JPS63140936A - 塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置 - Google Patents

塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置

Info

Publication number
JPS63140936A
JPS63140936A JP28792086A JP28792086A JPS63140936A JP S63140936 A JPS63140936 A JP S63140936A JP 28792086 A JP28792086 A JP 28792086A JP 28792086 A JP28792086 A JP 28792086A JP S63140936 A JPS63140936 A JP S63140936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
sample
contact area
hardness
transparent body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28792086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0675028B2 (ja
Inventor
Masaki Hirosachi
正樹 廣幸
Hideaki Koe
秀明 向江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28792086A priority Critical patent/JPH0675028B2/ja
Publication of JPS63140936A publication Critical patent/JPS63140936A/ja
Publication of JPH0675028B2 publication Critical patent/JPH0675028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塗膜の表面硬度を評価する方法に関するもので
あり、たとえば塗布型磁気記録媒体の表面硬度を比較評
価するために利用されるものである。
従来の技術 近年の磁気記録技術の進歩によって記録密度は向上し、
その記録波長は短かくなっている。この高密度化の進展
において媒体やヘッドの志気特注もさる事ながら媒体自
体の走行性も重要な因子として注目されはじめている。
ところがこの媒体の走行性は今だに不明確な点が多い。
これは主に媒体の表面の状態が非常に把握しにくいとい
う点にある。特に表面硬度については、その評価法すら
整備されているとにいえない。
従来、塗膜の表面硬度の測定には、ピンカース法等のよ
うにダイヤモンド針を押しあてその圧痕を測定したり、
マイクロビッカース法のようにダイヤモンド針を押しあ
ててその荷重を変化させ、深み込んだ変位と荷重変化の
履歴を測定したり、又ひっばり試験法や振動試験法等に
よって媒体のヤング率を測定する事で表面硬度の・代用
評価としていた。これらの方法は、磁気記録媒体の場合
、蒸着やメッキによる薄膜媒体に比べ、塗布型媒体の場
合は膜の弾性的な性質から満足できるものではなかった
発明が解決しようとする問題点 すなわち、上記の様な従来法に対しては次の様な問題点
があった。まずビッカース法のように圧痕を測定する場
合においては、磁気記録媒体の膜厚が非常に薄く、又塗
膜部分の弾性率が金属等に比べ高いために、荷重が重い
と塗膜がやぶれ、荷重が軽い場合は圧痕が残らないため
に測定ができなかった。次にマイクロビッカース法にお
いては、その測定変位量が媒体の表面粗さのオーダーに
なるので、測定の再現性に難点があった。又媒体のヤン
グ率を測定しようとする時、媒体の厚みが数十μmある
場合には安定した測定が行なえるものの、実際のテープ
等のように数μmの塗布厚になった場合には、やはり精
度と再現性に問題があった。本発明は従来技術の問題点
に対し、簡単に精度よく再現性のある塗布型媒体の表面
硬度を評価しようとするものである。
問題点を解決するための手段 上記の問題点解決のため、本発明の塗膜の表面硬度評価
方法は、測定しようとする塗膜より硬度の高い透明体を
前記塗膜に押しつけ、前記透明体の背後から照射され接
触部で反射した光の干渉縞によってその接触面積を測定
し、前記塗膜の硬度を評価するものである。
作用 上記の構成により、たとえば塗布型磁気記録媒体の塗膜
を本発明の方法で評価する場合は、塗布型磁気記録媒体
の塗膜部分よりも硬度の高い透明体(たとえばガラス、
ダイヤモンド、サファイヤ。
石英等)の先端部を半球状又は複合曲率面又は平面等に
加工し、その反体面を鏡面に仕上げ加工先端部を裏から
のぞけるようにしておき、数百qから数1の間にコント
ロールされた荷重で媒体面に押しつけ、光の干渉縞を調
べる事で媒体と透明体の接触面積を測定し、表面硬度を
評価することができる。
2つの物質の真実接触面積は荷重とやわらかい方の塑性
流動圧力の比によって決まる事が知られている。本発明
装置は上記の様な手段によって透明物質と磁気媒体を押
しつけ合い、その微小な接触面積をほぼ真実接触面積に
比例すると判断する事で媒体表面の塑性流動圧力を表面
硬さとして比較評価するためのものである。これはあら
かじめ塑性流動圧力のわかっている標準サンプルに対し
てその接触面積の大きさがどのようになっているかを調
べる事で達成される。すなわち表面硬度が標準サンプル
に対して高い場合は接触面積は小さく、又低い場合は接
触面積が大きく観測される。
実施例 以下に本発明の具体的な実施例を説明する。第1図は本
発明の方法を模式的に示す図である。第1図において、
支持台1の上に固定された塗膜サンプル2の上方から、
マイクロメータ3で上下に移動可能なステージ4にとり
つけられたアーム5の先端に取りつけられた透明体6を
近づけてゆく事ができるようにした。透明体6はここで
は通常のガラスを使用し、先端を2 wyt Hの半円
状に仕上げ、その反対面は平たんに鏡面仕上を行った。
アーム6の根本には歪ゲージ7をはりつけてあり、あら
かじめ標準分銅で校正しておく事により歪ゲージの出力
で押しつけ加重を検知する事ができるようにした。透明
体6の先端を1gの加重でサンプル2に押しつけ、それ
を対物レンズ8.プリズム9.接眼レンズ1oを通して
観測者11が透明体6の先端とサンプル2の接触面積を
測定した。
この接触面積は鏡筒12の上方の光源13からの光を光
路14の様に観測すれば、光の干渉によって0次の黒縞
の面積として観測する事ができる。
このような構成の測定装置を用いて第1表に示す組成を
もつ磁性塗膜の表面硬度を比較評価した。
(以 下金 白) 第   1   表 第1表に示すような組成で混練した磁性塗料を厚さ15
μmのPET上に厚み3μmで塗布し、カレンダー仕上
げする事でほぼ同じ表面粗さに仕上げ製作した。ここで
、第1表のポリウレタンを次のように変えてサンプル人
、B、Cとした。
サンプル人・・・・・・Tg =  20℃のポリウレ
タン使用 サンプルB・・・・・・T g = 20 ℃のポリウ
レタン使用 サンプルC・・・・・・T g = 80℃のポリウレ
タン使用 但しTgはガラス転移温度を示す。
このサンプルについて、上記の方法で接触面積を測定し
た。
第   2   表 第2表に測定結果を示すが、表では接触部分はほぼ円形
となるので接触面積の代りにその直径で比較している。
また、同じ組成で膜厚を約16μmに仕上げた各サンプ
ルにつき、引っばり試験法を用いて測定したそれぞれの
ヤング率を第2表に参考に示した。
第2表より膜のヤング率の上昇に伴ない接触面積が小さ
くなってゆく、すなわち硬度が大きくなるのがわかる。
これによって数μmの厚さの塗膜の硬度を比較評価する
事ができた。
発明の効果 以上のように本発明によれば、接触面積を調べる事で膜
の硬度を比較評価でき、これによって数μmの塗布厚に
した時従来は測定しにくかった塗膜硬度を標準サンプル
に対して比較評価する事ができるという効果が得られ、
塗膜開発などの上で大いに有益となるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の方法を示す模式図である。 1・・・・・・支持台、2・・川・塗膜サンプル、3・
・・・・・マイクロメータ、4・・・・・・ステージ、
6・・・・・・アーム、6・・・・・・透明体、了・・
・・・・歪ゲージ、8・・川・対物レンズ、9・・・・
・・プリズム、1o・・・・・・接眼レンズ、11・・
・・・・観測者、12・・・・・・鏡筒、13・・・・
・・光源、14・・・・・・光路。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名Z文
書む

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測定しようとする塗膜より硬度の高い透明体を前
    記塗膜に押しつけ、前記透明体の背後から照射され接触
    部で反射した光の干渉縞によってその接触面積を測定し
    、前記塗膜の硬度を評価する事を特徴とする塗膜の表面
    硬度評価方法。
  2. (2)測定しようとする塗膜より硬度の高い透明体より
    なる押しつけ部材、上記押しつけ部材を上下に移動させ
    塗膜に押しつけるアーム、上記押しつけ部材の背後に配
    置した光源、および上記光源より上記押しつけ部材を通
    り塗膜との接触部で反射された光の干渉縞を観測して接
    触部の面積を測定する測定手段よりなることを特徴とす
    る塗膜の表面硬度評価装置。
JP28792086A 1986-12-03 1986-12-03 塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置 Expired - Lifetime JPH0675028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28792086A JPH0675028B2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03 塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28792086A JPH0675028B2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03 塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63140936A true JPS63140936A (ja) 1988-06-13
JPH0675028B2 JPH0675028B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=17723438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28792086A Expired - Lifetime JPH0675028B2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03 塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0675028B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02140449U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26
JPH04121638A (ja) * 1989-12-21 1992-04-22 Hughes Aircraft Co 光ファイバーの弾性特性を測定する方法および装置
JPH07325029A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Nec Corp 薄膜物性評価装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02140449U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26
JPH04121638A (ja) * 1989-12-21 1992-04-22 Hughes Aircraft Co 光ファイバーの弾性特性を測定する方法および装置
JPH07325029A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Nec Corp 薄膜物性評価装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0675028B2 (ja) 1994-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5965896A (en) Apparatus and method for scratch wear testing of thin films
Chang et al. The constrained blister—a nearly constant strain energy release rate test for adhesives
Bhushan et al. Real contact area measurements on magnetic rigid disks
JPS63140936A (ja) 塗膜の表面硬度評価方法及び評価装置
US4091654A (en) Magnetic recording member abrasion tester
CN101839707B (zh) 一种基于纳米压痕卸载曲线的薄膜厚度测试方法
JPS62245131A (ja) ひつかき試験機
JP2551931B2 (ja) 薄膜硬度測定器
CN107356522B (zh) 拉压循环应力法测内耗的方法
CN111077019A (zh) 一种基于光纤传感技术测量线状材料杨氏模量的实验装置
JP3851952B2 (ja) 球形圧子の押し込み深さ測定方法及びその装置
Sanford et al. An improved strain gauge method for measuring K ID for a propagating crack
Efron et al. Simple measurement of oxygen transmissibility
Wierenga et al. Indentation measurements on thin films
CN2356314Y (zh) 激光扫描力显微镜
Wiley et al. Determination of Refractive Index of Polymers
JP2620955B2 (ja) 薄膜の内部応力測定装置
Reason Stylus methods of surface measurement
Benabdallah et al. A new device for measuring the real area of contact of polymeric material by the perturbation of total internal reflection
Ward et al. A constant stress apparatus for the study of the creep properties of plastics
US1047371A (en) Strain gage or apparatus for the measurement of the deformations materials under stress.
CN118670861A (zh) 基于光学检测技术的材料弹性模量测量装置及方法
JPH09229839A (ja) 薄膜状体の微小変形測定方法およびこれを用いた測定装置
Rutherford et al. Capacitance Methods for Measuring Properties of Adhesives in Bonded Joints
Imai et al. Measurement of Young's Modulus by Interferometric Method