JPS6317352Y2 - - Google Patents

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JPS6317352Y2
JPS6317352Y2 JP1985170855U JP17085585U JPS6317352Y2 JP S6317352 Y2 JPS6317352 Y2 JP S6317352Y2 JP 1985170855 U JP1985170855 U JP 1985170855U JP 17085585 U JP17085585 U JP 17085585U JP S6317352 Y2 JPS6317352 Y2 JP S6317352Y2
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JP
Japan
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pollen
propolis
dumplings
moisture
edible
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JP1985170855U
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JPS6280583U (ja
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、みつ蜂が採取してきた花粉だんごを
食用として利用する食用花粉の改良に関するもの
である。
(従来の技術) 花粉には、花の種類や花が育つた環境等によつ
て異るが、一般的には、生体の組織の生育や器管
の働きに極めて有用な多くの成分が含有されてい
ることが知られている。該花粉、すなわち花粉粒
の大きさは、30〜40ミクロン程度で、大きいもの
でも100〜200ミクロンと非常に小さいものであ
り、この花粉により、みつ蜂が花から花みつを飲
みながら足を盛んに動かして作る花粉だんご(い
わゆる、花粉粒が花みつ又は蜂みつによつてだん
ご状に固められたもので花粉荷ともいう。)の重
量は20〜30ミリグラムが普通である。該花粉だん
ごの色は橙黄色と白色が多いのであるが、時には
赤色をしたものがあり、まれには緑、黒紫色等の
ものもあり、又、その形状においては千差万別で
ある。
上記花粉だんごの採集には、みつ蜂の巣門に蜂
の体がやつと通れるぐらいの大きさの穴のあいた
花粉採集器を取付けることによつて、みつ蜂が前
記穴を通るとき、花から両足につけて採取してき
た花粉だんごを花粉採集器の中に落させることに
より行つている。該採集した花粉だんごは、上述
したように花粉粒が花みつ又は蜂みつによつてだ
んご状に固まつているものであるが、採集したも
のをそのまゝ保存すると吸湿等によつて、形がく
ずれたり、カビが発生したり、あるいは虫が涌い
たりする虞れがある。
そのため従来では、上記のような弊害を防止す
る方法としてセラツクによるコーテイングや真空
凍結乾燥が行われており、又、エチレンオキサイ
ド等によつて殺菌することもあつた。
(本考案が解決しようとする問題点) しかしながらこの従来の方法では、セラツクに
よるコーテイングの場合、食べた時に溶け難いと
か、経時変化によつてセラツクが褐変するという
問題があり、又、真空凍結乾燥を行つた場合に
は、花粉だんごの水分が5%以下となるため非常
に硬くなるだけではなく、開封後は吸湿してしま
うために長期保存がきかないという問題があつ
た。
上記問題点を解消するため本願出願人は、先き
に出願をした実願昭56−139011号により、「花粉
だんごに砂糖又はブドウ糖等の糖類を糖衣した食
用花粉」を提供し、食用花粉の吸湿を防止すると
共に、嗜好食品としての価値を向上させたのであ
る。
しかしながら、上記のような糖衣を施したもの
においては、夏季等の外気温が高い時には、該食
用花粉を室温で放置しておくと、該糖衣が溶解
し、防湿効果が低下する虞れがあるため、冷蔵保
存しなければならないという煩わしさがある。
そこで本考案は、上記問題点をさらに改良する
ためになされたものであつて、外気温が高い時に
室温で放置したままでも防湿効果が低下すること
なく、しかも、反蛋白質分解、殺菌等の薬学的作
用を付加することができる食用花粉を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) そのために本考案では、花粉だんごに、反蛋白
質分解、殺菌等の薬学的作用及び防湿作用を有す
るプロポリス(蜂蝋)をコーテイングすることに
より所期の目的を達成するようにしたものであ
る。
(作 用) プロポリスは働き蜂集団の特殊なグループによ
つて蕾や木の若い枝及び葉柄等に生じる生物的生
産物を集めて作られたもので蜂蝋ともいう。該プ
ロポリスの化学構造組成は複雑で、芳香物質、香
油、フラボン(C15H10O2)、ミネラル物質(鉱
質)等を含んでいることが判明しているが、現状
では化学組成の多くの成分は認識されていない。
このプロポリスは、蜂群が住居と定めている木
の洞や巣の完全な清潔と衛生を保障するため、該
蜂群の存在上圧倒的重要性を持つているものであ
る。すなわち、蜂巣にトカゲ等害虫が侵入する
と、害虫は蜂毒を注入されて殺され、その体はプ
ロポリスの幕の中に包まれ、蜜蝋のくずで覆われ
る。この様に処理された害虫は5〜6年間は組織
崩壊せず、しかも、物体そのものも分解しないこ
とが判明している。そして、これは、プロポリス
が反蛋白質分解、殺菌、滅菌及び防湿効果による
ものであるということも判明している。
このため、プロポリスは古くから衛生の目的で
人々に利用され、又、プロポリスが含んでいる物
質、すなわち、巣蜂中のバクテリヤを殺し、それ
ぞれに、それを破壊することなく増殖を止める抗
菌、滅菌効果を有する物質のため、経験医学と、
最近では科学実験の医薬品の中で重要な地位を占
めており、火傷や皮膚病及び内分秘線等の治療剤
として注目されて来ている。
上記のような性質を有するプロポリスによつて
花粉だんごは保護されているため、吸湿を完全に
防止し、品質を低下させることがない。
(実施例) aは食用花粉であつて、みつ蜂によつて花から
採取された花粉だんご11と、該花粉だんご11
の全表面にコーテイングされたプロポリス12と
で構成されている。
花粉だんご11は花粉粒13が無数粒花みつ
(又は蜂みつ)14によつてだんご状に固められ
て形成されている。
上記花粉だんご11にプロポリス12をコーテ
イングするには、予じめエタノールに約0.1%前
後のプロポリスを加え、湯煎で40〜50℃に加熱し
てプロポリスを溶解し紙で過してプロポリス
溶液を造つておく。そして該プロポリス溶液を公
知のフイルムコーテイング装置によつて花粉だん
ごにコーテイングする。
尚、上記プロポリス溶液を造る際、必要に応じ
て天然色素又は香料を加えることもある。又、プ
ロポリスをコーテイングした後、第2図に示すよ
うに糖衣15を施すこともある。
このようにすることにより、花粉を単なる栄養
食としてではなく、嗜好食品としての価値を向上
させることができる。
(本考案による効果) 以上述べたように本考案によれば、花粉だんご
に、該花粉だんごの自然の形を破壊することな
く、反蛋白質分解、殺菌等の薬学的作用及び防湿
作用を有するプロポリスをコーテイングしたの
で、吸湿を完全に防止することができるため、形
くずれすることがなく、しかも、プロポリスの殺
菌作用によつてカビの発生や、虫が涌いたりする
のを防止することができるため、保存性を著しく
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるプロポリスをコーテイン
グした食用花粉の拡大断面図、第2図は本考案の
他の実施例を示す食用花粉の拡大断面図である。 aは食用花粉、11は花粉だんご、12はプロ
ポリス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. みつ蜂が採取してきた花粉だんご(花粉荷)
    に、該花粉だんごの自然の形を破壊することな
    く、反蛋白質分解、殺菌等の薬学的作用及び防湿
    作用を有するプロポリス(蜂蝋)をコーテイング
    したことを特徴とする食用花粉。
JP1985170855U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPS6317352Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985170855U JPS6317352Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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JP1985170855U JPS6317352Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6280583U JPS6280583U (ja) 1987-05-22
JPS6317352Y2 true JPS6317352Y2 (ja) 1988-05-17

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ID=31105950

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5359076A (en) * 1976-11-08 1978-05-27 Akitaya Honten Kk Production of specificaly processed pollen
JPS5844085B2 (ja) * 1978-04-18 1983-09-30 株式会社紀文 凝固アルギン酸塩の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844085U (ja) * 1981-09-21 1983-03-24 埼玉養蜂株式会社 糖衣を施した食用花粉

Patent Citations (2)

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JPS5359076A (en) * 1976-11-08 1978-05-27 Akitaya Honten Kk Production of specificaly processed pollen
JPS5844085B2 (ja) * 1978-04-18 1983-09-30 株式会社紀文 凝固アルギン酸塩の製造方法

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Publication number Publication date
JPS6280583U (ja) 1987-05-22

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