JPS63157056A - でんぷん用腐敗判定剤 - Google Patents

でんぷん用腐敗判定剤

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Publication number
JPS63157056A
JPS63157056A JP30563086A JP30563086A JPS63157056A JP S63157056 A JPS63157056 A JP S63157056A JP 30563086 A JP30563086 A JP 30563086A JP 30563086 A JP30563086 A JP 30563086A JP S63157056 A JPS63157056 A JP S63157056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
putrefaction
oxidation
indicator
agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP30563086A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tarui
垂井 誠
Takumi Sugi
卓美 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP30563086A priority Critical patent/JPS63157056A/ja
Publication of JPS63157056A publication Critical patent/JPS63157056A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はでんぷんの腐敗状況を的確に判定できるでん
ぷん用腐敗判定剤に関するものである。
〔従来の技術〕
製紙業においては、でんぷんが表面サイズ剤や接着剤と
して多用されているが、極めて腐敗しやすい。でんぷん
が腐敗すると ■ ストレーナやノズルの目詰り ■ でんぷん目玉の発生又は接着力の低下による製品品
質の劣化 ■ 腐敗臭による商品価値の低下、■作業環境の悪化 等の問題が牛じる。
そこででんぷんの腐敗を防止する次め、インチアゾリン
−3−オン系化合物(IvI公昭 46−12723)
などが防腐剤として配合されている。
しかしながら、なにぶんKもでんぷんは腐敗しやすいも
のであるため、使用に供する場合、改めて腐敗の有無t
S認しているのが現状である。
でんぷんのりゃでんぷんスラリーの腐敗状況の判定方法
としては、臭気、菌数、有機酸及びpHt”測定する方
法があげられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの方法では下記に示すような問題
点があった。
果 気;個人差があって精度に問題ある。
菌 数;判定まで2〜3日かかるうえ、操作が煩雑であ
る。
有機酸;機器分析となる友め煩雑である。
pH測定法は、でんぷんの腐敗に伴い、pHが低下する
現象を利用したもので、簡単、迅速であることから好ま
しい方法の1つである。
ところが、近年、粘度調整剤として尿素がでんぷんスラ
リーに配合されるようになった。このたぬ、でんぷんの
腐敗によるpHの低下と、尿素が分解してアンモニアが
発生することによるpHの上昇が同時に起こる場合があ
り、pHが安定しなかつ交り、変化しないケースが生じ
るに至っ友。この場合にはpHによる判定は実態から遊
離したものとなり、実際は腐敗が進んでいるにもかかわ
らず、pHO値は正常値を示す、というような不都合が
生じてい友。
〔問題点全解決するための手段〕
この発明はこのような従来技術の有する問題点を解決す
べく研究が成された結果完成され友ものであって、酸化
還元指示薬を含むことを特徴とするでんぷん用腐敗判定
剤である。
でんぷんの腐敗は一般的に嫌気性条件下で起こる。嫌気
性条件下では還元物質が蓄積し、その結果、酸化還元電
位(OR,P)が低下する。この発明は、この現象に着
目し、ORPの低下と腐敗度合との関連を定量的に調べ
、さらに1この変化を鋭敏に捉え得る指標として酸化還
元指示薬を検討したものである。
後述の試験例で言及するように、本発明者らの実験によ
ると、でんぷんの腐敗臭はOR,Pが1207HV前後
で発生する。しかし、菌数の変化から見ると、ORPが
250mV、ff1度ですでに増殖上限にかなり近づい
ていることがねかつ友。
従って、実際にはでんぷんの腐敗は、ノに敗臭が生起す
る以前から始まっていると考えられる。
この発明に用いられる酸化還元指示薬とじては、前述し
た理由からORP  zsomV以下、好ましくは10
0〜250mVにおいて、変色電位を有するものを採用
する。この条件を満次す指示薬としては、2.6−ジク
ocxフエノールインドフエノール(変色電位2L71
rLv)やトルイジンブルー(同115FFLY)等が
例示される。
腐敗判定剤のでんぷんに対する添加tは一般にlθ〜2
001騨である。
なお、多くの酸化還元指示薬は抗菌活性を有する。指示
薬が抗菌活性を持つと判定が不正確になる可能性がある
例えば、九゛初から指示薬をでんぷんに添加しておいて
、各種防腐剤の性能試験をするときや、でんぷんそのも
のが何日で腐敗するかを見るときなどは、指示薬が抗菌
活性を持っていると当然結果に影響を与える。
従って、でんぷん用腐敗判定剤としての酸化還元指示薬
としては抗菌活性をできるだけ持たないものを選ぶ方が
好ましい。前述の2.6−シクロロフエノールインドフ
エノールとトルイジンブルーのそれぞれの抗菌活性は、
8009Gll。
40Gpcm(シェードモナス菌を対象に最小抑制濃度
による方法(M I Can)で調べた〕である。これ
らの数値は前述の本発明の判定剤の添加量に比べて十分
に大きい数値であり、実7質的には抗菌活性の影響をほ
とんど無視し得るので好ましい。
この発明の判定剤が添加されるでんぷんの種類は問わな
い。又、形態も、でんぷんスラリーやでんぷんの9等、
任意のものに適用し得る。
適用方法としては、現場における使用前又は使用中ので
んぷんの腐敗状況を判定し友り、でんぷん用防腐剤の開
発の際に試験薬として用いたりすることができる。
〔作  用〕
でんぷんの腐敗は一般に嫌気性条件下に起こり、腐敗に
伴って酸化環元電位が低下する。
この発明のでんぷん用腐敗判定剤11は酸化還元指示薬
を使用したものである次め、酸化還元電位が変色電位に
なると変色し、異常状FEE k BT視的に訴えるも
のである。
以下にこの発明の試験例、実施例を掲げる。
試  験  例 ビーカーにコーンスターチでんぷんスラリー(一度30
チ)を入れ、301:’の恒温室に静置し次。この中に
酸化還元電位計、purtt−挿入し、1日1回各測定
を行なつ次。又、1日1回一部のスラリーをと9出し、
別途菌数を測定した。
その時に臭気の有無も観察し几。
なお、酸化還元電位の測定はpH7に調整して行なった
結果を図に示す。
図からORPが経日的に変化しており、腐敗の判定指標
にな9得ることがわかる。
〔発明の実施例〕
実施例1 尿素が2優配合されたpH7のタピオカでんぷんスラリ
ー〔30%〕に、5−クロロ−4−メチルー−ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オンを含む防腐剤(商標;ケーソン
866、er−ムアンドハース社)を所定量添加し、さ
らに2.6−ジクロロフェノールインドフェノール11
00pHm加え、30Cに静置し、pHf化とORP指
示薬の変色を観察し九〇 結果を表−■に示す。表−直において、数値はpHt−
表わし、太枠部はインドフェノールの青色が脱色された
範囲管示す。
これから、斜線部においては、従来のpHによる方法で
は腐敗なしく pHによる方法では5.9以下で腐敗あ
りと判定する)と判定された。
−万、この斜線部を臭気で判定すると僅かに酸敗臭があ
り、腐敗が起こっていると考えられ7’C。
従って、この発明の判定剤による方法の方がpH法より
優れていることがわかる。
なお、トルイジンブルーを指示薬として用い友場合も同
様な結果が得られ友。
表−1 実施例2 製紙工場においてでんぷんスラリー全含む表面サイズ剤
のリターン液を経日的にサンプリングし、トルイジンブ
ルー上官む判定剤t−50ppm添加して腐敗の程度を
調べた。
結果を表−2に示す。これから現場においても、本発明
の判定剤による腐敗の判定の有意性が確認され次ことが
わかる。
表−2 〔効  果〕 この発明のでんぷん用腐敗判定剤によれば、でんぷんの
腐敗状況を迅速かつf5単に精度良く判定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸化還元指示薬を含むことを特徴とするでんぷん用
    腐敗判定剤。 2、酸化還元指示薬が100〜250mVにおいて変色
    電位をもつものである特許請求の範囲第1項記載の腐敗
    判定剤。 3、酸化還元指示薬が2,6−ジクロロフェノールイン
    ドフェノールまたはトルイジンブルーである特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載の腐敗判定剤。
JP30563086A 1986-12-22 1986-12-22 でんぷん用腐敗判定剤 Pending JPS63157056A (ja)

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JPS63157056A true JPS63157056A (ja) 1988-06-30

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ID=17947440

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JP30563086A Pending JPS63157056A (ja) 1986-12-22 1986-12-22 でんぷん用腐敗判定剤

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JP (1) JPS63157056A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331284A (ja) * 2004-05-18 2005-12-02 Kobe Steel Ltd 水素ガス検知剤および水素ガス検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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