JPS63145663A - 血液透析の制御装置 - Google Patents

血液透析の制御装置

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JPS63145663A
JPS63145663A JP61293882A JP29388286A JPS63145663A JP S63145663 A JPS63145663 A JP S63145663A JP 61293882 A JP61293882 A JP 61293882A JP 29388286 A JP29388286 A JP 29388286A JP S63145663 A JPS63145663 A JP S63145663A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血液透析における除水量の制御方法とその装
置に関し、血液透析の省力化に利用されるものである。
(従来技術) 人工腎臓装置(透析装置)を用いて行う血液透析は、人
体が腎不全に陥った際に、腎臓に代わり体内の老廃物を
排除し、または必要なものを取り入れて血液の浄化を行
うために広く行われている。
腎臓の主な機能は尿を作ることであるが、この尿の大部
分は水分であり、したがって血液透析においては血液の
中から水分を抜きとること、いわゆる除水を行うことが
重要な課題となる0体内の水は細胞内、細胞間、血管の
順に経由して血液内に移行するが、この移行速度に見合
った速度の除水を行う必要がなる。
第8図は、従来の透析装置の一例を示すもので、これは
陽圧法によるものである。第8図において、裸体Aの四
肢の血管にカニユーレla、 lbを穿刺し、血液を体
外循環させるための出入口とする。血液ポンプ2によっ
てカニユーレlaから流出する血液の一定流量を透析器
3に供給するとともに、絞り器4によってチューブ5に
狭窄を作り、透析器3内の血液に陽圧を発生させる。透
析器の血液の出入口には、エアーチャンバー6a、 6
b及び圧力針7a。
7bを設けておき、限外濾過圧を知る目安とする。
透析s3には、給入路8aと排出路8bを接続し、別途
調整された透析液を供給する。この従来の透析装置によ
り血液透析を行うには、血液ポンプ2を回転させた後、
絞り器4を絞って陽圧を発生させ、圧力計7a、 7b
を見て適当な限外濾過圧になるように調節する。
ところで最近において、透析器に使用する透析膜が改良
され、膜厚が非常に薄くなり、同時に膜面の濾過細孔が
太き(なり、中〜大分子量の老廃物の除去効率が向上し
てきた。これによって限外濾過係数(UFR)も大きく
向上したため、透析中の除水速度が速まりすぎて患者が
血圧低下をおこすことがある。この場合の処置として、
または通當時の一時停止の操作として、除水を停止する
ために次の操作を行うようになっている。即ち、陽圧法
においては、血液回路における前述の絞り器4の絞りを
解除し、また陽圧法においては透析液の負圧を零付近に
落とす。
さて、透析器から出た血液は患者の静脈血管へ戻るが、
患者の多くは、血管のシャントの作り替えや長期間にわ
たるカニユーレの穿刺による変形、原疾患による病変等
の要因が複雑にからみ、血管内腔に様々な問題をかかえ
ており、このため静脈血管抵抗が大きくなり、透析され
た血液が静脈血管に戻る際に返血量に比例した抵抗力(
一般に自然静脈圧と言う)が該静脈血管に発生すること
となっている。このため、上述のように除水を停止する
操作を行った場合であっても、この自然静脈圧が残留圧
力として透析器に加わり、現実には相当量の除水が行わ
れる0例えば、150〜200mA!/分の血液量(通
常透析時の体外循環血液量)では患者により30〜12
0鶴Hg、まれには200mHg以上の自然静脈圧が発
生し、実効UFRが4yb jl / wHg/hrの
透析器を使用する場合では、120〜480m 11/
hrの体液が過度に除水されている。
このように従来においては、除水停止操作中であっても
相当量の除水が進行しているため、看護者は除水停止中
の除水量に見合った補液を患者に補給しなければならず
頻回な血液測定に忙殺される等、この作業に非常に多く
の労力を要しており、しかもこの作業はほとんど経験と
カンに頼っている状態であって透析中の患者の安全性に
も問題を残しているのが現状である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のように除水を停止する操作を行った場合において
も、なお相当量の除水が行われるのは静脈血管に自然静
脈圧が発生しているからであり、したがって本発明は、
主に自然静脈圧による除水作用を打ち消す圧力を負荷し
、かつこの圧力を予め制御しておくことによって除水停
止操作中における余計な作業を不要にし且つ安全性を高
めることを可能にすることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本発明の第一は透析液回路
における透析器の下流側を、または該下流側と共に血液
回路における透析器の下流側をそれぞれ独立して加圧制
御することによって除水量を制御するようにした血液透
析の制御方法に係る。
また本発明の第二は、透析液回路における透析器の下流
側に加圧装置と該加圧装置を制御する制御装置を、また
は該下流側と共に血液回路における透析器の下流側にも
加圧装置と該加圧装置を制御する制御装置を設けてなる
血液透析の制御装置に係る。
そして第二発明の実施態様としては、前記透析液回路側
制御装置と血液回路側制御装置とを互に近接位置に配置
してなる構成を採用するものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の制御装置を用いた透析装置の陽圧法
における実施例を示している。同図において、la、 
lbはカニユーレ、2は血液ポンプ、3は透析器、4は
チューブ、5a、 5bはエアーチャンバー、6a、 
6bは圧力針であって、人体Aに穿刺されたカニユーレ
1aから流出する血液は、チューブ4aを通りチューブ
4bから透析器3内に送り込まれ、チューブ4cから流
出する。透析器3には、透析液の給入路7及び排出路8
が接続されている。給入路7にはポンプPが設けられ、
排出路8、即ち透析液回路9における透析器3の下流側
には本発明の要部の一つであろ後述の加圧装置10が設
けられている。したがって透析液はポンプPによって給
入路7より透析器3に送り込まれ、透析器3内の透析液
は排出12&8から加圧装置10を経由して矢印で示す
ように排液槽等に排出されるようになっている。一方透
析器3に流入され透析された血液はチューブ4cから流
出するが、このチューブ4c、即ち血液回路11におけ
る透析器3の下流側にも、矢張り本発明の要部の一つで
ある加圧装置12が設けられ、血液はこの加圧値Wt1
2を経由してチューブ4dを通りカニユーレ1bにより
人体Aに返血されるようになっている。
この発明に用いられる加圧装置10または12としては
、第2図a、bに示される構造のものが好ましい、即ち
この加圧装置10.12は、密閉された容゛器13内が
ダイヤフラム13aにより透析液や血液が; 流通する
液室aと圧力空気が流入出する空気室すとの2室に分割
されたもので、容器13には液室aに連通ずる流入口1
4a及び流出口14b、空気室すに連通する/(II!
の接続口15が設けられている。容器13は平板状の容
器部材13bと曲形状の容器部材13cより成り、容器
部材13b、13cの各つば部の間に外周が同一形状の
ダイヤフラム13aを挟み、これらを互に溶着して密着
させてあって、ダイヤフラム13aは自由状態でほぼ平
板状容器部材13bの内面に沿うようになっている。容
器部材13b。
13cは、塩化ビニル、ポリカーボネート、又はシリコ
ンゴム等の高分子材料が用いられ比較的硬質性のもので
一体成型されている。ダイヤフラム13aは適当な弾力
性を有するもので、溶着を容易に行うために容器部材1
3b、13cと同一の材料を用いである。容器部材13
 b 、 13 cはダイヤフラム13aを透明にして
おくと、内部状態が監視できて都合が良い。
第1図をも参照して、空気室すに連通ずる接続口15は
チューブ16によって空気817 a 、 17 bに
接続されると共に、チューブ16に設けた切換弁18a
18bを介して圧力計19a、19bにも接続されてい
る。
切換弁18a、18bは三方向に開口部a、b、cを有
する三方切換弁タイプのものからなり、第1図の透析液
回路9の加圧装置10につながれた切換弁18aのよう
に開口部a、b、cがそれぞれ空気室す、空気ポンプ1
7a及び圧力計198に面して互に連通状態にあるとき
(これを以下関節位置とする)、空気ポンプ17aを手
動操作することによって加圧装置10の空気室す内を加
圧してダイヤフラム13aの変形量を調節し、そしてこ
の調節圧に応じて圧力計19aの測定針208が移動し
、調節された圧力を圧力計19aから読み取ることがで
きるようになっている。そして所望の調節正値に設定さ
れると切換弁18aを、血液回路11の加圧装置12に
つながれた切換弁18bのように開口部a、bのみが空
気室す及び圧力計19bに面して空気室すと圧力計19
bとの連通状態は維持されるが、空気ポンプ17bへの
連通状態は遮断されるようにしである(以下設定位置と
する。)なお空気ポンプ17a。
17bは、注射器から針を取り外したものを使用する。
また圧力計19a、19bは、上述の説明から明らかな
ように空気圧によって作動する例えばブルドン管、ベロ
ーあるいはダイヤフラム圧力針などを用いられるが、こ
れ以外に圧力を歪ゲージまたは半導体等により電気信号
に変換し、電気的に設定した値と圧力信号値とを電気的
に比較して検知信号を出力するようにしてもよい、なお
また上記圧力計19a、19bは切換弁18a、18b
につながれるようになっているが、これを直接チューブ
16116につなぐようにしてもよく、この場合には上
記切換弁18a、18bは空気ポンプ17a、17bと
チューブ16.16との間を開閉する開閉弁を用いれば
よい。
以上の説明から明らかなように、空気ポンプ17a。
17b、切換弁1ga、18b圧力計19a、19b等
によって各加圧装置10.12の制御装置21.22を
形成するものである。
第3図は、透析液回路9の制御器W!、21と血液回路
11の制御装置22を、7個の制御器23として互に近
接して配置し、コンパクトにまとめたものである。!l
]ちその各操作部24a、24bには透析液回路側加圧
装置lO及び血液回路側加圧装置12にそれぞれつなが
れる空気ポンプ17a、17bがチューブ25a。
25bを介して着脱自在に取付けられると共に、各空気
ポンプ17a、17bによる加圧値を測定針208゜2
0bによって読み取るための目盛板26a、26bが設
けられ、且つ前述の切換弁18a、18bを関節位置(
図中「関節」と表示される)から設定位置(同じく「設
定」と表示される)に切換えるための操作レバー27a
、27bが設けられている。このように透析装置におけ
る制御操作部を一ケ所にまとめたものは未だ存在せず、
これによって作業性が格段に向上することになる。
次に上述のように構成された透析装置の使用方法を説明
する。
第1図において、まず通常の除水作用を行う場合につい
て説明する。透析液回路側において、透析液はポンプP
によって給入路7より透析器3に給入され、透析器3内
の透析液は排出路8から加圧装置10を経由して外部に
排出され、一方血液回路側において、人体Aから流出す
る血液は、血液ポンプ2によって透析器3へ血液が送り
込まれ、ここで除水(透析)された血液は加圧装置12
を経由して人体Aに返血されるが、この場合一般の比較
的大量の除水が行われるためには、血液回路側の加圧装
置12は患者の自然静脈圧以上の圧力をかけると共に、
透析液回路側の加圧装置10を零の圧力、即ち開放状態
にすればよい、その具体的操作は、制御器23の操作部
24bにおいて、血液回路側の操作レバー27bを「調
節」位置に保持してこれに連動する切換弁18bを介し
て血液回路側加圧装置12の空気室すと空気ポンプ17
bと圧力針19bとを互に連通状態に維持し、この状態
で空気ポンプ17bによって空気室すを加圧し、圧力計
19bによって所定の圧力数値に設定したのを読み取っ
た後、操作レバー27bを「設定」位置に回し、空気ポ
ンプ17bへの通路を遮断する。同様にして透析液回路
1りの加圧装置10における空気室すの圧力が零になる
よう圧力計198で読み取って設定する。
以上の操作により、加圧装置12の血液室a (第2図
)はダイヤフラム13aを介して加圧されるため、この
加圧力以上の圧力によりてダイヤフラム13aを押しも
どしながら血液室aを通過することになり、これによっ
て透析器3内において血液回路側が陽圧となり、その陽
圧の大きさ、云い換えれば透析器3内の透析膜内外に負
荷する差圧に比例して除水されることになる。
次に、自然静脈圧の範囲内において除水する場合につい
て説明する。従来技術の項で述べたように人体Aには常
に自然静脈圧が負荷しており、例え除水を停止する操作
(第8図の絞り器4の絞りを開放する操作)を行っても
現実には自然静脈圧により相当量の除水が行われる難点
がある。この難点を克服するために本件出順人は、過去
に特開昭61−203971号において、透析液が透析
器から流出する回路、即ち透析液回路における透析器の
下流側に加圧装置を設け、一方血液が透析器から流出す
る回路、即ち、血液回路における透析器の下流側にも加
圧装置を設け、該血液回路に負荷する圧力、例えば自然
静脈圧を血液回路側加圧装置で検知し、この検知圧力を
自動的に透析液回路側加圧装置に印加することによって
透析器内の透析膜に差圧が負荷しなくなるようにし、こ
れによって例え自然静脈圧が血液回路に負荷されていて
も除水が行われないようにした画期的な装置を提案した
が、しかし患者によっては完全に除水を停止するまでに
至らずとも、あるいは反対に自然静脈圧以上の陽圧によ
る大量の除水が好ましくない場合にあって自然静脈圧時
の範囲内に除水したい場合がある。即ち体力の弱った患
者では一度に大量の除水により血圧低下を起こし、嘔吐
等の不快症状をもよおす他、四肢の痙彎を起こして放置
すると長時間持続し、最悪の場合はシラツク死に至るこ
とになり、反対に除水が長時間停止すれば当然に有害物
が体内に残留して循環器等に大きな負担となるからであ
る。
第4図は、実効限外濾過係数([I F R)が4ml
/wsHg/hrの透析器を使用した場合の、透析膜面
に生じる静脈側圧力と限外濾過量(除水量)との関係を
示すグラフであるが、例えば自然静脈圧が140箇■H
gとすれば760mm1/hrもの過度の体液が除水さ
れることになる。
そこで本発明では、140mmHgより少ない圧力、例
えば110wKgの差圧が透析膜面に負荷するように調
節することによって自然静脈圧による除水量以内の除水
量を得るようにし、患者に過度の負担をかけないように
したものである。
この操作は、まず血液回路側加圧装置12の空気室すを
その圧力が零になるよう圧力計19bによって読み取り
ながら設定する。したがってこの状態では自然静脈圧(
例えば140smHg)が血液回路1】に負荷している
ことになる0次に透析液回路側加圧装置10の空気室す
を制御装置21の操作部24aにおいて加圧操作して透
析液室a(第2図)に圧力をかけ、これによって透析器
内の膜面に例えば30+nHgの圧力が負荷するよう制
御し設定する。この操作により透析器3の膜面には、自
然静脈圧(140nHg)−透析液圧力(30鰭Hg)
 −110n+Hgの差圧が負荷し、この透析膜の実効
UFRが4sj!/i*Hg/、h rの場合には、第
4図のグラフより自然静脈圧(140mHg)による除
水量(560sj /hr)より低い440m1/hr
の除水量となることが分かる。
本発明は、この自然静脈圧の範囲内で自由に除水できる
ようにしたことが特徴の一つである。
更に除水を停止する場合について説明する。この操作は
、まず血液回路側加圧装置12の空気室すの加圧力が零
になるよう制御装置22において設定する。この状態で
は透析器3内には自然静脈圧が負担していることになる
0次に透析液回路側加圧装置10の空気室すを制御装置
21の操作部24aにおいて加圧操作することによって
、ダイヤフラム13aを介して透析液室aを加圧しく第
2図)、これによって加圧装置10を通過するまでの透
析液回路9内の透析液圧を自然静脈圧、例えば140s
iHgになるよう調節・設定する。この操作によって透
析器3内の膜面には差圧が加わらなくなり、したがって
除水は行われず除水停止状態となる。
以上のように本発明では、制御器23において透析液回
路側操作部24a及び血液回路側操作部24bを種々回
御装置することによって上述のように自然静脈圧に影響
されることなくその除水量を自在に制御することができ
るが、更にその操作方法としては上述以外の操作方法も
回部である。即ち透析液回路側加圧装置10と血液回路
側加圧装置12のうち、後者の血液回路側加圧装置12
に自然静脈圧以上の圧力をかけた状態に常時設定してお
く、シたがってこの状態で透析液回路側加圧装置10へ
の圧力が零のときは、透析器3内に静脈圧力、即ち陽圧
が負荷し、一般の除水作用を発揮させることができる0
次に自然静脈圧の範囲内の除水の場合には、血液回路側
加圧装置12への圧力P1−透析液側加圧装置10への
圧力P2−自然静脈圧範囲内の圧力になるよう透析液回
路側加圧値ff1Oに加圧すればよく、更に除水停止の
場合にはPI =”P2になるように透析液回路側操作
部24aのみを操作すればよい。
4゜以上の説明は、いわゆる陽圧法による透析装置′、
′、。
′・の構成についてであるが、以下に述べる陽圧法に7
°、、’+r ミ′おいてもその構成、作用はなんら変わることはない
第5図は陽圧法による透析装置を示すもので、陽圧法と
の相違点のみを述べると、吸引ポンプ28と絞り器29
とによって透析液回路側に圧力計30に示された圧力の
負圧が発生するようにしたものであり、この透析液回路
9における透析器3の下流側に前述の加圧装置10とこ
れを制御操作する制御装置21を設けてなるものである
。なお血液回路11には前記陽圧法のように加圧装置を
設けな(でもよいし、また設けても常時開放状態にして
おくか、いずれにせよこの血液回路11には自然静脈圧
が常に負荷していることになる。
この陽圧法による操作は、加圧装置10に対する加圧力
が零になるよう制御装置21における操作部24aにお
いて調節設定することによって吸引ポンプ28と絞り器
29との作用で発生している負圧によって、自然静脈正
時以上の一般の除水作用を行わせることができる、また
自然静脈圧の範囲内で除水する場合には、加圧装置10
に自然静脈圧以内の圧力をかければよく、更に除水停止
の場合には自然静脈圧と同じ圧力を加圧装置10にかけ
るよう操作部24aにおいて制御操作すればよいことは
陽圧法となんら変わることはない。
第6図は、本件出願人が過去に特開昭60−10396
9号として提案した間歇的透析方法について本発明を適
用した実施例を示すもので、基本的には第1図に示す陽
圧法による構成と同じであるが、透析液回路にかなりの
工夫をこらしているので、その相違点を述べると、透析
液の給入路7に給入開閉弁31を設け、透析液の排出路
8は計量流路8aと洗浄流路8bとに分岐して設けられ
、計量流路8aには針量開閉弁32が設けられ、且つそ
の先端には流出する透析液を計量する計量器33が取付
けられ、洗浄流路8bには洗浄開閉弁34が設けられ、
また計量器33の排出路35は洗浄流路8bと合流して
排液槽等に接続されている。
そして本実施例においては、血液回路11の透析器3の
下流側に血液回路側加圧装置12を設ける点は前述の陽
圧法と同じであるが、透析液回路側加圧装置lOは透析
液回路の透析器3の下流側に配置される点では勿論陽圧
法と同じであるが、より詳細には上記計量流路8aに介
装されており、それぞれの加圧10.12は制御装置2
1.22に連結されている。そしてこの間歇透析法につ
いての詳細は特開昭60−103969号公報に説明さ
れているが、本実施例の作用操作を説明する必要上、簡
単にその構成(作用)を説明すると、給入開閉弁31は
一定の周期で間歇的に開放され、計量開閉弁32及び洗
浄開閉弁34はこれにほぼ同期してそれぞれ閉塞又は開
放される。すなわち、/サイクル時間tcのうち、比較
的短い時間LHのみ給入開閉弁31が開放されると同時
に計量開閉弁32は閉塞、洗浄開閉弁34は開放され、
他の残りの比較的長い時間tdはそれぞれの逆の作動状
態となる。したがって、時間twの間は、ポンプPによ
って透析液は給入路7及び給入開閉弁31を通って透析
器3内に流入し、排出路8、洗浄流路8b及び洗浄開閉
弁34を通って排出される。
また時間tdの間は、透析器3への透析液の供給は行わ
れず、透析器3内で除水が行われた結果増加した量の透
析液が排出路8、計量流路8a及び計量開閉弁32を通
って計量器33へ流れ込み、その除水量が計量される。
ここで、時間twO間を洗浄工程、時間tdの間を定常
工程と呼ぶとすれば、洗浄工程においては、透析液が透
析器3内へ流入して透析器3内の洗浄が行われ、定常工
程においては、透析器3への透析液の流入が停止される
とともに透析器3内では透析が行われ、除水により増加
した透析液は計量器33へ流れ込むことになる。そして
、これら洗浄工程と定常工程とが繰り返して行われるよ
うになっている。
即ちこの間歇透析法においては、上述の定常工程におい
て除水作用を行うようになっており、したがって本実施
例は、この定常工程において上記両加圧装W110.1
2を制御値WL21.22において制御操作するもので
ある。この操作は、前述の陽圧法におけるそれと同じで
あり、自然静脈正時以上に除水する場合には、血液回路
側加圧装置12に自然静脈圧以上の圧を負荷するよう制
御装置22におけ4Wk作部24bにおいて加圧制御し
、一方透析液回路側加圧装置10は加圧力が零になるよ
う開放しておけばよい、また自然静脈正時以内の除水量
とする場合には血液回路側加圧装置12の加圧力が零に
開放し、透析液回路側加圧装置10に自然静脈圧以内の
圧力を負荷するものとし、除水停止の場合には血液回路
側加圧装置12の加圧力を開放すると共に、透析液回路
側加圧装置10に自然静脈圧と同じ圧力を負荷すればよ
い。
第7図は、前述の加圧装置10.12を保護するため、
これらを筒状のケーシング36に収容し、その両端の接
続口37a、37bをチューブ8.9に連結し、これに
周知のクイックアダプター38を取付け、透析器3への
着脱を容易にしたものである。なお39は加圧装置10
.12の空気室すへ圧力空気を導入するためのチューブ
接続口である。
(効 果) 本発明によれば、簡単な操作によって所望の除水量を得
ることができると共に自然静脈圧が透析器に負荷しても
確実に除水停止を行うことができ、なおかつ自然静脈圧
時の除水量より低い除水量に微妙に調節することが可能
となり、患者及び看護者の負担を格段に軽減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例たる陽圧法による透析装置
の概略説明図、第2図は、同要部の縦断面図、第3図は
、同要部外観図、第4図は、透析器における静脈側圧力
と限外濾過量との間の比例関係を示すグラフ、第5図は
、本発明の他の実施例たる陽圧法による透析装置の概略
説明図、第6図は、同じく本発明の他の実施例たる間歇
透析法による透析装置の概略説明図、第7図は、本発明
を実施するための付属品の外観図、第8図は、従来例の
概略説明である。 3・・・透析器、9・・・透析液回路、10・・・透析
液回路側加圧装置、11・・・血液回路、12・・・血
液回路側加圧装置、21・・・透析液側加圧装置、22
・・・血液回路側加圧装置。 第1図 第2図(a) +1 第2図伽) 4゜ 第3図 第4図 第5図 手続ネ甫正書(自発) 昭和62年2月25日 1、事件の表示 昭和61年特願第293882号 2、発明の名称 血液透析の制御方法とその装置 3、補正をする者 事件との関係  出願人名称:日本
メディカルエンジニアリング株式会社4、代理人〒66
0 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄及び図面の一部。 6、補正の内容 5i+l &TEのとおり      ノでゝ\記 (1)、明細書第5頁第3行の「血液測定」とあるを、
「血圧測定」と訂正する。 (2)、同書第8頁第18行の「13Cは」とあるを、
「13C及びjと訂正する。 (3)、同書第12頁第10行の「加圧装置12は」と
あるを、 「加圧装置12に」と訂正する。 (4)、同書第15頁第5行のr760 Jとあるを、
’560 Jと訂正する。 (5)、同書第20頁第6行の「加圧」とあるを、「加
圧装置jと訂正する。 (6)、同書第22頁第6行の「加圧力が」とあるを、
「加圧力を」と訂正する。 (7)0図面の第8図を別紙のとおりに訂正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透析液回路における透析器の下流側を、または該下
    流側と共に血液回路における透析器の下流側をそれぞれ
    独立して加圧制御することによって除水量を制御するよ
    うにした血液透析の制御方法。 2、透析液回路における透析器の下流側に加圧装置と該
    加圧装置を制御する制御装置を、または該下流側と共に
    血液回路における透析器の下流側にも加圧装置と該加圧
    装置を制御する制御装置を設けてなる血液透析の制御装
    置。 3、前記透析液回路側制御装置と血液回路側制御装置と
    を互に近接位置に配置してなる特許請求の範囲第2項記
    載の血液透析の制御装置。
JP61293882A 1986-12-10 1986-12-10 血液透析の制御装置 Granted JPS63145663A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61190396A (ja) * 1985-02-20 1986-08-25 株式会社リコー Vcv切り出し方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61190396A (ja) * 1985-02-20 1986-08-25 株式会社リコー Vcv切り出し方式

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