JPS63150581A - 温泉水による熱交換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タンクに導かれた温泉水により流体を熱する
熱交換器に関する。

〔従来の技術〕。

温泉の排熱は、給湯、暖房等の熱源として利用されてい
る。しかし、温泉水には種々の化学成分が含有されてお
り、温泉水を直接例えば熱源としてのボイラに供給する
と、ボイラが腐食すること場合もある。

そこで、温泉水を直接熱源に供給しないで、化学成分を
含まない熱水に変えて供給している。このための熱交換
器として、例えば、「熱交換器。

落合安太部著１日刊新聞社、　Ｓ４５．１２．３０第５
版発行」　（第４図図示）に示すものが利用されている
。

この熱交換器は、熱水を供給する供給口２１と排出口２
２とが設けられているタンク２３の内部に蛇腹状の管路
２４を配置し、この管路２４に流体を流して熱するもの
である。この熱交換器は熱源として温泉水を利用するこ
とができ、この場合管路２４は温泉水の成分による腐食
を防止するため、チタン類になっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、従来の温泉水を利用した熱交換器にあっては
、管路２４の清掃は、タンク２３から取り外すことによ
り行なうが、管路２４が蛇腹状になっており、その清掃
が困難であった。しかも、熱水として温泉水を使用しで
あるので、スケール付着が著しく、清掃は極めて困難で
あった。

〔発明の目的〕

本発明は、上述の問題を解決するためになされたもので
、その目的は、管路の清掃が容易な温泉水による熱交換
器を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、タンクの内部に
温泉水を供給することにより、タンクに設けた管路内の
流体を熱する熱交換器に於て、引き伸ばし自在の材質で
構成した管路を、タンクに設けた管路保持材の周りにコ
イル状に配置したものである。

〔発明の作用〕

本発明によれば、コイル状の管路をタンクから取り外し
、引き伸ばすことにより管路を掃除することができる。

〔発明の実施例〕

以下、図面により本発明の実施例について説明する。

第１図、第２図は本実施例に係る温泉水による熱交換器
を示す。

図に於て、円筒状のタンク１の下部に温泉水を供給する
供給口２が、上部に排出口３が設けられている。タンク
エには断面４角形で中空状の管路保持材４が固定され、
この管路保持材４の周りに管路５がコイル状に配置され
ている。この管路５は例えばポリエチレンの如き引き伸
ばし自在の材質で構成されている。タンクｌの蓋ＩＡに
は大口５Ａと出口５Ｂとが設けられ、この管路５の大口
５Ａから出口５Ｂに至るように例えば水の如き流体が流
れ、この流体はタンク１に供給された温泉水により熱せ
られるようになっている。

次に、管路５の清掃方法を説明すると、先ず、蓋ＩＡを
外し、コイル状になっている管路５をタンク１°から取
り出し、真っ直ぐに伸ばし清掃する。

清掃後、再びコイル状にして管路保持材４の周りに巻き
付けながらタンク１内に収納する。

以上の如き構成によれば、管路５の清掃が容易になる。

又、管路５の材料としてポリエチレンを使用しているの
で、チタンを材料とした従来に比べるとコストが低減さ
れる。

なお、本実施例に於ては、管路保持材４は断面４角形で
中空になっているが、第３図に示すように、複数個の棒
材６を所定の間隔で円形に形成して構成することもでき
る。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、管路の清掃を容易
にすることができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る温泉水による熱交換器の
縦断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は管
路保持材の変形例を示す断面図、第４図は従来に於ける
熱交換器の説明図である。 １・・・タンク、４・・・管路保持材、５・・・管路。 第３図　　　　第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）タンクの内部に温泉水を供給することにより、タ
   ンクに設けた管路内の流体を熱する熱交換器に於て、引
   き伸ばし自在の材質で構成した管路を、タンクに設けた
   管路保持材の周りにコイル状に配置したことを特徴とす
   る温泉水による熱交換器。
2. （２）管路はポリエチレンで構成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の温泉水による熱交換
   器。