JPS63162827A - ニオブ含有合金の処理方法 - Google Patents

ニオブ含有合金の処理方法

Info

Publication number
JPS63162827A
JPS63162827A JP61313137A JP31313786A JPS63162827A JP S63162827 A JPS63162827 A JP S63162827A JP 61313137 A JP61313137 A JP 61313137A JP 31313786 A JP31313786 A JP 31313786A JP S63162827 A JPS63162827 A JP S63162827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
niobium
acid
alloy
mixed
containing alloy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61313137A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0520490B2 (ja
Inventor
Masafumi Chikasawa
近沢 理文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIYUUGAI KASEI KK
NAADE KENKYUSHO KK
Nard Institute Ltd
Original Assignee
CHIYUUGAI KASEI KK
NAADE KENKYUSHO KK
Nard Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIYUUGAI KASEI KK, NAADE KENKYUSHO KK, Nard Institute Ltd filed Critical CHIYUUGAI KASEI KK
Priority to JP61313137A priority Critical patent/JPS63162827A/ja
Publication of JPS63162827A publication Critical patent/JPS63162827A/ja
Publication of JPH0520490B2 publication Critical patent/JPH0520490B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、錫、チタン、鉄等とニオブとの合金からニオ
ブを収率良く溶解抽出する方法に関し、殊に溶解抽出操
作時における水素の発生を無くして爆発の危険を解消す
ると共に、ニオブの不働態化を阻止してニオブの回収率
を高めることのできる処理方法に関するものである。
[従来の技術] 金属ニオブは鋼材に少量添加することによって結合力の
強い炭化物を形成し、結晶粒の微細化、強度の向上、耐
熱性の向上等に寄与するので、高温耐熱鋼材を得るため
の合金元素として極めて有用なものであり、その他の各
種金属材料への微量添加元素としての需要も漸増する傾
向が見られる。またニオブ化合物は電子工業用材料や光
学ガラス用材料等としても幅広い用途を有している。
□ ニオブを含む原鉱石としてはパイロクロア、コロン
バイト、タンクライト、ストルベライト等が知られてお
り、これらのニオブ含有鉱石からニオブを得る方法とし
ては、原鉱石を破砕した後アルカリ溶融し、ニオブ酸塩
として抽出後酸で処理しニオブ酸として回収する方法が
実施されており、また本願出願人らの出願に係る特開昭
59−205430号公報に開示されている如くニオブ
を可溶性塩化物として溶出させる方法も開発されている
ところが最近ニオブに対する供給形態が−変し、ニオブ
含有鉱石の中で最も重要なパイロクロア等については、
鉱石として供給されるのではなくNb−Fe等の合金と
して供給される様になっており、そうなるとニオブ含有
合金からニオブをいかにうまく回収するかということが
より重要になってくる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らはこの様な状況変化に対処するため、N b
−F a、 N b−S n、 N b−T i等のニ
オブ含有合金から高純度のニオブを収率良く回収するこ
とのできる方法を確立しようとして色々研究を進めてき
た。その結果、ニオブ含有合金を弗化水素酸と硫酸との
混酸によって溶解した後ニオブ化合物を分離する方法を
採用すれば、かなりの収率でニオブが回収されることを
知った。そこでこの回収法を実用化すべく更に研究を進
めるうち、次の様な問題に遭遇した。即ち第1の問題は
、ニオブ含有合金を前述の混酸に溶解させるとき、下記
[I]式の反応によって大量の水素が発生するが、 M+HF+H2So4=M”+F−+SO4’−+37
2  ・H2↑  ・・・[I](Mは金属元素を表わ
す) 水素は空気に対して7〜72%という極めて広範囲の爆
発組成を構成するため非常に危険であり、安全性の点で
問題がある。
しかも金属ニオブは上記混酸との反応によって表面に不
働態被膜を形成して溶解が阻害されるという難点もあり
、当初期待されたほどの回収率を得ることができなかっ
た。
本発明はこの様な事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、混酸を用いた溶解処理法に見られる上記の様
な問題点を解消し、水素発生による爆発の危険を解消し
得るばかりでなく、不働態被膜の形成をなくすことによ
ってニオブの溶解を促進し、高純度のニオブを高収率で
安全に回収することのできる方法を提供しようとするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成することのできた本発明処理法の構成
は、ニオブ含有合金を焙焼酸化した後、弗化水素酸と硫
酸との混酸を用いて、水素の発生およびニオブの不働態
化を生ずることなくニオブを溶解抽出するところに要旨
を有するものである。
[作用] ニオブ含有合金としてフェロニオブを使用する場合を例
にとって本発明の作用を詳細に説明する。
フェロニオブに関するJIS規格は次表に示す通りであ
る。
上記規格を満足するものとして現在量も一般的なのはア
ルミテルミット法によって製造されるフェロニオブであ
り、パイロクロアを原料鉱石としてこの方法によって製
造されるフェロニオブは大体衣の様な組成を有している
Nb+Ta:65重量%(このうちTaは約0.20重
量%) A1:3% Fe      :  30 % S i、P、S、Sn :0.2%以下ところでニオブ
は化学的に非常に安定な元素であり、塩酸や硝酸にはほ
とんど溶解しないが、濃硫酸と煮沸すると徐々に溶解し
、弗化水素酸には常温でも徐々に溶解する。しかしニオ
ブに対して最も強い溶解力を有しているのは硫酸と弗化
水素酸との混酸であるが、この場合は前述の様な問題が
あり、工業的規模での実施については断念せざるを得な
かった。
そこで上記の様な問題点を生ずることなくニオブをうま
く溶解させることはできないかと考え様々の実験を進め
るうち、ニオブ含有合金を一旦焙焼し酸化物に変換して
おけば、混酸で処理する時に水素の発生が起こらず、ま
た表面に不働態被膜が形成される様なこともなく、ニオ
ブを安全にしかも極めて効率良く溶解せしめ得ることが
確認された。
この理由は次の様に考えることができる。
即ちニオブ含有合金を焙焼酸化すると、それに伴う体積
膨張によって被処理物表面に微細な亀裂が入って前記混
酸の浸入を促進すると共に、生成した金属酸化物の溶解
は下記[111式の反応によって進行する。
MOx+HF+H2SO2−M”+F−+504”−+
mH2O 即ち金属の溶解に伴って生成する酸素が水素と反応して
水素を水に変換するため、水素の発生防止と溶解促進の
目的が同時に達成されるものと考えられる。焙焼酸化の
具体的な条件は特に限定されないが、最も一般的なのは
600〜1200℃、より好ましくは700〜900℃
であり、焙焼雰囲気ガスとしては酸素、空気その他の酸
化性ガスを採用することができるが、最も経済的なのは
空気である。この焙焼酸化によりニオブ以外の合金元素
も酸化物に変換され、そのときの体積膨張によって表面
に亀裂が入りながらニオブ含有合金の中心部方向へ酸化
が進行していく。従って焙焼酸化が完結した時点では表
層部はもとより中心部まで亀裂が入り、その後に行なわ
れる混酸浸入による溶解をすみやかに進行させることが
できる。これらのことからも理解される様に、ニオブ含
有合金は焙焼に先立って破砕し細粒化しておいた方が焙
焼を短時間で済ませることができ、且つその後の混酸に
よる溶解時間も短縮されるので好ましい。 上記の如く
して得られる焙焼酸化物の溶解に用いられる混酸は、硫
酸と弗化水素酸との混合物であり、これらの酸はJIS
  K8819及びJIS  K8951あるいはこれ
らに準するもののすべてが使用可能である。これらの酸
の混合比率は重量比で硫酸1に対して弗化水素酸1〜5
、より好ましくは2〜4であり、この好適範囲を外れる
ときは酸化ニオブの溶解に長時間を要するばかりでなく
十分な溶解が達成されず、ニオブ回収率の低下につなが
ってくる。尚混酸による溶解は発熱反応であり、積極的
に加熱しなくとも液温は上昇するが、適度に加温して溶
解を促進させることも勿論有効である。
上記の様にして得た混酸溶液からNb塩のみを単離する
方法は常法に従って行なえばよく、たとえばりん酸トリ
ブチルを用いた抽出法等が採用され得る。その後常法に
従って金属ニオブに変換すればよい。
尚上記ではフェロニオブの処理を代表例として説明した
が、Nb−5G合金、Nb−Ti合金、Nb−Ta合金
等のニオブ含有合金を処理する場合も実質的に同一であ
り、高純度のニオブを高収率で回収することができる。
[実施例] 実施例1 ブラジル産フェロニオブ(N b : 64.7%、F
e: 28.8%、Al:3.5%)を粉砕して電気炉
へ装入し、空気雰囲気下aOO℃で8時間焙焼すること
により、N b : 46.2%、Fe:2G、5%、
A1:2.5%からなる金属酸化物を得た。この酸化物
1.0 Kgを、47%HF195m1と96%H2s
o41763mlとの混酸中に加え、6時間攪拌した。
次いでデカンテーションにより上澄液を取り、これにり
ん酸トリブチル5300ml加えて混合した後静置した
。溶液は水相とりん酸トリブチル相に分離するので、り
ん酸トリブチル相のみを分取して別の容器に移し、これ
に水4250m1を加えた後アンモニア水で9H8,5
に調整した。生成した沈殿を遠心分離器で分離し、ケー
キ状物を乾燥機により110tで20時間乾燥した後箱
型焙焼炉へ移し、aOO℃で6時間焙焼した。得られた
酸化物の重量は416gであり、酸化ニオブとしての純
度は99.2%でタンタル含有量は57ppmであった
。この酸化ニオブを常法に従って還元すると高純度のニ
オブを得ることができる。
この処理によって得られたニオブの回収率は96%であ
り、焙焼酸化を省略した他は上記と全く同様に処理した
場合のニオブ回収率(91%)に比べて収率は5%向上
し、且つ溶解工程で水素の発生は全く認められなかった
実施例2 Nb−3%合金(S n : 19.7%、残部:実質
的にNb)を粉砕した後800℃で7時間焙焼し、N 
b : 57.0%とS n : 13.9%を含む酸
化物を得た。この酸化物10Kgを、実施例1で用いた
のと同じ配合組成の混酸52.7JZ中に加え、6時間
攪拌した。この間水素の発生は全く認められなかった。
以下実施例1と同様にしてりん酸トリブチルによりニオ
ブ化合物を抽出することによりニオブを98.1%の回
収率で回収することができ、酸化焙焼のみを省略した比
較法の場合の回収率(90,4%)に比べて収率は約8
%向上した。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、ニオブ含有合金か
ら高純度のニオブ化合物を高収率で回収し得ることにな
った。しかもこの方法であれば溶解工程で全く水素を発
生することがないので爆発の危険がなく、安全性の高い
工業的処理法として実用化することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ニオブ含有合金を焙焼酸化した後、弗化水素酸と硫酸と
    の混酸を用いてニオブを溶解抽出することを特徴とする
    ニオブ含有合金の処理方法。
JP61313137A 1986-12-25 1986-12-25 ニオブ含有合金の処理方法 Granted JPS63162827A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61313137A JPS63162827A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 ニオブ含有合金の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61313137A JPS63162827A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 ニオブ含有合金の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63162827A true JPS63162827A (ja) 1988-07-06
JPH0520490B2 JPH0520490B2 (ja) 1993-03-19

Family

ID=18037543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61313137A Granted JPS63162827A (ja) 1986-12-25 1986-12-25 ニオブ含有合金の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63162827A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012021219A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Dowa Eco-System Co Ltd ニオブの回収方法
WO2012132107A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三井金属鉱業株式会社 ニオブの分離精製方法及び製造方法
JP2014513201A (ja) * 2011-02-25 2014-05-29 ドイチェ エーデルスタールヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 硬質材料粒子の回収方法
CN111485122A (zh) * 2020-04-20 2020-08-04 北京工业大学 一种从废NbTaZr合金中回收铌的方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012021219A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Dowa Eco-System Co Ltd ニオブの回収方法
JP2014513201A (ja) * 2011-02-25 2014-05-29 ドイチェ エーデルスタールヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 硬質材料粒子の回収方法
WO2012132107A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三井金属鉱業株式会社 ニオブの分離精製方法及び製造方法
JP2012211048A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd ニオブの分離精製方法及び製造方法
CN111485122A (zh) * 2020-04-20 2020-08-04 北京工业大学 一种从废NbTaZr合金中回收铌的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0520490B2 (ja) 1993-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Biswas et al. Recovery of vanadium and molybdenum from heavy oil desulphurization waste catalyst
US2992095A (en) Process of separating niobium and tantalum values in oxidic ores and of producing pure niobium
JPS595657B2 (ja) タングステン含有物質からタングステン有価物を採取する方法
JP2009203486A (ja) ルテニウムを含むスクラップからルテニウムを回収する方法
Ebrahimfar et al. Purification of metallurgical-grade silicon by acid leaching
CN113186399B (zh) 一种提取钽和铌的方法
US2700606A (en) Production of vanadium metal
EP2480497A1 (en) Method for producing high purity silicon
Wang et al. Study on factors of vanadium extraction from low-grade vanadium slag with high silicon content by roasting
JPS63162827A (ja) ニオブ含有合金の処理方法
US2550447A (en) Production of titanium tetraiodide
US3058825A (en) Process for recovering columbium and tantalum from ores and ore concentrates containing same
JP2002316822A (ja) タンタル/ニオブ含有の炭化物系原料からのタンタル/ニオブの回収方法
US2407752A (en) Process of separating hard constituents from sintered hard metals
JP3315083B2 (ja) フッ化マグネシウムスラグからウラン汚染を除去する方法
US3740199A (en) Ore separation process
EP0591411B1 (en) Recovery of niobium metal
AU2022238127B2 (en) Method for liquefying niobium and tantalum, and method for producing niobium solution and tantalum solution
US2532102A (en) Production of ammonium beryllium fluoride
JPS6314826A (ja) チタン鉱の製錬方法
Biswas et al. Processing of ilmenite through salt-water vapour roasting and leaching
CN116497229A (zh) 一种选择性分离锐钛矿中有用元素的方法
Bose Pyrometallurgy of Niobium, Tantalum and Vanadium—Development Work at Bhabha Atomic Research Centre
L'vov et al. Investigation of the Kinetics of Carbothermic Reduction of Oxides by Means of Differential Scanning Calorimetry
JPS63247319A (ja) ケイ酸苦土ニツケル鉱石の処理方法