JPS63160547A - 真空調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は容器内に負圧を発生させて気泡を有する素材の
脱気を行う真空調理器に関する。

［従来の技術］ 従来、調理素材例えば漬物素材に真空処理を施して短時
日で鮮度が高＜　、ｉｌｔｌ水物特有の風味をもつ漬物
類を製造する方法が特公昭５７−３０４５９号公報によ
り公知である。

これは漬物素材中の含有空気及び気化ガスを除去し酸素
、調味液の浸透を促進するために漬物素材を真空装置内
で真空処理するものである。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記従来技術においては、主に業務用として開発されて
いるため、電動式真空ポンプが用いられており、このた
め装置全体が大型化し、手軽に家庭用として使用できな
いという問題があった。

この問題を解決するため、出願人は漬物容器に凝縮型真
空ポンプを連通したものを実願昭６１−１３３６８号で
提案している。しがし・この装置の場合、真空処理後冷
却時間を必要とするため、能率が低いと共に、各漬物容
器にそれぞれ凝縮真空ポンプを装備しなければならない
ため、複数の漬物容器の真空処理に不具合が予想される
。

そこで本発明は家庭用として各種素材の調理に手軽に使
用できると共に、短時間で真空処理できる小型で安価な
真空調理器を提供することを第一の目的とし、複数の容
器を１個の真空ポンプにより連続して真空処理できる真
空調理器を提供することを第二の目的とし、所定圧力の
範囲を詳細に表示できる圧力計を備えた真空調理器を提
供することを第三の目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 第一の発明は、開閉可能な蓋体を気密に有する容器を設
け、この容器の上部に人動式の往復動型真空ポンプを連
通して設けて構成される。

第二の発明は、開閉可能な蓋体を気密に有する容器を設
け、この容器に逆止弁を設けると共に、この逆止弁に対
応して前記容器に吸引部材を着脱可能に設け、この吸引
部材に吸引パイプを介して人動式の往復動型真空ポンプ
を連結して構成される。

第三の発明は、開閉可能な蓋体を気密に有する容器を設
け、この容器の上部に人動式の往復動型真空ポンプを連
通して設け、前記容器の上部に連通してダイヤフラム型
圧力計を設けて構成される。

［作　用コ 第一の発明の作用は、素材および液体を収納した・容器
に蓋体を気密状態で閉塞し、往復動型真空ポンプを手動
により作動すると、容器の内部が減圧される。

第二の発明の作用は、素材および液体を収納した容器に
蓋体を気密状態で閉塞し、往復動型真空ポンプを人動に
より作動すると、容器の内部が減圧され、減圧後は吸引
部材を他の容器に装着して連続真空処理を行なうことが
できると共に、前記容器内は真空ポンプから切り離され
た状態で逆止弁によって減圧状態に維持される。

第三の発明の作用は、素材および液体を収納した容器に
蓋体を気密状態で閉塞し、往復動型真空ポンプを人動に
より作動すると、容器の内部が減圧され、その減圧状態
がダイヤフラム型圧力計によって所定圧力の範囲で指示
表示される。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する
。

第１図〜第４図において、１は容器であり、容器本体２
の上方開口部に環状パツキン３を介して蓋体４が気密に
螺着されており、その蓋体４中夫の通気孔５には逆止弁
６が設けられている。７は前記逆止弁６に対応して蓋体
４上面に着脱可能に設けられる塁状吸引部材であり、そ
の下面開口部にはフィルター８とフィルター押え９と環
状パツキン１０とが順次装着されている。１１は一端が
前記吸引部材７の上部吸引口１２に連結され、他端が手
動式の往復動型真空ポンプ１３のＹ字型吸気ノズル１４
の一方吸気口１５に連結された吸引パイプである。前記
往復動型真空ポンプ１３はベーススタンド１６に横向き
に固定されており、シリンダー１７内にリターンスプリ
ング１８を介してピストン１９が摺動可能に設けられ、
このピストン１９はパツキン２０により被装され、リン
グ２１を介しパツキン押え２２によって固定されている
。

またピストン１９の中央にはピストンロッド２３が一体
化されており、ピストンロッド２３の先端にはベースス
タンド１Ｇに支軸２４によって回動可能に設けられたリ
ンクアーム２５の一端が枢支部２６により連結され、前
記リンクアーム２５の他端には手動ハンドル２７が連結
されている、前記シリンダー１７の基端上部には前記吸
気ノズル１４が吸気弁２８を介して設けられ、シリンダ
ー１７の基端下部には排気ノズル２９が排気弁３０を介
して設けられている。この場合真空ポンプ１３の吸気動
作時において吸気弁２８が開成すると共に、排気弁３０
が閉成し、排気動作時において排気弁３０が開成すると
共に吸気弁２８が閉成するようにして構成されている。

３１は前記ベーススタンド１６に前記シリンダー１７の
側部に位置して固定されたダイヤフラム型圧力計であり
、前ケース３２と後ケース３３との間にダイヤフラム３
４が挟着固定されていると共に、ダイヤフラム３４の後
面側と後ケース３３との間にはスプリング座３５を介し
てスプリング３５ａが介在しており、前記スプリング座
３５の前面には前記ダイヤフラム３４を挿通して操作杆
３６が一体化されている０、ｔた前ケース３２には目盛
ケース３７が設けられており、この目盛ケース３７には
目盛３８に対応して指針３９の下端が枢支部４０により
連結され、この指針３９の枢支部４０より上部には前記
操作杆３６の先端が枢支部４１により連結されている。

また後ケース３３には吸気口４２が設けられ、この吸気
口４２と前記Ｙ字型吸気ノズル１４の他方の吸気口１５
ａとが吸引パイプ１１ａにより連結されている。４３は
後ケース３３の上部に設けられた開放口であり、この開
放口４３に先端のパツキン４４が位置するようにして後
ケース３３の上面に開放レバー４５が枢軸４６により回
動可能に設けられ、その開放レバー４５には常時前記パ
ツキン４４が開放口４３を閉塞するようにして付勢する
バネ４７が設けられている。４８は前記ベーススタンド
１６に固定されたカバーであり、前側の開口部４９には
蛇腹状パツキン５０を介して前記手動ハンドル２７が挿
通し、またカバー４８には前記目盛３８に対応して表示
窓５１が開口し、また前記開放レバー４５の基部に対応
して開放レバー４５の操作用押釦５２が装着され、また
吸気ノズル１４に連結された吸引パイプ１１．１１ａの
挿通用開口部５３が設けられている。５４はこの開口部
５３に設けられた手動ハンドル２７の掛止め金具である
。

本実施例は上記のように構成されるため、容器本体２内
に例えば大根、胡瓜、山菜等の素材Ａおよび食塩の水溶
液、こうじ含有水或いは乳酸菌の水溶液等の調味液Ｂを
入れ、落しｆｌｃを載せた状態で蓋体４を環状パツキン
３を介して気密に閉塞し、その後吸引部材７を環状パツ
キン１０を介して逆止弁６に対応させて蓋体４の上面に
密着させ、この状態で手動式の往復動型真空ポンプ１３
の手動ハンドル２７を上下方向に反復動作する。

手動ハンドル２７の下方回動によって手動ハンドル２７
の先端に連結されたリンクアーム２５を介してピストン
ロッド２３およびピストン１９はパツキン２０により気
密状態を維持しながらリターンスプリング１８の力に抗
して前方へ摺動し、これによって容器１内の気体が吸引
されて容器１内が減圧される。同時に吸引部材７は蓋体
４に吸着する。この場合容器１内の気体は真空ポンプ１
３の吸引力によって逆止弁６の上昇により開成された通
気孔５から吸気部材７のフィルター８を通り、吸引パイ
プ１１を経て吸気弁２８が開成された吸気ノズル１４か
らシリンダー１７内に吸引される。このとき排気弁３０
は閉成している０次いで手動ハンドル２７の上方回動に
よってピストン１９はリターンスプリング１８の復元力
によってリンクアーム２５を介して後方へ摺動し、シリ
ンダー１７内の気体は排気弁３０の開成によって開口し
た排気ノズル２９から排気される。このとき吸気ノズル
１４は吸気弁２８によって閉成される。このようにして
手動ハンドル２７を反復動作すると容器１内は次第に減
圧され、この減圧は吸引パイプ１１ａによってダイヤフ
ラム型圧力計３１にも伝達される。そして、所定範囲の
真空度例えば７００　ｍａ　Ｈ（ｌＶａｃ、に達すると
ダイヤフラム３４を介しスプリング３５ａの力に抗して
操作杆３６が後方に移動し始め、指針３９は４００〜７
６０ＭＨ（ｌＶａｃ、の範囲内で指示表示される。

この場合ダイヤフラム３４及びスプリング３５ａは容器
１内の真空度が７００　ｒｍ　Ｈ（ＩＶａＣ，に達した
ときの負圧に均り合うように設定されている。このよう
にして容器１内が所定圧に減圧された後、操作用押釦５
２を押動すると、操作用押釦５２は開放レバー４４の基
部を下方に押圧するため、開放レバー４４はバネ４７の
力に抗して枢軸４６を中心に回動し先端のパツキン４５
は開放口４３を開口する。これによって吸引パイプｉｔ
、　１１ａ内および圧力計３１のケース３３内は大気圧
状態となり、吸引部材７は蓋体４への吸着力を失い容易
に離脱できると共に、蓋体１１の通気孔５は逆止弁６に
よって閉成されて容器１内は所定の減圧状態に維持され
る。

この結果容器１内の素材Ａ内の空気、ガス等が脱気され
て、細胞のすみずみまで調味液Ｂが行きわたり、短時間
に調味液Ｂが素材Ａ内に浸透されて漬物製品を製造でき
る。

本実施例は上記のとおりであるため、手動式の往復動型
真空ポンプ１３の手動ハンドル２７を例えば１０回前後
反復動作するだけで短時間に７００〜７５０ｍＨｇｖａ
ｃ、程度の所望真空度が得られ、取扱い簡便で小型で安
価な家庭用の簡易真空調理器となる。また上記手動ハン
ドル２７の反復動作によって容器１内が所望の真空度に
達した後、通気孔５の操作によって脱気させることによ
り吸引部材７を容器１から切り離すことができるため、
他の容器１の真空処理を連続して行うことができると共
に、真空処理された容器１は単独で持ち運びおよび収納
できる。また１個の真空ポンプ１３を備えるだけで複数
の容器１の真空処理ができるため経済的である。また真
空ポンプ１３にはダイヤフラム型圧力計３１が設けられ
ているため、小スペースの表示窓１５によって所定圧の
４００〜７６０ｏｍＨｇＶａＣ，の範囲が詳細に指示表
示できる。また容器１内に気泡を有する素材および水を
収納して真空処理を行うことによって素材のすみずみま
で水分を浸透させることにより素材の煮込み時間を雉く
することができる。また容器１内にカステラ等の菓子類
および甘味液等を収納して真空処理を行うことによって
菓子類に甘味液等を良好に浸透させることができる。

なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る０例えば手動式の往復型真空ポンプ、容器、ダイヤフ
ラム式圧力計並びに弁の形状、＃Ｉ遣は各種タイプのも
のに適応できることは勿論である。また吸引部材は容器
本体側に設けてもよく、真空ポンプは足踏式でもよい、
また真空処理される素材は気泡を有する各種食品に適応
できる。

［発明の効果］ 第一の発明は家庭用として各種の調理に手軽に使用でき
ると共に、短時間で真空処理できる小型で安価な真空調
理器を提供できる。

第二の発明は複数の容器を１個の人動式の往復動型真空
ポンプによって連続して真空処理できると共に、真空処
理済の容器は所望の真空度を維持した状態で真空ポンプ
から切り離して収納できる小型で安価な真空調理器を提
供できる。

第三の発明は小スペースの表示窓によって所定範囲の圧
力を詳細に視認しながら短時間で真空処理できる小型で
安価な真空調理器を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体斜視図、第２図は
第１図のＡ−Ａ線拡大断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ
線拡大断面図、第４図は第１図のＣ−Ｃ線拡大断面図で
ある。 １・・・容器　　４・・・蓋体　　６・・・逆止弁７・
・・吸引部材 １３・・・手動式の往復動型真空ポンプ１１、１１ａ・
・・吸引パイプ ３１・・・ダイヤフラム型圧力計 第３図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）開閉可能な蓋体を気密に設けた容器と、この容器
   の上部に連通した人動式の往復動型真空ポンプとを具備
   することを特徴とする真空調理器。
2. （２）開閉可能な蓋体を気密に設けた容器と、この容器
   に設けた逆止弁と、この逆止弁に対応して前記容器に着
   脱可能に設けられた吸引部材と、この吸引部材に吸引パ
   イプを介して連結された人動式の往復動型真空ポンプと
   を具備することを特徴とする真空調理器。
3. （３）開閉可能な蓋体を気密に設けた容器と、この容器
   の上部に連通した人動式の往復動型真空ポンプと、前記
   容器の上部に連通して設けられたダイヤフラム型圧力計
   とを具備することを特徴とする真空調理器。