JPS6316719Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フオークリフトトラツクにおける荷
役用フオークに関するものである。

〈従来技術〉 従来の荷役用フオークには、夜間作業時におい
て、作業灯が使用できない場合や障害物のために
フオークの先端に作業灯の光が届かない場合にフ
オークの先端が確認するために、実公昭53−
41249号の如くフオーク本体の水平部先端に照光
器が取付けられた技術や、実公昭51−41340号の
如く、中空状のラムの前部と側方前部に穴を設け
ラム内に点滅灯を装備した技術が開示されてい
る。

しかし、上記従来技術においては、投光用の孔
がフオークの前方や側方にむけて形成されている
ため、砂やほこり等が孔の中にたまるおそれがあ
り、フオーク先端の確認に支障をきたす場合があ
つた。

〈目的〉 そこで本考案は、荷役用フオークの先端部に照
明具を埋め込むことにより夜間作業時において、
作業灯が使用できない場合や障害物のためにフオ
ークの先端に作業灯の光が届かない場合でも、フ
オークの先端が確認でき、砂やほこり等が照明用
の孔内にたまることを防止できる荷役用フオーク
を提供しようとするものである。

〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面により説明する
と、これは、荷役用フオークの先端部Ａに照明孔
１が上下に貫通するように穿設され、前記フオー
クの先端部Ａの上面側を開放して前記照明孔１の
連通するよう装着孔２が水平方向に穿設され、該
装着孔２に乾電池式照明具３の本体部３ａが着脱
自在に装着され、かつ前記照明孔１に照明具３の
発光部３ｂが配置され、該照明具３の本体部３ａ
と発光部３ｂは荷役用フオークの上面Ｂおよび下
面Ｃから突出しないようにされ、前記照明具３は
装着孔２に固定手段４により着脱自在に固定され
たものである。

そして前記固定手段４は、装着孔２の両側面に
穿設された溝孔５と、該溝孔５に両端が嵌合され
たバネ線材製止輪６とからなり、該止輪６は照明
孔１側へ移動することにより溝孔５から離脱する
よう構成されている。

上記構成において、荷役用フオークの先端部に
照明具を埋め込んでいるので、夜間作業時におい
て、作業灯が使用できない場合や障害物のために
フオークの先端に作業灯の光が届かない場合で
も、フオークの先端が確認できる。

また、固定手段４の止輪６を照明孔１側へ移動
することにより溝孔５から離脱するので、装着孔
２内の照明具３は簡単に取外すことができ、照明
具３の乾電池の交換又は充電が可能となる。

また照明孔１は上下に貫通した孔であるため、
砂、ほこり等はこの照明孔１内に溜まることはな
い。また照明孔１が上下に貫通した孔であるた
め、照明がフオーク下面の走行面にも拡散するの
で、走行面の状態も予知でき、安全な走行を期待
できる。

〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案において
は、照明具の発光部からの光は照明孔から拡散す
るので、夜間作業時において、作業灯が使用でき
ない場合や障害物のためにフオークの先端に作業
灯の光が届かない場合でも、フオークの先端が確
認できる。さらに照明孔は上下に貫通した孔であ
るため、砂、ほこり等はこの照明孔内に溜まるこ
とはなく、また照明がフオーク下面の走行面にも
拡散するので、走行面の状態も予知でき、安全な
走行を期待できるといつた優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の斜視図、第２図は同じ
く拡大平面図、第３図は同じく拡大断面図であ
る。 Ａ：先端部、Ｂ：フオーク上面、Ｃ：下面、
１：照明孔、２：装着孔、３：照明具、４：固定
手段。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 荷役用フオークの先端部に照明孔が上下に貫通
   するように穿設され、前記フオークの先端部の上
   面側を開放して前記照明孔に連通するよう装着孔
   が水平方向に穿設され、該装着孔に乾電池式照明
   具の本体部が着脱自在に装着され、かつ前記照明
   孔に照明具の発光部が配置され、該照明具の本体
   部と発光部は荷役用フオークの上面および下面か
   ら突出しないようにされ、前記照明具は装着孔に
   固定手段により着脱自在に固定されたことを特徴
   とする荷役用フオーク。