JPS63185492A - 冷却塔における冷却水の浄化方法 - Google Patents
冷却塔における冷却水の浄化方法Info
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- JPS63185492A JPS63185492A JP2716187A JP2716187A JPS63185492A JP S63185492 A JPS63185492 A JP S63185492A JP 2716187 A JP2716187 A JP 2716187A JP 2716187 A JP2716187 A JP 2716187A JP S63185492 A JPS63185492 A JP S63185492A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、冷却塔内部の構成機器材の改善に関するもの
で、冷却塔内に藻などの水生生物の発生を防止し、大気
中より侵入する細菌を殺菌する方法である。
で、冷却塔内に藻などの水生生物の発生を防止し、大気
中より侵入する細菌を殺菌する方法である。
冷却塔は大気と冷却水を直接接触させ、冷却水の持って
いる熱を大気に奪わせて冷却水を冷やしているため、大
気中の汚染浮遊物を取り込みやすい。大気汚染の著るし
いところでは、冷却塔は汚染された大気を吸い込み、し
かも冷却水は循環して使用されるので冷却水中の汚染浮
遊物は次第に繁殖し、また冷却塔の下部水槽等は常に水
にさらされているため藻等の水生生物が発生し、冷却塔
構成機器材のうち冷却水に接している部分に付着するこ
とがよ(ある。
いる熱を大気に奪わせて冷却水を冷やしているため、大
気中の汚染浮遊物を取り込みやすい。大気汚染の著るし
いところでは、冷却塔は汚染された大気を吸い込み、し
かも冷却水は循環して使用されるので冷却水中の汚染浮
遊物は次第に繁殖し、また冷却塔の下部水槽等は常に水
にさらされているため藻等の水生生物が発生し、冷却塔
構成機器材のうち冷却水に接している部分に付着するこ
とがよ(ある。
このような冷却水中の汚染浮遊物の中での細菌が、水温
が適温になると発生した藻の中で繁殖される。最近この
細菌とはレジオネリア菌、大腸菌などであって、冷却塔
外に水分を含んだ大気と共に飛散され、特にレジオネリ
ア菌は人間の肺に侵入し米国在郷軍人病と称して、病人
や老人など免疫力の落ちている人が吸込むと、激しい肺
炎に似た病気を起こすおそれがあると云われ、1976
年米国でみつかり、日本でもかなりの患者がでている。
が適温になると発生した藻の中で繁殖される。最近この
細菌とはレジオネリア菌、大腸菌などであって、冷却塔
外に水分を含んだ大気と共に飛散され、特にレジオネリ
ア菌は人間の肺に侵入し米国在郷軍人病と称して、病人
や老人など免疫力の落ちている人が吸込むと、激しい肺
炎に似た病気を起こすおそれがあると云われ、1976
年米国でみつかり、日本でもかなりの患者がでている。
そこで冷却水の浄化が問題視されてきた。
冷却塔内部構成機器材は汚染大気中の亜硫酸ガスを溶解
した水溶液に対する耐食性などを考えて、ステンレス材
、耐食アルミ材、塩ビ、FRP、木材などを用いている
。その1例を図によって説明する。図は強制通風型の冷
却塔の1例の断面図で主として冷却水に接する部分を表
したものである。
した水溶液に対する耐食性などを考えて、ステンレス材
、耐食アルミ材、塩ビ、FRP、木材などを用いている
。その1例を図によって説明する。図は強制通風型の冷
却塔の1例の断面図で主として冷却水に接する部分を表
したものである。
図中1はケーシング、2は下部水槽で共にFFtPでつ
くられ、3はスプリンクラ−で硬質錯化ビニール又は耐
食アルミでつくられ、4は充填材で硬質塩化ビニール製
フィルム、ポリエチレン、スチロールなどであり、5は
硬質塩ビの配管で、7はファンでガラス繊維か耐食アル
ミでつ(られている。6は消音マットで塩ビ、ポリエチ
レン等の線を編んだもの。
くられ、3はスプリンクラ−で硬質錯化ビニール又は耐
食アルミでつくられ、4は充填材で硬質塩化ビニール製
フィルム、ポリエチレン、スチロールなどであり、5は
硬質塩ビの配管で、7はファンでガラス繊維か耐食アル
ミでつ(られている。6は消音マットで塩ビ、ポリエチ
レン等の線を編んだもの。
冷却水は配管5内を上ってスプリンクラ−3から散水さ
れ、充填材4を通って、下部水槽2に溜る。充填材4に
矢印のように入った空気は冷却水の熱を奪った後、細菌
を含んだ水分の一部と共にファン7によって塔外に上向
き矢印の方に飛散される。
れ、充填材4を通って、下部水槽2に溜る。充填材4に
矢印のように入った空気は冷却水の熱を奪った後、細菌
を含んだ水分の一部と共にファン7によって塔外に上向
き矢印の方に飛散される。
本発明の目的は、冷却塔内を通る冷却水の上述のような
汚染状態を浄化することである。
汚染状態を浄化することである。
本発明は冷却塔内部構成機器で冷却水に接する部分即ち
、ケーシング、下部水槽、スプリンクラ−9充填材、配
管、消音マット等に銅材又は銀材を含有させることであ
り、また下部水槽内に入れ置かれたポールに銅材又は銀
材を含有させることである。ここに云う鋼材とは銅およ
び銅合金であり、銀材は銀および銀合金であって、ケー
シング。
、ケーシング、下部水槽、スプリンクラ−9充填材、配
管、消音マット等に銅材又は銀材を含有させることであ
り、また下部水槽内に入れ置かれたポールに銅材又は銀
材を含有させることである。ここに云う鋼材とは銅およ
び銅合金であり、銀材は銀および銀合金であって、ケー
シング。
下部水槽、スプリンクラ−9充填材、配管、消音マット
、ポール等の機器を鋼材自体又は銀材自体で作製するか
、もしくは機器の各々を、FRP。
、ポール等の機器を鋼材自体又は銀材自体で作製するか
、もしくは機器の各々を、FRP。
プラスチック、発泡スチロール等の合成樹脂で作製する
か又は鉄板等の金属材かを溶接、接着等により作製し、
この様に作製された機器に銅材又は銀材を含有させても
よい。ここにいう含有、とは主として物理的又は機械的
に混入または付着することである。
か又は鉄板等の金属材かを溶接、接着等により作製し、
この様に作製された機器に銅材又は銀材を含有させても
よい。ここにいう含有、とは主として物理的又は機械的
に混入または付着することである。
銅材又は銀材を含有させる方法としては、銅材又は銀材
を粉、切り粉、細線、薄片などの形状にしたものを機器
の表面又は全体に含有させたり、銅材又は銀材の薄片を
機器の表面に貼り付けたり、また銅材又は銀材を含む塗
料を塗付したりすればよい。銅材又は銀材の含有率は何
ら制限されるものではない。銅材又は銀材はケーシング
下部水槽。
を粉、切り粉、細線、薄片などの形状にしたものを機器
の表面又は全体に含有させたり、銅材又は銀材の薄片を
機器の表面に貼り付けたり、また銅材又は銀材を含む塗
料を塗付したりすればよい。銅材又は銀材の含有率は何
ら制限されるものではない。銅材又は銀材はケーシング
下部水槽。
スプリンクラ−9充填材、配管、消音マット、ポール等
の内一つの表面に含有されていれがよいが、全体に亘っ
て含有していてもよい。
の内一つの表面に含有されていれがよいが、全体に亘っ
て含有していてもよい。
本発明は銅イオン及び銀イオン効果を利用したものであ
って冷却塔内で熱交換される水に徐々に銅イオン又は銀
イオンが溶けだしそり銅イオン又は銀イオンが藻などの
水生生物の発生を防止し、また大気より冷却塔に入り込
んだ細菌を殺菌できるのである。特に下部水槽内ではこ
り銅イオンおよび銀イオンの効果が著るしい。
って冷却塔内で熱交換される水に徐々に銅イオン又は銀
イオンが溶けだしそり銅イオン又は銀イオンが藻などの
水生生物の発生を防止し、また大気より冷却塔に入り込
んだ細菌を殺菌できるのである。特に下部水槽内ではこ
り銅イオンおよび銀イオンの効果が著るしい。
実施例1
銅粉を全体に混入した消音マットを使用した本発明を実
施した強制通風型冷却塔と、混入してない消音マットを
使用した従来の強制通風型冷却塔との各々を同一条件で
半年間実際罠運転したところ、本発明を実施した冷却塔
の下部水槽には水生生物の付着生成はな(、これに反し
て銅粉を混入してない消音マットを用いた従来型の冷却
塔の下部水槽にはバクテリア、藻類等の水生生物が付着
していた。また細菌の数においては本発明を実施した冷
却塔の冷却水中には細菌が殆んど見られなかったが、従
来型の冷却塔の冷却水にはレジオネリア菌、大腸菌等の
多種多量の細菌が検出された。
施した強制通風型冷却塔と、混入してない消音マットを
使用した従来の強制通風型冷却塔との各々を同一条件で
半年間実際罠運転したところ、本発明を実施した冷却塔
の下部水槽には水生生物の付着生成はな(、これに反し
て銅粉を混入してない消音マットを用いた従来型の冷却
塔の下部水槽にはバクテリア、藻類等の水生生物が付着
していた。また細菌の数においては本発明を実施した冷
却塔の冷却水中には細菌が殆んど見られなかったが、従
来型の冷却塔の冷却水にはレジオネリア菌、大腸菌等の
多種多量の細菌が検出された。
一実施例2
銅製の直径10mmのポールを10個下部水槽に入れた
本発明の実施による強制通風型冷却塔とポールを入れな
い従来型の冷却塔を同一条件で半年間実際に運転したと
ころ、ポールを入れた本発明の実施による冷却塔の下部
水槽には水生生物の付着はな(、これに反してポールを
入れなかった従来型の冷却塔の下部水槽には水生生物が
付着していた。又細菌の数においては本発明実−施によ
る冷却塔の冷却水には細菌が殆んど検出されなかったが
、ポールをいれてなかった従来型の冷却塔の冷却水には
レジオネリア菌、大腸菌などの多種多量の細菌が検出さ
れた。
本発明の実施による強制通風型冷却塔とポールを入れな
い従来型の冷却塔を同一条件で半年間実際に運転したと
ころ、ポールを入れた本発明の実施による冷却塔の下部
水槽には水生生物の付着はな(、これに反してポールを
入れなかった従来型の冷却塔の下部水槽には水生生物が
付着していた。又細菌の数においては本発明実−施によ
る冷却塔の冷却水には細菌が殆んど検出されなかったが
、ポールをいれてなかった従来型の冷却塔の冷却水には
レジオネリア菌、大腸菌などの多種多量の細菌が検出さ
れた。
実施例6
銀粉を全体に混入した消音マットを使用した本発明を実
施した強制通風型冷却塔と、混入してない消音マットを
使用した従来の強制通風型冷却塔との各々を同一条件で
半年間実際に運転したところ、本発明を実施した冷却塔
の下部水槽には水生生物の付着生成はな(、これに反し
て銀粉を混入してない消音マットを用いた従来型の冷却
塔の下部水槽にはバクテリア、藻類等の水生生物が付着
していた。また細菌の数においては本発明を実施した冷
却塔の冷却水中には細菌が殆んど見られなかったが、従
来型の冷却塔の冷却水にはレジオネリア菌、大腸菌等の
多種多量の細菌が検出された。
施した強制通風型冷却塔と、混入してない消音マットを
使用した従来の強制通風型冷却塔との各々を同一条件で
半年間実際に運転したところ、本発明を実施した冷却塔
の下部水槽には水生生物の付着生成はな(、これに反し
て銀粉を混入してない消音マットを用いた従来型の冷却
塔の下部水槽にはバクテリア、藻類等の水生生物が付着
していた。また細菌の数においては本発明を実施した冷
却塔の冷却水中には細菌が殆んど見られなかったが、従
来型の冷却塔の冷却水にはレジオネリア菌、大腸菌等の
多種多量の細菌が検出された。
実施例4
銀製の直径10mmのポールを10個下部水槽に入れた
本発明の実施による強制通風型冷却塔とポールを入れな
い従来型の冷却塔を同一条件で半年間実際に運転したと
ころ、ポールを入れた本発明の実施による冷却塔の下部
水槽には水生生物の付着はなく、これに反してポールを
入れなかった従来型の冷却塔の下部水槽には水生生物が
付着していた。又細菌の数においては本発明実施による
冷却塔の冷却水には細菌が殆んど検出されなかったが、
ポールを入れてなかった従来型の冷却塔の冷却水にはレ
ジオネリャ菌、大腸菌などの多種多量の細菌が検出され
た。
本発明の実施による強制通風型冷却塔とポールを入れな
い従来型の冷却塔を同一条件で半年間実際に運転したと
ころ、ポールを入れた本発明の実施による冷却塔の下部
水槽には水生生物の付着はなく、これに反してポールを
入れなかった従来型の冷却塔の下部水槽には水生生物が
付着していた。又細菌の数においては本発明実施による
冷却塔の冷却水には細菌が殆んど検出されなかったが、
ポールを入れてなかった従来型の冷却塔の冷却水にはレ
ジオネリャ菌、大腸菌などの多種多量の細菌が検出され
た。
上述したように本発明の実施による冷却塔の塔内には水
生生物の付着がなく、かつ冷却水中には非衛生的な細菌
がな(なるので、例えばビルの屋上や工場等で屋外に設
置された空調装置に本発明の実施による冷却塔を使用し
たときは衛生上良好な結果をもたらす効果は太きい。
生生物の付着がなく、かつ冷却水中には非衛生的な細菌
がな(なるので、例えばビルの屋上や工場等で屋外に設
置された空調装置に本発明の実施による冷却塔を使用し
たときは衛生上良好な結果をもたらす効果は太きい。
尚本発明は冷却塔の構成機器材の一部に銅および銀材を
含有させるのみで、特に殺菌用薬品を使用しなくても、
充分殺菌効果を揚げられる簡便な方法でもある。
含有させるのみで、特に殺菌用薬品を使用しなくても、
充分殺菌効果を揚げられる簡便な方法でもある。
図は冷却塔の1例を示した断面図である。
1:ケーシング 2:下部水槽
ろニスプリンクラ−4:充填材
5:配管 6:消音マット
7:ファン
Claims (2)
- (1)冷却塔の構成機器材のうち冷却水に接する部分の
少なくとも一つに銅材又は銀材を含有させることを特徴
とする冷却塔における冷却水の浄化方法。 - (2)冷却塔下部水槽内に、銅材又は銀材を含有したポ
ールを入れ置くことからなる特許請求の範囲第1項記載
の冷却塔における冷却水の浄化方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-223719 | 1986-09-24 | ||
JP22371986 | 1986-09-24 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63185492A true JPS63185492A (ja) | 1988-08-01 |
Family
ID=16802602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2716187A Pending JPS63185492A (ja) | 1986-09-24 | 1987-02-10 | 冷却塔における冷却水の浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63185492A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008152120A2 (de) * | 2007-06-12 | 2008-12-18 | Detlef Militz | Verwendung eines dreidimensionalen fadensystems |
JP2010506877A (ja) * | 2006-10-19 | 2010-03-04 | チバ ホールディング インコーポレーテッド | 耐生物膜形成性を備えた蒸発冷却器用の充填物成分 |
JP2013210134A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Kurita Water Ind Ltd | 冷却塔への薬注装置 |
WO2018038090A1 (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 栗田工業株式会社 | 固形水処理剤用容器及び容器セット並びに水処理方法 |
-
1987
- 1987-02-10 JP JP2716187A patent/JPS63185492A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010506877A (ja) * | 2006-10-19 | 2010-03-04 | チバ ホールディング インコーポレーテッド | 耐生物膜形成性を備えた蒸発冷却器用の充填物成分 |
WO2008152120A2 (de) * | 2007-06-12 | 2008-12-18 | Detlef Militz | Verwendung eines dreidimensionalen fadensystems |
WO2008152120A3 (de) * | 2007-06-12 | 2009-04-09 | Detlef Militz | Verwendung eines dreidimensionalen fadensystems |
JP2013210134A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Kurita Water Ind Ltd | 冷却塔への薬注装置 |
WO2018038090A1 (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 栗田工業株式会社 | 固形水処理剤用容器及び容器セット並びに水処理方法 |
JPWO2018038090A1 (ja) * | 2016-08-23 | 2019-06-24 | 栗田工業株式会社 | 固形水処理剤用容器及び容器セット並びに水処理方法 |
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