JPS63182496A - 改ざん防止用紙 - Google Patents

改ざん防止用紙

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JPS63182496A
JPS63182496A JP742387A JP742387A JPS63182496A JP S63182496 A JPS63182496 A JP S63182496A JP 742387 A JP742387 A JP 742387A JP 742387 A JP742387 A JP 742387A JP S63182496 A JPS63182496 A JP S63182496A
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JP
Japan
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JP742387A
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English (en)
Inventor
長田 守一
英司 河村
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OOKURASHIYOU INSATSU KYOKUCHO
OOKURASHO INSATSU KYOKUCHO
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OOKURASHIYOU INSATSU KYOKUCHO
OOKURASHO INSATSU KYOKUCHO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、署名欄を有する証券類、例えば小切手類を不
正に取得し、発行時の署名を改変して行なわれる不正な
使用の防止方法に関する。
〔従来技術の問題点〕
署名欄を有する小切手類、例えば旅行者小切手は、発行
時に使用前署名欄に署名しておき、使用時署名欄に署名
するようになっており、使用前と使用時の署名が同一で
あることが照合、確認されると所定の効力が発生する。
しかし、不正に取得した該小切手の使用前署名欄の署名
を故意に有機溶剤で抹消し、不正な改変を施し、使用時
署名欄に改変した署名を記入して、不正に使用されるこ
とがある。該小切手は使用前署名と使用時署名が同一で
あると判定されると、例えば不正に取得して改変された
ものでも真正なものと認められ、不正な使用を0破する
ことは困難になってしまう。
そ′こで、有価証券として使用される小切手類には、一
般に署名記入時に使用する筆記具、例えばボールペン、
万年筆、サインペン等に用いられる市販のインク消し液
に対する対策は施されているのが通例であり、更にイン
キ消し液の他に酸、アルアリ・溶剤等で署名を抹消する
際に発色する用紙に関しての提案もされている。例えば
特公昭56−18719号公報では、ピラゾロリドン類
と任意成分として水溶性マンガン化合物と油溶性染料を
含有する偽造防止用紙において酸化漂白剤、還元漂白剤
や各種の溶剤によって発色し、特開昭59−76999
号公報では、フェノチアジン又はフェノオキサジン化合
物を含む用紙が有機酸により発色し、更に実施例で有機
溶剤可溶性染料を併用することにより有機溶剤でも発色
することを記載している。これら従来技術より得られる
用紙では、有機溶剤により改ざんする場合の発色は、い
ずれも発色成分として有機溶剤に可溶な着色染料を用い
たものである。また用紙の白色度を低下させないために
、前記染料の使用量が限定されるので、発色効果及び改
ざん防止効果は必ずしも充分ではない。
〔発明の目的〕
本発明は、以上のような状況に鑑み、署名欄を有する証
券類、例えば小切手の署名を改変した場合に、単一又は
複数の発色及び混色効果を顕出することによって、不正
に使用ができないような方法の提供を目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、署名欄の署名を有機溶剤で抹消すると発色層
又は発色成分を含有する紙層中のロイコ染料及びフェノ
ール性物質の両方又はいずれか一方が一部溶解又は溶解
して接触し、単一又は複数の発色現象を示すことを要旨
とする証券類の不正な使用の防止方法である。
〔発明の詳細な 説明の発色層は、紙の表面に1種類以上のロイコ染料と
フェノール性物質等を水溶性樹脂液又はラテックスに混
入した塗液を塗布して得た樹脂被膜中に形成され、表面
に発色層を有する用紙を得る。また、紙の紙層内に発色
成分を含有する場合には、1種類以上のロイコ染料とフ
ェノール性物質等を紙層形成用紙料に混入し、抄紙して
紙層を形成した用紙を得る。これらの用紙は、極性又は
非極性の有機溶剤に接触して単一又は複数の発色、ある
いは混色を呈することを特徴とする改ざん防止用紙を提
供する。
本発明において使用する電子供与性物質のロイコ染料は
少なくとも1種類以上で適用されるが、この種のロイコ
染料としては感圧又は感熱記録紙用の発色剤、例えばト
リフェニルフタリド系、フルオラン系、フェノチアジン
系、ロイコオーラミン系、スピロピラン系等のロイコ化
合物が用いられる。このようなロイコ染料のうちトリフ
ェニルフタリド系及びフルオラン系のロイコ化合物を発
色層に例示すると、青発色;クリスタルバイオレットラ
クトン、緑発色;3−ジエチルアミノ−5−メチル−7
−ジベンジルアミノフルオラン、橙発色;3−ンクロへ
キシルアミノ−6−クロロフルオラン、赤発色;3−ジ
メチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、黒
発色;3−シクロヘキシルメチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、黄発色;3,6−ジプトキシ
フルオラン等である。
また、本発明において使用される電子受容性物質の顕色
剤は1種類以上で適用されるが、この種の酸性物質とし
ては感圧又は感熱記録紙用の顕色剤が用いられる。この
ような顕色剤はフェノール性化合物、有機又は無機酸性
化合物等で例示すると4.4′−イソプロピリデンジフ
ェノール(ビスフェノールA)、4.4’−ジヒドロキ
シフェニルスルホン(ビスフェノールS)、ベンジル−
p−ヒドロキシベンゾエート、没食子酸、タンニン酸、
サリチル酸、安息香酸、酸性白土等である。本発明の発
色層の付与においては、発色剤と顕色剤とを分散及び結
着させるためにケン化度98%以上のポリビニルアルコ
ールが使用され、他に種々の水溶性樹脂あるいはラテッ
クスも適用される。更に、このような分散及び結着させ
る樹脂類としては一般のポリビニルアルコール及びその
変成品、デンプン及びその誘導体、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース類のセルロース
誘導体、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、カゼイン等
の水溶性高分子の他、スチレン/ブタジェン共重合体、
エチレン/酢酸ビニル共重合体、アクリルニトリル/ブ
タジェン共重合体類のラテックス等が用いられる。
また、紙層内の発色成分の付与において、発色剤と顕色
剤は抄紙段階で製紙用原料、例えば木材パルプ又は化学
晒しパルプを主体とする紙料中に分散させ抄紙し、該発
色成分を紙中に包合させる。
更に、必要に応じて補助添加剤として、紫外線による劣
化防止のための紫外線吸収剤、長期保存による地汚れ防
止のための酸化防止剤、発色層形成用塗液の流動性改良
のための界面活性剤等を添加することもあり、この場合
、紫外線吸収剤としてはp−アミノ安息香酸、ケイ皮酸
ベンジル、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン等、酸
化防止剤としてはL−アスコルビン酸、ジブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等、界面活
性剤としてはノニオン系のポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル
、ポリオキシエチレンソルビタンオレエート等が用いら
れる。
このようにして得られた紙は外観が自然色紙と変わらな
いが、有機溶剤と接触することによって明瞭な単一又は
複数の発色、あるいは複数の発色の場合は2種類以上の
発色と減色混合に基づく新たな発色現象及び有機溶剤の
拡散、浸透に基づく足状、点状、リング状の様な特異な
発色形状を示すことから、不正な改変行為が直ちに発見
でき、改ざんや変造が不可能となる。
以上のように発色層又は発色成分を含有する本発明の改
ざん防止用紙は、極性又は非極性系の有81 溶剤例え
ばエタノール、アセトン、キシレン、クロルベンゼン、
シクロヘキサノン、エチルエーテル、エチルセロソルブ
、酢酸エチル、トリークロルエチレン等によって発色す
ることから従来の市販のインク消し液による改ざん、変
造防止策の他に新たな防止効果を紙に付与するものであ
り、更に安全を期すために使用前署名欄に淡い色調で地
紋を印刷して置けば、改変箇所の地紋の色調も影響を受
は改変行為の発見は一層容易になる。
〔発明の効果〕
本発明の改ざん防止用紙を用いた証券類の署名欄の署名
を不正に改変しようとする場合、極性又は非極性の有機
溶剤で筆記具、例えばボールペン、万年筆、サインペン
等により署名を抹消すると、これら各種の有機溶剤との
接触、含浸により前記発色剤の単一又は複合した発色が
顕出するので、改変の有無が簡単に識別でき不正使用を
未然に防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。なお、以下に示す部又は%は垂蓋基
準である。
実施例1 〔発色剤液〕 5%ポリビニルアルコール水溶液    90部(ケン
化度%、596以上) 3−ジエチルアミノ−5−メチル−0,5部7−ジベン
ジルアミノフルオラン (新日曹化工製PSD−G) 3−シクロヘキシルメチルアミノ−0,25部6−メチ
ル−7−アニリツフルオラン (新日曹化工製PSD−15’)) 水                        
  9.25部〔顕色剤液〕 5%ポリビニルアルコール水溶液    90部(ケン
化度98.596以上) ベンジル−p−ヒドロキシベンゾエート 1.5部(上
野製薬製POB−BZ) ビスフェノールA           1.5部(三
井東田製) 水                        
    7部上記組成の各液をそれぞれ平均粒子径が3
μm以下になるようにアトライターで粉砕、分散した。
発色剤液:顕色剤液−1=1の割合で均一に混合し発色
層形成用塗液とした。次に、市販の坪量的809/ c
dの上質紙に前記塗液を塗布量的2 a/rdになるよ
うにサイズプレスで塗布し、50〜70℃で乾燥し、カ
レンダーにて平滑度100〜150秒となるように表面
処理をして本発明の改ざん防止用紙を得た。この用紙に
エタノール又はアセトン、あるいはエタノール:アセト
ン=l:1の割合の混液を0.05 m1滴下すると有
機溶剤の浸透、拡散により直ちに点状の緑色と黒色の発
色の他に、リング状の暗緑色系の混色を呈することから
、顕著な改ざん防止効果を有していた。
実施例2 〔発色剤液〕 スチレン・ブタジェン系ラテックス   80部(日本
ゼオン製Ni po 1LX407G )クリスタルバ
イオレットラクトン   0.2部(山本化学合成製C
VL) 3−ジエチルアミノ−6−メチル−1部7−クロロフル
オラン (新日曹化工製PSD−R) 水                        
   18.8部〔顕色剤液〕 スチレン・ブタジェン系ラテックス   80部(日本
ゼオン製Ni po 1LX407G )ビスフェノー
ルA            5部(三井東圧製) 水                        
   15部上記組成の各液をそれぞれ平均粒子径が3
μm以下になるようにボールミルで粉砕、分散した。発
色剤液:顕色剤液−1:1の割合で均一に混合し、発色
層形成用塗工液とした。次に、市販の坪量的809 /
 nlの上質紙に前記塗工液を塗布量的2〜5a / 
rdになるようにサイズプレスで塗布し、約70〜90
℃で熱風乾燥し、カレンダーにて平滑度400〜600
秒となるように表面処理をして本発明の改ざん防止用紙
を得た。この用紙にエタノール又はアセトン、するいは
エタノール:アセトン−1=1の割合の混液を0.05
 m1滴下すると有機溶剤の浸透、拡散により直ちに点
状の青色と赤色の発色の他に、リング状の赤紫色系の混
色を呈することから、顕著な改ざん防止効果を有してい
た。
実施例3 〔発色剤液〕 0:01%ポリビニルアルコール水溶液  100部(
ケン化度98,5%以上) クリスタルバイオレットラクトン  0.0015 部
(山本化学合成製CvL) 3−シクロヘキシルアミノ−6−0,0015部クロロ
フルオラン (新日曹化工製PSD−0) 〔顕色剤液〕 0.01%ポリビニルアルコール水溶液  100 部
(ケン化度98.5%以上) ベンジル−p−ヒドロキシベンゾニー)  0.06部
(上野製薬製) ビスフェノールA           0.06部(
三井東圧製) 上記組成の各液をそれぞれ平均粒子径が3μm以下にな
るようにアトライターで粉砕、分散した。
発色剤液:顕色剤液−1=1の割合で均一に混合し、発
色成分の含有液とした。この含有液を坪量的609 /
 nfになるように紙料(コツトンパルプ)に添加し、
Tappiミルルミ式シートマシンた。抄紙後、脱水し
て、約100℃で乾燥し、カレンダーで平滑度約40秒
になるように表面処理をし、本発明の改ざん防止用紙を
得た。この用紙にシクロヘキサノン又は酢酸エチル、あ
るいはシクロヘキサノン:酢酸エチル=1:1の割合の
混合液を0.05m1滴下すると、有機溶剤の浸透、拡
散により直ちに足状及び点状の青色と橙色の他に、リン
グ状の褐色系の混色を呈することから、顕著な改ざん防
止効果を有していた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に少なくとも1種類以上のロイコ染料と少な
    くとも1種類以上のフェノール性物質、及び水溶性樹脂
    物質又はラテックス類を主成分とする発色層を設け、単
    一又は複数の有機溶剤によって単一又は複数の発色、あ
    るいは混色して発色する前記発色層が樹脂被膜からなる
    ことを特徴とする改ざん防止用紙。
  2. (2)製紙用紙料に少なくとも1種類以上のロイコ染料
    と少なくとも1種類以上のフェノール性物質を配合し、
    紙層内に単一又は複数の有機溶剤によって単一又は複数
    の発色、あるいは混色して発色する発色成分の含有を特
    徴とする改ざん防止用紙。
JP742387A 1987-01-17 1987-01-17 改ざん防止用紙 Pending JPS63182496A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245586A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 National Printing Bureau 偽造防止印刷物及びその真偽判別方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245586A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 National Printing Bureau 偽造防止印刷物及びその真偽判別方法

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