JPS63165493A - 不溶性グリ−ス - Google Patents
不溶性グリ−スInfo
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- JPS63165493A JPS63165493A JP61313594A JP31359486A JPS63165493A JP S63165493 A JPS63165493 A JP S63165493A JP 61313594 A JP61313594 A JP 61313594A JP 31359486 A JP31359486 A JP 31359486A JP S63165493 A JPS63165493 A JP S63165493A
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Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用公費〕
本発明は、バルブ、コック等の機響の軸摺動部に用いる
グリースに係るもので、主としてLPG輸送ラインのバ
ルブに連用されるグリースの改良に関する。
グリースに係るもので、主としてLPG輸送ラインのバ
ルブに連用されるグリースの改良に関する。
従来、グリースには、その用途によって種々のものが提
案され、使われている。一般的には、基油に鉱物油又は
ジメチルシリコーンオイルを用いたものが多用されてい
るが、それらの基油で構成したグリースは、有機系溶剤
に溶解するため、LPG輸送ラインのバルブには使用で
きない。
案され、使われている。一般的には、基油に鉱物油又は
ジメチルシリコーンオイルを用いたものが多用されてい
るが、それらの基油で構成したグリースは、有機系溶剤
に溶解するため、LPG輸送ラインのバルブには使用で
きない。
それがため、LPG輸送ラインのバルブで用いるグリー
スには、市販されている各種のものから、実験的に良い
と思われるものを多種にねたりて採用しているが、LP
Gのような低温流体に対しては、固化や錆付きが起こり
易く、それがためバルブのハンドルが動かなくなり、そ
れを無理に回したために、バルブ自体の破壊やガスの吹
き出し事故の発生を招いているのが現状である。
スには、市販されている各種のものから、実験的に良い
と思われるものを多種にねたりて採用しているが、LP
Gのような低温流体に対しては、固化や錆付きが起こり
易く、それがためバルブのハンドルが動かなくなり、そ
れを無理に回したために、バルブ自体の破壊やガスの吹
き出し事故の発生を招いているのが現状である。
一方、特殊なグリースとして、フッ素化ポリエーテルを
フッ素樹脂パウダーで増粘して調製したものが知られて
いる。この特殊グリースは、フ菅ン113、パーフaC
tオクタンナトの7フ化有機溶剤を除いて、はとんどの
有機溶剤に対して不溶とされていることから、前記LP
G輸送ラインのバルブ用グリースには適しているが、フ
ッ素化ポリエーテルとフッ素樹脂との混練がむずかしく
、かつ高価になることが使用上の障害となっている。
フッ素樹脂パウダーで増粘して調製したものが知られて
いる。この特殊グリースは、フ菅ン113、パーフaC
tオクタンナトの7フ化有機溶剤を除いて、はとんどの
有機溶剤に対して不溶とされていることから、前記LP
G輸送ラインのバルブ用グリースには適しているが、フ
ッ素化ポリエーテルとフッ素樹脂との混練がむずかしく
、かつ高価になることが使用上の障害となっている。
また、特殊なグリースとして、特開昭54−16327
7号公報に、一部に側鎖を有するシリコーン系オイル中
に粒子径5〜25μの球状の微粒子を混合して調製した
ものが開示されている。このグリースはオイル中の球状
の微粒子がオイルの流れ防止、摺動線相互の接触防止お
よびベアリングポール効果を発揮し、カセットホルダ部
分の潤滑油として好適なものとされているが、これは有
機溶剤に不溶なグリースとして提案されたものではない
。
7号公報に、一部に側鎖を有するシリコーン系オイル中
に粒子径5〜25μの球状の微粒子を混合して調製した
ものが開示されている。このグリースはオイル中の球状
の微粒子がオイルの流れ防止、摺動線相互の接触防止お
よびベアリングポール効果を発揮し、カセットホルダ部
分の潤滑油として好適なものとされているが、これは有
機溶剤に不溶なグリースとして提案されたものではない
。
本発明は、主としてLPG輸送ラインのバルブ用のグリ
ースとして、有機溶剤に不溶であ呻、加えてベアリング
ボール効果も発揮され、かっ液分離のない貯蔵安定性を
兼ね具えたグリースを提供することを主たる目的として
いる。
ースとして、有機溶剤に不溶であ呻、加えてベアリング
ボール効果も発揮され、かっ液分離のない貯蔵安定性を
兼ね具えたグリースを提供することを主たる目的として
いる。
本発明は、上記目的を達成するべく種々の実験を行った
ところ、基油にフルオロシリコーンオイルを選定し、増
粘用微粒子に球状のシリコーン樹脂微粉末を選定し、両
者を適当な割合をもって配合してなるグリースは有機溶
剤に不溶であり、ベアリングボール効果も発揮され、か
つ液分離の起きないことを知見し、その知見に基づいて
、本発明を完成したものである。
ところ、基油にフルオロシリコーンオイルを選定し、増
粘用微粒子に球状のシリコーン樹脂微粉末を選定し、両
者を適当な割合をもって配合してなるグリースは有機溶
剤に不溶であり、ベアリングボール効果も発揮され、か
つ液分離の起きないことを知見し、その知見に基づいて
、本発明を完成したものである。
基油に用いるフルオロシリコーンオイルは、耐溶剤性、
耐薬品性、耐酸化性に優れ、また反応性ガスや燃料、溶
媒等に対しても変性することがなく、また温度による粘
度変化が小さく、潤滑性の良好なオイルである。25℃
における粘度が50〜soo、oooセンチストークス
のものが使用でき、比重は約1.30である。
耐薬品性、耐酸化性に優れ、また反応性ガスや燃料、溶
媒等に対しても変性することがなく、また温度による粘
度変化が小さく、潤滑性の良好なオイルである。25℃
における粘度が50〜soo、oooセンチストークス
のものが使用でき、比重は約1.30である。
増粘剤に用いるシリコーン樹脂微粉末は、例えば一般式
: (R3iO,、) n、 (但し、Rは炭素数
1〜6の1価の炭化水素基(メチル基、エチル基、プロ
ぜル基、フェニル基なと)〕で表わされる球状のポリオ
ルガノシルセスキオキサン微粉末が好適である。
: (R3iO,、) n、 (但し、Rは炭素数
1〜6の1価の炭化水素基(メチル基、エチル基、プロ
ぜル基、フェニル基なと)〕で表わされる球状のポリオ
ルガノシルセスキオキサン微粉末が好適である。
上記球状のポリオルガノシルセスキオキサン微粉末とし
ては、球径が0,5〜50μのものが使用でき、東芝シ
リコーン株式会社製のシリコーン樹脂微粉末)スパール
110、トスパール12G、)スパール145など例示
される。
ては、球径が0,5〜50μのものが使用でき、東芝シ
リコーン株式会社製のシリコーン樹脂微粉末)スパール
110、トスパール12G、)スパール145など例示
される。
上記シリコーン樹脂微粉末は、有機溶剤に不溶であり、
シリコーンの特性である撓水性、潤滑性はもちろんのこ
と、耐熱性にも優れており、真比重は約1.30である
。
シリコーンの特性である撓水性、潤滑性はもちろんのこ
と、耐熱性にも優れており、真比重は約1.30である
。
前記フルオロシリコーンオイルおよび球状のシリコーン
樹脂微粉末から成るグリースは、有機溶剤に不溶である
。また増粘剤として配谷されているシリコーン樹脂粉末
が球状とされているので、ベアリングポールとしての働
きが発揮される。さらにまたフルオロシリコーンオイル
とシリコーン樹脂微粉末の比重がほぼ同じであるので、
液分離のない貯蔵安定性もある。
樹脂微粉末から成るグリースは、有機溶剤に不溶である
。また増粘剤として配谷されているシリコーン樹脂粉末
が球状とされているので、ベアリングポールとしての働
きが発揮される。さらにまたフルオロシリコーンオイル
とシリコーン樹脂微粉末の比重がほぼ同じであるので、
液分離のない貯蔵安定性もある。
さらに、前記グリースでの微粉末の分散混合および液分
離防止作用を高めると共に垂れ防止および粘度の感温比
を小さくする目的で、安定剤を添加してもよい。この安
定剤も、前記フルオロシリコーンオイル、シリコーンm
mm粉末と同様に有機溶剤に不溶であり、機器の摺動分
に錆を発生させた勢、キズをつけたりする物質であって
はならない。安定剤としてはフエームドシリカ、沈澱シ
リカ及びこれらの表面を有機ケイ素化合物で処理したシ
リカが最適である。
離防止作用を高めると共に垂れ防止および粘度の感温比
を小さくする目的で、安定剤を添加してもよい。この安
定剤も、前記フルオロシリコーンオイル、シリコーンm
mm粉末と同様に有機溶剤に不溶であり、機器の摺動分
に錆を発生させた勢、キズをつけたりする物質であって
はならない。安定剤としてはフエームドシリカ、沈澱シ
リカ及びこれらの表面を有機ケイ素化合物で処理したシ
リカが最適である。
本発明によるグリースを構成するフルオロシリコーンオ
イルおよび球状のシリコーン樹脂微粉末ならびに添加安
定剤の配合範囲とその性能を下記に示す。
イルおよび球状のシリコーン樹脂微粉末ならびに添加安
定剤の配合範囲とその性能を下記に示す。
配合例
フルオロシリコーンオイル 20%〜90%球状の
シリコーン樹脂微粉末 10%〜80%(球径約2μ
) 安定剤(シリカ)0.1%〜 3% 性 能 使用温度範囲 −30℃ 〜 +250℃し −
ル 性 良バルブ開閉性 良 防 錆 性 発錆が認められない。
シリコーン樹脂微粉末 10%〜80%(球径約2μ
) 安定剤(シリカ)0.1%〜 3% 性 能 使用温度範囲 −30℃ 〜 +250℃し −
ル 性 良バルブ開閉性 良 防 錆 性 発錆が認められない。
液 分 離 性 常温6ケ月で全く認められない。
100℃1ケ月で全く認められない。
流体への適合性 LPGに不溶である。また他の多
くの物質に対しても不溶であり、変質 することがない。
くの物質に対しても不溶であり、変質 することがない。
本発明によるグリースは、有機溶剤に不溶であると共に
フルオロシリコーンオイルと球状のシリコーン樹脂微粉
末の比重がほぼ同じであることから、長期の保存におい
ても液分離をしないO また、球状のシリコーン樹脂微粉末が均一に分散混合し
ているから、常に良好、な潤滑性が維持される。
フルオロシリコーンオイルと球状のシリコーン樹脂微粉
末の比重がほぼ同じであることから、長期の保存におい
ても液分離をしないO また、球状のシリコーン樹脂微粉末が均一に分散混合し
ているから、常に良好、な潤滑性が維持される。
すなわち、流体による潤滑作用にあっては、油膜が厚い
場合は良好な潤滑性を示すが、粘度の低下および高荷重
により粘性油膜が薄くなると、流体潤滑から境界潤滑の
状態となり、局部的過熱や焼き付きの原因となるが、本
発明のグリースは、球状のシリコーン樹脂微粉末がベア
リングボールの効果を発揮するため、境界潤滑の状態に
陥ることなく、良好な潤滑性が示される。
場合は良好な潤滑性を示すが、粘度の低下および高荷重
により粘性油膜が薄くなると、流体潤滑から境界潤滑の
状態となり、局部的過熱や焼き付きの原因となるが、本
発明のグリースは、球状のシリコーン樹脂微粉末がベア
リングボールの効果を発揮するため、境界潤滑の状態に
陥ることなく、良好な潤滑性が示される。
実施例 1゜
フルオロシリコーンオイル 57重量%ポリ
メチルシルセスキオキサン微粉末 42 〃
平均粒径(2μ) 安定剤(ジメチルジクロロシランで 表面処理したフエームドシリカ) llI上記配
合のグリースをLPG輸送ラインのバルブの潤滑剤とし
て使用し、6ケ月後の状態を点検した結果、グリースの
溶解、潤滑、軟化、変質は全く認められず、金属摺動面
への付着も良好に保持されていたことが確認された。ま
たその間に、LPGの突沸にも剥れ落ちないで適度の粘
度を保持していたことも確認された。
メチルシルセスキオキサン微粉末 42 〃
平均粒径(2μ) 安定剤(ジメチルジクロロシランで 表面処理したフエームドシリカ) llI上記配
合のグリースをLPG輸送ラインのバルブの潤滑剤とし
て使用し、6ケ月後の状態を点検した結果、グリースの
溶解、潤滑、軟化、変質は全く認められず、金属摺動面
への付着も良好に保持されていたことが確認された。ま
たその間に、LPGの突沸にも剥れ落ちないで適度の粘
度を保持していたことも確認された。
以上に述べたように、本発明によれば、有機溶剤に不溶
であ秒、かつベアリングボール効果を発揮し、しかも貯
蔵安定性に優れた不溶性グリースが得られる。
であ秒、かつベアリングボール効果を発揮し、しかも貯
蔵安定性に優れた不溶性グリースが得られる。
Claims (3)
- (1)基油をフルオロシリコーンオイルとし、増粘剤を
球状のシリコーン樹脂微粉末として配合してなることを
特徴とする不溶性グリース。 - (2)安定剤としてシリカが添加されている特許請求の
範囲第1項記載の不溶性グリース。 - (3)球状のシリコーン樹脂微粉末が、一般式(RSi
O_1_._3)n〔但し、Rは炭素数1〜6の1価の
炭化水素基〕で表わされるポリオルガノシルセスキオキ
サン微粉末である特許請求の範囲第1項記載の不溶性グ
リース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61313594A JPS63165493A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 不溶性グリ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61313594A JPS63165493A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 不溶性グリ−ス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165493A true JPS63165493A (ja) | 1988-07-08 |
Family
ID=18043194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61313594A Pending JPS63165493A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 不溶性グリ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63165493A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021046563A (ja) * | 2017-05-11 | 2021-03-25 | クリューバー リュブリケーション ミュンヘン ソシエタス ヨーロピア ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトKlueber Lubrication Muenchen SE & Co.KG | 潤滑剤組成物 |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP61313594A patent/JPS63165493A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021046563A (ja) * | 2017-05-11 | 2021-03-25 | クリューバー リュブリケーション ミュンヘン ソシエタス ヨーロピア ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトKlueber Lubrication Muenchen SE & Co.KG | 潤滑剤組成物 |
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