .27688  4.
232887  .51L57  .29110  4
.223248  .49450  .30583  
.4.213299  .47740  .32112
  4.20301・to   、46027  .3
3699  4.1923911  .44310  
.35350  4.1813912  .42590
  .37069  4.1699913  .408
68  .38862  4.1581514  .3
9143  .40735  4.1458615  
.37416  .42694  4.1330516
    .35688    .44748     
4.1196917    .33959     t
46904     4.1057318    .3
2231    .49173     4.0911
019    .30504    .51565  
   4.0757520    .28779   
 .54093     4.0595721    
.27058    .56771     4.04
25022    .25342    .59815
     4.0244023    .23635 
   .62645     4.0051624  
  .21973    .65882     3.
9846125    .20254    .693
49     3.9625626    .1858
9    .73075     3.9388127
    .16946    .77092     
3.9130928    .15334    .8
1435     3.8850729   .137
59    .86142     3.854423
0    .12231    .91255    
 3.8207231    .107B1    .
96813     3.7835432    .0
93B3   1.02851     3.7424
533    .08055   1.09392  
   3.6971234    .06848   
1.16441     3.6473935    
.05757   1.23978     3.59
335消耗浴(ジルカロイ−4濃度:24g/l、エツ
チング速度:1)の溶解ジルコニウム含有量を測定し、
表2のデータから算出した弗酸及び硝酸を添加して活性
弗酸濃度及び活性硝酸濃度の比Rを初期値に回復させた
。浴温を27度から35度に高めてエツチング速度を測
定した。測定結果は、相対値として4.35であった。
この値は、新しい浴即ちジルコニウムが付加されていな
い浴の速度(4,65)の94%に当たる。ジルカロイ
−4の濃度即ち負荷量が24g/lずつ増大するたびに
、第2回目、第3回目及び第4回目の増大後に、溶解し
ているジルコニウムの含有量及びエツチング速度を測定
した。4度目の負荷及び再生後に、温度をまず30℃か
ら37℃に、次いで45℃にあげて測定した相対エツチ
ング速度は4.35であった。この段階での浴のジルカ
ロイ−4含有量は96 g/1(4x 24g/l)で
あった。これを現用浴の通常の消耗点である24g/l
と比較されたい。弗酸/硝酸エツチング水溶液浴の場合
のジルカロイ−4のエラチン4・グ速度と負荷量(ジル
カロイ−4)との関係を示す第5図に上述の結果が示さ
れている。
溶液を1晩室温で放置した後においても沈殿は認められ
なかった。5図の負荷即ち120g/1(4o℃)にす
ると、冷却後に沈殿が生じた。
[作用及び効果コ 本発明方法は、溶解しているジルコニウムの除去の要な
く、再生浴のエツチング速度を初期浴のエツチング速度
とほぼ同じに保ちつつ、弗酸/硝酸浴の再生を行なう方
法を提供するものである。エツチングは、従来法同様、
大気圧下、室温で行なうが、酸と金属との発熱反応の結
果、温度は幾らか上昇する。
一般的には、20℃〜50℃の温度がよい。
1つの浴について言えば、3度又は4度の再生後に新し
い浴が必要になるが、新しい工・ンチング俗の寿命は従
来法の場合の3倍ないし4倍に延びる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、平衡定数の対数と、弗酸/硝酸系ジルコニウ
ム・エツチング水溶液中の錯塩化された原子の数との関
係を示すグラフである。 第2図は、イオン分布図である。 第3図は、各ジルコニウムに結合した弗素イオンの平均
数NをR(HF/HNO,比)の関数として算出した結
果を示すグラフである。 第4図は、溶液中の各ジルコニウム種について、正味充
填量CをRの関数として算出した結果を示す図である。 第5図は、ジルカロイ−4のエツチング速度と浴の負荷
量との関係を示すグラフである。 EQib’Uの;1” 1.’:、i ”r ’;r 
+、: i’jLなし)手   続   補   正 
  書 (方 式)昭和63年1月14日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定の初期弗酸対硝酸比を持つ弗酸/硝酸エッチン
    グ水溶液浴に金属ジルコニウム製物品を接触させること
    によりジルコニウム又はジルコニウム合金から形成され
    た金属ジルコニウム製物品のエッチングを行なう方法で
    あって、エッチング速度が初期速度より小さい速度にな
    るまで前記浴中で金属ジルコニウム物品のエッチングが
    行なわれ、その結果溶解したジルコニウムを含有する活
    力が低下したエッチング浴が形成された後に、前記の活
    力が低下したエッチング浴中の弗酸の活性濃度及び活性
    弗酸対活性硝酸の比を測定し;前記の活力が低下した浴
    に弗酸及び硝酸を添加し、浴中の弗酸濃度及び弗酸対硝
    酸比を初期濃度及び初期比と実質的に同じ値に調整する
    ことにより、溶解しているジルコニウムを除去すること
    なく前記エッチング溶液を再生させ;再生させたエッチ
    ング浴中で金属ジルコニウム物品のエッチングを更に行
    なうことを特徴とする方法。 2、溶解したジルコニウムの含有量と前記浴中の各ジル
    コニウム・イオンに結合している弗酸イオンの平均数と
    を測定し且つ、前記浴中の各ジルコニウム分子の溶解の
    際に減少する硝酸のモル数を測定することにより、活性
    弗酸対活性硝酸比を求めることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3、各ジルコニウム・イオンと結合している弗酸イオン
    の平均数をNとし、各ジルコニウム分子の溶解の際に減
    少する硝酸のモル数を5/3とし、浴中のHFの初期濃
    度を [HF]_iで表わし、浴中のHNO_3の初期濃度を
    [HNO_3]_iで表わし、活性の低下した浴中に溶
    解しているジルコニウムのモル濃度を[Zr_T]で表
    わしたときに、前記の活性の低下した浴中の活性弗酸対
    活性硝酸比を下式から求めることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の方法: R=([HF]−N[Zr_T])/([HNO_3]
    _i−5/3[Zr_T]) 4、溶解したジルコニウムの除去を行なわない浴の再生
    を一つの浴について少なくとも3度行なうことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載の
    方法。 5、金属ジルコニウム製物品がジルカロイ−4又はジル
    カロイ−2から成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第4項の何れかに記載の方法。 6、金属ジルコニウム製物品が、ジルカロイ−4から成
    る原子燃料棒の被覆管であるこを特徴とする特許請求の
    範囲第5項に記載の方法。
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EP0254539A1 (en) 1988-01-27
US4738747A (en) 1988-04-19
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