JPS63160591A - 粘弾性体を用いる親油性基質の酵素反応方法 - Google Patents
粘弾性体を用いる親油性基質の酵素反応方法Info
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- JPS63160591A JPS63160591A JP30658286A JP30658286A JPS63160591A JP S63160591 A JPS63160591 A JP S63160591A JP 30658286 A JP30658286 A JP 30658286A JP 30658286 A JP30658286 A JP 30658286A JP S63160591 A JPS63160591 A JP S63160591A
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Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水に不溶性の粘弾性体を、高剪断力下で曳糸性
を示す状態に保ちながら、これに親油性基質、酵素、水
を添加、混練することを特徴とする親油性基質の酵素に
よる反応の方法に関する。
を示す状態に保ちながら、これに親油性基質、酵素、水
を添加、混練することを特徴とする親油性基質の酵素に
よる反応の方法に関する。
ここに水不溶性粘弾性体とは、水に溶解せず、これに高
剪断力を加えた場合、曳糸性を示しながら大変形する性
質を有する物質で、例えばポリイソブチレン及びその誘
導体、アスファルト、トールピッチ等の如き物質を言う
。
剪断力を加えた場合、曳糸性を示しながら大変形する性
質を有する物質で、例えばポリイソブチレン及びその誘
導体、アスファルト、トールピッチ等の如き物質を言う
。
又、親油性基質とはオリーブ油、牛脂、パーム油、魚油
その他の油脂類の如く水には親和性に乏しいが、油に親
和性の強い物質を言う。
その他の油脂類の如く水には親和性に乏しいが、油に親
和性の強い物質を言う。
通常、親油性基質の酵素による反応を行うにあっては、
その基質を水中に加え、好ましくは適当な表面活性剤を
添加した上、攪拌等の機械的方法により水中にこれを微
細に分散させた状態で反応させる方法が用いられるが、
必ずしも工業的に効率のよい確立された方法とは言いが
たい。
その基質を水中に加え、好ましくは適当な表面活性剤を
添加した上、攪拌等の機械的方法により水中にこれを微
細に分散させた状態で反応させる方法が用いられるが、
必ずしも工業的に効率のよい確立された方法とは言いが
たい。
本発明者等は、水に不溶性の粘弾性体(以下、単に粘弾
性体と称す)に親油性基質、酵素、水(所要の水溶性物
質を含有する場合を含む)を加え混練すると、親油性基
質は速に粘弾性体中に収蔵され、同時に粘弾性体に吸蔵
された酵素の作用をうけ、生成した親水性反応生成物は
速に粘弾性体系に接する水系に吐出されることを見出し
た。
性体と称す)に親油性基質、酵素、水(所要の水溶性物
質を含有する場合を含む)を加え混練すると、親油性基
質は速に粘弾性体中に収蔵され、同時に粘弾性体に吸蔵
された酵素の作用をうけ、生成した親水性反応生成物は
速に粘弾性体系に接する水系に吐出されることを見出し
た。
粘弾性体を例えばニーダ−の如き混練機に入れ混練によ
りこれに高剪断力を与え、曳糸性を保ちながら大変形し
ている系の中に親油性基質、酵素水(所要の水溶性物質
を含む)を加え、混練を続けると親油性基質は少なく共
見掛上は粘弾性体中に均一に収蔵され、酵素は一定量の
水と共に微細な粒子状となって粘弾性体内に分散きれる
。 この様な状態で粘弾性体系の大変形を続けると収蔵
された親油性基質は大変形に伴う有効な混練により酵素
系と効率よく接触して、その作用をうけ生成する親水性
反応物は粘弾性体の変形に伴い、それに接する水系へ吐
出され、残った親油性基質は系の大変形により新たに又
、酵素系と接触し、反応することになると思われ、酵素
反応は囲単且つ順調に進行するだけでなく、親水性反応
生成物は容易に反応系より分離されることになるのであ
る。
りこれに高剪断力を与え、曳糸性を保ちながら大変形し
ている系の中に親油性基質、酵素水(所要の水溶性物質
を含む)を加え、混練を続けると親油性基質は少なく共
見掛上は粘弾性体中に均一に収蔵され、酵素は一定量の
水と共に微細な粒子状となって粘弾性体内に分散きれる
。 この様な状態で粘弾性体系の大変形を続けると収蔵
された親油性基質は大変形に伴う有効な混練により酵素
系と効率よく接触して、その作用をうけ生成する親水性
反応物は粘弾性体の変形に伴い、それに接する水系へ吐
出され、残った親油性基質は系の大変形により新たに又
、酵素系と接触し、反応することになると思われ、酵素
反応は囲単且つ順調に進行するだけでなく、親水性反応
生成物は容易に反応系より分離されることになるのであ
る。
用いる粘弾性体は必ずしも単一なものだけではなく、粘
弾性を阻害せぬ範囲で他物質を混合使用出来るし、粘弾
性体の特性(曳糸性)調整のため温度の変化、他の高分
子物質、親和性を有する液状物質等を添加することもあ
る。
弾性を阻害せぬ範囲で他物質を混合使用出来るし、粘弾
性体の特性(曳糸性)調整のため温度の変化、他の高分
子物質、親和性を有する液状物質等を添加することもあ
る。
反応を行う機器は粘弾性体の混線が有効に行なわれれば
よく、ニーダ−、エクストルーダー、その他、通常の混
線機が有効に用いられる。
よく、ニーダ−、エクストルーダー、その他、通常の混
線機が有効に用いられる。
本発明者等は、上述の様に親油性基質、酵素、水(所要
の水溶性物質を含む)を、高@断力下で曳糸性を示す状
態にある粘弾性体と混合するという非常に簡単な方法に
より親油性基質は粘弾性体中に収蔵され、効率よく酵素
の作用を受け、更に親水性の反応生成物が粘弾性体系外
に圧出きれ、分離されるという新規且つ工業的に効果の
大きい酵素反応の方法を与えるものである。
の水溶性物質を含む)を、高@断力下で曳糸性を示す状
態にある粘弾性体と混合するという非常に簡単な方法に
より親油性基質は粘弾性体中に収蔵され、効率よく酵素
の作用を受け、更に親水性の反応生成物が粘弾性体系外
に圧出きれ、分離されるという新規且つ工業的に効果の
大きい酵素反応の方法を与えるものである。
以下、実施例にて本発明の詳細な説明する。
実施例−1,ポリイソブチレンを用いる魚油の酵素分解
日本石油化学製ポリイソブチレン3T、IT (商品名
)を、重量比で1:1に混合し粘弾性体とした。(以下
、粘弾性体をVEと称す)魚油は、太陽油脂(株)の製
品を、酵素はリパーゼ(商品名オリバーゼ)を用いた。
)を、重量比で1:1に混合し粘弾性体とした。(以下
、粘弾性体をVEと称す)魚油は、太陽油脂(株)の製
品を、酵素はリパーゼ(商品名オリバーゼ)を用いた。
混線機には、双腕型の内容12リツトルのものを用いた
。
。
1−1.実施条件
A)バッファー液
0.2Mリン酸−クエン酸
バッファー(pH7,0)液
B)添加剤
グリセリン
(系の腐敗防止のため)
C)反応液組成
魚油 100g r
オリバーゼ 10gr
グリセリン 450gr
バッファー液 1800 m 1
1−2.実施内容
内容12リツトル・ニーダ−を40℃、?Orpmにて
運転し、これに1.8kgのVEを添加する。 VEは
曳糸性を示ながら混線される。
運転し、これに1.8kgのVEを添加する。 VEは
曳糸性を示ながら混線される。
これに1.2リツトルの水を添加する。 700m1の
水はVE中に分散し、VEは曳糸性を示ながら混練を続
け、約500c cの水はある時は圧出きれ、ある時は
吸蔵きれ、VEがあたかも乳化機ポンプめ如き働きをし
ている様になる。
水はVE中に分散し、VEは曳糸性を示ながら混練を続
け、約500c cの水はある時は圧出きれ、ある時は
吸蔵きれ、VEがあたかも乳化機ポンプめ如き働きをし
ている様になる。
これに上記C)の反応液組成物を添加すれば、油状の魚
油で当初白濁していた系は5〜10分後には透明になり
、あたかもVEと水のみで運転している時の様な状態と
なる。
油で当初白濁していた系は5〜10分後には透明になり
、あたかもVEと水のみで運転している時の様な状態と
なる。
更にn棟をm続して行くと、徐々に水が自局して来る。
この白濁水を経時的にとり、その中の脂肪酸蛋を測定
し魚油の分解率を求めた。
し魚油の分解率を求めた。
1−3.結果
魚油分解率の時間経過は次ぎの通りである。
表−1,ポリイソブチレンを用いた
魚油の酵素分解
実施例2.アスファルトを用いる
牛脂の酵素分解
vEとして100/20o(針入度)アスファルト、親
油性基質として牛脂、酵素としてリパーゼ(商品名オリ
バーゼ)を用いた。
油性基質として牛脂、酵素としてリパーゼ(商品名オリ
バーゼ)を用いた。
2−1.実施条件
A)バッファー液
0.2Mリン酸−クエン酸
バッファー液(pH7,0)
B)添加剤
グリセリン
C)反応液組成
牛脂 50g r
オリバーゼ 5gr
添加ン(11956m1
(内バッファー液 1510m l
グリセリン 446m1)
2−2.実施内容
内容12リットル−ニーダ−中にVEl、1kgを入れ
、40〜45℃、?Orpmにて混練、これに水を4リ
ツトル添加した。 その中の2.2リツトルがVE中に
細かい水滴として分散し、残りの水は混練しているVE
系の外に遊離した。
、40〜45℃、?Orpmにて混練、これに水を4リ
ツトル添加した。 その中の2.2リツトルがVE中に
細かい水滴として分散し、残りの水は混練しているVE
系の外に遊離した。
この遊離水を除去し、次いでVE中の水をバッファー液
で置換するためVE系の混練を続けながらバッファー液
を1リットル宛3回加え、毎回遊離水を除去した。
で置換するためVE系の混練を続けながらバッファー液
を1リットル宛3回加え、毎回遊離水を除去した。
そして、このVE系に牛脂、オリバーゼ、その他を含む
添加液を加えた。 加えたものの組成はC)に示す通り
である。
添加液を加えた。 加えたものの組成はC)に示す通り
である。
当初、牛脂は不均一に水系に存在しているが、混線5分
後には完全にVE中に収Mきれ、水系は無色透明となっ
た。
後には完全にVE中に収Mきれ、水系は無色透明となっ
た。
この時を起点として、一定時間毎に水系のサンプルをと
り、その中の脂肪酸の定量により牛脂の分解率を求めた
。
り、その中の脂肪酸の定量により牛脂の分解率を求めた
。
2−3.実施結果
表−2,アスファルトを用いた
牛脂の酵素分解
Claims (1)
- 水に不溶性の粘弾性体を、高剪断力下で曳糸性を示す状
態に保ちながら、これに親油性基質、酵素、水を加え混
練する事を特徴とする親油性基質の酵素反応の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30658286A JPH0687786B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 粘弾性体を用いる親油性基質の酵素反応方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30658286A JPH0687786B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 粘弾性体を用いる親油性基質の酵素反応方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63160591A true JPS63160591A (ja) | 1988-07-04 |
JPH0687786B2 JPH0687786B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=17958795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30658286A Expired - Lifetime JPH0687786B2 (ja) | 1986-12-24 | 1986-12-24 | 粘弾性体を用いる親油性基質の酵素反応方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687786B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100699359B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-03-23 | (주)대경씨앤이 | 포스트-텐션장치가 설치된 지하연속벽체 및 그 시공방법 |
-
1986
- 1986-12-24 JP JP30658286A patent/JPH0687786B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100699359B1 (ko) * | 2006-08-17 | 2007-03-23 | (주)대경씨앤이 | 포스트-텐션장치가 설치된 지하연속벽체 및 그 시공방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687786B2 (ja) | 1994-11-09 |
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