JPS63149468A - 油圧式無段変速機 - Google Patents

油圧式無段変速機

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JPS63149468A
JPS63149468A JP29624286A JP29624286A JPS63149468A JP S63149468 A JPS63149468 A JP S63149468A JP 29624286 A JP29624286 A JP 29624286A JP 29624286 A JP29624286 A JP 29624286A JP S63149468 A JPS63149468 A JP S63149468A
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hydraulic
cylinder
pump
distribution ring
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Eiichirou Kawahara
河原 ▲えい▼一郎
Yoshihiro Katagiri
片桐 好浩
Akihito Okuda
昭仁 奥田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、油圧ポンプと油圧モータとを油圧閉回路にて
連結してなる油圧式無段変速lに於て、油圧ポンプの吐
出油を油圧モータに順次分配するために設けられた分配
環に関する。
〈従来の技術〉 車輌用無段変速機として、入力軸に連なるポンプシリン
ダにその回転中心を囲繞して環状に配設された多数のシ
リンダ孔内にポンププランジャを摺合してなる所謂アキ
シャルプランジャポンプと、出力軸に連なるモータシリ
ンダにその回転中心を囲繞して環状に配設された多数の
シリンダ孔内にモータプランジャを摺合してなる所謂斜
板式アキシャルプランジャモータとを油圧閉回路にて連
結し、し−タシリンダとポンプシリンダとの相対回転に
より動力を伝達するようにした無段変速機が種々提案さ
れている。
このような変速機として、例えば特公昭32−7159
号公報、或いは特公昭41−3208@公報に開示され
ているように、モータシリンダの軸線方向端面に於ける
モータシリンダの回転軸を中心とする円周上に、各シリ
ンダ孔に連通ずる連結ボートをほぼ等間隔をおいて開設
すると共に、円環状をなす分配環を、ケーシングの内壁
面に突設された固定軸の遊端にて支持した上でモータシ
リンダの回転軸と偏心させてモータシリンダの端面に固
接させ、この分配環の内側にポンプ吐出圧を導入し、外
側にモータシリンダの排出油を導出するようにした構成
が知られている。
この構成によると、モータシリンダの連結ボートとポン
プの吐出ボート及び吸入ボートとの連通を、分配環とモ
ータシリンダとの相対回転により順次切換えるようにし
て、環状に列設されたモータプランジャに順次往復動を
与えることができる。
また、この分配環として、ポンプの吐出油を膨張行程に
あるシリンダ孔に導く吸入ボート及び、収縮行程にある
シリンダ孔からの排出油を導出する排出ボートが、連結
ボートを列設した円周に概ね沿う弧状に形成された分配
環も知られている。
この場合にも、環状に列設された連結ボートが七−タシ
リンダの回転に従って分配環の吸入ボート及び排出ボー
トに順次整合し、作動油の吸入、排出を行ないつつモー
タプランジャが往復運動を繰返す。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかるに、上記した構造によると、固定軸の固定端と分
配環取付は端との間隔寸法が場合によっては長寸となり
、撓み或いは組付は誤差等の影響により、モータシリン
ダ端面に対する分配環の密着性が損なわれ、圧力洩れを
生ずるなどの不都合があった。
このような従来技術の不都合に鑑み、本発明の主な目的
は、分配環とモータシリンダ端面との密着性をより一判
確実なものにすべく改良された油圧式無段変速機を提供
することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、出力軸に連なると
共に回転中心を囲繞して環状に配設された多数のシリン
グ孔内にそれぞれモータプランジャを摺合してなるモー
タシリンダと、前記各シリング孔内に対する作動油の導
入及び前記各シリンダ孔からの排出油の導出を前記モー
タシリンダの回転に応じて順次切換えるべく、前記モー
タシリンダ端面に対して相対回転自在かつ粘接可能なよ
うに設けられた分配環とを有する油圧七−夕と、入力軸
に連なる油圧ポンプとを油圧閉回路にて連結してなり、
これら油圧モータと油圧ポンプとの少なくとも一方が可
変容量型である油圧式無段変速機であって、前記分配環
が、前記モータシリンダに一体的に形成された軸受部材
によりその外周面を支持されていることを特徴とする油
圧式無段変速Iを提供することにより達成される。
く作用〉 このようにすれば、分配環をモータシリンダ端面に近接
した位置にて支持することができ、し−タシリンダと分
配環との軸線をより一層正確に一致させることが舅能と
なることから、モータシリンダ端面と分配環との密着性
を向上し得る。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本発明の好適実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は本発明が適用された車輌用油圧式無段変速機を
示しており長手方向について分割形成されたケース半休
1a、1bを結合して4Tるミッションケース1の内部
には、変速装胃を構成する浦(1行余白) 圧ポンプPと油圧モータMとが内蔵されている。
油圧ポンプPは、入力軸2の内端部に形成されたスプラ
イン部3に結合したポンプシリンダ4と、ポンプシリン
ダ4に入力軸2と同心的な円周上に入力軸2に平行して
設けられた多数のシリンダ孔5と、各シリンダ孔5にそ
れぞれ1習合した多数のポンププランジャ6とを有して
おり、入力軸2の外端に結合されたフライホイール7を
介して伝達される図示されないエンジンの動力により回
転駆動される。
油圧モータMは、ポンプシリンダ4を外囲して=Qcy
られたモータシリンダ8と、モータシリンダ8に入力軸
2と同心的な円周上に入力軸2に平行して設けられた多
数のシリンダ孔つと、各シリンダ孔9にそれぞれ摺合し
た多数のモータプランジャ10とを右しており、ポンプ
シリンダ4と同心上にて相対回転自在なようにされてい
る。
モータシリンダ8の軸線方向両端には、一対の支軸11
a、11bが突設されており、一方の支軸11aは、玉
軸受12を介して右ケース半休1bの端壁に、他方の支
軸11bはニードル軸受13を介して左ケース半体1a
の端壁にそれぞれ支持されている。そして右ケース半体
1bの軸線方向端面には、押え板14がボルト15を用
いて固着されており、玉軸受12及び支軸11aが、右
ケース半体1bに対して軸線方向移動を阻止された上で
一体的に組付けられている。また他方の支軸11bには
、平歯車16が一体的に形成されており、該平歯車16
に噛合する図示されない差仙歯市装置などを介して、油
圧モータMの出力を外部へと伝達し得るようにされてい
る。
モータシリンダ8の内側には、各ポンププランジャ6に
対して所定の角度を6って傾斜したポンプ斜板17が固
定されている。そしてこの傾斜面には、円環状をなすポ
ンプシュー18が同転庖vJ自在なように支承されてい
る。
各ポンププランジャ6には、ポンプ斜板17に向かって
開口する右底孔19が形成されており、この孔19内に
挿入された連接桿20が、その内端のボールジヨイント
21aを介してポンププランジャ6に対して成る程度首
撮りし得るように連結されている。また連接桿20は、
右底孔19よリポンブプランジャ6の外部に突出してお
り、その突出端に形成されたボールジヨイント21bを
介して前記したポンプシュー18とも首振り自在なよう
に連結されている。
円環状をなすポンプシュー18は、その外周面をニード
ル軸受22を介してモータシリンダ8の内側に支持され
ている。6そしてポンプシュー18のポンププランジャ
側の内周部に形成された段部23に当接する押えリング
24が、ばね保持体25を介して入力軸2を外囲して縮
設されたばね2の弾発力を受け、ポンプシュー18をポ
ンプ斜板17に押圧するようにされている。ばね保持体
25は、入力軸2に形成されたスプライン部27に摺動
自在に嵌合しており、押えリング24とは球面をもって
接触している。従って、ばね保持体25は、どのような
取付位置に於ても押えリング24にまんべんなく接触し
て、ばね26の弾発力を伝えることができる。
このようにしてポンプシュー18は、ポンプ斜板17上
に於て常に定位置で回転摺動することができる。
ポンプシュー18の外周部に於けるポンプシリンダ4を
臨む端面には、クラウンギヤ28が形成されている。そ
してポンプシリンダ4の外周部には、このクラウンギヤ
28と等しい歯数をちって噛合する傘歯車29が固設さ
れている。これらクラウンギヤ28と傘歯車29との噛
合により、入力軸2よりポンプシリンダ4を駆動すれば
、ポンプシリンダ4がポンプシュー18を同11目的に
回転駆動することとなる。そしてこれらの回転に伴い、
ポンプ斜板17の傾斜面の上り側を走るポンププランジ
ャ6は、ポンプ斜板17からポンプシュー18及び連接
桿20を介して吐出行程を与えられ、また傾斜面の下り
側を走るポンププランジャ6は吸入行程を与えられろ。
尚、傘歯車29の外周面とモータシリンダ8の内周面と
の間には、ニードル軸受30が介装されており、ポンプ
シリンダ4とモータシリンダ8との同心的な相対回転の
精度がより一層高められている。
ポンプシュー18は、ポンプ斜板17との当接面の各連
接桿20に対応した位置に油圧ポケット31を凹設され
ている。そしてこの油圧ポケット31をポンプシリンダ
4内の油室に連通させるために、ポンププランジャ6、
連接P?20及びポンプシュー18には、一連の油孔3
2.33.34が穿設されている。従って、ポンプシリ
ンダ4の作動中には、その内部の圧油が油圧ポケット3
1に供給され、その圧油がポンププランジャ6からポン
プシュー18に加わる推力を支承するようにポンプシュ
ー18に圧力を及ぼす。これにより、ポンプシュー18
のポンプ斜板17に対する接触圧力を低減させ、同時に
ポンプシュー18とポンプ斜板17との店動面をa[!
滑することができる。
ミッションケース1の内部には、各モータプランジャ1
0の先端に対向するように七−夕斜板35が、その両外
側から突出する一対のトラニオン軸36を介して傾動自
在に枢支されており、このモータ斜板35の傾斜面に滑
接するモータシュー37が、各モータプランジャ10の
外端に形成されたボールジヨイント38と首振自在に結
合している。
各モータプランジャ10は、前記したポンププランジャ
6と同様に往復運動を行い、膨張及び収縮行程を繰返し
つつモータシリンダ8を回転させることとなる。この際
、モータプランジ1110のストロークは、後記するよ
うにして、モータ斜板35の傾斜角度を各モータプラン
ジ1710に対して垂直となる直立位置から、図示の最
大傾斜位置へと変化させることにより、Oから最大まで
無段階に調節することができる。
モータシリンダ8は、その@線方向に分割された第1〜
第4の部分8a〜8dより構成されている。第1の部分
8aには、前記した支軸11b及びポンプ斜板17が設
けられ、また第2の部分8bには、前記したシリンダ孔
9の内の主に七−タブランジャ10の摺動を案内する部
分が設けられ、また第3及び第4の部分8C18dには
、前記したシリンダ孔9の内の案内部分より若干拡径さ
れた一連の油室39が設けられ、そして第3の部分8C
は、各シリンダ孔5.9に連通する油路が設けられた分
配盤40を構成し、第4の部分8dには前記した一方の
支軸11aが形成されている。
これら第1〜第4の部分8a〜8dは、互いの接合部を
例えばノックビンなどを用いて相互に位置決めがなされ
た上で、複数のボルト41a、41bにより一体的に結
合されている。
前記した入力軸2は、その外端部をニードル軸受42を
介してモータシリンダ8の他方の支軸11bの中心部に
、またその内端部をニードル軸受43を介して分配盤4
0の中心部にそれぞれ支持されている。
前記したように、ポンプシリンダ4とばね保持体25と
の間には、ばね26がIa没されており、このばね26
の弾発力により、ポンプシリンダ4を弁配置40に圧接
し、これらの回転摺紡部からの油の漏洩を防止すると共
に、その弾発反力により前記したようにばね保持体25
、押えリング24、ポンプシュー18及びポンプ斜板1
7をモータシリンダ8の内部に支持している。
モータシリンダ8の一方の支軸11aは、中空に形成さ
れており、その中心部に、固定軸44が挿入されている
。この固定軸44の内端には、分配環45がOリングを
介して液密に嵌着されており、該分配環45の軸線方向
端面が、分配盤40の端面に摺接しく9るようにされて
いる。この分配環45により、モータシリンダ8の第4
の部分8dに形成された中空部46が、内側油室46a
と外側油室46bとに区画される。
弁配置40には、吐出行程にあるポンププランジャ6の
シリンダ孔5と内側油室468間を連通ずる吐出ボート
47と、吸入行程にあるポンププランジ176のシリン
ダ孔5と外側油Si 46 t)間を連通する吸入ボー
ト48とが開設されている。また分配盤40には、シリ
ンダ孔9に対応して多数の連絡ボート4つが穿設されて
おり、これらによりモータシリンダ8の各シリンダ孔9
が、第4の部分8d内の中空部46に連通ずる。
中空部46に対する連結ボート49の間口は、油圧モー
タMの回転軸を中心とするある円周上を等分割して配設
されている。そして分配fIA40に摺接する分配環4
5の働きにより、後記するようにしてモータシリンダ8
の回転に応じて内側油室46aと外側油室46bとを連
通ずる連結ボート4つが順次切替わることとなる。
このようにして、油圧ポンプPと油圧モータM間には、
分配盤40、及び分配環45を介して油圧閉回路が形成
されている。従って、入力軸2よリボンブシリンダ4を
駆動すると、ポンププランジャ6の吐出行程により生成
された高圧の作動油が、吐出ボート47から内側油室4
6a及びこれと連通状態にある連絡ボート4つを経て膨
張行程にあるモータプランジャ10のシリンダ孔9に流
入して、そのモータプランジャ10に推力を与える。
一方、収縮行程にあるモータプランジャ10により排出
される作動油は、外側油室46bに連通ずる連絡ボート
4つ、及び吸入ボート48を介して吸入行程にあるポン
ププランジャ6のシリンダ孔5に流入する。このような
作動油の循環により、吐出行程のポンププランジャ6が
ポンプ斜板17を介してモータシリンダ8に与える反動
トルクと、膨張行程のモータプランジャ10がモータ斜
板35から受ける反動トルクとの和によって、モータシ
リンダ8が駆動される。
この場合、ポンプシリンダ4に対するモータシリンダ8
の変速比は次式によって与えられるっポンプシリンダ4
の回転数 油圧モータMの容量 上式から、油圧モータMの容おをOからある値に変えれ
ば、変速比を1からある必要な値にまで変えることがで
きることが解る。
ところで、油圧モータMの容量は、モータプランジャ1
0のストロークにより決定されることから、モータ斜板
35を前記したように直立位置からある傾斜角まで傾動
させることにより、変速比を1からある値まで無段階に
調節することができる。
ミッションケース1内の上部には、モータ斜板35を傾
動操作するための油圧式チェンジサーボモータS1が設
けられている。そして、ミッションケース1内に突出し
たチェンジサーボモータS1のピストンロッド50の突
出端には、モータ斜板35が連結部材51を介してピン
結合されており、押え板14を頁通して突出したチェン
ジサーボモータS1のパイロット弁52の外端部には、
カム筬構C1が連結され、別途制御装置(図示せず)に
よりモータ斜板35の遠隔操作が行なわれる。
このチェンジサーボモータ81は、パイロット弁52の
動きを油圧増幅して内部に組込まれたピストンを往復駆
動する公知型式のものであり、外部の制御装置から与え
られたパイロット弁52の動きに追従するようにピスト
ンロッド50を駆動し、これによりモータ斜板35を第
1図に実線にて示す最大傾斜位置、即ち変速比最大から
、想像線にて示す最小傾斜位置、即ち変速比最小まで無
段階にシフトすることができる。
モータ斜板35と左ケース半体1aの端壁との間には、
ストッパ53が介装されており、これによりモータ斜板
35の曙械的な最小傾斜位置が規定されている。
分配環45を支持する固定軸44は中空に形成されてお
り、その周壁には内側油室46a、外側油室46b間を
連通し得る短絡ボート54a、54bが穿設されている
。そしてこのボート54a、54bを開閉すべく、円筒
状をなすクラッチ弁55が、ニードル軸受56を介して
固定軸44との相対回動が自在なように固定軸44の中
空部に嵌入されている。このクラッチ弁55Gま、別途
クラッチ制御装置(図示せず)に連結され、短絡ボート
54a、54bを全開にしたときにクラッチ断状態を、
そして半開にしたときに半クラツチ状態を、更に全開状
態にしたときにクラッチ接状態を、それぞれ得られるよ
うにされている。即ち、図示されたクラッチ断状態にあ
っては、吐出ボート47から内側油室46aに吐出され
た作動油が、短絡ボート54a、54bを介して外側油
室46bから吸入ボート48に直接流入して油圧モータ
Mを不作動にし、またクラッチ接状態にあっては、上記
した作動油の短絡流動が阻止されて油圧ポンプPから油
圧モータMへの循環作用が行われ、通常の動力伝達がな
される。
中空をなすクラッチ弁55の中心部には、油圧回路断続
−用サーボモータS2が設けられている。
油圧回路断続用サーボモータS2は、ヂエンジサーボモ
ータS1にカム機構01を介して連結されており、押え
板14から突出したパイロット弁57に往復動を与える
ことにより、先端部に設けられたシュー58により、分
配5!A40に穿設された吐出ボート47の開口端を液
密に閉塞し、吐出ボート47から内側油室46aへの作
動油の流通を遮断し得るようにされている。そしてこの
遮断状態にあっては、ポンププランジャ6が油圧的にロ
ックされ、油圧ポンプPと油圧モータMとが直結状態と
なり、ポンプシリンダ4からポンププランジャ6及びポ
ンプ斜板17を介して、モータシリンダ8が機械的に駆
動されることとなる。この油圧ポンプPと油圧モータM
との直結状態は、モータ斜板35を直立状態にした変速
比最小、即ちトップ位置にて行われるもので、入力軸か
ら出力軸への動力伝達効率を向上すると同時に、モータ
プランジャ10がモータ斜板35に及ぼす推力を低減さ
せ、軸受等の各部材に加わる口担を軽減することができ
る。
尚、変速装置の右側面は、カム機構C1などを収容すべ
く、エンドカバー59により覆われている。
第2図及び第3図によく示すように、分配環45は、固
定軸44のTi端部にてその内周面を支11されるとと
もに、その外周面をニードル軸受60を介してモータシ
リンダ8の第4の部分8dに一体的に形成された軸受環
61にて支持されている。
軸受環61は、第4の部分8dの内周面から放射状に延
設された複数のリブ62を介して中空部46のほぼ中央
部に位置するようにされており、これにより分配環45
の軸線のずれを削減し、分配環45が傾倒することによ
る不都合を回避するようにしている。
第2図に示すように、分配環45は円環状をなし、その
中心を連結ボート4つのピッチ円中心に対して膨張行程
にあるシリンダ孔nT側にオフセットした上で分配盤4
0の端面に当接しており、分配511?40の回転に応
じて内側油室46a内に開口する連結ボート4つからポ
ンプ吐出油をシリンダ?L 9内に送給してポンプブラ
ンシト10に膨張行程を与え、外側油室46bに間口す
る連結ボート49からポンププランジャ10の収縮行程
に応じて作動油を排出するようにされている。
第4図は本発明に基づく変形実嘱例を示しており、上記
第1実施例が固定軸44の遊端部を分配環45の内周に
嵌入しているのに比し、本実施例に於ては、クラッチ弁
55及び油圧回路断続用サーボモータ$2を保持する固
定部材44aをケーシングの端壁を形成する押え板14
に内設し、固定部材44aの内端面と分配環45との間
に円筒状をなす中間部材44bを介装している。
分配環45と中間部材44k)とは、Oリング等のシー
ル部材63を介して上で@線方向に相対摺動可能なよう
に係合しており、分配環45内部に作用するポンプ吐出
圧により互いに伸長方向に付勢され、分配環45と分配
盤40との密接、及び中間部材44bと固定部材44a
との密接が共に得られるようにされている。
本実施例によれば、上記第1実施例に比して、固定軸4
4の撓み或いは組付誤差にも(囚する悪影響をより一層
確実に排除し19る。
第5図は本発明に基づく第3の実施例を示している。本
実施例に於ては、分配環45に係合した中間部材64b
は、Ilχね有底筒状をなし、その底壁外面の中心部と
、押え板14に内設された固定部材64aの対向端面と
の間には、共に円錐状窪み65a、65bが形成されて
おり、これら窪み65a、65bの間にボール部材66
が挟設されている。
本実施例に於いても、上記した第2実施例と同様に、中
間部材64bと分配環45とがポンプ吐出圧にて伸長方
向に付勢され、中間部材64bがボール部材66により
支承されていることから、分配環45の軸線をある程度
傾倒自在にし、分配ff145と分配盤40との正確な
面接触を確保し得る。
〈発明の効果〉 このように本発明によれば、固定軸の影響による分配環
の軸線のずれを極めて小さなものにすることが可能であ
ることから、分配環と分配盤との間の摺接状態をより密
接化してモータシリンダに対する洩れを削減し、動力伝
達効率を向上する上に大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された油圧式無段変速機のw1断
面図である。 第2図は分配環の周辺を固定軸側から見た断面図である
。 第3図は第2図の■−■線に沿う断面図である。 第4図は変形実施例を示す第3図と同様な断面図である
。 第5図は更に別の実施例を示す第3図と同様な断面図で
ある。 P・・・油圧ポンプ   M・・・油圧モータS1・・
・チェンジサーボモータ S2・・・油圧回路断続用サーボモータC1・・・カム
機構 1・・・ミッションケース1a、1b・・・ケース半休
2・・・入力軸     3・・・スプライン部4・・
・ポンプシリンダ 5・・・シリンダ孔6・・・ポンプ
プランジv7・・・フライホイール8・・・モータシリ
ンダ 8a・・・第1の部分8b・・・第2の部分  
8C・・・第3の部分8d・・・第4の部分  9・・
・シリンダ孔10・・・モータプランジャ 11a、11b・・・支軸12・・・玉軸受13・・・
ニードル軸受 14・・・押え板    15・・・ボルト16・・・
歯車     17・・・ポンプ斜板18・・・ポンプ
シュー 19・・・有底孔20・・・連接桿 21a、21b・・・ボールジヨイント22・・・ニー
ドル軸受 23・・・段部24・・・押えリング  2
5・・・ばね保持体26・・・ばね     27・・
・スプライン部28・・・クラウンギヤ 29・・・傘
歯車30・・・ニードル軸受 31・・・油圧ポケット
32.33.34・・・油孔 35・・・モータ斜板  36・・・トラニオン軸37
・・・モータシュー 38・・・ボールジヨイント39
・・−油室     40・・・分配盤41a、41 
b ・・・ポル1− 42.43・・・ニードル軸受 44・・・固定軸    44a・・・固定部材44b
・・・中間部材  45・・・分配環45a・・・円板
部   45b・・・円筒部45c・・・受容孔   
46・・・中空部46a・・・内側油室  46b・・
・外側油室47・・・吐出ボート  48・・・吸入ボ
ート49・・・連結ボート  50・・・ピストンロッ
ド51・・・連結部材   52・・・パイロット弁5
3・・・ストッパ 54a、54 b−・・短絡ボート 55・・・クラッチ弁  56・・・ニードル軸受57
・・・パイロット弁 58・・・シュー59・・・エン
ドカバー 60・・・ニードル軸受61・・・軸受環 
   62・・・リブ63・・・シール部材  64a
・・・固定部材64b・・・中間部材 65a、65b・・・円錐状窪み 66・・・ボール部材 特 許 出 願 人  本田技研工業株ヱ(会社代  
   理     人    弁理上  大  島  
陽  −C) 法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)出力軸に連なると共に回転中心を囲繞して環状に
    配設された多数のシリンダ孔内にそれぞれモータプラン
    ジャを摺合してなるモータシリンダと、前記各シリンダ
    孔内に対する作動油の導入及び前記各シリンダ孔からの
    排出油の導出を前記モータシリンダの回転に応じて順次
    切換えるべく、前記モータシリンダ端面に対して相対回
    転自在かつ摺接可能なように設けられた分配環とを有す
    る油圧モータと、入力軸に連なる油圧ポンプとを油圧閉
    回路にて連結してなり、これら油圧モータと油圧ポンプ
    との少なくとも一方が可変容量型である油圧式無段変速
    機であって、 前記分配環が、前記モータシリンダに一体的に形成され
    た軸受部材によりその外周面を支持されていることを特
    徴とする油圧式無段変速機。
  2. (2)前記油圧式無段変速機が、前記油圧閉回路の断続
    手段と、該断続手段を前記モータシリンダの回転軸と同
    軸的に保持すべくケーシングの端壁に内設された固定部
    材とを有し、 該固定部材の内端面と前記分配環との間に、前記分配環
    と軸線方向に相対摺動可能なように嵌合した中間部材が
    介装されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の油圧式無段変速機。
  3. (3)前記分配環に対して軸線方向に相対摺動可能なよ
    うに中間部材が嵌合すると共に、該中間部材の軸線方向
    端面の中心とケーシング端壁に内設された固定部材との
    間にボール部材が介装されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の油圧式無段変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5474963A (en) * 1978-08-18 1979-06-15 Honda Motor Co Ltd Hydraulic infinite transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5474963A (en) * 1978-08-18 1979-06-15 Honda Motor Co Ltd Hydraulic infinite transmission

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