JPS6318016Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318016Y2 JPS6318016Y2 JP1983034472U JP3447283U JPS6318016Y2 JP S6318016 Y2 JPS6318016 Y2 JP S6318016Y2 JP 1983034472 U JP1983034472 U JP 1983034472U JP 3447283 U JP3447283 U JP 3447283U JP S6318016 Y2 JPS6318016 Y2 JP S6318016Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- drum
- recording drum
- suction
- suction holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 13
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011796 hollow space material Substances 0.000 description 1
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、カラースキヤナーなどにおいて、各
種サイズのフイルムを着脱自在とする記録ドラム
に関するものである。
種サイズのフイルムを着脱自在とする記録ドラム
に関するものである。
従来より一般に、吸着ドラムはサクシヨンロー
ルとして各分野で使用されており、ロール表面全
域にわたり吸着穴を穿設し、中空ロールの内部と
連通した真空ポンプのサクシヨンにより、ロール
表面に着脱自在の板状片を吸引する機構は周知で
あり、このサクシヨンロールの表面に比べ、着脱
自在の板状片が小さい場合、サクシヨンが働く吸
着穴の分布を変更するものも知られている(実公
昭53−37041号公報)。しかしながら、この従来例
では、サクシヨンロールを通紙作業という特定の
用途に使用しているため、ロール上側面にのみ小
区画室を特設し、この小区画室の使用・不使用で
吸着穴分布を変更しているものである。
ルとして各分野で使用されており、ロール表面全
域にわたり吸着穴を穿設し、中空ロールの内部と
連通した真空ポンプのサクシヨンにより、ロール
表面に着脱自在の板状片を吸引する機構は周知で
あり、このサクシヨンロールの表面に比べ、着脱
自在の板状片が小さい場合、サクシヨンが働く吸
着穴の分布を変更するものも知られている(実公
昭53−37041号公報)。しかしながら、この従来例
では、サクシヨンロールを通紙作業という特定の
用途に使用しているため、ロール上側面にのみ小
区画室を特設し、この小区画室の使用・不使用で
吸着穴分布を変更しているものである。
一方、カラースキヤナーの記録ドラムは、フイ
ルムをドラムに巻きつけ、密着性を確保するた
め、真空吸着をする。そのため、ドラム表面全部
に真空吸着用の多数の小穴を穿設し、これらを吸
引源に接続して、ドラムが例えば10回転/秒の高
速で回転している間も真空吸着が働くような機構
としている。そして、近時、この記録ドラムが大
型化するにつれて、仕事によつては、フイサイズ
の例えば半分のサイズのフイルムで良い場合が生
じ、かかる場合にフルサイズのフイルムを使用す
ればフイルムが無駄になる。そのため、現場で
は、記録ドラムに対し軸方向の半分のフイルムを
取付ける工夫をして、不要な真空吸着穴のあるド
ラム表面にヤレフイルム(失敗して使用できない
不要フイルム)でマスクしテープで固定している
が、この方法では手間がかかる。しかもフイルム
のオートローデング(生フイルムを自動的にドラ
ムに巻きつけセツトするもの)を行う場合、マス
ク作業不要でなければならない制約もある。
ルムをドラムに巻きつけ、密着性を確保するた
め、真空吸着をする。そのため、ドラム表面全部
に真空吸着用の多数の小穴を穿設し、これらを吸
引源に接続して、ドラムが例えば10回転/秒の高
速で回転している間も真空吸着が働くような機構
としている。そして、近時、この記録ドラムが大
型化するにつれて、仕事によつては、フイサイズ
の例えば半分のサイズのフイルムで良い場合が生
じ、かかる場合にフルサイズのフイルムを使用す
ればフイルムが無駄になる。そのため、現場で
は、記録ドラムに対し軸方向の半分のフイルムを
取付ける工夫をして、不要な真空吸着穴のあるド
ラム表面にヤレフイルム(失敗して使用できない
不要フイルム)でマスクしテープで固定している
が、この方法では手間がかかる。しかもフイルム
のオートローデング(生フイルムを自動的にドラ
ムに巻きつけセツトするもの)を行う場合、マス
ク作業不要でなければならない制約もある。
そこで本考案は、利用分野を異にする前記公知
例をも参照しながら、スキヤナーの記録ドラムに
関する前記不具合を解消しようとするものであ
る。
例をも参照しながら、スキヤナーの記録ドラムに
関する前記不具合を解消しようとするものであ
る。
すなわち、本考案は、高速回転で使用する吸着
ドラムにフイルムを巻きつけて「吸着」するた
め、前記公知例の通紙作業用サクシヨンロールに
おける単なる「吸引」技術を転用したものではな
く、吸着ドラムに偏心荷重の発生を防止しつつ、
フイルムが吸着ドラムから剥離しないようにした
ものであり、その要旨とするところは、スキヤナ
ーの記録ドラムの表面に真空吸着穴を設け、かつ
記録ドラムの内部を仕切板で区画することによ
り、密室状の分割区画室を形成し、これら分割区
画室を選択的に真空吸引し、フイルムを固定する
ようにした各種サイズフイルムを着脱自在とする
記録ドラムにして、前記区画室の仕切板、および
記録ドラムの鏡板の外端に沿つて、その外端中間
部位にある真空吸着穴のピツチより、細いピツチ
の、フイルム端部固定用真空吸着穴を、前記記録
ドラムの表面に設けた各種サイズフイルムを着脱
自在とする記録ドラムにある。
ドラムにフイルムを巻きつけて「吸着」するた
め、前記公知例の通紙作業用サクシヨンロールに
おける単なる「吸引」技術を転用したものではな
く、吸着ドラムに偏心荷重の発生を防止しつつ、
フイルムが吸着ドラムから剥離しないようにした
ものであり、その要旨とするところは、スキヤナ
ーの記録ドラムの表面に真空吸着穴を設け、かつ
記録ドラムの内部を仕切板で区画することによ
り、密室状の分割区画室を形成し、これら分割区
画室を選択的に真空吸引し、フイルムを固定する
ようにした各種サイズフイルムを着脱自在とする
記録ドラムにして、前記区画室の仕切板、および
記録ドラムの鏡板の外端に沿つて、その外端中間
部位にある真空吸着穴のピツチより、細いピツチ
の、フイルム端部固定用真空吸着穴を、前記記録
ドラムの表面に設けた各種サイズフイルムを着脱
自在とする記録ドラムにある。
以下、本考案の構成を実施例にもとづいて詳細
に説明する。第1図は本考案の実施例を示し、一
部断面全体図、第2図は第1図のA〜A矢視断面
図、第3図は第1図の記録ドラムの展開図を示
す。
に説明する。第1図は本考案の実施例を示し、一
部断面全体図、第2図は第1図のA〜A矢視断面
図、第3図は第1図の記録ドラムの展開図を示
す。
第1図において、1はカラースキヤナーの記録
ドラムを示し、軸受10,11に支えられて高速
回転する、この記録ドラム1は、記録ドラム1内
を2つの円筒に分割する半径方向の仕切板2と、
2つの半円筒に分割する軸方向の仕切板3によ
り、気室No1,No2,No3およびNo4の4気
室に分割区画室を形成している。
ドラムを示し、軸受10,11に支えられて高速
回転する、この記録ドラム1は、記録ドラム1内
を2つの円筒に分割する半径方向の仕切板2と、
2つの半円筒に分割する軸方向の仕切板3によ
り、気室No1,No2,No3およびNo4の4気
室に分割区画室を形成している。
気室No1,No3は固定気室14,15と連通
している。すなわち、左軸8の中空を仕切つた仕
切板12(該仕切板12は仕切板3の延長上にあ
る)を介し、左軸8の円周上の複数個の吸引口1
8,19より非接触式固定気室14,15へ連通
している。固定気室14,15は非回転体の配管
22と連通しており、この固定気室14は排風機
26へ、また固定気室15は電磁弁V3を通つて
排風機26へそれぞれ連通している。
している。すなわち、左軸8の中空を仕切つた仕
切板12(該仕切板12は仕切板3の延長上にあ
る)を介し、左軸8の円周上の複数個の吸引口1
8,19より非接触式固定気室14,15へ連通
している。固定気室14,15は非回転体の配管
22と連通しており、この固定気室14は排風機
26へ、また固定気室15は電磁弁V3を通つて
排風機26へそれぞれ連通している。
同時に、気室No2,No4は、右軸9の吸引口
20,21を通つて、固定気室16,17、電磁
弁V2,V4を通つて排風機26に連通している。
なお、13は仕切板を示す。
20,21を通つて、固定気室16,17、電磁
弁V2,V4を通つて排風機26に連通している。
なお、13は仕切板を示す。
また、記録ドラム1には、ドラム軸方向に、フ
イルム先端用の吸着穴27、フルサイズ用のフイ
ルム終端用の吸着穴28、横長半分サイズ用のフ
イルム終端用の吸着穴29がそれぞれ穿設され、
ドラム円周方向に、フイルム左端用の吸着穴3
0、フルサイズ用右端の吸着穴31、縦半分サイ
ズ用の吸着穴32がそれぞれ穿設され、しかもド
ラム全面には粗いピツチで一般の吸着穴A′が穿
設されている。
イルム先端用の吸着穴27、フルサイズ用のフイ
ルム終端用の吸着穴28、横長半分サイズ用のフ
イルム終端用の吸着穴29がそれぞれ穿設され、
ドラム円周方向に、フイルム左端用の吸着穴3
0、フルサイズ用右端の吸着穴31、縦半分サイ
ズ用の吸着穴32がそれぞれ穿設され、しかもド
ラム全面には粗いピツチで一般の吸着穴A′が穿
設されている。
したがつて、フイルム端固定用の吸着穴27,
28,29,30,31,32は、第3図で、1
点鎖線で表したように配設されている。なお、第
3図で、Xはフイルム横寸法、Yはフイルム縦寸
法を表している。
28,29,30,31,32は、第3図で、1
点鎖線で表したように配設されている。なお、第
3図で、Xはフイルム横寸法、Yはフイルム縦寸
法を表している。
本実施例では、以上のような構成になつている
ので、フルサイズ用フイルムを記録ドラム1に巻
きつけるには、電磁弁V2,V3,V4を開くことに
より、全ての吸着穴が働く。横長半分サイズのフ
イルムを巻きつけるときは、電磁弁V2を開にし、
電磁弁V3,V4を閉じることにより、気室No1、
気室No2のみ吸着穴が働き、フイルム終端用の
吸着穴29によつてフイルムの終端が固定され
る。また、縦長半分サイズのフイルムを巻きつけ
るときは、電磁弁V3を開にして電磁弁V2,V4を
閉にすることにより、気室No1,No3のみの吸
着穴A′が働き、縦長半分サイズ用の吸着穴32
によつて該フイルムの右端が固定される。
ので、フルサイズ用フイルムを記録ドラム1に巻
きつけるには、電磁弁V2,V3,V4を開くことに
より、全ての吸着穴が働く。横長半分サイズのフ
イルムを巻きつけるときは、電磁弁V2を開にし、
電磁弁V3,V4を閉じることにより、気室No1、
気室No2のみ吸着穴が働き、フイルム終端用の
吸着穴29によつてフイルムの終端が固定され
る。また、縦長半分サイズのフイルムを巻きつけ
るときは、電磁弁V3を開にして電磁弁V2,V4を
閉にすることにより、気室No1,No3のみの吸
着穴A′が働き、縦長半分サイズ用の吸着穴32
によつて該フイルムの右端が固定される。
更に、1/4サイズのフイルムを巻きつけるとき
は、電磁弁V2,V3,V4共に閉にすることによ
り、気室No1のみの吸着穴が働き、フイルム終
端用の吸着穴29により終端が、縦半分サイズ用
の吸着穴32により右端が固定される。
は、電磁弁V2,V3,V4共に閉にすることによ
り、気室No1のみの吸着穴が働き、フイルム終
端用の吸着穴29により終端が、縦半分サイズ用
の吸着穴32により右端が固定される。
〔考案の効果〕
1台のスキヤナーの記録ドラムで複数サイズ
のフイルムを使用でき、不用吸着穴をマスクす
るなどの手間がかからないのは勿論である。
のフイルムを使用でき、不用吸着穴をマスクす
るなどの手間がかからないのは勿論である。
オートロードを接続しても、手元のスイツチ
のみで複数サイズのフイルムが自動的に使用で
きる。
のみで複数サイズのフイルムが自動的に使用で
きる。
記録ドラムの内部を仕切板で区画したのみで
あるから、構造簡単となるばかりではなく、高
速回転する記録ドラムに偏心作用を与えること
はない。
あるから、構造簡単となるばかりではなく、高
速回転する記録ドラムに偏心作用を与えること
はない。
分割区画室の仕切板の外周端に沿つて記録ド
ラムの表面に吸着穴を穿設したので、剥離しや
すいフイルムの外周が剥離せず、特別な固定用
テープなどを使用しなくてもよいことから、前
記のオートロードなどフイルムの自動的着脱
に大いに資することができる。しかも、固定用
テープなどによる偏心作用も生じない。
ラムの表面に吸着穴を穿設したので、剥離しや
すいフイルムの外周が剥離せず、特別な固定用
テープなどを使用しなくてもよいことから、前
記のオートロードなどフイルムの自動的着脱
に大いに資することができる。しかも、固定用
テープなどによる偏心作用も生じない。
なお、本明細書では単にフイルムで表現したが
このフイルムとはスキヤナーにおける走査用ドラ
ムへ装着する原稿およびコンタクトスクリーンな
ども包含する意味である。また区画数は4個に限
るものではなく、軸方向から放射状に仕切る区画
室は幾つもできることはいう迄もない。
このフイルムとはスキヤナーにおける走査用ドラ
ムへ装着する原稿およびコンタクトスクリーンな
ども包含する意味である。また区画数は4個に限
るものではなく、軸方向から放射状に仕切る区画
室は幾つもできることはいう迄もない。
第1図は本考案の実施例を示し、一部断面全体
図、第2図は第1図のA〜A矢視断面図、第3図
は第1図の記録ドラムの展開図を示す。 1……記録ドラム、2,3……仕切板、No1,
No2,No3,No4……気室、27,28,2
9,30,31,32……吸着穴。
図、第2図は第1図のA〜A矢視断面図、第3図
は第1図の記録ドラムの展開図を示す。 1……記録ドラム、2,3……仕切板、No1,
No2,No3,No4……気室、27,28,2
9,30,31,32……吸着穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 スキヤナーの記録ドラムの表面に真空吸着穴を
設け、かつ記録ドラムの内部を仕切板で区画する
ことにより、密室状の分割区画室を形成し、これ
ら分割区画室を選択的に真空吸引し、フイルムを
固定するようにした各種サイズフイルムを着脱自
在とする記録ドラムにして、 前記区画室の仕切板、および記録ドラムの鏡板
の外端に沿つて、その外端中間部位にある真空吸
着穴のピツチより、細いピツチの、フイルム端部
固定用真空吸着穴を、前記記録ドラムの表面に設
けた各種サイズフイルムを着脱自在とする記録ド
ラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983034472U JPS59141344U (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 各種サイズフイルムを着脱自在とする記録ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983034472U JPS59141344U (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 各種サイズフイルムを着脱自在とする記録ドラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59141344U JPS59141344U (ja) | 1984-09-21 |
JPS6318016Y2 true JPS6318016Y2 (ja) | 1988-05-20 |
Family
ID=30165234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983034472U Granted JPS59141344U (ja) | 1983-03-09 | 1983-03-09 | 各種サイズフイルムを着脱自在とする記録ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59141344U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5886546A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-24 | ドクトル−インジエニエ−ル・ル−ドルフ・ヘル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ドラムスキヤナのためのドラム |
-
1983
- 1983-03-09 JP JP1983034472U patent/JPS59141344U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5886546A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-24 | ドクトル−インジエニエ−ル・ル−ドルフ・ヘル・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | ドラムスキヤナのためのドラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59141344U (ja) | 1984-09-21 |
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