JPS6318529Y2 - - Google Patents

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JPS6318529Y2
JPS6318529Y2 JP1981089898U JP8989881U JPS6318529Y2 JP S6318529 Y2 JPS6318529 Y2 JP S6318529Y2 JP 1981089898 U JP1981089898 U JP 1981089898U JP 8989881 U JP8989881 U JP 8989881U JP S6318529 Y2 JPS6318529 Y2 JP S6318529Y2
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JP
Japan
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brake
force
stroke
braking
brake pedal
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両の制動装置に係り、とくにシヨ
ベルローダ、フオークリフト等の産業車両の如く
比較的車体重量の大きい車両に好適なセントラ
ル・ハイドロリツク・ブレーキ・システムに関す
る。
原動機である内燃機関で駆動される油圧ポンプ
によつて得られる圧油を、ブレーキペダルによつ
て操作されるブレーキバルブを介してブレーキオ
ペレータシリンダに供給する形式の制動装置、い
わゆるセントラル・ハイドロリツク・ブレーキ・
システムを具備した装置においては、第4図に示
す如く、ブレーキオペレータシリンダに与えられ
る圧油は、ブレーキペダルの踏み込みに応じてプ
ツシユロツドに与えられる入力ならびに該プツシ
ユロツドを介して押動されるブレーキバルブのイ
ンプツトピストンのストロークに応じて比例的に
昇圧し、そしてインプツトピストンが全ストロー
ク移動したときに最大油圧に達するようになつて
いる。
前記インプツトピストンの移動は、該ピストン
を常にブレーキオペレータシリンダに対する油の
流出口を閉鎖する位置に保持すべく作用するスプ
リングに抗して行なわれるが、インプツトピスト
ンに移動のための入力を与えるブレーキペダルの
踏力はその操作性を考慮して比較的小さい力(普
通は最大20〜30Kg)に設定されており、しかもペ
ダル踏力は前記インプツトピストンの全ストロー
クにわたつて主にペダル用のリターンスプリング
(実際は前記シリンダ内のスプリングも含まれる)
の抵抗によつて直線的に変化するだけであるた
め、運転者は制動時にはブレーキペダルをついス
トロークエンドまで踏み込んでしまう。すなわ
ち、従来のセントラル・ハイドロリツク・ブレー
キ・システムの場合は、ブレーキペダルの比較的
小さい踏力で簡単にブレーキオペレータシリンダ
に最大油圧を発生させてしまう傾向があり、従つ
て実際の運転にあつてはその制動毎に最大油圧を
使つての制動作用となり易く、熟練しないと却つ
て的確な制動力を得難いものであり、結局制動毎
に余分な動力を使うこととなつてエンジンの負担
が大きく、またフイーリングの面でも難点があ
る。
本考案は、上述の如き従来の不具合に鑑み、仕
事の軽重、つまり必要とする制動の程度に応じて
ブレーキオペレータシリンダの油圧を制御できる
ように改良された制動装置を提供することを目的
としたものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。まず、セントラル・ハイドロリツ
ク・ブレーキ・システムの概略を第1図に基づい
て説明する。1は内燃機関2によつて駆動され吸
入管路aを介してオイルタンク3から汲み上げた
油を吐出管路bを介してフローデバイダ4へ吐出
する油圧ポンプであり、該フローデバイダ4にて
分流された圧油はブレーキペダル5によつて操作
されるブレーキバルブ6と他の油圧機器類7へそ
れぞれ管路c,dを介して供給される。また、ブ
レーキバルブ6の出力側は車両のホイール部もし
くはその駆動軸部に配設されるブレーキのブレー
キオペレータシリンダ8とブレーキ管路eを介し
て接続されている。fはブレーキバルブ6からの
戻り管路、gはフローデバイダからの戻り管路で
ある。なお、図示を省略したがこの種の制動装置
では、内燃機関の不慮の停止による非常時に備え
て、前記ブレーキバルブ6には油圧ポンプ1の吐
出油を供給する正規の回路のほか、蓄圧装置に蓄
積された圧油を供給する非常用回路が設けられて
いる。
しかして、上記のような制動装置において、油
圧ポンプ1よりフローデバイダ4を経て吐出され
た圧油を、ブレーキオペレータシリンダ8へ供給
して該シリンダ8の油圧を制御するためのブレー
キバルブ6は、第2図に示すように、前記ブレー
キペダル5とリンクやレバー等(図示しない)を
介して機械的に連結されたプツシユロツド9を介
して操作されるようになつており、そしてプツシ
ユロツド9に与えられた入力によりインプツトピ
ストン10が押動されることに伴い該ピストン自
体またはそれの支配下にあるスプール(図示しな
い)によつて前記ブレーキオペレータシリンダ8
に対する圧油の供給を制御する。すなわち、バル
ブボデイ11に摺動可能に嵌挿されたインプツト
ピストン10は、常にはバルブスプリング12に
よつて前記ブレーキオペレータシリンダ8のブレ
ーキ管路eを戻り管路fに連通する位置に保持さ
れているが、前記ブレーキペダル5からの入力に
よつてプツシユロツド9を介して押動されたとき
には、前記バルブスプリング12に抗して図示左
方へ移動してそのストローク(移動量)に応じた
油圧をブレーキオペレータシリンダ8に発生させ
ストロークエンドで最大油圧を発生させるように
なつている。
また、インプツトピストン10のプツシユロツ
ド9との対向側端部には、2個のロツクナツト1
3を介してゴムまたは合成樹脂等よりなる弾性変
形可能な環状の弾性体14が位置調整可能に取付
けられており、この弾性体14が前記バルブボデ
イ11に取付けたストローク規制用のストツパ1
5に当接可能となつている。すなわち、管路cと
ブレーキ管路eとを完全に連通させるのに必要な
インプツトピストン10の全ストロークsは前記
バルブスプリング12に抗して押動され常用領域
として全ストロークのうちの大部分を占める前段
ストロークs1と、バルブスプリング12に加え前
記弾性体14を変形させつつ押動され緊急用領域
として全ストロークの一部を占める後段ストロー
クs2とに区分されている。なお、弾性体14はロ
ツクナツト13に接着剤によつてあるいは焼付け
によつて固着されており、ストツパー15との当
接面は摩損を防止するために適当な金属材料から
なるカバー16によつて被覆されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
従つて第3図のグラフに示すように、ブレーキペ
ダル5の踏力に応じた入力をプツシユロツド9を
介してブレーキバルブ6のインプツトピストン1
0に作用させると、ブレーキオペレータシリンダ
8に発生する油圧は該インプツトピストン10の
ストロークに対応して上昇するが、この場合弾性
体14がストツパ15に当接するまでの前段スト
ロークs1では、従前と同様に主にペダル用のリタ
ーンスプリング(実際はバルブスプリング12も
含まれる)に打ち勝つ比較的小さい入力をもつて
通常の制動に必要な油圧が発生され、他方後段ス
トロークs2では、リターンスプリングのほか弾性
体14を変形させ得るような大きい入力をもつて
さらに強い制動に必要な油圧が発生される。
従つて、通常の運転時には小さい踏力によつて
常用領域としての前段ストロークs1を使用して普
通の制動作用を行うことができ、また急制動の必
要時には常用時よりも大きい踏力によつて緊急領
域としての後段ストロークs2を使用して強い制動
作用を行うことができる。すなわち、運転者は運
転状況に応じてつまり必要とする制動の程度に応
じて、その踏力の違いにより常用領域と緊急領域
とを使い分けることができる。
なお、図示はしないが弾性体14はゴムや合成
樹脂に限るものではなく、コイルスプリングや板
ばね等を利用することが可能であり、その場合所
要のばね特性を確実かつ簡単に得ることができ
る。
以上詳述したように、本考案は内燃機関で駆動
される油圧ポンプの吐出油を、ペダルによつて操
作されるブレーキバルブを介してブレーキオペレ
ータシリンダに供給する形式の制動装置におい
て、ブレーキバルブを操作するための操作系のス
トロークを、該操作系における操作力の軽重の相
違をもつて常用領域としてのストロークに対する
操作力の小さな前段ストロークと緊急領域として
のストロークに対する操作力の大きな後段ストロ
ークとに区分したものであり、従つて本考案によ
れば運転者は運転状況、すなわち必要とする制動
の程度に応じた常用領域あるいは緊急領域の油圧
をもつて制動することができるため、専ら最大油
圧を使用しての制動となり易かつた従来装置の問
題点が解決され、動力の無駄な使用を防ぎ内燃機
関の負担を軽減できるとともに、フイーリングの
向上を図る上でも有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はセント
ラル・ハイドロリツク・ブレーキ・システムの概
略を示す系統図、第2図は本考案の要部を示す断
面図、第3図は本考案の制動装置によるブレーキ
オペレータシリンダの油圧とインプツトピストン
の入力ならびにストロークとの関係を示すグラ
フ、第4図は従来の制動装置によるブレーキオペ
レータシリンダの油圧とインプツトピストンの入
力ならびにストロークとの関係を示すグラフであ
る。 1……油圧ポンプ、2……内燃機関、5……ブ
レーキペダル、6……ブレーキバルブ、8……ブ
レーキオペレータシリンダ、9……プツシユロツ
ド、10……インプツトピストン、11……バル
ブボデイ、14……弾性体、15……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内燃機関で駆動される油圧ポンプによつて得ら
    れる圧油を、ブレーキペダルによつて操作される
    ブレーキバルブを介してブレーキオペレータシリ
    ンダに供給する形式の制動装置において、前記ブ
    レーキバルブの操作系に、前記ブレーキペダルの
    踏込み操作の全ストローク中における前段におい
    ては踏込み抵抗とならず後段においては踏込み抵
    抗となるように弾性体を組付け、ブレーキペダル
    の踏込み操作時において、ブレーキペダルに対し
    全ストローク中の前段ではブレーキペダル用のリ
    ターンスプリングによるばね力によつて反力を付
    与し、後段では前記リターンスプリングのばね力
    と弾性体の圧縮抵抗力との合力によつて反力を付
    与する構成とした車両の制動装置。
JP1981089898U 1981-06-17 1981-06-17 Expired JPS6318529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981089898U JPS6318529Y2 (ja) 1981-06-17 1981-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981089898U JPS6318529Y2 (ja) 1981-06-17 1981-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57200474U JPS57200474U (ja) 1982-12-20
JPS6318529Y2 true JPS6318529Y2 (ja) 1988-05-25

Family

ID=29885032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981089898U Expired JPS6318529Y2 (ja) 1981-06-17 1981-06-17

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JP (1) JPS6318529Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57938A (en) * 1980-06-03 1982-01-06 Nissan Motor Co Ltd Hydraulic booster

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57938A (en) * 1980-06-03 1982-01-06 Nissan Motor Co Ltd Hydraulic booster

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Publication number Publication date
JPS57200474U (ja) 1982-12-20

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