JPS63162378A - 前後輪操舵車における後輪操舵のための電気制御装置 - Google Patents

前後輪操舵車における後輪操舵のための電気制御装置

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JPS63162378A
JPS63162378A JP31376086A JP31376086A JPS63162378A JP S63162378 A JPS63162378 A JP S63162378A JP 31376086 A JP31376086 A JP 31376086A JP 31376086 A JP31376086 A JP 31376086A JP S63162378 A JPS63162378 A JP S63162378A
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Hideki Kusunoki
秀樹 楠
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は後輪を操舵するアクチュエータ及び同操舵を規
制する操舵規制装置を有する前後輪操舵車に係り、特に
前記アクチュエータ及び操舵規制装置を電気的に制御す
る前後輪操舵車における後輪操舵のための電気制御装置
に関する。
(従来技術) 従来、この種の装置は、例えば実開昭60−16167
3号公報に示されるように、後輪操舵用のアクチュエー
タを制御するアクチュエータ制御回路と、同操舵を規制
するための操舵規制装置を制御する操舵規制制御回路と
を備え、アクチュエータ制御回路が、前輪操舵角センサ
及び後輪操舵角センサにより各々検出された前輪操舵角
及び後輪操舵角に基づき、アクチュエータを制御して後
輪を前輪の操舵状態に応じて操舵するとともに、操舵規
制制御回路が、前記検出された前輪操舵角及び後輪操舵
角に基づき、操舵規制装置を制御して、後輪が前輪の操
舵に連動して適正に操舵されない場合、後輪の前記操舵
を規制するようにしている。これにより、後輪が前輪の
操舵状態に応じて操舵されて車両の操縦性能を向上させ
るとともに、同操舵が適正に行われない場合には、前記
後輪の操舵を規制して後輪の操舵制御にフェイルセーフ
機能を持たせるようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来の装置においては、各種センサ、ア
クチュエータ及びアクチュエータ制御回路が正常であっ
て後輪が適正に操舵されていても、操舵規制制御回路の
一部が故障した場合、同回路は後輪が適正に操舵されて
いないと誤判断して後輪の操舵を直ちに規制する。この
ことは後輪操舵に対するフェールセーフ機能の点では問
題ないが、後輪を操舵して前後輪操舵車の機能を充分に
発揮させるという点では問題がある。
本発明は上記問題に鑑み案出されたもので、その目的は
、後輪の操舵制御に対するフェールセーフ機能を害する
ことなく、前後輪操舵車としての機能を充分に発揮させ
る前後輪操舵車における後輪操舵のための電気制御装置
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決して本発明の目的を達成するために本発
明の特徴は、第1図に示ずように、左右前輪FW]、、
FW2を操舵する前輪操舵装置1と、左右後輪RWI、
R,W2を操舵可能に連結するリレーロッド2aと、前
記リレーロッド2aを変位させて左右後輪RW1..R
W2を操舵するアクチュエータ2bと、前記リレーロッ
ド2aの変位を規制して又は該規制を解除して左右後輪
RWI。
RW2の操舵を規制し又は該規制を解除する操舵規制装
置2cと、前記アクチュエータ2b及び操舵規制装置2
cを電気的に制御する電気制御装置とを備えた前後輪操
舵車において、車速に対応した物理量を検出して同物理
量を表す検出信号を出力する車速センサ3aと、左右前
輪FWI、FW2の操舵角に対応した物理量を検出して
同物理量を表す検出信号を出力する前輪操舵角センサ3
bと、左右後輪RW]、’、RW2の操舵角に対応した
物理量を検出して同物理量を表す検出信号を出力する後
輪操舵角センサ3cと、前記車速センサ3a、前輪操舵
角センサ3b及び後輪操舵角センサ3cからの各検出信
号を入力するとともに前記アクチュエータ2b及び操舵
規制装置2cに対して制御信号を出力する相互に接続さ
れた第1及び第2マイクロコンピュータ4.5とにより
前記電気制御装置を構成するとともに、前記第1及び第
2マイクロコンピュータ4,5内に同第1及び第2マイ
クロコンピュータ4,5の各異常を検出する第1及び第
2異常検出手段4a、5aを各々設け、前記第1及び第
2異常検出手段4a、5aが共に第1及び第2マイクロ
コンピュータ4,5の異常を検出しないとき前記第1マ
イクロコンピュータ4は左右後輪RWI、RW2の操舵
量を算出して前記アクチュエータ2bを制御する第1プ
ログラムを実行しかつ第2マイクロコンピュータ5は前
記アクチュエータ2b、車速センサ3a、前輪操舵角セ
ンサ3b及び後輪操舵角センサ3cの異常を検出して前
記操舵規制装置2cを制御する第2プログラムを実行し
、前記第2異常検出手段5aが第2マイクロコンピュー
タ5の異常を検出したとき前記第1マイクロコンピュー
タ4は前記操舵量を前記第1プログラムより簡易な処理
によって算出するとともに前記異常を前記第2プログラ
ムより簡易な処理によって検出して前記アクチュエータ
2b及び操舵規制装置2cを制御する第3プログラムを
実行し、かつ前記第1異常検出手段が第1マイクロコン
ピュータ4の異常を検出したとき前記第2マイクロコン
ピュータ5は前記操舵量を前記第1プログラムより簡易
な処理によって算出するとともに前記異常を前記第2プ
ログラムより簡易な処理によって検出して前記アクチュ
エータ2b及び操舵規制装置2Cを制御する第4プログ
ラムを実行するようにしたことにある。
(発明の作用効果) 上記のように構成した本発明においては、第1及び第2
マイクロコンピュータ4,5が正常に動作している場合
には、第1及び第2異常検出手段4a、5aは共に同コ
ンピュータ4.5の異常を検出しないので、第1マイク
ロコンピュータ4は第1プログラムを実行することによ
りアクチュエータ2bを制御して左右後輪RW1.RW
2の操舵を制御し、第2マイクロコンピュータ5は第2
プログラムを実行することにより操舵規制装置2Cを制
御して同後輪R,W 1 、 R,W 2の操舵規制を
制御する。この場合、第1及び第2マイクロコンピュー
タ4.5は左右後輪RWI、RW2の操舵制御と同後輪
RWI、RW2の操舵規制制御とを各々分担するので、
各制御に対する時間遅れなく、第3及び第4プログラム
に比べて複雑な処理を実行して前記各制御を行える。こ
れにより、左右後輪RW]、、R,W2が車両の走行状
態に応じて精度よく操舵され、また同操舵が正確に規制
される。
一方、第2マイクロコンピュータ5(又は第1マイクロ
コンピュータ4)に異常が発生した場合、第2異常検出
手段5a(又は第1異常検出手段4a)は該異常を検出
するので、第1マイクロコンピュータ4(又は第2マイ
クロコンピュータ5)は第3プログラム(又は第4プロ
グラム)を実行することによりアクチュエータ2b及び
操舵規制装置2Cを制御して、左右後輪RWI、RW2
の操舵を制御するとともに同操舵を規制制御する。
この場合、第3及び第4プログラムは左右後輪RW]、
、RW2の操舵制御と同操舵の規制制御が共に上記第1
及び第2プログラムに比べて簡易な処理により行われる
ように構成されているので、第1マイクロコンピュータ
4(又は第2マイクロコンピュータ5〉は時間遅れなく
前記操舵及び操舵規制を制御する。これにより、」二足
第1及び第2マイクロコンピュータ4.5が共に正常な
場合に比べれば、左右後輪RW]、、R,W2の操舵制
御の精度及び同後輪RWI、RW2の操舵規制制御の正
確さは低下するが、第1又は第2マイクロコンピュータ
4.5に異常が発生しても、左右後輪RWl、R,W2
の操舵制御及び同後輪RWI、RW2の操舵規制制御が
停止されることはないので、後輪の操舵制御に対するフ
ェールセーフ機能を害することなく、前後輪操舵車の機
能が充分に発揮される。
(実施例) a、構成例 最初に、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、
第2図は本発明に係る前後輪操舵車の全体構成例を概略
的に示している。この前後輪操舵車は左右前輪FWI、
FW2を操舵する前輪操舵装置Aと、左右後輪RWi、
RW2を操舵する後輪操舵装置Bと、後輪操舵装置Bを
電気的に制御する電気制御装置Cとを備えている。
前輪操舵装置Aは操舵ハンドル11を有する。
操舵ハンドル11は操舵軸12.ラックアンドピニオン
機横13.リレーロッド14.左右タイロッド15a、
15b及び左右ナックルアーム16a、16bを介して
左右前輪FWI−,FW2に連結されており、同ハンド
ル11の回動に応じて左右前輪FWI、FW2が操舵さ
れるようになっている。また、前輪操舵装置Aは、左右
前輪F’WI。
FW2の前記操舵を助勢するために、操舵軸12の下部
に組付けられた制御バルブ17、及びリレーロッド14
に固定したビス1−ン]、 8 aにより左右油室に区
画されたパワーシリンダ18を備えている。制御バルブ
17は、操舵軸12に作用する操舵I・ルクに応じて、
油圧ポンプ21により吐出され導管P1を介して供給さ
れる作動油をパワーシリンダ18の一方の油室に供給す
るとともに、同シリンダ18の他方の油室がらの作動油
を導管P2を介してリザーバ22に排出する。パワーシ
リンダ18は前記作動油の給排に応じてリレーロッド1
4を駆動することにより、左右前輪FWI。
FW2の前記操舵を助勢する。
後輪操舵装置Bはステップモータ23を有し、同モータ
23は電気制御装置Cに制御されて操舵軸24を回転駆
動する。操舵軸24はラックアンドピニオン機構25.
リレーロッド26.左右タイロッド27a、27b及び
左右ナックルアーム28a、28bを介して左右後輪R
WI、RW2に連結されており、同軸24の回転に応じ
て左右後輪RW1..RW2が操舵されるようになって
いる。また、後輪操舵装置Bは、左右後輪RW1.。
R,W2の前記操舵を助勢するために、操舵軸24の中
間部に組付けられた制御バルブ31.及びリレーロッド
26に固定したビスI・ン32aにより左右油室に区画
されかつ各油室に中立復帰用の一対のスプリング321
)、32Cを内蔵したパワーシリンダ32を備えている
。制御バルブ31は、操舵軸24に作用する操舵1ヘル
クに応じて、油圧ポンプ33により吐出され導管P3を
介して供給される作動油をパワーシリンダ32の一方の
油室に供給するとともに、同シリンダ32の他方の油室
からの作動油を導管P4を介してリザーバ22に排出す
る。パワーシリンダ32は前記作動油の給排に応じてス
プリング32b、32cに抗してリレーロッド26を駆
動することにより、左右後輪R,W1.RW2の前記操
舵を助勢する。
制御バルブ31とパワーシリンダ32とを連通させる油
路には、切換えバルブ装置34が介装されている。この
切換えバルブ装置34は電磁ソレノイド34aを内蔵し
ており、同ソレノイド34aの励磁により第1状態(第
2図状態)に設定されて制御バルブ31とパワーシリン
ダ32との連通を許容し、かつ同ソレノイド34aの非
励磁により第2状態に設定されて前記連通を禁止してパ
ワーシリンダ32の左右油室の連通を許容するようにな
っている。
また、後輪操舵装置Bには、左右後輪RWI。
R,W 2の操舵状態を中立に維持するロック装置35
、及び同後輪R,W]、、RW2の操舵角を所定範囲内
に制限するリミッタ装置36が付設されている。ロック
装置35はリレーロッド26に固定された固定部材35
a、ハウジング37に組付けられた電磁ソレノイド35
b、及び同ソレノイド35bに駆動されて固定部材35
aと係合するロック部材35cにより構成されており、
電磁ソレノイド35bの励磁により第1状態(第2図状
態)に設定されて、固定部材35aとロック部材35C
との係合解除により、リレーロッド26の変位を許容し
て左右後輪RW]、、RW2の操舵を可能にする。また
、同装置35は電磁ソレノイド35bの非励磁により第
2状態に設定されて、固定部材35aとロック部材35
cとの係合により、リレーロッド26を中立位置にロッ
クして左右後輪RW]、、R,W2の操舵を禁止する。
リミッタ装置36はリレーロッド26に固定された固定
部材36a、ハウジング37に組付けられた電磁ソレノ
イド36b、及び同ソレノイド36bに駆動されて固定
部材36aの変位を2段階に制限する段付き凹部を有す
るリミッタ部材36cにより構成されており、電磁ソレ
ノイド36bの励磁により第一 14− 1状態(第2図状B)に設定されて、固定部材36aの
変位を所定の大きな範囲に制限することにより、リレー
ロッド26の変位を同範囲に制限して左右後輪RWI、
RW2の操舵角を所定の大舵角範囲内に制限する。また
、同装置36は、電磁ソレノイド36bの非励磁により
第2状態に設定されて、固定部材36aの変位を所定の
小さな範囲に制限することにより、リレーロッド26の
変位を同範囲に制限して左右後輪RWI、RW2の操舵
角を所定の小舵角(θrLIM)範囲内に制限する。
電気制御装置Cは一対の車速センサ41a、41b、一
対の前輪操舵角センサ42a、42b。
ヨーレートセンサ43、一対の後輪操舵角センサ44a
、44b、バルブ検出スイッチ45.ロック検出スイッ
チ46.リミッタ検出スイッチ47゜クラブモードスイ
ッチ48.スポーツモードスイッチ51及び警告ランプ
52を有する。車速センサ41a、41bは左右前輪F
W1.FW2の回転を各々ピックアップして、各前輪F
WI、FW2の回転数ずなわち車速に略比例した周波数
を有する車速信号を各々発生する。前輪操舵角センサ4
2a、42bは操舵軸12の回転角を各々検出して、同
軸12の回転角すなわち左右前輪FWI。
FW2の操舵角に比例するアナログ形式の前輪操舵角信
号を各々発生する。ヨーレートセンサ43は車速のヨー
イング角速度を検出し、同ヨーイング角速度に比例する
アナログ形式のヨーレート信号を発生する。後輪操舵角
センサ44a、44bはリレーロッド26の変位量を各
々検出して、同ロッド26の変位量すなわち左右後輪R
WI、RW2の操舵角に比例するアナログ形式の後輪操
舵角信号を各々発生する。バルブ検出スイッチ45゜ロ
ック検出スイッチ46及びリミッタ検出スイッチ47は
切換えバルブ装置34.ロック装置35及びリミッタ装
置36の各状態を各々検出して、切換えバルブ装置34
.ロック装置35及びリミッタ装置36が第1状態(第
2図状態)にあれば、ハイレベル゛1“ (以下単に“
′1″という)を表す状態検出信号を発生し、また各装
置34,35゜36が第2状態にあればローレベル“0
°′ (以下単に“′0“′という)を表す状態検出信
号を各々発生する。クラブモードスイッチ48及びスポ
ーツモードスイッチ51は運転席近傍に設けられた選択
スイッチであり、後述するクラブモード又はスポーツモ
ードが選択されているとき′1′′を表すモード選択信
号を各々出力し、それ以外のときパ0′”を表すモード
選択信号を各々出力する。なお、クラブモードとスポー
ツモードが同時に選択されることがないように、これら
のモードスイッチ48.51は各々一方が操作されると
他方が操作解除されるようになっている。警告ランプ5
2も運転席近傍に設けられ、後述する制御回路6oの故
障時に点灯して運転者に同故障を知らせる。
これらのセンサ41a、41b、42a、42b、43
,44.a、44b、スイッチ45,46゜47.48
.51−ランプ52、及び電磁ソレノイド34a、35
b、36bには、制御回路6゜が接続されている。制御
回路60は、第3図に示すように、第1マイクロコンピ
ュータ回路部61、第2マイクロコンピュータ回路部6
2、共通メモリ回路部63、非コンピュータ回路部64
、及び各回路部61〜64にイグニッションスイッチ6
5を介して電力子■を供給するバッテリ66を有する。
第1マイクロコンピュータ回路部61はバス61aに各
々接続された読出し専用メモリ(以下ROMという)6
1b、中央処理装置(以下CPUという)61c、書込
み可能メモリ(以下RAMという)61d、タイマ回路
61e、入出力インターフェース回路61f、ウオッチ
ドックタイマ回路61g、割込みハンドラ回路61h、
共通メモリ用インターフェース回路61iを有する。R
OM61bは第4図乃至第8図に示すフローチャートに
対応した「イニシャルプログラム1」、「定時割込みプ
ログラム1」、「リセットプログラムIJ及び[第2コ
ンピユータフエイルプログラム1]を記憶するとともに
、第9図のグラフに示す特性の各種舵角比Kv、、 K
vsをテーブルの形で記憶している。CP U 61 
cはイグニッションスイッチ65の閉成及び各種割込み
命令信号に応じて前記各プログラムを実行する。RAM
61 dは前記各プログラムの実行に必要な各種データ
を一時的に記憶する。タイマ回路61eは設定された時
間を計測し、該計測時間毎に定時割込み信号を発生ずる
入出力インターフェース回路61fは、バス61aと、
第2マイクロコンピュータ回路部62、非コンピュータ
回路部64及び制御回路6o外の種々の回路とのデータ
の授受を制御するもので、同回路61 fには入力回路
61j及び出力回路61kが接続されている。入力回路
61jは周波数電圧変換器、アナログディジタル変換器
及び記憶回路等を内蔵しており、各センサ41a、41
.b。
42a、42b、43,44.a、44b、各スイッチ
45〜48,51、第2マイクロコンピュータ回路部6
2及び非コンピュータ回路部64がらの信号を必要に応
じてフォーマツ?−変換するとともに記憶して入出力イ
ンターフェース回路61fに供給する。出力回路61に
は記憶回路、駆動回路、及び制御信号の出力を禁止し又
は許容するゲート回路等を内蔵しており、入出力インタ
ーフェース回路61fからの各種制御データを必要に応
じて記憶するとともに、同制御データに対応した制御信
号を、ステップモータ231、リレーコイル67a、切
換えバルブ装置34、ロック装置35及び警告ランプ5
2に各々ダイオードDil〜Di5を介して供給し、か
つ第2マイクロコンピュータ回路部62にも供給する。
また、ダイオードDj3.Di4と切換えバルブ装置3
4、ロック装置35との各間には常開型のリレースイッ
チ67b、67cが各々設けられており、同スイッチ6
7bはリレーコイル67aの通電により閉成するように
なっている。
ウオッチドックタイマ回路61gは第1マイクロコンピ
ュータ回路部61の異常を検知するもので、同回路6 
]、 gはCPU6]、cがらバス6 ]、 aを介し
て供給されるウオッチドツクパルスWDP1を入力する
779371〜回路O81を有する。
ワンショット回路O81の出力は抵抗R1及びコンデン
サC1からなる積分回路を介して比較器COMPIの正
側入力(+)に接続されている。比較器COMP1の負
側入力(−)には所定の基準電圧V reflが供給さ
れており、同比較器COMP1は正側入力(+)の電圧
が基準電圧V reftより高いとき′1″を表す信号
をアンド回路AND ]の一方の入力に供給し、かつ同
正側入力(+)の電圧が基準電圧V reflより低い
とき” o ”を表す信号を同回路AND1の一方の入
力に供給する。
このアンド回路AND 1の他方の入力には比較器CO
MP2の出力が接続されている。比較器COMP2はそ
の正側入力(+)にてバ・ソテリ66からイグニッショ
ンスイッチ65を介して供給されるバッテリ電圧子Vを
入力するとともに、その負側入力(−)にて所定の基準
電圧V ref2を入力しており、バッテリ電圧子Vが
基準電圧V ref2より高いとき“1′°を表す信号
をアンド回路AND 1の他方の入力に供給し、かつ同
バッテリ電圧十Vが基準電圧V erf2より低いとき
′0“″を表す信号−2] − を同回路AND ]−の他方の入力に供給する。アンド
回路AND1の出力はバス61aに接続されており、同
回路AND 1は両比較器COMPI、COMP2の出
力が共に′1′′のとき“°1′°となり、かつそれ以
外のとき0°′となるウオッチドックタイマ信号WDT
、をバス61aに出力する。
割込みハンドラ回路61hはCPU61 cによる割込
みプログラムの実行の優先順位を決定するもので、第1
マイクロコンピュータ回路部61の異常を示すウオッチ
ドックタイマ回路61gがらのウオッチドックタイマ信
号WDT、が0゛になったことに伴い実行される「リセ
ットプログラム1」、第2マイクロコンピュータ回路部
62の異常を示し同回路部62がら供給される後述のつ
オツヂドックタイマ信号WDT2が“′0”″になった
ことに伴い実行される「第2コンピユータフエイルプロ
グラムIJ、及びタイマ回路61eがらの定時割込み命
令信号の発生に伴い実行される[定時割込みプログラム
1」の順に、CPU61 cに対する割込み優先順位を
制御する。共通メモリ用インターフェース回路61iは
バス61aと共通メモリ回路部63とのデータの授受を
制御する。
第2マイクロコンピュータ回路部62は、上記第1マイ
クロコンピュータ回路部61と同様に、バス62a、R
OM62b、CPU62c、RAM62d、タイマ回路
62 e 、入出力インターフェース回路62f、ウオ
ッチドックタイマ回路62g、割込みハンドラ回路62
h、共通メモリ用インターフェース回路621、入力回
路62j及び出力回路62kにより構成されている。こ
の場合、ROM62bは第10図乃至第14図に示すフ
ローチャー1−に対応した「イニシャルプログラム2」
、[定時割込みプログラム2」、[リセットプログラム
2」及び「第1コンピユータフエイルプログラム2」を
記憶するとともに、第15図のグラフに示すノーマル舵
角比KVNをテーブルの形で記憶しており、CPU62
bは前記プログラムを実行する。ウオッチドックタイマ
回路62gは、」1記第1マイクロコンピュータ回路部
61のウオッチドックタイマ回路61gと同様に、ワン
ショット回路O82、抵抗R2、コンデンサC2、比較
器COMP3.COMP4及びアンド回路AND2によ
り構成され、第2マイクロコンピュータ回路部62の状
態を検出して、” 1 ”にて正常な状態を表しかつ“
′O゛にて異常な状態を表すウオッチドックタイマ信号
WDT2を出力する。
割込みハンドラ回路62hはCPU62cによる割込み
プログラムの実行の優先順位を決定するもので、第2コ
ンピュータ回路部62の異常を示すウオッチドックタイ
マ回路62gからのウオッチドックタイマ信号WDT2
が“0°゛になったことに伴い実行される[リセットプ
ログラム2」、第1マイクロコンピュータ回路部61の
異常を示し同回路部61から供給されるウオッチドック
タイマ信号WDT、が0′″になったことに伴い実行さ
れる「第1コンピユータフエイルプログラム2」、及び
タイマ回路62eからの定時割込み命令信号の発生に伴
い実行される[定時割込みプログラム2」の順に、CP
U62cに対する割込み優先順次を制御する。出力回路
62には入出力インターフェース回路62fからの各種
制御データに対応した制御信号を、ステップモータ23
、リレーコイル67a、切換えバルブ装置34、ロック
装置35及び警告ランプ52に各々ダオードD、i6〜
Di 10を介して供給するとともに、第1マイクロコ
ンピュータ回路部61にも供給する。
これらのダイオードDi6〜DilOGよ」二連した各
ダイオードDil〜Di5とともに各々オア回路を構成
している。
共通メモリ回路部63は、共通メモリ用インターフェー
ス回路61i、62iに各々接続された共通バス63a
と、同バス63aに各々接続された共通RAM63b及
びバスアービタ回路63cとにより構成されている。共
通RAM63bはCPU61c、62cにより実行され
るプログラムに必要なデータを一時的に記憶するもので
、非同期で作動する第1マイクロコンピュータ回路部6
1と第2マイクロコンピュータ回路部62との橋渡しと
しての機能を有する。バスアービタ回路63Cは、共通
RAM63bに対する第1及び第2マイクロコンピュー
タ回路部61.62のデータ授受における共通バス63
aの使用権を管理する。
非コンピュータ回路部64は車速センサ41a。
41bに各々接続された周波数電圧変換器64a。
64bを有する。周波数電圧変換器64a、64bは各
車速センサ41a、41bからの車速信号を周波数電圧
変換して、車速を表す電圧信号を各々出力する。これら
の周波数電圧変換器64a。
64bシこは抵抗R3〜R6及びオペアンプOPIから
なる加算器64cが接続されており、同加算器64cは
前記車速を表す各電圧信号を加算して比較器COMP5
の正側入力(+)に供給する。これにより、比較器CO
MP5の正側入力<+〉に供給される電圧信号は、当該
車両が旋回して左右前輪FWI、FW2の各回転数が異
なる場合にも、各回転数を平均した値に対応したものと
なって正26一 確に車速を表すことになる。この比較器COMP5の負
側入力(−)には所定の基準電圧V rer3が供給さ
れており、同比較器COMP5は、車速を表す電圧信号
が基準電圧V ref3より低いときすなわち当該車両
の低車速領域にて゛0パとなる信号を出力し、かつ同電
圧信号が基準電圧V rer3より高いときすなわち当
該車両の高車速領域にて′1″″となる信号を出力する
比較器COMP5の出力は抵抗R7を介してPNP型ト
ランジスタTRのベースに接続されている。このトラン
ジスタTHのエミッタは抵抗R8を介して電源子Vに接
続されており、同トランジスタTRは比較器COMP5
の出力電圧が“′0°′のとき導通制御され、かつ同出
力電圧が“′1゛°のとき非導通制御される。トランジ
スタTRのコレクタは抵抗R9及び常開型のリレースイ
ッチ68bを介してリミッタ装置36の電磁ソレノイド
36bに接続されている。リレースイッチ68bはリレ
ーコイル68aの通電により閉成されるようになってお
り、このリレーコイル68aには同コイル68aの通電
を制御するエクスクル−シブノア回路EXNORの出力
が接続されている。エクスクル−シブノア回路EXNO
Rの一方の入力には、1ヘランジスタTRの導通状態時
にて1″となりかつ非導通状態時にて“O″となるリミ
ッタ36への指示信号が供給され、かつ同回路EXN○
Rの他方の入力には、リミッタ検出スイッチ47からの
状態検出信号が供給されている。これにより、エクスク
ル−シブノア回路EXNORは指示信号及び状態検出信
号が一致するときのみ1“となりかつそれ以外のとき′
0”′となる信号ECU2を出力するリミッタ装置36
及び検出スイッチ47のフェイルチェック機能を有し、
同信号ECUが″1′′のときのみリレーコイル68a
を通電しかつそれ以外のとき同コイル68aを通電しな
いように制御する。また、この信号ECU2は第1及び
第2マイクロコンピュータ回路部61゜62にもリミッ
タ装置36及び検出スイッチ47のフェイル状態を表す
信号として供給されている。
b、実施例の動作 次に、上記のように構成した実施例を、第4図乃至第8
図及び第10図乃至第14図のフローチャーhを参照し
ながら説明する。
イグニッションスイッチ65が閉成されると、バッテリ
66からの電力が各回路部61〜64に供給されるよう
になる。この電力の供給開始に伴い、第1及び第2マイ
クロコンピュータ回路部61.62において、CPU6
1c、62cは各々第4図及び第10図のフローチャー
トに対応した[イニシャルプログラム1」、「イニシャ
ルプログラム2」を実行する。CPU61 Cはステ・
ノブ1、 OOにて「イニシャルプログラム1」 (第
4図)の実行を開始し、ステップ101にてRAM61
d、共通RAM63c、入力回路61j内の記憶回路、
及び出力回路61に内の記憶回路に各々記憶される各種
データを初期値に設定する。この初期設定後、CPU6
1 cはステップ102にてタイマ回路61eに所定の
時間データ(本件実施例では10ミリ秒を表す時間デー
タ)を出力する。
この時間データはタイマ回路61eにより記憶され、同
回路61eは以降時間経過を計測して所定時間毎(10
ミリ秒)毎に定時割込み信号を出力し続ける。次に、C
PU61 Cはステップ103にてウオッチドツクパル
スWDP、をウオッチドックタイマ回路61gのワンシ
ョット回路O81に出力して、この「イニシャルプログ
ラム1」の実行を終了する。ワンショット回路O8Iは
前記パルスWDP、を所定のパルス幅を有するパルス信
号に変換して、同パルス信号を抵抗R1及びコンデンサ
C1からなる積分回路に供給する。コンデンサC]はこ
のパルス信号により充電され、比較器COMP1の正側
入力(+)の電圧はその負側入力(−)に供給されてい
る基準電圧V reflより高くなって“1″を表す信
号をアンド回路ANDIの一方の入力に供給する。また
、上述のイグニッションスイッチ65の閉成により、比
較器COMP2の正側入力(+)に供給される電圧もそ
の負側入力(−)に供給される基準電圧Vref2より
高くなり、同比較器COMP2は1“°を表す信号をア
ンド回路AND 1の他方の入力に供給するので、アン
ド回路A、 N D 1は“1′°を表すつ才・ンチド
・ンクタイマ信号WDT+を出力する。
一方、CPU62cはステップ200にて「イニシャル
プログラム2」 (第10図)の実行を開始し、上述し
た場合と同様のステップ201〜203の処理により、
RAM62d、共通RAM63C1入力回路62j内の
記憶回路、及び出力回路62に内の記憶回路に記憶され
る各種データを初期値に設定するとともに、タイマ回路
62e及びウオッチドックタイマ回路62gに各々所定
の時間データ(10ミリ秒を表す時間データ)及びウオ
ッチドツクパルスWDP2を出力して、ステップ204
にてこの「イニシャルプログラム2」の実行を終了する
。これにより、タイマ回路62eは、以降上記タイマ回
路61− eと同様にして、所定時間(10ミリ秒)毎
に定時割込み信号を出力し続ける。つ才・ソチドツクタ
イマ回路62gにおいては、上記ウオッチドックタイマ
回路6 ]、 gと同様に、アンド回路AND2が比較
器COMP3、COMP4との協働により“1”を表す
ウオッチドックタイマ信号WDT2を出力するようにな
る。
このような[イニシャルプログラム1」及び「イニシャ
ルプログラム2」の実行終了後、C,P U61c、6
2cは各々第1及び第2マイクロコンピュータ回路部6
1.62の状態に応じた割込み信号の発生により種々の
プログラムを実行して、左右後輪RW1.RW2の操舵
を制御するので、以下、第1及び第2マイクロコンピュ
ータ回路部61.62の状態毎に場合分けして、左右後
輪RW]、、RW2の操舵制御について説明する。
(bl)第1及び第2マイクロコンピュータ回路部61
..62が共に正常な場合 第1及び第2マイクロコンピュータ回路部61゜62が
共に正常に作動している場合には、ウオッチドックタイ
マ回路6’1g、62g内の各アンド回路AND1.A
ND2は、上述した正常なバッテリ電圧子Vの供給に伴
う比較器COMP2.COMP4の作用と、上述したウ
オッチドツクパルスWDP 1.WDP2の発生に伴う
抵抗R]、、R2、コンデンサC1,、C2及び比較器
COMP 1 。
COMP2の作用とにより、” 1 ”を表すウオッチ
ドックタイマ信号WDT+ 、WDT2を各々出力して
いる。このウオッチドックタイマ信号WDT +は第1
マイクロコンピュータ回路部61にて利用されるととも
に、入出力インターフェース回路61f及び出力回路6
. ]、 kを介して、第1マイクロコンピュータ回路
部61の正常な動作状態を表す信号として第2マイクロ
コンピュータ回路部62にも供給される。また、ウオッ
チドックタイマ信号WDT2は第2マイクロコンピュー
タ回路部62にて利用されるとともに、入出力インター
フェース回路62f及び出力回路62kを介して、第2
マイクロコンピュータ回路部62の正常な動作状態を表
す信号として第1マイクロコンピュータ回路部61にも
供給される。
かかる状態で、タイマ回路61eから定時割込み信号が
出力されると、CPU61 cはステップ110(第5
図〉にて[定時割込みプログラム1」の実行を開始し、
ステップ111にて1″を表すイネーブルデータEN2
を入出力インターフェース回路61f及び出力回路61
kを介して第2マイクロコンピュータ回路部62の入力
回路62、jに出力する。なお、このイネーブルデータ
EN2はパ1”にてCPU62cによるステップモータ
23、切換えバルブ装置34及びロック装置35の制御
許容状態を表し、′0′′にてCPU62cによるステ
ップモータ23、切換えバルブ装置34及びロック装置
35の制御禁止状態を表す。
入力回路62jに出力されたイネーブルデータEN2(
−”1’“〉は入出力インターフェース回路62fを介
して出力回路62 kに供給され、出力回路62にはこ
のイネーブルデータEN2(−”1″)を記憶すると同
時に、後述するプログラムの実行によりCPU62cか
ら出力される制御データに基づくステップモータ23、
切換え/<ルフ装置34及びロック装置35を制御する
ための制御信号の出力を許容する。
このステップ111の処理後、CP U 61. Cは
、−34= ステップ112(第6図)にて、RAM61dに記憶さ
れている旧車速検出データ■l+o 、 V 120、
口前輪操舵角検出データθfllo、θf1□0、旧後
輪操舵角検出データθrlIO,θr+zo及び旧ヨー
レー1〜検出データY10を、同じ<RAM61dに記
憶されている新車速検出データVIIN、V12N、新
前輪操舵角検出データθf++s、θf1□9、斜後輪
操舵角検出データθrlIN、θf1゜、及び新ヨーレ
ート検出データYINにより各々更新する。次に、CP
 U 6 ]、 cは、ステップ113にて、各種セン
サ4 ]、a、41b、42a、42b。
4、4. a 、 44 b 、 4.3からの信号に
基づき車速、前輪操舵角、後輪操舵角及びヨーレートを
各々算出して、各算出値を表す各データを新車速検出デ
ータ■1□N + ■12N 、新前輪操舵角検出デー
タθflIN+ θf1□9、斜後輪操舵角検出データ
θr、1N、θf12N、及び新ヨーレート検出データ
Y1NとしてRAM61dに記憶させる。ずなわち、車
速センサ41a、4]、bからの各車速信号は入力回路
6]j内にて周波数電圧変換されかつこれらの変換電圧
はアナログディジタル変換されて、これらの変換ディジ
タルデータに基づくステップ113の処理により、車速
センサ41a、41bに対応した車速が各々算出され、
これらの算出車速を表す各車速データが新車速検出デー
タVIIN。
V12NとしてR,AM6.1dに記憶される。前輪操
舵センサ42a、42bからの各前輪操舵角信号は入力
回路61j内にてアナログディジタル変換されて、これ
らの変換ディジタルデータに基づくステップ113の処
理により、前輪操舵角センサ42a、42bに対応した
左右前輪FWI、FW2の操舵角が各々算出され、これ
らの算出操舵角を表す各操舵角データが新前輪操舵角検
出データθf11N、θf 12NとしてRAM61 
dに記憶される。後輪操舵角センサ44a、44bから
の各後輪操舵角信号は入力回路61j内にてアナログデ
ィジタル変換されて、これらの変換ディジタルデータに
基づくステップ113の処理により、後輪操舵角センサ
4.4a、44bに対応した左右後輪R,W1..RW
2の操舵角が各々算出され、これらの算出操舵角を表す
各操舵角データが斜後輪操舵角検出データθr11N+
 θf1□、としてR,AM61dに記憶される。ヨー
シー1〜センサ43からのヨーレート信号は入力回路6
1j内にてアナログディジタル変換されて、この変換デ
ィジタルデータに基づくステップ113の処理により、
車体のヨーレートが算出され、この算出ヨーレー1〜を
表すヨーシー1〜データが新ヨーレーI・検出データY
INとしてR,AM61dに記憶される。これらのステ
ップ112,113の処理により新車速検出データV 
I IN 、 V 12N 、新前輪操舵角検出データ
θflINlθf1□0、斜後輪操舵角検出データθr
1□8.θf1□、及び新ヨーレート検出データYIN
は、各種センサ41a、41b、42a、42b、44
a、44b、4Bから第1マイクロコンピュータ回路部
61に供給された各検出信号に各々対応し、かつ同回路
部61にて計算した現在の車速、前輪操舵角、後輪操舵
角、及びヨーレートを表すものとなる。また、旧車速検
出データV 110 + V120 、口前輪操舵角検
出データθf++。。
θf1□。、旧後輪操舵角検出データθr11゜、θf
 12o及び旧ヨーレート検出データYl□は各種新検
出データV、、N、V、2N、θf IIN・θf 1
2N・θf11N、θr 12N 、 Y INに各々
対応し、かつ前回算出しな車速、前輪操舵角、後輪操舵
角及びヨーレートを表すものとなる。
次に、CPU61 cは、ステップ114にて、各検出
スイッチ45,46.47からの各状態検出信号を入力
回路61j及び入出力インターフェース回路61fを介
して読込み、各状態検出信号に対応しかつ切換えバルブ
装置31.ロック装置35及びリミッタ装置36の現在
の状態を表すバルブ状態検出データVALVE、、ロッ
ク状態検出データLOCKI及びリミッタ状態検出デー
タLIMIT、をRAM 61 dに記憶させる。なお
、これらの状態検出データVALVE1.LOCK、、
LIMIT、は各々″1“にて切換えバルブ装置34.
ロック装置35及びリミッタ装置36の第1状態を表し
、かつ゛Oパにて各装置34゜35.36の第2状態を
表す。ステップ114の処理後、CP U 61. C
は、ステップ115にて、クラブモードスイッチ48.
スポーツモードスイッチ51からの各モード選択信号及
び非コンピュータ回路部64からの信号ECU2を、入
力回路61、j及び入出力インターフェース回路61−
 fを介して読込み、各信号に対応しかつクラブモード
スイッチ48.スポーツモー1〜スイツチ51の各選択
状態及びリミッタ装置47等のフェイル状態を各々表す
クラブモードデータCRAB、、スポーツモードデータ
5PORT、及びリミッタフェイルデータECU2□を
R,AM61dに記憶させる。なお、クラブモードデー
タCR,A B 1及びスポーツモードデータS、PO
R,T、は、′1′にてクラブモード及びスポーツモー
ドの各選択状態を各々表し、かつ“′0″にて前記各モ
ードの非選択状態を表す。また、リミッタフェイルデー
タECU2□は” ] ”にてリミッタ装置36等の正
常な状態を表し、かつ” o ”にて同装置36等の異
常な状態を表す。
ステップ115の処理後、CPU6 ] cは、ステッ
プ116にて、ステップ]]2〜114の処理により設
定されかつRAM6]、dに記憶されている各種データ
VIIN 、 VIIO、V]2N 、 VI20 。
θf11N、θf]IC+、θfe2N、θf120.
θr11N 、θrl+(1+θr12N、θr 12
0 、 YEN、 Y+o、 VA LVE ] 、 
LOCKl 、 1.、 I M I T+を、共通メ
モリ用インターフフェース回路6]jに出力する。同イ
ンターフフェース回路61iは前記データVAIN 、
 VIIO,■12N、■12o、θf、lN、θf+
to、θf+2N、θf120.θf”IIN。
θrlIO+ θr12N+ θr 120 、 YI
N、 Yso、 VALVE+ 、LOCK+ 、LI
MTT+を共通RAM63bに転送し、バスアービタ回
路63cとの協働により共通R,AM63bに記憶させ
る。
次に、CPU61 cは、ステップ117にて、共通R
AM63bに記憶されている補正車速検出データ■2.
補正前輪操舵角検出データθf2゜補正後輪操舵角検出
データθr2及び補正ヨーレー)・検出データY2を、
共通メモリ用インターフェース回路61jを介して読込
んで、該読込んだ各データ■2.θf2.θr2.Y2
を補正車速検出データV3.補正前輪操舵角検出データ
θf1、補正後輪操舵角検出データθr1及び補正ヨー
レート検出データY1としてR,A M 61 dに記
憶させる。なお、共通R,AM63bに記憶されている
前記各種データV2.θf2.θr2.Y2は、この[
定時割込みプログラム1」と並行に第2マイクロコンピ
ュータ回路部62にて実行される後述の「定時割込みプ
ログラム2」によって形成されかつ記憶されたものであ
る。
ステップ117の処理後、CP U 61 cは、ステ
ップ118〜122にて、ステップ115の処理により
R,AM61Cに記憶されているクラブモードデータC
RABI 、スポーツモードデータ5PORT1、及び
ステップ117の処理により同R,AM61Cに記憶さ
れている補正車速検出データV、に基づき、目標舵角比
を決定して同舵角比を表す目標舵角比データに1をRA
M61cに記憶させる。ずなわち、クラブモードスイッ
チ48及びスポーツモードスイッチ51によりクラブモ
ード及びスポーツモードが選択されていなければ、CP
U61 Cはステップ118,119にて各々゛O″に
設定されているクラブモードデータCRAB、、スポー
ツモードデータS P ORT 1に基づき各々rNO
Jと判定し、ステップ1.20にてROM6 l b内
の舵角比テーブルを参照して、目標舵角比データに、を
、車速の増加に従って負から正に徐々に変化する特性の
ノーマル舵角比KVN(第9図実線)であって補正車速
検出データ■。
により表された車速に対応した値に設定する。なお、舵
角比とは左右後輪RWI、R,W2の左右前輪FWI、
FW2に対する操舵角の比を意味するとともに、負(又
は正)にて左右後輪RWI、RW2が左右前輪FWI、
FW2に対し逆相ずなわち逆方向(又は同相すなわち同
方向)に操舵されることを表し、かつ零にて左右後輪R
W1..RW2が左右前輪FWI、FW2とは無関係に
操舵されないことを表す。また、スポーツモードスイッ
チ51によりスポーツモードが選択されていれば、CP
U61 Cはステップ118にて” o ”に設定され
ているクラブモードデータCRAB、に基づきrNo、
と判定し、ステップ119にて゛1パに設定されている
スポーツモードデータ5PORT、に基づきrYEs、
と判定し、ステップ121にてR,OM 6 ]、 b
内の舵角比テーブルを参照して、目標舵角比データに1
を、車速の増加に従って負から正に徐々に変化する特性
のスポーツ舵角比Kvs(第9図破線)であって補正車
速検出データ■1により表された車速に対応した値に設
定する。なお、このスポーツ舵角比KVSは同一車速の
ノーマル舵角比KVNに対して若干大きな(正側の)値
に設定されており、スポーツ舵角比KVSによる左右後
輪RWI、R,W2の操舵は、同一車速のノーマル舵角
比KVNによる同後輪R,W1..RW2の操舵に比し
て、若干同相方向に修正されることになる。また、クラ
ブモードスイッチ48によりクラブモードが選択されて
いれば、CPU61 cはステップ118にて“′1′
”に設定されているクラブモードデータCRAB、に基
づきrYEsJと判定し、ステップ122にて目標舵角
比データに1を車速とは無関係にクラブ舵角比Kc(=
’l」)(第9図一点鎖線)に設定する。なお、クラブ
舵角比Kc(−’l」)とは、左右後輪RW1.。
RW2が左右前輪FW1..FW2に対し同相(同方向
)かつ同一角度に操舵されることを意味する。
これらのステップ118〜122の処理後、CPU61
 Cは、ステップ123にて、前記目標舵角比データに
1及びステップ117の処理によりRAM61dに記憶
された補正前輪舵角検出データθf1に基づ<K+  
・θf1の演算の実行により、左右後輪RW]、、RW
2が操舵されるべき操舵角を算出して、後輪操舵角指示
データθy”1tを該算出操舵角値に設定する。この後
輪操舵角指示データθr、tの設定後、CPU61 c
は、ステップ124にて同指示データθrl*及びステ
ップ]17の処理によりRAM61dに記憶された補正
ヨーレーI〜検出データ¥1に基づくθr1零十ky・
Ylの演算の実行により、前記算出操舵角をヨーレート
に応じて修正して、該修正操舵角θf1番+ky−Y、
を後輪操舵角指示データθr−としてRAM61 dに
新たに記憶させる。なお、この場合、係数kyはヨーレ
ートに応じて左右後輪RW]、、RW2を操舵修正して
、車両走行の安定性を向上させるための演算定数である
次に、CPU61 cは、ステップ125〜127にて
、リミッタ装置36の状態に応じた後輪操舵角指示デー
タθrIネの修正処理を実行する。すなわち、CPU6
1 cは、ステップ125にて、ステップ115の処理
によりRAM61 dに記憶されているリミッタフェイ
ルデータE CU 2 ]に基づき、リミッタ装置36
等が異常か否かを判定する。すなわち、リミッタ装置3
6等が正常であってリミッタフェイルデータECU21
がパ1”″であれば、CP U 61. cはステップ
125にて[YESJと判定して、ステップ124の処
理により設定された後輪操舵角指示データθγ−を変更
せず、プログラムをステップ128に進める。また、リ
ミ・ツタ装M36等が異常であってリミッタフェイルデ
ータECU2+が” o ”であれば、CPU61cは
同ステップ125にて「NO」と判定し、ステップ12
6にて、前記設定した後輪操舵角指示データθrl零が
リミッタ装置36により制限される左右後輪RWI、R
W2の操舵角に等しい所定の小舵角θ目Mより大きい値
を示しているか否かを判定する。この判定において、後
輪操舵角指示データθr、書が小舵角θLIM以下の値
を示せば、CPU61 cは同ステップ126にて「N
O」と判定し、前述した場合と同様、後輪操舵角指示デ
ータθr−を変更せず、プログラムをステップ128に
進める。また、後輪操舵角指示データθr−が小舵角θ
11、より大きな値を示せば、CP U 6 ]、 c
は同ステップ126にてrYES。
と判定し、ステップ127にて同指示データθr−を同
年舵角θ口、に変更してRAM61 dに記憶させる。
これらのステップ125〜127の処理により、リミッ
タ装置36等が異常な場合には、後輪操舵角指示データ
θr1傘が小舵角oLIM以内に制限される。
46一 次に、CPU61 cは、ステップ128にて、ステッ
プ124の処理により設定され又はステップ]27の処
理により変更された後輪操舵角指示データθrl参をR
,AM61.dから読出して、同データθr、tを」1
記ステップ116の処理と同様にして共通R,AM63
bに記憶させる。ステップ128の処理後、CPU61
 cは、ステップ129にて、共通R,AM63bに記
憶されている補正後輪操舵角指示データθr2番を、ス
テップ117の処理と同様にして読込んで、補正後輪操
舵角指示データθl−、零書としてR,AM61.dに
記憶させる。
なお、共通RAM63bに記憶されている前記データθ
r2婁は、」1記ステップ117の場合と同様、第2マ
イクロコンピュータ回路部62における[定時割込みプ
ログラム2]の実行により形成されかつ記憶されたもの
である。ステップ129の処理後、CPU61.Cは、
ステップ130にて、共通RAM63bに記憶されてい
るロック状態指示データLOCK2本及びリミッタ検出
′スイッチ47のフェイルチェック結果を表すフラグL
IMF2を、ステップ117の処理と同様にして読込ん
で、RAM6]、dに記憶さぜる。なお、共通RAM 
63bに記憶されている前記各データLOCK2*。
LIMF2は、上記ステップ117の場合と同様、第2
マイクロコンピュータ回路部62における[定時割込み
プログラム2」の実行により形成されかつ記憶されたも
のである。
次に、CPU61 cは、ステップ131〜135にて
、ステップ129の処理によりRAM61dに記憶した
補正後輪操舵角指示データθr−零を、前記ロック状態
指示データLOCK2婁及びフラグLIMF2に基づき
変更制御する。すなわち、ロック状態指示データLOC
K2*が“′0パであれば、CPU6]、cはステップ
131にてrYEsJと判定し、ステップ133にて補
正後輪操舵角指示データθr1*零を「0」に設定変更
して、プログラムをステップ136に進める。また、ロ
ック状態指示データLOCK2*が“1゛であれば、C
PU61 cはステップ131にてrNOJと判定して
プログラムをステップ133に進める。この場合、フラ
グLIMF2が1′であれば、cpU 61. cはス
テップ133にてrNo、と判定して、補正後輪操舵角
指示データθl−、寥1を変更せずプログラムをステッ
プ136に進める。フラグLIMF2が0′°であれば
、CPU61cはステップ133にてrYES、と判定
し、ステップ134におけるθr、**>θrLIHに
基づく判定により、補正後輪操舵角指示データθl−、
Itが小舵角θr LIM以下の値を示せば、同指示デ
ータθ1− 、零書を変更せずプログラムをステップ1
36に進め、また同指示データθl−1参4が小舵角θ
LIMより大きな値を示せば、ステップ135にて同指
示データθr、Itを同小舵角θLIMに設定変更して
プログラムをステップ136に進める。
このようなステップ131〜135の処理により、 (1)ロック装置35が第2状態に設定されるように指
示(L OCK 2零−′0′′)されて左右後輪RW
I、RW2が中立位置に維持されるように制御されてい
る状態にある場合には、補正後輪操舵角指示データθl
−1*孝は「0」すなわち左右後輪RWI、RW2を中
立位置に制御する値に設定される。
(2)ロック装置35は第1状態に設定されるように指
示(LOCK2I−“1”)されて左右後輪RWI、R
W2が操舵可能な状態にあるが、リミッタ検出スイッチ
47が異常(LIMF2=“’0”)であって左右後輪
R,W1.R,W2の操舵が小舵角θLIM以内に制限
されているか否かが検出不能な場合には、補正後輪操舵
角指示データθrl*寥は小舵角θ1,1M以下すなわ
ち左右後輪RWI、RW2の操舵を小舵角θLIM以内
に制御する値に設定される。
(3)ロック装置35が第1状態に設定されるように指
示(LOCK、参−”1″〉されて左右後輪RWI、R
W2が操舵可能な状態にあり、かつリミッタ検出スイッ
チ47が正常(LIMF2−“’1”)である場合には
、補正後輪操舵角指示データθr−ネはステップ]18
〜127の処理により設定されがっ第2マイクロコンピ
ュータ回路部62により補正された値に設定される。
上記ステップ131〜135の処理後、CPU61cは
、ステップ136にて、前記補正後輪操舵角指示データ
θr11がら、左右後輪R,W1゜RW2の現在の操舵
角を示すデータであってステップ117の処理によりR
AM61dに記憶した補正後輪操舵角検出データθrl
を減算することにより、同各データθr−−1,θr1
の差を示す後輪操舵指示データ△θr−零を計算し、ス
テップ]37にて前記計算した後輪操舵指示データ△θ
r111を入出力インターフェース回路61fを介して
出力回路61kに出力する。
出力回路61にはこの後輪操舵指示データΔr、$1を
記憶すると同時に、同データθr−,t*に対応した駆
動パルス列信号をダイオードDjlを介してステップモ
ータ23に出力し、ステップモータ23は前記パルス列
信号に応じて操舵軸24を補正後輪操舵角指示データθ
l−、itに対応した角度まで回転させようとする。こ
の場合、切換えバルブ装置34が第1状B(第2図状態
)にあれば、制御バルブ31とパワーシリンダ32の各
油室との連通が許容されており、同バルブ31によって
給排の制御される作動油によりピストン32aが中立復
帰用のスプリング32b、32cに抗してリレーロッド
26を駆動するので、ステップモータ23による操舵軸
24の回転に応じてリレーロッド26が変位し、左右後
輪RWI、R,W2は補正後輪操舵角指示データθr口
書に対応した角度まで左又は右に操舵される。その結果
、左右後輪RWI、RW2は以前の操舵角(−θI”+
)がら補正後輪操舵角指示データθγ口零により表され
た操舵角に操舵される。一方、切換えバルブ装置34が
第2状態であれば、パワーシリンダ32の各油室間の連
通が許容され、ピストン32aが中立復帰用のスプリン
グ32b、32cによって中立位置に付勢されてリレー
ロッド26を中立位置に維持するよう作用するので、ス
テップモータ23の回転駆動力では操舵軸24が回転せ
ず、リレーロッド26も変位せず、左右後輪RW ]、
 、 RW2は操舵されない。
ステップ137の処理後、CPU61 cは、ステップ
138にて、ステップ129の処理により設定されかつ
ステップ131〜136の処理により変更された補正後
輪操舵角指示データθr、零4をRAM61 dから読
出して、上記ステップ116の処理と同様に共通R,A
 M 63 bに記憶させる。
次に、CP U 61 cはステップ139にて、上記
ステップ103(第4図)と同様に、ウオッチドックタ
イマ回路61gのワンショット回路O3Iにウオッチド
ツクパルスWDP、を出力して、ステップ140にてこ
の[定時割込みプログラム]]の実行を終了する。この
ウオッチドツクパルスWDP、の出力により、9793
71〜回路O3Iは再びパルス信号を抵抗R1を介して
コンデンサC1に供給するので、放電により低下しつつ
あるコンデンサC1の端子電圧は再び上昇し、比較器C
OMPIは′1”を表す信号を出力し続ける。
−53= かかる状態で時間が経過して、タイマ回路61eが再び
定時割込み信号を出力すると、CPU61cはステップ
110〜140からなる」1記「定時割込みプログラム
1」を同信号の出力毎に実行して、各種データの設定及
び左右後輪RWI、RW2の操舵を制御する。また、C
P U 6 ]、 cが暴走することなく、上記「定時
割込みプログラム1」の各ステップ毎の処理を正常に実
行していれば、ウオッチドツクパルスWDP、はステッ
プ13つの処理により所定時間毎に出力され、コンデン
サC1の端子電圧が基準電圧Vrer+より低下するこ
とはない。
一方、第2マイクロコンピュータ回路部62において、
タイマ回路62eから定時割込み信号が出力されると、
CPU62cはステップ210(第11図)にて「定時
割込みプログラム2」の実行を開始し、ステップ211
にて′1”を表すイネーブルデータENIを入出力イン
ターフェース回路62f及び出力回路62kを介して第
1マイクロコンピュータ回路部61の入力回路61.j
に出力する。なお、このイネーブルデータENIは” 
] ”にてCPU6]、cによるステップモータ23、
切換えバルブ装置34及びロック装置35の制御許容状
態を表し、” o ”にてCPU61 cによるステッ
プモータ23、切換えバルブ装置34及びロック装置3
5の制御禁止状態を表す。入力回路61.jに出力され
たイネーブルデータENI(=”1”)は入出力インタ
ーフフェース回路61fを介して出力回路34kに供給
され、出力回路61にはこのイネーブルデータENI(
−”1’“〉を記憶すると同時に、」一連した[定時割
込プログラム1」及び後述する「第2コンピユータフエ
イルプログラム1」の実行によりCPU61 cによっ
て出力された制御データに基づくステップモータ23、
切換えバルブ装置34及びロック装置35を制御するた
めの制御信号の出力を許容する。
このステップ211の処理後、CPU62cは、ステッ
プ212(第12A図)にて、上記ステップ】12(第
6図)の処理と同様に、RAM62dに記憶されている
旧車速検出データV210 、 V2□。、口前輪操舵
角検出データθfzto、θf220及び旧後輪操舵角
検出データθr210+ θf220を、同RAM 6
2 dに記憶されている新車速検出データV21N 、
 V2゜1、新前輪操舵角検出データθf21N、θf
 22N及び斜後輪操舵角検出データθr2□9.θf
 22Nにより各々更新する。次に、CPU62cは、
ステップ213にて、上記ステップ113(第6図)の
処理の場合と同様にして、入力回路62jとの協働によ
り、各種センサ41a、41b、42a、42b、4.
4a、44bからの信号に基づき車速、前輪操舵角及び
後輪操舵角を各々算出して、各算出値を表すデータを新
車速検出データV21N 、 V2゜6、新前輪操舵角
検出データθf21N+θf 22N及び斜後輪操舵角
検出データθr21 N + θf 22NとしてRA
M62dに記憶させる。これらのステップ212,21
3の処理により、新車速検出データ■2□N + ■2
2N、新前輪操舵角検出データθfztN、θf2□N
及び斜後輪操舵角検出データθr21N+ θf 22
Nは各種センサ41a、41b、42a、42b、44
a、44.bから第2マイクロコンピュータ回路部62
に供給された検出信号に各々対応し、かつ同回路部62
にて計算した現在の車速、前輪操舵角及び後輪操舵角を
表すものとなる。また、旧車速検出データV210 、
 V220 、口前輪操舵角検出データθf 210 
+ θf2□。及び旧後輪操舵角検出データθr210
.θf 220は各種検出データ■21 N +V22
N、θf21N、θf22N、θf21 N +θr2
2Nに各々対応し、かつ前回算出しな車速、前輪操舵角
及び後輪操舵角を表すものとなる。ステップ213の処
理後、CPU62cはステップ214にて、上記ステッ
プ114(第6図)の処理と同様、各状態検出スイッチ
45,46.47からの各状態検出信号を、入力回路6
2j及び入出力インターフフェース回路62fを介して
読込んで、各状態検出信号に対応しかつ切換えバルブ装
置34、ロック装置35及びリミッタ装置36の現在の
状態を表すバルブ状態検出データVALVE2、ロック
状態検出データLOCK2及びリミッタ状態検出データ
LIMIT2をRAM62dに記憶させる。
次に、CPU62cは、ステップ215にて、CPU6
1cの上記ステップ116(第6図)の処理により共通
RAM63dに記憶された各種データvI IN + 
Vl 10 + v12N r v120 + e f
l JN +θf110+θf12N、θf+20+ 
θf IIN + θf110 +θr12N、θr 
120 、 Y IN、 Y lo、 V A LVE
、、LOCK、、LIMIT、を、共通メモリ用インタ
ーフフェース回路62jを介して読込んで、該読込んだ
各データV IIN 、 V 110 、 V 12N
 + v120 + θfllN+θfllo、θf1
2N+θf120.θf11N、θrllo+θr12
N、θf12o 、YIN、Yto、VALVEt 、
LOCKl、LIMIT、をRAM 62 dに記憶さ
せる。
次に、CPU62cはステップ216にて車速センサ4
1a、41bのフェイルチェック及び同チェック結果を
表すフラグVF+、+(i=1.2、j=、1.2)の
設定処理を実行する。このフェイルチェックは、車速が
短時間内に大きく変化し得ないことに基づき、実行され
るもので、ステップ215(第6図のステップ1.13
,116>及びステップ213の処理によりRAM62
dに記憶され現在の算出車速を表す新車速検出データV
11N・V12N・■21N、■22Nと、ステップ2
15(第6図のステップ112,1.16>及びステッ
プ212の処理によりRAM62dに記憶され前回の算
出車速を表す旧車速検出データV++o 、 V120
 、 V2101 V220との差の絶対値が、各々所
定の車速値Cv1以下であるが否がの判定により行われ
る。なお、車速値CVIは新旧車速データの更新間隔す
なわち「定時割込みプログラム1」、[定時割込みプロ
グラム2]の実行間隔に対応した10ミリ秒の間に、変
化する可能性のある最大車速変化量に設定されている。
すなわち、各新旧車速データ対(V 1+9. V++
o )  (VI29.v、2o)、  (V21N 
、 V210 )  (V229. V220 )の各
関係がl V IIN  V ++o l≦Cv+、 
 1VI2N  V1201≦Cv+、  l V21
N  V210 l≦Cv+、  l V22NV22
01≦Cv1にあれば、各フラグV F 、、。
VF、□、 VF21. VF22は各々” 1 ”に
設定される。前記各関係がl VIIN  V+to 
l >Cv+、  1VI2N   VI20 1>C
VI、  1V21N   V210  l>Cv+、
  l V22N  V2201 >Cv+にあれば、
各フラグVF、0.VF、□、VF21.VF22は各
々“0゛に設定される。その結果、新旧車速検出データ
V11N + ■110 、■12N + ■120 
+ ■21N + ■210 +V22N 、 V22
0の設定時点における車速センサ41a、4]、bの異
常、同センサ41a、41bと第1及び第2マイクロコ
ンピュータ回路部61゜62とを接続するリード線の異
常等により、新旧車速検出データVIIN 、 VII
O、V12N 、 V120 。
V21N I V2101 V22N I V220が
異常な値に設定された場合、該異常な値を示すデータを
含む新旧車速検出データ対(V IIN 、 V 1□
。、)(V12N 、 VI20 >  (V21N 
、 V210 )  (V22N 、 V220)に対
応したフラグVF、、、VF、2.vr’21゜VF2
□が“0″に設定され、かつそれ以外の場合には同フラ
グVF、□、VF、□、 V F 21 、 V F 
z□は“1′”に設定される。
ステップ216の処理後、CPU62cは、ステップ2
17にて、フラグV F 11. V F 1□、VF
21 、 V F 2゜が” ] ”であるか又は゛0
′°であるかを各々判定するとともに、同フラグの1″
に対応したすなわち異常でない新車速検出データv1□
9、V1□、、V2.N、V2□、を抽出し、該抽出し
た新車速検出データの中央値を補正車速検出データV2
としてRAM62dに記憶させる。また、前記抽出した
新車速検出データの個数が偶数であれば、該抽出した新
車速検出データの中央の2値の平均値を補正車速検出デ
ータ■2としてRAM62dに記憶させる。このステッ
プ217の処理により、異常な検出車速が除かれ、かつ
車両の旋回時における左右前輪FWI、FW2の回転数
差に起因した算出車速の誤差が補正された現在の補正検
出車速が算出されることになる。なお、フラグVF、、
、VF、□、VF、2.、VF22の全てが゛0′”で
あれば、同ステップ217にて補正車速検出データ■2
は更新されない。
次に、CPU62cはステップ218にて前輪操舵角セ
ンサ42a、42bのフェイルチェック及び同チェック
結果を表すフラグ“θfF、、1(i−1,2、j=1
.2)の設定処理を実行する。
このフェイルチェックは、左右前輪FWI、FW2が短
時間内に大きく操舵されないことに基づき、実行される
もので、上記ステップ216の場合と同様、RAM62
dに記憶され現在の算出前輪操舵角を表す新前輪操舵角
検出データθflIN、θf 12N 、θf2+N、
θf2□、と、RA、M62dに記憶され前回の算出前
輪操舵角を表す目前輪操舵角検出データθfllO,θ
f 1201 θf210+ θf 220との差の絶
対値が、各々所定の操舵値C11以下であるか否かの判
定により行われる。なお、操舵値Cf1は、」1記ステ
ップ216の場合と同様、10ミリ秒間に変化する可能
性のある左右前輪FWl、FW2の最大操舵変化量に設
定されている。
すなわち、各新旧前輪操舵角検出データ対(θf1、N
、θf++o)、(θf12N+θf+2o)、(θf
21N、θfz+o)、(θf22Nlθf22o)の
各関係が、1θf llN−θf++ol≦Cr+、1
θf 12N  −θ f+2ol  ≦Cr1+  
l  θf 21N  −θf2!OI≦cr+・ 1
θf 22N−θf22ol≦Cf1にあれば、各フラ
グθfF、、、θfF、□、θfF2.。
θfF22は各々′″1′″に設定される。また、前記
各関係が1θf llN−θf ++o l >Cr+
、  lθf12N−θf +201 >Cf1.  
lθf 21N−θf 2101>Cr+、lθf 2
2N−θf2201>C(1にあれば、各フラグθfF
++、θfF、□、θfF2.、θfF22は各々” 
o ”に設定される。その結果、新旧前輪操舵角検出デ
ータθf目N、θf110+θf+zN、θf120.
θfz+N、θf210+θf22N、θf 220の
設定時点における前輪操舵角センサ42a、42bの異
常、同センサ42a、42bと第1及び第2マイクロコ
ンピュータ回路61゜62とを接続するり一ド線の異常
等により、新旧前輪操舵角検出データθfIIN+θf
llo、θf12N 、θf +20 、θf2+N、
θf210.θf22N。
θf 220が異常な値に設定された場合、該異常な値
を示すデータを含む新旧前輪操舵角検出データ対(θf
lIN、θf+to>(θf12N +θf+2o)(
θf2+N 、  θfz+o)(θf22N 、  
θf22o)に対応したフラグθfF13.θf F 
12+ θfF2.。
θfF2□が” o ”に設定され、かつそれ以外の場
合には同フラグθfF、0.θf F +2+ θfF
2□。
θfF22は1”に設定される。
ステップ218の処理後、CPU62cは、ステップ2
19にて、前記フラグθfFl、、θfF1□、θfF
21.θfF22が” 1 ”であるか又は“0″であ
るかを各々判定するとともに、同フラグθfF、、、 
 θf F 12+  θfF2.、  θfF2□の
“1″に対応したずなわち異常でない新前輪操舵角検出
データθflIN、θf12N、θf21N、θf 2
2Nを抽出し、該抽出した新前輪操舵角検出データの中
央値を補正前輪操舵角検出データθf2としてRAM6
2dに記憶させる。また、前記抽出した新前輪操舵角検
出データの個数が偶数であれば、該抽出した新前輪操舵
角検出データの中央の2値の平均値を補正前輪操舵角検
出データθf2としてRA M 62 dに記憶させる
。このステップ219の処理により、異常な検出前輪操
舵角が除かれるとともに精度のよい現在の補正前輪操舵
角が算出される。なお、フラグθfF、、、θf F 
+2+θfF2□、θfF22の全てが0′″であれば
、同ステップ219にて補正前輪操舵角検出データθf
2は更新されない。
次に、CPU62cは、ステップ220にて、RA、M
62dに記憶されている新旧後輪操舵角検出データθr
IIN+θr110+θ’ 12N +θr120・θ
f2 l N +θr210.θr22N、θr220
及び所定の操舵値Cr1に基づく」1記ステップ218
と同様の処理により、後輪操舵角センサ44a。
4、4. bの異常をチェックし、各フラグθr F 
11゜θrF1□、θrF21 +θrF2□を前記チ
ェックに基づき“1パ又は′0′′に設定する。なお、
操舵値Crtは10ミリ秒内に変化する可能性のある左
右後輪RWI、RW2の最大変化量に設定されている。
ステップ220の処理後、CPU62cは、ステップ2
21にて、前記フラグθr F 11+θr F 12
.θfF21+ θfF22及び断接輪操舵角検出デー
タθrIIN+ θf12N + θf21N+ θf
22に基づく上記ステップ219と同様の処理により、
現在の補正後輪操舵角を算出し、該算出操舵角を表す補
正後輪操舵角検出データθr2をRAM62dに記憶さ
せる。なお、フラグθr F +t。
θf F 12.θfF21 +θrF22の全てが0
“であれば、同ステップ221にて補正後輪操舵角検出
データθr2は更新されない。
次に、CPU62cは、ステップ222にて、ヨーレー
トが短時間内に大きく変化しないことに基づき、ヨーレ
ートセンサ43の異常を検出し、該検出結果に基づき補
正ヨーレートを算出する。
この場合、前記異常検出は、ステップ2]5(及び第6
図のステップ112,113,116)の処理によりR
,AM62dに記憶されている新ヨーレート検出データ
YINと旧ヨーレート検出データY10との差の絶対値
が、所定のヨーレー1へ値Cy1以下であるか否かの判
定により行われる。なお、ヨーレート値Cy、は、上記
ステップ2]、6,218.220の場合と同様、10
ミリ秒間に変化する可能性のある最大ヨーシー1〜変化
量に設定されている。ずなわち、新旧ヨーレート検出デ
ータY IN+ Y 、。の関係がIYIN  Y+o
l≧Cy+であれば補正ヨーレート検出データ¥2を新
旧−レート検出データY1Nにより示された値に設定し
、かつ同関係がl YIN  YIOI >C371で
あれば補正ヨーレート検出データY2をr□、に設定し
て、同データY2をRAM62dに記憶させる。これに
より、新旧ヨーレート検出データY IN、 Y 1o
の設定時点におけるヨーレートセンサ43の異常、同セ
ンサ43と第1マイクロコンピュータ回路部61とを接
続するリード線の異常等により、新旧ヨーレート検出デ
ータYIN、YIOのいずれか一方又は両方が異常な値
に設定された場合、補正ヨーレート検出データY2は「
0」に設定され、かつそれ以外の場合には同データ¥2
は現在のヨーレートを示す値に設定される。このことは
、後輪操舵角指示データθr−を設定する上述したステ
ップ124(第6図)の処理において、ヨーレートセン
サ43等に異常がない場合にのみヨーレートに基づく後
輪操舵角指示データθr1零の補正制御を行うことを意
味する。
次に、CPU62cはステップ223にて各検出スイッ
チ45〜47のフェイルチェック及び同チェック結果を
表すフラグVALF2.LOKF2、LIMF2の設定
処理を実行する。このフェイルチェックは、第1及び第
2マイクロコンピュータ回路部61.62において「定
時割込みプログラム1」、「定時割込みプログラム2J
が同時に実行され、かつ各検出スイッチ45〜47から
の同一状態検出信号か各回路部61.62に各々取込ま
れていることに基づき、行われるもので、ステップ21
5(第6図のステップ]、]、4.,116)の処理に
よりRAM62dに記憶され第1マイクロコンピュータ
回路部61に読込まれた各状態検出信号を表す各状態検
出データVALVE、。
LOCK+ 、LIMI T+と、ステップ214の処
理によりRAM62dに記憶され第2マイクロコンピュ
ータ回路部62に読込まれた各状態検出信号を表す各状
態検出データVALVE、2 、LOCK2 、LIM
TT2とが各々一致していれば、フラグVALF2.L
OKF2.LIMF2は各々II I I+に設定され
る。また、各状態検出データV A L V E 1.
 L OCK 1. L I M I T 1と各状態
検出データVA LVE2 、 LOCK2 、 L 
I M■T2とが不一致であれば、フラグVALF2゜
LOKF2.LIMF2は各々” o ”に設定される
。これにより、各検出スイッチ45〜47、又は各検出
スイッチ45〜47と第1及び第2マイクロコンピュー
タ回路部61.62とを接続するリード線が異常である
場合には、各検出スイッチ45〜47に対応したフラグ
VALF2.LOKF2.I−1MF2が各々″0°゛
に設定され、かつそれ以外の場合には同フラグVALF
2.LOKF2.LIMF2は各々″1“に設定される
上記ステップ212〜223による各種補正データ及び
フラグの設定後、CPU62cはプログラムを第12B
図のステップ224〜227に進める。ステップ224
にて、CPU62cは、上記ステップ216の処理によ
り設定された車速センサ41a、4]、bのフェイルチ
ェック結果を表す各フラグvF、、、VF、□、VF2
.、VF2□が′0“′であるか否かを各々調べ、前記
フラグV F 、、。
V F 12. V F 21 、 V F 2□の全
てが” o ”すなわち全ての検出車速が異常であれば
rYEsJと判定してプログラムをステップ228に進
め、かつ前記フラグVF 11. VF 12. VF
21. VF22のいずれか一つでも1″′すなわち検
出車速のいずれか一つでも正常であれば「NO」と判定
してプログラムをステップ225に進める。ステップ2
25にて、CPU62cは、上記ステップ218の処理
により設定され前輪操舵角センサ4.2a、42bのフ
ェイルチェック結果を表す各フラグθfF、1.θf 
F 12+ θfF21.θfF2□が” o ”であ
るか否かを各々調べ、前記フラグθfF、、、θfF1
□、θfF2.、θfF2□の全てが0″すなわち全て
の検出前輪操舵角が異常であれば「YES−と判定して
プログラムをステップ228に進め、かつ前記フラグθ
f F 、、、θfF1□、θfF2.。
θfF22のいずれか一つでも“′1′″すなわち検出
前輪操舵角のいずれか一つでも正常であれば「NO」と
判定してプログラムをステップ226に進める。ステッ
プ226にて、CP U 62 cは、上記ステップ2
20の処理により設定され前輪操舵角センサ44a、4
4bのフェイルチェック結果を表す各フラグθrFI 
I +θr F 12.θfF21゜θrF2□が“′
O″であるか否かを各々調べ、前記フラグθrFI 1
 +θr F 12.θrF21 +θrF22の全て
がO′°すなわち全ての検出後輪操舵角が異常であれば
rYESJと判定してプログラムをステップ228に進
め、かつ前記フラグθr F 11゜θrF1□、θr
FH,θrF2□のいずれか一つでも+i 11+すな
わち検出後輪操舵角のいずれか−でも正常であれば「N
O」と判定してプログラムをステップ227に進める。
ステップ227にて、CPU62cは、」1記ステップ
223の処理により設定され各検出スイッチ45〜47
のフェイルチェック結果を表す各フラグVALF2.L
OKF2.LIMF2が“′1′°であるか否かを各々
調べ、前記フラグVALF2.LOKF2.LIMF2
のいずれか一つでも0′″すなわち各検出スイッチ45
〜47からの状態検出信号のいずれか一つが異常であれ
ばrNOJと判定してプログラムをステップ228に進
め、かつ前記フラグVALF2.LOKF2.LIMF
2の全てがパ1°′すなわち全ての前記状態検出信号が
正常であれば「YES」と判定してプログラムをステッ
プ229に進める。これらのステップ224〜227の
処理により、全ての検出車速が異常であってステップ2
17(第12A図)の処理により補正検出車速データ■
2が更新されない場合、全ての検出前輪操舵角が異常で
あってステップ2]9(第12A図)の処理により補正
前輪操舵角検出データθf2が更新されない場合、全て
の検出後輪操舵角が異常であってステップ22](第1
.2A図)の処理により補正後輪操舵角検出データθr
2が更新されない場合、又は検出スイッチ45〜47の
いずれかが異常な場合には、ステップ228以降のプロ
グラムが実行され、全ての前記各データ■2.θf2.
θr2が更新されかつ全ての検出スイッチ45〜47が
正常な場合には、ステップ229以降のプログラムが実
行される。
先に、全ての前記各データ■2.θf2.θr2が更新
されかつ全ての検出スイッチ45〜47が正常な場合に
ついて説明する。この場合、CPU62Cは、ステップ
229にて、上記ステップ217.219,221,2
22の処理により更新された補正車速検出データV2.
補正前輪操舵角検出データθf2.補正後輪操舵角検出
データθr2及び補正ヨーレート検出データY2をRA
M62dから読出し、各データV2.θf2.θr2 
、Y2を共通メモリ用インターフェース回路62iを介
して共通RAM 63 bに記憶させる。
これにより、CPU61Cは上述したステップ117〜
124(第6図)の処理により、前記各データ■2.θ
f2.θr2 、Y2を用いて後輪操舵角指示デー20
11本を算出できるようになる。
次に、CPU62cは、ステップ230にて、CPU6
1 cのステップ128(第6図)の処理により共通R
AM63bに記憶された後輪操舵角指示データ61口を
、共通メモリ用インターフェース回路62iを介して読
込んで、該読込んだデータθr1ネをRAM62dに記
憶させる。このステップ230の処理後、CPU62c
は、ステップ231にて、RAM 62 dに記憶され
た前記後輪操舵角指示データθrl零と後述するステッ
プ233の処理によりRAM62dに記憶されている補
正後輪操舵角指示データθl−,4*との差の絶対値1
θr、t−θr1零ネ 1が所定の小さな舵角値Cr2
より小さければ、補正後輪操舵角指示データθr2ネを
後輪操舵角指示データθr−に設定してRAM62dに
記憶させる。また、同絶対値1θr1本−θrL*tl
が舵角値Cr2以上であればCPU62cは下記演算に
基づく補正後輪操舵角指示データθr2参をRAM62
dに記憶させる。
θ 「2零 = θ 「11十 △ θ −sgn(θ
 F1零 −θ r、零零)だだし、上記演算式中、値
△θは所定の小さな舵角値であり、かつ関数sgn(θ
r1ネーθr、it)はθ1−、$−θr1零零≧0に
て「+1」なりθr、孝−θr1零*<0にて「−】」
となる関数であり、同演算式は、補正後輪操舵角指示デ
ータθr2tを、補正後輪操舵角指示データθl−、i
tにより表された値から舵角値へ〇だけ後輪操舵角指示
データθr1tにより表された値に近づく値に設定する
ことを意味する。この場合、後輪操舵角指示データθr
1零は、CP U 6 ]、 cによるステップ118
〜]−27(第6図)の処理によって設定されかつステ
ップ230の処理により今回RAM62dに読込まれた
ものであり、一方、補正後輪操舵角指示データθr一本
はCPU61 cによるステップ136゜137(第6
図)の処理によって左右後輪RWI。
RW2の操舵角を実際に制御するものであってステップ
233の処理により前回RAM62dに読込まれたもの
であるので、このステップ231の処理により、後輪操
舵角指示データθr1零は、左右後輪R,W 1 、 
RW 2を操舵するように実際に指示した前回の指示デ
ータから大きく変化しないように補正され、補正後輪操
舵角指示データθr2*としてRAM62dに記憶され
る。
次に、CP U 62 cは、ステップ232にて、ス
テップモータ23、切換えバルブ装置34及びロック装
置35のフェイルチェック、並びに同チェック結果を表
すフラグθrF2零、VALF2傘、LOKF2*の設
定処理を実行する。このステップモータ23のフェイル
チェックは、ステップモータ23及び同モータ23と第
1及び第2マイクロコンピュータ回路部61.62とを
接続するり一ド線が正常であれば現在の後輪操舵角は以
前指示した後輪操舵角に近づくことに基づき実行される
もので、前述した前回の後輪操舵角指示値を表す補正後
輪操舵角指示データθr11とステップ221の処理に
より設定され現在の後輪操舵角を表す補正後輪操舵角検
出データθr2との差の絶対値1θr−ネーθr2 l
が所定の小さな舵角値Cr3以下であるかの判定により
行われる。ずなわち、CPU62cは、同ステップ23
2にて、前記絶対値1θr、It−θr2 lが舵角値
Cr3以下すなわちステップモータ23が正常であれば
、フラグθrF2tを′1″に設定し、かつ同絶対値1
θl−,It−θrz lが舵角値Crgより大きいす
なわちステップモータ23が異常であればフラグθrF
2tを”o”に設定する。
また、切換えバルブ装置34及びロック装置35のフェ
イルチェックは、各装置34.35及び各装置34.3
5と第1及び第2マイクロコンピュータ回路部61.6
2とを接続するリード線が正常であれば現在の各装置3
4.35の状態と以前指示した各装置34.35の状態
とが一致することに基づき、実行されるもので、後述す
るステップ235.237の処理により設定されかつ指
示され各装置34.35に対する以前の指示状態を表す
前回のバルブ状態指示データVALVE2書及びロック
状態指示データLOCK2*と、ステップ2]4の処理
により設定され各装置34.35の現在の状態を表すバ
ルブ状態検出データV A LVE2及びロック状態検
出データLOCK2との各一致又は不一致の判定により
行われる。ずなわち、各指示データVALVE2零、L
 OCK 2零と各検出データV A L V E 2
 、L OCK 2とが一致すれば、各フラグV A 
L F 2本、LOKF2零が各装置34.35の正常
状態を表す値″1°゛に各々設定され、かつ各指示デー
タV A L V E 2 *、LOCK2Iと各検出
データV A L V E 2 、L OCK 2とが
一致しなければ各フラグVALF2*、LOKF2零が
各装置34.35等の異常状態を表す値”o”に各々設
定される。
ステップ232の処理後、CPU62cはステップ23
3にて共通RAM63bがら補正後輪操舵角指示データ
θr11を共通メモリ用インターフェース回路62iを
介して読込んで、同データθr、11をRAM 62 
dに記憶させる。このステップ233の処理は、上述し
たステップ231.232の判定処理に利用するために
、左右後輪RWl、R,W2を実際に操舵制御した前回
の補正後輪操舵角指示データθr11をRAM62dに
記憶しておくことを意味する。
次に、CP U 62 cは、ステ’7ブ234にて」
二記ステップ232の処理により設定されステップモー
タ23、切換えバルブ装M 34、ロック装置35のフ
ェイルヂエック結果を表す各フラグθrF2書、VAL
F2 * 、LOKF2書が°° 1″であるか否かを
各々調べ、同フラグθrF2番、VALF2 * 、 
I−OK F 2書の全てが”1”ずなわち同モータ2
3及び各装置34.35が全て正常であるが否かを判定
する。この判定において、ステップモータ23、切換え
バルブ装置34及びロック装置35が全て正常であれば
rYEsJと判定され、CPU62cはステップ235
にてRAM62d内のバルブ状態指示データVALVE
2零及びロック状態指示データLOCK2参を各々′°
1“に設定する。ステップ235の処理後CPU62c
は、ステップ236にて、前記°°]′”に設定した各
指示データVALVE2’、LOCKZ零を、入出力イ
ンターフェース回路62fを介して出力回路62kに出
力する。
出力回路62にはこれらの指示デ〜りVALVE2$、
L OCK 2零を記憶して以前の記憶データを更新す
ると同時に、同データVALVE2倉、LOCK 2零
が°′1″であることに基づき、励磁信号をダイオード
Di8、Di9およびリレースイッチ67b、67cを
介して切換えバルブ装N34及びロック装N35に対し
て出力する。この場合、上述したように、第1および第
2マイクロコンピュータ回路部6]、62の各出力回路
61k、62kからの”1−”′を表すウオッチドック
タイマ信号W D T 1、W D T 2が、ダイオ
ードDi2、Di7を介してリレーコイル67aに供給
され、同コイル67aが励磁されているので、リレース
イッチ67b、67cは閉成状態にある。その結果、切
換えバルブ装置34及びロック装置35に対して出力さ
れた前記励磁信号は同装置34.35の各電磁ソレノイ
ド34a、35bを各々励磁するので、各装置34.3
5は第1状態に設定される。
これにより、この場合には、制御バルブ31及びパワー
シリンダ32が左右後輪RW1、RW2を操舵し得る状
態になり、かつロック装置32が同後輪RWI、RW2
の中立ロックを解除するので、同後輪RWI、RW2は
CPU61 Cによる上記ステップ137の処理によっ
て操舵制御される。
このステップ236の処理後、CPU62cは、ステッ
プ237にて、ステップ231の処理より補正した補正
後輪操舵角指示データθr2I、ステップ235の処理
により設定したロック状態指示データLOCKz婁、及
びステップ223の処理により設定したフラグL 1M
F2をRAM62dから読出して、上述ステップ229
の処理と同様にして共通RAM63bに記憶させる。次
に、CPU62cはステップ238にて上記ステップ2
03(第10図)の処理と同様にウオッチドックタイマ
回路62gのワンショット回路O32にウオッチドツク
パルスWDP2を出力して、ステップ239にてこの「
定時割込みプログラム2」の実行を終了する。このウオ
ッチドツクパルスWDP2の出力により、ワンショット
回路O82は再びパルス信号を抵抗R2を介してコンデ
ンサC2に供給し、同コンデンサC2の端子電圧は再び
上昇し、比較器COMP3は”1”を表す信号を出力し
続ける。
一方、上記ステップ224〜226にて各々「YES、
と判定され、又は上記ステップ227.234にてrN
OJと判定された場合、すなわち全ての検出車速、検出
前輪操舵角若しくは検出後輪操舵角が異常であってステ
ップ217.219.221(第12A図)の処理によ
り補正車速検出データV2、補正前輪操舵角検出データ
θf2若しくは補正後輪操舵角検出データθr2が設定
されない場合、又は検出スイッチ45〜47、ステップ
モータ23、切換えバルブ装置34、ロック装置35が
異常な場合、CPU62cはステップ228にてRAM
62d内のバルブ状態指示データVALVE2*及びロ
ック状態指示データLOCKz零を各々“′0“に設定
する。このステップ228の処理後、CPU62cは上
述したステップ236〜238の処理を実行して、ステ
ップ23つにてこの「定時割込みプログラム2」の実行
を終了する。この場合、ステップ236の処理により、
出力回路62kには°゛0°“を表すバルブ状態指示デ
ータ■ALVE2を及びロック状態指示データLOCK
、dが供給され、同回路62には同データ■ALVE2
t、LOCK2参を記憶するとともに切換えバルブ装置
34及びロック装置35への励磁信号の出力を停止する
。その結果、各装置34.35内の各電磁ソレノイド3
4a、35bは非励磁状態になり、各装置34.35は
第2状態に設定される。この切換えバルブ装置34の第
2状態への設定により、制御バルブ31とパワーシリン
ダ32との連通が解除されるとともにパワーシリンダ3
2の左右油室が連通されるので、左右後輪RWl、R,
W2は中立復帰用のスプリング32b、32cにより中
立状態に復帰し又は維持される。
また、ロック装置35の第2状態への設定により、同装
置35は左右後輪RW1、Rw2を中立状態にロックす
る。
この[定時割込みプログラム2Jの終了後、時間が経過
し、タイマ回路62eが再び定時割込み信号を出力する
と、CPU62cはステップ210〜23つからなる同
[定時割込みプログラム2」を同信号の出力毎に実行し
て、各種データの設定及び左右後輪RW1、RW2の操
舵の許容又は禁止を制御する。また、CPU62Cが暴
走することなく、上記「定時割込みプログラム2」の各
ステップ毎の処理を正常に実行していれば、ウオッチド
ツクパルスWDP、はステップ238の処理により所定
時間毎に出力され、コンデンサC2の端子電圧が基準電
圧V r e f +より低下することはない。
更に、上記のような左右後輪RW1、RW2の操舵制御
中、非コンピュータ回路部64においては、周波数電圧
変換器64 a、64. bが車速センサ41a、4 
]、 bから供給され左右前輪FWI。
FW2の回転数に比例した周波数を有する車速信号を周
波数電圧変換し、該変換電圧を加算器64Cに各々出力
する。加算器64cはこれらの電圧を加算して車速に比
例した電圧を比較器COMP5の正側人力(+)に供給
する。
今、当該車両が低速に走行しており、比較器COMP5
に供給される電圧が基準電圧Vre f3より低ければ
、同比較器COMP5は”o”を表す信号をトランジス
タTRのベースに供給して、同トランジスタTRを導通
状態に制御する。かがる場合、リミッタ装置36及び検
出スイッチ47が正常であれば、リミッタ装置36への
状態指示信号とリミッタ検出スイッチ47からの状態検
出信号、ずなわちエクスクル−シブノア回路EXNOR
に入力される両信号が一致して同回路EXNORは′”
]”を表す信号を出力する。このエクスクル−シブノア
回路EXNORからの“′1″°を表す信号はリレーコ
イル68aを励磁し、この励磁によってリレースイッチ
68bは閉成状態になるので、電源+Vから抵抗R8、
l−ランジメタTR1抵抗R9及びリレースイッチ68
bを介してリミッタ装置36の電磁ソレノイド36bに
励磁電流が供給される。その結果、電磁ソレノイド36
bが励磁されてリミッタ装置36は第1状態に設定され
、同装置36はリレーロッド26の変位を所定の大きな
範囲内に制限することにより左右後輪RWl、RW2を
所定の大舵角範囲に制限する。
また、リミッタ装置36又は検出スイッチ47が故障す
ると、リミッタ装置36への状態指示信号とリミッタ検
出スイッチ47からの状態検出信号すなわちエクスクル
−シブノア回路EXNORに入力される両信号が不一致
となり、同回路EXNORは”o”を表す信号を出力す
る。このエクスクル−シブノア回路EXNORからの′
”0″を表す信号はリレーコイル68aの励磁を解除し
、この励磁解除によってリレースイッチ68bは開成状
態になるので、リミッタ装置36の電磁ソレノイド36
bには電流が供給されなくなる。その結果、電磁ソレノ
イド36bは励磁されなくてリミッタ装置36は第2状
態に設定され、同装置36はリレーロッド26の変位を
所定の小さな範囲内に制限することにより左右後輪RW
1、RW2を所定の小舵角範囲内(01,1M)に制限
する。
一方、当該車両が中高速にて走行しており、比較器CO
MP5に供給される電圧が基準電圧Vref3より高け
れば、同比較器COMP5は”1”を表す信号をトラン
ジスタTRのベースに供給して、同トランジスタTRを
非導通状態に制御する。
この非導通制御により、リミッタ装置36の電磁ソレノ
イド36bには電源子■からの励磁電流が供給されず、
同ソレノイド36bは励磁されない。
これにより、リミッタ装置36及びリミッタ検出スイッ
チ47の正常又は異常に起因したりレースイッヂ68b
の閉成又は開成とは無関係に、リミッタ装置36は第2
状態に設定されて、左右後輪RW]、RW2は前記小舵
角範囲内(θLIM )に制限される。
以上の動作を簡単に整理して述べると、第1及び第2マ
イクロコンピュータ回路部61.62が共に正常な場合
、CPU61 cのステップ113(第6図〉の処理に
より設定された車速検出データ、前輪操舵角検出データ
、後輪操舵角検出データ及びヨーレート検出データは、
ステップ116(第6図)及びステップ215(第12
A図)の処理により共通メモリ回路部63を介して第2
マイクロコンピュータ回路部62に転送される。同回路
部62においては、CPU62cが、ステップ216〜
222の処理により、前記転送された各検出データとス
テップ213(第12A図)の処理により設定した車速
検出データ、前輪操舵角検出データ、後輪操舵角検出デ
ータ及びヨーレート検出データとに基づき、各センサ4
1a、41b、42a、42b、44a、44b、4B
の正常又は異常状態を考慮して、補正車速検出データ、
補正前輪操舵角検出データ、補正後輪操舵角検出データ
及び補正ヨーレート検出データを算出する。
これらの算出した各検出データは、ステップ229(第
12B図)及びステップ117(第6図)の処理により
、共通メモリ回路部63を介して第1マイクロコンピュ
ータ回路部61に転送され、同回路部61において、C
PU61 cが、ステップ118〜127の処理により
、前記転送された各検出データに基づき、各モードスイ
ッチ48.51の操作状態及びリミッタ装置36の正常
又は異常状態を考慮して後輪操舵角指示データを算出す
る。この後輪操舵角指示データは、ステップ128(第
6図)及びステップ230(第1.2 B図)の処理に
より、共通メモリ回路部63を介して第2マイクロコン
ピュータ回路部62に転送され、同回路部62において
、CPU62が、ステ・71231の処理により、前記
転送された後輪操舵角指示データを前回の同指示データ
との関係に応じて補正する。この補正された後輪操舵角
指示データは、ステップ237(第12B図)及びステ
・ンプ129(第6図)の処理により、共通メモリ回路
部63を介して再び第1マイクロコンピュータ回路部6
1に転送され、同回路部61において、CP U 61
 cが、ステップ131〜135(第6図)の処理によ
り、前記補正された後輪操舵角指示データを、ロック装
置35及びリミッタ検出スイッチ47の状態に応じて再
度補正し、ステ・ンブ136.137(第6図)の処理
により左右後輪R,W1、RW2を操舵制御する。
また、CPU62cは、ステップ216.218.22
0.223(第12A図)の処理によって、ステップ1
16(第6図)及びステップ21−89= 5(第12A図)の処理により共通メモリ回路部63を
介して第2マイクロコンピュータ回路部62に転送され
た各種データと、ステップ212.214(第1.2A
図)の処理により設定された各種データとに基づき、各
種センサ41a、41b、42a、42b、44a、4
4b及び各検出スイッチ45〜47の正常又は異常状態
を検出する。
さらに、CPU62cはステップ232(第12B図)
の処理によって、ステップ138(第6図)及びステッ
プ230(第12B図)の処理により共通メモリ回路部
63を介して第2マイクロコンピュータ回路部62に転
送されたデータと、ステップ214(第12A図)及び
ステップ228.235(第12B図)にて設定した各
種データに基づき、ステップモータ23、切換えバルブ
装置34及びロック装置35の正常又は異常状態を検出
する。そして、これらの正常又は異常状態の検出に応じ
て、CPU62Cはステップ236の処理により切換え
バルブ装置34及びロック装置35を制御する。
−90= このように、第1及び第2マイクロコンピュータ回路部
61.62は、共通メモリ回路部63との協働により各
種データの授受を行いながら、種々の機能を分担して、
左右後輪RWI、R,W2の操舵を制御しかつ同操舵の
フェイル制御をするので、本実施例によれば、同回路部
6]、62の負担を多くすることなく、左右後輪RWI
、RW2を安全かつ効果的に制御できる。
また、上記制御と並行して非コンピュータ回路部64が
リミッタ装置36の正常又は異常を検出しながら、車速
に応じてR,Wl、RW2の操舵範囲を規制するので、
同後輪RW ]、RW 2の操舵制御に対するフェイル
制御機能がより充実する。
(b2〉第1マイクロコンピュータ回路部61は正常で
あるが、第2マイクロコンピュータ回路部62が異常な
場合 第2マイクロコンピュータ回路部62にて実行されてい
る「定時割込みプログラム2」の暴走により、CPU6
2CがウオッチドツクパルスWDP2を出力する上記ス
テップ238(第12B図〉の処理を定期的(約10ミ
リ秒毎)に実行しなくなって、コンデンサC2の端子電
圧が基準電圧■ref、より低下して比較器COMP3
が”o”を表す信号を出力し、又はバッテリ66から同
回路部62へ供給された電源電圧十■が基準電圧■re
 f2より低下して比較器COMP4がII OIIを
表す信号を出力すると、アンド回路AND2の出力信号
は°′0″となる。この信号は、第2マイクロコンピュ
ータ回路部62の異常を表すウオッチドックタイマ信号
WDT2として、ウオッチドックタイマ回路62gから
出力され、CPU62Cは同信号の発生により「リセッ
トプログラム2」(第13図、第12A図及び第12B
図)を実行するようになる。また、このウオッチドック
タイマ信号WDT2は入出力インターフェース回路62
f及び出力回路62kを介して第1マイクロコンピュー
タ回路部61に出力され、同回路部61内のCPU61
 cはこの信号の到来により「第2コンピユータフエイ
ルプログラム1」 (第8図)を実行するようになる。
CPU61 cはこの[第2フエイルプログラム1」の
実行をステップ150にて開始し、ステップ151にて
0′′ (CPU62cによるステップモータ23、切
換えバルブ装置34及びロック装置35の制御禁止状態
)を表すイネーブルデータEN2を、上記ステップ11
1(第5図)と同様にして、第2マイクロコンピュータ
回路部62の出力回路62kに転送する。出力回路62
にはこのイネーブルデータEN2 (−”O” )を記
憶すると同時に、後述するプログラムの実行によりCP
 U 62 cから出力される制御データに基づくステ
ップモータ23、切換えバルブ装置34及びロック装置
35を制御するための制御信号の出力を禁止する。ステ
ップ151の処理後、CPU61Cはステップ152に
て警告ランプ52を点灯制御するためのデータLAMP
(−”1′”〉を入出力インターフェース回路6 ]、
 fを介して出力回路61kに出力する。出力回路61
. kは、このデータLAMP(=” ] ” )に基
づき、警告ランプ52を点灯制御するパルス信号をダイ
オードDi5を介して同ランプ52に出力し、同ランプ
52は点灯する。
次に、CPU61 cは、ステップ153にて、上記ス
テップ113(第6図)の処理と同様にして、各種セン
サ41. a、41b、42a、42b、44a、44
bからの信号に基づき、車速、前輪操舵角及び後輪操舵
角を各々算出して、各算出値を表す各データを新車速検
出データV IIN 、V 1□N、新前輪舵角検出デ
ータθf1□9、θf 12N及び断接輪操舵角検出デ
ータθrlIN、θf 12NとしてRAM61 dに
記憶させる。ただし、この場合、ヨーレー1〜の算出は
行わない。ステップ153の処理後、CPU61 Cは
、ステップ154にて、」−記ステップ114.115
(第6図)の処理と同様にして、各種検出スイッチ45
.46からの各状態検出信号及び非コンピュータ回路部
64からの信号ECU2を取込んで、各信号に対応した
バルブ状態検出データV A L V E 1、ロック
状態検出データL OCK 、及びリミッタフェイルデ
ータE CU 21をRAM61dに記憶させる。
ただし、この場合、クラブモードスイッチ48、スポー
ツモードスイッチ51からの各モード選択信号及びリミ
ッタ検出スイッチ47がちの状態検出信号の取込みは行
わない。
次に、CPU61 cはステップ155にて車速センサ
4 ]、 a、41b、前輪操舵角センサ4.2 a、
421)及び後輪操舵角センサ44a、44bのフェイ
ルチェック及び同チェック結果を表すフラグVF、 、
θfF1、θrF1の設定処理を実行する。このフェイ
ルチェックは、各種センサ41a、4 ]、 b、4.
2 a、42b、44a、44b及び同センサ41a、
41b、42a、42b、44a。
44bと第1マイクロコンピュータ回路部61とを接続
するリード線が正常であれば、同センサ対(41a、4
1b)、(42a、421) )、(44a、44b)
からの信号に応じて設定された各データ対(VIIN 
、V12N )、(θflIN、θf、2N)、(θr
lIN、θf 12N >が各々近似した値であること
に基づき、実行されるものであり、上記(bl)のステ
ップ216.218.220の処理によるフェイルチェ
ックに比べて簡易的なものである。すなわち、各種デー
タ対(VIIN、VI2N > 、  (θf++N=
θft2N>、(θrlIN、θf1□N)の関係がl
 V IIN  V 12N l≦Cv2.1θf l
lN−θf1□N I≦C12,1θr llN−θf
+2N l≦Cr4にあれば、各フラグVF、、θfF
1、θrF1は各々II I I+に設定され、同関係
がl V IIN  V12N l > CV2.1θ
f llN−θf12N  l > Cr2.  lθ
rlIN −θf 12N  l > Cr4にあれば
、各フラグVF1、θfF、、θrF1は各々“0“′
に設定される。ただし、値Cr2、θf2、Cr4は、
各センサ41a、41b、42a、42b、44. a
、44bが正常な場合における各データ対(VIIN 
、 V12N )、(θflIN、θf12N)、(θ
rlIN、θf12N)間の最大偏差に対応した小さな
値に設定されている。これにより、各種センサ41a、
41b、42a、42b、44a、44b、又は同セン
サ41a、41b、42a、42b、44a、44bと
第1マイクロコンピュータ回路部61とを接続するリー
ド線に異常が発生し、各種データ■11N、■12N、
θfllN、θf 12N 、θrlIN、θf 12
Nが異常な値に設定された場合には、異常な値を含むデ
ータ対(V 1□N、VI2N>、(θf目N、θf1
2N)、(θrlIN、θf 12N >に対応したフ
ラグVF、 、θfF、、θrF1が”o”に設定され
、かつそれ以外の場合には同フラグ■F1、θfF、、
θrF1は1′′に設定される。
次に、CPU61 cは、ステップ156にて、前記設
定されたフラグVF1、θfF1、θrFlの全てが”
1”すなわちセンサ41a、41b、42a、42b、
44a、44bの全てが正常であればrYES、と判定
してプログラムをステップ157に進め、同フラグVF
、 、θfF、、θrF1のいずれか−っでも°“0′
″すなわちセンサ41a、41b、42a、42b、4
4a、44bのいずれか一つでも異常であればrNOJ
と判定してプログラムをステップ158に進める。
先に、全てのセンサ41a、41b、42a、42b、
4.4 a、44bが正常な場合について説明する。こ
の場合、CPU61cはステップ157にて、上記ステ
ップ153の処理により設定した新車速検出データV1
.N、■1゜9、新前輪操舵角検出データθf1.N、
θf1□、及び斜後輪操舵角検出データθrを、各デー
タ対(V I IN 、V 12N)、(θf++N、
θf+zN)、(θrlIN、θf12N)毎に平均す
ることにより補正車速、補正前輪操舵角及び補正後輪操
舵角を各々算出し、該算出した補正車速、補正前輪操舵
角及び補正後輪操舵角を各々表す補正車速検出データ■
1、補正前輪操舵角検出データθf1及び補正後輪操舵
角検出データθr1をRAM61 dに記憶させる。
これにより、上記(bl)のステップ217.219.
221(第12A図)の処理に比べ、前記各補正データ
■1、θfl、θf1が簡易的に設定されることになる
次に、CP U 6 ]、 cはステップ159にて、
ステップモータ23、切換えバルブ装置34及びロツク
装置36のフェイルチェック及び同チェック結果を表す
フラグθ1−F1零、VALF、*、I−0KF−の設
定処理を実行する。このステップモータ23のフェイル
チェックは、ステップモータ23及び同モータ23と第
1マイクロコンピュータ回路部6]とを接続するリード
線が正常であれば現在の後輪操舵角は以前指示した後輪
操舵角に近づくことに基づき、実行されるもので、後述
するステップ166.1.58の処理により設定され前
回の後輪舵角指示値を表す後輪操舵角指示データθr−
と上記ステップ157の処理により設定され現在の後輪
操舵角を表す補正後輪操舵角検出データθr、との差の
絶対値1θl−、t−θrl  lが所定の小さな舵角
値Cr5以下であるかの判定により行われる。ずなわち
、CP U 6 ]、 cは、同ステップ159にて、
前記絶対値lθr1*−θr+  lが舵角値C1−5
以下すなわちステップモータ23が正常であれば、フラ
グθr F Itを1″に設定し、かつ同絶対値1θr
1ト−θr+  lが舵角値C1−6より大きいずなわ
ち同モータ23が異常であればフラグθrF1tを“0
°′に設定する。また、切換えバルブ装置34及びロッ
ク装置35のフェイルチェックは、各装置34.35、
及び同装置34.35と第1マイクロコンピュータ回路
部6]、62とを接続するリード線が正常であれば、現
在の各装置34.35の状態と以前指示した各装置34
.35の状態とが一致することに基づき、実行されるも
ので、後述するステップ16]、、158.168の処
理により設定されかつ指示され各装置34.35に対す
る以前の指示状態を表す前回のバルブ状態指示データV
ALVE2*及びロック状態指示データLOCKz本と
、ステップ154の処理により設定され各装置34.3
5の現在の状態を表すバルブ状態検出データV A L
 V E +及びロック状態検出データLOCK、との
各一致又は不一致の判定により行われる。ずなわち、各
指示データVALVEIネ、LOCK、tと各検出デー
タVALVE、、LOCK、とが一致すれば、各フラグ
V A L F u、 L OK F +零が各装置3
4゜35の正常状態を表す値パ]′′に各々設定され、
かつ各指示データVALVE、ネ、LOCK、tと各検
出データVALVEI 、LOCK+ とが不一致であ
れば、各フラグV A L F 、 t 、 L OK
 F Iネが各装置34.35の異常状態を表す値” 
o ”に各々設定される。
ステップ159の処理後、CPU61 Cはステップ1
60にて上記設定されたフラグθr F It。
V A L、 F 、ネ、LOKF、*が“1″”であ
るか否かを各々調べ、同フラグθrF1零、VALF、
*、LOKF、零の全てが” 1 ”すなわちステップ
モータ23、切換えバルブ装置34及びロック装ff 
35の全てが正常であるか否かを判定する。この判定に
おいて、ステップモータ23.切換えバルブ装置34及
びロック装置35が全て正常であれば[YESJと判定
され、CPU61 cはステップ161にてRAM61
 d内のバルブ状態指示データVA L V E口及び
ロック状態指示データLOCK、零を各々゛′1°′に
設定する。次に、CPU61 cは、ステップ162,
163にて、上記ステップ120.1.23(第6図)
の処理と同様にして、目標−1,01,− 舵角比データに1を車速に応じて変化するノーマル舵角
比KV、(第9図実線)に設定するとともに、後輪操舵
角指示データθr、零をに1 ・θf、に設定してRA
M61 dに記憶させる。このステップ163の処理後
、CP U 6 ]、 cは、ステップ164〜166
にて、上記ステップ125〜127の処理と同様にして
、リミッタ装置36等が異常な場合には、後輪操舵角指
示データθl−,tを小舵角θLIM以内に制限し、か
つ同装置36等が異常な場合には同データθr1零を上
記ステップ163の処理により設定した値に維持したま
まプログラムをステップ167に進める。
上記ステップ164〜166の処理後、CPU61cは
、ステップ167にて、上記ステップ136(第6図)
の処理と同様にして、後輪操舵指示データ△θr−をθ
r1ネーθr1に設定してRAM61dに記憶させ、ス
テップ168にて、上記ステップ236(第1.2 B
図)と同様にして、バルブ状態指示データVALVE、
零及びロック状態指示データr−ocK、*を出力回路
6 ]、 kに出力する。これらのバルブ状態指示デー
タV A L V E−及びLOCK、*状態指示デー
タLOCK−は上記ステップ161の処理により各々゛
′1°′に設定されているので、出力回路6 ]、 k
は、」−記(bl〉の場合と同様に、°1″を表す前記
データVALVE、t、LOCK−を記憶すると同時に
、ダイオードDi3.Di4を介して切換えバルブ装置
34及びロック装置35に対して励磁信号を各々出力す
る。このとき、リレーコイル67aはパ1”を表すウオ
ッチドックタイマ信号WDT1により通電制御され、リ
レースイッチ67b、67cは閉成状態にあるので、前
記各装置34.35の電磁ソレノイド34a、35bは
前記励磁信号により励磁されて同装置34.35を各々
第1状態に設定する。これにより、切換えバルブ装置3
4は制御バルブ31とパワーシリンダ32との連通を許
容し、ロック装置35は左右後輪RWI、rjW2の中
立ロックを解除する。また、同ステップ168において
、CPU61 cは」1記ステップ163〜]67の処
理により設定された後輪操舵指示データへ〇r1本を上
記ステップ137(第6図〉の処理と同様にして出力回
路6 ]、 kに出力し、出力回路61 ]<は、上記
(bl)の場合と同様にして、ダイオードDilを介し
て同データ△θr1$に対応した駆動パルス列信号をス
テップモータ23に出力する。このとき、切換えバルブ
装置34は制御バルブ31とパワーシリンダ32との連
通を許容し、かつロック装置35は左右後輪RWI。
RW2の中立ロックを解除しているので、ステップモー
タ23は制御バルブ31とパワーシリンダ32との協働
により左右後輪R,W1.RW2を後輪操舵指示データ
△θr、tに対応した量だけ操舵し、同後輪RWI、R
W2は後輪rj4舵角指示データθr1ネにより表され
る操舵角に操舵される。
次に、CPU61cは、ステップ16つにて上記ステッ
プ103(第4図)の処理と同様にウオッチドックタイ
マ回路61gにウオッチドツクパルスWDP、を出力し
て、ステップ170にてこの[第2コンピユータフエイ
ルプログラム2]の実行を終了する。これにより、ウオ
ッチドックタイマ回路61gは、上記(bl)の場合と
同様に、” 1 ”を表すウオッチドックタイマ信号W
DTIを出力し続ける。
一方、上記ステップ1.56,160にてrNo。
と判定された場合、ずなわち各種センサ41a、41b
、4.2 a、42b、44. a、44 bのいずれ
かが異常であってステップ157の処理によりの補正車
速検出データ■1.補正前輪操舵角検出データθf1若
しくは補正後輪操舵角検出データθr、が設定されない
場合、又はステップモータ23、切換えバルブ装置34
、ロック装置35のいずれかが異常な場合、CPU61
cはステップ158にてRAM61 d内の後輪操舵角
指示データθl−,t、バルブ状態指示データVALV
E1を及びロック状態指示データ1−ocK、参を各々
「O」。
′″00パ0“′に設定する。このステップ158の処
理後、CP IJ 6 ]、 cは」二連したステップ
167〜169の処理を実行して、ステップ170にて
この「第2コンピユータフエイルプロゲラj\1」−1
,O5− の実行を終了する。この場合、後輪操舵角指示データθ
r−,t、バルブ状態指示データV A I−V E 
、電及びロック状態指示データLOCK、*は各々「0
」、”o” =  ”o”に設定されているので、上記
(bl)にて述べたように、左右後輪RWI、RW2は
中立成心にロックされる。
かかる「第2コンピユータフエイルプログラム1」の実
行終了後、CP U 6 ]、 cは再び同プログラム
の実行をステップ150から開始する。そして、以前の
状態すなわち第Xマイクロコンピュータ回路部61内の
ウオッチドックタイマ回路61gが1°“を表すウオッ
チドックタイマ信号WDT1を出力し、かつ第2マイク
ロコンピュータ回路部62内のウオッチドックタイマ回
路62gか” o ”を表すウオッチドックタイマ信号
WDT2を出力している限り、CPU61 Cはこの「
第2コンビ)、−タフエイルプログラム1」を繰返し実
行して左右後輪RWl、RW2の操舵を制御する。
かかる第1マイクロコンピュータ回路部61に一]、 
O6− おける[第2コンピユータフエイルプログラム1」の実
行中、CPU62cは[リセットプログラム2」の実行
をステップ280(第13図)にて開始し、ステップ2
81.282にて、上記ステップ201,202と同様
の処理により、RAM62d、共通RAM63c、入力
回路62gの記憶回路、及び出力回路62にの記憶回路
に記憶されている各種データを初期値に設定するととも
に、タイマ回路62eに所定の時間データ(10ミリ秒
を表す時間データ〉を出力する。このステップ281.
282の処理は、第2マイクロコンピュータ回路部62
が異常になったことに伴い同回路部62を初期状態に設
定しておき、同回路部62が再び正常に復帰した場合に
おける正常な動作を確保することを意味する。
次に、CPU62cは上記「定時割込みプログラム2」
におけるステップ212〜238(第12A図、第12
B図)と同種の処理を実行して、ステップ23つにてこ
の[リセットプログラム2]の実行を終了する。この場
合も、CPU62cは各種演算の実行により各種データ
を所望の値に設定し、これらのデータをステップ229
,237にて共通RA、M63bに転送するが、同デー
タは、上述したように、CPU61 cによる上記[第
2コンピユータフエイルプログラム]において左右後輪
RWI、RW2の操舵制御のために利用されることはな
い。また、CPU62cはステップ236にてバルブ状
態指示データVALVE2本及びロック状態指示データ
LOCK2零を出力回路62kに出力するが、出力回路
62には、CPU61Cの上記ステップ151(第8図
)の処理により、ステップモータ23、切換えバルブ操
舵34及びロック操舵35に対して制御信号を出力する
ことを禁止されているので、前記各装置34.35が前
記指示データVALVE2零、LOCK2零により制御
されることはない。一方、ステップ238の処理により
CPU62cからウオッチドックタイマ回路62gに出
力されたウオッチドツクパルスWDPIは、コンデンサ
C2を充電して比較器COMP3の正側入力(+)に供
給される電圧を上昇させるように作用する。
かかる[リセットプログラム2」の実行終了後、CPU
62cは再び同プログラムの実行をステップ280から
開始する。そして、以前の状態すなわちウオッチドック
タイマ回路62gがパ0“を表すウオッチドックタイマ
信号WDT2を出力している限り、CPU62cはこの
[リセットプログラム2]を繰返し実行し続ける。
一方、非コンピュータ回路部64は、かかる場合にも、
上記(bl)の場合と同様に、リミッタ装置36を車速
に応じて制御して、左右後輪RW1、、RW2の操舵範
囲を車速に応じて規制する。
かかるCPU61c、62cによる「第2コンピユータ
フエイルプログラム1」、[リセットプログラム2」の
実行中、コンデンサC2の端子電圧がステップ238(
第12B図)の繰返し実行により上昇し又は電源電圧子
■が上昇して第2マイクロコンピュータ回路部62が正
常状態に復帰すると、ウオッチドックタイマ回路62g
は” 1 ”−10’J− を表すウオッチドックタイマ信号WDT2を出力するよ
うになる。その結果、CPU61c、62Cは上記(b
l)で述べたように「定時割込みプログラム1」、「定
時割込プログラム2」を各々実行するようになる。
上記動作説明のように、第1マイクロコンピュータ回路
部61は正常であるが、第2マイクロコンピュータ回路
部62が異常な場合には、CPU61cのみがステップ
157(第8図)の処理により車速検出データ、前輪操
舵角検出データ及び後輪操舵角検出データを算出すると
ともにステップ162〜166の処理により後輪操舵角
指示データを算出し、かつステップ155,159の処
理により各種センサ41a、4 ]、 b、42a、4
2b、44a、44b、ステップモータ23.切換えバ
ルブ装置34及びロック装置35の正常又は異常状態を
検出して、これらの結果に基づき、ステップ1.58,
161,1.67.168の処理によりステップモータ
23.切換えバルブ装置34及びロック装置35を制御
する。ただし、この場合、前記検出データの算出、後輪
操舵角指示データの算出及び前記正常又は異常状態検出
は上記(bl)に比べて簡略化されているので、第1マ
イクロコンピュータ回路部61は、左右後輪RW1、R
W2の操舵制御及び同操舵制御に対するフェイルセーフ
制御を時間遅れなく効率的に行えるようになる。さらに
、非コンピュータ回路部64は」1記(bl)の場合と
同様に動作して左右後輪RW1.RW2の操舵を車速に
応じて規制するので、前記操舵制御に対するフェイルセ
ーフ制御機能は上記(bl)と同様に良好となる。
(b3)第1マイクロコンピュータ回路部61が異常で
あっても、第2マイクロコンピュータ回路部62が正常
な場合 第1マイクロコンピュータ回路部61にて実行されてい
る「定時割込みプログラム1」の暴走により、CPU6
1CがウオッチドツクパルスWDP、を出力する上記ス
テップ139(第6図)の処理を定期的(約10ミリ程
度)に実行しなくなりて、コンデンサCIの端子電圧が
基準電圧■re1.より低下して比較器COMPIが“
0“を表す信号を出力し、又はバッテリ66から同回路
部61へ供給された電源電圧十■が基準電圧V ref
2より低下して比較器COMP2が°゛0′°を表す信
号を出力すると、アンド回路ANDIの出力信号は0“
となる。この信号は、第1マイクロコンピュータ回路部
61の異常を表すウオッチドックタイマ信号WDTIと
して、ウオッチドックタイマ回路62gから出力され、
CPU61 Cは同信号の発生により[リセットプログ
ラム1」 (第7図、第6図)を実行するようになる。
また、このウオッチドックタイマ信号WDTIは入出力
インターフェース回路6 ]、 f及び出力回路61k
を介して第2マイクロコンピュータ回路部62にも出力
され、同回路部62内のCPU62cはこの信号の到来
により[第1コンピユータフエイルプログラム2」 (
第14図)を実行するようになる。
この場合、[第1コンピユータフエイルプログラム2]
は、第14図に示すように、ステップ250〜270に
より構成されており、各ステップ250〜270におい
ては、上述したU第2コンピュータフェイルプログラム
1」 (第8図〉の各ステップ150〜170と同様の
処理が実行され、第2マイクロコンピュータ回路部62
が、上記(b2)の場合と同様に、左右後輪RWI、R
W2の操舵及び同操舵に対するフェイル制御を同時に行
う。ただし、第14図のフローチャート中、各種データ
はCPU62cにて利用されるためサフィックス「2」
にて表されている。
一方[リセットプログラム1」においては、第7図のス
テップ180〜182は上記[リセットプログラム2」
 (第13図)のステップ280〜282に対応するが
、ステップ112〜140(第6図)は上記(bl)で
述べたr定時側込みプログラム1」のステップ112〜
140(第6図〉と同じである。ただし、この場合も、
CPU62Cのステップ251(第14図)の処理によ
り、第1マイクロコンピュータ回路部61からステップ
モータ23、切換バルブ装置34及びロック装置35へ
の制御信号の出力が上記(b2)の場合と同様に禁止さ
れており、CPU61 cはステップ181,182の
処理により第1マイクロコンピュータ回路部61及び共
通メモリ回路部63を初期状態に設定する機能、及びス
テップ139の処理によりウオッチドックタイマ回路6
1gにウオッチドツクパルスWDP、を出力する機能を
有するのみであるので、第1マイクロコンピュータ回路
部61は上記(b2)の場合における第2マイクロコン
ピュータ回路部62と同様に動作する。
これにより、この場合には、第1及び第2マイクロコン
ピュータ回路部61.62が上記(b2)の場合と相互
に入れ替わっただけであり、上記(b2>の場合と同等
な効果を有する。また、非コンピュータ回路部も上記(
b2〉の場合と同様に動作して左右後輪RWI、R,W
2の操舵を車速に応じて規制するので、上記(b2)の
場合と同様に同後輪RWI、RW2の操舵制御に対する
フェイルセーフ制御機能が充実する。
(b4)第1及び第2マイクロコンピュータ回路部61
.,62が共に異常な場合 第1及び第2マイクロコンピュータ回路部61゜62が
順次異常になると、同回路部61.62内のウオッチド
ックタイマ回路61g、62gは、上記(b2)、(b
3)の場合と同様にして、O′”を表すウオッチドック
タイマ信号WDT+。
WDT2を出力する。これにより、CPU61 c。
62cは上記(b 2 > 、  (b 3 ) (’
)場合ト同IFJニ、[リセットプログラム1」 (第
7図、第6図)、「リセットプログラム2」 (第13
図、第12A図、第1.28図)を実行して、第1及び
第2マイクロコンピュータ回路部6]、、62及び共通
メモリ回路部63を初期状態に設定するとともに、同回
路部61.62の正常状態への復帰を検出するためのウ
オッチドツクパルスWD P + 、WD P2をウオ
ッチドックタイマ回路61g、62gへ出力する。この
とき、両ウオッチドックタイマ信号WDT、 、WDT
2は前述のように共に”o”を表すので、リレーコイル
67aは励磁されない。
このリレーコイル67aの非励磁により、リレースイッ
チ67b、67cは開成状態に設定されるので、第1及
び第2マイクロコンピュータ回路部61.62からいか
なる制御信号が出力されても、切換えバルブ装置34及
びロック装置35の各電磁ソレノイド34− a、35
bは励磁されることはない。これにより、切換えバルブ
装置34及びロック装置35は第2状態に設定され、上
述したように、左右後輪RW、 、RW2は中立状態に
ロックされる。その結果、第1及び第2マイクロコンピ
ュータ回路部6]、62が共に異常になった場合は、左
右後輪RW、 、RW2の操舵が禁止され車両の走行安
全性が確保される。
かかる「リセットプログラム1」及び「リセッ)〜プロ
グラム2」の実行中、第1マイクロコンピュータ回路部
61又は第2マイクロコンピュータ回路部62が正常状
態に復帰すれば、ウオッチドックタイマ信号WDT、、
WDT2のいずれか一方又は両方が1”となり、上記(
bl)、(b2>、(b3)のようにして、左右後輪R
W、、RW2が操舵制御されかつ同操舵のフェイルセー
フ制御も行われるようになる。
C3変形例 」1記実施例においては、車速を検出するために左右前
輪FW1、FW2の各回転数を検出するようにしたが、
これらの回転数の検出に換え又は同検出に加えて、左右
後輪RW1、RW2の回転数を各々検出するようにして
もよい。この場合、左右後輪R,W1、RW2の各回転
数を検出する車速センサからの検出信号に応じて上述し
たプログラムの実行により補正車速を算出し、又は同セ
ンサからの検出信号に基づき算出しな車速と前記左右前
輪FW1、FW2の回転数に基づき算出しな車速とを加
味して、例えば全ての算出車速値又は中央2値の平均値
を補正車速として算出して、後輪操舵角指示データを決
定するようにするとよい。
また、左右前輪FWI、FW2の回転数に基づき車速を
算出する代わりに、変速機の出力軸の回転、プロペラシ
ャツ1への回転等を検出し、該検出結果に基づき車速を
算出するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、前輪操舵角を操舵軸12
の回転角に基づき検出し、かつ後輪操舵角をリレーロッ
ド26の変位量に基づき検出するようにしたが、前輪操
舵角をリレーロッド]4の変位量に基づき検出し、又は
後輪操舵角を操舵軸24の回転角に基づき検出するよう
にしてもよい。
この場合、操舵軸12の回転角を検出する前輪操舵角セ
ンサ4.2a、42bの代わりに、リレーロッド14の
変位量を検出する前輪操舵角センサを同ロッド]4の近
傍に配設し、又はリレーロッド26の変位量を検出する
後輪操舵角センサ44a。
44bの代わりに、操舵軸24の回転角を検出する後輪
操舵角センサを同軸24の近傍に配設するようにすると
よい。
また、上記実施例においては、ステップ118〜124
(第6図)の処理により、車速、操舵モード(クラブモ
ード、スポーツモード)、前輪操舵角及びヨーレートの
みにより後輪操舵角指示データθr、tを決定するよう
にしたが、車両の加減速状態、走行路面の状態に応じて
前記指示デー201口を修正するようにしてもよい。こ
の場合、−1,18− 本件と同一出願人の先の出願(特願昭61−92963
号、特願昭61−21901.5号、特願昭60−25
4432号〉にて示すように、アクセル開度を検出する
センサ、ブレーキペダルの踏込み量を検出するセンサ、
ワイパスイッチの状態に応じて雨による走行路面の滑り
易い状態を検出するスイッチ等を設けるとともに、r定
時割込プログラム1」又は[定時割込みプログラム2」
に前記後輪操舵角指示データθr1零をさらに修正する
ルーチンを追加するようにして、車両の加減速時又は走
行路面が滑り易い状態にあるときには、左右後輪R,W
]、RW2が左右前輪FWI、FW2に対し同相方向に
若干操舵修正されるように、前記指示データθrltを
修正するようにする。これにより、当該車両の走行安定
性がさらに向上するようになる。また上記実施例におい
て、ステップ1.62,262(第8図、第14図)に
て目標舵角比に、、に2を決定する場合、ステップ12
0(第6図)と同様の処理により同舵角比に1、K2を
決定するようにしたが、ステップ162.262の処理
による場合には車速の分解能を大きくして目標舵角比に
1、K2がステップ120の処理による場合に比べて粗
く設定されるようにして、より簡易的かつ迅速に目標舵
角比に、、に2の決定処理がなされるようにしてもよい
。これにより、第1又は第2マイクロコンピュータ回路
部61゜62が故障した場合における「第1コンピユー
タフエイルプログラム」又は「第2コンビコーータフエ
イルプログラム」の処理が速くなり、左右後輪R,W]
、RW2の操舵制御及び同操舵に対するフェイル制御の
時間遅れをより小さくできる。
さらに、上記実施例においてはりレーロツド26の変位
を禁止し又は制限することにより左右後輪RW1、RW
2の操舵を禁止し又は制限するようにしたが、本件出願
と同一出願人の先の出願(実願昭61.−13924.
7号〉にて示すように、この操舵禁止及び操舵制限を、
操舵軸24に切欠きを設けるとともに同切欠きに対して
ロック部材又はリミッタ部材を出没させて、同軸24の
回転を禁止し又は制限することにより行ってもよい。
また、リミッタ装置36は低速にて左右後輪RW1、R
W2の操舵を大舵角に制限しかつ高速にて小舵角に制限
するようにしたが、前記光の出願(実願昭61−139
247号)にて示すように、同操舵を極低速に操舵制限
をしないようにし、低速にて大舵角に制限しかつ高速に
て小舵角に制限するようにしてもよい。さらに、中速の
場合には同操舵を中舵角に制限するようにしてもよい。
この場合、リミッタ装置36を複数段の操舵角を規制可
能に構成するとともに、非コンピュータ回路部64が各
車速領域(極低速、中速、高速)毎に同装置36を制御
するようにするとよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は特許請求の範囲に記載した本発明の構成に対応
する図、第2図は本発明に係る前後輪操舵車を概略的に
示す図、第3図は第2図の制御回路の詳細を示す図、第
4図及至第8図は第3図の第1マイクロコンピュータ回
路部にて実行されるプログラムに対応したフローチャー
I〜、第9図は−1,21,− 第3図の第1マイクロコンピュータ回路部にて決定され
る目標舵角比の特性を示すグラフ、第10図及至第14
図は第3図の第2マイクロコンピュータ回路部にて実行
されるプログラムに対応したフローチャート、及び第1
5図は第3図の第2マイクロコンピュータ回路部にて決
定される目標舵角比の特性を示す図である。 符号の説明 A・・・前輪操舵装置、B・・・後輪操舵装置、C・・
・電気制御装置、23・・・ステップモータ、31・・
・制御バルブ、32・・・パワーシリンダ、32b、3
2c・・・スプリング、34・・・切換えバルブ装置、
35・・・ロック装置36・・・リミッタ装置、41a
、41b・・車速センサ、42a、、42b・・・前輪
操舵角センサ、43・−−ヨーシー+−センサ、4.4
.a、44b・・・後輪操舵角センサ、4.5,4.6
,4.7・・・検出スイッチ、48・・・クラブモート
スイッチ、51・・・スポーツモードスイッチ、60・
・・制御回路、61・・・第1マイクロコンピュータ回
路部、62・・・第2マイクロコンピュータ回路部、6
1b、62b・・・ROM、61c、62c11、CP
U、6]、d、62d・・・RAM、61g、62g・
・・ウオッチドックタイマ回路、63・・・共通メモリ
回路部、63b・・・共通R,A M、64・・・非コ
ンピュータ回路部、66・・・バッテリ、67a、68
a・・・リレーコイル、67b、67c、68b−−・
リレースイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 左右前輪を操舵する前輪操舵装置と、左右後輪を操舵可
    能に連結するリレーロッドと、前記リレーロッドを変位
    させて左右後輪を操舵するアクチュエータと、前記リレ
    ーロッドの変位を規制して又は該規制を解除して左右後
    輪の操舵を規制し又は該規制を解除する操舵規制装置と
    、前記アクチュエータ及び操舵規制装置を電気的に制御
    する電気制御装置とを備えた前後輪操舵車において、車
    速に対応した物理量を検出して同物理量を表す検出信号
    を出力する車速センサと、左右前輪の操舵角に対応した
    物理量を検出して同物理量を表す検出信号を出力する前
    輪操舵角センサと、左右後輪の操舵角に対応した物理量
    を検出して同物理量を表す検出信号を出力する後輪操舵
    角センサと、前記車速センサ、前輪操舵角センサ及び後
    輪操舵角センサからの各検出信号を入力するとともに前
    記アクチュエータ及び操舵規制装置に対して制御信号を
    出力する相互に接続された第1及び第2マイクロコンピ
    ュータとにより前記電気制御装置を構成するとともに、
    前記第1及び第2マイクロコンピュータ内に同第1及び
    第2マイクロコンピュータの各異常を検出する第1及び
    第2異常検出手段を各々設け、前記第1及び第2異常検
    出手段が共に第1及び第2マイクロコンピュータの異常
    を検出しないとき前記第1マイクロコンピュータは左右
    後輪の操舵量を算出して前記アクチュエータを制御する
    第1プログラムを実行しかつ第2マイクロコンピュータ
    は前記アクチュエータ、車速センサ、前輪操舵角センサ
    及び後輪操舵角センサの異常を検出して前記操舵規制装
    置を制御する第2プログラムを実行し、前記第2異常検
    出手段が第2マイクロコンピュータの異常を検出したと
    き前記第1マイクロコンピュータは前記操舵量を前記第
    1プログラムより簡易な処理によって算出するとともに
    前記異常を前記第2プログラムより簡易な処理によって
    検出して前記アクチュエータ及び操舵規制装置を制御す
    る第3プログラムを実行し、かつ前記第1異常検出手段
    が第1マイクロコンピュータの異常を検出したとき前記
    第2マイクロコンピュータは前記操舵量を前記第1プロ
    グラムより簡易な処理によって算出するとともに前記異
    常を前記第2プログラムより簡易な処理によって検出し
    て前記アクチュエータ及び操舵規制装置を制御する第4
    プログラムを実行することを特徴とする前後輪操舵車に
    おける後輪操舵のための電気制御装置。
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Cited By (6)

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