JPS63165293A - ホイスト - Google Patents
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- JPS63165293A JPS63165293A JP61313826A JP31382686A JPS63165293A JP S63165293 A JPS63165293 A JP S63165293A JP 61313826 A JP61313826 A JP 61313826A JP 31382686 A JP31382686 A JP 31382686A JP S63165293 A JPS63165293 A JP S63165293A
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- hoist
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D3/00—Portable or mobile lifting or hauling appliances
- B66D3/18—Power-operated hoists
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電動機により巻上げ・巻下げ動作を行うホイ
ストに関するものである。
ストに関するものである。
従来のホイストは、特公昭59−43651号公報に開
示されるように、駆動用電動機と減速機とが直結され、
電動機の回転数が減速機で一定の回転数に下げられた後
に、その回転力が巻上用ドラムに伝達されるようにしで
ある。この種のホイストは、一般に始動特性を良くする
ため始動トルクを大きくシ、始動時間もできるだけ短く
しである。また、制動力も規格上150%以上という大
きな制動力が必要となり、制動時間を極めて短くしであ
る。
示されるように、駆動用電動機と減速機とが直結され、
電動機の回転数が減速機で一定の回転数に下げられた後
に、その回転力が巻上用ドラムに伝達されるようにしで
ある。この種のホイストは、一般に始動特性を良くする
ため始動トルクを大きくシ、始動時間もできるだけ短く
しである。また、制動力も規格上150%以上という大
きな制動力が必要となり、制動時間を極めて短くしであ
る。
しかしながら、従来のボイス1−は始動・停止時の緩衝
対策については充分な配慮がなされておらず、特にホイ
ストの始動及び制動の時間を短くする程にホイストに大
きなWR’Rが生じて、始動、停止時の操作性が悪くな
る傾向があり、その改善が望まれていた。なお、従来の
ホイストには、ホイストの始動及び停止時にインバータ
により駆動用電動機の出力を低速制御して、始動・停止
時の衝撃力を少なくしたものもあるが、インバータ方式
ホイストは、インバータを構成する電子部品が衝撃に弱
くホイスト運転時に何らかの衝撃力が加わると、耐衝撃
対策を講じていても充分に保護することが難しく、また
電動機を低速運転すると回転力が低下して荷物の落下に
つながるため、電動機自体をトルクアップすなわち大型
化する必要性が生じ、実用性の面で充分ではなかった。
対策については充分な配慮がなされておらず、特にホイ
ストの始動及び制動の時間を短くする程にホイストに大
きなWR’Rが生じて、始動、停止時の操作性が悪くな
る傾向があり、その改善が望まれていた。なお、従来の
ホイストには、ホイストの始動及び停止時にインバータ
により駆動用電動機の出力を低速制御して、始動・停止
時の衝撃力を少なくしたものもあるが、インバータ方式
ホイストは、インバータを構成する電子部品が衝撃に弱
くホイスト運転時に何らかの衝撃力が加わると、耐衝撃
対策を講じていても充分に保護することが難しく、また
電動機を低速運転すると回転力が低下して荷物の落下に
つながるため、電動機自体をトルクアップすなわち大型
化する必要性が生じ、実用性の面で充分ではなかった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、ホイストの始動。
目的とするところは、ホイストの始動。
停止時の衝撃を有効に緩和し、且つ耐衝撃性及び運転上
の信頼性が高く、実用的なホイストを提供することにあ
る。
の信頼性が高く、実用的なホイストを提供することにあ
る。
本発明は上記目的を達成するために、ボイス1〜駆動用
の電動機の出力軸と減速機構の入力軸との間に前記電動
機の出力を変速して前記減速機構の入力軸に伝える機械
式無段変速機構を設け、更に前記機械式無段変速機構は
、ホイストの運転始動時には変速出力が低速から高速に
移行し、運転停止に際しては変速出力が高速から低速に
移行するように設定してなるものである。
の電動機の出力軸と減速機構の入力軸との間に前記電動
機の出力を変速して前記減速機構の入力軸に伝える機械
式無段変速機構を設け、更に前記機械式無段変速機構は
、ホイストの運転始動時には変速出力が低速から高速に
移行し、運転停止に際しては変速出力が高速から低速に
移行するように設定してなるものである。
以上のような構成よりなる本発明によれば、電動機の回
転出力を減速機構に伝達する過程において、電動機の回
転が機械式無段変速機構によって変速される。そして、
機械式無段変速機構は、ホイストの運転始動時には変速
出力が低速から高速に移行するように設定されているの
で、この場合にはホイストによる巻上速度も低速から徐
々に速度が上昇する。また機械式無段変速機構は、ホイ
ストの運転停止に際しては、変速出力が高速から低速に
移行し、この場合には巻上速度が高速から低速に徐々に
下がって停止する。従って、ホイストの始動・停止動作
を行う時にいずれも低速域にあり、ホイスト始動・停止
時に発生する負荷衝撃を緩和させることができる。また
、変速機構は、機械式のものを使用するため、インバー
タのような電子部品に較べ耐衝撃性を大幅に向上させる
ことができ、しかも低速高トルク出力を可能にするので
、運転始動時・停止に際しての巻上トルクの出力向上を
図り得る。
転出力を減速機構に伝達する過程において、電動機の回
転が機械式無段変速機構によって変速される。そして、
機械式無段変速機構は、ホイストの運転始動時には変速
出力が低速から高速に移行するように設定されているの
で、この場合にはホイストによる巻上速度も低速から徐
々に速度が上昇する。また機械式無段変速機構は、ホイ
ストの運転停止に際しては、変速出力が高速から低速に
移行し、この場合には巻上速度が高速から低速に徐々に
下がって停止する。従って、ホイストの始動・停止動作
を行う時にいずれも低速域にあり、ホイスト始動・停止
時に発生する負荷衝撃を緩和させることができる。また
、変速機構は、機械式のものを使用するため、インバー
タのような電子部品に較べ耐衝撃性を大幅に向上させる
ことができ、しかも低速高トルク出力を可能にするので
、運転始動時・停止に際しての巻上トルクの出力向上を
図り得る。
本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施例たるホイストの縦断面図であ
る。この図において、1はドラムケーシングで、内部に
巻上用ドラム2が回転可能に装着されている。3はホイ
スト駆動用の電動機で、電動機3の一端面には電磁ブレ
ーキよりなる主制動機構4が取付けられている。主制動
機構4は電動機3が消勢した時に、電動機3の一端面に
突出する電動機軸3Aの突出端を押えて、f!!動機軸
3Aの回転を制動停止させる。
る。この図において、1はドラムケーシングで、内部に
巻上用ドラム2が回転可能に装着されている。3はホイ
スト駆動用の電動機で、電動機3の一端面には電磁ブレ
ーキよりなる主制動機構4が取付けられている。主制動
機構4は電動機3が消勢した時に、電動機3の一端面に
突出する電動機軸3Aの突出端を押えて、f!!動機軸
3Aの回転を制動停止させる。
5は機械式無段変速機構(以下、無段変速機構と略記す
る)で、無段変速機構5はユニット化されて、電動機3
とドラムケーシング1との間に介在するように配置され
ている。この無段変速機構5は、入力円板62円錐形の
遊星コーン7、変速リング8.カムディスク9を合理的
に組合せた遊星差動変速機構を使用する。この遊星差動
変速機構のメカニズム自体については既に特公昭57−
13221号に開示されている。ここで、その作動メカ
ニズムの概要について説明する。遊星コーン7は、入力
円板6とカムディスク9との間に円周方向に複数配設さ
れ、各遊星コーン7が入力円板6の外縁と、カムディス
ク9の円周と、変速リング8の内周に接して、三点支持
されている。そして、入力円板6が回転すると遊星コー
ン7は自転しながらリング8の内周に沿って公転する。
る)で、無段変速機構5はユニット化されて、電動機3
とドラムケーシング1との間に介在するように配置され
ている。この無段変速機構5は、入力円板62円錐形の
遊星コーン7、変速リング8.カムディスク9を合理的
に組合せた遊星差動変速機構を使用する。この遊星差動
変速機構のメカニズム自体については既に特公昭57−
13221号に開示されている。ここで、その作動メカ
ニズムの概要について説明する。遊星コーン7は、入力
円板6とカムディスク9との間に円周方向に複数配設さ
れ、各遊星コーン7が入力円板6の外縁と、カムディス
ク9の円周と、変速リング8の内周に接して、三点支持
されている。そして、入力円板6が回転すると遊星コー
ン7は自転しながらリング8の内周に沿って公転する。
この自転と公転の差動回転をカムディスク9により、自
動調圧カム1oを経て出力軸11に取り出す。遊星コー
ン7の自転と公転の差動回転数は、遊星コーン7の円錐
面上における変速リング8の位置が矢印B方向(円錐頂
点方向)に近づくほど多くなり。
動調圧カム1oを経て出力軸11に取り出す。遊星コー
ン7の自転と公転の差動回転数は、遊星コーン7の円錐
面上における変速リング8の位置が矢印B方向(円錐頂
点方向)に近づくほど多くなり。
従って、変速リング8が矢印B方向に移動する程に出力
軸11が高速回転し、逆に矢印A方向(円錐周縁方向」
に移動する程に低速回転する。
軸11が高速回転し、逆に矢印A方向(円錐周縁方向」
に移動する程に低速回転する。
本実施例における無段変速機構5は、電動機3の出力回
転数を約1/100〜1の範囲で変速できるように設定
しである。
転数を約1/100〜1の範囲で変速できるように設定
しである。
以上のように変速はリング8を軸方向(矢印A。
B方向)に移動させることで行われるが、このリング移
動は、リング移動用モータ12とモータ12の回転力を
直線運動に変換する運動変換機構14とにより行われる
。例えば、モータ12が正回転した時にはリング8が矢
印B方向に移動し。
動は、リング移動用モータ12とモータ12の回転力を
直線運動に変換する運動変換機構14とにより行われる
。例えば、モータ12が正回転した時にはリング8が矢
印B方向に移動し。
逆回転した時にはリング8が矢印六方向に移動する。無
段変速機構5のモータ12は、ホイストの運転始動時に
は変速出力を低速から高速に移行させ(リング8矢印B
方向移動)、運転中間過程では変速出力が高速となり(
リング8が矢印B方向リミット位置に停止)、運転停止
に際しては変速出力を高速から低速に移行させる(リン
グ8矢印八方向移動)ように、モータ12の運転制御回
路を介して制御される。また、このような構成をなす無
段変速機構5の入力円板6とホイスト駆動用電動機3の
電動機軸3Aの出力端3A’ とが継手5Cを介して連
結され、無段変速機構5の出力軸11と減速機構15の
入力側に通じる中間!1416とが軸継手19を介して
連結されている。
段変速機構5のモータ12は、ホイストの運転始動時に
は変速出力を低速から高速に移行させ(リング8矢印B
方向移動)、運転中間過程では変速出力が高速となり(
リング8が矢印B方向リミット位置に停止)、運転停止
に際しては変速出力を高速から低速に移行させる(リン
グ8矢印八方向移動)ように、モータ12の運転制御回
路を介して制御される。また、このような構成をなす無
段変速機構5の入力円板6とホイスト駆動用電動機3の
電動機軸3Aの出力端3A’ とが継手5Cを介して連
結され、無段変速機構5の出力軸11と減速機構15の
入力側に通じる中間!1416とが軸継手19を介して
連結されている。
中間軸16はドラムケーシング1内部に通され、その両
端がドラムケーシング1の両端面に設けた軸受1b、l
cにより回動自在に支持され、その一端が減速fii1
5側に延長されている。
端がドラムケーシング1の両端面に設けた軸受1b、l
cにより回動自在に支持され、その一端が減速fii1
5側に延長されている。
減速機構15は、ギヤケース15a内部に複数段の減速
ギヤを収容してなり、ギヤケース15aが無段変速機構
5取付部と反対側のドラムケース1の端面に取付けられ
、減速機構15の入力軸15bが軸継手22を介して中
間軸16の一端と連結されている。減速機構15は、無
段変速機構5及び中間軸16を介して伝えられる電動機
3の変速された出力回転を減速増力し、最終段ギヤ15
Cがドラムケーシング1内の巻上用ドラム2を回転させ
るものである。17は補助制動機構で。
ギヤを収容してなり、ギヤケース15aが無段変速機構
5取付部と反対側のドラムケース1の端面に取付けられ
、減速機構15の入力軸15bが軸継手22を介して中
間軸16の一端と連結されている。減速機構15は、無
段変速機構5及び中間軸16を介して伝えられる電動機
3の変速された出力回転を減速増力し、最終段ギヤ15
Cがドラムケーシング1内の巻上用ドラム2を回転させ
るものである。17は補助制動機構で。
補助制動機構17はギヤケース15の一端に取付けられ
、この補助制動機構17は、減速機構15の入力軸15
bの回転が万一異常回転となった時に、その回転遠心力
を利用してブレーキシューが入力軸15bに直結された
ブレーキホイールをブレーキディスクと共に挾持して制
動を行うものである。
、この補助制動機構17は、減速機構15の入力軸15
bの回転が万一異常回転となった時に、その回転遠心力
を利用してブレーキシューが入力軸15bに直結された
ブレーキホイールをブレーキディスクと共に挾持して制
動を行うものである。
次に本実施例の動作を説明する。
本実施例のホイストの巻上げ・巻下げは、基本的には、
電動機3の電動機軸3Aを正転、逆転させ、その回転を
無段変速機構5.中間軸16を介して減速機構15に伝
達し、減速機構15で出力回転を減速増力し最終段ギヤ
15Cがドラム2を巻上方向或いは巻下方向に回転させ
ることで行われる。そして、本実施例では、無段変速機
構5は電動機軸3Aの回転数を約1/100〜1の範囲
で変速できる機構になっているので、ホイスト用電動機
出力軸3Aを一定の回転数で回転させた状態で、無段変
速機構5で変速させれば1巻上用ドラム2の回転数を変
化させ、ホイストの巻上速度が1/100〜1の範囲で
無段階に変速することができるが、この変速操作は次の
ようにして行われる。ホイストによる巻上始動時には、
リング駆動用モータ12の作動制御によりリング8が矢
印A方向のリミット位置にあり、この状態からリング駆
動用モータ12が正回転制御されて徐々に矢印B方向に
移動して矢印B方向のリミット位置に至る。すなわち、
このリング8の移動により、巻上始動時に無段変速機構
5が電動機軸3Aの回転数を変速比約1/100 (低
速域)から1(高速域)に徐々に至るようにして出力軸
11に取出す。
電動機3の電動機軸3Aを正転、逆転させ、その回転を
無段変速機構5.中間軸16を介して減速機構15に伝
達し、減速機構15で出力回転を減速増力し最終段ギヤ
15Cがドラム2を巻上方向或いは巻下方向に回転させ
ることで行われる。そして、本実施例では、無段変速機
構5は電動機軸3Aの回転数を約1/100〜1の範囲
で変速できる機構になっているので、ホイスト用電動機
出力軸3Aを一定の回転数で回転させた状態で、無段変
速機構5で変速させれば1巻上用ドラム2の回転数を変
化させ、ホイストの巻上速度が1/100〜1の範囲で
無段階に変速することができるが、この変速操作は次の
ようにして行われる。ホイストによる巻上始動時には、
リング駆動用モータ12の作動制御によりリング8が矢
印A方向のリミット位置にあり、この状態からリング駆
動用モータ12が正回転制御されて徐々に矢印B方向に
移動して矢印B方向のリミット位置に至る。すなわち、
このリング8の移動により、巻上始動時に無段変速機構
5が電動機軸3Aの回転数を変速比約1/100 (低
速域)から1(高速域)に徐々に至るようにして出力軸
11に取出す。
従って、減速機構5を介して回転する巻上用ドラム2は
、低速域から徐々に速度を上げて回転して巻上げを行う
。そして、巻上げの中間過程では、無段変速機構5の出
力軸11の回転をそのまま高速回転に保ち、ホイストは
高速巻上げを行う。次にホイストの巻上運転停止に際し
ては、停止直前にリング駆動用モータ12が逆回転制御
されて、リング8が矢印Bのリミット位置から矢印六方
向に移動し、この時には無段変速機構5が前述の巻上始
動時とは逆の動作を行って、ホイストの巻上用ドラム2
は徐々に回転速度を下げて停止する。
、低速域から徐々に速度を上げて回転して巻上げを行う
。そして、巻上げの中間過程では、無段変速機構5の出
力軸11の回転をそのまま高速回転に保ち、ホイストは
高速巻上げを行う。次にホイストの巻上運転停止に際し
ては、停止直前にリング駆動用モータ12が逆回転制御
されて、リング8が矢印Bのリミット位置から矢印六方
向に移動し、この時には無段変速機構5が前述の巻上始
動時とは逆の動作を行って、ホイストの巻上用ドラム2
は徐々に回転速度を下げて停止する。
また、補助制動機構17は万−次のような異常事態が生
じた時に作動する。すなおち、機械式の無段変速機構5
は一般に摩擦伝動式が多く、摩擦部のすべり、変速機構
部の故障、変速制御部の誤動作等が万−生じると吊荷が
落下する要因となるが、本実施例ではこのような落下動
作につながる無段変速機構5の出力軸の異常高速回転を
察知して、その高速回転遠心力で補助制動機構17が作
動し、減速機構15の入力軸15bを制動しひいては巻
上げドラム2の回転を制止させて吊荷の落下を防止する
。
じた時に作動する。すなおち、機械式の無段変速機構5
は一般に摩擦伝動式が多く、摩擦部のすべり、変速機構
部の故障、変速制御部の誤動作等が万−生じると吊荷が
落下する要因となるが、本実施例ではこのような落下動
作につながる無段変速機構5の出力軸の異常高速回転を
察知して、その高速回転遠心力で補助制動機構17が作
動し、減速機構15の入力軸15bを制動しひいては巻
上げドラム2の回転を制止させて吊荷の落下を防止する
。
次に本実施例に使用する無段変速機構5のホイストへの
組込み構造について説明する。本実施例では、従来より
使用される標準ホイストに無段変速機構5を組込んで本
実施例の無段変速方式ホイストを具現化できるようにし
である。この組込例を第1図の他に第2図ないし第4図
を参照しながら説明する。第2図は標準ホイストの縦断
面図。
組込み構造について説明する。本実施例では、従来より
使用される標準ホイストに無段変速機構5を組込んで本
実施例の無段変速方式ホイストを具現化できるようにし
である。この組込例を第1図の他に第2図ないし第4図
を参照しながら説明する。第2図は標準ホイストの縦断
面図。
第3図は上記標準ホイストを本実施例ホイストに改造す
るために分解した状態を表わす縦断面図、第4図は本実
施例に使用する無段変速機構の縦断面図であり、図中、
第1図と同一符号は同一部分を示すものである。
るために分解した状態を表わす縦断面図、第4図は本実
施例に使用する無段変速機構の縦断面図であり、図中、
第1図と同一符号は同一部分を示すものである。
第2図における標準ホイストは、ドラムケーシング1の
一端面に電動機3を取付けたもので、その取付構造は、
ドラムケーシング1のフランジ1aと電動機3のフラン
ジ3aとを適合させて両フランジla、3aをねじ18
で固着してなる。
一端面に電動機3を取付けたもので、その取付構造は、
ドラムケーシング1のフランジ1aと電動機3のフラン
ジ3aとを適合させて両フランジla、3aをねじ18
で固着してなる。
また、フランジla、3aの結合時に電動機軸3Aの出
力端3A’ が軸継手19を介して中間軸16と結合さ
れる。一方、第4図に示す無段変速機構5は、そのケー
シング両端にフランジ5a。
力端3A’ が軸継手19を介して中間軸16と結合さ
れる。一方、第4図に示す無段変速機構5は、そのケー
シング両端にフランジ5a。
5b(5aを入力側フランジ、5bを出力側フランジと
する)が配設され、入力側フランジ5aは前述の標準ホ
イストのドラムケーシング1側に設けたフランジ1aと
同一仕様とし、出力側フランジ5bは電動機3側のフラ
ンジ3aと同一仕様としである。また無段変速機構5の
入力側継手部5Cは中間軸16一端に設けた軸継手19
と同一仕様とし、出力軸11は電動機軸3Aの出力端3
A’ と同一仕様にしである。従って5本実施例では、
第3図に示すように標準ホイストをドラムケーシング1
と電動機3との接合部間を分離させた後に、ドラムケー
シング1と電動機3間に無段変速機構5を介在させれば
、無段変速機構5の入力側フランジ5aと電動機3側の
フランジ3a及び出力側フランジ5bとドラムケーシン
グ1aとが第1図に示すように適合状態でねじ18によ
り固着でき、また、電動機軸3Aの出力端3A’が無段
変速機構5の継手部5Cに、及び無段変速機構5の出力
軸11が中間軸16側の軸継手19に適合状態で嵌合で
き、このようにして標準ホイストに無段変速機構5を容
易に組込むことができる。
する)が配設され、入力側フランジ5aは前述の標準ホ
イストのドラムケーシング1側に設けたフランジ1aと
同一仕様とし、出力側フランジ5bは電動機3側のフラ
ンジ3aと同一仕様としである。また無段変速機構5の
入力側継手部5Cは中間軸16一端に設けた軸継手19
と同一仕様とし、出力軸11は電動機軸3Aの出力端3
A’ と同一仕様にしである。従って5本実施例では、
第3図に示すように標準ホイストをドラムケーシング1
と電動機3との接合部間を分離させた後に、ドラムケー
シング1と電動機3間に無段変速機構5を介在させれば
、無段変速機構5の入力側フランジ5aと電動機3側の
フランジ3a及び出力側フランジ5bとドラムケーシン
グ1aとが第1図に示すように適合状態でねじ18によ
り固着でき、また、電動機軸3Aの出力端3A’が無段
変速機構5の継手部5Cに、及び無段変速機構5の出力
軸11が中間軸16側の軸継手19に適合状態で嵌合で
き、このようにして標準ホイストに無段変速機構5を容
易に組込むことができる。
また、本実施例では無段変速機構5のユニットを組立て
いるねじ10は、無段変速機構5をホイストに組込むた
めのフランジ5a、5bより内側に位置して取付けであ
る。このようにしたのは。
いるねじ10は、無段変速機構5をホイストに組込むた
めのフランジ5a、5bより内側に位置して取付けであ
る。このようにしたのは。
無段変速機構4の内部は一般に構造が複雑で、微調整な
ど必要な場合が多く、且つ特殊オイルによる潤滑方式と
なっているため不用意に分解されないよう配慮する必要
があるため、無段変速機構5をホイストに組込んだ状態
では、ねじ20を抜くことが出来ないようにしたもので
ある。したがってホイストに組込まれた無段変速機構5
は不用意に分解されることがなく、どうしても分解が必
要な場合には必ずホイストから無段変速機構5を分離し
なければならず、設備の整った場所に移してからの分解
組立となる。
ど必要な場合が多く、且つ特殊オイルによる潤滑方式と
なっているため不用意に分解されないよう配慮する必要
があるため、無段変速機構5をホイストに組込んだ状態
では、ねじ20を抜くことが出来ないようにしたもので
ある。したがってホイストに組込まれた無段変速機構5
は不用意に分解されることがなく、どうしても分解が必
要な場合には必ずホイストから無段変速機構5を分離し
なければならず、設備の整った場所に移してからの分解
組立となる。
しかして、このような構成よりなる本実施例によれば次
のような効果を奏し得る。
のような効果を奏し得る。
先ず、本実施例は無段変速機構5を組込み、且つこの無
段変速機構5をホイスト運転状況に応じて適宜変速制御
し、特に、ボイス1−を始動する時(例えば荷物の地離
れ時)、ホイストを停止する時(例えば荷物の位置決め
時、荷物の着地時など)必要に応じて巻上速度を低速に
できるので、荷物はもちろんのこと、ホイスト及び設備
全体にかかる衝゛撃値を低下させることができる。第5
図は、本実施例におけるホイスト巻上運転時の巻上速度
とホイストの負荷状態の関係を表わす線図、第6図は従
来の標章ホイストにおけるホイストの巻上速度とホイス
トの負荷状態の関係を表わす線図である。第6図に示す
ように、従来の場合は無段変速方式を採用していないの
で、巻上運転の始動・停止に際しての立上り・立下り速
度が急激に変化するため、ホイストに負荷がある場合に
は、地離れ衝撃が165%、宙吊り停止衝撃が155%
程度と非常に大きな衝撃が発生していた。これに対し本
実施例では、第5図に示すように巻上速度が徐々に上昇
し、且つ停止に際しては徐々に低下するので、地離れ衝
撃時の負荷も110%程度と極めて小さくでき、且つ停
止に際しては衝撃がほとんど生じることがなかった。
段変速機構5をホイスト運転状況に応じて適宜変速制御
し、特に、ボイス1−を始動する時(例えば荷物の地離
れ時)、ホイストを停止する時(例えば荷物の位置決め
時、荷物の着地時など)必要に応じて巻上速度を低速に
できるので、荷物はもちろんのこと、ホイスト及び設備
全体にかかる衝゛撃値を低下させることができる。第5
図は、本実施例におけるホイスト巻上運転時の巻上速度
とホイストの負荷状態の関係を表わす線図、第6図は従
来の標章ホイストにおけるホイストの巻上速度とホイス
トの負荷状態の関係を表わす線図である。第6図に示す
ように、従来の場合は無段変速方式を採用していないの
で、巻上運転の始動・停止に際しての立上り・立下り速
度が急激に変化するため、ホイストに負荷がある場合に
は、地離れ衝撃が165%、宙吊り停止衝撃が155%
程度と非常に大きな衝撃が発生していた。これに対し本
実施例では、第5図に示すように巻上速度が徐々に上昇
し、且つ停止に際しては徐々に低下するので、地離れ衝
撃時の負荷も110%程度と極めて小さくでき、且つ停
止に際しては衝撃がほとんど生じることがなかった。
また1本実施例によれば、低速と高速を自由に組合せら
れ、ホイストをインチングなどすることもなく位置決め
精度が向上し、能率の良い使い易いホイストになる。
れ、ホイストをインチングなどすることもなく位置決め
精度が向上し、能率の良い使い易いホイストになる。
また、本実施例に使用する機械式無段変速機構は、低速
できわめて大きなトルクが得られる特性を有しているた
め、インバータのように低速域で回転トルクが低下する
ことがなく、補助制動装置と組合せることにより安全性
の高いホイストが得られる。
できわめて大きなトルクが得られる特性を有しているた
め、インバータのように低速域で回転トルクが低下する
ことがなく、補助制動装置と組合せることにより安全性
の高いホイストが得られる。
機械式無段変速機構は、標準ホイストにそのまま組込め
る構造になっており、余分な部品を準備することもなく
容易に改造ができ、インバータ方式に比べても半額以下
で無段変速ホイストが得られる。
る構造になっており、余分な部品を準備することもなく
容易に改造ができ、インバータ方式に比べても半額以下
で無段変速ホイストが得られる。
ホイストに組込んだ状態では分解できない構造になって
おり、不用意に分解されることを防止することができる
。
おり、不用意に分解されることを防止することができる
。
以上のように本発明によれば、ホイストの始動。
停止時の衝撃を有効に緩和することができる。しかも、
機械式の無段変速機構を使用するため、耐衝撃性に優れ
、且つ低速域でのトルクアップを図り得るので信頼性の
高いホイストを提供することができる。
機械式の無段変速機構を使用するため、耐衝撃性に優れ
、且つ低速域でのトルクアップを図り得るので信頼性の
高いホイストを提供することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は従
来の標準ホイストを示す縦断面図、第3図は上記標準ホ
イストの分解状態を表わす縦断面図、第4図は上記実施
例に用いる無段変速機構の縦断面図、第5図は上記実施
例のホイストの巻上速度と負荷の関係を表わす線図、第
6図は従来のホイストの巻上速度と負荷の関係を表わす
線図である。 2・・・巻上用ドラム、3・・・電動機、3A・・・電
動機軸、5・・・機械式無段変速機構、15・・・減速
機構、15b。 16・・・減速機構入力軸、17・・・補助制動機構。 ¥75 国 ゐ里 率らの
来の標準ホイストを示す縦断面図、第3図は上記標準ホ
イストの分解状態を表わす縦断面図、第4図は上記実施
例に用いる無段変速機構の縦断面図、第5図は上記実施
例のホイストの巻上速度と負荷の関係を表わす線図、第
6図は従来のホイストの巻上速度と負荷の関係を表わす
線図である。 2・・・巻上用ドラム、3・・・電動機、3A・・・電
動機軸、5・・・機械式無段変速機構、15・・・減速
機構、15b。 16・・・減速機構入力軸、17・・・補助制動機構。 ¥75 国 ゐ里 率らの
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ホイスト駆動用の電動機、該電動機の回転を減速増
力させて巻上用ドラムに伝達する減速機構とを具備して
なるホイストにおいて、前記電動機の出力軸と前記減速
機構の入力軸との間に、前記電動機の出力を変速して前
記減速機構の入力軸に伝える機械式無段変速機構を設け
、更に前記機械式無段変速機構は、ホイストの運転始動
時には変速出力が低速から高速に移行し、運転停止に際
しては変速出力が高速から低速に移行するように設定し
てなることを特徴とするホイスト。 2、特許請求の範囲第1項において、前記減速機構の入
力軸は、該入力軸が異常高速回転をした時にこの入力軸
の回転を制動する補助制動機構を有してなるホイスト。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61313826A JPS63165293A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | ホイスト |
KR870013335A KR880007350A (ko) | 1986-12-27 | 1987-11-26 | 호이스트 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61313826A JPS63165293A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | ホイスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63165293A true JPS63165293A (ja) | 1988-07-08 |
Family
ID=18045977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61313826A Pending JPS63165293A (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | ホイスト |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63165293A (ja) |
KR (1) | KR880007350A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018517642A (ja) * | 2015-06-19 | 2018-07-05 | デマグ クレインズ アンド コンポーネンツ ゲーエムベーハー | ケーブルウインチの組み立てキット及びケーブルウインチの切り替え方法 |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP61313826A patent/JPS63165293A/ja active Pending
-
1987
- 1987-11-26 KR KR870013335A patent/KR880007350A/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018517642A (ja) * | 2015-06-19 | 2018-07-05 | デマグ クレインズ アンド コンポーネンツ ゲーエムベーハー | ケーブルウインチの組み立てキット及びケーブルウインチの切り替え方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR880007350A (ko) | 1988-08-27 |
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