JPS63184623A - 流体発振洗浄ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、洗浄水の噴射により人体の局部を洗浄する衛
生洗浄装置に利用される洗浄ノズルに関する。

従来の技術 従来の衛生洗浄装置の給尿方式は、ポンプ給水方式と水
道直結給水方式に分類される。そして、国内での衛生洗
浄装置は、水道直結給水式のものが多く使用されている
。また、日本国内の水道圧は平均３．６ｋｇ／ｃｄ程度
であるが、１　ｋｇ／ｄ以下の地域もまだ多いのである
。従って、給水口から洗浄ノズルまでの圧損が低ければ
低い程、衛生洗浄装置の最低使用水圧を下げることがで
きる。従って、洗浄ノズルの圧損は極力少さいものが望
まれるが、洗浄感との関係があり人体の局部というデリ
ケートな部位を洗浄するため、その設定がむずかしいの
である。圧損としては、上流の給水源から止水栓やスト
レーナ、逆止弁、減圧弁、流量調節弁及び貯湯タンク、
電磁弁等があり、また洗浄ノズルまでの流路圧損および
ノズル圧も、その圧損に大きく影響する。洗浄ノズルに
あっては、供給ノズルまでの流路圧損を下げることが供
給ノズルの圧力の適正値の設定を容易にする他、給水源
から洗浄ノズル全圧損の低下につながる。他方、ポンプ
給水式の場合は、ポンプ能力を自由に設定できるため洗
浄ノズルの圧力や流路圧損が高くても使用可能で、流路
圧損はあまり重要視されない。

次に、従来の流体発振洗浄ノズルの構造を第３図に示す
。この流体発振洗浄ノズルは、上流より供給流路管２１
、流入路２２、供給ノズル２３、前記供給ノズル下流両
側に付着壁２４、その外側に隣接して設けられた変圧溝
２６、さらに下流両側の側壁２８でなる出力路３０で構
成された本体２０と、止水用パツキン３１及び蓋３２を
当接して構成されている。本従来例はポンプ給水式衛生
洗浄装置に使用されている流体発振洗浄ノズルの構造を
示すものであり、前記構成において、その動作を第４図
で説明する供給流路管２１、流入路２２より流入した流
体は、供給ノズル２３より噴出する。この噴流３３は、
左右付着壁２４　、２５に沿って分流するが、あるきっ
かけＫより噴流３３が出力路３０の側壁２８側に沿って
流れると、左側変圧溝２６の部分が負圧室になり、右側
変圧溝２７が大気と連通ずるため、圧力の高い供給ノズ
ル下流の変圧溝部２７より噴流３３を押すため、噴流は
左付着壁２４に沿って流れるようになり、出力口３ｏの
側壁２９に沿って噴出する。以上の状態が交互に繰り返
えされ、発振を起こすことになる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記流体発振洗浄ノズルは、供給流路管２
１及び流入口３４、流入路２２の供給ノズル２３までの
流路圧損が比較的高いものである。

このため、このままの流路圧損であれば、水道直結給水
式の衛生洗浄装置における、最低使用水圧を下げること
ができない。従って、Ｌ字状の流入路２２の拡大をする
場合に、流体発振素子相当部が、同一本体２０内面に設
けられているため、邪魔となり流入路拡大ができず、使
用水圧範囲の狭い機器となる欠点を有する。また無理に
流路拡大をしようとすれば、ノズル自体が大きなものに
なり、洗浄ノズルには小さくコンパクトなものが望まれ
ることから、それにふされしくない。

本発明は上記問題点に鑑み、流路圧損の低い流体発振洗
浄ノズルを提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、供給流路管と連
通ずる流入路からなる本体と、流体発振素子部を有する
蓋とを接合したものである。

作用 上記構成により、流体発振素子部を蓋に設けたため、本
体側で流入路にとれる体積が大きくなるのである。

実施例 以下、本発明の流体発振洗浄ノズルの一実施例を第１図
、第２図に基づいて説明する。

図において、本体１は上流に位置するノズルシリンダー
及びノズルピストン部（図示せず）と連結し着脱自在と
した供給流路管２と洗浄水を流体発振素子部１８へ導入
するための流入口３１Ｌ、流入路３、収納部１９を有し
ている。また、蓋６は流体発振素子部１８を有し、さら
に収納部１９に収納されるパツキン４は蓋６との流体的
連結をさせるための連通孔６を有している。そして、本
体１とパッ゛キン４と前記蓋６金相互に当接している。

本実施例においては、本体１と蓋６は超音波溶着にて、
固定したものであるが、その他、相互の固定手段として
は接着ねじ止めや、はさみ込む方式や、さらにそれらを
専用ケースへ挿入する方法等いろいろ考えられる。

そして、バッキ／連通孔から導入された洗浄水は、パツ
キン連通孔相当部７ａを含む供給流路７を通り、供給ノ
ズル８に達する。供給ノズル８より噴出した噴流１６は
、出力口１６を目がけ直噴するが、噴流１６の一部があ
るきっかけにより出力路１６の上流に位置する絞り部１
２の左右のどちらかに当たり分流し、さらにその上流に
位置する噴流１６で仕切られた左右の渦室９，１００分
流した噴流のどちらかが先に噴流渦１７を形成し、噴流
渦を先に巻い万が今、右渦室１０側であるとすると右側
へ誘引され、噴流１６が出力路１６の右側壁１４へ沿っ
て流れ曲げられるが、しばらくたつと大気連通孔１１に
より右側渦室１０が左側渦室９の大気圧より高圧になる
ため、噴流１６は低圧側、即ち左へ曲げられ左側壁１３
に沿って噴出する。この状態が繰り返し起こるので噴流
１６が発振状態となる。

そして、上記のように本体１側に流体発振素子部１８を
設けず、流体発振素子部１８を蓋３２側に設けたため、
本体１での流入路３及び流入口３ａの体積を大きくとれ
るのである。なお、実施例では図示していないが、本体
１側はパツキン４を硬質にすることにより、本体１の内
側パツキン収納部１９輪郭を一部残し、パツキン面を流
入路３とすることもできる。

さらに、人の好み例えば痔症や便秘症など相反する洗浄
感の人へも蓋に形成した流体発振素子部の形状の一部を
変更することで、洗浄感の違ったノズルを提供すること
が簡単にできる。

発明の効果 以上より明らかなように、本発明によれば流入路及び流
入口の体積が大きくとれるため、流路圧損の極めて低い
洗浄ノズルになる他、安定発振にも寄与するため、水道
直結給水式の衛生洗浄器等の低水圧地域でも使用が可能
となり、洗浄感のすぐれた流体発振洗浄ノズルとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す流体発振洗浄ノズルの
分解斜視図、第２図ムは同流体発振素子の蓋の平面図、
第２図Ｂは開蓋の側面図、第３図は従来例を示す流体発
振洗浄ノズルの分解斜視図、第４図は同流体発振素子の
本体の側面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・供給流路管、３・
・・・・・流入路、４・・・・・・パツキン、６・・・
・・・連通口、６・・・・・・蓋、７・・・・・・供給
流路、８・・・・・・供給ノズル、９，１０・・・・・
・渦室、１１・・・・・・大気連通孔、１２・・・・・
・絞り部、１３゜１４・・・・・・側壁、１６・・・…
出力路、１６，１７・・・・・・噴流、１８・・・・・
・流体発振素子部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名！一
本　体 ２″′−供給流路管 ３−通入路 ４−パツキン ５一連通孔 ７−　供＃浬路 ８−供給ノズル 第２図　　　　１３．１４・・〜倒　鷹１５−出ｌ路 ／６−−噌　流

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 供給流路管を有し、前記供給流路管と連通する流入路か
   らなる本体を有し、この本体に接合する蓋に流体発振素
   子部を設けてなる流体発振洗浄ノズル。