JPS6313787Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は駆動部分を全く有しない、いわゆるス
タテイツクミクサと称されるもので、これにより
撹拌される気体同志又は液体同志或いは液体と気
体とが、無菌状態で得られるようにしたものであ
る。

以下本考案によるスタテイツクミクサの１例を
図面を用いて説明するに、１はスタテイツクミク
サ本体である。このスタテイツクミクサ本体は周
知のように、ライニング管２とその内部に挿入さ
れた撹拌素子例えば羽根３とより構成されてい
る。この構成は従来周知であるから、その詳細な
説明を省略する。

４は混合栓であつて、周知のように第１の入り
口５と第２の入り口６とを有する。このような混
合栓は、上述したスタテイツクミクサ本体１の入
り口側に連結される。本例では第２の入口６に、
ノズル７を嵌合させた場合を示している。

本考案においては、このようなライニング管２
を、紫外線又は赤外線透過材料により形成し、そ
の外側に、紫外線又は赤外線を発光するランプ８
を１本又は複数本配置するものである。尚、９は
反射板であり、ランプ８よりの光線を効果的にス
タテイツクミクサ本体１内に供給するようにした
もである。１０は支持板である。

このような構成によれば、今スタテイツクミク
サ本体１内に、第１の入口５及び第２の入口６よ
りそれぞれ混合すべき液体又は気体等を、適当な
圧力をかけて注入することにより、撹拌されるべ
き例えば液体同志が、混合栓４を通じてスタテイ
ツクミクサ本体１内に供給され、ここにおいて両
液体が撹拌されることは周知のごとくである。

このとき、本考案においては、ライニング管２
の回りには、紫外線又は赤外線を発光するランプ
８をそなえているので、これより光線が、撹拌中
の液体内に照射され、これにより、その液が殺菌
され、又は化学反応が促進される。

以上説明したように、本考案によれば、撹拌さ
れる液体同志又は気体同志或いは液体及び気体が
殺菌され、又は化学反応が促進され、よつて無菌
状態の液体又は気体が容易に得られる特徴を有す
るものある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案によるスタテイツクミクサの１例を
示す断面図である。 １はスタテイツクミクサ本体、２はライニング
管、３は撹拌素子、８は紫外線又は赤外線ランプ
である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 流体の通路に該流体の回転を起こさせる撹拌素
   子を固定したスタテイツクミクサにおいて、 スタテイツクミクサ本体のライニング管を紫外
   線又は赤外線透過材料で構成し、 上記ライニング管の外側に紫外線又は赤外線を
   発光するランプを配置したスタテイツクミクサ。