JPS6314649B2 - - Google Patents

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JPS6314649B2
JPS6314649B2 JP59189316A JP18931684A JPS6314649B2 JP S6314649 B2 JPS6314649 B2 JP S6314649B2 JP 59189316 A JP59189316 A JP 59189316A JP 18931684 A JP18931684 A JP 18931684A JP S6314649 B2 JPS6314649 B2 JP S6314649B2
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JP
Japan
Prior art keywords
furnace
denitrification
raw material
material powder
calcining
Prior art date
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Expired
Application number
JP59189316A
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English (en)
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JPS6168129A (ja
Inventor
Tetsuo Fujisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP59189316A priority Critical patent/JPS6168129A/ja
Publication of JPS6168129A publication Critical patent/JPS6168129A/ja
Publication of JPS6314649B2 publication Critical patent/JPS6314649B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、仮焼炉付サスペンシヨンプレヒー
タ、焼成炉、クリンカー冷却機などによりセメン
ト原料粉末を焼成する装置において、焼成炉で発
生したNOx(窒素酸化物)含有焼成炉排ガスを脱
硝する方法の改良に関するものである。
従来のこの種技術は焼成炉と仮焼炉の間に脱硝
炉を配置し焼成炉からの排ガスを脱硝炉内に導く
と共に、脱硝炉に設けたバーナーにより脱硝炉内
に燃料を供給して該炉内に還元性ガス雰囲気を形
成し、一方仮焼炉に接続する分離サイクロンより
一段上のサイクロンからの予熱原料粉末を脱硝炉
内に導入し、これを触媒として焼成炉排ガスの脱
硝を行なおうとするものである。尚、上記還元性
ガス雰囲気は、脱硝炉内の燃料燃焼域に部分的に
形成される場合と、脱硝炉内のほぼ全域に形成す
る場合とがある。
しかしこれら従来技術において、分離サイクロ
ンより一段上のサイクロンから触媒として脱硝炉
に導入する予熱原料粉末は、CaCO3を主成分と
する未だ仮焼前の原料であつて触媒活性が比較的
低く、しかも処理すべき焼成炉排ガスに比べて触
媒としての予熱原料粉末が量的に僅少であるた
め、触媒効果が少なく従つて充分な脱硝効果が得
られていない。本発明はこれら実情に鑑み、触媒
活性のより高いCaOを主成分とする分離サイクロ
ンからの仮焼原料粉末を、しかも充分な濃度とな
るよう脱硝炉内の排ガス中に導入することにより
触媒効果を高め、還元性ガス雰囲気の下で焼成炉
排ガスを高度に脱硝する技術を提供するものであ
つて、その特徴とするところは、焼成炉と仮焼炉
との間に脱硝炉を配置して焼成炉からの排ガスを
脱硝炉に導入し、又仮焼炉から排出される仮焼原
料粉末の少なくとも一部を脱硝炉に供給すると共
に、脱硝炉に燃料を供給して還元性ガス雰囲気を
形成し、当該脱硝炉内において、前記仮焼原料粉
末を触媒として焼成炉からの排ガス中に含まれる
窒素酸化物の還元を行わしめるところにある。以
下実施例を示す図面に基づいて本発明の構成及び
作用効果を具体的に説明するが、下記は単に代表
例を基にして述べるに過ぎないから、前・後記の
趣旨に沿つて変更実施することはいずれも本発明
の技術的範囲に属する。
図面は本発明による脱硝方法を実施するための
セメント焼成装置全体のフローシートであり、図
中の実線矢印はガスの流れ、破線矢印は原料の流
れを示す。装置の概要はサスペンシヨンプレヒー
タ1、仮焼炉2、脱硝炉3、ロータリキルン等の
焼成炉4、及びクリンカー冷却機5からなり、原
料投入シユート6から装入されたセメント原料粉
末はサスペンシヨンプレヒータ1の第1段サイク
ロンC1、第2段サイクロンC2、第3段サイクロ
ンC3を通過し、この間所望の温度まで予熱され
る。他方この予熱のために上昇する排ガスは分離
サイクロンC4から順次第3段、第2段及び第1
段の各サイクロンを原料粉末と逆方向に経由して
通過し、最後に排ガス誘引通風機7により吸引排
出される。予熱原料粉末は第3段サイクロンC3
からシユートを通して仮焼炉2へ導入され、クリ
ンカー冷却機5より抽気ダクト8を通して誘引さ
れる高温空気を燃焼用空気として、仮焼炉2に付
属のバーナ9より供給される燃料及び脱硝炉3よ
り誘引される燃焼ガスにより仮焼炉2内で仮焼さ
れた原料粉末は仮焼炉2に接続する分離サイクロ
ンC4に導入される。脱硝炉3は仮焼炉2と焼成
炉4との間に位置し、その下部は焼成炉4の原料
入口端に、また上部は仮焼炉2にそれぞれ開口・
接続し、側壁にバーナ10を備えている。
焼成炉4の原料出口端に設置したバーナ11に
より生成された燃焼ガスは焼成炉4内を流過し、
原料入口端より脱硝炉3に誘引されるがこの焼成
炉排ガス中には焼成炉4内での燃焼時に発生する
多量のNOxが含有される。
脱硝炉3内には焼成炉排ガスとバーナ10から
供給される燃料により還元性ガス雰囲気が形成さ
れ、加えて分離サイクロンC4からシユート12
を通して供給される仮焼原料粉末は有効な脱硝触
媒として作用するため、焼成炉4の排ガスに含有
されるNOxは脱硝炉3内で効果的に還元される。
この際、分離サイクロンC4から脱硝炉3に供
給する原料粉末は既に大部分が仮焼されていて
CaOが主成分であるためCaCO3を主成分とする
予熱原料に較べて脱硝時の触媒活性が遥かに高
い。又、分離サイクロンC4からシユート12を
通して脱硝炉3に供給した原料粉末は排ガスと共
に仮焼炉2を通して分離サイクロンC4に循環す
るため、分離サイクロンC4からシユート12を
通して脱硝炉3に排出する原料粉末とシユート1
3を通して焼成炉4に排出する原料粉末との量的
比率を制御することにより、脱硝炉3内の原料粉
末濃度を広範囲に調節することができ、焼成炉排
ガスの脱硝に適した触媒濃度を維持することがで
きる。
尚、分離サイクロンC4からシユート13を通
して焼成炉4に排出された仮焼原料粉末は焼成炉
4内で常法に従つて焼成され、クリンカーとなつ
てクリンカー冷却機5で冷却された後次工程へ移
送される。
以上の如く、焼成炉4内で発生したNOxは脱
硝炉3内で効果的に且つ高度に還元され、又仮焼
炉2においては周知の如く低温燃焼であるため
NOxを殆んど発生しないので、本発明の脱硝手
段を組み込んだセメント焼成装置から排出される
NOxは著しく低減される。一例として、仮焼炉
と脱硝炉とを連接一体化した構造において、第3
段サイクロンC3からの予熱原料粉末の全量を仮
焼炉2へ供給し、又仮焼炉バーナ9、脱硝炉バー
ナ10および焼成炉バーナ11のそれぞれにおい
て重油燃料を概略5:1:4の量比で使用した場
合に、焼成炉4排ガス中のNOx濃度は500〜
600ppm(10%O2換算値、以下同様)であつた。
一方、焼成装置から排出されるNOx量は、従来
方法により分離サイクロンC4で捕集した仮焼原
料粉末の全量をシユート13を通して焼成炉4へ
排出した場合に約120ppmであつたが、本発明方
法により分離サイクロンC4で捕集した仮焼原料
粉末の約40%をシユート12を通して脱硝炉3へ
供給した場合には約90ppmまで低減することがで
きた。上記は実施の一例に過ぎず、サスペンシヨ
ンプレヒータのサイクロン段数を増減させたり、
焼成炉として流動焙焼炉を使用することは勿論の
こと、仮焼炉、脱硝炉及び焼成炉の構造、及び仮
焼原料の供給手段を適宜変更実施することも本発
明の実施範囲に含まれる。例えば仮焼炉と脱硝炉
とを連接一本化した構造の他、第3段サイクロン
C3からの予熱原料粉末を仮焼炉2に供給する替
りに、その一部又は全量を脱硝炉3に供給するこ
とにより、更に脱硝効果の改善を計ると同時に脱
硝炉内でも仮焼反応を促進させるシユート配置、
分離サイクロンC4を2基で構成し、一方のサイ
クロンシユートを脱硝炉3に接続し、他方のサイ
クロンシユートを焼成炉4の入口端に接続する構
造、分離サイクロンC4からの仮焼原料粉末を全
量脱硝炉3に供給して、脱硝炉3を向流型熱交換
器として利用し、焼成炉4へは焼成炉排ガスに抗
して脱硝炉3の下部より原料を落下供給する構
造、脱硝炉3にアンモニア等の還元ガス吹込設備
を設けること等は本発明の変更実施例として挙げ
ることができる。本発明は以上の様に構成されて
おり、付帯的効果を含めてその効果を要約すると
下記の通りである。
(1) 焼成炉排ガス中のNOxを還元性ガス雰囲気
の下で、かつ触媒活性の高い仮焼原料粉末の存
在下で、高度に脱硝・除去できる。
(2) 脱硝炉への仮焼原料粉末供給量を調整するこ
とにより、常に最適の脱硝状況を維持できる。
(3) 脱硝炉で生成する還元性ガスはそのまま仮焼
炉へ導入しても完全燃焼させることができる。
(4) 原料粉末が仮焼域で高温ガスに曝されている
時間が長くなり、原料の仮焼を促進できる。
(5) 仮焼炉内の原料粉末濃度が高くなり、仮焼炉
への供給燃料の燃焼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による脱硝方法を実施するための
セメント焼成装置全体のフローシートである。 1……サスペンシヨンプレヒータ、2……仮焼
炉、3……脱硝炉、4……焼成炉、5……クリン
カー冷却機、8……抽気ダクト、9……仮焼炉バ
ーナ、10……脱硝炉バーナ、11……焼成炉バ
ーナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 焼成炉と仮焼炉の間に脱硝炉を配置して焼成
    炉からの排ガスを脱硝炉に導入し、又仮焼炉から
    排出される仮焼原料粉末の少なくとも一部を脱硝
    炉に供給すると共に、脱硝炉に燃料を供給して還
    元性ガス雰囲気を形成し、当該脱硝炉内にて前記
    仮焼原料粉末を触媒として焼成炉からの排ガス中
    に含まれる窒素酸化物の還元を行なわしめること
    を特徴とするセメント焼成炉排ガスの脱硝方法。
JP59189316A 1984-09-10 1984-09-10 セメント焼成炉排ガスの脱硝方法 Granted JPS6168129A (ja)

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JP59189316A JPS6168129A (ja) 1984-09-10 1984-09-10 セメント焼成炉排ガスの脱硝方法

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JP59189316A JPS6168129A (ja) 1984-09-10 1984-09-10 セメント焼成炉排ガスの脱硝方法

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JPS6168129A JPS6168129A (ja) 1986-04-08
JPS6314649B2 true JPS6314649B2 (ja) 1988-03-31

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JPS5227423A (en) * 1975-08-26 1977-03-01 Ishikawajima Harima Heavy Ind Method of removing nitrogen oxides in apparatus for baking raw materials for cement with calcinning furnace

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JPS6168129A (ja) 1986-04-08

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