JPS6316009Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6316009Y2 JPS6316009Y2 JP1148880U JP1148880U JPS6316009Y2 JP S6316009 Y2 JPS6316009 Y2 JP S6316009Y2 JP 1148880 U JP1148880 U JP 1148880U JP 1148880 U JP1148880 U JP 1148880U JP S6316009 Y2 JPS6316009 Y2 JP S6316009Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- resin
- gap
- magnetic core
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 16
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 16
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ケース内に挿入したコアエレメン
トをケース内に注入される樹脂によつて固定する
際、ケースの前面窓孔に侵入した樹脂がこの窓孔
と該窓孔内に介入している磁気コア部分との間の
空隙において陥没するのを阻止するようにしたも
のである。
トをケース内に注入される樹脂によつて固定する
際、ケースの前面窓孔に侵入した樹脂がこの窓孔
と該窓孔内に介入している磁気コア部分との間の
空隙において陥没するのを阻止するようにしたも
のである。
詳述すると、従来のこの種磁気ヘツドは第１図
のように、ケース１内に磁気コア２とこれを抱持
したコアホルダー３とでなるエレメントを上記磁
気コア２の先端部分（ギヤツプのある部分）をケ
ースの前面窓孔４に介在させて挿入し、このエレ
メントをケース１内に注入充填した樹脂５にて埋
入固定し、ケース１の前面を上記磁気コア２の先
端部分を含めて図の仮想線のように所要量研削
し、もつて第２図のようにテープ摺動面６が形成
されるものであるが、問題は、上記樹脂の注入に
よつてケース１の前面窓孔４内に侵入した樹脂が
窓孔４と該窓孔４内に介在させた磁気コア部分と
の間の空隙部ｌにその表面張力によつて陥没状に
図のように落ちくぼみ、従つてこの状態で上記の
ように所要量研削した場合第２図のように上記陥
没部分がくぼみイとして未だテープ摺動面６に残
存すると云つた不都合がしばしば発生し、故にテ
ープ走行の不安定や録音、再生時のワウフラツタ
やレベル変動を起したり、又磁気テープの摩耗粉
やゴミが付着し易くなるなど磁気ヘツドの各種特
性の阻害要因を起し易い。
のように、ケース１内に磁気コア２とこれを抱持
したコアホルダー３とでなるエレメントを上記磁
気コア２の先端部分（ギヤツプのある部分）をケ
ースの前面窓孔４に介在させて挿入し、このエレ
メントをケース１内に注入充填した樹脂５にて埋
入固定し、ケース１の前面を上記磁気コア２の先
端部分を含めて図の仮想線のように所要量研削
し、もつて第２図のようにテープ摺動面６が形成
されるものであるが、問題は、上記樹脂の注入に
よつてケース１の前面窓孔４内に侵入した樹脂が
窓孔４と該窓孔４内に介在させた磁気コア部分と
の間の空隙部ｌにその表面張力によつて陥没状に
図のように落ちくぼみ、従つてこの状態で上記の
ように所要量研削した場合第２図のように上記陥
没部分がくぼみイとして未だテープ摺動面６に残
存すると云つた不都合がしばしば発生し、故にテ
ープ走行の不安定や録音、再生時のワウフラツタ
やレベル変動を起したり、又磁気テープの摩耗粉
やゴミが付着し易くなるなど磁気ヘツドの各種特
性の阻害要因を起し易い。
そこで、この考案ではこの事実に鑑み簡単な構
成にて上記陥没を防がせるように改良したもので
ある。
成にて上記陥没を防がせるように改良したもので
ある。
そこで第３図が改良された本願であり、上記構
成の磁気ヘツドにおいて、上記窓孔４の縁と該窓
孔内に介在された上記磁気コア２の先端部分との
間の空隙部ｌに、コアホルダー３に一体に設けた
突部７の先端を近接的に臨ませる。
成の磁気ヘツドにおいて、上記窓孔４の縁と該窓
孔内に介在された上記磁気コア２の先端部分との
間の空隙部ｌに、コアホルダー３に一体に設けた
突部７の先端を近接的に臨ませる。
上記突部７は、空隙部ｌに侵入した上記樹脂５
がその表面張力によつて上記空隙部ｌからケース
内に陥没するのを阻止し、又上記研削によつて形
成されるテープ摺動面６（図の仮想線）から先端
が露出せずに空隙部ｌの樹脂中に埋設するように
突出量が選ばれている。
がその表面張力によつて上記空隙部ｌからケース
内に陥没するのを阻止し、又上記研削によつて形
成されるテープ摺動面６（図の仮想線）から先端
が露出せずに空隙部ｌの樹脂中に埋設するように
突出量が選ばれている。
つまり、上記突部７を空隙部ｌに近接的に臨ま
せたことによつて実質的に樹脂は空隙ｌの前方に
盛り上り、従つてケース前面の研削によつても第
２図に示すくぼみイは何等残存しなくなる。
せたことによつて実質的に樹脂は空隙ｌの前方に
盛り上り、従つてケース前面の研削によつても第
２図に示すくぼみイは何等残存しなくなる。
一方、突部７は図のように樹脂内に没入状態に
あるのでテープに傷をつけたりすることはなく又
錆の発生も全くないものである。
あるのでテープに傷をつけたりすることはなく又
錆の発生も全くないものである。
尚又、上記突部７は窓孔内の上下又は左右側部
でも必要に応じて何れでもよく、第４図では上下
に配置した例を示している。
でも必要に応じて何れでもよく、第４図では上下
に配置した例を示している。
第５図は上記第４図に対応させコアホルダーと
磁気コアとの関係を示す。
磁気コアとの関係を示す。
要するに本考案によれば、ケースの窓孔とこの
窓孔内に介在させた磁気コアの先端部分との間の
空隙部に、この空隙部に侵入した樹脂が表面張力
によつて該空隙部からケース内方部に陥没するの
を阻止するようにコアホルダーに設けた陥没阻止
用突部を近接的に臨ませる、極めて簡単な構成に
よりテープ摺動面の樹脂部にくぼみを発生させる
ことがなくなり、従来くぼみの発生によつて生じ
た磁気ヘツドの各種特性の阻害要因を一掃し得た
ものである。
窓孔内に介在させた磁気コアの先端部分との間の
空隙部に、この空隙部に侵入した樹脂が表面張力
によつて該空隙部からケース内方部に陥没するの
を阻止するようにコアホルダーに設けた陥没阻止
用突部を近接的に臨ませる、極めて簡単な構成に
よりテープ摺動面の樹脂部にくぼみを発生させる
ことがなくなり、従来くぼみの発生によつて生じ
た磁気ヘツドの各種特性の阻害要因を一掃し得た
ものである。
又上記突部はケース前面の研削によつて形成さ
れるテープ摺動面から露出せずに空隙部の樹脂中
に埋設しているので、テープを傷めたりすること
はなく、又錆の発生もなく、従つて突部の存在が
テープ送り機能を阻害するようなことは全くな
い。
れるテープ摺動面から露出せずに空隙部の樹脂中
に埋設しているので、テープを傷めたりすること
はなく、又錆の発生もなく、従つて突部の存在が
テープ送り機能を阻害するようなことは全くな
い。
第１図、第２図は従来の横断平面図、第３図は
本考案による横断面図、第４図は仝上正面図、第
５図は仝上磁気コアとコアホルダーとの関係を示
す平面図である。 １……ケース、２……磁気コア、３……コアホ
ルダー、４……窓孔、５……樹脂、ｌ……空隙
部、イ……陥没によつて生じたくぼみ、６……テ
ープ摺動面、７……陥没阻止用突部。
本考案による横断面図、第４図は仝上正面図、第
５図は仝上磁気コアとコアホルダーとの関係を示
す平面図である。 １……ケース、２……磁気コア、３……コアホ
ルダー、４……窓孔、５……樹脂、ｌ……空隙
部、イ……陥没によつて生じたくぼみ、６……テ
ープ摺動面、７……陥没阻止用突部。
Claims (1)
- ケース内に磁気コアとこれを抱持したコアホル
ダーとでなるエレメントを上記磁気コアの先端部
分をケースの前面窓孔に介在させて挿入し、この
エレメントをケース内に注入充填した樹脂にて埋
入固定し、ケース前面を上記磁気コアの先端部分
を含めて所要量研削しテープ摺動面を形成するよ
うにした磁気ヘツドにおいて、上記窓孔縁と該窓
孔内に介在させた磁気コア部分との間の空隙部
に、この空隙部に侵入した上記樹脂がその表面張
力によつて上記空隙部からケース内方に陥没する
のを阻止するように、而も上記研削によつて形成
されるテープ摺動面から露出せずに空隙部の樹脂
中に埋没するようにコアホルダーに設けた陥没阻
止用突部を臨ませたことを特徴として成る磁気ヘ
ツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1148880U JPS6316009Y2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1148880U JPS6316009Y2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56115729U JPS56115729U (ja) | 1981-09-04 |
| JPS6316009Y2 true JPS6316009Y2 (ja) | 1988-05-09 |
Family
ID=29608097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1148880U Expired JPS6316009Y2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6316009Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-01-31 JP JP1148880U patent/JPS6316009Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56115729U (ja) | 1981-09-04 |
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