JPS6316786B2 - - Google Patents

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JPS6316786B2
JPS6316786B2 JP56101843A JP10184381A JPS6316786B2 JP S6316786 B2 JPS6316786 B2 JP S6316786B2 JP 56101843 A JP56101843 A JP 56101843A JP 10184381 A JP10184381 A JP 10184381A JP S6316786 B2 JPS6316786 B2 JP S6316786B2
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Shigemi Osada
Takeshi Masui
Toshio Matsura
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は図形情報抽出方式に関し、特に格子軸
上に描かれた線図形と文字群が混在する図面の入
力ビデオを使用して線図形情報のうち、特にブロ
ツクパターンと配線パターンとを分離・抽出する
ようにしたものである。
例えば第1図に示す如く、ドロツプアウトカラ
ーの格子線を有する用紙上に手書き図形された線
図形と文字群が混在する図面から線図形部分のみ
を計算機等のデータ処理装置に入力するとき、デ
ジタイザ等を使用してオペレータが線形部分のみ
を抽出しながら入力する必要がある。この場合、
オペレータは各線の端部と端部を指示し、直線と
いう情報を入力する必要がある。それ故、簡単な
回路図ならばあまり問題はないが、IC回路のよ
うな非常に複雑な回路図ではそのデータの入力が
非常に煩雑となりオペレータはかなり忍耐を必要
とする。しかもデータの入力に長時間を必要と
し、オペレータの入力に誤りの存在することもあ
る。そして各シンボルに文字が付与されるような
場合、この文字を別にキイボードより入力した
り、あるいはカードより入力しなければならなか
つた。
それ故、文字と図形が混在する手書き図面から
ブロツクパターンのシンボルおよび各シンボル間
の結線情報等を自動的に抽出し、データ処理装置
に自動入力ができ、必要に応じてこの抽出データ
にもとづき清書図面が得られるようなものが要求
されていた。
したがつて本発明はこのような文字・図形が混
在する手書き図面を、例えばフアクシミリのよう
な光学的入力装置を用いて読取り、この読取りデ
ータから必要とするブロツクパターン情報および
ブロツクパターンに対する配線パターン情報を分
離・抽出することができる図形情報抽出方式を提
供することを目的とするものである。そしてこの
ために本発明における図形情報抽出方式では、画
像入力手段と、該画像入力手段から入力された画
像データを保持する画像データ保持手段と、格子
点近傍に画像データ存在の可能性を示す格子点ラ
ベルコードを生成する格子点ラベルコード生成手
段と、この格子点ラベルコードを保持するラベル
コード保持手段と、格子点ラベルコードの情報と
格子軸からの画像データとの位置ずれを検証する
検証手段と、この検証手段より得られた位置ずれ
情報を保持する位置ずれ情報保持手段と、画像デ
ータの局部的形状変化を判別し文字ストロークの
可能性を識別する形状変化手段と、この形状変化
手段から出力された形状変化ラベル情報を保持す
る形状変化ラベル保持手段と、上記格子点ラベル
コード、位置ずれ情報および形状変化ラベル情報
等により集約された集約的格子点ラベルコードを
決定する集約的格子点ラベル決定手段と、この集
約的格子点ラベルコードを周囲の集約的格子点ラ
ベルコードとの関係に基づいて線図形の位置ずれ
等の局所的形状変化や文字の影響によつて集約的
格子点ラベルコード内に表現されたノイズ情報を
除去・修正し、集約的格子点ラベルコードを補正
する大域的統合処理手段と、該大域的統合処理手
段により補正された集約的格子点ラベルコードに
基づいて該集約的格子点ラベルコードにおける文
字ストロークの可能性を示す文字フラグを周囲の
集約的格子点ラベルコードに拡散する文字フラグ
拡散手段と、該文字フラグ拡散手段により処理さ
れた集約的格子点ラベルコードに基づいて該集約
的格子点ラベルコードにおける線パターンの存在
を示す情報を利用して線パターンに囲まれていな
い集約的格子点ラベルコードの文字フラグを消去
する文字フラグ消去手段と、該文字フラグ消去手
段により処理された集約的格子点ラベルコードに
基づいてブロツクパターンを抽出するブロツクパ
ターン抽出手段を具備することにより、文字・図
形混在図面からブロツクパターンを抽出するよう
にしたことを特徴とする。
先ず本発明を詳述するに先立ち、本発明の概略
を第1図ないし第3図にもとづき説明する。
本発明は、第1図に示すように格子軸の画かれ
た、いわゆる方眼紙上に手描きした文字の描かれ
た線図形をフアクシミリの如き光学的読取装置で
読み、その結果得られた入力画像情報を格子点の
データとして所有するものである。例えば第2図
における格子点G5の周囲に、第3図の如き線図
形Vが存在する場合に、後述するように、格子点
G5を中心にして第2図に示す矢印の存在する範
囲を中心にして、画像の存在の有無および存在す
る場合には、それが線情報としての確からしさ、
図形データがこの格子点G5の上下左右のどの方
向に存在するのか、それからこの画像の存在する
位置までのずれ等をその格子点G5の情報として
格納しておく。そしてこれらの各格子点のデータ
にもとづき上記手書き線図形のブロツク部分およ
び配線部分のみを例えばベクトルとして抽出し、
計算機等のデータ処理装置に自動入力できるよう
にしたものである。ただしブロツク内部には文字
が記入され、ブロツクパターンの角から配線パタ
ーンは出ていないものとする。
次に本発明の一実施例を第4図ないし第66図
にもとづき説明する。
第4図ないし第6図は初期格子点ラベルコード
LBLの抽出方法の説明図である。第7図ないし
第9図は各種画像データに対応する初期格子点ラ
ベルコードLBLの説明図、第10図および第1
1図は画像データが格子点より離れている状態を
検証する第1検証方法の説明図であり、第12図
ないし第15図は各種画像データに対応する上記
第1検証方法を説明するものである。第16図な
いし第19図は上記第1検証結果にもとづき画像
データが格子軸上に存在するようにした、いわゆ
る正規化した状態を示すもの、第20図ないし第
23図は第2検証方法および各種画像データに対
応するその第2検証結果の説明図、第24図ない
し第27図はこの第2検証結果にもとづき再度正
規化した状態およびそのラベルコードの説明図で
ある。第28図は第3検証方法に使用する第3検
証マスクの説明図、第29図は第3検証マスクを
使用して得られた第3検証ラベルコードの説明、
第30図ないし第33図は各種図形に対する第3
検証方法およびその結果得られた第3検証ラベル
コード、第34図は格子点ラベルコード、第35
図ないし第38図は各種図形に対する格子点ラベ
ルコードの説明図である。
第39図ないし第54図は格子点ラベルコード
の修正状態およびその修正の程度にもとづき復元
された図形を示す。
第55図は他の手書き図面、第56図は第55
図から入力された入力画像情報、第57図は第5
4図に対応する修正により第55図の手書き図面
における格子点ラベルコードの出力図、第58図
は第57図におけるあいまいフラグの拡散状態説
明図、第59図はブロツクパターン候補の抽出
図、第60図ないし、第62図はブロツクパター
ンの認識状態説明図、第63図は第62図の状態
における格子点ラベルコード説明図、第64図は
ブロツクパターンの記述状態説明図、第65図は
ブロツクパターンおよび配線パターン出力図、第
66図は本発明の一実施例構成図である。
以下本発明を、初期格子点ラベルコード
(LBL)の抽出、第1検証処理、第1検証ラベル
コード(LB1)の抽出、第2検証処理、第2検証
ラベルコード(LB2)の抽出、第3検証処理およ
び第3検証ラベルコード(LB3)の抽出、格子点
ラベルコード(LABEL)の決定、大域的統合処
理、折線近似処理、あいまいフラグの拡散処理、
ブロツクパターン候補の抽出処理、ブロツクパタ
ーンの認識処理、ブロツクパターンの記述処理等
の手順にしたがつて説明する。
(1) 初期格子点ラベルコード(LBL)の抽出 初期格子点ラベルコードは、格子点近傍の図
形構造を大まかに把握するものであつて、以下
にその抽出方式について説明する。
まず手書き図面を読み取つて得られた画像デ
ータを、第3図に示す如く、格子軸X1ないし
X3および格子軸Y1ないしY2で区画し、これを
第4図に示す如く、格子点G5を中心に格子幅
nに相当するn×1ドツトの大きさの窓部
W1-XおよびW1-Yで、それぞれ、X方向に格子
点G5の両側の格子軸X1からX3まで、Y方向に
格子点G5の両側の格子軸Y1からY3までを走査
する。そしてこの窓内に画像データ(黒点)が
1ドツトでも存在するとき、これを各窓部の黒
点検出出力「1」としてこれを保持部R1-X
よびR1-Yにそれぞれ保持させる。その結果、
例えば第4図に示す画線データを窓部W1-X
W1-Yで走査したとき、保持部R1-X,R1-Yにそ
れぞれ斜線部で示した如き状態で上記窓部
W1-X,W1-Yからの黒点情報としての出力
「1」が、各格子軸上の投影結果として保持さ
れることになる。
次に、第5図イに示すように保持部R1-X
対して領域R0、R1を定義して、これらの各領
域における「1」(黒点情報を示す)の総和を
求め、各々の領域R0、R1における総和のいず
れか一方が一定の閾値以上であれば、格子点
G5の右方向に線分が存在する可能性があると
いう情報「R=1」を決定し、各々の領域R0
R1における「1」の総和がいずれも閾値以下
ならば、可能性がないという情報「R=0」を
決定する。同様にして、領域L0、L1を定義し
て各領域における「1」の総和を求め、各々の
領域L0、L1における総和のいずれか一方が一
定の閾値以上であれば、格子点G5の左方向に
線分が存在する可能性があるという情報「L=
1」を決定し、各々の領域L0、L1における
「1」の総和がいずれも閾値以下ならば、可能
性がないという情報「L=0」を決定する。勿
論、第5図ロに示す如く、保持部R1-Yに対し
ても、上下に領域U0、U1及びD0、D1を定め領
域U0、U1内およびD0、D1内の「1」の総和が
閾値以上か以下かに応じて上方向情報「U=
1or0」および下方向情報「D=1or0」を決定す
る。このようにして、初期格子点ラベルコード
(LBL)D、L、U、Rが求められ、例えば第
4図の画像データに対しては、第6図イに示す
如く、上下に線分が存在する可能性があり、左
右には可能性がないという、第6図ロに示す如
き、格子点G5に対する初期格子点ラベルコー
ドが決定される。
このようにして第7図イに示す如き画像デー
タに対しては、第7図ロに示す如く、上、下、
左、右に線分の存在する可能性があることを示
す。第7図ハに示す初期格子点ラベルコード
(LBL)が求められ、第8図イに示す画像デー
タに対しては、第8図ロに示す左、右、上方向
に線分の存在する可能性のあることを示す、第
8図ハに示す「LBL=0111」が求められ、第
9図イに示す画像データに対しては、同様に
「LBL=0111」が求められる。
(2) 第1検証処理 第1検証処理は、上記初期格子点ラベルコー
ドLBLを基にして、実際にその格子点近傍を、
初期格子点ラベルコードLBLに対応した方向
に線分が存在するか否かを検証するものであ
る。
まず、第10図に示す如く、WV0〜WV2
WH0〜WH2の検証窓部を設ける。これらの第1
検証窓部はLBLを基にして定められるもので
あつて、R=1、L=1のときは1×nドツト
の第1検証窓部WV0を使用し、R=0、L=1
のときは 1×(n/2+1) ドツトの第1検証窓部WV1を使用し、R=1、
L=0のときは 1×(n/2+1) ドツトの第1検証窓部WV2を使用する。そして
U=1、D=1のときはn×1ドツトの第1検
証窓部WH0を使用し、U=0、D=1のときは (n/2+1) ×1ビツトの第1の検証窓部WH1を使用し、D
=1、D=0のときは (n/2+1)× 1ドツトの第1検証窓部WH2を使用する。そし
て第11図イ,ロに示すように、これらの第1
検証窓部を水平格子軸(又は垂直格子軸)を始
点として、上下方向(又は左右方向)にスライ
ドさせ、最初にこれらの第1検証窓部を全部黒
点である「1」が埋める位置を検出する。この
スライド操作のスライド幅は上下左右方向とも
格子間距離の半分、すなわち第11図イ,ロの
nの範囲内である。
このスライド操作によつて格子点近傍を初期
格子点ラベルコードに応じた方向の線分が存在
するか否か、また存在するとすれば、その線分
は格子軸からどの程度ずれているかということ
を検出することができる。そしてこれらのずれ
情報を第1検証ずれ情報SX1、SY1として抽出
するものである。ここで次の如くSX1、SY1を
表示する。
SX1:左右方向のずれ +右方向;−左方向 SY1:上下方向のずれ +下方向;−上方向 ただしnドツトのスライド幅の範囲内で窓部
内を黒点がすべて埋める状態が存在しなかつた
場合には、SX1、SY1として「999」という値
を設定する。そして初期格子点ラベルコード
LBLとして水平あるいは垂直方向の線分が検
出されなかつた場合は、その方向にはスライド
操作を行なわなかつたということを示すために
SX1、SY1として「1000」という値を設定す
る。
第12図ないし第15図は各種図形に対して
第1検証処理を行なつてそのずれを検証した状
態を示すものである。
第12図はLBL=1010に応じて、第10図
の第1検証窓部WH0を格子軸から4ドツト右に
スライドしたとき第1検証窓部WH0を黒点にて
埋めることができるのでSX1=4となる。しか
しLBL=1010より上下方向のスライド操作を
行なう必要はないのでこれを示すためSY1=
1000とする。また第13図では、LBL=1111
であつて、このとき第1検証窓部WH0とWV0
シフトさせる必要なくその格子軸でこれらの第
1検証窓部WH0とWV0が黒点で埋めることにな
るのでSX1=0、SY1=0である。そして第1
4図では、LBL=0111であり、このとき第1
検証窓部WH2は左方に1ドツトシフトさせたと
き該第1検証窓部WH2はオール黒点となり、第
1検証窓部WV0を3ドツト下方にシフトさせた
ときこれをオール黒点とすることができるの
で、SX1=−1、SY1=3となる。しかしなが
ら第15図の図形ではLBL=0111であり、第
1検証窓部WH2を左方に1ドツトシフトさせた
とき該第1検証窓部WH1はオール黒点とするこ
とができるが、第1検証窓部WV0を使用して第
11図イに示す幅nでシフトしてもこの第1検
証窓部WV0を黒点で埋めることはできず、それ
故SX1=−1、SY1=999となる。
(3) 第1検証ラベルコード(LB1)の抽出 上記(2)で求められた第1検証ずれ情報SX1、
SY1を基にして格子点近傍の図形構造を捉える
矩形領域を動かしてその線分を格子軸上に位置
するように正規化したあとで、再び上記(1)の初
期格子点ラベルコード(LBL)を抽出した方
法と同様な方法により格子点ラベルコードを求
め、これを第1検証ラベルコード(LB1)とす
る。
この場合X方向への正規化処理として次のよ
うにする。
SX1=1000、SX1=999、SX1=0の場合は
矩形領域は動かさない。そしてSX1>0のとき
は矩形領域を右方向へ|SX1|だけ動かし、
SX1<0のときは矩形領域を左方向へ|SX1|
だけ動かす。
同様に、Y方向への正規化処理として次のよ
うにする。
SY=1000、SY1=999、SY1=0の場合は矩
形領域は動かさない。そしてSY1>0のときは
矩形領域を下方向へ|SY1|だけ動かし、SY1
<0のときは矩形領域を上方向に|SY1|だけ
動かす。
例えば、第16図イに示す如き画像データの
場合には、SX1=4のため矩形領域を右方向に
(相対的には画像データを左方向に)4ドツト
だけシフトするが、このときSY1=1000のため
上下方向には矩形領域は動かさない。この結
果、第16図ロに示す如き状態の図形が得ら
れ、これを第4図に示した如き窓部W1-X
W1-Yで走査して、保持部R1-XおよびR1-Yには
第16図ロの斜線部分に示す如き黒点情報が得
られる。そしてこれにもとづき、第5図の説明
と同様の処理をなつて、第1検証ラベルコード
LB1(LB1=DURL)を得ることができ、かく
して第16図ロの図形では第1検証ラベルコー
ドLB1=1010を得る。
そして、第17図イに示す画像データの場合
には、SX1=0、SY1=0のために、左右上下
方向の移動は行なわず、この結果第1検証ラベ
ルコードLB1=1111となり、初期格子点ラベル
コードと同一となる。
また第18図イに示す画像データの場合に
は、SX1=−1、SY1=3のために、矩形領域
を左方向に1ドツト、下方向に3ドツトだけ移
動(相対的には画像データを右方向に1ドツ
ト、上方向に3ドツトシフト)して、上記の如
き処理を行ない、その結果、初期格子点ラベル
コードLBLと同一な、第1検証ラベルコード
LB1=0111を得る。
さらに、第19図イに示す画像データの場合
には、SX1=−1、SY1=999のために矩形領
域を左方向に1ドツトだけ移動して第1検証ラ
ベルコードLB1=0111を得る。
(4) 第2検証処理 第2検証処理は、上記第1検証ラベルコード
LB1を基にして実際にその格子点近傍を、第1
検証ラベルコードLB1に対応した方向に線分が
存在するか否かを検知し、第2検証ラベルコー
ドLB2を求めるための処理であり、第1検証ラ
ベルコードLB1に応じて、第20図に示す如
く、第2検証窓部BWV0〜BWV2,BWH0
BWH2を設け、上記第1検証処理と同様の方法
で検証を行なうものである。そして、これらの
各第2検証窓部の大きさは第3図に示す如く、
格子点G5の両側の格子軸間の幅をWDとすると
き、次のように定められる。
これらの第2検証窓部の使用態様は次のよう
にして決定される。すなわち、R=1、L=1
のときは1×WDドツトの第2検証窓部BWV0
を使用し、R=0、L=1のときは 1×(WD/2+1) ドツトの第2検証窓部BWV1を使用し、R=
1、L=0のときは 1×(WD/2+1) ドツトの第2検証窓部BWV2を使用する。そし
てU=1、D=1のときは、WD×1ドツトの
第2検証窓部BWH0を使用し、U=0、D=1
のときは (WD/2+1)×1 ドツトの第2検証窓部BWH1を使用し、U=
1、D=0のときは (WD/2+1)×1 ドツトの第2検証窓部BWH2を使用する。
そしてこれらの各第2検証窓部を水平格子点
(又は垂直格子軸)を始点として上下方向(又
は左右方向)にスライドさせ、最初に使用した
第2検証窓部を全部黒点である「1」が埋める
位置を検出する。このスライド操作のスライド
幅は、上下左右とも、第1検証窓部のときと同
様に、第11図イ,ロのnの範囲内である。そ
してこの結果得られた、ずれ情報を第2検証ず
れ情報SX2、SY2として上記SX1、SY1と同様
にして決定するものである。
例えば第20図の図形に対しては、LB1=
1010に応じて第2検証窓部BWH0を使用し、こ
れを格子軸から1ドツト右にスライドしたと
き、この第2検証窓部BWH0を黒点にて埋める
ことができるのでSX2=1となる。しかしLB1
=1010より上下方向のスライド操作を行なう必
要はないので、これを示すためSY2=1000とす
る。
また第21図ではLB1=1111により第2検証
窓部BWH0とBWV0を使用する。このとき第2
検証窓部BWH0は格子軸上で黒点で埋るためシ
フトさせる必要がなくSX2=0であるが、第2
検証窓部BWV0は下方に1ドツトシフトさせた
ときオール黒点となるのでSY2=1となる。
そして第22図では、LB1=0111により第2
検証窓部BWH2とBWV0を使用する。このとき
第2検証窓部BWH2およびBWV0は格子軸上に
位置させたときいずれもオール黒点となるので
SX2=0、SY2=0である。
しかしながら第23図ではLB1=0111により
第2検証窓部BWH2およびBWV0を使用するも
のであるが、これらの第2検証窓部BWH2およ
びBWV0を第11図イ,ロに示す幅n内にシフ
トしてもオール黒点とすることができないの
で、SX2=999、SY2=999となる。
(5) 第2検証ラベルコード(LB2)の抽出 上記(4)で求められた第2検証ずれ情報SX2、
SY2を基にして、格子点近傍の図形構造を捉え
る矩形領域を更に動かしてその線分を格子軸上
により正確に位置するよう正規化したあとで、
再び上記初期格子点ラベルコードLBLおよび
第1検証ラベルコードLB1を抽出したあと同様
の方法で、第2検証ラベルコードLB2を求め
る。
すなわち、第24図イではSX2=1、SY2=
1000であるので、これにもとづき矩形領域を右
方向に1ドツトシフトする。このときSY2=
1000のため、上下方向には矩形領域は動かさな
い。この結果、第24図ロの如き図形が得ら
れ、これにもとづき上記初期格子点ラベルコー
ドLBLおよび第1検証ラベルコードLB1を抽
出したときと同様の方法で第2検証ラベルコー
ドLB2=1010を求めることができる。
また第25図イの図形ではSX2=0、SY2=
1であり矩形領域を下方向に1ドツトシフトす
る。この結果第25図ロの如き図形が得られ、
これにもとづき第2検証ラベルコードLB2=
1111を求めることができる。
そして第26図イの図形ではSX2=0、SY2
=0であり、このまま第26図ロのように、第
2検証ラベルコードLB2=0111を求めることが
できる。
さらに、第27図イの図形ではSX2=999、
SY2=999であり、このまま第27図ロのよう
に、第2検証ラベルコードLB2=0111を求める
ことができる。
(6) 第3検証処理および第3検証ラベルコード
LB3の抽出 上記(1)〜(5)により求められるLBL、SX1、
SY1、LB1、SX2、SY2、LB2等は次の事項を
表現している。
(イ) 格子点近傍に線分が存在するかどうか。
(ロ) 格子点近傍に線分が存在する場合にはその
線分は4方向(水平、垂直)のどの方向のも
のか。
(ハ) 格子点近傍に線分が存在するときにその線
分が格子軸からどの程度ずれているのか。
この第3検証処理は、これらの図形表現に加
えてさらに細かい局所的な形状変化を捉えるた
めに設けられたものであり、第28図に示す第
3検証窓部SWを用いて、格子点近傍に存在す
る線分が線図形の線分であるかそれとも文字の
ストロークの一部であるか、その可能性を表現
するものである。
そしてこの第3検証処理は、上記(3)および(5)
における処理により正規化された図形に対して
実行するものである。
この場合、第3検証窓部SWの各辺の矩形領
域内に、第28図ロおよび第29図イ等に示し
た4つの領域R2、U3、L3、D3を定義し、各領
域R3〜D3に対して次の処理を行なう。
第29図イに示す如く、各領域R3、U3
L3、D3を細分化して1×nドツトあるいは
n×1ドツトの領域の集合として捉える。こ
の場合、領域R3は細分領域R31、R32、R33
分割され、領域U3は細分領域U31、U32、U33
に分割され、領域L3は細分領域L31、L32
L33に分割され、領域D3は細分領域D31
D32、D33に分割されている。
各細分領域において黒点の凝まり(連続し
た黒点の集まりを1個の“黒点の凝まり”と
呼ぶ)の個数(ラインセグメントの個数)
LSEG、黒点の数(線幅に相当する)が閾値
LTH以下である黒点の凝まりの個数(線幅と
みなし得る黒点の凝まりの個数)ARiをカウ
ントする。なおここで閾値LTHは筆記用具や
入力装置の解像度等から決まる線幅の閾値で
ある。
細分領為域毎に上記黒点の凝りおよびライ
ンセグメントの個数LSEG、黒点の凝まりの
長さが閾値LTH以下の個数ARiの数を基にし
て、あいまいさのフラグFAおよび連結腕
CAMを示す次の2ビツト情報を生成する。
LSEG=1、ARi→FA=0、CAM=1 LSEG=0 →FA=0、CAM=0 その他 →FA=1、CAM=1 領域R3、U3、L3、D3の各領域毎に上記
により得られた情報の論理和をとり、これを
4つの領域R、U3、L3、D3毎に2ビツトの
情報とする。
領域R3、U3、L3、D3の4つの領域から得
られる2ビツトずつの情報の合計8ビツトの
情報により、第29図ロに示す第3検証ラベ
ルコードLB3を生成する。例えば、第28図
イに示す画像データに対しては、第3検証窓
部により、第29図イに示す画像データが観
測され、領域R3の各細分領域からは、次の
情報が生成される。
R31:LSEG=0、ARi=0→FA=0、 CAM=0 R32:LESG=0、ARi=0→FA=0、 CAM=0 R33:LSEG=0、ARi=0→FA=0、 CAM=0 したがつて、上記情報の論理和をとること
によつて、次のような領域R3における2ビ
ツトの情報が生成される。
R3:FA=0、CAM=0 同様にして、領域U3の各細分領域からは、
3ドツト幅の黒点の凝まりが1個ずつ観測さ
れ、しかも、それらの幅3ドツトは一定の閾
値LTHよりも小さいので、次の情報が生成さ
れる。
U31:LSEG=1、ARi=1→FA=0、 CAM=1 I32:LSEG=1、ARi=1→FA=0、 CAM=1 U33:LSEG=1、ARi=1→FA=0、 CAM=1 したがつて、上記情報の論理和をとること
によつて次のような領域U3における2ビツ
トの情報が生成される。
U3:FA=0、CAM=1 同様に、領域L3、D3からは次の2ビツト
の情報が生成される。
L3:FA=0、CAM=0 D3:FA=0、CAM=1 これらの領域R3、U3、L3、D3の4つの領
域から得られた2ビツトずつの情報の合計8
ビツトの情報を用いて、第29図ロに示す第
3検証ラベルコードLB3が生成される。即
ち、領域R3において、FA=0、CAM=0
であるから、第3検証ラベルコードのRは
「0」、FRは「0」に設定され、領域U3にお
いて、FA=0、CAM=1であるから、第3
検証ラベルコードのUは「1」、FUは「0」
に設定される。同様にして、第3検証ラベル
コードのLは「0」、FLは「0」に、Dは
「1」、FDは「0」に設定される。
さらにFR、FU、FL、FDはいずれも「0」
であるから、FFは「0」に設定され、第2
9図イに示す第3検証ラベルコードLB3が生
成されることになる。
したがつて第29図ロの最後の4ビツト
D、L、U、Rは、これらが「1」のときに
は、その方向に線分が走つているか否かを示
しており、またFR〜FDは、FRが「1」のと
きには右方向に走つている線分があいまいで
あること、すなわち線図形の一部の線分であ
つてノイズが乗つているか、文字の一部であ
るということを表わしている。FUが「1」
のときには、上方向に走つている線分があい
まいであること、つまり上記FRについて説
明したようなことが上方向に存在することを
表し、FLが「1」のときには、左方向に走
つている線分があいまいであり、FDが「1」
のときには下方向に走つている線分があいま
いであつて、それぞれ上記FRについて説明
したようなことがこれらにも存在することを
表わしている。そしてFFが「1」のときは
上記FRないしFDのいずれかが「1」である
ことを示している。
したがつて、第30図の図形を第3検証窓部
SWを使用して、上記〜にもとづき第3検
証ラベルコードLB3を作成する場合、LB3=
000001010を得る。この場合は、第30図の図
形ではあいまいさはなく、線分が上下に走つて
いることを示している。
そして第31図の図形について第3検証ラベ
ルコードLB3を作成すればLB3=000001111を
得る。この場合は、あいまいさがなく、線分が
上下左右に走つていることを示している。
また第32図の図形について第3検証ラベル
コードLB3を作成すればLB3=000000111を得
るが、これはあいまいさがなく、線が上方向と
左右に走つていることを示している。
しかし、第33図の図形について第3検証ラ
ベルコードLB3を作成すれば、LB3=
100111111を得る。これは線分がこの第3検証
窓部SWに対しては上下左右に存在するもの
の、そのうち、上方向と右方向のものにあいま
いさが存在することを示している。これは、第
3検証窓部の領域R3の細分領域に、線幅の閾
値LTHを越える黒点の凝まりが存在し、また、
領域U3の細分領域に、閾値LTHを越える黒点の
凝まりが存在するものや、黒点の凝まりの個数
が2個以上存在するものがあるためである。
(7) 格子点ラベルコード(LABEL)の決定 上記(1)〜(6)までに説明した事項にしたがつ
て、初期格子点ラベルコードLBL;第1検証
ずれ情報SX1、SY1、第1検証ラベルコード
LB1;第2検証ずれ情報SX2、SY2、第2検証
ラベルコードLB2および第3検証ラベルコード
LB3を抽出することができる。そしてこれらの
抽出情報をまとめて第34図に示す如き、16ビ
ツトの最終的な格子点ラベルコードLABELを
下記の如く決定する。
初期格子点ラベルコードLBLがすべて0
のときは、格子点ラベルコード(LABEL)
は16ビツトの全部を0にするが、LBLがオ
ール0でないときで第3検証ラベルコード
LB3がオール0の場合には、LABELを先頭
の区分0のあいまいフラグのみ「1」にして
残りの15ビツトを0とする。いわゆる16進表
示のnLABEL=8000となる。
第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検
証ずれ情報SX2、SY2がいずれも999でない
場合には次式によりSX、SYを求める。
SX=SX1+SX2 SY=SY1+SY2 ただしSX1=1000又はSX2=1000のとき
SX=0とし、SY1=1000又はSY2=1000の
ときSY=0とする。
まず、LABELをクリアして、LBL、
LB1、LB2およびLB3の下位4ビツトの論
理積をとり、LABELの下位ビツト、すな
わち、第34図の区分12〜15に設定する。
次に上記SX、SYの絶対値|SX|、|
SY|に対して、ずれの閾値ATHを設定し、
次の処理を行なう。この閾値ATHは、例え
ば窓部の最大移動距離であるn/2に定め
る。
(イ) |SX|>ATHの場合、 第34図に示すLABELの区分7のビ
ツトである、ずれフラグを「1」にす
る。
そしてSX>0のとき、右方向にずれ
ているので、LABELの区分6のビツト
を「1」とし、 SX<0のとき、左方向にずれている
のでLABELの区分4のビツトを「1」
とする。
また、あまり大きく矩形領域を動かし
すぎることにより生ずる弊害を防止する
ために上記ATHよりやや小さい閾値OTH
を設定し、次の処理を行なう。
|SX|>OTHの場合、 SX>0ならば、 LBLのRのビツトが「1」ならば、
格子軸の右側にあつたものをシフトしす
ぎたことを示すものであり、最初の状態
に信頼を置きLABELの区分15を「1」
とする。
SX<0ならば、 LBLのLのビツトが「1」ならば、
同様にしてLABELの区分13のビツトを
「1」にする。
(ロ) |SY|>ATHの場合、 上記(イ)と同様に、LABELの区分7の
ビツトであるずれフラグを「1」にす
る。
そしてSY>0のとき、下方にずれて
いるので、LABELの区分3のビツトを
「1」とし、SY<0のとき上方にずれて
いるので区分5のビツトを「1」にす
る。
また、|SY|OTHの場合 SY>0ならば、 LBLのUのビツトが「1」ならば、
LABELの区分14のビツトを「1」にす
る。
SY<0ならば、 LBLのDのビツトが「1」ならば、
LABELの区分12のビツトを「1」にす
る。
それから、あいまい方向の処理を行な
う。
(イ) LABELの区分15のビツトが「1」で
かつLB3のFRのビツトが「1」ならば、
LABELの区分11および区分0の各ビツ
トを「1」にする。
(ロ) LABELの区分14のビツトが「1」で
かつLB3のFUのビツトが「1」ならば、
LABELの区分10および区分0の各ビツ
トを「1」にする。
(ハ) LABELの区分13のビツトが「1」で
かつLBのFLのビツトが「1」ならば、
LABELの区分9および区分0の各ビツ
トを「1」にする。
(ニ) LABELの区分12のビツトが「1」で
かつLB3のFDのビツトが「1」ならば、
LABELの区分8および区分0の各ビツ
トを「1」にする。
第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検
証ずれ情報SX2、SY2がいずれも999の場合
では、次の如き処理を行なう。
LABELをクリアーし、LBL、LB1、
LB2、LB3の下位4ビツトの論理積をと
り、LABELの下位4ビツトすなわち区分
12〜15を上記論理積に設定する。
LABELの区分0のビツトを「1」に
し、線分としてはあいまいであつて文字の
可能性のあることを示す。
第1検証ずれ情報SX1と第2検証ずれ情報
SX2がともに999であつてしかも第1検証ず
れ情報SY1=1000の場合には、上記と同様
な処理を行なう。
第1検証ずれ情報SX1が1000であつてしか
も第1検証ずれ情報SY1および第2検証ずれ
情報SY2が999の場合には、上記と同様な
処理を行なう。
第1検証ずれ情報SX1が999であつてしか
も第1検証ずれ情報SY1と第2検証ずれ情報
SX2、SY2がいずれも検証できたことを示
す、999より小さい場合には、 SX=SX2 SY=SY1+SY2 として、上記の〜のエステルを行な
う。
第1検証ずれ情報SX1、SY1および第2検
証ずれ情報SX2、SY2が、SX1<999でSY1
=999でSX2<999でしかもSY2<999の場合
には、 SX=SX1+SX2 SY=SY2 として、上記の〜の処理を行なう。
上記〜以外の場合、下記の如き処理を
行なう。
SX1999→SX1=0 SX2999→SX2=0 SY1999→SY1=0 SY2999→SY2=0 SX=SX1+SX2 SY=SY1+SY2としかつ、LABELの区分
0を「1」とし、上記の〜の処理を行
なう。
上記〜の如き処理により生成される格子
点ラベルコードLABELの表現するところを要
約すれば次のようになる。
(a) 格子点近傍に線分が存在するか否か。これ
はLABELの区分12〜15の4方向コードによ
りわかる。
(b) 格子点近傍に線分が存在するとすれば、そ
の線分は左右上下の4方向のうちどの方向の
線分であるか否か、あるいはその線分は線図
形の一部か文字の一部であるかの可能性を表
わす。これはLABELの区分0と、区分8〜
11ビツト目すなわちあいまいフラグとあいま
い方向によりわかる。
(c) 格子点近傍に線分が存在すれば、その線分
は格子軸からどの方向にずれているか。これ
はずれ方向ずれフラグを示すLABELの区分
3〜7のビツトによりわかる。
そして上記のようにして決定されるLABEL
を、第35図ないし第38図について示す。
第35図イに示す図形の場合には、その
LBL、LB1〜LB3、SX1、SY1、SX2、SY3は
その(イ)〜(ハ)に示す通りであり、これらにもとづ
き、同図ニに示す如きLABELが得られる。
第36図イの図形も、同様にして第36図ニ
に示すLABELが得られ、第37図、第38図
についてもこれまた同様である。
このようにして本発明によれば、入力画像情
報を、格子点近傍の図形表現によつて格子点上
のコード情報である格子点ラベルコードに圧縮
することができる。
(8) 大域的統合処理 次に上記のようにして作成された格子点ラベ
ルコードをより大域的に眺めて、あいまいさの
補正、ずれの補正等を行ないながら、線図形部
分のみの格子点ラベルコードを得る。
第1図はシミユレーシヨンに用いた手書き図
面であつて、これを光学的装置により読出して
上記の如き各処理を行ない格子点ラベルコード
を抽出した結果を第39図に示す。この第39
図は、第1図の左下の部分的な領域Xに対する
格子点ラベルコードを示すものである。この格
子点ラベルコードはすべてコード情報である
が、わかり易くするためコード情報を図形に復
元したものであつて、第39図のうち〇印はあ
いまいフラグ(LABELの区分0のビツト)が
「1」であるものを示し、また太線は、ずれフ
ラグ(LABELの区分7のビツト)が「1」で
あるものを示している。
対の処理−1 この格子点ラベルコードを2×2の窓部で
走査してそのうち、まず区分0のあいまいフ
ラグ「1」のもの、すなわち第39図の〇印
で示されるものを検出する。そしてその下位
4ビツトを検出して、その隣接格子点のラベ
ルコードと、第40図に示す如き対をなして
いる腕を残し、対をなしていない4方向の腕
を除去する。このようにしてこの対の処理に
より、第41図に示す如き状態に格子点ラベ
ルコードが修正される。
文字の除去−1 上記の対の処理−1により修正された格
子点ラベルコードを次に、第42図イに示す
如き、3×3の窓部により次の処理を行な
う。まず、この3×3の窓部のうち格子点
G5にあいまいフラグ「1」(すなわち区分0
のビツトが「1」)またはずれフラグ「1」
(すなわち区分7のビツトが「1」)の格子点
ラベルコードを置く。そして第42図ハに示
す如く、第1ステツプとして、この格子点
G5が必らず1つ存在する2×2の窓部でこ
れらの窓部の格子点ラベルコードを走査し、
この2×2の窓部から出る方向の腕を持たな
い格子点ラベルコードは、この2×2の窓部
内のものについて、その腕を除去、つまり区
分12〜15のビツトを「0」に落す。しかしこ
のときそのあいまいフラグあるいはずれフラ
グは落さない。次いで第2ステツプで1×3
および3×1の窓部で同様の処理を行なつて
その窓部内での腕を除去する。そして第3ス
テツプで3×1の窓部により同様の処理を行
なう。例えば第42図ロに示す如き腕を有す
る図形の場合には、第1ステツプの2×2の
窓部による処理により、第42図イのG1
G2,G4,G5の腕部が除去されることになる。
このようにして3×3の窓部より外に出る可
能性のきわめて大きい線分図形のみを残し、
文字図形の可能性の大きい格子点ラベルコー
ドの腕部を除去する。このようにして、第4
1図の図形の格子点ラベルコードが第43図
の状態の格子点ラベルコードに修正される。
ずれの補正−1 上記により修正された格子点ラベルコー
ドを、次に第44図イあるいはロに示す如き
処理を行なう。すなわち、ずれフラグ「1」
の格子点ラベルコード(第44図の太線のも
の)に対し、そのずれ方向の格子点ラベルコ
ードを調べ、その方向の格子点ラベルコード
がすべてずれフラグ「0」、あいまいフラグ
「0」ならば、そのずれ方向フラグを落す。
またすべてのずれ方向のビツトが「0」であ
ればフラグを「0」に落す。例えば、第44
図イの場合には、ずれ方向フラグを「0」に
落し、ロの場合には落さず「1」に保持す
る。このような処理の結果、第45図の状態
の格子点ラベルコードを得る。
あいまい補正−1 上記により修正された格子点ラベルコー
ドに対して次のような処理を行ないあいまい
補正をする。
すなわち、あいまいフラグが「1」の格子
点ラベルコード(LO)に対しその下位4ビ
ツトの4方向コードのうち、少なくとも2ビ
ツトが「1」(つまり少くとも2方向の腕を
持つもの)で、かつその方向に対応した格子
点ラベルコード(Li)のすべてがあいまいフ
ラグが「0」かつずれフラグ「0」であるな
らば、格子点ラベルコード(LO)のあいま
いフラグを「0」に落す。
また格子点ラベルコード(LO)が直線を
成す腕(互に反対方向の2つの腕)を持つな
らば、その方向に対応した格子点ラベルコー
ド(Li)のみがあいまいフラグが「0」かつ
ずれフラグが「0」であれば格子点ラベルコ
ード(LO)のあいまいフラグを「0」に落
す。このような処理の結果、第46図の状態
の格子点ラベルコードを得る。
ずれの補正−2 次に上記の修正をうけた格子点ラベルコ
ードより、第47図イあるいはロに示す如
く、対向するずれ方向を持ち、隣接した格子
点ラベルコードの対を捉える。そして、その
対のずれ方向が左右方向ならば上下方向の格
子点ラベルコードを調べ、また、その対のず
れ方向が上下方向ならば左右方向の格子点ラ
ベルコードを調べ、線図形が本来意図されて
書かれたと考えられる格子軸上の格子点ラベ
ルコードを確実性のある格子点ラベルコード
(すなわち、あいまいフラグ「0」、ずれフラ
グ「0」)に補正し、他方格子軸上の腕を除
去する。具体的には、対向するずれ方向を持
ち、隣接した格子点ラベルコードを捉え、そ
の対のずれ方向が左右方向ならば上下方向
に、その対のずれ方向が上下方向ならば左右
方向に、隣接する格子点ラベルコードを、区
分12〜15のビツト情報(上下左右の腕に相当
する)にもとづいて、区分0のあいまいフラ
グ、区分7のずれフラグを参照しながら、確
実性のある格子点ラベルコードが出現するま
で、あるいは、追跡できなくなる(すなわ
ち、追跡すべき格子点ラベルコードが存在し
なくなる)まで追跡し、確実性のある格子点
ラベルコードが出現する格子軸を検出する。
そして、その検出された確実性のある格子点
ラベルコードが出現した格子軸上に存在し、
且つ、対向するずれ方向を持つ格子点ラベル
コードと連続して存在するあいまいな格子点
ラベルコード(すなわち、あいまいフラグ
「1」、または、ずれフラグ「1」)群を検出
し、このあいまいな格子点ラベルコード群を
補正すると共に、他方の格子軸に存在する格
子点ラベルコード群も補正する。すなわち、
対向するずれ方向が左右方向ならば、上記あ
いまいな格子点ラベルコード群の左、あるい
は、右方向のずれ方向のビツト(対向するず
れ方向を持つ格子点ラベルコードを検出した
ときのずれ方向に対応した区分4、あるい
は、区分6のビツト)を「0」にする。勿
論、区分4、あるいは、区分6のビツトを
「0」にすることによつて、すべてのずれ方
向(区分3〜6のビツト)が「0」となれ
ば、ずれフラグも「0」にする。さらに、上
下方向の腕(「区分14と区分12のビツト情報)
を強制的に「1」に設定する。但し、あいま
いな格子点ラベルコード群の両端の格子点ラ
ベルコードに対しては、この場合上下端の格
子点ラベルコードであるが、上端の格子点ラ
ベルコードに対しては、下方向の腕(区分12
のビツト情報)のみを「1」にし、下端の格
子点ラベルコードに対しては、上方向の腕
(区分14のビツト情報)のみを「1」にする。
同時に、上記あいまいな格子点ラベルコード
群とずれ方向が対向する側の格子軸上の格子
点ラベルコード群の上下方向の腕(区分14と
区分12のビツト情報)を強制的に「0」にす
る。但し両端の格子点ラベルコードに対して
は、この場合上下端の格子点ラベルコードで
あるが、上端の格子点ラベルコードに対して
は、下方向の腕(区分12のビツト情報)のみ
を「0」にし、下端の格子点ラベルコードに
対しては、上方向の腕(区分14のビツト情
報)のみを「0」にする。同様にして、対向
するずれ方向が上下方向ならば、上記あいま
いな格子点ラベルコード群を上、あるいは、
下方向のずれ方向のビツト(対向するずれ方
向を持つ格子点ラベルコードを検出したとき
のずれ方向に対応した区分5、あるいは、区
分3のビツト)を「0」にする。勿論、区分
5、あるいは、区分3のビツトを「0」にす
ることによつて、すべてのずれ方向(区分3
〜6のビツト情報)が「0」となれば、ずれ
フラグも「0」にする。さらに、左右方向の
腕(区分13と区分15のビツト情報)を強制的
に「1」に設定する。但し、あいまいな格子
点ラベルコード群の両端の格子点ラベルコー
ドに対しては、この場合左右端の格子点ラベ
ルコードであるが、左端の格子点ラベルコー
ドに対しては、右方向の腕(区分15のビツト
情報)のみを「1」にし、右端の格子点ラベ
ルコードに対しては、左方向の腕(区分13の
ビツト情報)のみを「1」にする。同時に、
上記あいまいな格子点ラベルコード群とずれ
方向が対向する側の格子点軸上の格子点ラベ
ルコード群の左右方向の腕(区分13と区分15
のビツト情報)を強制的に「0」にする。但
し、両端の格子点ラベルコードに対しては、
この場合左右端の格子点ラベルコードである
が、左端の格子点ラベルコードに対しては、
右方向の腕(区分15のビツト情報)のみを
「0」にし、右端の格子点ラベルコードに対
しては、左方向の腕(区分13のビツト情報)
のみを「0」にする。
すなわち、実際には1本の線がずれによつ
て2つの格子点にまたがることを補正するわ
けである。このような処理の結果、第48図
の状態の格子点ラベルコードを得る。
あいまい補正−2 次に上記により修正された格子点ラベル
コードに対して確実な格子点ラベルコード
(あいまいフラグ「0」かつずれフラグ
「0」)によつてはさまれた連続するあいまい
な格子点ラベルコード(あいまいフラグ
「1」あるいはずれフラグ「1」)を確実な格
子点ラベルコードにする。すなわち、このよ
うな格子点ラベルコードのあいまいフラグお
よびずれフラグをそれぞれクリアーする。こ
のような処理の結果、第49図の状態の格子
点ラベルコードを得る。
あいまいな腕の除去 上記により修正された格子点ラベルコー
ドに対して、あいまいフラグが「1」の格子
点ラベルコードのあいまい方向のビツトが
「1」の方向の腕を除去する。この結果、第
50図の状態の格子点ラベルコードを得る。
対の処理−2 上記により修正された格子点ラベルコー
ドに対し、上記にて説明した対の処理−1
と同様な処理を行ない対をなしていない腕を
除去する。この結果、第51図の状態の格子
点ラベルコードを得る。
文字の除去−2 上記により修正された格子点ラベルコー
ドに対して上記にて説明した文字の処理−
1と同様な処理を行ない文字図形の可能性の
大きい格子点ラベルコードの腕部を除去す
る。この処理により、第52図の状態の格子
点ラベルコードを得る。
文字の除去−3 上記により修正された格子点ラベルコー
ドを次に5×5の窓部で捉え、この窓部から
出る方向の腕を持たない場合には、それらの
各格子点ラベルコードの腕を除去する。これ
は5×5の窓部でなく4×4あるいはもつと
大きなものを使用することができる。このよ
うにして第53図の状態の格子点ラベルコー
ドを得る。
あいまい補正−3 上記により修正された格子点ラベルコー
ドを、あいまいフラグ「1」でかつ4方向コ
ード(下位4ビツト)のビツトに少くとも
「1」が存在するときこのあいまいフラグを
「0」に落す。このようにして第54図の状
態の格子点ラベルコードを得る。
(9) あいまいフラグの拡散処理 上記(1)〜(8)の処理にもとづき得られ、かつ修
正された、第54図に示される格子点ラベルコ
ードを基にして図形抽出処理を行なう。
第54図イに示される状態の格子点ラベルコ
ードにおいて、その先頭のあいまいフラグと下
位4ビツトの区分12〜15を除き、区分1〜11を
クリアする。すなわち、第54図ロに示す如
く、格子点ラベルコードの区分0と、区分12〜
15のみを残し、他を消去する。そしてこの区分
0にあいまいフラグ「1」を区分12〜15の少く
とも1つが「1」である方向コードを有する格
子点まで拡散する。この状態を第57図および
第58図に示す。
ここで第57図は、第53図に示す手書き図
面を光学読取装置で読み、その結果得られた第
56図に示す入力画像情報を上記(1)〜(8)の如き
処理を行なつた結果得られた格子点ラベルコー
ドを図形出力した(復元した)状態を示すもの
であり、〇印符号があいまいフラグ「1」の存
在する格子点を示している。そしてこの〇印で
示されるあいまいフラグ「1」を方向コードを
有する格子点、すなわちブロツク・パターンあ
るいは配線パターンの存在する格子点まで拡散
させてゆく。
〔ステツプ1〕水平走査 (イ) まず第57図において例えば左から右方向
に水平に走査して、あいまいフラグ「1」の
格子点ラベルコードを検出する。そしてその
右隣方向の格子点ラベルコードを調らべ、あ
いまいフラグが「1」でなく方向コードを持
たなければ、すなわち区分12〜15の少くとも
1つが「1」でなければこの右隣方向の格子
点ラベルコードのあいまいフラグを「1」に
する。次に、このようにして新らしくあいま
いフラグが「1」にされた格子点ラベルコー
ドの右隣りの格子点ラベルコードを調らべ、
同様の処理を行なう。このようにして第57
図の右端まで同様の処理を行ないながら左か
ら右に水平走査する。
(ロ) 次に上記(イ)の処理を行なつた各格子点ラベ
ルコードを右から左方向に水平走査し、あい
まいフラグ「1」の格子点ラベルコードを検
出する。そしてその左隣方向の格子点ラベル
コードを調らべ、方向コードを持たなければ
そのあいまいフラグを「1」にする。次にこ
のようにして新らしくあいまいフラグが
「1」にされた格子点ラベルコードの左隣り
の格子点ラベルコードを調らべ、同様の処理
を行なう。このようにして第57図の左端ま
で同様の処理を行ないながら右から水平走査
する。
〔ステツプ2〕垂直走査 (イ) 上記ステツプ1の水平走査を行なつたあ
と、これをまず下から上に垂直走査して、あ
いまいフラグ「1」の格子点ラベルコードを
検出する。そしてその上方の格子点ラベルコ
ードを調らべ、そのあいまいフラグが「1」
でなくかつ方向コードを持たなければそのあ
いまいフラグを「1」にする。次に更にその
上方の格子点ラベルコードを調らべ同様の処
理を行なう。このようにして第57図の下端
から上端まで同様の処理を行ないつつ下から
上に垂直走査する。
(ロ) 次に上記(イ)の垂直走査を行なつた各格子点
ラベルコードを上から下に垂直走査し、あい
まいフラグ「1」の格子点ラベルコードを検
出する。そしてその下方の格子点ラベルコー
ドを調らべ、方向コードを持たなくかつその
あいまいフラグが「1」でなければ、このあ
いまいフラグを「1」にする。次に更にその
下方の格子点ラベルコードを調らべ同様の処
理を行なう。このようにして第57図の上端
から下端まで同様の処理を行ないつつ上から
下に垂直走査する。
〔ステツプ3〕判定 上記ステツプ2のあとに再び上記ステツプ1
およびステツプ2の処理を行ない、あいまいフ
ラグ「1」の格子点ラベルコードの数に変化が
なくなるまで、これらのステツプ1およびステ
ツプ2の処理を繰返し行なう。このようにして
第58図に示すような格子点ラベルコードが得
られる。
(10) ブロツクパターン候補の抽出処理 次にブロツクパターン候補として、あいまい
フラグ「1」の格子点ラベルコードに埋められ
た矩形領域のみを抽出する。
〔ステツプ1〕境界格子点のあいまいフラグ
「0」処理 第58図において、その境界格子点(第58
図の最外側の格子点)の格子点ラベルコードを
調らべ、そのあいまいフラグが「1」であれ
ば、これを「0」にする。
〔ステツプ2〕水平走査 (イ) 上記ステツプ1の処理の後、その左端の格
子点ラベルコードのあいまいフラグを調ら
べ、あいまいフラグ「0」の格子点ラベルコ
ードを検出する。そしてその右隣方向の格子
点ラベルコードを調らべ、方向コードを持た
なければそのあいまいフラグを「0」にす
る。次にこのようにしてあいまいフラグが
「0」になつた格子点ラベルコードの右隣り
の格子点ラベルコードを調らべ同様の処理を
行なう。このようにして第58図の右端まで
同様の処理を行ないながら左から右に水平走
査する。
(ロ) 次に上記(イ)の処理を行なつた各格子点ラベ
ルコードを今度はその右端の格子点ラベルコ
ードのあいまいフラグを調らべ、あいまいフ
ラグ「0」の格子点ラベルコードを検出す
る。そしてその左隣方向の格子点ラベルコー
ドを調らべ、方向コードを持たなければその
あいまいフラグを「0」にする。次にこのよ
うにしてあいまいフラグが「0」になつた格
子点ラベルコードの左隣り方向の格子点ラベ
ルコードを調らべ、方向コードを持たなけれ
ばそのあいまいフラグを「0」にする。この
ようにして新らしくあいまいフラグが「0」
にされた格子点ラベルコードの左隣りの格子
点ラベルコードを調らべ、同様の処理を行な
う。このようにして第58図の左端まで同様
の処理を行ないながら右から左に水平走査す
る。
〔ステツプ3〕垂直走査 (イ) 上記ステツプ2の水平走査を行つたあと、
今度はその下端の格子点ラベルコードのあい
まいフラグを調らべ、あいまいフラグ「0」
の格子点ラベルコードを検出する。そしてそ
の上方の格子点ラベルコードを調らべ、方向
コードを持たなければそのあいまいフラグを
「0」にする。次にこのようにしてあいまい
フラグが「0」になつた格子点ラベルコード
の上方の格子点ラベルコードを調らべ、同様
の処理を行なう。このようにして第58図の
上端まで同様の処理を行ないながら下から上
に垂直走査する。
(ロ) 次に上記(イ)の垂直走査を行なつた各格子点
ラベルコードを今度はその上端の格子点ラベ
ルコードのあいまいフラグを調らべ、あいま
いフラグ「0」の格子点ラベルコードを検出
する。そしてその下方の格子点ラベルコード
を調らべ、方向コードを持たなければそのあ
いまいフラグを「0」にする。次このように
してあいまいフラグが「0」になつた格子点
ラベルコードの下方の格子点ラベルコードを
調らべ、同様の処理を行なう。このようにし
て第58図の上端から下端まで同様の処理を
行ないながら上から下に垂直走査する。
〔ステツプ4〕判定 上記ステツプ3の垂直走査のあと再び上記ス
テツプ2およびステツプ3の処理を行ない、あ
いまいフラグ「0」の格子点ラベルコードの数
に変化がなくなるまでこれらのステツプ2およ
び3の処理を繰返し行なう。このようにして第
59図に示す格子点ラベルコードが得られる。
(11) ブロツクパターンの認識処理 このブロツクパターンの認識処理は、ブロツ
クパターン候補を1つずつ分離して取出す処理
を行なうものであつて、そのためにブロツクパ
ターンの4隅には配線パターンが存在しないと
いう前提条件を利用して、このブロツクパター
ンを認識するものである。
〔ステツプ1〕1つのブロツクパターン候補の
抽出 (イ) 第59図の格子点ラベルコードを例えば左
上隅より水平に順次走査してあいまいフラグ
が「1」かつ終了フラグが「0」の格子点ラ
ベルコードを検出する。この終了フラグはブ
ロツクパターン候補として一度抽出されたこ
とを意味するもので、例えば第63図に示す
格子点ラベルコードの区分1を使用する。こ
の場合は、先ずブロツクパターンWAの左上
隅部分の格子点ラベルコードにおけるあいま
いフラグ「1」が最初に検出されるので、こ
れに他のブロツクパターン候補と区分するた
めの識別フラグ「1」を立てる。この識別フ
ラグは、例えば第63図に示す格子点ラベル
コードの区分2を使用し、これを「1」にす
る。それからブロツクパターン候補として一
度抽出されたことを意味する終了フラグ
「1」を立てる。
(ロ) 上記(イ)において付与された識別フラグ
「1」を上記(9)あいまいフラグの拡散処理の
項に説明したと同様にして、方向コードを持
つ格子点ラベルコードまでの範囲で水平・垂
直走査を行ないその識別フラグを「1」にす
る。このようにして先ずブロツクパターン
WA内のすべての格子点ラベルコードに識別
フラグ「1」が付与されることになり、この
識別フラグ「1」の格子点ラベルの集合が1
つのブロツクパターンの候補の内部領域とし
て抽出される。
〔ステツプ2〕ブロツクパターンの認識 (イ) 上記の如くして抽出された識別フラグ
「1」の格子点ラベルの集合領域を矩形とし
て捉え、最小格子点アドレスiおよび最大格
子点アドレスjを抽出する。すなわち、識別
フラグ「1」の格子点ラベルの集合領域が第
60図イに示す〇印で示される場合には、i
−0が最小格子点アドレスとなり、j−0が
最大格子点アドレスとなる。また、この集合
領域が第60図ロの〇印に示されるように非
矩形状の場合には、i−1が最小格子点アド
レスとなり、j−1が最大格子点アドレスと
なる。
(ロ) 次に最小格子点アドレスiと最大格子点ア
ドレスjで形成される矩形領域内の格子点ラ
ベルコードのあいまいフラグが「1」である
か否かを調べる。
すべての格子点ラベルコードのあいまい
フラグが「1」の場合、 −1 第60図に示す如く、最小格子点ア
ドレスi−0と最大格子点アドレスj−
0により形成される矩形領域内の格子点
ラベルコードのあいまいフラグがすべて
「1」の場合には、この矩形領域を基に
ブロツクパターン候補の4隅の格子点ラ
ベルコードを調べる。このとき第61図
イ,ロ,ハに示す如く、最初にチエツク
する隅部(これらの例では最小格子点ア
ドレスに対する隅部)の格子点ラベルコ
ードが鍵形を示し、他の3隅部の格子点
ラベルコードが鍵形あるいは鍵形および
ト字形であれば、ブロツクパターンとみ
なし、ブロツクパターンを形成する矩形
の4辺の格子点の格子点ラベルコードに
ブロツクパターンであることを意味する
ブロツクフラグ「1」を立てるとともに
そのブロツク番号づけを行なう。例えば
このブロツクフラグは、第63図に示す
如く区分11の領域を使用し、ブロツク番
号は区分3ないし10の領域を使用するこ
とができる。
−2 また上記−1においてそのブロツ
クパターン候補の4隅の格子点ラベルコ
ードを調らべたとき、第62図イないし
ニに示す如く、最初にチエツクする隅部
(これらの例では最小格子点アドレスに
対する隅部)の格子点ラベルコードがト
字形を示し、他の3隅部の格子点ラベル
コードが鍵形またはト字形であれば、そ
れぞれ点線図示の〇印で示した格子点の
あいまいフラグを調べ、いずれも「1」
であればブロツクパターンと認識し、上
記−1と同様に、ブロツクフラグ
「1」を立てるとともにブロツク番号づ
けを行なう。
このようにして第59図のブロツクパ
ターンWA、RA、NI、N、A………等
に順次ブロツクフラグおよびブロツク番
号づけが行なわれる。
矩形領域内の格子点ラベルコードの一部
にあいまいフラグ「1」でないものが存在
する場合 第60図ロに示す如く、最小格子点アド
レスi−1と最大格子点アドレスj−1に
より形成される矩形領域内の格子点ラベル
コードの一部にあいまいフラグ「1」でな
いもの(図において〇印のない部分)が存
在するとき、この識別フラグ「1」の格子
点ラベルコードの集合領域は矩形ではなく
したがつてブロツクパターンであると認識
しない。そしてこの矩形領域内のあいまい
フラグおよび識別フラグを「0」にして、
上記ステツプ1の如く、次のブロツクパタ
ーン候補の抽出処理を行なうことになる。
〔ステツプ3〕ブロツクパターンの記述 上記ステツプ2の−1、−2におけるよ
うに認識されたブロツクパターンのブロツク番
号、最小格子点アドレスおよび最大格子点アド
レスを、第64図ロに示す如く、テーブルとし
て保持する。そして上記これらのステツプ1な
いしステツプ3の手順を、ブロツクパターン候
補のなくなるまで繰返すことによりブロツクパ
ターンの認識およびその記述が終了する。この
ようにして得たブロツクパターンの識別結果の
うち、第65図の太線としてブロツクフラグ
「1」の格子点を示す。
(12) 配線パターンの抽出処理 この配線パターンの抽出処理は、上記(11)で認
識されたブロツクパターンがどのように接続さ
れているか、配線パターンをベクトルで表示す
る処理である。
このために、ブロツクフラグ「1」の格子点
を走査により検出する。例えば第59図のブロ
ツクパターンWAのブロツクフラグ「1」の格
子点を順次その方向コードが示す方向に追跡
し、ブロツクパターンRAとの配線や、その配
線の途中から分岐している配線パターンを捉え
る。これを各ブロツクパターンのブロツクフラ
グ「1」の格子点について順次その方向コード
の示す方向に追跡することにより、交点、変曲
点、端点を捉えることができ、かくして配線パ
ターンをベクトルで表現することができる。
次に以上の如き処理を行なうための一実施例構
成を第66図イ,ロにもとづき説明する。第66
図ロのは、第66図イにおける鎖線部を示すも
のであり、その第3あいまい補正回路32の出力
が格子点ラベルコードテーブル33に伝達され
る。
図中、1は画像入力装置であつて、第1図ある
いは第55図に示す手書き図面を読取り、これを
画像データとして変換出力するもので、例えばフ
アクシミリの如きものである。2は画像メモリで
あつて画像入力装置1から伝達された画像データ
を保持するメモリである。3は検証回路であつて
上記第1検証処理ないし第3検証処理を行なうも
のである。4は基準点検出回路であつて、第1図
あるいは第55図に+印として示されるように、
入力データ用紙にあらかじめ記入された基準点の
入力アドレスを検出して、画像入力段階において
生ずる例えば回転歪を算出し、これにもとづき画
像メモリから読出すべきデータの位置ずれを補正
するためのものであつて、例えば本願出願人が先
に出願した特願昭54−97613号に記載された構成
を有するものである。5は格子点テーブルであつ
て、入力された画像データの格子点のアドレスを
保持するテーブルで上記基準点検出回路4からの
補正出力にもとづき歪分の補正されたアドレスが
保持されている。
6は格子変換回路(水平)であつて、上記初期
格子点ラベルコードLBLないし第2検証ラベル
コードLB2の抽出のために画像データの格子点近
傍を格子軸の大きさの2×2の窓部で読出して、
例えば第4図に示す如くn×1ビツトの窓部
W1-Xで走査させ、水平方向の投影像を保持部
R1-Xに保持させるものである。7は格子点ラベ
ルコード生成回路(水平)であつて、第5図イに
示すように、保持部R1-Xに保持された黒点情報
にもとづき線分が右方向または左方向に存在する
可能性を求めるための処理を行なうものである。
8は格子変換回路(垂直)であつて、上記初期
格子点ラベルコードLBL〜第2検証ラベルコー
ドLB2の抽出のために画像データの格子点近傍を
格子軸の大きさの2×2の窓部により読出したも
のを、例えば第4図に示す如く、1×nビツトの
窓部W1-Yで走査させ、垂直方向の投影像を保持
部R1-Yに保持させるものである。9は格子点ラ
ベルコード生成回路(垂直)であつて、第5図ロ
に示すように、保持部R1-Yに保持された黒点情
報にもとづき線分が上方向または下方向に存在す
る可能性を求めるための処理を行なうものであ
る。
10はアドレス制御部であつて、画像メモリ2
から必要とする画像データを取出すための例えば
アドレスの発生等必要とする制御を行なうもので
ある。11は制御部であつて、手書き図面からデ
ータを読出し、上記の如き各種処理を行ないベク
トル情報としてこれを保持し、必要に応じてこれ
にもとづき図形を出力するまでの各種の制御を行
なうものである。
12は検証ウインドウ設定回路であつて、上記
第1検証処理〜第3検証処理を行なうために必要
な各種の窓部を設定する回路である。
13はLBLテーブルであつて、上記初期格子
点ラベルコードLBLの抽出にもとづき得られた
初期格子点ラベルコードLBLを保持するテーブ
ルである。14はLB1テーブルであつて、上記第
1検証ラベルコードLB1の抽出にもとづき得られ
た第1検証ラベルコードLB1を保持するテーブル
である。15はLB2テーブルであつて、上記第2
検証ラベルコードLB2の抽出にもとづき得られた
第2検証ラベルコードLB2を保持するテーブルで
ある。
16はSX1・SY1テーブルであつて、上記第1
検証処理の結果得られた第1検証ずれ情報SX1お
よびSY1を保持するテーブルである。17は
SX2・SY2テーブルであつて上記第2検証処理の
結果得られた第2検証ずれ情報SX2およびSY2を
保持するテーブルである。
18はアドレス変換回路であつて、正規化処理
を行なうために上記SX1・SY1テーブル16から
伝達される第1検証ずれ情報SX1およびSY1ある
いは上記SX2・SY2テーブル17から伝達される
第2検証ずれ情報SX2およびSY2等により格子点
テーブル5から伝達される格子点アドレスを正規
化するために必要とするビツト数だけシフトした
アドレスに変換して出力するものである。
19はLB3生成回路であつて、上記(6)に記載し
た処理を行ない第3検証ラベルコードLB3を生成
するものであり、20はLB3テーブルであつて上
記LB3生成回路19により得られる第3検証ラベ
ルコードLB3を保持するテーブルである。
21は格子点ラベルコード決定回路であつて、
上記(7)に記載した処理を行ない格子点ラベルコー
ドLABELを得るものである。22はLABELテ
ーブルであつて、上記格子点ラベルコード決定回
路21により得られた格子点ラベルコード
LABELを保持するテーブルである。
23は対処理回路であつて、上記(8)における
対の処理−1および対の処理−2の処理を行な
うものである。24は第1文字除去回路であつ
て、上記(8)における文字の除去−1の処理を行
なうものである。25は第1ずれ補正回路であつ
て、上記(8)におけるずれの補正−1の処理を行
なうものである。26は第1あいまい補正回路で
あつて、上記(8)におけるあいまい補正−1の処
理を行なうものである。27は第2ずれ補正回路
であつて、上記(8)におけるずれの補正−2の処
理を行なうものである。28は第2あいまい補正
回路であつて、上記(8)におけるあいまい補正−
2の処理を行なうものである。29はあいまいな
腕除去回路であつて、上記(8)におけるあいまい
な腕の除去の処理を行なうものである。30は第
2文字除去回路であつて上記(8)における文字の
除去−2の処理を行なうものである。31は第3
文字除去回路であつて、上記(8)における文字の
除去−3の処理を行なうものである。32は第3
あいまい補正回路であつて上記(8)におけるあい
まい補正−3の処理を行なうものである。
33は格子点ラベルコードテーブルであつて、
第54図イあるいは第57図に示した如き状態の
16ビツトの格子点ラベルコードを保持するメモリ
である。34はあいまいフラグ拡散回路であつ
て、上記(9)におけるステツプ1ないしステツプ3
の処理を行なうものである。35はブロツクパタ
ーン候補抽出回路であつて、上記(10)におけるステ
ツプ1ないしステツプ4の処理を行なうものであ
る。36はブロツクパターン認識回路であつて、
上記(11)におけるステツプ1ないしステツプ3の処
理を行なうものである。37はブロツクパターン
記述テーブルであつて、上記(11)におけるステツプ
3の処理結果が保持されるメモリである。38は
ベクトル変換回路であつて、上記(12)における配線
パターンの抽出にもとづき交点、変曲点、端点を
抽出したのちこれらの交点、変曲点、端点、ブロ
ツクパターン間等の連絡情報を捉え、ベクトル情
報としてこれらを変換するものである。39は配
線パターン記述テーブルであつて、上記ベクトル
変換回路38から伝達された配線パターンのベク
トル情報を保持するメモリである。
以下第66図の動作について説明する。
(A) 第1図に示す手書き図面が画像入力装置1に
より読取られてその画像データが画像メモリ2
に記憶される。この画像メモリ2に保持された
画像データから基準点の入力状態が基準点検出
回路4にて検出され、その入力歪にもとづく補
正が行なわれた各格子点のアドレスが格子点テ
ーブル5に保持される。
(B) 次に制御部11はこの格子点テーブル5から
得られたアドレスにもとづき、画像メモリ2を
格子軸間のサイズで2×2の窓部にて読出し、
これを格子変換回路(水平)6および格子変換
回路(垂直)8に伝達し、第4図に示す如き窓
部W1-X,W1-Yで走査し、この結果得られた保
持部R1-X,R1-Yのデータを、格子点ラベルコ
ード生成回路(水平)7および格子点ラベルコ
ード生成回路(垂直)9にて、上記(1)において
第5図イ,ロについて説明した如き処理を行な
い、初期格子点ラベルコードLBLを抽出する。
そしてこの初期格子点ラベルコードLBLを
LBLテーブル13に記入する。
(C) そしてこの初期格子点ラベルコードLBLに
応じて、検証ウインドウ設定回路12にて、第
10図に示す如き第1検証窓部WV0〜WV2
WH0〜WH2のうちの使用すべきものを設定し、
これにより検証回路3により第1検証処理を行
なう。そしてこの結果得られた第1検証ずれ情
報SX1、SY1をSX1・SY1テーブル16に記入
する。
(D) このようにして得られた第1検証ずれ情報
SX1、SY1を基にして格子点テーブル5の格子
点アドレスをアドレス変換回路18によりシフ
トさせて、上記(3)に記載されるように、正規化
したのちに再び格子変換回路(水平)6および
格子変換回路(垂直)8と、格子点ラベルコー
ド生成回路(水平)7および格子点ラベルコー
ド生成回路(垂直)9により第1検証ラベルコ
ードLB1を求め、これをLB1テーブル14に記
入する。そしてこの第1検証ラベルコードLB1
にもとづき検証ウインドウ設定回路12によ
り、第20図に示す如き第2検証窓部BWV0
BWV2,BWH0〜BWH2のうちの使用すべきもの
を設定し、これにより検証回路3により第2検
証処理を行なう。そしてこの結果得られた第2
検証ずれ情報SX2、SY2をSX2・SY2テーブル
16に記入する。
(E) このようにして得られた第2検証ずれ情報
SX2、SY2により格子点テーブル5から得られ
る格子点アドレスをアドレス変換回路18にて
シフトさせ、上記(5)に記載されるように正規化
したのち、上記(D)と同様にして第2検証ラベル
コードLB2を求め、これをLB2テーブル15に
記入する。
(F) 次に第28図に示す如き、第3検証窓部SW
を検証ウインドウ設定回路12に設定し、上記
(6)に記載されるように、検証回路3にて処理を
行なう。そしてその結果得られたデータをLB3
生成回路19に送出して、上記(6)に記載される
ような処理が行なわれ、第3検証ラベルコード
LB3が得られるので、これをLB3テーブル20
に記入する。
(G) そしてLB3テーブル20から伝達された第3
検証ラベルコードLB3、LBLテーブル13に
記入された初期格子点ラベルコードLBL、
LB1テーブル14に記入された第1検証ラベル
コードLB1、LB2テーブル15に記入された第
2検証ラベルコードLB2、SX1・SY1テーブル
17に記入された第1検証ずれ情報SX1、
SY1、SX2・SY2テーブル17に記入された第
2検証ずれ情報SX2、SY2等により格子点ラベ
ルコード決定回路21では、上記(7)に記載した
如き処理が行なわれ、この結果得られた格子点
ラベルコードLABELがLABELテーブル22
に記入される。
(H) そしてこのLABELテーブル22に記入され
た格子点ラベルコードLABELに対し上記(8)の
〜の各処理が、それぞれ対処理回路23、
第1文字除去回路24、第1ずれ補正回路2
5、第1あいまい補正回路26、第2ずれ補正
回路27、第2あいまい補正回路28、あいま
いな腕除去回路29、第2文字除去回路30、
第3文字除去回路31、第3あいまい補正回路
32等により行なわれる。かくして第3あいま
い補正回路32から、第54図イあるいは第5
7図に示す如き格子点ラベルコードが得られ、
これが第66図ロにおける格子点ラベルコード
テーブル33に保持される。
(I) 格子点ラベルコードテーブル33に保持され
た、例えば第57図の状態格子点ラベルコード
に対し、あいまいフラグ拡散回路34が、上記
(9)のあいまいフラグ拡散処理を行なう。これに
より第58図に示す状態の格子点ラベルコード
が得られる。
(J) それから、この第58図の状態の格子点ラベ
ルコードに対し、ブロツクパターン候補抽出回
路35が、上記(10)のブロツクパターン候補の抽
出処理を行なう。これにより第59図に示す状
態の格子点ラベルコードが得られる。
(k) このようにして得られた第59図に示す状態
の格子点ラベルコードに対してブロツクパター
ン認識回路36が、上記(11)のブロツクパターン
の認識処理を行なう。これにより第65図に太
線で示すブロツクパターンが得られるので、こ
れよりそのブロツクパターンの番号と、その最
小格子点アドレスiおよび最大格子点アドレス
jが出力され、ブロツクパターン記述テーブル
37に、第64図ロに示す如き状態でこれらの
データが保持される。そしてこの太線のブロツ
クパターンは格子点ラベルコードテーブル33
に記入される。
(L) またベクトル変換回路38は、格子点ラベル
コードテーブル33に保持されている、第65
図に太線で示したブロツクパターンを順次走査
して、上記(12)の配線パターンの抽出処理を行な
う。そしてこれにより得られた交点、変曲点、
端点等を捉えて配線パターンを認識し、これを
ベクトルとして表現する。そしてこのようにし
てベクトル表現した配線パターンを配線パター
ン記述テーブル39に保持する。かくしてブロ
ツクパターン記述テーブル37および配線パタ
ーン記述テーブル39に、第55図に示す如き
手書き入力図面に記入した配線図を第65図に
示す如き清書図形情報(ベクトル情報)として
保持することができる。
以上説明の如く、本発明によれば文字・図形等
が混在する手書き入力画像情報を格子点上に格子
点ラベルコードとして情報を圧縮し、これにもと
づき図形部分や配線部分をベクトル情報として正
しく抽出し、必要に応じてこれらを図形としてプ
リントすることができるので、コンピユータを使
用した回路設計等をきわめて効率的に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は手書き入力図、第2図は格子点処理領
域説明図、第3図は格子点を中心とした局所的な
矩形領域とその領域における図形の一例、第4図
ないし第6図は初期格子点ラベルコードLBLの
抽出方法説明、第7図ないし第9図は各種画像デ
ータに対応する初期格子点ラベルコードLBLの
説明図、第10図および第11図は第1検証方法
の説明図、第12図ないし第15図は各種画像デ
ータに対応する第1検証の説明、第16図ないし
第19図は第1検証にもとづく正規化状態図、第
20図ないし第23図は第2検証結果の説明図、
第24図ないし第27図は第2検証結果により正
規化した状態およびそのラベルコードの説明図、
第28図は第3検証マスクの説明図、第29図は
第3検証ラベルコードの説明、第30図ないし第
33図は各種図形に対応する第3検証方法および
第3検証ラベルコード、第34図は格子点ラベル
コード、第35図ないし第38図は各種図形に対
する格子点ラベルコードの説明図、第39図ない
し第54図は格子点ラベルコードLABELの修正
状態およびその修正の程度にもとづき復元された
図形、第55図は他の手書き図面、第56図は第
55図から入力された入力画像情報、第57図は
第54図に対応する修正により第55図の手書き
図面における格子点ラベルコードの復元図、第5
8図は第57図におけるあいまいフラグの拡散状
態説明図、第59図はブロツクパターン候補の抽
出図、第60図ないし第62図はブロツクパター
ンの認識状態説明図、第63図は第62図の状態
における格子点ラベルコード説明図、第64図は
ブロツクパターンの記述状態説明図、第65図は
ブロツクパターンおよび配線パターン出力図、第
66図は本発明の一実施例構成図である。 図中、1は画像入力装置、2は画像メモリ、3
は検証回路、4は基準点検出回路、5は格子点テ
ーブル、6は格子変換回路(水平)、7は格子点
ラベルコード生成回路(水平)、8は格子変換回
路(垂直)、9は格子点ラベルコード生成回路
(垂直)、10はアドレス制御部、11は制御部、
12は検証ウインドウ設定回路、13はLBLテ
ーブル、14はLB1テーブル、15はLB2テーブ
ル、16はSX1・SY1テーブル、17はSX2・
SY2テーブル、18はアドレス変換回路、19は
LB3生成回路、20はLB3テーブル、21は格子
点ラベルコード決定回路、22はLABELテーブ
ル、23は対処理回路、24は第1文字除去回
路、25は第1ずれ補正回路、26は第1あいま
い補正回路、27は第2ずれ補正回路、28は第
2あいまい補正回路、29はあいまいな腕除去回
路、30は第2文字除去回路、31は第3文字除
去回路、32は第3あいまい補正回路、33は格
子点ラベルコードテーブル、34はあいまいフラ
グ拡散回路、35はブロツクパターン候補抽出回
路、36はブロツクパターン認識回路、37はブ
ロツクパターン記述テーブル、38はベクトル変
換回路、39は配線パターン記述テーブルをそれ
ぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 画像入力手段と、該画像入力手段から入力さ
    れた画像データを保持する画像データ保持手段
    と、格子点近傍に画像データ存在の可能性を示す
    格子点ラベルコードを生成する格子点ラベルコー
    ド生成手段と、この格子点ラベルコードを保持す
    るラベルコード保持手段と、格子点ラベルコード
    の情報と格子軸からの画像データとの位置ずれを
    検証する検証手段と、この検証手段より得られた
    位置ずれ情報を保持する位置ずれ情報保持手段
    と、画像データの局部的形状変化を判別し文字ス
    トロークの可能性を識別する形状変化手段と、こ
    の形状変化手段から出力された形状変化ラベル情
    報を保持する形状変化ラベル保持手段と、上記格
    子点ラベルコード、位置ずれ情報および形状変化
    ラベル情報等により集約された集約的格子点ラベ
    ルコードを決定する集約的格子点ラベル決定手段
    と、この集約的格子点ラベルコードを周囲の集約
    的格子点ラベルコードとの関係に基づいて線図形
    の位置ずれ等の局所的形状変化や文字の影響によ
    つて集約的格子点ラベルコード内に表現されたノ
    イズ情報を除去・修正し、集約的格子点ラベルコ
    ードを補正する大域的統合処理手段と、該大域的
    統合処理手段により補正された集約的格子点ラベ
    ルコードに基づいて該集約的格子点ラベルコード
    における文字ストロークの可能性を示す文字フラ
    グを周囲の集約的格子点ラベルコードに拡散する
    文字フラグ拡散手段と、該文字フラグ拡散手段に
    より処理された集約的格子点ラベルコードに基づ
    いて該集約的格子点ラベルコードにおける線パタ
    ーンの存在を示す情報を利用して線パターンに囲
    まれていない集約的格子点ラベルコードの文字フ
    ラグを消去する文字フラグ消去手段と、該文字フ
    ラグ消去手段により処理された集約的格子点ラベ
    ルコードに基づいてブロツクパターンを抽出する
    ブロツクパターン抽出手段を具備することによ
    り、文字・図形混在図面からブロツクパターンを
    抽出するようにしたことを特徴とする図形情報抽
    出方式。
JP56101843A 1981-06-30 1981-06-30 図形情報抽出方式 Granted JPS583078A (ja)

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JPS6048580A (ja) * 1983-08-26 1985-03-16 Fujitsu Ltd 論理回路図処理装置

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JPS583078A (ja) 1983-01-08

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