JPS6317839A - 4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フエノ−ルの製造方法 - Google Patents

4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フエノ−ルの製造方法

Info

Publication number
JPS6317839A
JPS6317839A JP62103393A JP10339387A JPS6317839A JP S6317839 A JPS6317839 A JP S6317839A JP 62103393 A JP62103393 A JP 62103393A JP 10339387 A JP10339387 A JP 10339387A JP S6317839 A JPS6317839 A JP S6317839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
bromine
bromo
dihalo
chloro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62103393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2549379B2 (ja
Inventor
エイベル メンドーサ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Chemical Co
Original Assignee
Dow Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Chemical Co filed Critical Dow Chemical Co
Publication of JPS6317839A publication Critical patent/JPS6317839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549379B2 publication Critical patent/JP2549379B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C39/00Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C39/02Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring monocyclic with no unsaturation outside the aromatic ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/62Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by introduction of halogen; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化フェノールの製造方法に関する。ハ
ロゲン化フェノールは有用な難燃剤、殺カビ剤および単
量体である。
以下余白 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕 芳香族化合物の「ハロメチル化」は十分に確立された反
応である。しかしながら、フェノール類のハロメチル化
は一般には選択的な方法ではない。
−mに、単量体のクロロメチル化生成物を得ることは難
しい。ジー、ニー、オラー(G、^、01ah)、フリ
ーデル−クラフッ・アンド・リレイティド・リアクショ
ンズ(Fr1edel−Crafts and Re1
atedReactions ) 、Vol、 ■、バ
ート2.701〜11頁、1964年を参照されたい、
アルキルフェノールのハロゲン化は通常副反応を伴なう
。ヴイー、ヴイー。
エルショフ(V、V、Er5hov)、ニー、ニー、ヴ
オロドキン(^、^、Voloclkin)およびジー
、エヌ、ボクダノフ(G、N、Bogdanov)、ラ
ッション・ケミカル・レヴユーズ(Russion C
hemical Reviews)、蝦、75〜93頁
(1963年)を参照されたい、さらに、ブロモメチル
化は一般にクロロメチル化より低い収率を与える(同書
、734〜735頁)。
ハロゲン化フェノール、例えば、4−ブロモメチル−3
,5−ジブロモ−2,6−ジメチルフェノール(トリブ
ロモメジトール)の製造は以下の順を含んでいることが
できる:酢酸中2モルの臭素を用いた2、4.6−トリ
メチルフェノール(メジトール)の臭素化によって3.
5−ジブロモ−2,4,6−トリメチルフェノール(ジ
ブロモメジトール)を生成しこれを水を用いた沈殿によ
って単離する。ニー、オーワーズ(K、^users)
およびエフ、ラップ(F、Rapp)、アン、(展)、
並λ、153〜71頁(1898年)およびオー、ヤコ
ブセン(0,Jacobsen)、アン、(Ann、)
、195.265〜92頁(1879年);ジブロモメ
ジトールを低温において酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液中
で臭素化して中間体3.4.5−トリブロモ−2,4,
6−)ツメチル−2,5−シクロへキサジェノンを与え
、これを水を用いた速い沈殿およびr過によって単離す
る;この固体は室温において徐々に、より高い温度にお
いてより迅速にトリブロモメジトールに転位する。クー
。フライズ(K、Fr1es)およびイー、ブランデス
(E、!3randes) 、アン、 (Ann、)、
542、48〜77頁(1939年)。このトリブロモ
メジトールの製造手順は複雑であり工業的には実施困難
である。
より直接的なトリブロモメジトールの製造方法は、メジ
トール1モル当り臭素10.6モルを用いた、氷酢酸中
メジトールと過剰の臭素との反応を含んでいる。その収
率は66%であり、そして生成物の単離は難しい。ケー
、オーワーズ(K、^users)およびエイチ、アレ
ンドルフ(II、^1lendorff)、アン。
(Ann、)、陳ス、76〜98頁(1898年)。こ
の方法も工業的に実施困難である。
トリフルオロ酢酸中3.5−ジクロロ−2,4゜6トリ
メチルフエノールの塩素化は3.4.5−トリクロロ−
2,4,6−ドリメチルー2,5−シクロへキサジェノ
ンまたは3.5.6−ドリクロロー2,4.6−ドリメ
チルー2,4−シクロへキサジェノンを生成することが
知られている。
アンチノリ(^ntinori)等、ジェイ、ケム、ツ
ク。
(ビー、)〔L工的見μs亘ら1慢−) 、373〜7
7頁、(19691)°              
   以下余白〔間m点を解決するための手段〕 本発明は、4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5
−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールが生成される条件
下に、中性(aprot ic)有機稀釈剤中で4−メ
チル−2,6−ジ置換フェノールを臭素化剤または塩素
化剤と反応させることを特徴とする、4−(ブロモまた
はクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フ
ェノールの製造方法である0本方法は筒車で、極めて選
択的でありかつ極めて有効である。特徴として、一般に
、本方法は光も塩基の存在も必要とせず、中程度の温度
において実施可能である。4−(ブロモまたはクロロ)
メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールは
、有用な難燃剤、殺カビ剤、およびフェノール樹脂およ
びエンジニアリングサーモプラスチックの単量体先駆物
質である。
本発明の目的に対して、「ハロjとは任意のハロゲン、
好ましくは弗素、塩素または臭素をいう。
4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−
2、6−シ置換フエノールはハロゲン化フェノールのタ
イプである。4−(ブロモまたはり四口)メチル−3,
5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールは下記式(1)
で表わされる化合物を含んでいる。
11M 12R 上式中、 Qはそれぞれの場所で独立して、それぞれ好ましくは1
〜12個の炭素原子の、アルキル基〔フェノール環に直
接結合された高くて第二(の)炭素原子を有する〕また
は不活性に置換されたアルキルであり、より好ましくは
Qはアルキルでありそして最も好ましくはメチルであり
: Xはそれぞれの場所で独立してハロゲン原子、より好ま
しくは弗素、臭素または塩素、そして最も好ましくは臭
素であり;そして Rは臭素または塩素、そして好ましくは臭素である。
最も好ましい4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,
5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールは4−ブロモメ
チル−3,5−ジブロモ−2,6−ジメチルフェノール
である。
4−メチル−2,6−ジ置換フェノールは下記−a式(
II)で表わされる化合物を含んでいる。
0)I H3 上式中、 Qは前記定義に同じであり、そして Yはそれぞれの場所で独立して水素またはX(前記定義
に同じである)、好ましくは水素である。
最も好ましい4−メチル−2,6−ジ置換フェノールは
2.4..6−トリメチルフエノール(メジトール)で
ある。
不活性に置換されたアルキル(Qン部分は、一般に、対
応する4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジ
ハロ−2,6−ジ置換フェノールの製造プロセスを妨害
しない、置換アルキル部分である。例えば、不活性に置
換されたアルキル部分は、エーテル部分またはハロ部分
のような部分で置換されているアルキル部分であること
ができる。
4−メチル−企、6−ジ置換フェノールは、商業的に入
手することができ、または公知の方法によってまたは例
えば所望のへ口Y部分を有する式(II)の4−メチル
−2,6−ジ置換フェノールを製造するなめに用いるこ
とができる不明IiI書に記載の方法によって製造する
ことができる0例えば各Yが水素である式(n)の4−
メチル−2,6−ジ置喚フエノールは、商業的に入手可
能であり(例えば、2,4.6−トリメチルーフエノー
ル)、または公知の方法、例えば、以下の文献に開示さ
れている方法によって製造することができる:ノートン
(Norton)等、米国特許第2,841,623号
(1958年);ウオルツ(Walts)等、米国特許
第3,360,573号(1967年);ヴアン・ソル
ダ(Van Sorge) 、米国特許第3,751,
488号(1973年)および第3,764,630号
(1973年);スズキ(Suzuki)等、米国特許
第3,899,540号<1975年)および第3,9
76.702号(1976年)。
臭素化剤または塩素化剤は、4−(ブロモまたはクロロ
)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノール
を製造するために4−メチル−2゜6−ジ置換フェノー
ル(の少なくとも4−メチル部分)に臭素部分または塩
素部分を付与する手段である。従って、臭素化剤または
塩素化剤は臭素部分または塩素部分の適当な供給源であ
る。臭素化剤および塩素化剤は臭素(Br2)および塩
素(C12)、および塩化臭素のような化合物を含んで
いることができる。臭素化剤および塩素化剤は有機ハロ
ゲン化剤、例えば、N−ブロモスクシンイミド(ブロモ
部分の適当な供給源)および塩化スルフリル(クロロ部
分の適当な供給源)であることもできる。
好ましくは、臭素化剤または塩素化剤は元素の臭素およ
び元素の塩素である。最も好ましくは元素の臭素である
中性有機稀釈剤は一般に不活性である。従って、中性有
機稀釈剤は一般に4−(ブロモまたはクロロ)メチル−
3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールの製造プロ
セスを妨害しない、一般に、中性有機稀釈剤は本方法の
条件下で液体であり、そして好ましくは室温く25℃)
で液体である。中性有機稀釈剤は好ましくは、−ffi
に例えば液体溶剤であると考えられる。中性有機稀釈剤
は、稀釈剤、例えば、アルカン、例えば、シクロヘキサ
ン:ハロアルカン、例えば、ジクロロフルオロメタン、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ブロモクロ
ロメタン、二塩化エチレン;およびハロゲン化芳香族炭
化水素、倒えば、オルト−ジクロロベンゼンを含んでい
る。
好ましい中性有機稀釈剤はハロアルカンである。
最も好ましくは、ハロアルカンはブロモクロロメタンで
ある。
本発明の実施において、4−メチル−2,6−ジ置換フ
ェノールを臭素化剤または塩素化剤と接触させる。条件
は、4−(ブロモまたはクロロ)−メチル−3,5−ジ
ハロ−2,6−ジ置換フェノールを製造するのに十分な
ものである。
このように必要とされる臭素化剤または塩素化剤の量は
、一般に、4−メチル−2,6−ジ置換フェノール反応
体1モル当り1原子当量から10原子当量まで変化し得
る。この原子当量は、4−(ブロモまたはクロロ)メチ
ル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールを製造
するために、4−メチル−2,6−ジ置換フェノールに
与えるための臭素化剤または塩素化剤から一般に得られ
るブロモ部分またはクロロ部分の当量に基づいている0
例えば、1モルの元素の臭素は一般に、4−メチル−2
,6−ジ置換フェノールのために利用可能な1原子当量
のブロモ部分を含んでいる。典型的には、臭素化または
塩素化後、塩化水素または臭化水素の副生物が生成され
る。
一般に、1モルの4−メチル−2,6−ジ置換フェノー
ル(任意のハロゲン化フェノールに転化される)に対し
て用いられる臭素化剤または塩素化剤の原子当量の比は
1:1〜7:1であることができ、そして各Y部分がハ
ロである場合には、例えば、5二1までであることがで
きる。好ましくは、4−メチル−2,6−ジ置換フェノ
ールのY部分が各々水素である場合には、1モルの4−
メチル−2,6−ジ置換フェノール(任意のハロゲン化
フェノールに転化される)に対して使用されるハロゲン
化剤の原子当量の比は3:1〜5:1、そして最も好ま
しくは3.2 : 1〜4:1である。従って、最も好
ましくは、少なくとも1原子当量またはそれよりわずか
に多量の臭素化剤または塩素化剤が4−メチル−2,6
−ジ置換フェノールの4−メチル部分の1モル当量当り
に用いられる。
臭素化剤および塩素化剤以外のハロゲン化剤を用いて、
例えば、Y部分として水素を有する環の3位または5位
に、他の八日部分を与えることができる。従って、他の
ハロゲン化剤は弗素化剤、例えば、弗化過クロリル(C
IO,F)であることができる。臭素化剤および塩素化
剤の使用が好ましい。
このように必要とされる中性有機稀釈剤の量は一般に広
い範囲にわたって変化し得る。好ましくは、この量は、
反応体または生成物と共に、スラリーまたは溶液を形成
するのに十分な量である。
好ましくは、1モルの4−メチル−2,6−ジ置換フェ
ノールに対して用いられる中性有機稀釈剤のモルの比は
5:1〜1000:1、そしてより好ましくは10:1
〜50:1である。中性有機溶剤は、最初に4−メチル
−2,6−ジ置換フェノールまたはハロゲン化剤、例え
ば、臭素化剤または塩素化剤、または複数のハロゲン化
剤を稀釈するように、用いることができる。
用いられる温度は広い範囲にわたって変化し得る。好都
合には、反応温度は一120℃〜100℃、好ましくは
O″〜85℃、最も好ましくはO°〜35℃に維持する
。一般に、温度が高ければ高い程、反応速度は速くなる
用いられる圧力は一般に広い範囲にわたって変化し得る
。用いられる圧力は過圧または減圧であることができる
。しかしながら、一般に、製造の間、周囲圧力が好まし
い。
プロセスの時間(期間)は一般に広い範囲にわたって変
化することができ、例えば、数分〜数日であることがで
きる。好ましくは、本方法の実施時間は約30分間〜1
0時間、そしてより好ましくは1時間〜数時間である。
最も好ましくは、用いられる時間は、とりわけ臭素化剤
または塩素化剤例えば元素の臭素を用いた場合、2〜5
時間である。なぜならば、典型的には、4−メチル−2
゜6−ジ置換フェノールの90%以上がこの2〜5時間
以内に適当な生成物に転化されるからである。
より多量の臭素化剤または塩素化剤を用いた場合には、
典型的にはより短時間を使用することができる。
このようにして製造された、とりわけ、例えば、95〜
99重量%純度を有する、4−(ブロモまたはクロロ)
メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールを
しばしば用いることができ、またはこれを公知の方法に
よってさらに精製することができる。好ましくは、精製
は、再結晶、例えば、トルエン、四塩化炭素、塩化メチ
レンまたはブロモクロロメタンからの再結晶を含んでい
る。
−ffiに、本方法は極めて選択的かつ有効である。
好ましくは、4−メチル−2,6−ジ置換フェノールの
4−メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノー
ル(転化生成物)への転化は少なくとも50重量%であ
り、そして少なくとも65重量%であることができ、少
なくとも80重量%でさえあることができる。このよう
に転化された生成物の4−(ブロモまたはクロロ)メチ
ル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノール自体へ
の選択性は、転化生成物の少なくとも80重量%という
高さであることができ、転化生成物の少なくとも90重
量%という高さでさえあることができ、より好ましくは
転化生成物の少なくとも95重旦%であることができる
。99重量%を含む、98重量%またはそれ以上という
高さの単離生成物の選択性は、再結晶を用いない場合で
さえ得ることができる。従って−4−(ブロモまたはク
ロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノ
ールの収率は高いことができる。好ましくは、収率は4
0重1%またはそれ以上、より好ましくは50重量%ま
たはそれ以上、そして最も好ましくは65重1%または
それ以上である。このように、4−(ブロモまたはクロ
ロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノー
ルの収率は75重量%、さらに80重置火、またはそれ
以上でさえあることができる。
以下の好ましい順序は概して全工程を説明している。
上式中、Q、XおよびRは前記定義に同じである。
工程(A)の4−メチル−2,6−ジ置換フェノールを
、ハロゲン化剤、好ましくは臭素化剤または塩素化剤と
反応させる。その際、対応するハロゲン化水素が遊離す
る。そして、工程(B)の4−メチル−2,6〜ジ置換
フエノールを臭素化剤または塩素化剤と反応させる。そ
の際、対応するハロゲン化水素が遊離する。
工程(A)で生成された4−メチル−2,6−ジ置換フ
ェノールは所望ならば単離し、精製しそしてさらに後の
反応に付すこともできる。もちろん、工程(B)は単独
で本発明の範囲内にある〔式(II)の4−メチル−2
,6−ジ置換フェノールのYはXである〕、好ましくは
、本方法は、いかなるハロゲン化中間体4−メチル−2
,6−ジ置換フェノールの特別の単離も行なわずにおよ
び一般に工程(A)と工程(B)との間で有意な時間の
中断なしに工程(A)および工程(B)の両方を実施す
ることによって同じ反応器内で実施される。
〔実施例〕
以下の例はさらに本発明を説明するものである。
他に断らない限り、部および%は重量部および重量%で
ある。            以下余白し 4−ブロ
モメチル−3,5−ジブロモ−2,6−ジメチルフェノ
ール(トリブロモメジトール)の製造 136.2gの2.4.6−トリメチルフエノール(1
,0モル)(93%純度)を2.02の四塩化炭素中に
溶かした。冷却のために水浴を用いながら、205社の
臭素(4,0モル)を20〜26℃において15分間に
わたって添加した。この臭素添加の間臭化水素ガスが放
出され、そして3,5−ジブロモ−2゜4.6−トリメ
チルフェノールのスラリーが得られた。
温度を70〜75℃に上げ、そして溶液を得な、この溶
液を3時間70〜75℃に保った。未反応の臭素を、1
1の四塩化炭素を用いて蒸留によって除去した。1gの
溶剤が生成物と共に残った後、溶液を25℃まで冷却し
た。得られた淡かっ色の固体を濾過しそして真空下で5
時間乾燥させた。250g(67%)の収量が得られた
。これをガスクロマトグラフィーによって分析したとこ
ろ、97%のトリブロモメジトールおよび3%のジブロ
モメジトールであることが示された。この生成物は14
4〜146℃の融点および以下のプロトン核磁気共鳴ス
ペクトル(CDCム)を有していた:δ: 2.30(
s 、 6 H)、4.90(s 、 2H)。これは
生成物の構造と一致する。
λえ 変法:臭素化剤または塩素化剤の量;時間 230社の臭素(4,5モル)を21の四塩化炭素中1
.0モルの2.4.6−トリメチルフエノール(93%
純度)に添加した。還流時間は2時間であった。そして
他は例1の処理に従って、260gの生成物を得たく7
0%転化)。この粗製固体を分析したところ99%のト
リブロモメジトールであった。
M 変法:中性有機稀釈剤;温度 13.6gの2.4.6−トリメチルフエノール(0,
1モル)(99%純度)を、以下に示す中性有機稀釈剤
200m1’中に溶かし、そして冷却のために水浴を用
いながら19〜23℃において20.5−の臭素(0,
4モル)を添加した。スラリー化された固体が形成され
た。このスラリーを以下に示す還流温度で2時間加熱し
た。次いで、挙げた中性有機稀釈剤500m1をさらに
加えて蒸留することによって過剰の臭素を除去し、そし
て残留する稀釈剤含真空下で除去した。この生成物を秤
量し、そして4−ブロモメチル−3,5−ジブロモ−2
,6−ジメチルフェノールに対する生成物の転化および
選択性についてガスクロマトグラフィーによって分析し
、そして収率を計算した。以下の結果が観察された。
$@m澱虹墾(い説ず社製鮫亘 Aシクロヘキサン76〜7834.06363B   
C1l□Cl238〜39  32.9   33  
 33CClICl35CN30  35.5   6
1   61D   CC1,71〜74  37.2
   83   83E   (CH2Cl)27ト4
1  38.7   98   98F   Cll2
BrCI      66−68  37.3   9
1   9184  パイロット規模の生産 高純度の4−ブロモメチル−3,5−ジブロモ−2,6
−ジメチルフェノールの2つのバッチを、以下の実験A
および実験Bの手順によって、100ガロン(3761
>のパラドラ−(Pfaudler)のガラスライニン
グが施された反応器内で有効に調製した。
実験AおよびBの中では、実験Bの手順が好ましい。
■、生成物の調製 初めに、各実験について800ボンド(363kg)の
ブロモクロロメタンを反応器内にポンプ搬入した。
次に、90℃のく溶融した)メジトールを、実験Aにお
いては84.5ボンド(38,4kg)および実験Bに
おいては113ポンド(51,3kg>の量で、反応器
内に真空充填した。実験Aにおいて347.5ボンド(
157,7kg)そして実験Bにおいて437ボンド(
198kg>の臭素を、1分間当り125〜130回転
(rpm)の反応器撹拌機を用いて、実験Aにおいて1
時間48分そして実験Bにおいて2時間8分の時間にわ
たって一定に添加した。各手順は30℃で開始したが臭
素の添加終了後には60℃より幾分か高い温度であった
。臭素添加の間はそれぞれについて、冷(5℃〜10℃
)還流を補償するために熱を適用した。各臭素添加の過
程の約2/3において、温度は50℃であり、バッチは
簡単に増粘しそして反応器のエアモーター撹拌機は実験
Aでは6 rp輪そして実験Bでは12rpmに速度が
低下した。この時点から、反応速度はかなり落ちた。
各臭素添加終了後の煮沸(cook)は、実験Aにおい
て7172時間そして実験Bにおいて、8173時間続
いた。各煮沸は68℃でスタートし、各煮沸終了後の温
度は73℃であった。そして、各バッチを加熱して概ね
この範囲内の温度に保ち、そして2プサイグ未満の反応
器圧(14KPa未満のゲージ圧)を保持しおよび還流
冷却器の水ジヤケツト温度を3℃に設定することによっ
て還流冷却器を10℃未満に保持しながら最大加熱を実
施した。
各反応の完了後、反応器ジャケットを60℃に設定し、
実験Aにおいて9ポンド(4kg)そして実験Bにおい
て4172ボンド(2kg)のプロピレンを吹込んだ。
中和の完了は、発熱温度の低下および反応器ヘッドスペ
ース中の着色した臭気蒸気の突然の消失によって示され
た。
中和の完了後、各生成物混合物を徐々に、1時間当り2
0℃より速くない速度で冷却させた。生成物の沈殿が実
験Aにおいて28〜30℃で実験Bにおいて35°Cで
生じた。各バッチを2〜4℃まで冷却し大きなバッチ−
過器に落とし、次いで20インチ<50.8cm)遠心
機に手で移した。遠心の完了後、実験Aでは13%そし
て実験Bでは21.7%の溶剤が残存していた。実@A
では113ボンド(51,3kg)(49%収率)およ
び実験Bでは182ポンド(82,6kg) (59%
収率)の黄かっ色の生成物が得られた。
■、再結晶 実験Aおよび実験Bの、遠心によって得られた生成物を
合し、そして清浄な100ガロン(3761)のパラド
ラ−(Pfaudler)反応器内において、この実験
Aおよび実験Bの生成物を均質混合して得られた278
ポンド(126kg>の乾燥固体を75ガロン(280
1)の塩化メチレン中でスラリー化した。この混合物を
60℃まで加熱した。圧力は15プサイダ<103KP
aのゲージ圧)であった。溶解は50℃近くで起こった
。加熱の間1100rpの撹拌を維持した。
この溶液を1時間当り20℃で冷却した。44℃で結晶
化が起こった。その後、撹拌機の速度を60rpmまで
落とした。20℃まで冷却した後、反応器を一夜間冷却
した。スラリーを一3℃で遠心分離し、そして3回の装
入で2フイート(61cm)の回転円錐式パラドラ−(
Pfaudler)乾燥層中で真空乾燥しな。この生成
物は、212ボンド(96,2kg)の白色のけば立っ
た(fluffy)、融点148〜147℃の固体であ
り(76%の再結晶収率)、ガスクロマトグラフィーに
よって分析したところ、純度99%以上の4−ブロモメ
チル−3,5−ジブロモ−2゜6−ジメチルフェノール
であった。
以下余白 手続補正書(自発) 昭和62年7月30日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔上式中、 Qはそれぞれの場所で独立して、第一炭素原子および第
    二炭素原子からなる群より選ばれるフェノール環に直接
    に結合している炭素原子を有するC_1_〜_1_2ア
    ルキル、またはC_1_〜_1_2の不活性に置換され
    たアルキルであり、 Xはそれぞれの場所で独立して、ハロゲン原子であり、
    そして Rはそれぞれの場所で独立して、臭素または塩素である
    〕で表わされる4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3
    ,5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールの製造方法で
    あって、 下記式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔上式中、 Qは前記定義に同じであり、そして Yはそれぞれの場所で独立して、水素またはハロゲン原
    子である〕で表わされる4−メチル−2,6−ジ置換フ
    ェノールを、4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,
    5−ジハロ−2,6−ジ置換フェノールが生成される条
    件下に、中性有機稀釈剤中で、臭素化剤または塩素化剤
    と反応させることを特徴とする方法。 2、少なくとも一方のYが弗素、塩素または臭素である
    、特許請求の範囲第2項記載の方法。 3、臭素化剤または塩素化剤が臭素または塩素であり、
    そしてこの臭素化剤または塩素化剤を、1:1〜7:1
    の臭素化剤または塩素化剤対4−メチル−2,6−ジ置
    換フェノールのモル比で4−メチル−2,6−ジ置換フ
    ェノールと反応させる、特許請求の範囲第2項記載の方
    法。 4、中性有機稀釈剤がハロアルカンである、特許請求の
    範囲第3項記載の方法。 5、4−メチル−2,6−ジ置換フェノールの転化が少
    なくとも65重量%であり、この転化生成物の4−(ブ
    ロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−
    ジ置換フェノールへの選択性が少なくとも90重量%で
    ある、特許請求の範囲第4項記載の方法。 6、塩素化剤または臭素化剤が臭素であり、そして式(
    II)のYが臭素である、特許請求の範囲第4項記載の方
    法。 7、Qがメチルであり、2,4,6−トリメチルフェノ
    ールの転化が少なくとも50重量%であり、そして4−
    ブロモメチル−3,5−ジブロモ−2,6−ジメチルフ
    ェノールへの選択性が少なくとも95重量%である、特
    許請求の範囲第4項記載の方法。 8、中性有機稀釈剤がブロモクロロメタンである、特許
    請求の範囲第4項記載の方法。 9、反応を−120℃〜100℃の範囲の温度で行なう
    、特許請求の範囲第1項から第8項までのいずれかに記
    載の方法。 10、反応を0℃〜85℃の範囲の温度で行なう、特許
    請求の範囲第1項から第8項までのいずれかに記載の方
    法。
JP62103393A 1986-04-30 1987-04-28 4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フエノ−ルの製造方法 Expired - Fee Related JP2549379B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/858,473 US4684752A (en) 1986-04-30 1986-04-30 Di-ortho-substituted di-meta-halogenated para-halomethylphenols
US858473 1992-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6317839A true JPS6317839A (ja) 1988-01-25
JP2549379B2 JP2549379B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=25328393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62103393A Expired - Fee Related JP2549379B2 (ja) 1986-04-30 1987-04-28 4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フエノ−ルの製造方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US4684752A (ja)
EP (1) EP0243869B1 (ja)
JP (1) JP2549379B2 (ja)
KR (1) KR890003782B1 (ja)
AT (1) ATE77358T1 (ja)
AU (1) AU594456B2 (ja)
BR (1) BR8702105A (ja)
CA (1) CA1276183C (ja)
DE (1) DE3779801T2 (ja)
ES (1) ES2032196T3 (ja)
IL (1) IL82334A0 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4740636A (en) * 1986-04-30 1988-04-26 The Dow Chemical Company Di-ortho-substituted di-meta-halogenated para-halomethylphenols
US4731423A (en) * 1986-08-13 1988-03-15 The Dow Chemical Company Meta-halo-phenolic alkylation products and epoxy systems

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60215646A (ja) * 1984-03-22 1985-10-29 ローン‐プーラン・サント 4‐ヒドロキシ‐2,4,6‐トリメチル‐2,5‐シクロヘキサジエノンの製造法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB411430A (en) * 1932-11-28 1934-05-28 Eberhard Momm Improvements in or relating to the production of liquid chlorothymols and chlorocarvacrols
GB443113A (en) * 1934-08-20 1936-02-20 Ig Farbenindustrie Ag Improvements in or relating to the manufacture of phenols
US2841623A (en) * 1957-05-08 1958-07-01 Shell Dev Process for the alkylation of phenols
US3360573A (en) * 1964-08-10 1967-12-26 Gen Aniline & Film Corp Process of preparing alkylated hydroxy aromatic compounds
NL127984C (ja) * 1965-03-18
US3764630A (en) * 1970-07-22 1973-10-09 Gen Electric Alkylation process
US3751488A (en) * 1970-07-22 1973-08-07 Gen Electric Alkylation process
JPS5217015B2 (ja) * 1973-01-31 1977-05-12
JPS5328894B2 (ja) * 1974-03-04 1978-08-17
WO1982003073A1 (fr) * 1981-03-09 1982-09-16 Hirai Hidefumi Procede permettant d'introduire un substituant dans une position p d'un phenol

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60215646A (ja) * 1984-03-22 1985-10-29 ローン‐プーラン・サント 4‐ヒドロキシ‐2,4,6‐トリメチル‐2,5‐シクロヘキサジエノンの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0243869A3 (en) 1988-09-14
KR890003782B1 (ko) 1989-10-04
AU594456B2 (en) 1990-03-08
ATE77358T1 (de) 1992-07-15
BR8702105A (pt) 1988-02-09
EP0243869A2 (en) 1987-11-04
DE3779801T2 (de) 1992-12-24
CA1276183C (en) 1990-11-13
AU7220087A (en) 1987-11-05
JP2549379B2 (ja) 1996-10-30
ES2032196T3 (es) 1993-01-16
IL82334A0 (en) 1987-10-30
US4684752A (en) 1987-08-04
EP0243869B1 (en) 1992-06-17
DE3779801D1 (de) 1992-07-23
KR870009977A (ko) 1987-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6317839A (ja) 4−(ブロモまたはクロロ)メチル−3,5−ジハロ−2,6−ジ置換フエノ−ルの製造方法
JPH07110827B2 (ja) テトラブロムビスフエノ−ルaの製造方法
JPS5933584B2 (ja) 置換ベンジルニトリル誘導体
HU189752B (en) Process for production of benzoxazoliloxi- and benztiazoliloxipropion and derivates
US4740636A (en) Di-ortho-substituted di-meta-halogenated para-halomethylphenols
US4876382A (en) Process for making fluorobenzoic acid fluorophenylesters
MXPA02011612A (es) Proceso par ala preparacion de acidos benzoico trifluoroetoxi substituidos.
EP0090976B1 (en) 2,2-dihalo-6-halo-6(1-haloisobutyl)cyclohexanone
EP0245859B1 (en) Process for the preparation of brominated bisphenols
JP3978690B2 (ja) メチル−1,1−ジクロロメチルエーテルまたはエチル−1,1−ジクロロメチルエーテルの合成方法
JPS61122240A (ja) ハロゲン化された3,3‐ジメチル‐5‐ヘキセン‐2‐オンの製造方法
US3703597A (en) Preparation of benzilic acid compounds
EP0495350B1 (en) Process for the preparation of 4,4'-bis(4-chlorobenzoyl)benzophenone
JPS61180738A (ja) アルキル(ジヒドロキシフエニル)ケトンの製造法
EP0259450B1 (en) Process for the preparation of tribromotetramethylbiphenol and related compounds
CA1090814A (en) Preparation of 3-chlorophthalic anhydride
JPS62155237A (ja) 2−(p−ブロモメチルフエニル)プロピオン酸とその製法
GB2036720A (en) Preparation of tetrachloro or tetrabromo cyclohexanone
US4115458A (en) Mixed polyhalogenated-1,4-butanediols
US3000930A (en) alpha-chlorotolyl benzoates
JPH04193856A (ja) トリフルオロメチルフェノール誘動体の製造法
GB1597377A (en) Process for preparing 2,2,6,6-tetrachloro or tetrabromo cyclohexanone
JPH01313453A (ja) クロロメチル安息香酸の製造法
GB2131798A (en) Process for preparing a perfluoroacrylic acid ester
JPS6019740A (ja) 2,3,4,5−テトラメトキシトルエンの製法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees