JPS63162476A - 組み合わせ容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、フランジ部を有する内面と額部を有する外函
とを組み合わせた組み合わせ容器に関する。さらに詳し
くは、内面のフランジ部の下面と外函の額部の上面とを
当接させ、内面の本体を外函の内方に保持させる組み合
わせ容器の構造に関する。このような組み合わせ容器は
薬品・化粧品或いは菓子等の食品の容器として多用され
ている。

［従来の技術］ このような組み合わせ容器として従来知られているもの
の代表例は、第１図乃至第３図に示すとおりである。す
なわち、図に於いて１は、外函であり、底板３、側板４
及び額部５から形成される本体と、この本体のひんし部
に連設された蓋部６とからなっている。一方、２は、内
面であり、底板７、側板８、から構成される本体とこの
本体の周縁に延設されたフランジ部９及び本体を密閉す
る天板１０からなっている。内面２の内部には、薬品・
化粧品・菓子等又はその原料が充填されてあり、内面２
のフランジ部９の下面と外函１の額部５の上面とを当接
させて内面の本体を外函の額部の内方に保持させた状態
で流通させる。

而して、従来、内面と外函の材質は、成形の容易さとコ
ストとを重視し、内面２は、通常は、アルミ又は鉄等の
金属製、もしくはこれ等に合成樹脂をラミネート又はコ
ーティングしたものが多く、その本体は１枚のシートか
ら打抜き製形法により成形されたものが一般的である。

また、外函１は、通常は紙又は合成樹脂製のもの或いは
、紙に合成樹脂を貼り合わせ又はコーティングしたもの
が多用され、１枚の７−トを裁断・折曲・組み立て成形
するのが一般的である。

［発明が解決しようとする問題点］ したがって、この種の組み合わせ容器に於いて、しばし
ば問題となるのは、外函の強度と内容物を充填した際の
内面の荷重との関係であり、外函の材質を強くすると、
コストに影響すると共に成形上の不都合も生ずる反面、
外函の材質を弱くすると内面を保持するだけの強度が得
られず、流通段階で外函が変形してしまい、内面を保護
するという外函の役目を果すことができなくなるという
問題がある。特に外函の底板の内面と内面の底板の外面
との間に空隙（第１図のＸ〕を設けてある組み合わせ容
器の場合には尚更である。そしてこのような空隙Ｘは内
面を金属製のものとしたこの種の組み合わせ容器を電子
レンジで加熱して使用するために製造する場合には、金
属によって生ずる放電現象を防止するために、必ず設け
ておかなければならないＣ本発明者による特願昭６１−
２１９２３９号発明参照）。

本発明は、組み合わせ容器に於けるこの問題点を解決せ
んとするものである。すなわち、本発明は、この柚の組
み合わせ容器に於いて外函の材質如何にかかわらず、ま
た、外函と内面との間に空隙Ｘを設けた場合に於ても、
内面の荷重に十分耐えることができる外函の構造を提供
するものである。

［問題点を解決するための手段］ し友がって、本発明は、内面の７ラノプ部の下面と外函
の額部の上面とを当接させ、内面の本体を外函の内方に
保持させる組み合わせ容器に於いて、核外函に、その側
板の内寸と略同じ長さであり額部の内縁から延設し下方
に折曲させてあるフラップを設けたことを特徴とするも
のである。以下第４図乃至第６図に基づいて本発明の詳
細な説明する。

従来、外函を製するには第４図示のとおり額部５を形成
するため、Ｙの部分（点線で囲んだ部分）を切除してい
たが、本発明に係る組み合わせ容器の外函は、このＹの
部分を額部から切除することなく、第５図示のとおり、
Ｙの部分の内部をそれぞれＹ□　、Ｙ２　、Ｙ３　、Ｙ
４に切り分け、これを第６図示のとおり下方に折り曲げ
、それぞれフラップとするものである。

而して、外函ｌのフラップＹ１　、　　、、Ｙ３及びＹ
４は、外函１の側板４の内側寸法（高さ）と略同じ寸法
（高さ）とする。「略同じ」とは、本発明の目的に反し
ない限り、各フラッグの寸法は、側板４の内側寸法より
若干長くても短かくても、また両者が同一寸法であって
もよいという意味である。すなわち、各フラップの寸法
が側板４の内側寸法より若干短かくてもよいというのは
、外函１の額部５に、内容物を充填した内面２のフラン
ジ部を載置すると、外函１の額部５には内面２の荷重が
かけられるため、やや下がり気味となり、したがってフ
ラッｆＹエ　＋　Ｙ２９　Ｙ３　　ｒ　Ｙ４が少し短か
くても補強材として十分に作用し得る場合があるからで
ある。また、各フラッグの寸法が側板４の内側寸法より
若干長くてもよいというのは、下方に折り込まれ底板の
内面に接触したフラップＹ１　　＃　ｙ２　＝　ｙ３　
＝　ｙ４がそれぞれ額部５を押し上げるようにして固定
され外函の補強材として好ましい状態となる場合がある
からである。尚、両者同一寸法が好適であることは多言
を要しないであろう。

また、フラップは、外函の形状により、第６図のように
Ｙ□　、Ｙ２．Ｙ３及びＹ４の４片を形成できない場合
がある。この場合は、例えば対向する切片Ｙ３とＹ４だ
けをフラップとすることでよい。ＹＩ　　＃　Ｙ２　　
＊　Ｙ３　＋　Ｙ４のそれぞれ１片を７ラノプとするこ
とでも十分に本発明の目的を達することができる。

［作用］ 以上詳説のとおシ、本発明に係る組み合わせ容器は、そ
の外函に、その側板の内寸と略同じ長さであるフラップ
を、額部の内縁から延設しこれと下方に折曲させてある
ので、このフラップが外函の補強材となって、内面の荷
重を支えることができ、したがって、外函の材質を従来
程度のものとした場合でも、また内面を外函に宙吊り状
態で懸架させる構造にした場合でも外函を十分に補強し
、外函の変形を防止する。

［効果］ したがって、本発明に係る組み合わせ容器は、流通段階
に於ける衝撃に十分に耐えられるものとなり、その商品
価値は著しく向上する。特に、外函を紙製又は合成樹脂
製のものとしたとき、その効果は大いに発揮される。ま
た、内面と金属製のものとした場合の電子レンジ加熱用
の組み合わせ容器として外函の強度を気にすることなく
使用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、従来の組み合わせ容器の構造を説
明する説明図、第４図乃至第６図は本発明に係る組み合
わせ容器の外函の構造を説明する説明図である。図に於
て、１は外函、２は内面、５は外函の額部、９は内面の
フランジ部、Ｘは外函と内面との空隙Ｙは、フラップと
する部分をそれぞれ示す。 特許出願人　　青旗罐詰株式会社 第１図 第２図 第３図 第４図 第６図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）内函のフランジ部の下面と外函の額部の上面とを
   当接させ内函の本体を外函の内方に保持させる組み合わ
   せ容器に於いて、該外函には、その側板の内寸と略同じ
   長さであり額部の内縁から延設し下方に折曲させてある
   フラップを設けたことを特徴とする組み合わせ容器。
2. （２）外函の底板の内面と内函の底板の外面との間に空
   隙を設けてある特許請求の範囲第１項記載の組み合わせ
   容器。
3. （３）電子レンジ加熱用である特許請求の範囲第２項記
   載の組み合わせ容器。
4. （４）外函の材質を紙又は合成樹脂とした特許請求の範
   囲第３項記載の組み合わせ容器。