JPS63179105A - 非共沸混合物の凝縮装置 - Google Patents

非共沸混合物の凝縮装置

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JPS63179105A
JPS63179105A JP1192087A JP1192087A JPS63179105A JP S63179105 A JPS63179105 A JP S63179105A JP 1192087 A JP1192087 A JP 1192087A JP 1192087 A JP1192087 A JP 1192087A JP S63179105 A JPS63179105 A JP S63179105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
working medium
gas
azeotropic mixture
liquid separator
Prior art date
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Pending
Application number
JP1192087A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Yamazaki
山崎 起男
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上支肌且光… この発明は非共沸混合物を凝縮させるための装置に関す
るもので、例えば非共沸混合物を作動媒体とする熱回収
装置において使用することができる。
従来Ω韮術 第3図は工場で排出される温排水等を熱源としてランキ
ンサイクルにより動力として回収するようにした熱回収
装置の一例を示す。この装置において作動媒体(例えば
フロン)は蒸発器(21) 、タービン(22) 、凝
縮器(23) 、およびポンプ(24)から構成される
系内で循環する、すなわち、蒸発器(21)にて加熱さ
れて発生した作動媒体の蒸気はタービン(22)で膨張
して仕事をなし、タービン(22)から出た排気は凝縮
器(23)で冷却されて凝縮した後、再びポンプ(24
)で蒸発器(21)へ送られて同じ作用を繰り返す。タ
ービン(22)の出力軸は負荷(25)  (例えば発
電機)に連結している。
こ6ような熱回収装置においては温度差が大きいほど効
率が高くなるため、蒸発器(21)の出口に加熱器を設
けるなど、タービン(22)に供給する作動媒体蒸気の
温度を高くする工夫が行われている。しかしながら、い
ずれも装置を別途付加する必要があるからコストが高く
なる。
そこで、従来の単一成分よりなる媒体に代えて非共沸混
合媒体を使用することによって、凝縮器における凝縮温
度自体を低くすることが既に提案されている(特開昭6
1−93212号公報)。
(”しよ゛  る  占 この混合冷媒を用いたランキンサイクルシステムでは、
混合冷媒の高圧成分ガスが凝縮器の出口やアフタークー
ラーに溜まり、システムの運転が不可能になる。これを
防止するためには、凝縮器出口側に溜まった未凝縮の冷
媒を凝縮器入口に戻して凝縮させてやる必要がある。そ
の際、凝縮器の出口より入口の方が圧力が高いので、コ
ンプレッサーで昇圧せしめた上で凝縮器入口に導いてい
る。
しかしながら、一般にランキンサイクルシステムは省エ
ネ、創エネを目的としており、それ故システム内の効率
向上、運転動力の軽減は必要欠くべからざるものである
ところ、コンプレッサーの使用はこれと相客れず、混合
冷媒を用いることによる折角の効率向上も、コンプレッ
サー運転動力消費によって相殺されてしまうこととなる
占 ° る、の この発明の非共沸混合物の凝縮装置は、凝縮すべき非共
沸混合物と冷却水とが完全対向流にて流通する循環式凝
縮器と、 凝縮器の非共沸混合物出口に接続した気液分離器と、 気液分離器の気相出口から凝縮器の非共沸混合物入口に
通ずる還流管と、 還流管の途中に設けた可変絞りと、 非共沸混合物を還流管から凝縮器の非共沸混合物入口へ
動力を要することなく導くための手段と、 を包含゛しており、可変絞りで還流液量を調節すること
によって凝縮器内における非共沸混合物の熱力学的最適
濃度を維持するようにしたことを特徴とする。
tり且 凝縮器の出口側に滞留する未凝縮成分を凝縮器の入口側
に戻すにあたり、外部動力に頼ることなく、凝縮器の入
口に供給される非共沸混合物の流れを利用して、その流
れの一部に出口側より圧力の低い部分を創出し、これに
より出口側から未凝縮成分を吸引して入口側へ導く。
ス星偲 第1図にこの発明の実施例を示すが、以下、この凝縮装
置を第3図に示した既述の熱回収装置において従来の凝
縮器(23)に代えて使用する場合を例にとって説明す
る。なお、この場合の熱回収装置の作動媒体は非共沸混
合物である。ここに非共沸混合物とは、いわゆる共沸混
合物以外の、2成分系もしくは多成分系の混合物をいう
ものとする。
第2図は、一定圧力のもとにおける成分Aおよび成分B
の単独の飽和温度をそれぞれTAおよびTBとするとき
、AとBとからなる非共沸混合物の濃度と温度との関係
を示す。なお、ここに濃度は、AとBの重量をそれぞれ
GAおよびGBとするとき、この非共沸混合物の単位重
量当たりに含まれるBの重量ξをいうものとすもし温度
Tのもとで液相と気相とが平衡状態にあるときは液相線
および気相線上の温度Tに相当する点の位置から、液相
の濃度はξlであり、気相の濃度はξgである。さらに
、液相と気相との合成の濃度をξとすれば、この混合物
の状態は点Mで表され、そのときの溶液の重量と蒸気の
重量との割合は、点Mから液相線および気相線に至る水
平距離aおよびbに逆比例する。
つぎに、点Mが液相線と気相線とで囲まれる領域内に存
在するときは、混合物は気液両相に分かれるが、点Mが
それらの両線と一致するときまた゛はその領域外に出る
ときは、気、液のどちらか1つの相のみとなる0例えば
、点M1は不飽和な液体を示すし、また点M2は過熱蒸
気を表す、しかし、温度が変わると混合物の状態も変化
する。例えば、点M1で示される不飽和の液体の温度を
T2まで上げると飽和溶液となり、それ以上に温度を上
げると蒸発を始める。
逆に、濃度ξlの気体を定圧のもとで冷却していくと、
点dで凝縮が始まり、そのとき平衡にある気相(蒸気)
の組成と状態は点d°で示される。さらに冷却して温度
T1になると、点りで示される状態の気相と点jで示さ
れる状態の溶液がjf : ihの割合で共存する。冷
却をざらに続けて温度Tになると点Cの状態の液相のみ
になり、それから後も冷却を行えば単に溶液を適冷する
ことになる。
そこで第1図を参照すると、凝縮器(11)は作動媒体
の通路(12)と、冷却水の通路(13)とを有し、作
動媒体と冷却水とは完全対向流の関係にある。凝縮器(
11)の作動媒体入口(14)へはタービン(22)か
らの作動媒体蒸気が供給される。凝縮5 (11)の作
動媒体出口(15)には気液分N器(16)を設けであ
る。気液分離器(16)の液相出口は作動媒体循環ポン
プ(24)に接続している。気液分離器(16)の気相
出口は、可変絞り(17)を取り付けた還流管(18)
を通じて凝縮器(11)の作動媒体入口(14)と連絡
している。すなわち、エジェクター(19)を設け、タ
ービン(22)から凝縮器(11)へ向かう作動媒体流
により凝縮器(11)出口側の作動媒体蒸気を吸引して
凝縮器(11)入口へ導くようにしである。なお、作動
媒体蒸気を凝縮器(11)の出口側から入口側へ、外部
動力を要することなく導くものである限り、エジェクタ
ーに代えてペンチエリ−、ノズルその他の構成とするこ
ともできる。
しかして凝縮器(11)内で凝縮した作動媒体は、気液
分離器(16)を経てポンプ(24)へ進む。気液分離
器(16)で作動媒体液から分離した作動媒体蒸気は還
流管(18)を通って、タービン(22)から排出され
る作動媒体蒸気と共に、凝縮器(11)へ還流する。
凝縮器(11)の作動媒体人口(14)および出口(1
5)でそれぞれ温度T2およびTを確保するのに最適な
作動媒体の濃度をξlとすると、濃度ξlの作動媒体蒸
気が凝縮器(11)に入ると、まず温度T2にて点d゛
で示される状態の初凝縮液が発生する。作動媒体蒸気が
凝縮器(11)内で冷却されて温度Tに至るまでに点d
°から点Cまでの液相線上の各点で示される状態の作動
媒体液が発生する。結局、凝縮器(11)の作動媒体出
口(15)から気液分離器(16)へ向かうのは、点d
′で示される初凝縮液から点Cで示される最終凝縮液ま
での種々状態(温度、濃度)の液と、点C′で示される
蒸気とである。しかしてこれらは気液分離器(16)で
分離され、作動媒体液はポンプ(24)を経て蒸発器(
21)へ、作動媒体蒸気は還流管(18)へ進む。
還流管(18)は凝縮器(11)の作動媒体入口(14
)へ通じており、タービン(22)から排出された作動
媒体蒸気と共に凝縮器(11)へ、気液分離器(16)
からの作動媒体蒸気を還流せしめる。しかしながら、上
に述べたとおり、気液分離器(16)からポンプ(24
)で蒸発器(21)およびタービン(22)へと循環せ
しめられる作動媒体液は初凝縮液ほか最適濃度ξlより
低濃度の溶液を含むため全体的に濃度が最適濃度ξlよ
りも低くなっている。したがって、当然ながら、タービ
ン(22)から凝縮!5 (11)へと循環する作動媒
体蒸気の濃度も最適濃度よりも低い、一方、気液分離器
(16)へ入る作動媒体蒸気の濃度は最適濃度ξlより
も高い。そこで可変絞り(17)は、気液分離器(16
)から還流管(18)を通って還流する作動媒体蒸気の
量を調節し、タービン(22)からの分と合流し℃ちょ
うど最適濃度となって凝縮器(11)へ入るようにする
ためのものである。かかる濃度調整は、通常のプロセス
制御技術を応用して可変絞り(17)を制御することに
より容易に達成することができる。
発皿夏飲果 この発明は、気液分離器からの還流蒸気の量を調節する
ことにより凝縮器内の非共沸混合物を最適濃度に保持す
るようにしたから、所期の凝縮温度変化を確保すること
のできる、非共沸混合物用として有効な凝縮装置を提供
することができる。しかも、非共沸混合物ゆえに凝縮液
と蒸気の混在は避は難いが、この発明によれば、蒸気が
凝縮器内に累積滞留することを余計な動力を消費するこ
となく防止できるから凝縮性能および運転効率の向上も
期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
非共沸混合物の気液平衡線図、第3図はこの発明の凝縮
装置を利用しうる熱回収装置のブロック図である。 (11)−・−凝縮器、    (14)・−・作動媒
体入口、(15) −作動媒体出口、(16)・−・・
気液分離器、(17) −・可変絞り、   (18)
−・−・還流管、(19) −一〜−−エジェクター。 第2閃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)凝縮すべき非共沸混合物と冷却水とが完全対向流
    にて流通する凝縮器と、凝縮器の非共沸混合物出口に接
    続した気液分離器と、気液分離器の気相出口から凝縮器
    の非共沸混合物入口に通ずる還流管と、還流管の途中に
    設けた可変絞りと、非共沸混合物を還流管から凝縮器の
    非共沸混合物入口へ動力を要することなく導くための手
    段とからなり、前記可変絞りで還流蒸気量を調節するこ
    とによって凝縮器内における非共沸混合物の熱力学的最
    適濃度を維持するようにしたことを特徴とする非共沸混
    合物の凝縮装置。
JP1192087A 1987-01-20 1987-01-20 非共沸混合物の凝縮装置 Pending JPS63179105A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048706U (ja) * 1990-05-10 1992-01-27
JPH04298605A (ja) * 1991-03-27 1992-10-22 Hisaka Works Ltd 低沸点媒体システム
JPH0559909A (ja) * 1991-08-29 1993-03-09 Hisaka Works Ltd 低沸点媒体システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048706U (ja) * 1990-05-10 1992-01-27
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