JPS63138666A - 固体電解質型燃料電池モジユ−ル - Google Patents
固体電解質型燃料電池モジユ−ルInfo
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- JPS63138666A JPS63138666A JP61284579A JP28457986A JPS63138666A JP S63138666 A JPS63138666 A JP S63138666A JP 61284579 A JP61284579 A JP 61284579A JP 28457986 A JP28457986 A JP 28457986A JP S63138666 A JPS63138666 A JP S63138666A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
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- H01M8/04014—Heat exchange using gaseous fluids; Heat exchange by combustion of reactants
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は固体電解質型燃料電池モジュールの改良に関す
る。
る。
［従来の技術］
固体電解質型燃料電池（３ｏｌｉｄ ＱｘｉｄｅＦｕ
ｅｌ Ｃｅ１ｌ 、以下５ＯＦＣと記す）は高効率発
電システムの１つとして注目されている。しかし、現在
までのところ、５ＯＦＧについては燃料電池単体の研究
・開発が行なわれているにすぎず、発電システムとして
の具体的な技術は確立されていない。
ｅｌ Ｃｅ１ｌ 、以下５ＯＦＣと記す）は高効率発
電システムの１つとして注目されている。しかし、現在
までのところ、５ＯＦＧについては燃料電池単体の研究
・開発が行なわれているにすぎず、発電システムとして
の具体的な技術は確立されていない。
従来提案されている５ＯＦＣモジユールを第３図及び第
４図を参照して説明する。なお、第３図は従来の５ＯＦ
Ｃモジユールを一部破断して示す斜視図、第４図は同モ
ジュールの一部を拡大して示す断面図である。
４図を参照して説明する。なお、第３図は従来の５ＯＦ
Ｃモジユールを一部破断して示す斜視図、第４図は同モ
ジュールの一部を拡大して示す断面図である。
第３図及び第４図において、ケーシング１内部には下部
多孔板２、上部多孔板３、隔壁４及び隔壁５が設けられ
、下方から順に燃料室６、反応室７、燃焼室８、空気室
９及び排ガス室１０に区分されている。反応室７と燃焼
室８とを区分する上部多孔板３には複数の単位電池１１
の上部開口部側が取付けられ、これら単位電池１１の電
池本体側は反応室７内に収納されている。これら単位電
池１１の概略的な構造は、筒状の多孔質セラミックスの
表面に空気極、固体電解質及び燃料極が順次１１１１状
に形成されたものである。また、燃焼室８と空気室９と
の間の隔壁４には、複数のインナーチューブ１２が取付
けられ、これらインナーチューブ１２は上記燃焼室８を
通って上記単位電池１１内部に挿入されている。なお、
第３図において、単位電池１１、インナーチューブ１２
等の一部は省略されている。上記隔壁４と隔壁５との間
には燃焼室８と排ガス室１０とが連通ずるように排ガス
連絡管１３が取付けられている。上記隔壁５には上記ケ
ーシング１上部及び排ガス室１０を貫通して空気室９に
連通ずる空気供給管１４が取付けられている。更に、ケ
ーシング１上部には排ガスｖ１０に連通する排ガス排出
管１５が取付けられている。
多孔板２、上部多孔板３、隔壁４及び隔壁５が設けられ
、下方から順に燃料室６、反応室７、燃焼室８、空気室
９及び排ガス室１０に区分されている。反応室７と燃焼
室８とを区分する上部多孔板３には複数の単位電池１１
の上部開口部側が取付けられ、これら単位電池１１の電
池本体側は反応室７内に収納されている。これら単位電
池１１の概略的な構造は、筒状の多孔質セラミックスの
表面に空気極、固体電解質及び燃料極が順次１１１１状
に形成されたものである。また、燃焼室８と空気室９と
の間の隔壁４には、複数のインナーチューブ１２が取付
けられ、これらインナーチューブ１２は上記燃焼室８を
通って上記単位電池１１内部に挿入されている。なお、
第３図において、単位電池１１、インナーチューブ１２
等の一部は省略されている。上記隔壁４と隔壁５との間
には燃焼室８と排ガス室１０とが連通ずるように排ガス
連絡管１３が取付けられている。上記隔壁５には上記ケ
ーシング１上部及び排ガス室１０を貫通して空気室９に
連通ずる空気供給管１４が取付けられている。更に、ケ
ーシング１上部には排ガスｖ１０に連通する排ガス排出
管１５が取付けられている。
上述した５ＯＦＣモジユールは以下のように作動する。
すなわち、燃料ガスは外部から図示しない燃料ガス供給
管を通って燃料室６へ供給され、更に下部多孔板２を透
過して反応室７内に入り、単位電池１１の外周に沿って
上昇する。一方、空気は外部から空気供給管１４を通っ
て空気室９内に供給され、更にインナーチューブ１２を
通って単位電池１１の内部下端まで達し、単位電池１１
内周に沿って上昇する。こうした燃料ガス及び空気の供
給により電極反応が起こり、発電が行なわれる。また、
電極反応に寄与しなかった余剰の燃料ガスは上部多孔板
３を透過し、余剰の空気は単位電池１１の上部開口部を
通って、それぞれ燃焼室８へ送られ、両者の反応により
燃焼される。この燃焼により生じた排ガスは、燃焼室８
から排ガス連絡管１３を通って排ガス室１０へ送られ、
更に排ガス排出管１５から外部へ排出される。
管を通って燃料室６へ供給され、更に下部多孔板２を透
過して反応室７内に入り、単位電池１１の外周に沿って
上昇する。一方、空気は外部から空気供給管１４を通っ
て空気室９内に供給され、更にインナーチューブ１２を
通って単位電池１１の内部下端まで達し、単位電池１１
内周に沿って上昇する。こうした燃料ガス及び空気の供
給により電極反応が起こり、発電が行なわれる。また、
電極反応に寄与しなかった余剰の燃料ガスは上部多孔板
３を透過し、余剰の空気は単位電池１１の上部開口部を
通って、それぞれ燃焼室８へ送られ、両者の反応により
燃焼される。この燃焼により生じた排ガスは、燃焼室８
から排ガス連絡管１３を通って排ガス室１０へ送られ、
更に排ガス排出管１５から外部へ排出される。
［発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来の５ＯＦＧモジユールには以下の
ような問題がある。
ような問題がある。
まず問題になるのは、燃焼室８内での燃焼である。すな
わち、上述したように余剰の燃料ガスと余剰の空気とは
燃焼室８内で燃焼されるが、従来の５ＯＦＧモジユール
ではこの燃焼は単位電池１１の上部開口部近傍で起こる
ため、燃焼室８内部で温度分布が生じる。このため、希
薄な燃料ガスを用いた場合には、燃焼が不安定になる。
わち、上述したように余剰の燃料ガスと余剰の空気とは
燃焼室８内で燃焼されるが、従来の５ＯＦＧモジユール
ではこの燃焼は単位電池１１の上部開口部近傍で起こる
ため、燃焼室８内部で温度分布が生じる。このため、希
薄な燃料ガスを用いた場合には、燃焼が不安定になる。
また、単位電池１１の上部開口部で燃焼が起こると、生
成した排ガスが単位電池１内部へ逆流するおそれがある
。
成した排ガスが単位電池１内部へ逆流するおそれがある
。
次に問題になるのは、５ＯＦＣモジユール内の各室で温
度が異なることである。すなわち、従来の５ＯＦＣモジ
ユールでは、反応室７、燃焼室８及び排ガス室１０は比
較的高温であるのに対し、燃料室６と空気室９とは比較
的低温である。そして、各室の間の隔壁４．５等は排ガ
ス３！ｌ絡管１３や空気供給管１４等により連結され、
これらによって拘束された状態となっている。このため
、各室の温度差に起因して排ガス連絡管１３等の伸びに
差が生じ、その際の応力により隔壁４．５等に割れを生
じさせるおそれがある。
度が異なることである。すなわち、従来の５ＯＦＣモジ
ユールでは、反応室７、燃焼室８及び排ガス室１０は比
較的高温であるのに対し、燃料室６と空気室９とは比較
的低温である。そして、各室の間の隔壁４．５等は排ガ
ス３！ｌ絡管１３や空気供給管１４等により連結され、
これらによって拘束された状態となっている。このため
、各室の温度差に起因して排ガス連絡管１３等の伸びに
差が生じ、その際の応力により隔壁４．５等に割れを生
じさせるおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、燃焼室内で余剰の燃料ガスと空気とを安定に燃焼さ
せるとともに、各室の温度差に起因する隔壁の割れの発
生を防止することができる固体電解質型燃料電池モジュ
ールを提供することを目的とする。
り、燃焼室内で余剰の燃料ガスと空気とを安定に燃焼さ
せるとともに、各室の温度差に起因する隔壁の割れの発
生を防止することができる固体電解質型燃料電池モジュ
ールを提供することを目的とする。
Ｃ問題点を解決するための手段〕
本発明の固体電解質型燃料電池モジュールは、第１の原
料ガス室（空気室又は燃料室）、反応室、余剰ガス室及
び第２の原料ガス室〈燃料室又は空気室）が順次隣接す
るように区分され、筒状の多孔質セラミックス表面に電
池ＩＩＩが形成された複数の単位電池が上記反応室と余
剰ガス室とを区分する隔壁に取付けられて反応室内に収
納され、複数のチューブが上記余剰ガス室と第２の原料
ガス室とを区分する隔壁に取付けられ余剰ガス室を通っ
て上記単位電池内部に挿入されてなる本体と、該本体の
少なくとも上記反応室及び余剰ガス室の外周を囲むよう
に設けられ上記本体との間で燃焼室を形成する外部ケー
シングと、該外部ケーシングを貫通し上記燃焼室を通っ
て上記第１の原料ガス室に接続された予熱管とを具備し
、上記本体の反応室と燃焼室との間の隔壁及び余剰ガス
室と燃焼室との間の隔壁にそれぞれポーラス部を設けた
ことを特徴とするものである。
料ガス室（空気室又は燃料室）、反応室、余剰ガス室及
び第２の原料ガス室〈燃料室又は空気室）が順次隣接す
るように区分され、筒状の多孔質セラミックス表面に電
池ＩＩＩが形成された複数の単位電池が上記反応室と余
剰ガス室とを区分する隔壁に取付けられて反応室内に収
納され、複数のチューブが上記余剰ガス室と第２の原料
ガス室とを区分する隔壁に取付けられ余剰ガス室を通っ
て上記単位電池内部に挿入されてなる本体と、該本体の
少なくとも上記反応室及び余剰ガス室の外周を囲むよう
に設けられ上記本体との間で燃焼室を形成する外部ケー
シングと、該外部ケーシングを貫通し上記燃焼室を通っ
て上記第１の原料ガス室に接続された予熱管とを具備し
、上記本体の反応室と燃焼室との間の隔壁及び余剰ガス
室と燃焼室との間の隔壁にそれぞれポーラス部を設けた
ことを特徴とするものである。
［作用コ
このような固体電解質型燃料電池モジュールによれば、
反応室と燃焼室との間の隔壁及び余剰ガス室と燃焼室と
の間の隔壁にそれぞれ設けられたポーラス部から、空気
と燃料ガスとが燃焼室内に送られて燃焼する。そして、
上記ポーラス部は高温では触媒作用を示すので、希薄な
燃料ガスを用いた場合でも燃焼室内での燃焼が安定にな
る。しかも、燃焼により生成した排ガスが逆流すること
もない。また、本体と外部ケーシングとの間で形成され
る燃焼室に予熱管を通し、この予熱管内で空気又は燃料
を予熱して第１の原料ガス室に供給するので、第２の原
料ガス室のみが比較的低温であり、その他の至は比較的
高温である。そして、余剰ガス室と第２の原料ガス室と
の間の隔壁には他端が自由なチューブが取付けられてい
るだけであり、従来のモジュールと興なり、上記隔壁が
連結管によって他の隔壁と連結され拘束された状態とは
なっていないので、熱応力による割れが発生することも
ない。
反応室と燃焼室との間の隔壁及び余剰ガス室と燃焼室と
の間の隔壁にそれぞれ設けられたポーラス部から、空気
と燃料ガスとが燃焼室内に送られて燃焼する。そして、
上記ポーラス部は高温では触媒作用を示すので、希薄な
燃料ガスを用いた場合でも燃焼室内での燃焼が安定にな
る。しかも、燃焼により生成した排ガスが逆流すること
もない。また、本体と外部ケーシングとの間で形成され
る燃焼室に予熱管を通し、この予熱管内で空気又は燃料
を予熱して第１の原料ガス室に供給するので、第２の原
料ガス室のみが比較的低温であり、その他の至は比較的
高温である。そして、余剰ガス室と第２の原料ガス室と
の間の隔壁には他端が自由なチューブが取付けられてい
るだけであり、従来のモジュールと興なり、上記隔壁が
連結管によって他の隔壁と連結され拘束された状態とは
なっていないので、熱応力による割れが発生することも
ない。
［実施例］
以下、本発明の実施例を第１図及び第２図を参照して説
明する。なお、第１図は本発明に係る５ＯＦＧモジユー
ルの断面図、第２図は同モジュールを分解して示す断面
図である。
明する。なお、第１図は本発明に係る５ＯＦＧモジユー
ルの断面図、第２図は同モジュールを分解して示す断面
図である。
第１図及び第２図において、モジュールの本体は、下部
ケーシング２１、中央ケーシング２２及び上部ケーシン
グ２３を組合せることにより構成されている。上記下部
ケーシング２１内には多孔板２４が設けられ、下部ケー
シング２１の底部及び多孔板２４により空気室２５が形
成される。また、多孔板２４、下部ケーシング２１及び
中央ケーシング２２の底面により反応室２６が形成され
る。また、中央ケーシング２２及び上部ケーシング２１
の底面により余剰ガス室２７が形成される。
ケーシング２１、中央ケーシング２２及び上部ケーシン
グ２３を組合せることにより構成されている。上記下部
ケーシング２１内には多孔板２４が設けられ、下部ケー
シング２１の底部及び多孔板２４により空気室２５が形
成される。また、多孔板２４、下部ケーシング２１及び
中央ケーシング２２の底面により反応室２６が形成され
る。また、中央ケーシング２２及び上部ケーシング２１
の底面により余剰ガス室２７が形成される。
更に、上部ケーシング２３の内部が燃料室２８となって
いる。以上のように空気室（第１の原料ガス室）２５、
反応室２６、余剰ガス室２７及び燃料室（第２の原料ガ
ス室）２８が順次隣接するように区分されている。そし
て、中央ケーシング２２の底面（反応室２６と余剰ガス
室２７との間の隔壁）には複数の単位電池２９の上部開
口部側が取付けられ、これら単位電池２９の電池本体側
は反応室２６内に収納されている。これら単位電池２９
の概略的な構造は、筒状の多孔質セラミックスの表面に
電池Ｈｍ、すなわち燃料極、固体電解質及び空気極が順
次薄膜状に形成されたものである。また、上部ケーシン
グ２３の底面（余剰ガス室２７と燃料室２８との間の隔
壁）には、複数のインナーチューブ３ｏが取付けられ、
これらインナーチューブ３ｏは上記余剰ガス室２７を通
って上記単位電池２９内部に挿入されている。更に、上
部ケーシング２３には燃料室２８に連通ずる２本の燃料
供給管３１が接続されている。以上の各部材により５Ｏ
ＦＧモジユールの本体が構成されている。
いる。以上のように空気室（第１の原料ガス室）２５、
反応室２６、余剰ガス室２７及び燃料室（第２の原料ガ
ス室）２８が順次隣接するように区分されている。そし
て、中央ケーシング２２の底面（反応室２６と余剰ガス
室２７との間の隔壁）には複数の単位電池２９の上部開
口部側が取付けられ、これら単位電池２９の電池本体側
は反応室２６内に収納されている。これら単位電池２９
の概略的な構造は、筒状の多孔質セラミックスの表面に
電池Ｈｍ、すなわち燃料極、固体電解質及び空気極が順
次薄膜状に形成されたものである。また、上部ケーシン
グ２３の底面（余剰ガス室２７と燃料室２８との間の隔
壁）には、複数のインナーチューブ３ｏが取付けられ、
これらインナーチューブ３ｏは上記余剰ガス室２７を通
って上記単位電池２９内部に挿入されている。更に、上
部ケーシング２３には燃料室２８に連通ずる２本の燃料
供給管３１が接続されている。以上の各部材により５Ｏ
ＦＧモジユールの本体が構成されている。
また、下部ケーシング２１及び中央ケーシング２２の外
周を囲むように外部ケーシング３２が設けられ、これら
の間に燃焼室３３が形成される。
周を囲むように外部ケーシング３２が設けられ、これら
の間に燃焼室３３が形成される。
また、この外部ケーシング３２の上部を貫通し、燃焼室
３３内を螺旋状に巻かれた状態で通過し、燃焼室２５に
連通する２本（又は４本）の予熱管３４が設けられてい
る。空気室２５内は隔壁によって中央部と周辺部とに分
割されており、２本の予熱管３４はそれぞれ空気室２５
の中央部と周辺部とに連通している。
３３内を螺旋状に巻かれた状態で通過し、燃焼室２５に
連通する２本（又は４本）の予熱管３４が設けられてい
る。空気室２５内は隔壁によって中央部と周辺部とに分
割されており、２本の予熱管３４はそれぞれ空気室２５
の中央部と周辺部とに連通している。
更に、下部ケーシング２１の側壁（反応室２６と燃焼室
３３との隔壁）上部にはポーラス部２１ａが、中央ケー
シング２２の側壁（余剰ガス室２７と燃焼室３３との隔
１）にはポーラス部２２ａがそれぞれ形成されている。
３３との隔壁）上部にはポーラス部２１ａが、中央ケー
シング２２の側壁（余剰ガス室２７と燃焼室３３との隔
１）にはポーラス部２２ａがそれぞれ形成されている。
なお、第２図に示すように、本発明に係る５ＯＦＣモジ
ユールは、全体的には、下部ケーシング２１、外部ケー
シング３２及び予熱管３４からなる部分と、中央ケーシ
ング２２及び単位電池２９からなる部分と、上部ケーシ
ング２３及びインナーチューブ３０からなる部分とを組
合せることにより製作される。そして、下部ケーシング
２１と中央ケーシング２２のフランジ部とが固定され、
中央ケーシング２２と上部ケーシング２３との間にはセ
ラミックス等のガスケットがはさまれ、外部ケーシング
３２と上部ケーシング２３のフランジ部とが固定されて
いる。
ユールは、全体的には、下部ケーシング２１、外部ケー
シング３２及び予熱管３４からなる部分と、中央ケーシ
ング２２及び単位電池２９からなる部分と、上部ケーシ
ング２３及びインナーチューブ３０からなる部分とを組
合せることにより製作される。そして、下部ケーシング
２１と中央ケーシング２２のフランジ部とが固定され、
中央ケーシング２２と上部ケーシング２３との間にはセ
ラミックス等のガスケットがはさまれ、外部ケーシング
３２と上部ケーシング２３のフランジ部とが固定されて
いる。
上述した５ＯＦＧモジユールは以下のように作動する。
すなわち、燃料ガスは燃料ガス供給管３１を通って燃料
室２８へ供給され、更にインナーチューブ３０を通って
単位電池２９の内部下端まで達し、単位電池２９内周に
沿って上昇する。
室２８へ供給され、更にインナーチューブ３０を通って
単位電池２９の内部下端まで達し、単位電池２９内周に
沿って上昇する。
一方、空気は予熱管３４を通って空気室２５内に供給さ
れ、更に多孔板２４を透過して反応室２６内に入り〜単
位電池２９の外周に沿って上昇する。
れ、更に多孔板２４を透過して反応室２６内に入り〜単
位電池２９の外周に沿って上昇する。
こうした燃料ガス及び空気の供給により電極反応が起こ
り、発電が行なわれる。また、電極反応に寄与しなかっ
た余剰の燃料ガスは単位電池２９の上部開口部を通って
余剰ガス室２７に送られ、更に中央ケーシング２２のポ
ーラス部２２ａを透過して燃焼室３３へ送られる。一方
、余剰の空気は燃焼室３３で余剰の燃料ガスと空気とが
燃焼される。この燃焼により生じた排ガスは、排ガス排
出口３５から外部へ排出される。
り、発電が行なわれる。また、電極反応に寄与しなかっ
た余剰の燃料ガスは単位電池２９の上部開口部を通って
余剰ガス室２７に送られ、更に中央ケーシング２２のポ
ーラス部２２ａを透過して燃焼室３３へ送られる。一方
、余剰の空気は燃焼室３３で余剰の燃料ガスと空気とが
燃焼される。この燃焼により生じた排ガスは、排ガス排
出口３５から外部へ排出される。
このような５ＯＦＧモジユールによれば、下部ケーシン
グ２１及び中央ケーシング２２にそれぞれ設けられたポ
ーラス部２１ａ、２２ａから、空気と燃料ガスとが燃焼
室３３内に送られて燃焼する。そして、上記ポーラス部
２１ａ、２２ａは高温では触媒作用を示すので、希薄な
燃料ガスを用いた場合でも燃焼苗３３内での燃焼が安定
になる。
グ２１及び中央ケーシング２２にそれぞれ設けられたポ
ーラス部２１ａ、２２ａから、空気と燃料ガスとが燃焼
室３３内に送られて燃焼する。そして、上記ポーラス部
２１ａ、２２ａは高温では触媒作用を示すので、希薄な
燃料ガスを用いた場合でも燃焼苗３３内での燃焼が安定
になる。
しかも、燃焼により生成した排ガスが逆流することもな
い。
い。
また、燃焼室３３に予熱管３４を通し、この予熱管３４
内で空気を予熱して空気室２５に供給するので、結局燃
料室２８のみが比較的低温であり、その他の燃焼室３３
、空気室２５、反応室２６及び余剰ガス室２７は比較的
Ａ濃である。そして、低温の燃料室２８と高温の余剰ガ
ス室２７との隔壁である上部ケーシング２３の底面には
他端が自由なインナーチューブ３０が取付けられている
だけであり、従来のモジュールと異なり、連結管によっ
て２つの隔壁が連結され拘束された状態とはなっていな
いので、熱応力による割れが発生することもない。また
、その他の箇所でも連結管によって２つの隔壁が連結さ
れているところはなく、しかも隣接する室の濃度差が小
さいので熱応力による割れが発生することはない。また
、上記実施例のようにいくつかのブロックとなった部分
を組立てる構造にしておけば、熱応力を解放する効果が
より一暦大きくなる。なお、予熱管３４を設けることに
より、モジュールの自立運転が容易になるとともに、高
効率化を図ることもできる。
内で空気を予熱して空気室２５に供給するので、結局燃
料室２８のみが比較的低温であり、その他の燃焼室３３
、空気室２５、反応室２６及び余剰ガス室２７は比較的
Ａ濃である。そして、低温の燃料室２８と高温の余剰ガ
ス室２７との隔壁である上部ケーシング２３の底面には
他端が自由なインナーチューブ３０が取付けられている
だけであり、従来のモジュールと異なり、連結管によっ
て２つの隔壁が連結され拘束された状態とはなっていな
いので、熱応力による割れが発生することもない。また
、その他の箇所でも連結管によって２つの隔壁が連結さ
れているところはなく、しかも隣接する室の濃度差が小
さいので熱応力による割れが発生することはない。また
、上記実施例のようにいくつかのブロックとなった部分
を組立てる構造にしておけば、熱応力を解放する効果が
より一暦大きくなる。なお、予熱管３４を設けることに
より、モジュールの自立運転が容易になるとともに、高
効率化を図ることもできる。
更に、上記実施例のように空気室２５を中心部と周辺部
とに分割することにより、反応室２６への空気の供給を
均一化できるという効果も得られる。
とに分割することにより、反応室２６への空気の供給を
均一化できるという効果も得られる。
［発明の効果］
以上詳述したように本発明によれば、燃焼７内での余剰
の燃料ガスと空気との燃焼を安定化できるとともに、冬
空の温度差に起因する隔壁の割れの発生を防止すること
ができる固体電解質型燃料電池モジュールを提供できる
ものである。
の燃料ガスと空気との燃焼を安定化できるとともに、冬
空の温度差に起因する隔壁の割れの発生を防止すること
ができる固体電解質型燃料電池モジュールを提供できる
ものである。
第１図は本発明の実施例における固体電解質型燃料電池
モジュールの断面図、第２図は同固体電解賀型燃料電池
モジュールを分解して示す断面図、第３図は従来の固体
電解質型燃料電池モジュールを一部破断して示す斜視図
、第４図は同固体電解質型燃料胃池モジュールの一部を
拡大して示す断面図である。 ２１・・・下部ケーシング、２１ａ・・・ポーラス部、
２２・・・中央ケーシング、２２ａ・・・ポーラス部、
２３・・・上部ケーシング、２４・・・多孔板、２５・
・・空気至、２６・・・反応室、２７・・・余剰ガス室
、２８・・・燃料室、２９・・・単位電池、３０・・・
インナーチューブ、３１・・・燃料ガス供給管、３２・
・・外部ケーシング、３３・・・燃焼室、３４・・・予
熱管、３５・・・排ガス排出口。 出願人復代理人 弁理士 鈴江武彦 第１図
モジュールの断面図、第２図は同固体電解賀型燃料電池
モジュールを分解して示す断面図、第３図は従来の固体
電解質型燃料電池モジュールを一部破断して示す斜視図
、第４図は同固体電解質型燃料胃池モジュールの一部を
拡大して示す断面図である。 ２１・・・下部ケーシング、２１ａ・・・ポーラス部、
２２・・・中央ケーシング、２２ａ・・・ポーラス部、
２３・・・上部ケーシング、２４・・・多孔板、２５・
・・空気至、２６・・・反応室、２７・・・余剰ガス室
、２８・・・燃料室、２９・・・単位電池、３０・・・
インナーチューブ、３１・・・燃料ガス供給管、３２・
・・外部ケーシング、３３・・・燃焼室、３４・・・予
熱管、３５・・・排ガス排出口。 出願人復代理人 弁理士 鈴江武彦 第１図
Claims (1)
- 第１の原料ガス室、反応室、余剰ガス室及び第２の原料
ガス室が順次隣接するように区分され、筒状の多孔質セ
ラミックス表面に電池薄膜が形成された複数の単位電池
が上記反応室と余剰ガス室とを区分する隔壁に取付けら
れて反応室内に収納され、複数のチューブが上記余剰ガ
ス室と第２の原料ガス室とを区分する隔壁に取付けられ
余剰ガス室を通つて上記単位電池内部に挿入されてなる
本体と、該本体の少なくとも上記反応室及び余剰ガス室
の外周を囲むように設けられ上記本体との間で燃焼室を
形成する外部ケーシングと、該外部ケーシングを貫通し
上記燃焼室を通つて上記第１の原料ガス室に接続された
予熱管とを具備し、上記本体の反応室と燃焼室との間の
隔壁及び余剰ガス室と燃焼室との間の隔壁にそれぞれポ
ーラス部を設けたことを特徴とする固体電解質型燃料電
池モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61284579A JPS63138666A (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 固体電解質型燃料電池モジユ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61284579A JPS63138666A (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 固体電解質型燃料電池モジユ−ル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63138666A true JPS63138666A (ja) | 1988-06-10 |
Family
ID=17680289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61284579A Pending JPS63138666A (ja) | 1986-11-29 | 1986-11-29 | 固体電解質型燃料電池モジユ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63138666A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0374636A1 (de) * | 1988-12-20 | 1990-06-27 | Asea Brown Boveri Ag | Verfahren zur Umwandlung von in einem Stoff als chemisches Potential vorliegender Energie in elektrische Energie basierend auf einem elektrochemischen Hochtemperaturprozess |
| WO1996007212A1 (de) * | 1994-08-31 | 1996-03-07 | Forschungszentrum Jülich GmbH | Feststoffelektrolyt-hochtemperatur-brennstoffzelle und brennstoffzellen-anordnung |
| EP1473794A1 (en) * | 2002-02-05 | 2004-11-03 | Tokyo Gas Company Limited | Solid oxide type fuel cell system |
-
1986
- 1986-11-29 JP JP61284579A patent/JPS63138666A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0374636A1 (de) * | 1988-12-20 | 1990-06-27 | Asea Brown Boveri Ag | Verfahren zur Umwandlung von in einem Stoff als chemisches Potential vorliegender Energie in elektrische Energie basierend auf einem elektrochemischen Hochtemperaturprozess |
| WO1996007212A1 (de) * | 1994-08-31 | 1996-03-07 | Forschungszentrum Jülich GmbH | Feststoffelektrolyt-hochtemperatur-brennstoffzelle und brennstoffzellen-anordnung |
| EP1473794A1 (en) * | 2002-02-05 | 2004-11-03 | Tokyo Gas Company Limited | Solid oxide type fuel cell system |
| EP1473794A4 (en) * | 2002-02-05 | 2009-10-28 | Tokyo Gas Co Ltd | SOLID OXIDE FUEL CELL SYSTEM |
| US7736774B2 (en) | 2002-02-05 | 2010-06-15 | Tokyo Gas Co., Ltd. | Solid oxide fuel cell system |
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