JPS63146936A - エチレン系架橋共重合体の製造方法 - Google Patents

エチレン系架橋共重合体の製造方法

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JPS63146936A JP29376986A JP29376986A JPS63146936A JP S63146936 A JPS63146936 A JP S63146936A JP 29376986 A JP29376986 A JP 29376986A JP 29376986 A JP29376986 A JP 29376986A JP S63146936 A JPS63146936 A JP S63146936A
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馬場 和男
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邦夫 山田
Ryoichi Nomura
良一 野村
Hirotsugu Goto
後藤 裕嗣
Hisao Tanaka
久雄 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エチレン系架橋共重合体の製造方法に関する
もので、押出成形法、射出成形法、ブロー成形法等によ
り、所望の成形体とした後、その成形品に電離性放射線
を照射し架橋させ機械的、化学的、熱的性質等の改良を
するか、又は架橋した成形品を更に延伸したり、発泡さ
せたりして熱収縮フィルムや発泡体とするのに好適な共
重合体を安価に提供するものである。
〈従来の技術〉 一般にエチレン系樹脂の電離性放射線照射による架橋方
法は、照射装置の設備費が高価であるため照射速度が製
品のコストに相当影響する。
従って、照射効率を上げるために、光増感性化合物や有
機過酸化物、反応性モノマーなどの架橋促進剤を新たに
添加し行われる。これらの技術に関する特許は、いまま
でに多(開示されている。
例えば特公昭46−41117号公報、特公昭44−1
6788号公報、特公昭57−14296号公報、特公
昭58−3485号公報などがある。しかしながら、上
記方法には次のような欠点がある。
すなわち、第一にいずれの場合も電離性放射線照射を行
う前に架橋促進剤を練り込む等の前処理が或・要である
ことであり、特に有機過酸化物を使用する場合は加熱分
解を必要とし、工程管理をよりいっそう厳密にしなけれ
ばならず製品のコストアンプにつながる。
第二に添加する光増感性化合物や有機過酸化物には制約
がある。即ち添加量が少なすぎると効果がみられず、添
加量が多すぎるとその分解物等により架橋体の臭気を著
しく損なうことがあり、食品用途などの使用が制限され
る。又、不均一架橋となる場合もあり、その場合は、加
工性が損なわれる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、これらの欠点即ち、電離性放射線照射
を行う前の架橋促進剤の添加量を著しく低減し、又は練
り込む前処理を省くことを可能にしてコスト低減をはか
ることともに優れたエチレン系架橋共重合体を提供する
ことにある。
〈問題を解決するための手段〉 本発明はかかる状況に鑑み、鋭意研究の結果、エチレン
と2個以上の二重結合を有する単量体からなる重合体及
び/又はエチレンと共重合可能なモノマーを予め共重合
させて得られたエチレン系共重合体に、電離性放射線を
照射し架橋させることにより上記欠点を改良し、優れた
エチレン系架橋共重合体を提供する方法を見出した。
すなわち、本発明はエチレンと、2個以上の二重結合を
有する単量体からなる重合体及び/又はエチレンと共重
合可能なモノマーを予め共重合させて得られたエチレン
系共重合体に、電離性放射線を照射し架橋させることを
特徴とするエチレン系架橋共重合体の製造方法に関する
ものである。
本発明において、エチレンと2個以上の二重結合を有す
る単量体からなる重合体及び/又はエチレンと共重合可
能なモノマーを予め共重合させる方法は、通常ラジカル
重合が用いられ、有機過酸化物、酸素等の遊離基重合開
始剤の存在下で高圧高温条件、例えば50ないし300
0Kg/cm2の重合圧力下、100ないし350°C
の重合温度下で行われる方法である。
又、ここで使用される少なくとも2個以上の二重結合を
有する単量体からなる重合体とは、ブタジェン、イソプ
レンなどのジエンからなるポリジエン等が例示され、か
つ数平均分子量が5000以下のものであることが好ま
しい。
数平均分子量が5000以上になると、粘度が高くなり
すぎ取り扱いが困難となる。これらの重合体は1種のみ
ならず2種以上混合して用いることもできる。
エチレンとラジカル共重合可能なモノマーとは、一般に
エチレン系共重合体に用いられているアクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸及びそのエ
ステル化物や酸無水化物、酢酸ビニル等のビニルエステ
ル類などを例示することができる。
不飽和カルボン酸のエステル化物としては、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸グリシジル等を挙げるこ
とができる。これらコモノマーは1種のみならず、2種
以上用いることもできる。
本発明で用いるエチレン系架橋共重合体中のポリジエン
の含有量は、Q、1wtχないし10−tχであり、好
ましくは0.1wtχないし5wtχである。特に好ま
しくは、0.1wtχないし2wtχの範囲である。
ポリジエンの含有量が0.1嘔χより少ないと、十分な
架橋度を得るためには、電離性放射線架橋時の照射速度
を遅くしなければならず、一方IQwtχより多い含有
量の重合体は製造上、遊離基重合開始剤の使用量が著し
く多くなり好ましくない。
上記ラジカル重合で得られ本発明で用いるエチレン系共
重合体のメルトフローレイト(以下MFRという)は0
.1ないし100g/10分であり、好ましくは0.5
ないし50g/10分、特に1ないし20g/10分の
範囲にあることが望ましい。
本発明における電離性放射線とは、電離作用をもつ放射
線で波長の短い紫外線、X線、α線、β線、γ線、高速
荷重重粒子線、高速中性子線などである。
この電離性放射線の照射線量は、エチレン系重合体中の
ポリジエンの含有量にもよるが0.5Mradないし2
0Mrad、好ましくは0.5Mradないし10Mr
adである。
0.5Mrad以下では十分な、架橋度が得られず、一
方20Mrad以上照射しても架橋度がほぼ平衡に達し
てしまうので意味がない。
本発明のエチレン系架橋共重合体には、公知の配合量、
例えば耐候安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、防曇剤、
滑剤、離型剤、アンチブロッキング剤、顔料、無機また
は有機の充填剤などを添加してもさしつかえない。
〈実施例〉 各実施例において、MFR及び、ゲル分率の測定は次の
如く行った。
(1) MFR(g/10分)  JIS K7210
に従って行った。
試験温度 190°C 試験荷重 2.16kgf (2)ゲル分率(%) ゲル分率(%)とは、架橋した試料中のゲル分重量を百
分率で表したものであり、ゲル分重量は、試料を還流P
−キシレン中で6時間抽出した後、100メソシユの金
網にて濾過し、金網上に残った不溶物を50℃にて4時
間真空乾燥したものの重量である。
ゲル分率を次式に基づいて計算した。
尚、実施例1及び2において使用したポリジエンは、次
の通りである。
ポリジエン−■:液状ポリブタジェン (日本曹達■製B−3000) ポリジエン−■:液状ポリブタジェン (日本石油部製B−3000) 実施例−1 エチレン及び、ポリジエン−Iを、エチレン17Kg/
Hr 、ポリジエン−124g/Hrの割合で連続的に
オートクレーブ型反応器にフィードし重合圧力1200
Kg/cm2、重合温度220°cT:t−ブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエートを開始剤としてラジ
カル重合させ1時間当たり3.1Kgのエチレン系共重
合体を得た。
この得られたエチレン系共重合体のポリジエン−Iの含
有量は0.77wtχであった。又MFRは、5.7g
/10分、密度は0.921g/cm’であった。
このエチレン系共重合体を厚さ1mmにプレス成形し、
次いで、電子線加速器により電離性放射線を0.6ない
し6 Mrad照射し、エチレン系架橋共重合体を得た
。このエチレン系架橋共重合体についてゲル分率(%)
を測定した。結果を第1表に示す。
実施例−2 エチレン及びポリジエン−■を、エチレン17Kg/)
Ir 、ポリジエン−I[42Kg/l(rの割合で連
続的に反応器にフィードし重合圧力1200Kg/cm
2、重合温度220℃でも一ブチルパーオキシー2−エ
チルヘキサノエートを開示剤としてラジカル重合させ1
時間当たり3.3Kgのエチレン系共重合体を得た。
この時得られたエチレン系共重合体のポリジエン−■の
含有量は、1.2ヒχであった。又MFRは、8.8g
/10分、密度は、0.921g/cm3であった。
このエチレン系共重合体を厚さlll1mにプレス成形
し、次いで、電子線加速器により電離性放射線を0.6
ないし6 Mrad照射し、エチレン系架橋共重合体を
得た。このエチレン系架橋共重合体についてゲル分率(
%)を測定した。結果を第1表に示す。
尚、実施例1及び2においてフィードしたポリジエンの
共重合の程度の確認は、重合で得られたエチレン系共重
合体を30°Cのn−ヘプタン中で90時間抽出し、抽
出前後のエチレン系共重合体の二重結合を、赤外分光光
度計を使用し、測定した結果、差がなく又、抽出液を濃
縮し、分析した結果、遊離のポリジエンが検出されなか
ったことより、実質的にすべて共重合しているものと判
断できる。
従って、含有量は下記の計算式より求めた。
比較例−1 実施例−1においてポリジエン−■を除いた以外は、実
施例−1と同様にして、ラジカル重合させた重合体につ
いてゲル分率(%)を測定した。
尚、この時、電離性放射線の照射前のメルトフローレイ
トは、6.6g/10分、密度は、0.932g/cm
’であった・ 測定結果を第1表に示す。
第1表 1)電離性放射線照射前 2)電離性放射線照射線量 〈発明の効果〉 本発明によって、電離性放射線を、照射する前に架橋促
進剤添加等の前処理を行うことなく、良好なエチレン系
架橋共重合体が得られた。
−12−(克)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンと、2個以上の二重結合を有する単量体
    からなる重合体及び/又はエチレンと共重合可能なモノ
    マーを予め共重合させて得られたエチレン系共重合体に
    、電離性放射線を照射し架橋させることを特徴とするエ
    チレン系架橋共重合体の製造方法。
  2. (2)2個以上の二重結合を有する単量体からなる重合
    体が、ポリジエンであり、かつ数平均分子量が5000
    以下である特許請求の範囲第1項記載のエチレン系架橋
    共重合体の製造方法。
  3. (3)エチレン系共重合体中にポリジエンが、0.1w
    t%ないし10wt%共重合している特許請求の範囲第
    1項記載のエチレン系架橋共重合体の製造方法。
  4. (4)電離性放射線を0.5Mrad以上照射して架橋
    させる特許請求の範囲第1項記載のエチレン系架橋共重
    合体の製造方法。
  5. (5)エチレンと共重合可能なモノマーが、酢酸ビニル
    、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸
    メチル、メタクリル酸エチルである特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のエチレン系架橋共重合体の製造方
    法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56155226A (en) * 1980-05-02 1981-12-01 Nippon Oil Co Ltd Manufacture of radiation-bridged polyolefin
JPS6051728A (ja) * 1983-08-31 1985-03-23 Sumitomo Chem Co Ltd 共加硫性の改良されたゴム製品製造方法

Patent Citations (2)

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JPS56155226A (en) * 1980-05-02 1981-12-01 Nippon Oil Co Ltd Manufacture of radiation-bridged polyolefin
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