JPS63132154A - 腐触速度の測定方法及び装置 - Google Patents

腐触速度の測定方法及び装置

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JPS63132154A
JPS63132154A JP62214985A JP21498587A JPS63132154A JP S63132154 A JPS63132154 A JP S63132154A JP 62214985 A JP62214985 A JP 62214985A JP 21498587 A JP21498587 A JP 21498587A JP S63132154 A JPS63132154 A JP S63132154A
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electrode
corrosion
probe
current
electrodes
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JP62214985A
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レイモンド・ジェイ・ジャシンスキー
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Shiteizu Service Oil & Gas Corp
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Shiteizu Service Oil & Gas Cor
Shiteizu Service Oil & Gas Corp
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N17/02Electrochemical measuring systems for weathering, corrosion or corrosion-protection measurement

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は腐蝕速度を測定する技術の改良に関し、特に腐
蝕液体環境中におかれた金属等の腐蝕速度を迅速に測定
するための改良された腐蝕プローブ及び腐蝕速度測定方
法に関する。
〈従来の技術〉 採掘されたときの原油はしばしばCO2若しくはH2S
が溶解した塩水(ブライン)等の腐蝕性物質を含む。二
酸化炭素は、天然中に存在したり原油を採掘するのを補
助するためにrガスリフトJとして用いられるが、原油
の腐蝕性を一層増大させる腐蝕性要素となっている。こ
のような物質による腐蝕作用は、原油採掘のための管を
破壊し、採油1の減少や採油施設のコストの増大等の原
因となる。
塩水/原油/ガスの混合体等の腐蝕性ブライン液体環境
はすべて同じ速度をもって金属を腐蝕するものではない
。むしろ腐蝕性環境の種類に応じて金属の腐蝕速度が著
しく異なる。従って、腐蝕性の激しいブライン/原油/
ガス混合体等の腐蝕性液体環境に対して腐蝕抑制処理を
行い、殆ど腐蝕性のないような腐蝕性液体環境について
はそれ程腐蝕処理を行ったり、監視しないことがコスト
的に有利であって好ましい。これは、圧力、温度、ガス
及び液体の組成の組合せに応じた腐蝕性を予知し、それ
に対して腐蝕を抑制し得るような金属、合金及び腐蝕抑
制処理を選択可能にすることにより達成される。また、
正確な予知を行い、それに基づく材料の適切な選択を可
能にするには、現場に於て体験されるものに一致するよ
うに、若しくは近似的に一致するように制御された環境
及び化学的条件下に於て腐蝕速度の測定を迅速、かつ再
現性高く行うことが必要となる。従って、腐蝕の度合を
信頼性高く予知し、腐蝕を防止或いは最小限に止めるよ
うな合金、腐蝕抑制材の選択を行うためには、腐蝕速度
の測定が不可欠でないとしても強く望まれる。
ブライン中の金属の腐蝕速度を測定するためには電気化
学的分極法が広〈実施されている。この方法は、迅速か
つ正確であって、従って腐蝕の度合を監視するために適
する方法である。しかじながら、原油/ブライン混合体
の電気抵抗が、ブライン自体の電気抵抗に比べてはるか
に大きいため、IR電圧補正ファクタ(電流×電極間抵
抗)が、腐蝕過程により発生する電圧よりもはるかに高
くなると云う問題がある。(例えば、IOV対0゜01
■)。そのため、データのばらつき及び誤差がかなり大
きく、原油/ブライン混合体に於ける腐蝕度の測定法と
しての電気化学的分極法が制限される。
Harshらに付与された米国特許第3,331゜02
1号明細書には、腐蝕性電解買に曝露されたサンプルの
腐蝕速度を瞬間的に測定するための方法及び装置が開示
されている。Ne5tOl’に付与された米国特許第3
,337.440号明細書には、水溶性非電導環境内に
於ける金属材料の腐蝕特性或いは腐蝕抑制剤の有効性を
調査するために用い得る新規かつ改良された装置が開示
されている。
Chittumらに付与された米国特許第3,361゜
660号明細書には、ブラインを貯容するタンクの内面
の電気化学的電位を測定するための装置が開示されてい
る。この装置は、タンク内のブライン溶液と電気化学的
に接触し得るように、特別に設けられたゲートバルブ或
いは既に存在するゲートバルブ等のためのアクセス孔か
ら挿入されるべき筒状部材を有する。Marshに付与
された米国特許第3,436,320号明細書には、レ
ドックス溶液内に於けるレドックス電流及び腐蝕電流を
測定するための方法及び装置が開示されている。
そのなめに用いられる電極は、試験されるべき金属から
なる電極と基準電極とを含む。電流を測定するにあたっ
て、非活性電極と基準電極との間に同一の直流電圧を加
える。Ki Ipatrickに付与された米国特許第
3,406.101号明細書には、分極法により電解質
溶液内に於ける金属の腐蝕速度を容易かつ迅速に決定し
得るようなコンパクトかつ単純な装置が開示されている
と共に、金属の分極特性とその腐蝕速度との間の相関が
議論されている。Annandに付与された米国特許第
3.486.996号明細書には、分極法により腐蝕性
電解質に曝露された金属製構造材料の腐蝕速度を測定す
るための腐蝕試験用プローブアセンブリが開示されてい
る。Wi+SOnに付与された米国特許第3゜518.
530号明細書には、地下の累層の特性や累層の含水度
を決定するために、地下の累層内に置かれた金属の分極
特性を直接または累層の他の電気的特性と共に測定しか
つ利用する技術が開示されている。Sey lに付与さ
れた米国特許第3゜607.673号明細書には、電極
間に小さな直流電圧を加えることにより電極の腐蝕速度
を測定しようとする場合に、電極間に発生するIR降下
を補正するためのシステムが開示されている。−1ls
onに付与された米国特許第4.040.931号は、
腐蝕過程を測定或いは試験するために用いられる測定装
置及び電気化学的手法に関するものである。
上記した従来技術のいずれも、腐蝕性液体環境に於ける
金属の腐蝕速度を測定するための本発明に基づく腐蝕プ
ローブ、装置或いは方法を何等示唆するものではない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の主な目的は、腐蝕性液体環境下に於ける金属の
腐蝕特性を迅速かつ正確に測定するための腐蝕プローブ
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、腐蝕性液体環境下に置かれた金
属等の腐蝕速度を、従来の重量減少に基づく方法よりも
迅速に測定し得るような方法を提供することにある。
本発明の第3の目的は、腐蝕性液体環境下にある金属の
腐蝕特性を現場に於て電気化学的に測定し得るように、
腐蝕性液体環境内に挿入し得るような腐蝕プローブを提
供することにある。
本発明の他の目的は、当業者であれば以下の記載から自
と明らかになるであろう。
く間厘点を解決するための手段〉 本発明によれば、上記した目的が以下のようにして解決
される。
本発明の広い概念は、腐蝕性液体環境下に於ける金属等
の腐蝕速度を測定するために用い得る腐蝕プローブ手段
を含む。この腐蝕プローブ手段は、少なくとも1つの第
1の電極手段と、少なくとも1つの第2の電極手段と、
少なくとも1つの第3の電極手段とを有する。誘電性手
段が、第1及び第2の電極手段両者間及び第2及び第3
の電極手段両者間に配設されている。
本発明は、腐蝕性液体環境下に置かれた金属等の腐蝕速
度を測定するための装置にも関し、この装置は少なくと
も1つの第1の垂下導体手段を備える少なくとも1つの
第1の電極手段を有する。
少なくとも1つの第2の垂下導体手段が、少なくとも1
つの第2の電極手段に結合されており、少なくとも1つ
の垂下導体手段が、少なくとも1つの第3の電極手段に
接続されている。各第1及び第2の電極手段間並びに各
第2及び第3の電極手段両者間に誘電性手段が配置され
ている。誘電性手段は、イオン電導性表面を有する。電
流を伝達するための少なくとも1つの手段が、少くとも
各1つの前記第1、第2及び第3の垂下導体手段に接続
され、第1の電極手段のそれぞれ、各第1の電極手段及
び各第3の電極手段両者間のイオン電導性誘電体表面、
及び第3の電極手段のそれぞれを経て循環するような電
流を供給する。
本発明の別の実施例に於ては、電流を供給するための手
段が、第1の電極手段のそれぞれ、各第1の電極手段及
び第2の電極手段両者間に配設されたイオン電導性誘電
性表面及び第2の電極手段のそれぞれを経て循環するよ
うな電位差を伝達するような少なくとも1つの電位差伝
達手段により置換されている。この装置は、各第1の電
極手段及び第2の電極手段両者間の電位差を測定するた
めの少なくとも1つの手段或いは第1の電極手段及び第
3の電極手段を流れる電流を測定するための少なくとも
1つの手段を有する。
本発明は更に腐蝕性液体環境下に置かれた金属等の腐蝕
速度を測定するための方法にも関する。
この方法は、電流を伝達するための手段または電位差を
供給するための手段に腐蝕プローブ手段を電気的に接続
する過程を有する。第1及び第2の電極手段両者間のオ
ーミック抵抗は既知である。
第2の電極手段とその微視的近傍に位置する腐蝕性液体
環境流体との間の電位差も既知であって、或いはこれが
既知でなかったとしても、ここで必要であるのが第1の
電極及び第3の電極両者間に流れる電流に対する追加の
ernf (起電力〉であることから、腐蝕速度の測定
の間に亘って一定であれば良い。腐蝕プローブ手段が腐
蝕性の液体環境内に挿入され、所定の既知の電流が第1
の電極手段及び第3の電極手段を経て循環するするよう
に伝達されるか、或いは所定の既知の電位差が第1の電
極手段、第1の電極手段と第2の電極手段との間のイオ
ン電導性誘電性表面を介して循環するような電位差が伝
達される。所定の既知の電流が供給されると同時に、第
1及び第2の電極手段両者間の電位差が測定される。或
いは、所定の既知の電位差が供給されると同時に、第1
の電極手段及び、第1の電極手段と第3の電極手段との
間のイオン電導性誘電性表面を経て循環するような電流
が測定される。
所定の既知の電流若しくは測定された電流及び第1及び
第2の電極手段両者間の所定の既知のオーミック抵抗か
ら、第1の電極手段の微視的近傍に位置する腐蝕性液体
環境の領域と第2の電極の微視的近傍に位置する腐蝕性
流体環境の領域との間の電位差が算出される。第1の電
極手段と、第1の電極手段の微視的近傍に位置する腐蝕
性液体環境の領域との間の電位差は、測定された電位差
、または第2の電極手段と、その微視的近傍に位置する
流体の領域との間の所定の既知の電位差から、所定の既
知の電位差及び、所定の既知の電流若しくは測定された
電流及び第1及び第2の電極手段両者間の所定の既知の
オーミック抵抗から算出された電位差を引くことにより
得ることかできる。
第1の電極手段に加えられた腐蝕電流は、所定の既知の
電流若しくは測定電流及び第1の電極手段とその微視的
周囲に位置する。腐蝕性液体環境の領域との間で測定さ
れた電位差から算出される。腐蝕電流は、腐蝕速度に変
換される。
本発明に基づく腐蝕プローブの別の実施例によれば、腐
蝕プローブが、第1の電極手段と、第2の電極手段と、
第3の電極手段とを有する。誘電性手段が、第1及び第
2の電極手段両者間並びに第2及び第3の電極手段両者
間に配置されている。
第1及び第2の電極手段両者間に配置された誘電性手段
はイオン電導性表面を有する。腐蝕性プローブの別の実
施例によれば、腐蝕性プローブが第1の電極手段と、第
2の電極手段と、これら両電極手段間に配設されたイオ
ン電導性表面を有する誘電性手段とを有する。
本発明は更に、腐蝕性液体環境下に置かれた金属等の腐
蝕速度を測定するための装置の別の実施例をも含むもの
で、この実施例は、第1の垂下導体が付設された第1の
電極手段を有する。第2の垂下導体手段が第2の電極手
段に結合され、第3の垂下導体手段が第3の電極手段に
結合されている。第1及び第2の電極手段両者間並びに
第2及び第3の電極手段両者間には誘電性手段が配置さ
れている。第1及び第2の電極手段両者間に配置された
誘電性手段は、イオン電導性表面を有する。
第1、第2及び第3の垂下導体手段には、ポテンシオス
タット手段が電気的に接続され、電流を、第1の電極手
段、腐蝕性液体環境及び第3の電極手段を通過するよう
な循環経路に沿って供給する。
腐蝕性液体環境下に置かれた金属等の腐蝕速度を測定す
るための更に別の実施例は、第1の電極手段と共にそれ
に結合された第1の垂下導体手段を有する。第2の垂下
導体手段が第2の電極手段に結合されている。誘電性手
段が、第1及び第2の電極手段両者間に配置され、かつ
イオン電導性の表面を有する。導体手段が第3の電極(
導体)手段に設けられている。ポテンシオスタット手段
が、第1、第2及び第3の垂下導体に電気的に結合され
、電流を、第1の電極、腐蝕性液体環境及び導体手段を
通過する循環経路に沿って供給する。
本発明の更に別の実施例に於ては、ポテンシオスタット
手段が、第1の電極手段、第1の電極手段と第2の電極
手段との間のイオン電導性誘電性表面及び第2の電極手
段を通過する循環経路に沿って電位差を伝達する。この
装置は、更に第1の電極手段と第2の電極手段との間の
電位差を測定するための少なくとも1つの手段或いは第
1の電極手段及び第3の電極手段を経て供給される電流
を測定するための少なくとも1つの手段を備えている。
ポテンシオスタット手段により伝達される電位差或いは
電流に対応する信号を発生するための少なくとも1つの
手段が設けられている。
本発明は更に、腐蝕性液体環境下に置かれた金属等の腐
蝕速度を測定するための方法にも関する。
この方法は、ポテンシオスタット手段に腐蝕プローブ手
段を電気的に接続する過程を有する。第2の電極手段と
その微視的近傍に位置する腐蝕性液体環境の領域との間
の電位差が既知となっている。
腐蝕プローブ手段が腐蝕性液体環境内に挿入される。所
定の既知の電流がポテンシオスタット手段に伝達され、
ポテンシオスタット手段がこの電流を、第1の電極手段
、腐蝕性液体環境及び第3の電極手段または導体手段を
通過する循環経路に向けて供給する。或いは、所定の既
知の電位差がポテンシオスタット手段に伝達され、ポテ
ンシオスタット手段がこの電位差を、第1の電極手段、
第1の電極手段と第2の電極手段との間のイオン電導性
誘電性表面及び第2の電極手段を通過する循環経路に沿
って伝達若しくは印加する。所定の既知の電流が伝達さ
れると同時に、第1及び第2の電極手段両者間の電位差
が測定される。所定の既知の電位差が伝達されると同時
に、第1の電極手段、腐蝕性液体環境及び第3の電極手
段または導電体手段を通過する循環経路を流れる電流が
測定される。
第1の電極手段とその微視的近傍に位置する腐蝕性液体
環境の領域との間の電位差が、測定された電位差または
伝達された所定の既知の電位差から、第2の電極手段と
その微視的近傍に位置する腐蝕性液体環境の領域との間
の所定の既知の電位差を引くことにより決定される。第
1の電極手段の腐蝕電流は、所定の既知の電流若しくは
測定された電流及び第1の電極手段とその微視的近傍に
位置する腐蝕性液体環境の領域との間の決定された電位
差から算出される。腐蝕性電流は、腐蝕速度に変換され
る。
〈作用〉 このように、本発明によれば、炭化水素/ブライン混合
体のオーミック抵抗が、ブライン自体の抵抗値よりもは
るかに大きいために、腐蝕過程に附随する電圧よりもは
るかに高い電圧補正が必要となる等の間圧を克服し得る
ような、腐蝕性液体環境下に置かれた金属等の腐蝕速度
を測定するための腐蝕プローブ手段、装置或いは方法が
提供される。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。尚、添附の図面に於て、対応する部分には同
様な符号を付した。
炭化水素/ブライン混合体等の腐蝕性液体環境下に置か
れた金属等の腐蝕速度を測定するための装置が符号10
により示されており、この装置10は管14、オートク
レーブ15等の内部の腐蝕性液体環境中に挿入されるべ
き腐蝕プローブ12を有する。
本発明の成る実施例に於ては、(第2図〜第11図参照
)、腐蝕プローブ12は、少なくとも1つの作用電極1
6と、少なくとも1つの基準電極18と、少なくとも1
つの対極20とを有する。
絶縁体、即ち誘電体22が、各作用電極16及び基準電
極18両者間並びに各基準電極18及び対極20両者間
に配置されている。電極16.18.20はそれぞれ誘
電体22中に埋設されている。
本実施例の腐蝕プローブ12に於ては、誘電体20、特
にその電極間にある誘電体22の表面はイオン電導性で
あって電子的に絶縁性の表面23を有する。基準電極1
8が作用電′i#418と対極20との間に配設されて
いる。本発明に於けるイオン電導性表面23は、概ね2
次元的なルギン装置(Luggin Capillar
y)として機能する。
作用電極16、基準電極18及び対極20は好ましくは
概ね同一平面上にて終息する作用電極端部24、基準電
極端部26及び対極端部28を有する。電極16.18
.20は、これら電極の軸線に対して概ね直交する1つ
の平面に整合する概ね平坦な端部24.26.28を有
する。好ましくは誘電体22のイオン電導性表面23も
これら作用電極端部24、基準電極端部26及び対極端
部28と同一面上に位置している。誘電体22、特にそ
のイオン電導性表面23は、電極16.28.20の平
坦な端部24.26.28と概ね同一面上に位置してお
り、全体として共通な端面を郭成している。誘電体22
のイオン電導性表面23が電極16.18.20の端部
24.26.28の端面と概ね同一面上に位置しておら
ず、それらに対して没入若しくは突出している場合、本
発明の腐蝕プローブ12は、当業者に良く知られている
割れ目腐蝕と呼ばれる現象を研究するために利用できる
。更に、腐蝕プローブ12は、端部32にて終息するシ
ース30(第6図、第7図及び第11図参照)を備える
ことができる。好ましくはイオン電導性表面23を有さ
ない誘電体22を、対極20とシース30との間に配置
することができる。シース端部32及び対極20とシー
ス30との間に位置する誘電体22もイオン電導性表面
23並びに作用電極端部24、基準電極端部26及び対
極端部28と同一面上に位置するのが好ましい。
第1図に示されているように、垂下導体34.36.3
8が作用電極16、基準電極18及び対極20のそれぞ
れに電気的に接続されており、腐蝕プローブ12を、そ
れに一定電圧または一定電流を供給し得る装置39に接
続している。好ましくは、装置39は、それ自体従来型
式であるポテンシオスタット40と、同じくそれ自体公
知型式である信号発生器42とを有する。信号発生器4
2は、導体44.44を介してポテンシオスタット40
を電気的に制御し、ポテンシオスタット40が後記する
ように、導体34.36.38のいずれか1つまたは複
数を経て腐蝕プローブ12に所定の既知の電流または所
定の既知の電圧を供給する。
可変抵抗器46を導体34と直列に接続することができ
る。電圧計48が抵抗器46の両端に電気的に接続され
ており、この電圧計48が可変抵抗器46と互いに共働
することにより、導体34を通過する電流を測定するた
めの電流計として機能する。例えば、可変抵抗器46が
1メグオームにセットされている場合、オームの法則に
より、電圧計48の指示値は、マイクロアンペアを単位
とする電流値を与える。電圧計50は、導体34.36
間に接続され、これら側導体間の電位差を測定する。
第6図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に於ては、作用電極16が円柱形をなし、基準電極18
が、この作用電極16を囲繞する概ね円筒形をなしかつ
これに同心的に配設されている。対極20も同じく作用
電極16及び基準電極18を同心的に囲繞するような円
筒形をなしている。第8図〜第10図に示された実施例
に於ては、対極20は電極であるばかりでなく、腐蝕プ
ローブ12の側面を郭成するような、即ちスリーブ状の
開かれた端部を有するハウジングをなしており、基準電
極18或いは作用電極16よりもかなり大きな長さを有
している。第6図、第7図及び第11図に示された実施
例に於ては、対極20が基準電極18、或いは作用電極
16とほぼ同一の長さまたはやや大きい長さを有してお
り、(開かれた端部を有するハウジングとして機能する
)シース30は、作用電極16、基準電極18及び対極
20に対して同心的に位置しかつ対極20の外周を囲繞
する円筒形スリーブを郭成するような構造を有する。第
6図及び第8図に示されているように、ワッシャ21を
誘電体22の上面に配設することができる。
作用電極端部24、基準電極端部26及び対極端部28
の反対側の端部には、それぞれ作用電極反対端部52、
基準電極反対端部54、及び対極反対端部が郭成されて
いる。
シース端部32の反対側の端部にはシース反対端部58
が郭成されている。第6図に於て、基準電極18及び対
極20が、それらの本体部及び端部24.26に対して
反対端部54.56が概ね直交するように形成されてい
る。垂下導体34.36.38はそれぞれ反対端部52
.54.56に電気的に接続されている。
第8図〜第10図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に於ては、対極20の端部56と反対端部28との間隔
が、基準電極の端部26と反対端部54との間隔、或い
は作用電極の端部24と半休端部52との間隔よりも大
きくされていることにより、半休対極20の内周面には
空室が郭成されている。本実施例に於て、この空室は、
作用電極16及び基準電極18の反対端部52.54及
び作用電極16と基準電極18との間及び基準電極18
と対極20との間に配置された誘電体22から、対極2
0の反対端部56に概ね整合する領域に亘って郭成され
ている(第10図参照)。
第6図、第7図及び第11図に示された腐蝕プローブ1
2の実施例に於て、シース30は作用電極16、基準電
極18或いは対極20よりも大きな長さを有しているこ
とから、シースの端部32と反対端部58との間の間隔
が、作用電極の端部24と反対端部52との間隔、基準
電極の端部26と反対端部54との間隔、或いは対極の
端部28と反対端部56との間の間隔よりも大きいこと
から、シース30の円筒状をなす内面の内部に空室が郭
成されている。本実施例の場合、この空室は、作用電極
16、基準電極18及び対極20の反対端部52.54
.56及び作用電極16と基準電極18との間及び基準
電極18と対極20との間及び対極20とシース30と
の間に配置された誘電体22の部分から、シース30の
反対端部58に概ね整合する領域に至る範囲に亘って郭
成されている。
第8図〜第10図及び第6図、第7図及び第11図に示
された実施例に於ける空室の内部には保持材料60が充
填されている。垂下導体34.36がそれぞれ反対端部
52.54から保持材料60を貫通するように延在して
おり、特に第6図、第7図及び第11図に示された実施
例の場合、更に垂下導体38が、対極20の反対端部5
6から保持材料60を貫通するように延在している。
第2図及び第3図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に於て、作用電極16、基準電極18及び対極20がそ
れぞれ互いに平行に配設された概ね四角形の板材により
構成されている。本実施例に於ては、各電極16.18
.20がそれぞれ1つずつ設けられていても良いが、以
下に記載したような順番で各電極を配列するのが好まし
い。即ち、作用電極16、基準電極18、対極20、基
準電極18、作用電極16、基準電極18、対極20、
基準電極18及び作用電極16の順に配設すると良い。
これらの電極はすべて第2図及び第3図に示されたよう
な誘電体材料中に内蔵されており、これらの電極の端部
24.26.28は、それぞれ互いに概ね同一平面を郭
成するように互いに平行に配設されていると共に、これ
らの端部間にはイオン電導性誘電体表面23が形成され
ている。第6図〜第11図に示された腐蝕プローブの実
施例の場合と同様に、基準電極18は作用電極16と対
極20との間に配置されているのが好ましい。複数の垂
下導体34.36.38が、反対端部52.54.56
に接続されていると共に、誘電体22(第2図)を貫通
し、対応するもの同士を合流させることにより3本の導
体34.36.38に接続されている。第6図〜第11
図に示された実施例と同様に、導体34.36.38は
、保持材料60を貫通しているが、この保持材料60は
、第3図に示されたように、この保持材料中に埋設され
た電極16.18.20と共にこれらの導体34.36
.38を、シース30の円筒形スリーブの壁の内部に保
持するべく、誘電体22の外周部を囲繞している。
第6図〜第11図に示された腐蝕プローブ12に於ては
、作用電極16が約6.35薗(約0゜25インチ)以
下の直径、好ましくは約0.25m〜5 、08 rr
tn (約0.01インチ〜0.20インチ)の直径を
有している。特に、作用電極16の直径が約4.45m
m(約0.175インチ)であるのが最も好ましい。円
筒形をなす基準電極18及び同じく円筒形をなす対極2
0の厚さは、それぞれその端部26.28と共に、約6
.35mm(約0.25インチ)以下であるのが好まし
い。
特に、これらの電極18.20の厚さは、それらの端部
26.28と共に、約0.25yIWllI〜3.81
+mn(約0.01インチ〜0.15インチ)であるの
が好ましく、この厚さが約1.27珊(約0゜05イン
チ)であるのが最も好ましい。この場合、・電極の端部
26.28の厚さは、電極18.20の本体部分の厚さ
と異なるものであっても良い。
これらの電極の端部26.28は電流或いは電圧を伝達
する部位であることから、本発明に関してはこの端部の
厚さが重要な意味を有する。
第2図及び第3図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に於て、作用電極の端部24、基準電極の端部26及び
対極の端部28の厚さは約6.35論(約0,25イン
チ)以下であるのが好ましく、特に約0 、25mm〜
3 、81mm (約0.01インチ〜0.15インチ
)であるのが好ましく、これらが約1.27++a++
(約0.05インチ)であるのが最も好ましい。円筒形
電極18.20の場合と同様に、これらの電極の端部2
4.26.28の厚さは、概ね四角形をなすこれら電極
16.18.20の本体部分の厚さと異なるものであっ
て良い。前記と同様に、本発明に関して重要な厚さは、
電極の端部24.26.28の端縁部の厚さである。
ここでもう1つ重要な点は、電極端部24.26.28
間のイオン電導性表面23の幅、即ち電極端部24.2
6両者間及び電極端部26.28両者間の間隔である。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に関しては、すべての電極の端部24.26.28間の
イオン電導性表面23の幅、即ち電極端部24.26両
者間及び電極端部26.28両者間の幅が約8.89m
o+(約0.35インチ)以下であるのが好ましい。
すべての電極端部24.26.28間のイオン電導性表
面23の幅、即ち電極端部24.26両者間及び電極端
部26.28両者間の間隔が、電極16.18.20の
本体間の誘電体22の厚さ、即ち電極16.18の本体
間及び電極18.20の本体間の間隔と異なっているこ
とは明瞭であって、しかも重要なことではない。第2図
〜第11図に示された腐蝕プローブ12の更に別の好適
実施例に於ては、すべての電極端部間のイオン電導性表
面23の幅、即ちすべての電極端部間の間隔が約0 、
25mm〜5 、08+!!I11 (約0.01イン
チ〜0.20インチ)であるのが好ましく、約2゜29
m(約0.09インチ)であるのが最も好ましい。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に於いては、すべての電極間にイオン電導性表面23が
設けられている。以下に於て詳しく説明するように、本
実施例の腐蝕プローブ12が腐蝕性液体環境内に挿入さ
れ、装置39により所定の既知の電流が、サンプル電極
、即ち作用電極16と、作用電極16及び基準電極18
両者間のイオン電導性表面23と、基準電極18及び対
極20両者間のイオン電導性誘電性表面23と、対極2
0とを経て再び装置39に戻るような循環経路に向けて
電流が供給された時に、基準電極18の端部26の表面
に於けるオーミック抵抗が、誘電体22のイオン電導性
表面23のオーミック抵抗に比較して無視できるほど小
さいと仮定する。
後記するように、基準電極18の端部26には抵抗性電
圧降下による電位が存在し、場合によっては無視できる
ほど小さくはない。この電位は、従来型式の電子式フィ
ードバック回路若しくは従来型式のACブリッジ/導電
率測定装置等によっては測定不可能であって、第2図〜
第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例によって
測定された腐蝕電位に含まれることとなり、腐蝕電流の
値の精度及び感度を損うこととなる。腐蝕10−ブ12
に於て、作用電極16及び基準電極18の位置を入替え
、基準電極18及び作用電極16両者間の誘電体22が
イオン電導性表面23を有するようにすることにより、
基準電極18の端部26に発生する電位差による影響を
除去し得るような本発明に基づく腐蝕プローブ12の別
の実施例が得られる(第22図〜第27図参照)。作用
電極16及び対極20両者間の誘電体22は、イオン電
導性表面23を備えていることは必ずしも必要なことで
はないが、好ましいことである。第22図〜第27図に
示された腐蝕プローブ12の実施例によれば、一層正確
かつ敏感な腐蝕電流の検出が可能となる。
第22図〜第27図のの腐蝕プローブ12の実施例に於
ては、腐蝕プローブ12は、基準電極18と、作用電極
16と、対極20とを有する。絶縁手段、即ち誘電体2
2が基準電極18及び作用電極16両者間並びに作用電
極16及び対極20両者間に配設されている。前記した
場合と同様に、基準電極18と作用電極16との間に設
けられた誘電体22はイオン電導性であってしがも電子
的には絶縁性の表面23を有し、作用電極16と対極2
0との間に設けられた誘電体22はイオン電導性表面2
3を有しても有していなくとも良い。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例
と同様に、本実施例の腐蝕10−ブ12及び後記する実
施例の腐蝕プローブ12のいずれも、2次元的なルギン
装置として機能する。作用電極16は基準電極18と対
極20との間に設けられているのが好ましい。基準電極
18、作用電極16及び対極20はそれぞれ基準電極端
部26、作用電極端部24及び対極端部28に於て終息
している。基準電極端部26及び作用電極端部24はそ
れら自身同士及び互いに同一面上に位置している。対極
端部28は基準電極端部26と同一面上に位置する必要
はないが、対極端部28は基準電極端部26及び作用電
極端部24の両者に対して概ね同一面上に位置している
のが好ましい。基準電極端部26と作用電極端部24と
の間の誘電体22のイオン電導性表面23は、基準電極
端部26及び作用電極端部24の両者に対して概ね同一
平面上に位置しているのが好ましい。第2図〜第11図
の実施例に於ける腐蝕プローブ12の場合と同様に、第
22図〜第27図に示された腐蝕プローブ12は、シー
ス端部32に於て終息するシース30を備えている。好
ましくはイオン電導性表面23を有さない誘電体22が
対極20とシース30との間に配置されていて良い。シ
ース端部32及び対極20とシース30との間の誘電体
22は、(必ずしも必要なことではないが)対極端部2
8、基準電極端部26、作用電極端部24及び基準電極
端部26と作用電極端部24との間のイオン電導性表面
23に対しても同一平面上に位置しているのが好ましい
垂下導体36.34.38が基準電極18、作用電極1
6及び対極20のそれぞれに電気的に接続されており、
第22図〜第27図に示された腐蝕プローブ12を、前
記実施例と同様に該プローブ12に向けて低電圧若しく
は低電流を供給し得る装置39に電気的に接続している
。好ましくは、装置39はポテンシオスタット40と信
号発生器42とを備えている。信号発生器42は、第2
図〜第11図に示された腐蝕プローブ12に対するのと
同様に、第22図〜第27図に示された腐蝕プローブ1
2に対して作用するべく、導体44.44を介してポテ
ンシオスタット40を制御し、所定の既知の電流若しく
は所定の既知の電圧を、導体34.36.38のいずれ
か1つまたは複数を介して、後記するように第22図〜
第27図に示され腐蝕プローブ12に供給する。また、
第2図〜第11図の腐蝕プローブ12について前記した
ように、可変抵抗器46が、導体34内に直列接続され
ており、この抵抗器46の両端に接続された電圧計48
が、抵抗器46に於ける電圧降下を測定することにより
導体34を流れる電流を測定する。第22図〜第27図
に示された腐蝕プローブ12の実施例に於ては、電圧計
50が導体34.36間に接続され、これら側導体間の
電位差を測定する。
第22図〜第27図に示されている腐蝕プローブの実施
例に於ては、基準電極18が円柱形をなし、作用電極1
6が、基準電極18を同心的に囲繞する円筒形をなして
いる。対極20も同じく基準電極18及び作用電極16
を同心的に囲繞する円筒形をなしている。第22図、第
26図及び第27図に示されている実施例に於ては、対
極20が、電極であるばかりでなく、作用電極16及び
基準電極18よりもかなり長いスリーブ状をなしている
。第23図〜第25図に示された実施例に於ては、対極
20が作用電極16及び基準電極18とほぼ同一または
これら電極よりもやや大きい長さを有しており、シース
30が、基準電極18、作用電極16、及び対極20に
対して同心的であるように対極20を囲繞する概ね円筒
形のスリーブをなしている。第24図及び第26図に示
されているようにワッシャ21を誘電体22の上端に配
置することができる。本実施例の腐蝕プローブ12に於
ては、その目的に関する限り、対極20と基準電極18
とをそのまま入替えたとしても、はぼ同様の効果を得る
ことができる。
第22図〜第27図に示されているように、基′重電極
端部26、作用電極端部24及び対極端部28とは相反
する側には基準電極反対端部54、作用電極反対端部5
2及び対極反対端部56が設けられている。同様に、シ
ース端部32とは相反する側にはシース反対端部58が
設けられている。
第24図に於て、作用電極16及び対極20が、それぞ
れの反対端部52.56がこれら電極の本体に対して概
ね直交するように形成されている。
垂下導体36.53.38が、それぞれ反対端部54.
52.56に電気的に接続されている。
第22図、第26図及び第27図に示された実施例の腐
蝕プローブ12に於ては、対極20の端部28と反対端
部56との間の間隔が、作用電極及び基準電極の端部2
4.26と反対端部52.54との間の間隔よりも大き
くされていることにより、対極20の円筒形をなす壁体
内に空室が郭成されている。本実施例に於ては、この空
室が、基準電極18及び作用電極の反対端部54.52
及び基準電極18及び作用電極16両者間及び作用電極
16及び対極20両者間に設けられた誘電体22から、
対極20の反対端部56に概ね整合する領域に亘って郭
成されている(第22図及び第26図参照)。
第23図〜第25図に示されている実施例の腐蝕プロー
ブ12に於ては、シース3oが、基準電極18、作用電
極16及び対極2oよりも大きな長さを有していること
により、シースの端部32と反対端部58との間の距離
が、基準電極、作用電極及び対極の端部26.24.2
8と反対電極54.52.56との間の距離よりも大き
くされており、従ってシース30の円筒形をなす壁体の
内側に空室が郭成されている。本実施例に於て、この空
室は、基準電極18、作用電極16及び対極20の反対
端部54.52.56及び基準電極18及び作用電極1
6両者間及び作用電極16及び対極20両者間並びに対
極20及びシース30両者間に配置された誘電体22か
ら、シース30の反対端部58に概ね整合する領域に至
る範囲に亘って郭成されている。
第22図、第26図及び第27図に示された実施例及び
第23図〜第25図に示された実施例のいずれに於ても
、空室内に保持材料60が充填されている。垂下導体3
6.34が、電極の反対端部54.52から、保持材料
60を通過して外部に導出されており、第23図〜第2
5図に示された実施例に於ては、更に垂下導体38が対
極20の反対端部56から保持材料60を貫通するよう
にして外部に導出されている。
本発明の更に別の実施例に於ては、第16図〜第21図
に示されている腐蝕プローブ12が、基準電極18と、
作用電極16と、これ等両電極間に設けられかつイオン
電導性誘電性表面23を有する誘電体22とのみからな
る。また、この実施例によれば、基準電極181作用電
極16及びこれら両電極間にあってイオン電導性誘導性
表面23を有する誘電体22に加えて、シース端部32
に於て終息するシース30を備えていて良い(第16図
、第19図〜第21図参照)。イオン電導性表面23を
有さない誘電体22その他の材料を作用電極16とシー
ス30との間に配置することができる。また基準電極1
8及び作用電極16はそれぞれ基準電極端部26及び作
用電極端部24に於て終息している。
本実施例に於ては、対極20は不要であって、腐蝕液体
環境と接触する別の導電手段により置換されている。導
電手段は、腐蝕性液体環境から発生する電流を伝導し得
るものであれば任意の手段からなるものであって良く、
その例が第12図及び第13図に示されており、その一
つは腐蝕性液体7を貯容するオートクレーブ15の外壁
として構成され、その他方は腐蝕性液体を搬送する管1
4の壁として構成されている。導電性手段は、鉄、鉄合
金、鋼、鋼合金、銅、銅合金など任意の導電性材料から
なるものであって良い。
第12図〜第21図に示されているように、垂下導体3
6.34は、それぞれ反対端部54.52に接続されて
いると共に、垂下導体38は、第12図の実施例の場合
、オートクレーブ15の壁に接続されており、第13図
の実施例の場合には管14の壁に接続されている0本実
施例に関して、基準電極18は円柱形に形成され、作用
電極16は、基準電極18を同心的に囲繞する円筒形電
極として構成されている。更に、作用電極16は、電極
として機能するばかりでなく、基準電極18よりも大き
な長さを有するスリーブとして構成されている。第18
図〜第21図に示されている実施例に於て、作用電極1
6は基準電極18とほぼ同一の長さ若しくはそれよりも
僅かに大きい長さを有しており、シース30は基準電極
18及び作用電極16の両者に対して同心的であるよう
に作用電極16を囲繞する円筒形のスリーブをなしてい
る。第20図に示されているように、誘電体22の上面
にワッシャ21を配設することができる。
第16図及び第18図〜第21図に示されたシース30
は、基準電極18及び作用電極16よりも大きな長さを
有し、シースの端部32と反対端部58との間隔が、基
準電極の端部26と反対端部54との間隔及び作用電極
の端部24と反対端部52との間隔よりも大きくなって
おり、従ってシースの円筒形をなす壁体の内部に空室が
郭成されている。本実施例に於ては、その空室が、基準
電極18及び作用電極16の反対端部54.52並びに
基準電極18及び作用電極16両者間並びに作用電極1
6及びシース30両者間に配設された誘電体22から、
シース30の反対端部58に概ね整合する領域に至る範
囲に郭成されている。
第14図、第15図及び第17図に示された実施例に於
ける作用電極16の壁体内に郭成された空室には保持材
料60が充填されており、同様に第16図及び第18図
〜第21図に示された実施例の場合にはシース30の壁
体内に郭成された空室に保持材料60が充填されている
。垂下導体36が、第14図、第15図及び第17図に
示されな実施例の場合、反対端部54から保持材料60
を貫通して外部に導出されており、第16図、第18図
及び第19図に示された実施例の場合、垂下導体36.
34が、反対端部54.52がら保持材料60を貫通し
て外部に導出されている。
第22図〜第27図に示されている実施例の腐蝕プロー
ブ12に於ては、基準電極18が、約6゜35a+(約
0.25インチ)以下の直径を有し、好ましくは約0.
25+nm〜5 、08mm (約0.01インチ〜0
.20インチ)の直径を有する。基準電極18の直径は
、約4.45mm(約o、175インチ)であるのが最
も好ましい。円筒形をなす作用電極16及び対極20の
厚さは、それらの端部24.28と共に、約6.35朋
(約0.25インチ)約0.25インチ以下であるのが
好ましい。更に、これらの電極16.20の厚さは、そ
れらの端部24.28と共に、約0.25mm〜3.8
1薗(約0.01インチ〜0.15インチ)であるのが
好ましく、特に約0.51mm(約0゜02インチ)で
あるのが最も好ましい。ここで、電極端部24.28の
厚さは、それぞれの電極16.20の本体部分の厚さと
異なるものであって良い。電流または電位の伝達が行わ
れるのがこれらの端部であることから、本発明に関する
限り、重要な厚さは電極端部24.28の厚さである。
第14図〜第21図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、第22図〜第27図に示された実施例の腐
蝕プローブ12の場合と同様に、約6.35+ym+(
約0.25インチ)以下の直径を有し、好ましくは約0
 、252II!11〜5 、08mm (約0.01
インチ〜0.20インチ)の直径を有する。特に、第1
4図〜第21図に示された基準電極18の直径は約4.
45myn(約0.175インチ)であるのが最も好ま
しい。円筒形をなす作用電極16の厚さは、その端部2
4と共に、約6゜35門(約0.25インチ)以下の厚
さを有する。
更に、電極16の厚さは、その端部24の厚さと共に、
約0 、25+nm〜5 、08m+n (約0.01
インチ〜0.20インチ)であるのが好ましく、約0.
51mm(約0.02インチ)であるのが最も好ましい
。第14図〜第21図に示された実施例の腐蝕プローブ
12の場合と同様に、電極端部24の厚さは、電極16
の本体部分の厚さと異なるものであって良い。即ち、電
流及び電圧の伝達が行われるのが電極の端部であること
から、第22図〜第27図の実施例の腐蝕プローブ12
について前記したのと同様に、本実施例の腐蝕プローブ
12についても、重要なのは電極端部24の厚さである
第12図にに示されたオートクレーブ15は、その側壁
の上面にボルト6により螺着された蓋5を有する。バル
ブ3を備える管路4は、腐蝕性液体7(例えば炭化水素
子ガス)をオートクレーブ15に供給するためのもので
ある。継手2が、腐蝕プローブ12を、蓋5からオート
クレーブ15内に突入した状態に固定しており、腐蝕プ
ローブ12の先端が腐蝕性液体7に接触している。第1
図及び第13図に示されているように、継手には、腐蝕
プローブ12を、腐蝕性液体を搬送する管14の上部か
ら突入しな状態に着脱可能に保持している。
第22図〜第27図に示されている実施例の腐蝕プロー
ブ12に於ては、作用電極16と対極20との間の誘電
体22がイオン電導性表面23を有しておらず、作用電
極16と対極20との間の間隔は、装置39(若しくは
ポテンシオスタット40)から腐蝕プローブ12に伝達
し得る電力、腐蝕液体の導電率等の種々のファクタに依
存する。
経済性の観点から、作用電極16と対極20との間の距
離或いは間隔は、腐蝕プローブ12の製造に際して最も
効率的であるように選択すれば良く。
例えば約12.7mm(約0.5インチ)以下とする。
第12図〜第21図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、作用電極16と、対極20に代わる導体手
段(例えばオートクレーブ15の側壁或いは管14の管
壁)との間の距離は、腐蝕プローブ12に伝達し得る電
力、腐蝕性液体の導電率等の前記したような種々のファ
クタに依存する。本実施例に於ては、対極20が用いら
れておらず、対極20を用いるプローブ12の場合のよ
うに、経済性は重要な考慮事項となっていない。
腐蝕プローブ12が基準電極18と作用電極16、また
は基準電極18と作用電極16とシース30とを有する
本実施例の腐蝕プローブ12に於ては、作用電極16と
導体手段との間の距離は、電流を作用電極16から腐蝕
性液体(例えば腐蝕性液体7)を経て導体手段へと伝達
し得るような範囲で常識的な任意の値とすることができ
る。言うまでもなく、作用電極16と導体手段との間の
距離が大きくなるに従って、腐蝕プローブ12による測
定が困難になり、腐蝕プローブ12による測定誤差の発
生の可能性が増大する。便宜的に、作用電極16と導体
手段との間の距離を約0.305m(1フイート)以下
とするのが好ましい。
更に別の実施例の腐蝕プローブ12に於てはく第28図
〜第33図)、腐蝕プローブ12が、異なる金属からな
る複数のサンプル電極即ち作用電極16を備えており、
後記するように腐蝕性液体環境下に置かれた各金属材料
の作用電極16の腐蝕速度を同時にまたは順次測定する
ようにしている。第28図及び第29図に示された実施
例の腐蝕プローブ12は作用電極16A、1.6B、1
6Cを備えている。これら作用電極16A、16B、1
6Cはそれぞれ異なる金属からなり、それぞれの腐蝕性
液体環境下に於ける腐蝕速度が測定される。第28図及
び第29図に示された腐蝕プローブ12の電極は次のよ
うな原序で直列に配列されている。即ち、基準電極18
、作用電極16a、対極20、作用電極16B、基準電
極18、作用電極16C1対極20の順で、対極20は
他の電極を囲繞するようなスリーブとしても機能する。
本発明の更に別の実施例の腐蝕プローブはく第32図及
び第33図参照)、同じく作用電極16A、16B、1
6Cを有するが、各電極が、対極20、作用電極16A
、基準電極18、作用電極16B、対極20、作用電極
16C2基準電極18の順に直列に配列されており、第
28図及び第29図に示された対極20は他の電極を包
囲するスリーブとしても機能する。各作用電極16(例
えば16A、16B、16C)と対応する対極20との
間及び作用電極16A、16B、16Cと対応する基準
電極18との間に誘電体22が配設されている。第28
図〜第33図に示されたように、イオン電導性であって
電子的に絶縁性の表面23が作用電極16A、16B、
16Cと対応する基準電極18との間の誘電体22の表
面に形成されている。対応する対極20と作用電極16
A、16B、16Cとの間の誘電体22の表面はイオン
電導性表面23を有しておらず、或いは有する必要がな
い。作用電極16A、16B、16Cは作用電極端部2
4A、24B、24Cに於て終息しており、これらの端
部はたがいに同一平面上に位置すると共に、対応する基
準電極18の隣接する基準電極端部26に対しても同一
平面上に位置している。第22図〜第27図に示された
腐蝕プローブ12の場合と同様に、第28図及び第29
図に示された対極20の端部28は、対応する基準電極
18の端部26と同一面上に位置していないが、好まし
くは対応する対極端部28と対応する基準電極端部26
及び作用電極端部24A、24B、24Cとが互いに概
ね同一面上に位置しているのが好ましい。対応する基準
電極端部26と作用電極端部24A、24B、24Cと
の間に設けられた誘電体22のイオン電導性表面23は
、基準電極端部26及び作用電極端部24A、24B、
24Cに対して概ね同一面上に位置している。
第2図〜第11図及び第22図〜第27図に示された実
施例の腐蝕プローブと同様に、しかし第28図、第29
図、第32図及び第33図に示された実施例に於いては
見られながったことであるが、(第28図、第29図、
第32図及び第33図の)腐蝕プローブ12は、シース
端部32にて終息するシース30を備えていて良い。好
ましくはイオン電導性表面23を備えていない誘電体2
2を、第28図及び第29図に於ける外側対極20とま
たは第32図及び第33図に於ける外側基準電極18と
シース30との間に配設するのが好ましい。
第28図、第29図、第32図及び第33図に示された
実施例の腐蝕10−ブ12にシース30が含まれていた
とした場合、第28図及び第29図に示された実施例の
場合、シース端部32及び外側対極20とシース30と
の間の誘電体22、或いは第32図及び第33図に示さ
れた実施例の場合、シース端部32及び外側基準電極1
8とシース30との間に設けられた誘電体22が、対極
端部28、基準電極端部26、作用電極端部24A、2
4B、24C及び対応する基準電極端部26及び作用電
極端部24A、24B、24C同土間のイオン電導性表
面23に対して同一面上に位置しているのが必要はない
が好ましいことである。
(第30図及び第31図に示された)第3の実施例の腐
蝕10−ブ12は、異なる金属からなる複数の作用電極
16と唯一の対極20とを有し、腐蝕性液体環境下に於
ける作用電極16をなす異なる金属の腐蝕速度が後記す
るようにして順次測定する。第30図に於ける腐蝕プロ
ーブ12は、シリアティム(Seriatilll)基
準電極18と、作用電極16Aと、作用電極16Bと、
スリーブとしても機能する対極20とをこの順序で備え
ている。
第31図に於て腐蝕プローブ12は追加の作用電極16
Cを有し、基準電極18の位置が対極20と交換されて
いる。即ち、腐蝕プローブ12の電極は次のように直列
に配列されている。即ち、この順序は対極20、作用電
極16A、作用電極16B、作用電極16C及びスリー
ブとしても機能する基準電極18となっている。第30
図及び第31図に示されているように、誘電体22が全
ての電極間に各電極を互いに分離するために配置されて
おり、イオン電導性表面23が、第30図に示された実
施例の場合、基準電極18と作用電極16Aとの間及び
作用電極16A、16B両者間の誘電体22の表面に設
けられている。第31図に示された実施例の場合、イオ
ン電導性表面23が、作用電極16A、16B両者間、
16B、160両者間及び作用電極16Cとその基準電
極18との間に設けられた誘電体22の表面に設けられ
ている。第30図に示された実施例の場合に於ける作用
電極16Bと対極20との間の誘電体の表面、或いは第
31図に示された実施例に於ける対極20と作用電極1
6Aとの間の誘電体の表面は、それぞれイオン電導性表
面23を有する必要はなく、実際有していないものとさ
れている。作用電極16A、16B(第30図及び第3
1図)、16C(第31図)は、それぞれ作用電極端部
24A、24B、24Cに於て終息しており、それぞれ
基準電極18の端部26と概ね同一面上に位置している
第22図〜第27図及び第28図、第29図、第32図
及び第33図に示された実施例の腐蝕プローブ12に於
ける場合と同様に、第30図及び第31図に示された対
極20の端部28は、基準電極18の端部26と同一面
上に位置している必要は無いが、対極端部28も、基準
電極端部26、作用電極端部24A、24B(第30図
及び第31図)及び24C(第31図)に対して概ね同
一面上に位置しているのが好ましい。第30図の実施例
の場合、基準電極端部26と作用電極端部24Aとの間
及び作用電極端部24A、24B両者間に設けられた誘
電体22のイオン電導性表面23及び第31図に示され
た実施例の場合基準電極端部26と作用電極端部24c
との間、作用電極端部24C524B両者間及び作用電
極端部24B、24A両者間に設けられた誘電体22の
イオン電導性表面23はそれぞれ基準電極端部26及び
作用電極端部24A、24B(第30図及び第31図>
、24C(第31図)に対して概ね同一面上に位置して
いるのが好ましい。
第2図〜第11図及び第22図〜第27図の実施例に於
ける腐蝕プローブ12に於ける場合のように(第30図
及び第31図には図示されていないが)、(第30図及
び第31図の)腐蝕プローブ12はシース端部32に於
て終息するシース30を備えていて良い。好ましくはイ
オン電導性表面23を有さない誘電体22を、第30図
の実施例の場合、対極20とシース30との間、第31
図の実施例の場合、基準電極18とシース30との間に
設けることができる。第30図及び第31図の実施例に
於ける腐蝕プローブ12がシース30を有している場合
、シース端部32及び、第30図の実施例の場合対極2
0とシース30との間に設けられた誘電体22が、或い
は第31図に示された実施例の場合基準電極18とシー
ス30との間に設けられた誘電体22が、必ずしも必要
ではないが、好ましくは“対極端部28、基準電極端部
26及び作用電極端部24A、24B (第30図及び
第31図)、24C(第31図)並びに電極間に設けら
れたイオン導電性表面23に対して概ね同一面上に位置
しているのが好ましい。
第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、垂下導体36.38が基準電極18及び対
極20のそれぞれに電気的に接続されている。また、垂
下導体34A、34Bは、作用電極16A、16Bにそ
れぞれ電気的に接続されている。第3の作用電極16C
(第28図、第29図、第31図〜第33図)を有する
第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、垂下導体34Cが作用電極24Cに接続さ
れている。
第28図、第29図、第32図及び第33図に示された
実施例の腐蝕プローブ12に於ては、1つまたは複数の
装置39が、少なくとも、作用電極16の1つ(例えば
16A、16Bまたは16C)から延出する垂下導体、
基準電極18の1つから延出する垂下電極及び対極20
の1つから延出する垂下電極からなる少なくとも3つの
垂下電極に、腐蝕性液体環境下に置かれた作用電極16
を構成する各金属のそれぞれの腐蝕速度を同時にまたは
顆次測定するか否かに応じて、電気的に接続される。
作用電極16を構成する各金属のそれぞれの腐蝕速度が
同時に測定される場合には、それぞれポテンシオスタッ
ト40及び信号発生器42を備える複数の装置39が用
いられる。即ち、第28図及び第29図の腐蝕プローブ
について、1つのポテンシオスタット40が中央基準電
極18、作用電極16A及び両件用電極16A、16B
間に位置する対極20のそれぞれから延出する垂下導体
36.34A、38を含む1組の垂下導体に電気的に接
続される。第2のポテンシオスタット40が、両件用電
極16A、16B間に位置する対極、作用電極16B及
び両件用電極16B、16C間に位置する基準電極18
から延出する垂下導体38.34B、36を含む垂下導
体の第2の組に電気的に接続される。第3のポテンシオ
スタット40が、両件用電極16B、16C間に位置す
る基準電極18、作用電極16及び外側対極20から延
出する垂下導体36.34C138を含む垂下導体の第
3の組に電気的に接続される。3つの信号発生器42.
42.42が、これら3つのポテンシオスタット40.
40.40のそれぞれを電気的に制御し、これら3つの
ポテンシオスタットが、これらに供給される所定の既知
の電流若しくは既知の電位差を、後記するように前記し
た垂下導体の各組のいずれかへと伝達する。
第32図及び第33図に示された腐蝕プローブ12に於
ける作用電極16A、16B、16Cを構成する各金属
の腐蝕速度を同時に測定する場合、(3つの信号発生器
42.42.42にそれぞれ電気的に接続されな)3つ
のポテンシオスタット40.40.40が用いられる。
1つのポテンシオスタット40は、中央対極20、作用
電極16A及び両件用電極16A、16B間に位置する
基準電極18から延出する垂下導体38.34A、36
を含む垂下導体の第1の組に電気的に接続される。第2
のポテンシオスタットは、両件用電極16A、16B間
に位置する基準電極18、作用電極16B及び両件用電
極16B、160間に位置する対極20から延出する垂
下導体36.34B、38を含む垂下導体の第2の組に
接続される。
第3のポテンシオスタットは、両件用電極16B、16
C間に位置する対極20、作用電極16C及び外側基準
電極18から延出する垂下導体38.34C536を含
む垂下導体の第3の組に接続される。
第28図及び第29図に示された実施例の腐蝕プローブ
12の場合と同様に、3つの信号発生器42.42.4
2が、これら3つのポテンシオスタット40.40.4
0のそれぞれを電気的に制御し、これら3つのポテンシ
オスタットが、これらに供給される所定の既知の電流若
しくは既知の電位差を、後記するように前記した垂下導
体の各組のいずれかへと伝達する。
第28図、第29図、第32図及び第33図に示された
腐蝕プローブ12の作用電極16A、16B、16Cを
構成する金属のそれぞれの腐蝕速度を順次測定しようと
する場合、1つの装置39のみ(または1つのポテンシ
オスタット及び1つの信号発生器42のみ)が用いられ
る。特に、第28図及び第29図に示された作用電極1
6A、16B、16Cを構成する異なる金属の腐蝕速度
を順次測定するための腐蝕プローブ12に於ては、ポテ
ンシオスタット40が、例えば中央基準電極18、作用
電極16A及び両件用電極16A、16B間に位置する
対極20からそれぞれ延出する垂下電極36.34A、
38を含む垂下電極の第1の組に電気的に接続される。
後記するようにして作用電極16Aについて腐蝕性液体
環境下に於ける腐蝕速度が判定された後、ポテンシオス
タット40が垂下電極36.34A、38から切り離さ
れ、例えば両件用電極16A、16B間に位置する対極
20、(腐蝕液体環境下に於ける腐蝕速度が測定される
べき)作用電極16B及び両件用電極16B、16C間
に位置する基準電極18から延出する垂下電極38.3
4B、36を含む垂下電極の第2の組に接続され、或い
は両件用電極16B、160間に位置する基準電極、(
腐蝕性液体環境下に於ける腐蝕速度が測定されるべき)
作用電極16C及び外側対極20から延出する垂下電極
36.34C138を含む第2の垂下電極の組に接続さ
れ、次の作用電極16の腐蝕速度が測定される。信号発
生器42は、ポテンシオスタット40に所定の既知の電
流若しくは既知の電圧を伝達し、ポテンシオスタット4
0は後記するようにそれに接続された特定の垂下電極に
向けてこの電流若しくは電圧を供給する。
同様に、第32図及び第33図に示された腐蝕プローブ
12の作用電極16Aを構成する種々の金属の腐蝕速度
を順次測定しようとする場合、ポテンシオスタット40
が、中央対極20、(腐蝕液体環境下に於ける腐蝕速度
を測定しようとする)作用電極16A及び両件用電極1
6A、16B間に位置する基準電極18から延出する垂
下導体38.34A、36からなる垂下導体の組と、両
件用電極16B、16C間に位置する対極、(腐蝕環境
下に於ける腐蝕速度を測定するべき)作用電極16C及
び外側基準電極18から延出する垂下導体38.34C
136からなる垂下導体の組とのいずれかに接続された
状態にある。垂下導体の組から選ばれたいずれが1つの
垂下導体(例えば34A、34Bまたは34C)に接続
された特定の作用電極16(16A、16Bまたは16
c)について腐蝕性液体環境下に於ける腐蝕速度が測定
された後、ポテンシオスタット40が切り離され、垂下
導体の別の組から選ばれたいずれが1つの垂下導体(例
えば34A、34Bまたは34c)に接続された別の作
用電極16(例えば16A、16Bまたは16C)の腐
蝕速度を測定するべく垂下導体の別の組に電気的に接続
される。この過程が、作用電極16A、L6B、16C
の全てについて腐蝕液体環境下における腐蝕速度が測定
し終るまで継続される。
第30図及び第31図に示された実施例の腐蝕プローブ
12に於ては、作用電極16A、16B(第30図及び
第31図)、16C(第31図)を構成する種々の金属
の腐蝕速度が順次測定され、唯1つのポテンシオスタッ
ト40及び唯1つの信号発生器42が用いられている。
第30図に示された腐蝕プローブ12に於ては、ポテン
シオスタット40は、基準電極18、(腐蝕性液体環境
下における腐蝕速度が測定されるべき)作用電極16A
及び対極20から延出する垂下導体36.34A、38
からなる垂下導体の組、或いは(後記するように基準電
極18としても機能する)作用電極16A、(腐蝕性液
体環境下に於ける腐蝕速度が測定されるべき)作用電極
16B及び、対極20から延出する垂下導体34A、3
4B、38からなる垂下導体の組等からなる垂下導体の
組の1つに電気的に接続される。特定の作用電極16A
または16Bについて腐蝕性液体環境下に於ける腐蝕速
度が測定された後、ポテンシオスタット40が切り離さ
れ、他の作用電極16Aまたは16Bの腐蝕速度を測定
するべく垂下電極の他の組に電気的に接続される。
第31図に示された腐蝕プローブ12に於ては、ポテン
シオスタット40は、対極20、(腐蝕性液体環境下に
おける腐蝕速度が測定されるべき)作用電極16A及び
(後記するように基準電極18としても機能する)作用
電極16Bから延出する垂下導体38.34A、34B
からなる垂下導体の組;対極20、(腐蝕性液体環境下
に於ける腐蝕速度が測定されるべき)作用電極16B及
び(後記するように基準電極18としても機能する)作
用電極16Cから延出する垂下導体38.34B、34
Cからなる垂下導体の組;対極2o、(腐蝕性液体環境
下における腐蝕速度が測定されるべき)作用電極16C
及び基準電極18から延出する垂下導体38.34C5
36からなる垂下導体の組からなる垂下導体の組の1つ
に電気的に接続される。特定の作用電極16A、16B
または16C(例えば16A)について腐蝕性液体環境
下に於ける腐蝕速度が測定された後、ポテンシオスタッ
ト40が切り離され、他の作用電極(例えば16Bまた
は16C)の腐蝕速度を測定するべく垂下電極の他の組
に電気的に接続される。
第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、1つのポテンシオスタット40及び1つの
信号発生器を用いて作用電極16A、16B(第30図
及び第31図)、16C(第31図)を構成する種々の
金属のそれぞれの腐蝕速度をJlli次測定しようとす
る場合、1つの作用電極16について腐蝕速度を読み取
り、測定し、決定し、別の作用電極16を構成する金属
について腐蝕速度を読み取り、測定し、決定するために
要する時間は可及的に短いのが好ましく、1分以下であ
るのが好ましく、特に10秒以下であるのが好ましい。
2つの作用電極16(例えば16A及び16B)につい
て腐蝕速度を約10秒程度の短時間で行なう場合、腐蝕
しつつある作用電極16の環境が、例えば腐蝕しつつあ
る作用電極16の表面上の水の膜を攪拌するような、過
剰な負の電流に基因する水素ガス気泡の発生に伴う入ろ
豹変化の影響を受けない。この攪拌作用は腐蝕作用を有
する酸の濃度を変化させる。同様に、過剰な正の電流は
、腐蝕しつつある作用電極16の金属面上の非水溶性酸
化金属層の厚さを人為的に増大させる場合があり、また
過剰な正の電流は電極にピットや割れ目を人為的に形成
する場合がある。
第28図〜・第33図に示された実施例の腐蝕プローブ
12は、第10図、第11図、第22図及び第23図に
示された実施例の腐蝕プローブ12とほぼ同様である。
第28図〜第33図に示された腐蝕プローブ12の特徴
について更に詳しく述べると、全ての基準電極の端部2
6及び全ての対極の端部28の反対側の端部には基準電
極反対端部54及び対極反対端部56がそれぞれ形成さ
れている。全ての作用電極の端部24A、24B、24
Cの反対側の端部には、それぞれ作用電極反対端部52
A、52B、52Cが形成されている。
第28図〜第30図に示された腐蝕プローブ12に於て
は、中央基準電極18が円柱形をなしており、全ての他
の基準電極18及び全ての作用電極(16A、16B、
16C)が、中央基準電極18を同心的に囲繞する概ね
円筒形をなしている。
全ての対極20も中央基準電極18を同心的に囲繞する
ように円筒形をなしている。外側対極20は、電極であ
るばかりでなく、その円筒形をなす壁体によりスリーブ
を郭定し、しかもその長さが他の電極よりも大きい。第
31図〜第33図に示された実施例の腐蝕プローブ12
に於ては、中央対極20が円柱形をなし、全ての他の対
極20及び全ての作用電極(16A、16B、16C)
が中央対極20を同心的に囲繞するように概ね円筒形を
なしている。全ての基準電極18も、中央対極20を同
心的に囲続するように円筒形をなしている。
外側基準電極18は、第31図〜第33図に於ける電極
として機能するばかりでなく、その円筒形をなす壁体が
スリーブを郭成しており、その長さが他の電極よりも大
きい。第28図〜第30図に示された外側対極20の円
筒形壁体の内部及び第31図〜第33図に於ける外側基
準電極18の円筒形壁体により郭成された内側空室は、
(第22図、第26、第27図に示された実施例の腐蝕
プローブ12の場合と同様に)外側対極20または外側
基準電極18の円筒形をなす壁体内の電極(16A、1
6B、16C118,20)のいずれかの反対端部(5
2A、52B、52C154,56)から、外側対極2
0の反対端部56または外側対極20の反対端部56に
概ね整合する領域に至る範囲内に郭成されている。
第28図〜第33図に示された空室にはそれぞれ保持材
料60が充填されている。外側対極20または外側基準
電極18の円筒形をなす壁体内の電極のいずれかの反対
端部(52A、52B、52C154,56)のいずれ
かから延出する全ての垂下導体(34A、34B、34
C236,38)は保持材料60を貫通して外部に導出
されている。
第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2の寸法的な特徴は第6図〜第11図に示された腐蝕プ
ローブ12とほぼ同様であって、中央対極20或いは中
央基準電極18は約6.35mm(約0.25インチ)
以下の直径を有し、好ましくは約0 、25mm〜5 
、08mm (約0.01インチ〜0.20インチ)の
直径を有し、他の全ての円筒形電極の厚さは、それらの
端部を含めて、約6゜35mm(約0.25インチ)以
下であって、特に約0.25!Il!11〜3.81m
m(約0.01インチ〜0.15インチ)であるのが好
ましい。同様に、電極端部間のイオン電導性表面23の
幅は約8.89mn+(約0.35インチ〉以下である
のが好ましく、特に約0.25mm〜5.08mm(約
001インチ〜0.20インチ)であるのが好ましい。
(第28図に於ける作用電極16Aと対極20との間等
のような)電極端部間に位置しかつイオン電導性表面2
3を有さない誘電体22は、第22図〜第27図に示さ
れた実施例の腐蝕プローブ12の場合と同様に、装置3
9がら腐蝕プローブ12に伝達される電力、腐蝕性液体
の導電率等のファクタに依存するが、経済性の観点から
例えば約12.7mm(約0.5インチ)以下とするの
が良い。
第28図〜第33図に示された腐蝕プローブ12につい
ても、第2図〜第11図について前記した腐蝕プローブ
12に於ける場合と同様に、可変抵抗器46、電圧計4
8.50(第1図参照)を用いることができる。
第1図〜第33図に示された実施例の腐蝕10−ブ12
は異なる金属からなる2つ(16A、16B>若しくは
3つの作用電極(16A、16B、16C)を有するが
、本発明の概念によれば、腐蝕10−ブ12は4つ以上
の作用電極を有するものであって良い。例えば、第28
図及び第29図に示された6つの作用電極を用いる型式
の腐蝕プローブ12は、Rを基準電極、Wを作用電極、
Cを対極とした場合に、プローブ12の中心がらRWC
WRWCWRWCWR・・・の順序で各電極を備えてい
る。作用電極16と基準電極18との間の誘電体22の
表面はイオン電導性表面23を有する。
同様に、第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕プ
ローブ12は円柱形成いは円筒形電極を有するが、本発
明の概念によれば、第2図及び第3図に示され腐蝕プロ
ーブ12と同様に、全ての電極が四角形の平板状をなす
ように変更することができる。そのような場合には、四
角形の電極が、第28図〜第33図に示された腐蝕10
−ブ12に於ける場合と同様の配列及び順序をもって配
置され、イオン電導性表面23は、作用電極16及び基
準電極18間に位置する誘電体18に適宜設けられるこ
ととなる。
作用電極16(16A、16B、16C〉は、腐蝕性液
体環境下に於て腐蝕速度を決定するべき任意の金属から
なるものであってよい。好ましくは、各作用電極16A
、16B、16Cが異なる金属からなるが、作用電極1
6A、16B、16Cのいずれか1つが、他の作用電極
の1つまたは複数と同一の金属を含むものであって良い
。作用電極16.16A、16B、16C(7)いずれ
が1つが、腐蝕性液体環境下に於て腐蝕速度を求めよう
とする金属とは異なる金属材料からなる場合、この作用
電極(16または16A、16B、16C)を構成する
金属と腐蝕性液体環境下に於て腐蝕速度を求めようとす
る金属との間の腐蝕速度に関する関係を知ることができ
る。例えば成る種の低合金鋼は、個々の場合について異
なるものであってよいファクタ(例えば2.3等)をも
って異なる速度をもって腐蝕する幾つもの材料を含んで
いるが、液体環境の変化(例えば温度、圧力、塩の組成
等)に伴う腐蝕速度の相対的な変化は概ね同様である。
作用電極16また作用電極16A、16B、16Cの少
なくともいずれが1つが鋼または低合金炭素鋼等の鉄系
材料からなるのが好ましい。
第2図・〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、作用電極16と対極2oとの間の電力回路
を完成させるために対極2oが用いられており、電流が
次のように供給される。即ち、作用電極16から作用電
極端部24と基準電極端部26との間のイオン電導性誘
電性表面23及び基準電極端部26と対極端部28との
間のイオン電導性誘電性表面23を経て対極20に至る
経路に沿って電流が供給される。
第12図〜第27図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、(導体手段としての)対極20は、作用電
極16と(導体手段としての)対極20との間の電力回
路を完成させるために用いられており、電流が、作用電
極16から、腐蝕性液体環境(腐蝕性液体7)を経て対
極20(導体手段)へと供給される。
第28図及び第29図に於て、害作用電極16A、16
Bと1つの対極20との間及び作用電極16Cと第2の
く即ち外側)対極20との間の電力回路を完成するため
に2つの対極20.20が用いられ、電流が、作用電極
16A、16B、16Cから、腐蝕性液体環境を経て両
電極20.20に向けて供給される。作用電極16A、
16Bを流れる電流は、これら両者間に位置する対極2
0から戻され、作用電極16Cを流れる電流は外側対極
20から戻される。
更に、第32図及び第33図に示された実施例に於ては
、作用電極16Aと対極20及び害作用電極16B、1
6Cと第2の対極20との間の電力回路を完成するため
に2つの対極2o、2oが用いられており、電流は、作
用電極16A、16B、16Cから、腐蝕性液体環境を
経て、両電極20.20に向けて流れる。作用電極16
を流れる電流は中央対極20から戻され、作用電極16
B、16Cを流れる電流は両電極16B、16C間に位
置する対極20から戻される。
第30図及び第31図に於て、作用電極16A、16B
(第30図及び第31図)、16C(第31図)につい
て、腐蝕性液体環境下に於ける腐蝕速度を順次測定する
ために唯1つの対極20が用いられている。第30図に
示された実施例に於ては、電流は、作用電極16Bから
、腐蝕性液体環境を経て対極20へと流れる。また、第
30図に於ては、電流は、作用電極16Aから、害作用
電極16A、16B間に位置するイオン電導性誘電性表
面23及び腐蝕性液体環境を経て対極20に向けても流
れる。
第31図に於て、電流は作用電極16Aから腐蝕性液体
環境を経て中央対極20に向けて流れる。
第31図の実施例に於ては、電流は、作用電極16Bか
ら、害作用電極16B、16A間に位置するイオン電導
性誘電性表面23及び腐蝕性液体環境を経て対極20に
向けて流れる経路及び作用電極16Cから、真作用電極
16C116B間に位置するイオン電導性誘電性表面2
3、作用電極端部24B及び害作用電極16B、16A
間に位置するイオン電導性誘電性表面23を経て対極2
0に向かう経路からなる更に別の2つの経路を経ても供
給される。
対極20は例えば鋼等の鉄系材料等任意の材料からなる
ものであってよいが、腐蝕性液体環境下にあって電圧を
加えられた場合でも反応を起こすことのないような炭素
、黒鉛、白金等の非活性な材料からなるのが好ましい。
このようにして、腐蝕性液体環境を好ましくない反応生
成物により汚染する可能性を回避することができる。
基準電極18も任意の導電性材料からなるものであって
よいが、より正確な測定を可能にするような可逆性電極
を用いるのが好ましい。これは、基準電極端部26と、
その微視的近傍に位置する流体環境(即ち原油/ブライ
ン混合体等の腐蝕性液体環境)との間に印加された一定
電圧が、基準電極端部26に流入(から流出)する電流
による影響を受けないからである。本発明に基づく腐蝕
プローブ12の基準電極18として低合金炭素鋼が適当
であることが見出されているが、理論的には、カロメル
、水素、銅−硫化銅、銀−塩化銀、アルミニウム、銅、
黄銅、鉛、ニッケル、チタン、ジルコニウム、クロム或
いはこれらの合金等を同様な条件で用いることが可能で
ある。
基準電極18の材料として、サンプル電極即ち作用電極
を構成する金属と同じものを用いることは、テストに要
する時間を連綿し、高温高圧を使用可能にし、電圧計5
0の最も敏感な範囲を使用可能にする点から好ましいこ
とである。腐蝕プローブ12の成る実施例に於ては、作
用電極16、基準電極18及び対極20が、基準電極1
8を用いて電圧測定を行なう場合に通常遭遇するような
他の問題を克服する目的で同一の材料から構成されてい
る。
シース30は、誘電体22、該誘電体22内に固定され
た電極16.18(及び20)及び(電極16.18.
20を保持する)誘電体22を固定するための保持材料
60を保護し得るような任意の材料からなるものであっ
て良い。腐蝕プローブ12の成る実施例に於ては、シー
ス30がステンレス鋼等の高度に耐腐蝕性の材料により
形成されている。
第6図、第7図、第11図、第23図〜第25図に示さ
れている実施例の腐蝕プローブ12に於ては、対極20
とシース30との間隔即ちシース30と対極20との間
の誘電体の厚さは、約0゜25mm〜25.4mm(約
0.01インチ〜1.0インチ)とするなど合理的かつ
任意の値に選ばれる。対極20とシース30との間或い
は対極端部28とシース端部32との間の誘電体の表面
が、電極端部24.26両者間のイオン電導性表面23
とは異なり非活性であってしかも非イオン電導性であっ
てよいなめ、この間隔或いは厚さが重要でないことによ
るものである。また、対極20とシース30との間の誘
電体22の表面はイオン電導性である必要がない。
同様に、第2図及び第3図に示された実施例の腐蝕プロ
ーブ12に於て、電極16.18及び20のシース30
からの距離は重要でなく、約0゜25胴〜25.4珊(
約0.01インチ〜1,0インチ)等の適当な値であっ
てよい。保持材料60を横切る、電極端部24.26.
28からシース30の端部32に至る範囲の誘電体22
の表面は非活性であって、2つの互いに隣接する電極端
部例えば電極端部24.26両者間または電極端部26
.28両者間等に配置されたイオン電導性表面23等の
ようなイオン電導性表面とはなっていない。
同様に、第16図、第18図〜第21図に示された実施
例の腐蝕プローブ12に於ては、電極16及び18のシ
ース30からの距離は重要でなく、約0 、25mm〜
25 、4mm (約0.01インチ〜140インチ)
等の適当な値であってよい。保持材料60を横切る、電
極端部24.26からシース30の端部32に至る範囲
の誘電体22の表面は非活性であって、2つの互いに隣
接する電極端部例えば電極端部24.26両者間に配置
されたイオン電導性表面23等のようなイオン電導性表
面とはなっていない。
本発明に於ける誘電体22の材料は、テフロン、ガラス
、繊維、合成樹脂(ポリスチレン、フェノール樹脂等)
、フッ化炭化水素、高分子材料、或いは例えば貫入双晶
(1nterpenetratina)ポリマネットワ
ーク等のような特定の特性を有するように複数のポリマ
を組み合わせてなる材料、或いはこれらの混合体等の、
構造的に、組成的に或いは特定な処理を行なうことによ
りイオン電導性表面23を有する或いは有し得るような
適宜な絶縁材料からなるものであって良い。この材料は
、腐蝕測定過程に遭遇する温度、圧力、溶剤、その他の
条件に耐え得るような或いは耐え得るようにされたもの
からなる。例えば、絶縁体22はフエーノール樹脂から
なるものであって良い。本発明の目的のための誘電体2
2の組成は、ポリマを製造する過程に行なわれる種々の
変化或いは変成ポリマ、或いはポリマ複合体を形成する
べくポリマ林料に別の材料を添加してなるものを含む。
全ての実施例に於ける腐蝕プローブ12の各電極を互い
に絶縁している誘電体22は各腐蝕プローブの′Wj造
全体に亘って同一の材料からなるものであっても良く、
一部の電極を絶縁している誘電体22が、他の電極間を
絶縁している誘電体と異なる材料からなるものであって
も良い。また、特定の電極を互いに絶縁している誘電体
22の材料が、電極の端部と電極の反対端部とで異なる
組成を有するものであって良く、イオン電導性表面23
の特性を含む所望の特性を得るように各材料の各部分の
組成を定めることができる。例えば、作用量Th16と
基準電極18とを互いに絶縁する誘電体20にはポリス
チレン樹脂からなりまたはポリスチレン樹脂を含むもの
であって良く、基準電極18と対極20とを互いに絶縁
する誘電体材料はフェノール樹脂からなりまたはフェノ
ール樹脂を含むものであって良い。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例
についてイオン電導性表面23を郭成するべく、対応す
る電極端部24.26.28を含む各電極16.18.
20を互いに絶縁する誘電体22の表面にイオン基を埋
設または化学的に形成することにより全ての電極端部2
4.26.28間に位置する誘電体22の抵抗が低下さ
れている。
同様に、第12図〜第27図に示された腐蝕プローブ1
2の実施例について、全ての電極端部24.26両者間
に設けられた誘電体22の高い抵抗値が、イオン電導性
表面23を形成するために、電極端部24.26を互い
に絶縁する誘電体22の表面にイオン機能が埋設または
化学的に形成されることにより低くされている。第4図
及び第16図は誘電体22の表面に複数のイオン電導性
負イオンが化学的に結合された状態を示し、第5図及び
第17図は、誘電体の表面23に複数の正及び負のイオ
ンを交互に埋設した状態を示す。
成る実施例に於ては、必要となる人為的な電荷キャリア
が、フェノール系樹脂をカセイアルカリ若しくは酸エツ
チング(例えばK OHまたは40重量%のKO)]と
330重量のH2O2どの混合体等)により、或いは(
例えばH2SO4と■(202との混合体を用いて)ポ
リスチレン樹脂をオキシスルホン化(oxidativ
e 5ulfonation )によりと誘電体22の
表面を化学的に変質させることにより形成される。成る
ポリマ、コポリマ或いはポリマ複合体等は、その構造、
形成法或いは処理方法の結果としてイオン電導性のイオ
ンを含んでおり、格別追加の化学的処理を加えることを
必要としない。化学的エツチング処理は、永久的に結合
された表面イオン交換基からなる(名目上は)単分子層
を形成したり、永久的表面イオンを有することある水に
対する濡れ性を有する表面であって、例えば原油とブラ
インとの混合体からなる腐蝕性液体環境から水及びイオ
ンを吸収若しくは吸着するような表面を形成することに
より誘電体22の抵抗値を減少させ、イオン電導性表面
23を形成する働きを有する。
本発明の別の実施例に於ては、腐蝕プローブ12の誘電
体22の表面を予め界面活性剤に接触させ、次いで腐蝕
プローブ12を腐蝕液体環境内に挿入することにより、
誘電体22の任意の表面をイオン電導性にすることがで
きる。腐蝕液体環境は導電性でなく、イオン電導性溶液
からなる分散相を有するのが好ましい。イオン電導性溶
液を含む適当な腐蝕性液体環境としては、例えばモータ
オイルとブラインとの混合体、原油とブラインとの混合
体等液体炭化水素とブラインとの混合体等がある。この
ような腐蝕性液体環境にあっては、界面活性剤が誘電性
表面に吸着または付着し、誘電性表面が選択的に水に対
する濡れ性を取得し、炭化水素相内に分散している分散
相(例えばブライン)微粒子中に含まれる水が、水−界
面活性剤−誘電体表面に対してイオン(例えば塩)を与
えることにより、該表面をイオン電導性にする。このよ
うにしてイオン電導性となった表面は、前記したよう電
気化学的手段により腐蝕速度の測定を可補にする。
プローブ12が腐蝕性液体環境中に挿入された時に腐蝕
プローブ12の誘電体22の表面がイオン電導性となる
ように、誘電体22の表面は、プローブ12が腐蝕性液
体環境内に置かれた時に誘電体22の表面をイオン電導
性にし得るような界面活性材と接触させておかなければ
ならない。腐蝕プローブ12の概ね平坦な端部に界面活
性剤を塗布したり、腐蝕プローブ12の概ね平坦な端部
を界面活性剤中に浸漬する等の適宜な手段により、処理
されるべき誘電体22の表面を界面活性剤と接触させる
ことができる。誘電体22の表面は、好ましくは約1秒
乃至約1分の十分な時間に亘って界面活性剤と接触させ
るのが望ましい。界面活性剤が処理されるべき誘電体2
2の表面に接触した後に、過剰な界面活性剤を拭き取り
または洗い落とすと腐蝕プローブ12が腐蝕性液体環境
内に挿入可能な状態となる。
腐蝕性液体環境内に於てイオン電導性溶液に曝露された
時に誘電体22の表面をイオン電導性にし得るような界
面活性剤若しくはその混合体はイオン性及び非イオン性
のいずれであってもよい。
適当な非イオン界面活性剤としては次の式で表されるエ
トキシ化されたアルキルフェノールがある。
Cn H2n+1−■−(OC82CH2) V−〇 
l−I 但し、nは約8〜12であって、yは約3〜100であ
る。これ以外の適当な非イオン界面活性剤としては2つ
の機能基を有するものがあり、例えば次の一般式G、−
より表されるエトキシ化されたジアルキルフェノールが
ある。
CH3−(cH2) n− ■−(OCH2− OH5−(cH2)。−CH2)、  OH但し、nは
約4〜11であって、yは約3〜100である。
特に好適なノニルフェノール系のエトキシ化されたアル
キルフェノール界面活性剤としては、Genera+ 
Aniline & Fitm corp、によりIG
EPAL Co−170なる商品名で市販されているも
のがある。
好適なイオン系界面活性剤としては次の式により表され
るアルキルアリルスルホン酸ナトリウムがある。
Cn H7n+I  Q  303 Na但し、nは1
〜約15である。好適なイオン界面活性剤はアルキル基
を有していないものであってもよく、例えば次の式によ
り表されるベンゼンスルホン酸ナトリウムであっても良
い。
■−3O3Na 好適なイオン界面活性剤は2つの機能基を有するもので
あって良く、例えば次の式で表されるものであって良い
CH3(cH2)n− ■−803N a CH3(cH2)n− 但し、nは約1〜15であって、nが0であっても良い
が、その場合この好適な2つの機能基を有するイオン界
面活性剤は次の式により表されるm−キシレンスルホン
酸ナトリウムとなる。
OH3− ■−3O3Na OH3− 特に好適なイオン界面活性剤としては、WitCOCh
emical Corp、によりWitCOnate 
p −10−59なる商品名で市販されているものがあ
る。
特定の界面活性剤の有効性は用いられている誘電体22
の種類或いは特性に関係があると考えられる。例えば、
ある界面活性剤はエポキシ誘電体22の表面を活性化す
るが、他の界面活性剤は同様の効果を有しておらず、そ
れ程有効でない場合がある。同様に、誘電体22がテフ
ロン、ガラス、繊維、ポリスチレン等の合成樹脂等、他
の絶縁性材料からなる場合、成る界面活性剤は他の界面
活性剤よりも有効である。ここで、界面活性剤或いはそ
の混合物が、誘電体22を腐蝕性液体環境内に浸漬され
た時に、その表面をイオン電導性にするべく活性化する
ための手段として開示されているが、他の手段(放射線
曝露、荷電、化学的曝露、吸着過程、塗布過程等)他の
手段を用いて誘電体22の表面を活性化することも本発
明の概念に含まれるものであることを了解されたい。
本発明に於て対象とされている腐蝕性液体環境は、例え
ば二酸化炭素を飽和状態で溶解するブライン、二酸化炭
素を飽和状態で溶解している原油/ブライン、カルシウ
ム、マグネシウム等の塩化物を含む通常のブライン、油
井ブライン、原油の二次的回収のために用いられる水、
循環冷却水、任意の炭化水素/ブライン混合物、若しく
はカルシウム、マグネシウム等の塩化物ばかりでなく、
硫化物、フェロ化合物、フェリ化合物、銅化合物等容易
に酸化または還元されるイオンを含むような任意の腐蝕
性液体環境であって良い。本発明は特に、(ブライン中
に原油が懸濁しているような混合物に対してではなく、
)従来の電気化学的プローブによっては不可能な原油中
に懸濁しなブラインを含む混合物中に於ける鋼の腐蝕を
測定するために適するものである。
更に、ブライン/原油混合物等の腐蝕性液体環境に於け
る金属等の腐蝕速度を測定するための本発明の構成及び
作用を示す添附の図面を参照して、特に好適な腐蝕プロ
ーブ12の実施例を以下のようにして準備する。−作用
電極16.16A、16B、16Cは、腐蝕性液体環境
からどのような影響を受けるかを判定する対象たるサン
プル電極である。全ての基準電極18は、好ましくは可
逆電極からなり、電流が印加されている間任意の作用電
極の電圧を測定するために一定の電圧に維持される。対
極20即ち導体手段は微少なテスト電流をそれ自身と特
定の作用電極(例えば16.16A、16B若しくは1
6C)と間で伝達する。腐蝕電流が、作用電極16.1
6A、16B、16Cの電流/電圧プロフィールから算
出される。
第2図〜第11及び第22図〜第27図に示された電極
16.18.20及び第12図〜第20図に示された実
施例に於ける電極16.18は、約1.5胴の間隔即ち
約0゜05インチ弱の間隔をおいて配置されているのが
好ましい。第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕
プローブ12については、全ての作用電極(16A、1
6B、16C)、全ての基準電極18及び全ての対極2
0が、互いに約1.5mmの間隔を置いて配置されてい
るのが好ましい。第2図〜第11図に示された実施例の
腐蝕プローブ12については、電極間間隔を減少し或い
は電極16.18.20間の絶縁性表面材料23のイオ
ン電導性を向上させることにより電極間抵抗の大きさが
低減されている。
第12図〜第27図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2については、電極間間隔を減少させたり、電極16.
18間の誘電性表面材料23のイオン電導性を向上させ
ることにより作用電極16と基準電極18との間の電極
間抵抗が同じく低減されている。同様に、第28図〜第
33図に示されている実施例に於て、電極間間隔を減少
或いはこれらの電極間の誘電性表面23のイオン電導性
を向上させることにより、作用電極16A、16B、1
6C相互間の電極間抵抗及び作用電極16A、16B、
16Cと基準電極18との間の電極間抵抗の大きさが低
減されている。
電極間抵抗を低減することにより、市販されている導電
率測定用ACブリッジにより電極間抵抗が測定可能にな
る。従って、例えば、電池を動力とし、1キロヘルツの
AC電流を用いる導電率測定用ブリッジとして市販され
ているBeCkman InStrument Mod
elRC−16Cにより電極間オーミック抵抗を測定す
ることができる。このACブリッジの通常のダイナミッ
クレンジは約O〜1メグオームであって、敦正は0.2
メグオ一ム以上の標準抵抗により行われる。
このベックマンブリッジ或いは同様な他のブリッジの抵
抗測定範囲は、N1edrachによるJOtJrna
lof E!ectrOchemical SOC,1
27,2122(1980)の論文に記載されているシ
ャント技術を利用することにより(測定誤差の原因とな
り得る要素の影響を減少させると同時に)メグオーム領
域に拡大することができる。高抵抗の未知の電極間抵抗
が、ダイナミックレンジ内の比較的低い既知の抵抗に並
列に接続され、Rxが並列抵抗の公式に従って測定値か
ら計算される。このようにして、公称±10%の精度を
もって5メグオームまでの抵抗値を測定することができ
る。
第6図〜第11図及び第22図〜第27図に示されてい
る実施例の腐蝕プローブ12に於ては、電極16.18
.20は、例えば鉄及び合金材料を含むN 8011か
らなっている。ある種のN80銅は次のような重量%比
で表される組成を有している。5i−0,26、Mn−
1,42、Cr−0,54,、Mo−0,016、Ni
−0,08、Cu−0,14、V−0,111,5n−
0,006、Al−0,02、B−0゜0002、Mg
−0,003、P−0,009、S−0,012、(、
−0,36゜第6図〜第11図に於て、作用電極16と
して約4.45m+n(約0.175インチ)の直径を
有する円板として配置され、基準電極18及び対極20
は約12.7mm(約0.05インチ〉の一様な厚さを
有するリングとして配置されている。第22図〜第27
図に於て、作用電極16及び基準電極18の形状及び寸
法が入れ替っている。
第2図及び第3図に示された実施例の腐蝕プローブ12
に於ては、電極16.18.20が、例えば低合金鋼か
らなっている。この低合金鋼は、純粋なブライ〉中に於
て、N80合金鋼よりも約3倍の単位面積当りの腐蝕速
度を有する。電極は、第3図に示されているように、同
種の電極同士を内部的に並列に接続し、互いに平行に配
列された複数の金属片として配置されている。これらの
互いに平行をなす電極16.18.20の厚さは概ね均
一であって、約12.7mm(約0.05インチ)とな
っている。この構造に於て、電極16.18.20の一
部を微細な腐蝕性液滴が橋絡するのみで、測定可能な腐
蝕電流が発生する。第6図〜第11図に示された実施例
の場合のように、腐蝕性液滴が全ての電極端部24.2
6.28を橋絡する必要がない。
第14図〜第21図に示されている実施例に於ける腐蝕
プローブ12に於て、電極16.18は、例えば同様に
N80鋼からなっている。また、基準電極18が約4.
45mm(約0.175インチ)の直径を有する円柱形
円板がらなり、作用電極16が約12.7mm(約0.
05インチ)の一様な厚さを有するリングとして形成さ
れている。
複数種の金属からなる作用電極16A、16B、16C
を有する第28図〜第33図に示されな腐蝕プローブ1
2に於ては、全ての基準電極18及び対極20がN80
m若しくは316ステンレス鋼からなり、各部の寸法の
典型的な数値が以下の例に於て与えられいる。
本発明を説明するために、腐蝕性液体環境としての原油
/ブライン混合体が準備された。原油/ブライン混合体
を準備するために用いられた原油はA原油、B原油、C
原油、D原油及びE原油であった。2.!!の容量を有
するオートクレーブ内に於て、640 mlの各原油と
所望の体積の塩化ナトリウム溶液とを互いに混合しな。
この混合体を、それぞれ攪拌しつつアルゴン環境内に於
ける約49.2kg/a(g (700ps i g>
の加減圧過程により脱気した。更に、N a 2 S 
O3を加えることにより微量の溶解酸素を除去した。二
酸化炭素を除去し冷却を行った時にこの混合体がスラッ
ジ−液体層に分離しようとするなめ、この混合体は、使
用されていない間、保温され、攪拌され、かつCO2に
よる加圧状態に置かれた。
テフロン、ポリスチレン及びフェノール含浸りネンから
なる3つの誘電体を各実施例について用いて腐蝕プロー
ブ12を準備した。硬化エポキシ樹脂からなる保持材料
60が、第2図、第3図、第6図、第7図及び第11図
に示された実施例及び第23図〜第25図に示された実
施例のプローブに用いられているステンレス鋼からなる
シース30内に埋設された電極16.18.20を含む
電極22を保持するために用いられている。また、第1
6図、第18図、第20図及び第21図に示されたプロ
ーブ12のステンレス鋼からなるシース30内には、同
じく誘電体22及び埋設された電極16.18を保持す
るために保持材料60が用いられている。第8図〜第1
0図、第22図、第26図及び第27図に示された実施
例に於ては、対極20の円筒形の壁体の内部に、埋設さ
れた電極16.18を有する誘電体22を保持するため
に保持材料60として硬化エポキシ樹脂が用いられてい
る。
第28図〜第30図に示された対極20の円筒形をなす
壁体の内部及び第30図〜第33図に示されな基準電極
18の円筒形をなす壁体の内部には、複数の作用電極1
6A、16B、16Cと共に対極20及び基準電極18
を保持するために保持材料60が用いられている。第1
4図、第15図及び第17図に示された実施例の腐蝕プ
ローブ12に於ては、硬化エポキシ樹脂が、作用電極1
6の円筒形の壁体の内部に於て保持材料60として用い
られている。
第2図〜第11図に示されている実施例の腐蝕プローブ
12については、電極16.18両者間及び電極18.
20両者間に設けられた誘電体22の表面は、イオン電
導性表面23を郭成し、電極間抵抗を低減するためにイ
オン化される必要がある。第2図〜第11図の実施例に
於て、電極16.18.20を互いに近接して配置する
のみでは、作用電極16に於ける腐蝕を検出するために
必要となる十分に低い電極間抵抗を達成することができ
ない。第12図〜第27図に示されている実施例の腐蝕
プローブ12については、作用電極16と基準電極18
との間の誘電体22の表面のみが、イオン電導性表面2
3を郭成し電極間抵抗・を低減させるためにイオン化さ
れなければならない。
複数の作用電極(作用電極16A、16B、16C)を
備える第28図〜第33図に示された腐蝕プローブ12
についても同様に、作用電極16A、16B、16C同
土間及び作用電極16A、16B、16Cのいずれかと
基準電極18との間の誘電体の表面のみがイオン電導性
表面23を有していれば良い。作用電極16.16A、
16I3.16Cと対極20との間の誘電体22の表面
はイオン電導性である必要がない。作用電極16A、1
6B、16Cのいずれかと基準電極18(その電極端部
24.24A、24B、24C126を含む)とを互い
に近接して配置するのみでは、作用電極16.16A、
16B、16Cのいずれかの腐蝕を検出するために必要
となる十分に低い電極間抵抗を達成することができない
誘電体22の電極間表面に多数のイオン的電荷を形成す
ることは、表面のイオン電導性を増大させるべくイオン
の荷電状態が正負間を交互するように誘電体22の電極
間表面上或いはその内部にガラス、B a S 04、
その他電子的に絶縁性の塩等所定の微細な(200メツ
シユ以下)イオン材料を永久的に埋設したり(第5図、
第17図参照)、或いは表面のイオン電導性を増大させ
るべく複数の負イオンを科学的に結合するように誘電体
22の電極間表面に対して適当なエツチング液としての
化学物貰を反応させることにより(第4図、第16図参
照)達成される。使用されるべきエツチング剤は誘電体
材料に応じて選択する。前記したように、フェノール樹
脂に対して好適なエツチング剤としてはK OH1或い
はKOHど112Q2との混合体等があり、ポリスチレ
ンに対するエツチング液としとて好適なものとしてはH
2O2と!−!2SQ4との混合体がある。更に別のエ
ツチング剤については後記する。
所定の微細なイオン材料が誘電体の電極間表面上或いは
その内部に永久的に埋設され、イオン電導性表面23が
形成される場合、イオン電導性表面23それ自体は静電
的に中性でなければならない。即ち、この表面は同数の
正負の電荷を有していなければならない。この誘電体2
2は、始めは乾燥した状態にあるため、特に第5図に示
されているように、すべての正負の電荷が誘電体の表面
22上に存在していると考えられる。イオン電荷を埋設
するための手段としては、イオン材料を誘電体22の電
極間表面に圧力等を用いて注入する等任意の方法であっ
て良い。イオン的に荷電された表面が化学的エツチング
により形成されると、一方の電荷型式(プラスまたはマ
イナス)が表面に永久的に固定され、他方の電荷型式(
マイナスまたはプラス)が表面に静電的に保持される。
第1表に示されたデータは、フェノール樹脂誘電体22
を有する2つの腐蝕プローブ(第6図、第7図、第11
図及び第2図、第3図)について、種々のエツチング剤
に浸漬した前後に於ける15%のブラインを含有するB
原油混合体内に於ける電極間オーミック抵抗(基準電極
と作用電極16との間)を示す。
0、−〇 第1表は、第6図、第7図、第11図に示された腐蝕プ
ローブの電極間オーミック抵抗が、示された実験条件下
に於ては5メグオ一ム以上であったことを示している。
第2図、第3図に示された腐蝕プローブ12は、低い抵
抗値を示すが、その原因の1つは対極20の幾何学的配
置にある。プローブを80℃の10M−KOHエツチン
グ剤に2時間浸漬しておくことにより、両腐蝕プローブ
12について電極間抵抗を大幅に低下させることができ
た。95℃以上の高温により腐蝕プローブ12の電極1
6.18.20が破壊され、浸漬時間が短い場合には電
極間抵抗を低下させるための継続的なイオン電導作用を
得ることができない。
第2表に示されているデータは、フェノール樹脂誘電体
22を有する2つの腐蝕プローブ(第24図、第25図
、第20図及び第21図)について、種々のエツチング
剤に浸漬した前後に於ける15%のブラインを含有する
B原油混合体内に於ける電極間オーミック抵抗(基準電
極と作用電極16との間)を示す。
第2表は、第24図、第25図、第20図及び第21図
に示された腐蝕プローブの電極間オーミック抵抗が、示
された実験条件下に於ては5メグオ一ム以上であったこ
とを示している。第2図、第3図に示された腐蝕プロー
ブ12は、低い抵抗値を示すが、プローブを80℃の1
0M−KOHエツチング剤に2時間浸漬しておくことに
より、両腐蝕プローブ12について電極間抵抗を大幅に
低下させることができた。第1表の場合と同様に、高温
により腐蝕プローブ12の電極が破壊され、浸漬時間が
短い場合には電極間抵抗を低下させるための継続的なイ
オン電導作用を得ることができない。
第3表は、種々のエツチング剤による処理の前後に於け
る。ポリスチレン誘電体22を用いる第6図、第7図及
び第11図に示された腐蝕プローブ12或いは第24図
及び第25図に示された腐蝕プローブ12について、4
0%のブラインを含むB原油に於ける電極間のオーミッ
ク抵抗(基準電極と作用電極16との間)を示す。これ
により、オキシスルポン化が電極間抵抗を低減させるこ
とが分る。
(以下余白) 腐蝕10−ブ12の前記したような適当な部分にイオン
電導性表面23を形成した後に、作用電極16と基準電
極18との間の抵抗を第2図〜第1.1図に示された腐
蝕プローブの実施例について測定しなければならない。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブばかりでなく
本発明のすべての実施例に於ける腐蝕プローブ12につ
いて、基準電極18(第31図に示された作用電極16
C116B等の異なる金属からなる複数の作用電極16
の腐蝕速度を順次測定する間に基準電極18として機能
するいずれかの電極)と、その微視的近傍に位置する(
10−一以下)腐蝕性液体環境の部分との間の電位差を
求めなければならない。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の実施例
について作用電極16と基準電極18との間の電気抵抗
を測定するために、高周波の低電圧(1,000Hz、
0.4V)が特定の作用電極16に加えられる。作用電
極16と基準電極18とを、標準的なホイートストンブ
リッジ回路の4本のアームの内の1本とする。他の3本
のアームの内、2本のアームの抵抗値は固定されている
第3のアームの抵抗値は、ブリッジの両端間を流れる電
流を最小値にするように調整される。この調整される抵
抗値が、作用電極16と基準電極18との間の未知の抵
抗値に比例する。この場合の比例定数は、ブリッジの製
造者により与えられたり、或いは電気化学的プローブの
代りに既知の抵抗を用いて直接的に較正することにより
求めることができる。この調整される抵抗値に比例定数
を乗することにより、第2図〜第11図に示された実施
例の腐蝕プローブ12に於ける作用電極16と基準電極
18との間の抵抗値を決定することができる。
基準電極18又は複数種の金属からなる複数の作用電極
の腐蝕速度を順次測定する場合に基準電極18として機
能するいずれかの電極(第31図に於ける作用電極16
C116B)とその微視的近傍(約10’an以下)に
於ける腐蝕性液体環境の部分との間の電位差が、作用電
極16であるような特定の電極と特定の対極20との間
に電流が流れていないときに作用電極16である特定の
電極と基準電極18として機能する特定の基準電極との
間の電位差として測定される。即ち、これは、作用電極
16をなす特定の電極について電流の出入がない場合の
電位差に相当する。これにより、腐蝕速度の測定を、腐
蝕速度を測定するための必要となる過電圧の測定に単純
化することが可能となる。即ち、腐蝕速度の測定が、腐
蝕速度を測定するために必要となる電流を流すための追
加の電圧を測定することに単純化することができる。基
準電極18と、その微視的近傍(約10””an以下)
に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の電位差は、基
準電極(カロメル電極)等の標準電極に対しては既知と
なっていないが、後記するように作用電極であるような
特定の各電極について単一の電流密度、過電圧が求めら
れている間(約1.0秒)概ね一定である。
第2図〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ12
の作動に於て、第2図〜第11図の腐蝕プローブ12が
、前記したようにブライン/原油混合体からなる腐蝕性
液体環境7により満たされた管14またはオートクレー
ブ15内に挿入される。
装置39により10−ブ12に向けて既知の電流(アン
ペア)、電流密度(作用電極16の単位面積当りの電流
)または電圧を伝達する。前記したように、これはポテ
ンシオスタット40及び信号発生器42を用いることに
より好適に行われる。
信号発生器42を制御することにより、既知の電流、電
流密度または電圧がポテンシオスタット40に伝達され
る。電流密度に代えて電流がプローブ12に伝達される
場合、後記するように腐蝕速度(ミル7年又は剛/年)
の最終的な算出に際して作用電極18の面積に基づく補
正を行わなければならない。第2図及び第11図に示さ
れた腐蝕プローブ12及び本発明に基づくすべての実施
例の腐蝕プローブ12の動作を説明するに当って、電流
に代えて電流密度が伝達され或いは電圧計48)により
測定されるものとする。
信号発生器42に対して既知の電流密度が設定され、ポ
テンシオスタット40が、この電流密度を直流電流とし
て、可変抵抗器46を備える垂下導体34及び作用電極
16を経て、作用電極16と対極20との間のイオン電
導性表面23、対極20及び垂下導体38を経て、再び
ポテンシオスタット40へと循環させる。本実施例の腐
蝕プローブ12については、基準電極端部26の表面に
於けるオーミック抵抗が誘電体22のイオン電導性表面
23のオーミック抵抗に対して無視し得る程小さいもの
と仮定する。可変抵抗器46は任意の抵抗値を有するも
のであって良い(例えば0゜1メグオーム〜1,5メグ
オーム〉。抵抗器46は、電流を測定するのを補助する
ためのものであるが、ポテンシオスタット40が用いら
れる場合には必ずしも必要でない。作用電極16と基準
電極18との間の電位差が電圧計50により測定される
既知の電流密度及び前記したように決定された作用電極
16と基準電極18との間の抵抗値から、電流密度に抵
抗値を乗することにより電位差が求められる。この電位
差は、作用電極16の微視的近傍(約10an−6以下
)の腐蝕性液体環境の部分と基準電極18の微視的近傍
(約10’an以下)に位置する腐蝕液体環境の部分と
の間の電位差を示す。
次に、作用電極16とその微視的近傍(約110−8a
以下)との間の過電圧が、電圧計50により得られた電
圧から、作用電極16と基準電極18との間の既知の抵
抗値を電流密度に乗することにより得られた電圧及び基
準電極18とその微視的近傍の腐蝕性液体環境の部分と
の間の所定の既知の電圧とを減することにより算出され
る。
第2図〜第11図に示された腐蝕プローブ12の作用電
極16に於ける腐蝕電流を5tern−aearyの式
(以下SG式とする)から計算することができる。
PP l3CBA IA  =IC(10−10> 但しIAは加えられた既知の電流密度であり、ICは電
流密度として表された腐蝕速度であり、BA及びBCは
アノード及びカソードのタフエル(β)定数であり、P
は既知の(測定された)過電圧である。この式は、1つ
の酸化過程(例えば金属の溶解)及び1つの還元過程を
備える任意の腐蝕系に適用可能であるSG式は活性度の
制御された腐蝕(BA及びBCの値が一般に30〜2゜
Omv) 、拡散が制御された腐蝕(BC−(X))、
或いは不動態状態にある金属の腐蝕(BA=OO)等の
挙動を表現する。2つのタフエル定数の単位としては、
過電圧について用いられたものと同じ単位が用いられ、
一般にmvにより表される。
2つのタフエル定数のいずれか1つのみが既知であった
り、いずれか一方の精度が十分でない場合、第2の既知
の印加電流密度が信号発生2t42に設定され、第2の
過電圧を求めるために前記した過程が繰返される。2つ
の既知の電流密度及び各印加電流密度に対してそれぞれ
2つの既知の過電圧を用いることにより、2つのSG式
を同時に解き、1つの既知のタフエル定数及び電流密度
により表される腐蝕速度を求めることができる。
同様に、2つのタフエル定数が既知でない場合、或いは
2つのタフエル定数の精度がいずれも十分高くない場合
には、第2及び第3の印加電流密度が信号発生器42に
設定され、各電流密度について前記した過程を繰返し、
第2及び第3の過電圧を得る。これらの3つの既知の印
加電流密度及び各電流密度に対する3つの既知の過電圧
により、3つのSG式を同時に解き、2つのタフエル定
数及び電流密度により表される腐蝕速度を得ることがで
きる。
SG (Stern−Geary )式が数値解析によ
り解くのに適するものであるため、腐蝕速度を電気化学
的データから一般的に算出するのが困難である。
数値解析には繰返し法が必要となるため、このような解
析はコンピュータにより行うのに適する。
大型コンピュータであれば、通常SG式を数値的に解く
ことのできるプログラム或いはサブルーチンライブラリ
を備えている。
腐蝕速度は電流密度により表され、相対的な腐蝕速度を
与えるものであるが、所望に応じて適当な変換ファクタ
を用いて腐蝕速度に変換することができる(μA/a+
tXファクタ=ミル/年)。このファクタとしては、種
々の金属材料について次のように与えられる。
金属               ファクタ黄銅  
             0,47ステンレス鋼(3
04>       0.43ハステロイCO,39 アルミニウム(AA7075)     0152銅 
                   0.46鉄(
まなはN80若しくは低合金鋼)0.46ニツケル  
            0.42第2図〜第11図に
示された実施例の腐蝕プローブ12に於て、既知の電圧
が信号発生器42に設定されると、ポテンシオスタット
40はこの電圧を、可変抵抗器46を有する垂下導体3
4、作用電極16、作用電極16と基準電極18との間
のイオン電導性誘電性表面23、基準電極18及び垂下
導体36を経てポテンシオスタット4oに戻る循環経路
に沿ってこの電位差を伝達する。この電圧のため、直流
電流としての電流密度が可変抵抗器46を有する導体3
4、作用電極16、作用電極16と対極20との間のイ
オン電導性誘電性表面23、対′@16及び導体38を
介して再びポテンシオスタット40に戻る経路に沿って
伝達される。作用電極16と対極20との間の電流密度
は、電圧計48及び抵抗器46を用いて測定される9測
定された電流密度及び前記したように決定された作用電
極16と基準電極18との間の抵抗値に基づき、測定さ
れた電流密度に抵抗値を乗することにより電圧が得られ
、この電圧が作用電極16の微視的近傍(約10’am
以下)に位置する+g蝕外性液体環境部分と基準電極1
8の微視的近傍(約10””an以下〉に位置する腐蝕
性液体環境の部分との間の電位差を表す。作用電極16
とその微視的近傍(約10’an以下)に位置するTK
触性液体環境の部分との間の過電圧が、信号発生器42
に設定された既知の電圧から、1作用電極16と基準電
極18との間の既知の抵抗値を測定された電流密度に乗
することにより得られた電圧及び基準電極18とその微
視的近傍に位置する腐蝕性液体環境の部分との間に存在
する所定の既知の電位差を減することにより算出される
信号発生器42により所定の既知の電流密度がポテンシ
オスタット40に伝達された場合のようにして、第2図
〜第11図に示された腐蝕プローブ12の作用電極16
についての腐蝕速度(電流密度により表される)をSG
式から算出することができる。
前記と同様に、2つのタフエル定数のいずれか1つのみ
が既知であったり、いずれか一方の精度が十分でない場
合、第2の既知の印加電圧が信号発生器42に設定され
、第2の過電圧を求めるために前記した過程が繰返され
・る。2つの既知の電圧及び各印加電圧に対してそれぞ
れ2つの既知の過電圧を用いることにより、2つのSG
式を同時に解き、1つの既知のタフエル定数及び電流密
度により表される腐蝕速度を求めることができる。
同様に、2つのタフエル定数が既知でない場合、或いは
2つのタフエル定数の精度がいずれも十分高くない場合
には、第2及び第3の印加電圧が信号発生器42に設定
され、各印加電圧について前記した過程を繰返し、第2
及び第3の過電圧を得る。これらの3つの既知の印加電
圧及び各電圧に対する3つの既知の″!j1電圧により
、3つのSG式を同時に解き、2つのタフエル定数及び
電流密度により表される腐蝕速度を得ることができる。
この腐蝕速度は、電流密度が信号発生器42に設定され
た場合と同様に、相対的な腐蝕速度を与えるものである
が、所望に応じて、種々の材料について異なる適当な変
換ファクタを用いて共通の単位の腐蝕速度に変換するこ
とができる。
第12図〜第27図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2の作動に於て、第12図〜第27図の腐蝕グローブ1
2が、前記したようにブライン/原油混合体からなる腐
蝕性液体環境7により溝なされた管14またはオートク
レーブ15内に継手2を介して挿入される。
装置39によりプローブ12に向けて既知の電流密度ま
たは電圧を伝達する。前記したように、これはポテンシ
オスタット40及び信号発生器42を用いることにより
好適に行われる。信号発生器42を制御することにより
、既知の電流密度または電圧がポテンシオスタット40
に伝達される。
信号発生器42に対して既知の電流密度が設定され、ポ
テンシオスタット40がこの電流密度を直流電流として
、可変抵抗器46を備える垂下導体34及び作用電$i
16を経て、更に腐蝕性液体環境、対極20(又は導体
手段)及び垂下導体38を経て再びポテンシオスタット
40へと循環させる。
第2図〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ12
については、基準電極端部26の表面に於けるオーミッ
ク抵抗が、誘電体22のイオン電導性表面23のオーミ
ック抵抗に対して無視し得る程小さいものと仮定した。
しかしながら、第12図〜第27図に示された実施例の
腐蝕プローブ12については、基準電極端部26の表面
に於けるオーミック抵抗が電流に対して影響を及ぼす。
この問題は、第12図〜第27図に示された実施例の腐
蝕プローブ12に於いては、電流が、基準電極端部26
の表面でなく、腐蝕性液体環境に流されることにより回
避されている。
可変抵抗器46は、前記したように任意の抵抗値を有す
るものであって良い(例えば0,1メグオーム〜1.0
メグオーム)。可変抵抗器46は、電流を測定するのを
補助するためのものであるが、ポテンシオスタット40
が用いられる場合には、必ずしも必要でない。作用電極
16と基準電極18との間の電位差は、電圧計50によ
り測定される。
第2図〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ12
については、既知の電流密度及び前記したように決定さ
れた作用電極16と基準電極18との間の抵抗値から、
電流密度に抵抗値を乗することにより電位差が求められ
、この電位差は、作用電極16の微視的近傍の腐蝕性液
体環境の部分と基準電極18の微視的近傍(約10”6
an以下)に位置する腐蝕液体環境の部分との間の電位
差を示すが、第12図〜第27図に示された実施例の腐
蝕プローブ12については、この過程は、作用電極16
と基準電極18との間の抵抗値を求める過程と共に省略
することができる。
次に、作用電極16とその微視的近傍(約10−61以
下)との間の過電圧が、電圧計50により得られた電圧
から、基準電極18とその微視的近傍の腐蝕性液体環境
の部分との間の所定の既知の電圧とを減することにより
算出される。
第12図〜第27図に示された腐蝕プローブ12の作用
電極16に於ける腐蝕電流を5G(Stern−Gea
ry )式から計算することができる。
−P      P BCBA IA  =IC(10−10> 但しIAは加えられた既知又は測定された電流密度であ
り、ICは電流密度として表された腐蝕速度であり、B
A及びBCはアノード及びカソードのタフエル(β)定
数であり、Pは既知の又は測定された過電圧である。こ
の式は、1つの酸化過程(例えば金属の溶解)及び1つ
の還元過程を備える任意の腐蝕系に適用可能であるSG
式は活性度の制御された腐蝕(BA及びBCの値が一般
に30〜200mv)、拡散が制御された腐蝕(BC=
OO) 、或いは不動態状態にある金属の腐蝕(BA−
■)等の挙動を表現する。
第2図〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ12
についての場合と同様に、2つのタフエル定数のいずれ
か1つのみが既知であったり、いずれか一方の精度が十
分でない場合、第2の既知の印加電流密度が信号発生器
42に設定され、第2の過電圧を求めるために前記した
過程が繰返される。2つの既知の電流密度及び各印加電
流密度に対してそれぞれ2つの既知の過電圧を用いるこ
とにより、2つのSG式を同時に解き、1つの既知のタ
フエル定数及び電流密度により表される腐蝕速度を求め
ることができる。
同様に、2つのタフエル定数が既知でない場合、或いは
2つのタフエル定数の精度がいずれも十分高くない場合
には、第2及び第3の印加電流密度が信号発生器42に
設定され、各電流密度について前記した過程を繰返し、
第2及び第3の過電圧を得る。これらの3つの既知の印
加電流密度及び各電流密度に対する3つの既知の過電圧
により、3つのSG式を同時に解き、2つのタフエル定
数及び電流密度により表される腐蝕速度を得ることがで
きる。
第2図〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ12
について前記したように、腐蝕速度は電流密度により表
され、相対的な腐蝕速度を与えるものであるが、所望に
応じて適当な変換ファクタを用いて腐蝕速度に変換する
ことができる(μA/aaXファクタ=ミル/年)。種
々の金属材料について、このファクタの値については既
に前記しである。
第12図〜第27図に於て示されている実施例の腐蝕プ
ローブ12に於ては、既知の電圧が信号発生器42に設
定されると、ポテンシオスタット40が、この電圧を、
可変抵抗器46を有する垂下導体34、作用電極16、
作用電極16と基準電極18との間のイオン電導性誘電
性表面23、基準電極18及び垂下導体36を経てポテ
ンシオスタット40に戻る経路に伝達する。この電位差
のため、成る直流の電流密度が可変抵抗器46を有する
垂下導体34、作用電極16、対極20または導体手段
(例えばオートクレーブ15の壁)及び垂下導体38を
経て再びポテンシオスタット40に戻る経路に供給され
る。
第2図〜第11図に示されている実施例の腐蝕プローブ
12に於ては、基準電極18が作用電極16と対極20
との間に配置され、作用電極16と対極20との間に位
置するすべての誘電性表面22が、電流密度を、作用電
極16及び基準電極の端部26の表面を含む作用電極1
6と対極20との間のイオン電導性誘電性表面23を経
て、対極20に向けて伝達するために、イオン電導性誘
電性表面23とされている。
第12図〜第27図に示された実施例のrVJ蝕プロー
ブ12に於ては、作用電極16と対極20との間にイオ
ン電導性誘電性表面23が設けられていない。従って、
電流密度は、作用電極16と対極20との間のイオン電
導性誘電性表面23を介して伝達されることがない。第
12図〜第27図に示された腐蝕プローブ12の実施例
に於ては、作用電極16と対極20(または導体手段)
との間の電流密度は、前記したように腐蝕性液体環境を
経て導かれ、電圧計48により測定される。このように
して測定された電流密度が、SG式のIAとなる。
次いで、作用電極16とその微視的近傍(約10 ’c
n以下)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電
圧が、電圧計50により測定された信号発生器42に於
ける設定電圧から、基準電極18とその微視的近傍に位
置する腐蝕性液体環境の部分との間の所定の既知の電圧
を減することにより算出される。
信号発生器42によりポテンシオスタット・40に対し
て既知の電流密度を伝達した場合と同様に、P(過電圧
)、IA(測定された電流密度)及び2つの既知のタフ
エル定数から、第12図〜第27図に示された腐蝕プロ
ーブ12の作用電極16の(電流密度として表される>
a蝕速度をSG式により計算することができる。
再び、2つのタフエル定数のいずれか1つのみが既知で
あったり、いずれか一方の精度が十分でない場合、第2
の既知の印加電圧が信号発生器42に設定され、第2の
過電圧を求めるために前記した過程が繰返される。2つ
の既知の電圧及び各印加電圧に対してそれぞれ2つの既
知の過電圧を用いることにより、2つのSG式を同時に
解き、1つの既知のタフエル定数及び、第12図〜第2
7図に示された実施例の腐蝕プローブ12の作用電極1
6の電流密度により表される、腐蝕速度を求めることが
できる。
同様に、SG式に於ける2つのタフエル定数が既知でな
い場合、或いは2つのタフエル定数の精度がいずれも十
分高くない場合には、第2及び第3の印加電圧が信号発
生器42に設定され、各印加電圧について前記した過程
を繰返し、第2及び第3の過電圧を得る。これらの3つ
の既知の印加電圧及び各電圧に対する3つの既知の過電
圧により、3つのSG式を同時に解き、2つのタフエル
定数及び電流密度により表される腐蝕速度を得ることが
できる。
この腐蝕速度は、電流密度が信号発生器42に設定され
た場合と同様に、相対的な腐蝕速度を与えるものである
が、所望に応じて、種々の材料について異なる適当な変
換ファクタを用いて共通の単位の腐蝕速度に変換するこ
とができる。
ここで理解すべきことは、第22図〜第27図の実施例
に於ける腐蝕プローブ12に於ては、対極20と基準電
極18とを互いに入替え、イオン電導性誘電性表面23
が作用電極16と外側基準電極18との間に設けられた
場合、腐蝕プローブ12は、作用電極16及び対極20
に対して同心的に配設された基準電極18を有する腐蝕
プローブ12の実施例の場合と概ね同一の機能が果たさ
れ、同様な結果が得られることである。作用電極16と
対極20との間の電流密度は、依然腐蝕液体環境を介し
て導かれ、設定された電圧は作用電極、作用電極16と
外側に配置された基準電極18との間のイオン電導性誘
電性表面23を経て基準電極18に伝達される。
第22図〜第27図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於て重要なことは、作用電極16を基準電極18と
対極20との間に配置することである。これは、このよ
うに作用電極16を配置することにより、作用電極16
と基準電極18との間の抵抗値を決定する必要がなくな
り、作用電極16と対極20との間の誘電性表面22が
イオン電導性である必要がなくなり、電流密度が、作用
電極16と対極20との間のイオン電導性誘電性表面2
3を経て伝達される必要がなくなるからである。
第28図、第29図に示された実施例に於ける腐蝕プロ
ーブ12の作動に際して、異なる金属からなる作用電極
16A、16B、16Cのそれぞれの腐蝕速度を同時に
測定するために、第28図及び第29図に示された腐蝕
プローブ12が、(ブライン/原油混合体からなる)腐
蝕性液体環境を貯容する管14若しくはオートクレーブ
15内に挿入される。第1、第2及び第3のポテンシオ
スタット4040.40並びに第1、第2及び第3の信
号発生器42.42.42がそれぞれ用いられ、第28
図及び第29図に示された腐蝕プローブ12に3つの既
知の電流密度若しくは3つの既知の電圧を伝達する。
第1のポテンシオスタット40は、中央基準電極18、
作用電極16A及び、両作用“電極16A、16B間に
位置する対極20のそれぞれから延出する垂下導体36
.34A、38からなる垂下導体の第1の組に電気的に
接続されている。第2のポテンシオスタット40は、両
作用電極16A、16B間に位置する対極20、作用電
極16B及び両作用電極16B、16C間に位置する基
準電極18のそれぞれから延出する垂下導体38.34
B、36からなる垂下導体の第2の組に電気的に接続さ
れている。第3のポテンシオスタット40は、両作用電
極16B、16C間に位置する基準電極18、作用電極
16C及び外側対極20のそれぞれから延出する垂下導
体36.34C138からなる垂下導体の第3の組に電
気的に接続されている。第1、第2及び第3の信号発生
器42.42.42は、第1、第2及び第3のポテンシ
オスタット40.40.40をそれぞれ電気的に制御す
ることにより、所定の既知の電流若しくは所定の既知の
電圧を、第1、第2及び第3のポテンシオスタット40
.40.40のそれぞれに伝達する。
第1の既知の電流密度が第1の信号発生器42に設定さ
れると、該信号発生器はこの電流を第1のポテンシオス
タット40に伝達する。同時に、第2の既知の電流密度
及び第3の既知の電流密度が、第2及び第3の信号発生
器42.42に設定され、それぞれ、設定された電流密
度を対応するポテンシオスタット40(即ち第2及び第
3のポテンシオスタット)に伝達する。
第1のポテンシオスタット40は、直流電流からなる第
1の電流密度を、垂下導体34A、作用電極16A、腐
蝕性液体環境、作用電極16A、16B両者間に位置す
る対極20及び作用電極16A、16B両者間に位置す
る対極20に接続された垂下導体38を介して、再び第
1のポテンシオスタット40に戻る経路に向けて伝達す
る。中央基準電極18と作用電極16Aとの間の第1の
電圧が、垂下導体34Aと中央基準電極18に接続され
た導体36との間に接続された電圧計50により測定さ
れる。
第2のポテンシオスタット40は、直流電流からなる第
2の電流密度を、垂下導体34B、作用電極16B、腐
蝕性液体環境、作用電極16A、16B両者間に位置す
る対極20及び作用電極16A、16B両者間に位置す
る対極20に接続された垂下導体38を介して、再び第
2のポテンシオスタット40に戻る経路に向けて伝達す
る。作用電極16B、16C両者間に位置する基準電極
18と作用電極16Bとの間の第2の電圧が、垂下導体
34Bと作用電極16B、16C両者間に位置する基準
電極18に接続された導体36との間に接続された電圧
計50により測定される。
第3のポテンシオスタット40は、直流電流からなる第
3の電流密度を、垂下導体34C5作用電極16C1腐
蝕性液体環境、外側対極20及び外側対極20に接続さ
れた垂下導体38を介して、再び第3のポテンシオスタ
ット40に戻る経路に向けて伝達する。作用電極16B
、16C両者間に位置する基準電極18と作用電極16
Cとの間の第3の電圧が、垂下導体34Cと作用電極1
6B、16C両者間に位置する基準電極18に接続され
た導体36との間に接続された電圧計50により測定さ
れる。
次に、作用電極16Aとその微視的近傍(約10−6c
m以下)に存在する腐蝕性液体環境の部分との間の過電
圧が、電圧計50により検出された第1の電圧から、中
央基準電極18とその微視的近傍に位置する腐蝕性液体
環境の部分との間の所定の既知の電圧を減することによ
り算出される。同様に、作用電極16Bとその微視的近
傍(約1O−6a11以下)に存在する腐蝕性液体環境
の部分との間の過電圧が、電圧計50により検出された
第2の電圧から、作用電極16B、16C両者間に位置
する基準電極18とその微視的近傍に位置する腐蝕性液
体環境の部分との間の所定の既知の電圧を減することに
より算出される。同様に、作用電極′16Cとその微視
的近傍(約10〜−以下)に存在する腐蝕性液体環境の
部分との間の過電圧が、電圧計50により検出された第
3の電圧から、作用電極16B、16C両者間に位置す
る基準電極18とその微視的近傍に位置する腐蝕性液体
環境の部分との間の所定の既知の電圧を減することによ
り算出される。
第28図、第29図に示された腐蝕プローブ12に於け
る作用電極16A、16B、16Cを構成する各金属に
同時に発生した腐蝕電流は、第2図〜第11図及び第1
2図〜第27図に示された腐蝕プローブについて前記し
た要領でSG式から算出される。
作用電極16A、16B又は16Cのいずれかについて
2つのタフエル定数の内、1つのみが既知である場合、
別の電流密度が、対応する作用電極に電気的に接続され
たポテンシオスタット4゜に対応する特定の信号発生器
42に設定され、2つのタフエル定数の内、1つのみが
既知となっている別の作用電極16A、16B又は16
Cについても過電圧を得るためにこの過程が繰り返され
る。
2つの既知の電流密度及び各電流密度について2つの既
知の過電圧が与えられている場合、2つのSG式を同時
に解き、一方の未知のタフエル定数、及び2つのタフエ
ル定数の内1つのみが既知となっている作用電極16A
、16B、16Cのいずれかの金属に於ける電流密度と
して表される腐蝕速度並びに一方の未知のタフエル定数
が得られる。この過程は、2つのタフエル定数が未知と
なっている作用電極16A、16B、16Cのいずれに
ついても繰り返すことができる。
3つの既知の電流密度及び各電流密度について3つの既
知の過電圧が与えられた場合、3つのSG式を同時に解
き、2つのタフエル定数が未知となっている作用電極1
6A、16B、16Cのいずれかを更正する金属に於け
る電流密度として表される腐蝕速度並びに2つのタフエ
ル定数が得られる。
続けて第28図及び第29図に示された実施例の腐蝕プ
ローブ12に於ては、作用電極16A、16B、16C
を構成する異なる金属の腐蝕速度を同時に測定するため
に、3つの既知の電流密度を加える代わりに)3つの既
知の電圧を腐蝕プローブ12に加えるなめに、第1の既
知の電圧が第1の信号発生器42に設定され、更に第1
のポテンシオスタット40に向けて伝達される。同時に
、第2の既知の電圧及び第3の既知の電圧が第2及び第
3の信号発生器42.42にそれぞれ設定され、更に対
応する第2及び第3のポテンシオスタット40.40に
伝達される。
第1のポテンシオスタット40は、第1の電圧を、可変
抵抗器46を有する垂下導体34A、作用電極16A、
作用電極16Aと中央基準電極18との間に位置するイ
オン電導性表面23、中央基準電極18及び中央基準電
極18に接続された垂下電極36Aを経て再び第1のポ
テンシオスタット40に戻るような経路に伝達する。こ
の第1の電圧により、第1の電流密度(直流電流)が、
可変抵抗器46を有する導体34A、作用電極16A、
2つの作用電極16A、16B間に位置する対極及び、
2つの作用電極16A、16B間に位置する対極20に
接続された導体38を経て、再び第1のポテンシオスタ
ット40に戻るような経路に沿って導かれる。第1の電
流密度は、導体34Aに電気的に接続された電圧計48
により測定される。
第2のポテンシオスタット40は、第2の電圧を、可変
抵抗器46を有する垂下導体34B、作用電極16B、
作用電極16Bと(2つの作用電極16A、16B間に
位置する)基準電極18との間に位置するイオン電導性
表面23、(2つの作用電極16A、16B間に位置す
る)基準電極18及び(2つの作用電極16A、1.6
8間に位置する)基準電極18に接続された垂下電極3
6を経て再び第2のポテンシオスタット40に戻るよう
な経路に伝達する。この第2の電圧により、第2の電流
密度(直流電流)が、可変抵抗器46を有する導体34
B、作用電極16B、2つの作用電極16A、16B間
に位置する対極20及び、2つの作用電極16A、16
B間に位置する対極20に接続された導体38を経て、
再び第2のポテンシオスタット40に戻るような経路に
沿って導かれる。第2の電流密度は、導体34Bに電気
的に接続された電圧計48により測定される。
第3のポテンシオスタット40は、第2の電圧を、可変
抵抗器46を有する垂下導体34C1作用電極16C1
作用電極16Cと(2つの作用電極16B、16C間に
位置する)基準電極18との間に位置するイオン電導性
表面23、(2つの作用電極16B、16C間に位置す
る)基準電極18及び(2つの作用電極16B、16C
間に位置する)基準電極18に接続された垂下電極36
を経て再び第3のポテンシオスタット4oに戻るような
経路に伝達する。この第3の電圧により、第3の電流密
度(直流電流)が、可変抵抗器46を有する導体34C
1作用電極16c、外側対極20及び外側対極2oに接
続された導体38を経て、再び第3のポテンシオスタッ
ト4oに戻るような経路に沿って導かれる。第3の電流
密度は、導体34Cに電気的に接続された電圧計48に
より測定される。
次に、作用電極1◎Aとその微視的近傍(10−6印)
に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が、垂
下導体34Aと中央基準電極18に接続された導体36
とに接続された電圧計50により測定される第1の信号
発生器42に設定された第1の既知の電圧から、中央基
準電極18とその微視的近傍(10−6an)に位置す
る腐蝕性液体環境の部分との間の所定の既知の電圧を減
算することにより算出される。このように算出された過
電圧は、SG式に於ける作用電極16AのためのPに対
応する。
同様に、作用電極16Bとその微視的近傍(10−”a
n)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が
、垂下導体34Bと両件用電極16B、16C間に位置
する基準電極18に接続された導体36とに接続された
電圧計50により測定される第2の信号発生器42に設
定された第2の既知の電圧から、両件用電極16B、1
6C間に位置する基準電極18とその微視的近傍(10
”6aa)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の所
定の既知の電圧を減算することにより算出される。この
ように算出された過電圧は、SG式に於ける作用電極1
6BのためのPに対応する。
同様に、作用電極16Cとその微視的近傍(10’oa
)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が、
垂下導体34Cと両件用電極16B、16C間に位置す
る基準電極18に接続された導体36とに接続された電
圧計50により測定される第3の信号発生器42に設定
された第3の既知の電圧から、両件用電極16B、16
C間に位置する基準電極18とその微視的近傍(10”
cm>に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の所定の
既知の電圧を減算することにより算出される。このよう
に算出された過電圧は、SG式に於ける作用電極16C
のためのPに対応する。
信号発生器42によりポテンシオスタット40に対して
既知の電流密度を伝達した場合と同様に、P(過電圧)
、IA(測定された電流密度)及び2つのタフエル定数
に基づき、第28図及び第29図の腐蝕プローブ12の
作用電極16A、16B、16Cを構成する金属のそれ
ぞれが同時に腐蝕する(電流密度として表される)速度
を、第12図〜第27図の腐蝕プローブ12について前
記した手順に従ってSG式から算出することができる。
前記と同様に作用電極16A、16B、16Cのいずれ
かについて2つのタフエル定数のうちのいずれか一方の
みが既知である場合、或いは一方のタフエル定数の精度
が不十分である場合、この2つのタフエル定数のうちの
一方のみが既知であるような特定の作用電極(16A、
16B若しくは16C)に電気的に接続されたポテンシ
オスタット40に対応する特定の信号発生器42のそれ
ぞれに別の既知の電圧が設定され、この手順を繰返すこ
とにより、2つのタフエル定数のうちの一方のみが既知
であるような作用電極16A、16B、16Cのいずれ
かについてそれぞれ別の過電圧を求めることができる。
2つの測定された電流密度が既知であって、各印加電圧
について2つの過電圧が既知である場合には、2つのタ
フエル定数のうち一方のみが既知であるような作用電極
16A、16B、16Cのいずれかを構成する金属の電
流密度として表される腐蝕速度及び1つの未知のタフエ
ル定数を得るべく2つのSG式を同時に解くことができ
る。
この手順は、2つのタフエル定数が未知であるような作
用電極16A、16B、16Cのいずれかについて繰返
すことができる。3つの測定された電流密度が既知であ
って、各印加電圧に対して3つの過電圧が既知である場
合には、2つのタフエル定数が未知であるような作用電
極16A、16B、16Cのいずれかを構成する金属に
ついての電流密度として表される腐蝕速度及び2つのタ
フエル定数を得るべく3つのSG式を同時に解くことが
できる。
第32図及び第33図に示された実施例の腐蝕プローブ
1.2を第28図及び第29図に示された実施例の腐蝕
プローブ12と比較すると、全ての対極20が基準電極
28と入れ替っており、全てのイオン電導性表面23が
、特定の作用電極16A、16B、16Cと特定の基準
電極1.8との間に設けられている。特に、第28図お
よび第29図に示された腐蝕プローブ12に於ては、中
央電極が基準電極18であって、外側電極が対極20と
なっているのに対し、第32図及び第33図に示された
腐蝕プローブ12に於ては中央電極が対極20であって
、外側電極が基準電極20となっている。同様に、第2
8図及び第29図に示された腐蝕プローブ12に於ても
、対極20が2つの作用電極16A、16B間に配置さ
れ、基準電極18が2つの作用電極16B、16C間に
位置しているのに対し、第32図及び第33図に示され
た腐蝕プローブ12に於ては2つの作用電極16A、1
6B間に位置する電極が基準電極18からなり、2つの
基準電極16B、16C間に位置しているのが対極20
となっている。
この様に電極を入れ替え、イオン電導性表面23を入替
えることにより、第32図及び第33図に示された腐蝕
プローブ12は、第28図及び第29図に示された実施
例の腐蝕プローブ12と同様の作用を示し、概ね同様の
機能を有することとなる。特定の作用電極16A、16
B、16Cと特定の対極20との間の電流密度は、依然
として腐蝕性液体環境を介して伝達され、設定された電
圧は依然として特定の作用電極16A、16B、16C
1特定の作用電極16A、16B、16C相互間に位置
する特定のイオン電導性表面23と、特定の隣接する基
準電極18及び特定の隣接する基準電極18を介して伝
達される。作用電極16A、16B、16Cのそれぞれ
の電流密度として表される同時に進行する腐蝕の速さは
、P(特定の作用電極16A、16B、16Cのいずれ
かの過電圧)、IA(特定の作用電極16A、16B、
16Cのいずれかを流れる既知の或いは測定された電流
密度)及び2つのタフエル定数に基きSG式から算出す
ることができる。
第28図、第29図及び第32図およ第33図に示され
ている実施例の腐蝕プローブ12に於ける作用電極16
A、16B、16Ct−構成する異なる金属のそれぞれ
の腐蝕速度を1つのポテンシオスタット40及び1つの
信号発生器42を用いて(同時にではなく)順次測定す
る場合には、中央基準電極18、作用電極16A及び2
つの作用電極16A、16B間に位置する対極20から
延出する垂下導体36.34A、38(第28図及び第
29図)又は中央対極20、作用電極16A及び2つの
作用電極16A、16B間に位置する基準電極18から
延出する垂下導体38.34A、36(第32図及び第
33図)からなる垂下導体の第1の組に電気的に接続さ
れる。
次に、ポテンシオスタット40により垂下導体の特定の
組に向けて適当な信号(既知の電流密度或いは既知の電
位差)が伝達され、適当な測定が行われた後、前記した
ようにSG式に基き作用電極16Aについての電流密度
により表される腐蝕速度を算出することができる。
作用電極16Aに於ける腐蝕速度が決定された後、単一
のポテンシオスタット40が垂下導体の第1の組から切
り離され、例えば2つの作用電極16B、16C間に位
置する基準電極18、作用電極16C及び外側対極20
から延出する導体36.34C538(第28図及び第
29図)、或いは外側基準電極18、作用電極16C及
び2つの作用電極16B、16C間に位置する対極20
から延出する導体36.34C138(第32図及び第
33図)からなるものであって良い垂下導体の第2の組
に電気的に接続される。
更に、ポテンシオスタット40により垂下導体の特定の
組に向けて適当な信号(既知の電流密度或いは既知の電
位差)が伝達され、適当な測定が行われた後、前記した
ようにSG式に基き作用電極16Cについての電流密度
により表される腐蝕速度を算出することができる。作用
電極16Cに於ける腐蝕速度が決定された後、単一のポ
テンシオスタット40が垂下導体の第2の組から切り離
され、垂下導体の第3の組に電気的に接続され、作用電
極16Bについての腐蝕速度を算出することができる。
第31図に示された実施例に於ける腐蝕プローブ12の
作動に際して、異なる金属からなる作用電極16A、1
6B、16Cのそれぞれの腐蝕速度を順次測定するため
に、第31図に示された腐蝕プローブ12が、(ブライ
ン/原油混合体からなる)腐蝕性液体環境を貯容する管
14若しくはオートクレーブ15内に挿入される。単一
のポテンシオスタット40並びに単一の信号発生器42
がそれぞれ用いられる。
ポテンシオスタット40は、対極20、腐蝕速度を測定
するべき作用型1FfAt 6A及び、基準電極18と
して機能する作用電極16Bのそれぞれから延出する垂
下導体38.34A、36からなる垂下導体の第1の組
に電気的に接続される。既知の電流密度または電圧が信
号発生器42に設定され、これがポテンシオスタット4
0に伝達される。
既知の電流密度が信号発生器42に設定されると、ポテ
ンシオスタット40が、この直流電流としての電流密度
を、可変抵抗器46を有する導体34A、作用電極16
A、腐蝕性液体環境、対極20及び垂下導体38を経て
、再びポテンシオスタット40に戻すような経路に沿っ
て導く。基準電極18として機能する作用電極16Bと
作用電極16Aとの間の起電力は、側導体34B、34
A間に電気的に接続された電圧計50により測定される
次に、作用電極16Aとその微視的近傍り1〇−61)
に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が、電
圧計50により測定された起電力から、基準電極18と
して機能する作用電極16Bとその微視的近傍(10’
am)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の既知の
電圧を減算することにより算出される。このようにして
、第31図に示された腐蝕プローブ12の作用電極16
Aの腐蝕電流を、前記したようにしてSG式により算出
することがて゛きる。
ポテンシオスタット40が垂下導体の第1の組から切り
離され、対極20、腐蝕速度を測定するべき作用電極1
6B及び、基準電極18として機能する作用電極16C
から延出する導体38.34B、34Cからなる垂下導
体の第2の組に電気的に接続される。
別の既知の電流密度が信号発生器42に設定されると、
ポテンシオスタット40が、この直流電流としての電流
密度を、可変抵抗器46を有する導体34B、作用電極
16B、腐蝕性液体環境、対極20及び垂下導体38を
経て、再びポテンシオスタット40に戻すような経路に
沿って導く。
基準電極18として機能する作用電極16Cと作用電極
16Bとの間の起電力は、雨垂下導体34C134B間
に電気的に接続された電圧計50により測定される。
次に、作用電極16Bとその微視的近傍(1〇−6at
、)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が
、電圧計50により測定された起電力から、基準電極1
8として機能する作用電極16Cとその微視的近傍(1
0’aa)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の既
知の電圧を減算することにより算出される。このように
して、第31図に示された腐蝕プローブ12の作用電極
16Bの腐蝕電流を、前記したようにしてSG式により
算出することができる。
ポテンシオスタット40が垂下導体の第2の組から切り
離され、対極20、腐蝕速度を測定するべき作用電極1
6C及び基準電極18がら延出する導体38.34C1
36からなる垂下導体の第3の組に電気的に接続される
第3の既知の電流密度が信号発生器42に設定されると
、ポテンシオスタット40が、この直流電流としての電
流密度を、可変抵抗器46を有する導体34C1作用電
極16C,腐蝕性液体環境、対極20及び垂下導体38
を経て、再びポテンシオスタット40に戻すような経路
に沿って導く。
作用電極16Cと基準電極18との間の起電力は、雨垂
下導体34C536間に電気的に接続された電圧計50
により測定される。
次に、作用電極16Cとその微視的近傍(10”’6C
xn)に位置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧
が、電圧計50により測定された起電力から、基準電極
18とその微視的近傍(10’au)に位置する腐蝕性
液体環境の部分との間の既知の電圧を減算することによ
り算出される。このようにして、第31図に示された腐
蝕10−ブ12の作用電極16Cの腐蝕電流を、前記し
たようにしてSG式により算出することができる。
第31図に示された実施例の腐蝕プローブ12に於て、
既知の電圧が信号発生器42に設定されると、垂下導体
の第1の組に接続されたポテンシオスタット40は、こ
の電位差を、可変抵抗器46を有する垂下導体34A、
作用電極16A、作用電極16Aと基準電極18として
機能する作用電極16Bとの間のイオン電導性誘電性表
面23、作用電極16B及び垂下導体34Bを経てポテ
ンシオスタット40に戻る循環経路に沿って伝達する。
この電圧のため、直流電流としての電流密度が、可変抵
抗器46を有する導体34A、作用電極16A、対極2
0及び導体38を介して再びポテンシオスタット40に
戻る経路に沿って伝達される。この間の電流密度は、導
体34Aに接続された電圧計48を用いて測定される。
作用電極16Aとその微視的近傍(10−”am)に位
置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が、電圧計
50により測定された信号発生器42の設定電圧から、
基準電極18として機能する作用電極16Bとその微視
的近傍(約1O−6aa以下)に位置する腐蝕性液体環
境の部分との間の既知の電圧を減算することにより算出
される。このようにして算出された過電圧が、SG式に
於けるPに対応する。
信号発生器42によりポテンシオスタット40に対して
既知の電流密度を伝達した場合と同様に、P(過電圧)
、IA(測定された電流密度)及び2つの既知のタフエ
ル定数から、第31図に示された腐蝕プローブ12の作
用電極16Aのく電流密度として表される)腐蝕速度を
SG式により計算することができる。
ポテンシオスタット40が垂下導体の第1の組から切り
離され、垂下導体の第2の組に電気的に接続される。
次に、別の既知の電圧が信号発生器42に設定されると
、垂下導体の第2の組に接続されたポテンシオスタット
40は、この電圧を、可変抵抗器46を有する垂下導体
34B、作用電極16B、作用電極16Bと基準電極1
8として機能する作用電極16Cとの間のイオン電導性
誘電性表面23、作用電極16C及び垂下導体34Cを
経てポテンシオスタット40に戻る循環経路に沿ってこ
の電位差を伝達する。この電圧のため、直流電流として
の電流密度が、可変抵抗器46を有する導体34B、作
用電極16B、両作用電極16B、16A間のイオン電
導性誘電性表面23、腐蝕性液体環境、対極20及び導
体38を介して再びポテンシオスタット40に戻る経路
に沿って伝達される。この間の電流密度は、導体34B
に接続された電圧計48を用いて測定される。
作用電極16Bとその微視的近傍(10−’am)に位
置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が、電圧計
50により測定された信号発生器42の設定電圧から、
基準電極18として機能する作用電極16Cとその微視
的近傍(約1O−6an以下)に位置する腐蝕性液体環
境の部分との間の既知の電圧を減算することにより算出
される。このようにして算出された過電圧が、SG式に
於けるPに対応する。
信号発生器42によりポテンシオスタット40に対して
既知の電流密度を伝達した場合と同様に、P(過電圧)
、IA(測定された電流密度)及び2つの既知のタフエ
ル定数から、第31図に示された腐蝕プローブ12の作
用電極16Bのく電流密度として表される)腐蝕速度を
SG式により計算することができる。
ポテンシオスタット40が垂下導体の第2の組から切り
離され、垂下導体の第3の組に電気的に接続される。
次に、別の既知の電圧が信号発生器42に設定されると
、垂下導体の第3の組に接続されたポテンシオスタット
40は、この電位差を、可変抵抗器46を有する垂下導
体34C1作用電極16C1作用電極16Cと基準電極
18との間のイオン電導性誘電性表面23、基準電極1
8及び垂下導体36を経てポテンシオスタット40に戻
る循環経路に沿って伝達する。この電圧のため、直流電
流としての電流密度が、可変抵抗器46を有する導体3
4C1作用電極16C1両作用電極16A、16B間の
イオン電導性誘電性表面23、腐蝕性液体環境、対極2
0及び導体38を介して再びポテンシオスタット40に
戻る経路に沿って伝達される。この間の電流密度は、導
体34Cに接続された電圧計48を用いて測定される。
作用電極16Cとその微視的近傍(10−6an)に位
置する腐蝕性液体環境の部分との間の過電圧が、電圧計
50により測定された信号発生器42の設定電圧から、
基準電極18とその微視的近傍(約10’am以下)に
位置する腐蝕性液体環境の部分との間の既知の電圧を減
算することにより算出される。このようにして算出され
た過電圧が、SG式に於けるPに対応する。
信号発生器42によりポテンシオスタット40に対して
既知の電流密度を伝達した場合と同様に、P(過電圧)
、IA(測定された電流密度)及び2つの既知のタフエ
ル定数から、第31図に示された腐蝕プローブ12の作
用電極16Cの(電流密度として表される)腐蝕速度を
SG式により計算することができる。
作用電極16A、16Bのみを有する第30図に示され
ている実施例の腐蝕プローブ12の、各作用電極16A
、16Bを構成する異なる金属のそれぞれの腐蝕速度を
測定する作動の要領は、第30図に示されたものと同様
であるが、腐蝕速度を測定するべき第3の作用電極16
Cが欠如している点に差異がある。従って、作用電極1
6Cの腐蝕速度をSG式により計算するために、第3の
既知の電流密度又は電圧を信号発生器42に設定する必
要がない。
また、第28図〜第33図に示された腐蝕プローブ12
を用いて、作用電極16A、16B及び16Cの腐蝕速
度を順次求めようとする場合に、作用電極16A、16
B又は16Cのいずれかについて2つのタフエル定数の
内、1つのみが既知である場合には、或いは2つのタフ
エル定数がいずれも未知である場合には、SG式を同時
に解くのに必要となる未知量を求めるために、1つ又は
2つのタフエル定数が未知であるような作用電極16A
、16B又は16Cのそれぞれについて、第2或いは第
3の既知の電流密度又は電圧を信号発生器42に設定し
なければならない。
第28図〜第33図に示された実施例の腐蝕プローブ1
2に於ては、1つのポテンシオスタット40及び1つの
信号発生器を用いて作用電極16A、16B(第30図
及び第31図)、16C(第31図)を構成する種々の
金属のそれぞれの腐蝕速度を順次測定しようとする場合
、1つの作用電極16について腐蝕速度を読み取り、測
定し、決定し、別の作用電極16を構成する金属につい
て腐蝕速度を読み取り、測定し、決定するために要する
時間は可及的に短いのが好ましく、前記したように1分
以下であるのが好ましく、特に10秒以下であるのが好
ましい。2つの作用電極16(例えば16A及び16B
)について腐蝕速度を約10秒程度の短時間で行なう場
合、腐蝕しつつある作用電極16の環境が、例えば腐蝕
しつつある作用電極16の表面上の水の膜を攪拌するよ
うな、過剰な負の電流に基因する水素ガス気泡の発生に
伴う人為的変化の影響を受けない。この攪拌作用は腐蝕
作用を有する酸の濃度を変化させる。
同様に、過剰な正の電流は、腐蝕しつつある作用電極1
6の金属面上の非水溶性酸化金属層の厚さを人為的に増
大させる場合があり、また過剰な正の電流は電極にピッ
トや割れ目を人為的に形成する場合がある。
本発明の更に別の実施例に於ては、(好ましくは第12
図〜第27図に示された実施例に基づく)腐蝕プローブ
12が、電気化学的に非活性な材利或いはその表面が電
気化学的に非活性であるかまたは非活性にされた材料(
例えば白金黒めつき)からなる作用電極16、基準電極
18等の電極及び(用いられる場合には)対極20を有
することにより、極めて高抵抗の流体について電気分析
的な測定を行うことができる。特に、表面が非活性であ
るような電極を用いる腐蝕プローブを、概ね非イオン電
導性の流体内に於ける活性材料を電気化学的に測定する
ために用いることができる。この測定は、流体の個々の
バッチに対しても、連続的に流れる流体に対しても実施
することができる。
また、IN蝕プローブ12は、非導電性材料を合成また
は取り扱う際にプロセスの流れをモニタするためにも有
用である。
作用電極16、基準電極18及び(用いられる場合には
)対極20の表面またはその内部に含まれる電気化学的
に非活性な林料は、一般に非イオン電導性流体に曝露さ
れた時に、電気分析的測定に於て用いられる電位の範囲
内に於ては概ね酸化または還元されないような任意の電
気化学的に非活性な材料であって良い。好ましくは、腐
蝕プローブ12に用いられる電気化学的に非活性な材料
は、金、白金、黒鉛、炭素などまたはその混合物からな
るものであって良い。特に電気化学的に非活性な材料と
しては白金がある。
概ね非イオン性である流体は、(実質的にイオン性の電
荷キャリアを含まない液体からなる)高いオーミック抵
抗を有する任意の液体であって良い。概ね非イオン電導
性を有する流体は少なくとも1つの相を有するものであ
って良い。適当な単相非イオン電導性流体としては、例
えば純水、純粋なテトラヒドロフラン(THF)、純粋
な酢酸等がある。また、二相非イオン電導性流体として
は、木灰と(原油等の)液体炭化水素との混合物がある
。本発明に基づく腐蝕プローブ12により電気分析的測
定を行うのに適する三和非イオン電導性流体としては、
例えばガス、水及び(原油等の)液体炭化水素の混合物
がある。
概ね非イオン電導性である流体は少なくとも1つの電気
的に活性であるが必ずしもイオン電導性でない要素を含
むような1つまたは複数の成分からなる混合体であって
良い。混合体全体並びにその個々の成分は、電気的に絶
縁性のものであることを要する。但し、電気的に絶縁性
の流体とは、作用電極16と対極20とがイオン電導性
表面23を有することなく互いに約0.641in(約
0゜025インチ)の間隔を置いて対峙しているような
第22図〜第27図に示されているとような作用電極1
6と対極20との間の名目的な抵抗値が2メグオ一ム以
上である場合を指すものとする。
電気的に絶縁性流体とは、イオン電導性流体の反対の性
買を有するものであると理解することができる。
混合体全体としてはイオン電導性であってもなくても良
い。概ねイオン電導性の流体であれば、公知技術に基づ
く装置であっても(本発明に基づく腐蝕プローブ12と
同様に)電気化学的な測定を行なうことができるが、非
イオン電導性流体、或いは混合体に対する電気化学的測
定、或いは上記したように定義される非イオン電導性流
体若しくは混合体に対する測定一般は、本発明に基づく
腐蝕プローブ12によってのみ可能となる。第14図及
び第15図に示された2つの電極を有する実施例及び第
22図〜第27図に示された3つの電極を有する実施例
に基づく腐蝕プローブ12は、少なくとも1つの電気的
に活性な要素を含む電気的に絶縁性の混合体中に於ける
、電気化学的に活性である成分を量的かつ質的に測定す
るために用いることができる。
電気的に絶縁性の流体或いは概ね非イオン電導性である
流体としては、例えばTHF、100%酢酸、純エチル
アルコール、純炭化水素、潤滑油等がある。典型的なイ
オン電導性流体としては、例えば海水、過塩素酸リチウ
ムが添加されたTHE、溶剤中に溶解する種々の塩(例
えばNaC1’、KCl等)、水等がある。
電気的に絶縁性或いは概ね非イオン電導性である物質、
流体、混合体(以下に於ては単に物質とのみ言及する)
に対する電気化学的な測定を行ない、その純度或いは質
を決定するためには、予め1組の較正点、較正表、較正
データ、較正曲線等(以下較正曲線と称する)を予め準
備しておく必要がある。白金電極を用いる第12図〜第
27図に示された腐蝕プローブを前記物質中に挿入し、
腐蝕プローブ12に対して一連の段階的に上昇或いは減
少する既知の電圧若しくは段階的に増大または減少する
一連の電流密度が供給される。このような既知の電圧若
しくは既知の電流に対して、それぞれ電流或いは電圧が
測定される。
概ね非イオン電導性である流体に於て電気化学的に活性
である物質について測定を行い較正曲線等を作成する際
の腐蝕プローブ12の動作を説明するために、腐蝕プロ
ーブ12に既知の電圧が加えられ、それに対する電流を
測定する場合を考える。同様に、既知の電圧に代えて既
知の電流若しくは電流密度)を供給することより同様の
較正曲線を作成し得ることは言うまでもない。説明の便
宜のために較正曲線が作成されるとしたが、同様の目的
のために、1組の較正点、較正表等を同様に作成し得る
ことは言うまでもない。
電圧対電流グラフにプロットされた一連の電圧7/電流
点と共に、それに対応する電気的に絶縁性若しくは非イ
オン電導性物質等の純度または質を電気化学的に試験す
るための腐蝕プローブ12と共に用い得るような較正曲
線若しくは直線(第42図に於けるAR(測定値>TH
F線)が作成される。このように、作成された較正曲線
に対応する種類の特定の物質の純度若しくは質を測定す
る際には、腐蝕プローブ12を電気化学的に試験される
べき物質中に挿入し、既知の電圧がプローブ12に伝達
され、このようにして伝達された既知の電圧に対する電
流を測定する。既知の電圧及びそれに対応する測定され
た電流値を、作成した較正曲線に比較対照する。既知の
電圧値に対する測定電流値が、較正曲線に於ける同一の
既知の電圧に対する電流値よりも大きい場合、同様の電
圧に対してより多くの電流が伝達されたことから、試験
された特定の物質が、電気的に活性な物質(或いはより
電気的に活性な物質)を含むことがわかる。
腐蝕プローブ12は、概ね非イオン電導性流体中におけ
る電気的に活性である物質を定量的に測定するために用
いることができる。予め、概ね非イオン電導性である流
体中に様々な量をもって含まれる電気的に活性な物質に
ついて一連の較正曲線を作成する。概ね非イオン電導性
である流体中に含まれる電気的に活性な物質の6景につ
いて、横軸に電気化学的に活性な物質の量をとり縦軸に
電流値をとったグラフ上に一連の電圧/測定電流点をプ
ロットする。この電気化学的に活性な物質対電流のグラ
フ上に第43図に示されるように、一連の定電圧曲線を
描く。一連の定電圧曲線及び腐蝕プローブ12を用いる
ことにより、それに対応する種類の概ね非イオン電導性
である流体を試験、分析し、それに含まれる電気的に活
性な物質の定量することができる。
このような試験を行うためには、プローブ12を概ね非
イオン電導性である流体中に挿入した後に一連の定電圧
曲線から選ばれた電圧を10−ブ12に伝達する。伝達
された電圧に対する電流が測定され、縦軸にプロットさ
れ、腐蝕プローブ12に伝達された電圧に対する定電圧
曲線との交点を求める。この交点に対する横軸の目盛が
、非イオン電導性流体中の電気的に活性な物質の1を表
わす。
この量の精度は、腐蝕プローブ12に他の定電圧曲線に
対応する1つまたは複数の電圧を腐蝕プローブ12に伝
達することにより検証することができる。これらの伝達
された電圧に対応する電流が測定され、同じように縦軸
上にプロットされ、次いで腐蝕プローブ12に伝達され
た電圧に対応する定電圧曲線との交点を求める。このよ
うにして、横軸上の位置として求められた電気化学的に
活性な物質の里が、前回の測定結果と一致する場合には
、先に求められた電気化学的に活性な物質の量が、少な
くとも1回の検証により確かめられることとなる。腐蝕
プローブ12により多くの種類の電圧を加え、より多く
の種類の測定電流を得て、それぞれ対応する定電圧曲線
との交点を求めることにより、測定の検証精度を一層高
めることができる。ただし、この場合、測定電流値を特
定の定電圧曲線に対応させることにより得られた電気化
学的に活性な物質の量が、先に同様に測定された電気的
に活性な物質の量と一致するものとす。
る。
概ね非イオン電導性である流体中に含まれる電気的に活
性な物質の量を求めるために一連の定電圧曲線を作成す
る代りに、横軸に印加電圧をとり縦軸に電流値をとった
グラフ上に、概ね非イオン電導性である流体中に含まれ
る電気的に活性な物質の一定及に対応する定濃度曲線を
描くことができる。濃度を段階的に変化させ、各一定濃
度について、種々の印加電圧毎に得られる電流値をプロ
ットすることにより、一連のこのような定濃度曲線を描
くことができる。
このような較正曲線を用いて物質の定量を行うためには
、プローブ12を概ね非イオン電導性である流体中に挿
入した後に、所定の成る電圧をプローブ12に伝達する
。伝達された電圧に対する電流が測定され、電圧及び電
流値に対応する点をプロットし、この点がどの較正曲線
に対応するかを判定し、判定された較正曲線から非イオ
ン電導性流体中の電気的に活性な物質の量が求まる。
上記に於て概ね非イオン電導性である流体(例えばTH
F>そのものについて、または1つの電気的に活性な物
質を含む概ね非イオン電導性である流体について較正デ
ータを作成する手順について述べたが(また更に以下の
例について更に詳しく後記するように)、較正データを
、2つまたは複数の電気的に活性な物質を含む非イオン
電導性流体について作成することができる。例えば、2
つの電気的に活性な物質を含む概ね非イオン電導性であ
る流体に一連の上昇する電圧を加える。印加電圧対測定
電流の直線は、電圧の増大と共に上昇するが、やがて電
圧値のある増大区間に亘って概ね一定となり、更に電圧
の増大と共に上昇する。
3つ以上の電気的に活性な成分が含まれている場合には
、印加電圧の上昇と共に測定電流値の一連の平坦部及び
上昇部が見られる。第2の電気的に活性な成分に対応す
る測定電流は、全体的な測定電流値から、第1の電気的
に活性な成分について上昇する電圧に対して測定電流値
が概ね一定となる第1の平坦部に於て測定された電流を
減算したものである。
この曲線が平坦化するのは、特定の電気的に活性な成分
の電気的に活性な分子がすべてプローブ12の端面に於
て電気化学的に変換(反応)されたためである。平坦部
に於て、電圧値を増大させても第1の電気的に活性な成
分或いは他の電気的に活性な成分が電極12の端面に到
達する速度が加速されない。従って、電流が概ね一定と
なる。
ここで、腐蝕プローブ12を用いて概ね非イオン電導性
の流体に於ける電気的に活性な成分を電気化学的に分析
する1つの方法を示したが、非イオン電導性流体に於け
る電気的に活性な成分を電気化学的に分析するために、
本発明に基づく腐蝕プローブ12を他の形態で用いるよ
うな他の手段(1行余白) (例えばポーラログラフィ、電圧測定法等)も本発明の
概念に含まれる。
更に本発明を以下に説明するが、ここで与えられている
距離、濃度、成分、温度、速度、時間等は単に例示のた
めに与えられたもので、本発明の範囲を何ら限定するも
のではない。電圧及び電流はそれぞれKeithly 
6t6 [)tgttal Electrometer
からなる電圧計50及び電池式Keithiy Ele
ctrometer )todel 600Bからなる
電圧計48により測定された。電流値は、可変抵抗器4
6を1メグオームとして測定した。(0,004μA)
のオーダの小さな腐蝕電流をも測定し得るべくノイズを
低減するために、全ての電子装置、ポンプ及びオートク
レーブは共通の接地線に接続された。これにより、40
%ブライン/原油混合体に於けるグラウンドループ電流
を名目上0,4μAに低減することができた。2%ブラ
イン/原油混合体に於ては、グラウンドループ電流は更
に−IC小さいレベルにまで低減された。概ね2のファ
クタをもってこのような残留電流を更に低減するために
、ガラスのライナが用いられた。更に残留した電流は、
電圧計48に於けるO電流に対する出力電圧を0に調節
することにより、はぼ完全に抑制することができた。作
用(サンプル)電極を内部的に接地しないポテンシオス
タットを用いることによってもグラウンドループ電流を
0に低減することができる。
これらの例に於ける腐蝕電流は、N、 Greene及
びR,Gandhiによる”Hateriats Pe
rf、  ”、 21.34(1982年7月)記載さ
れたコンピュータ曲線−数比の過程を用いて、SG式に
より算出された。典型的なタフエル定数はBA=70m
v/デゲード及びBC=110mv/デケードであった
。これらの定数は、特定の腐蝕過程に応じて定められる
もので、プローブの特定の設計条件に依存しないもので
ある。
第2図〜第11図に示された実施例の腐蝕プローブ12
については、電極間抵抗値が特定の原油、ブライン含有
量、攪拌速度及びプローブの形状の関数であったが、こ
れは電極−混合体境界面に於けるブラインの到達状況に
関連するものであるため、当然に予想されることである
。作用電極16と基準電極20との間の電極間抵抗の典
型的な値は次の第4表に示す通りである。
(以下余白) 基準電極18とその微視的的近傍に位置する腐・触性液
体の部分との間の所定の電位差は、前記したように電流
値が0である場合の作用電極16と基準電極18との間
の電位差として測定される。
同じく前記したように、電流を流すなめに必要となる追
加のemf (過電圧)を決定するのみでよい。第2図
〜第11図に示された実施例のプローブ12について、
基準電極18と特定の原油或いは原油/ブライン混合体
との間の所定の電位差は例えば次の第5表に示す通りで
ある。
(以下余白) −Q 響 v Q v 響 −−− 第12図〜第27図に示された実施例のプローブ12に
ついて、基準電極18と特定の原油或いは原油/ブライ
ン混合体との間の所定の電位差は例えば次の第6表に示
す通りである。
(以下余白) IVOo− 以下の例における高圧環境に於ける測定は、標準的な^
LItOC1aVe Engineering社製の2
’fJ、316ステンレス鋼オートクレーブに於て行っ
たものである。プローブは、標準的なswage+oh
 (商標名〉継手によりオートクレーブの底部から34
.9mm(1・3/8インチ)以内の位置に向けて挿入
された。圧力は、ソリッドステートセンサを有するAu
tOClaVOEngineering社製デジタルメ
ータModel T51+16−05−810により測
定した。CO2の圧力は53.4±1゜4kg/aag
(760土20psig)に保持された。温度制御は、
^utOclaVe Engineering社製温度
コントローラ”5olid 5tate C。
ntrO+ler #520  “により行った。この
ユニットによれば、温度を85℃(185下)に設定し
た場合、90分に亘って88.9℃〜76.7℃(19
2下〜170下)の間を変動する温度が得られた。これ
は腐蝕速度に対して無視し得るほどの影響を与えるのみ
であった。腐蝕速度のパラメ・−タの測定は、85.6
±1.7℃(186°±3下)に於て行った。測定を順
次行う場合には、ヒータへの電力の供給を手動により調
節し、この変動を約半分に押えた。
厄上刺 第6図、第7図及び第11図に示された実施例(7) 
7” 0−ブ12を、80℃のlOM−KOH(2時間
)による活性化を行った後及び行う前に、40%ブライ
ンを含むB原油について測定された電流−電圧曲線が第
34図に示されている。活性化前及び活性化後に測定さ
れた電流(μA)はそれぞれ−0,002及び−0,1
であって、その時基準電極18と作用電極16との間の
起電力(ボルト)は、活性化の前後に於て−0,732
及び−0,401であった。それぞれの場合に於て、基
準電極18と作用電極16との間の抵抗値は(メグオー
ム)0.8及び0.095であった。
基準電極18とその近傍に位置する原油内の部分との間
の起電力(ボルト)は、活性化の前で一〇。
266であって、活性化の後では一〇。017であった
。算出された腐蝕電流は、活性化の前後に於てそれぞれ
0.0002μA及び0.25μAであった。明らかに
、KOHにより処理を行なうことにより、ブライン/原
油混合体に対する電流反応が得られた。
泣λ男 K OHにより処理された平行な電極を用いるプローブ
12(第2図及び第3図に示された実施例)により、ブ
ラインを添加し、温度を上昇させ、二酸化炭素の圧力を
増大させることにより意図的により腐蝕性にされたB原
油に於ける腐蝕電流を測定した。以下の第7表は、第2
図及び第3図に示されたプローブ1.2の、顆次腐蝕性
の高いブライン/原油混合体に対する応答を示している
(以下余白) 40%ブライン/原油原油体は、二酸化炭素の圧力、温
度或いはブラインの割合を増大させるに従ってより強い
腐蝕性を有するようになる。測定された腐蝕電流は、混
合体の腐蝕性が高まるに従って増大する。
第3例 第6図、第7図及び第11図に示された実施例のプロー
ブ12をKOHにより処理して、概ね第2例と同じ実験
をB原油に対して行い、第8表に示されるような結果を
得た。
(以下余白) 垣ユ」 ・ 第35図には、第6図、第7図及び第11図に示さ
れたプローブ12を用いて、以下の第9表に与えられた
条件下、また85.0℃(185下)、53.4kg/
cig (760ps i g)CO2条件下のオート
クレーブ内に於て、4%ブラインを異なる割合で含むC
原油に曝露されたN80鋼の腐蝕電流対時間が示されて
いる。
(以下余白) リ   g    g    g    V    %
、/全ての場合に於て、始めは腐蝕過程が活発に行われ
るが、やがて腐蝕過程がやや抑制された定常状態に達す
る。第38図に示されたように、従来形式のクーポン重
1低減法によっても同様の結論が得られた。例えば、5
時間、B原油、ブライン40%、53.4kg/cdg
 (760ps i g)CO2,85,0℃(185
下)の条件下に於て印加電流が0.1μAの場合、測定
されたRとWとの間のemfが一〇。331■であって
、Rと液体中のプラチナ電極との間のemfが0.00
7ボルトであることが決定された。いずれの場合も、作
用電極16の表面はF e CO3により覆われていた
。53.4kg/cd1g (760ps ig)CO
2,85,0℃(185下)の条件下に於て、CO2に
より誘発された腐蝕が開始した後、約5乃至10時間の
後の腐蝕電流は第9表にも示されているようにブライン
の量の影響を温かながら受ける。
晟二ヨ 第36図には、第2図及び第3図に示されたプローブ1
2を用いて、以下の第10表に与えられた条件下、また
85.0℃(185下)、53゜41(g/ai1g 
(760ps i g>co2条件下のオートクレーブ
内に於て、4%ブラインを異なる割合で含むC原油に曝
露された低合金鋼の腐蝕電流対時間が示されている。
(以下余白) リ   リ    uuuu この場合も、初期には活発な腐蝕過程が進行し、やがて
腐蝕過程がやや抑制される。
1旦」 第37図には、第6図、第7図及び第11図に示された
プローブ12を用いて、以下の第9表に与えられた条件
下、また85.0℃(185下)、53.4kg/a1
g (760psig)CO2条件下のオートクレーブ
内に於て、4%ブラインを異なる割合で含むB原油に曝
露されたN80鋼の腐蝕電流対時間が示されている。2
2時間後のデータは、印加電流が+0,1μA、R,W
間で測定されたemfが−0,289ボルト、Rと液体
内pt、どの間の決定されたemfが+0.009ボル
トであった場合に計算されたものである。この場合も、
始めは腐蝕過程が活発に行われるが、やがて腐蝕過程が
やや抑制された不動態状態に達する。
第7例 以下の第11表に示すのは、第2図〜第11図に示され
た実施例のプローブ12により得られた腐蝕速度(11
倍された値)と従来の重量低減法により得られたものと
の間の比敦を示す。
(以下余白) CF1G’l    ψ 第2図〜第11図に示された実施例のプローブにより測
定された腐蝕速度は、クーポン重量低減法により測定さ
れた腐蝕速度に比例することがわかる。
玉旦刀 第24図及び第25図に示された実施例のプローブ12
を、80℃のIOM−KOH(2時間)による活性化を
行った後及び行う前に、40%のブラインを含むB原油
について測定された電流−電圧曲線が第39図に示され
ている。活性化前及び活性化後に測定された電流(μA
)はそれぞれ−0,002及び−0,1であって、その
時基準電極18と作用電極16との間の起電力(ボルト
)は、活性化の前後に於て−0,732及び−0゜40
1であった。それぞれの場合に於て、基準電極18と作
用電極16との間の抵抗値は(メグオーム)0.8及び
0゜095であった。基準電極18とその近傍に位置す
る原油内の部分との間の起電力(ボルト)は、活性化の
前で−0,266であって、活性化の後では−0,01
7であった。
算出された腐蝕電流は、活性化の前後に於てそれぞれ0
.0002μA及び0.25μAであった。
明らかに、KOHにより処理を行なうことにより、ブラ
イン/原油混合体に対する電流反応が得られた。
第旦ヨ 第24図及び第25図に示された実施例に基きかつKO
H処理されたプローブ12及び第6図及び第7図に示さ
れた実施例にプローブ12であって同じ<KOH処理さ
れたものを用いて腐蝕速度を測定した。いずれの実施例
のプローブも、8540℃(185下) 、53.4k
g/cdg (760psig)、CO2条件下に於け
るB原油内に置かれた。測定結果を以下の第12表に示
す。この場合、電極により表面積が異なるため、腐蝕電
流はμA/a1!を単位として与えた。
(以下余白) 雇上旦剖 第40図は、第24図及び第25図に示された実施例の
プローブ12及び第6図及び第7図に示された実施例の
プローブ12を用いて40%のブラインを含むA原油内
に置かれなN 8081i1の腐蝕速度一時間曲線を示
す。測定は、名目上85.O’C(185下)、53.
4kgz輸g (760psig)co2条件下に置か
れたオートクレーブ15内にて行われた。同時に、クー
ポン重量低減法によっても腐蝕速度が測定された。いず
れの場合も、初期に活発な腐蝕過程が進行し、やがて腐
蝕過程が抑制された定常状態に達する。明らかに、第2
4図及び第25図に示され本発明に基づく腐蝕プローブ
を用いて得られた電気化学的腐蝕速度は、第6図及び第
7図に示された本発明に基づくプローブにより得られた
ものよりもクーポン重量低減法により得られた値に近い
星上上倒 以下に示された第13表は、第24図及び第25図に示
された本発明に基づく改良された腐蝕プローブを用いた
改良された電気化学的方法により測定された平均腐蝕速
度(24時間)及びクーポン重量低減法により得られた
平均腐蝕速度を示す言うまでもなく、これら2つの方法
により概ね同様の結果が得られた。
(以下余白) へ へ 凭 嚢 chaX    ■   0 策よλ伝 、第26図及び第27図に示された腐蝕10−ブを、第
1図に示されたように、14゜1kg/cgig(20
0psig> 、65.6℃(150下)、12%CO
2,200P P m H2S環境にて12゜500バ
レル/日の流旦をもって噴出する油井のウェルヘッドか
ら6.1m(20フイート)離れた直径1.52m(6
インチ)の管の水平区間に於ける流れに対して直角に配
置した。腐蝕しつつあるワイヤの電気抵抗を測定する従
来形式の装置(腐蝕メータ)を前記腐蝕プローブと同様
に、但しただしウェルヘッドから3.05m (10フ
イート)の位置に配置した。毎日正午に7闇■の電圧を
ポテンシオスタットに設定し、名目上20秒を要して測
定を行った。電流値を測定し、それをmpy(ミル7年
)を単位とする腐蝕速度に変換した。公知技術の基づく
腐蝕メータに於ける腐蝕速度の読み取りを行なった。読
み取りを行う度に、含水i (Water Cut )
を容積%により求めた。各読み取り、較正結果及び決定
結果は日毎にプロットされた。このようにして得られた
プロットを第41図に示す。第37日及び第44日に於
けるプロットの中断は、読み取りを行い含水量を測定す
るべき現場の技術者が不在であったためである。
第7日及び第170に於ける容積%によって示された含
水量のプロットの中断は、現場の技術者がそのような測
定を行わなかったなめである。各プロットの中央に引か
れた線は傾向を示すための線である。
第41図に示された結果は、容積%により示された含水
量が増大するに従って、第26図及び第27図に示した
腐蝕プローブによる電流の読み取り値が、較正された腐
蝕速度に従って増大することを示している。公知技術に
基づく腐蝕速度の測定結果も同じく容積%により示され
た含水量の増大に応じて増大するが、従来技術に基づき
得られたプロットは、本発明に基づく腐蝕プローブによ
り得られたものよりも広い範囲に亘って分散していた。
第41図から、本発明に基づく腐蝕プローブは、従来技
術に基づく腐蝕メータよりも、容積%により示される含
水量の増大に応じて増大する・腐蝕速度をより敏感に、
安定にかつ精密に測定することができることがわかる。
星上旦」 このテストに於て用いられた腐蝕材は、窒素により脱気
された市販の標準的pH2緩衝溶液である。第28図〜
第33図に示された実施例の腐蝕プローブ12(複数の
作用電極16a、16B、等を有する)を用いて各作用
電極について腐蝕速度を測定した。複数種の金属からな
る作用電極を用いるプローブ12は、直径6.35mm
(0,25インチ)のN80mからなる棒を中心として
、縁外周に厚さ0.64nym(0,025インチ)の
フェノール樹脂からなる誘電性円筒体、厚さ0゜64m
m(0,025インチ)の316ステンレス鋼(SS)
からなる円筒体、厚さ0.64mm(0゜025インチ
)のフェノール樹脂からなる誘電性円筒体、厚さ0.6
4薗(0,025インチ)のN80鋼からなる円筒体及
び0.64mm(0,025インチ)の厚さを有するフ
ェノール樹脂からなる誘電性円筒体をこの順序で同心的
に配列してなるもので、その全体が316SSからなる
管により覆われていると共に、適宜保持材料60が用い
らせている。また、316SS管は、N80鋼リングの
腐蝕速度を測定するための対極20としても用いられ、
同じ<316SSリングが基準電極18として用いられ
ている。10ミリボルトの分極過程により5μAのカソ
ード電流が得られたが、これはN80鋼の14mpy 
(ミル7年)の腐蝕速度を表す。同様な腐蝕速度の測定
を、同様の溶液及び同様のプローブを用いて316SS
リングについて行った。この場合、316SSの表面に
於ける分極電圧が70ミリボルトであるのに対しカソー
ド電流が0゜1μAであったが、これはo、06mpy
の腐蝕速度に対応する。
皿上ユ」 第13例に記載されたプローブを用いて、85゜0℃ 
く 185下>  、 53. 4 kglcxlg 
 (760psig)CO2条件下のCO2−ブライン
−原油混合体に於ける2つの金属、316ステンレス鋼
及びN80鋼の/g蝕速度を測定しな。この混合体の抵
抗率が極めて高いため、フェノール樹脂製誘電性表面を
イオン電導性にする必要があった。誘電性表面の必要な
部分をイオン電導性にした後、1μAのカソード電流を
316SSリングに流した(二酸化炭素腐蝕剤を導入し
て20分後)。316SSリングに流された電流は31
ミリボルトの分極を発生し、これは1.3mpyの腐蝕
速度に対応する。N80mに対してSSリングの電位が
330ミリボルトであったことは、このSS材の表面が
不動悪状態にあることを示す。腐蝕過程のこのような初
期段階に於てのN80リングの分極は困難であったが、
これは腐蝕速度が1,000mpyより大きいことを意
味する。即ち、この低合金鋼の表面は活性状1県にあっ
た。CO2によりN80鋼を長期に亘って腐蝕させると
非水溶性の炭酸鉄からなる表面皮膜が形成されることが
知られている。この皮膜は、表面を非活性化し、腐蝕を
一層抑制する。24時間後、0.03μAの電流により
N 80 鋼を21ミリボルトに分極しなが、これは0
.06mpyの腐fi速度を意味する。
この場合も、ステンレス鋼の表面は非活性状態にあるこ
とが見出された。
!よ1月 第24図及び第25図に示された腐蝕プローブ12を、
カセイカリにより処理されたフェノール樹脂からなるイ
オン電導性誘電性表面23により基準電極18と作用電
極16とを互いに分離するようにして構成した。作用電
極16、基準電極18及び対極20を含む全ての電極は
白金を被覆した鋼により構成した。腐蝕プローブ12を
、較正曲線を作成するために、塩を含まない純粋なTH
F内に挿入しな、第42図に示されているように、作用
電極と基準電極16.18との間に1.3ボルトの電圧
を加えた時、約0.1μAの電流が白金被覆電極からな
る作用電極と対極16.20との間に流れな。同様に、
約2,8ボルト及び約3゜2ボルトの電圧を加えた時、
約0゜24μA及び約0.26μAの電流が測定された
。これらの3点を用いて、純粋で、塩を含まないTHF
について電圧−電流曲線が作成された。この曲線を用い
ることにより、純粋であると称されるTHF溶液(塩基
的に活性である材料を含まない)を、腐蝕10−ブ12
を用いて実際に純粋であるが否かをテストすることがで
きる。腐蝕プローブ12が純粋であると称されるTHF
溶液内に挿入され、所定の電圧が加えられ、電流が測定
される。電圧−電流点が第42図に示された純粋なTH
Fについての曲線の上側にプロットされた場合、与えら
れた所定の電圧に対して予想されたよりも多くの電流が
流れたことから、純粋であると称されるTHEが純粋で
なく、電気的に活性な材料を含むことが判定される。こ
のTHF溶液が実際に純粋であったとすると、電圧−電
流値をプロットすると、純粋なTHFについて作成され
た較正カーブ上にプロットされる。
星工旦」 第15例のTHF溶液に0.8%の水を添加した。第1
5例の腐蝕プローブ12を、このTHFlo、8%水溶
液内に挿入し、約0.4.0.8.1.2.1゜6.1
.9及び2.1ボルトの電圧を加え、0.2.0.4.
0.6.0,85.1゜05及び1.15μAの電流を
それぞれ測定しな。
これらの電圧−電流値をプロットすることにより、TH
Flo、8%水溶液について、第42図に示されるよう
な電圧−電流曲線が得られた。白金上の水分子を電解酸
化させ酸素ガスを形成し、同じく電解還元することによ
り水素ガスを形成する゛ことができる(即ち、水は「電
気化学的に活性」である)。
この曲線及び腐蝕プローブ12を用いることにより、T
HF/水溶液をテストし、その中に含まれる水の1を求
めることができる。電圧−電流値の点が第42図に於け
るTHFlo、8%水に対応する曲線の上側にプロット
されたとすると、所定の電圧をTHFlo、8%水溶液
に加えた場合よりも多くの電流が流れたことから、この
THF/水溶液は、0,8%の水よりも多くの電気的に
活性である成分を含むことがわかる。逆に、電圧−電流
値の点が第42図に於けるTHFlo、8%水に対応す
る曲線の下側にプロットされたとすると、所定の電圧を
’T’ l−I F / 0 、8%水溶液に加えた場
合よりも少い電流が流れたことから、このT HF /
水溶液は、0.8%の水よりも電気的に活性である成分
を少く含むことがわかる。更に、電圧−電流値の点が第
42図に於けるTHFlo。
8%水に対応する曲線上にプロットされたとすると、こ
のTHF/水溶液が、正確に0.8%の水を含むことが
わかる。
災よヱヨ 第15例の純粋な’I’HF溶液に0.2%の水を添加
し、腐蝕プローブ12をこの溶液に挿入した後、1.4
.1.8.2.2及び2.6ボルトの電圧を印加した。
この0.2%の水を含む溶液について得られた電圧−電
流値の点を第42図のグラフにプロットした。これらの
電圧に対して測定された電流は、第43図のグラフに示
したように約0.1μA以下であった。このTHFlo
、2%水溶液に更に水を添加し、最終的にTHFlo。
4%水溶液を形成した。このTHFlo、4%水溶液に
プローブ12を挿入し、腐蝕プローブ12に1.4.1
,8.2,2及び2,6ボルトの電圧を印加した。測定
された電流は、0,15.2゜5.3.0及び3.5μ
Aであった。この0.4%水溶液について得られた電圧
−電流値の点を第43図のグラフにプロットした。この
THFlo。
4%水溶液に水を更に加えてTHFlo。8%水溶液を
形成し、腐蝕プローブ12をこの溶液に挿入した後に前
記と同様の電圧を加え、それぞれ0.63.0.87.
0.99及び1.19μAの電流が測定された。この0
.8%の水を含む溶液について得られた電圧/電流値の
点を第42図のグラフにプロットし、同図に示されてい
るように印加された電圧(1,4ボルト、1.8ボルト
、2゜2ボルト及び2.6ボルト)についてそれぞれ曲
線を描いた。
明らかに、より多数の電圧値を印加して実験を行なえば
、更に多数の曲線を作成することができる。第43図に
与えられた任意の電圧値に対して測定された電流は、T
HFに含まれる水の量が多くなるに従って大きくなる。
測定される電流はTHFに添加された水の量に依存する
。第43図に示された一連の曲線及び腐蝕プローブ12
を用いることにより、THF/水溶液に含まれる水の量
を正確に定量することができる。例えば、腐蝕プローブ
12をTHF/水溶液内に挿入し、一連の曲線の内のい
ずれかに対応する電圧(1,4ボルト、1.8ボルト、
2.2ボルトまたは2.6ボルト)を印加する。例えば
1.4ボルトが腐蝕プローブ12に印加され、それに対
して約3.8μAの電流が測定されたとすると、1.4
ボルトに対応する曲線上の点であって、3.8μAの電
流値に対応する点をプロットする。このようにしてプロ
ットされた1、4ボルト曲線上の点は、第43図に於け
る点aとして表されているが、この点が、THF中に含
まれるト■20の量に対応する縦軸上の点に於ける0、
6に対応することがら、このTHF/水溶液には0.6
%の水が含まれていることがわかる。
この定量結果を検証するために、一連の曲線がら選択さ
れた他の電圧値を印加し、それぞれに対応する電流を測
定し、上記と同様に対応する電圧曲線上の点をプロット
する。1.8ボルト、2゜2ボルト、及び2,6ボルト
曲線上にプロットされた点が、第43図に於て示された
ように点b、点C及び点dであったとすると、これらの
点に対応する縦軸上の目盛から、いずれもT )I F
 /水溶液中に含まれる水の1が0.6%であることが
示され、前記した定量結果が検証される。このようにし
て、本発明に基づ(腐蝕プローブは、T HF/水溶液
内に含まれる水の量を正確に定量するために用い得る一
連の較正曲線を作成するために用いることができる。
第18例 第15例に記載されたものと同様の電極を0゜01%の
水を含むTHF内に浸漬した。腐蝕プローブ12に一定
の電圧2.5ボルトが印加され、2分後に流体中に除湿
剤を添加した(Linde 4A分子ふるい)。時間の
関数としての電流を第44図に示す。14分後に更に除
湿剤を追加した。除湿剤によりTHFから水を除去した
ことにより時間に対する信号電流の減少が第44図に示
されている。明らかに、腐蝕プローブ12はこの場合T
HFからなる電気的に絶縁性の流体中に於ける電気的に
活性である水の存在を検知している。
災エユ」 本発明の検証を、第15例に記載された腐蝕プローブ1
2を用いて、モータオイル即ちエンジンオイル(Qua
ker 5tate SAE 30 )内の水を電流滴
定法により定量した。第45図に示されているのが、こ
の場合468ppmのH2Oからなる所定の濃度の水に
ついて印加された電圧の関数として測定された電流を示
している。印加された電圧が大きい程、所定の濃度につ
いて測定された電流値が大きくなっている。
瓜ス旦適 第19例に記載されたモータオイルを用いて別のテスト
を行った。最終的に430ppmの水を含むようにこの
モータオイルに水を添加した。腐蝕プローブ12をこの
430ppmの水を含むオイル/水溶液中に挿入した後
、腐蝕プローブ12に0.2ボルトの一定電圧を印加し
た。この印加電圧に対して0,1μAの電流が測定され
た。更に多くの水をモータオイルに加え、このオイル/
水溶液が約620ppmの水を含むようにした。
再び、約−〇、2■の電圧をプローブ12に印加し、そ
れに対して約0.4μAの電流が測定された。更に水を
添加し、オイル/水溶液が約840ppmの水を含むよ
うにした。この溶液内に挿入された腐食プローブ12に
同じ<−0,2Vの電圧を印加し1.5μAの電流が測
定された。更に水を添加し、このオイル/水溶液が約9
50ppmの水を含むようにした。この950ppmの
水を含むオイル/水溶液内に腐食プローブ12を挿入し
た後、このプローブ12に約−〇、2■の電圧を印加し
、約4.2μAの電流が測定された。
このようにして第46図に示された曲線が得られたが、
この曲線は一定の印加電圧(−0,2V)に対するモー
タオイル中に含まれる水の量に対する測定電流の依存の
様子を示している。腐食プローブ12とこのような曲線
とを併用することにより、与えられたモータオイル中に
含まれる水の量を定量することができる。
例えば、含水量を求めるべきオイル/水溶液中に腐食プ
ローブ12を挿入した後、このプローブ12に−0,2
Vの電圧を加え、この電圧に対応する電流を測定する。
第46図に示された−0゜2■の曲線上にプロットされ
た測定電流に対応する点は、モータオイル中に含まれる
水の量をppmを単位として与える。このようにして、
オイル/水溶液(その含水量が定量されるべき)内に挿
入された腐食プローブ12に−0,2Vを印加したとき
に測定された電流が約2.5μAであれば、この測定電
流に対応する水の量は(第46図に破線で示したように
)約900ppmである。これは、このオイル/水溶液
内に900ppmの水が含まれていることを示している
第21例 本発明の基づく腐食プローブ12を用いて、サイクリッ
クポルタンメトリと呼ばれる電気分析手法を実施するこ
とができる。作用電極16に加えられる電圧を、成る値
から別の値に向けて通常は直線的に例えば100mV/
秒程度の速い速度をもって変化させ、次いで電圧値を再
び元の値に戻すようにする。このようにして得られた電
流−電圧値のパターンは液体相或いは電極材料に関する
情報を与える。ブラインを40容積%をもって含み53
.4kg/ai!g (760psig)CO2環境下
にある高度に腐蝕性の原油の混合体の中に置かれた低合
金鋼からなる電極について、第47図に示されたように
、腐蝕プローブ12をサイクリックポルタンメトリに適
用してみな。この原油の混合体は、電流を運ぶイオンを
含むが、1.000rprnの急速な撹拌を行ったため
イオン電導性の水の相が連続的な原油指向に孤立した液
滴として分散した。従って、この混合体の導電度は低く
、作用電極と基準電極との間に於て測定されたオーミッ
ク抵抗は1メグオームを越えていた。鋼からなる作用電
極16の電位は初めは一400mVであって、100m
V/秒の速度をもって900m■に高められ、再び同じ
速度もって100mVに下げられた。このようにして得
られた電流のパターン(第47図)によれば、200m
V以下の電位に於ては、この特定の組成を有する鋼は腐
蝕しないことが解る。(電流が陰極皮膜を形成する向き
である)、900mV/100mVの電圧スキャンが、
−400rriv/ 900mVのスキャンの線を交差
することから、この鋼の表面が、200mvに於ける自
然な腐蝕過程の一部としてピットを形成する傾向を有す
ることを示している。
策ス旦男 テストされるべき媒体は、85.0℃(185下) 、
53.4kg/cd[g (760psig)C02の
環境下におかれたオートクレーブ15内に於て、1,0
00rmpの速度をもって攪拌された(4%NACI>
ブラインを5容積%の割合で含む1.000m1の原油
内にN80#lからなるクーポンをおいた。プローブ1
2内の誘電体22はエポキシ樹脂からなり、イオン電導
性ではない。
サンプル電極16と基準電極18との間のオーミック抵
抗は、この実験条件下に於ては5.7〜8゜7メグオー
ムであった。界面活性剤としては、WITCO社により
−ITCPNATE  ”PIO−59′なる商品名に
て市販されている油溶性、イオン性アルキルアリルラウ
リルスルホン酸アミンを用いた。まずプローブ12をこ
の材料内に浸漬し、過剰な界面活性剤を水により濯いだ
後に、プローブ12をオートクレーブ15内に挿入しな
。開回路電圧が安定であったが、これはイオン電導性誘
電性表面23が正常に機能していることを示す。例えば
次の第14表に示すような安定な腐蝕速度の測定が行わ
れた。また、腐蝕速度対時間の関係は次の第15表に示
すようであった。
(以下余白) 第14表 時間         Ie(μA)      ボル
ト        mpy7分       0゜O−
,0027−20−,17817 第15表 時間(分)      mpy 0         5.540 このプローブ12は、第2図〜第11図に示された実施
例のプローブ12であって、第1表に示されたエツチン
グ剤により活性化されたものに置換した。このようにし
て測定された腐蝕速度は16mpyであったが、これは
界面活性剤により活性化されたプローブ12により得ら
れた値と概ね同一であった。この試験媒体中に於て、界
面活性剤により活性化されたプローブ12に於けるサン
プル/基準電極間の抵抗は0.1メグオームであった。
表面を研磨した後、オーミック抵抗は5゜7メグオーム
であって、開回路電圧は極めて不安定であって、電気化
学的な腐蝕速度の測定は不可能となった。これらの結果
は、界面活性剤が実際に誘電体22の表面を活性化し、
得られたデータが、流体相内に界面活性剤を注入したこ
とによるものではないことを示している。
!ヱ旦」 試験された媒体及び条件は前記した第22例と同様であ
った。用いられた界面活性剤は、GAF社により“’I
GEPAL ” CO170なる商品名により市販され
ているノニルフェノール系であってエトキシ化されたア
ルキルフェノールからなる、油溶性、非イオン性界面活
性剤であった。非活性状態のエポキシ誘電体を用いたプ
ローブをこの材料内に浸漬し、過剰な界面活性剤を洗い
落した後、プローブをオートクレーブ内に挿入した。前
記と同様に、開回路電圧が安定であって、電気化学的に
腐蝕速度を例えば次の第16表に示されるように測定す
ることができた。また、腐蝕速度対時間の関係は次の第
17表に示すようであった。
(以下余白) 第16表 時間        1e(μA)      ボルト
        mpy50分       0.0 
    −、00062          +、04
78      7第17表 時間(分)        mP3’ これにより非イオン性の界面活性剤も10−プを活性化
し得ることが解る。
上記に於て本発明を特定の実施例について説明したが、
種々の変形変更加えて本発明を実施し得るものであって
、場合によっては各実施例の特徴の一部のみを用いて本
発明をその概念から逸説することな〈実施することが可
能である。例えば、第48図〜第51図に示された実施
例の腐蝕10−ブ12に於て、基準電極18の機部は不
要であって、従ってそれを対極20により置換すること
ができる。言替えると、腐蝕プローブ12は2つの電極
(作用電極16及び対極20を用いるが、電極18は用
いない)と、これら両電極間に設けられたイオン電導性
誘電性表面23を有する誘電体22とのみからなること
となる。
本発明のこの実施例に関して、作用電極16と対極20
とが、イオン電導性の誘電性表面23を有する誘電体2
3により互いに分離されている。
対極20は、第49図に示された中央位置を占めること
ができる。或いは、第50図及び第51図に示されたよ
うに、作用電極16を中央に配置し、その周囲を対極2
0により囲繞することもできる。
本発明に基づくこの実施例の腐蝕プローブ12は、作用
電極16、対極20及びこれら両電極間に設けられたイ
オン電導性誘電性表面23を有する誘電体22に加えて
、端部32を有するシース30を含むものであって良い
(第50図及び第51図参照)。また、誘電体22まな
はその他のイオン電導性表面23を有していない材料を
対極20とシース30との間に配置することができる。
作用電極16及び対極20はそれぞれの端部24.28
に於て終息している。垂下導体34.38が作用電極2
4及び対極28の反対端部52.56にそれぞれ接続さ
れている。この実施例の腐蝕プローブ12を用いて腐蝕
性液体環境内におかれた作用電極16についての腐蝕速
度を求める手順は、作用電極16と対極20との間に一
定電流を流し、(基準電極に対する)作用電極16の分
極電圧Δφを測定する過程を含む。腐蝕速度は、(タフ
エル傾斜、分極電圧Δφ及び電極面積)に依存する変換
定数Kを分極電圧Δφにより除する・ことにより算出さ
れる。作用電極16の腐蝕速度定めるこの手順及び他の
手順については、the Technicai Com
m1ttee of the National As
5ociati。
n of Corrosion Engineers、
 Houston、 Texasによる’Electr
ical and Electrochemicai 
Methods for Determining C
orrosion [1ates“(articte 
N。
、 T−31−3(TCR) [)52 R1pd、 
)に更に詳しく記載されている。この記事及びこの記事
中に於て引用されている文献は本明細書を理解する上で
の参考文献となるものである。
本発明の更に広い概念によれば、上記した各実施例の腐
蝕プローブ12を、基準電極18に対する作用電極16
の電圧の変化を適宜選択しかつ維持するために、この電
圧の変化に対応するように作用電極16と対極20(ま
たは導体手段)の間に、基準電極18に対する作用電極
16の電圧の所定の変化を引起こすのに十分な大きさを
もって電流を流すように、任意の装置39または他の電
圧変化選択手段(当業者に知られた直流電源、ポテンシ
オメータ等)に電気的に接続することができる。電流測
定手段(電圧計48)は作用電極に流される電流値を測
定することができる。このようにして作用電極16につ
いての腐蝕速度を前記した記事に記載された方法を含む
前記した方法のいずれかを用いて判定することができる
。同様に、前記した実施例の腐蝕プローブ12のいずれ
であっても、作用電極16と対極20(または導体手段
)に所望の電流を流すために装置3つまたは周知の直流
電源、ポテンシオメータ等任意の電流選択手段に電気的
に接続することができる。電圧測定手段(電圧計50)
は、作用電極16と基準電極18との間の電圧を測定す
ることができ、次いで前記した手順のいずれかを用いて
作用電極16の腐蝕速度を算出することができる。
以上本発明をいくつかの特定の実施例について説明した
が、本発明は上記の実施例に限定されず、むしろ、当業
者であれば、本発明の概念から逸脱することなく、本発
明に対して種々の変更を加え得ることは云うまでもない
【図面の簡単な説明】
・ 第1図は、腐蝕液体環境内におかれた金属の腐蝕速
度を測定するための装置のための回路図と共に、腐蝕性
液体を搬送する管に挿入された腐蝕プローブを示す斜視
図である。 第2図は電極として複数の四角形の板を用いる形式の腐
蝕プローブの実施例を示す分解斜視図である。 第3図は、腐蝕プローブを囲続する円筒形のシース及び
腐蝕プローブをシース内にて保持するための保持材料を
有する第2図に示された腐蝕プローブの実施例の底面図
である。 第4図は、表面に化学的に結合されたイオン電導性の複
数のイオンを有する誘電性表面を備える誘電体の部分分
解縦断面図である。 第5図は正負のイオンを交互に有する誘電性表面を備え
る誘電体の部分分解縦断面図である。 第6図は3つの円筒形をなす電極の回りを囲繞する円筒
形のシースを有する形式の腐蝕プローブの実施例を示す
部分縦断面図である。 第7図は第6図に示された腐蝕プローブの実施例の底面
図である。 第8図は、円筒形のシースを有していない3つの円筒形
電極を有する腐蝕プローブの別の実施例を示す部分縦断
面図である。 第9図は、第8図に示された腐蝕プローブの実施例の底
面図である。 第10図は、円筒形のシースを有していない3つの円筒
形電極を有する腐蝕プローブの更に別の実施例を示す部
分縦断面図である。 第11図は3つの円筒形をなす電極の回りを囲繞する円
筒形のシースを有する形式の腐蝕プローブの別の実施例
を示す部分縦断面図である。 第12図は垂下導体に接続された作用電極及び基準電極
に加えて、破断して示したオートクレーブの壁に接続さ
れた第3の垂下導体を有する腐蝕プローブの別の実施例
を示す側面図である。 第13図は、垂下導体に接続された作用電極及び基準電
極に加えて、破断して示した腐蝕性液体を搬送する管の
壁に接続された第3の垂下導体を有する腐蝕プローブの
別の実施例を示す側面図である。 第14図は、基準電極を囲繞する円筒形の作用電極を有
する改良された腐蝕プローブの実施例を示す縦断面図で
ある。 第15図は、第14図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図であって、第13図の15−15線の面につい
て見た矢視図である。 第16図は、基準電極と作用電極と、これら両電極間に
位置しかつ負イオンが埋設されたイオン性表面と、前記
両電極を囲繞する円筒形のシースとを有する腐蝕プロー
ブの更に別の実施例を示す部分縦断面図である。 第17図は、第16図に示された腐蝕プローブの実施例
の部分縦断面図であって、但し、シース手段を備えてお
らず、正負のイオンがその表面に交互に埋設されている
。 第18図は、第12図の18−18線について見た横断
面図である。 第19図は、第16図の19−19線について見た横断
面図である。 第20図は、基準電極及び作用電極を囲繞する円筒形の
シースを有する腐蝕プローブの実施例を示す縦断面図で
ある。 第21図は、第20図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図である。 第22図は、3つの電極を有するが、円筒形のシースを
有していない腐蝕プローブの実施例を示す部分縦断面図
である。 第23図は、3つの電極及び円筒形のシースを有する腐
蝕プローブの実施例を示す部分縦断面図である。 第24図は、3つの電極及び円筒形のシースを有する腐
蝕プローブの別の実施例を示す部分縦断面図である。 第25図は、第24図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図である。 第26図は、3つの電極を有するが、円筒形のシースを
有していない腐−蝕プローブの別の実施例を示す部分縦
断面図である。 第27図は、第26図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図である。 第28図は、異なる金属からなる3つの作用電極を有す
る腐蝕プローブの実施例を示す部分縦断面図である。 第29図は、第28図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図である。 第30図は、基準電極と対極との間に異なる金属からな
る2つの作用電極を有する腐蝕プローブの実施例を示す
部分縦断面図である。 第31図は、基準電極と対極との間に異なる金属からな
る3つの作用電極を有する腐蝕プローブの実施例を示す
部分縦断面図である。 第32図は、異なる金属からなる3つの作用電極を有す
る、第28図の実施例の変形実施例の腐蝕プローブを示
す部分縦断面図である。 第33図は、第32図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図である。 第34図は、高温のK OHにより表面をイオン電導性
にする処理の前後に於ける第6図、第7図及び第11図
に示されたプローブについての腐蝕電流−電圧の曲線を
示す。 第35図は、53.4kg/ai!g (760ps 
ig)Co。、85℃(185下)環境下に於て異なる
割合でブラインを含む原油についての腐蝕電流/時間の
関係を示すグラフである。 第36図は、平行電極を用いるプローブについての、5
3.4kg/cy&g (760ps i g)C02
,85℃(185下)環境下に於て異なる割合でブライ
ンを含む原油についての腐蝕電流/時間の関係を示すグ
ラフである。 第37図は、53.4kg/cJg (760ps i
g)Co2.85℃(185下)環境下にあって40%
の割合でブラインを含む原油に於けるN80!11の腐
蝕電流/時間の関係を示すグラフである。 第38図は、53.4kg/cJg (760ps i
g)C02,85℃(185下)環境下にあって40%
の割合でブラインを含む原油に於けるN80#1の腐蝕
速度(重量減)7時間の関係を示すグラフである。 第39図は、この場合高温のKOHにより表面をイオン
電導性にする処理の前後に於ける第24図及び第25図
に示されたプローブについての腐蝕電流−電圧の曲線を
示す。 第40図は、第24図及び第25図に示されたプローブ
、第6図及び第7図に示されたプローブ及びクーポン重
量低減法についての、53.4b/ai1g (760
psig)CO2,85℃(185下)環境下に於て4
0%の割合でブラインを含む原油についての腐蝕速度(
mpy>/時間の関係を示すグラフである。 第41図は、14゜1)tg/al1g (200ps
 ig)、65.6℃(150下)、12%C02,2
00ppmH2S環境にて12,500バレル/日の流
星をもって噴出する油井に於ける、日毎のプローブのメ
ータの読取り値と、%含水量と、従来技術に基づく腐蝕
の度合とを示すグラフである。 第42図は、たまたま入手したTHF及び0゜8%の水
を添加しなTHFについて、印加電圧に対する測定電流
を示す較正曲線を有するグラフである。 第43図は、異なる割合で水を添加したTHFについて
、印加電圧に対する測定電流を示す定電圧校正曲線を有
するグラフである。 第44図は、純粋なTHFに0.01%の水を添加し、
次いで除湿剤を(Linde 4^分子ふるい)THF
に添加したときに、時間と共に低下する測定電流を示す
グラフである。 第45図は、一定の割合で水を含むモータオイルについ
て、印加電圧の関数としての信号電流を示すグラフであ
る。 第46図は、印加電圧が一定であるという条件下に於い
て、測定電流の含水1に対する依存性を示すために、測
定電流に対してppmを単位としてモータオイルに含ま
れる水の濃度を示すグラフ上に、一定の−0,2ボルト
の印加電圧曲線を示したグラフである。 第47図は、53.4眩/a1g (760psig)
CO2環境下に於て40%の割合でブラインを含む原油
内の低合金炭素鋼に対してプローブを用いて行ったサイ
クリックポルタンメトリーの曲線を示すグラフである。 第48図は、作用電極及び対極を有し、腐蝕性液体を搬
送する管の中に挿入されたプローブ、及びそれに接続さ
れた、腐蝕性環境内に於ける腐蝕速度を測定するための
装置の回路構成を示す斜視図である。 第49図は、対極を囲繞する円筒形の作用電極を有する
改良された腐蝕プローブの実施例を示す縦断面図である
。 第50図は、中央作用電極及びそれを囲繞する対極を円
筒形のシースにより更に囲繞してなる別の改良された腐
蝕プローブの実施例を示す縦断面図である。 第51図は、第50図に示された腐蝕プローブの実施例
の底面図である。 2・・・継手      3・・・バルブ4・・・管路
      5・・・蓋 6・・・ボルト     7・・・腐蝕性液体10・・
・装置     12・・・グローブ14・・・管  
    15・・・オートクレーブ16・・・作用電極
   18・・・基準電極20・・・対極     2
2・・・誘電体23・・・イオン電導性表面 24.26.28・・・端部 30・・・シース    32・・・端部34.36.
38・・・垂下導体 39・・・装M      40・・・ポテンシオスタ
ット42・・・信号発生器  44・・・導体46・・
・可変抵抗器  48.50・・・電圧計52.54.
56・・・反対端部 特許出願人 シティーズ・サービス・オイル・アンド・
ガス・コーホレイシコン 代   理   人  弁理士 大 島 陽 −坪1う
*shプローブシ一つ−lス1曳’htlン、ヅtll
閏プロフ噛−ルFIG、 36 風i弧↓/L (w+Py) ω PY \ノ                       
                         
−−J11〜4−+4−j、   、   、   。 IN 、、IJ Nl −−;t iJムもCコ A欽セ九 (μユ) 塁鴫印加電シー於1fシ目辺−X゛j奈加吃ルた゛1°
HT−シーフ〜1’lA4□−qン°*/y−電Oプロ
ア(−声腐4(電+u (−r/アンへ7) ¥4 九鎮電流(丸) FIG、 47 14(L 手続補正書(方式) 視午庁長官 小川邦夫殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第214985号 2、発明の名称 腐蝕速度の測定方法及び装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称     シティーズ・サービス・オイル・アン
ド・ガス・コーポレイション 4、代理人

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)腐蝕性液体環境中の金属の腐蝕速度を測定するた
    めの方法であって、 イオン電導性の表面を有する誘電性手段を備える腐蝕プ
    ローブを腐蝕性液体環境に接触させることを特徴とする
    方法。
  2. (2)腐蝕性液体環境中の金属の腐蝕速度を測定するた
    めの装置であって、 イオン電導性の表面を有する誘電性手段を備える腐蝕プ
    ローブを備えることを特徴とする装置。
  3. (3)腐蝕性液体環境内にあって金属等の腐蝕速度を測
    定するための腐蝕プローブ手段であって、少なくとも1
    つの基準電極と、少なくとも1つの対極と、少なくとも
    2つの作用電極と、各基準電極及び前記作用電極両者間
    及び各作用電極及び前記対極間に配設された誘電性手段
    とを有し、各基準電極及び作用電極間に配設された前記
    誘電性手段がイオン電導性表面を有することを特徴とす
    る腐蝕プローブ手段。
  4. (4)概ね非イオン電導性の液体中にあって電気化学的
    に活性である少なくとも1つの成分を検出するための方
    法であって、 (a)イオン電導性の表面を有する腐蝕プローブ手段に
    より、少なくとも1つの電気化学的に活性な成分を検知
    可能な程度には含まない概ね非イオン電導性の流体の第
    1のサンプルから、較正電位差の関数としての較正電流
    を含む較正データを得る過程と、 (b)前記腐蝕プローブ手段を、少なくとも1つの電気
    化学的に活性な成分を検知可能な量をもって含むことあ
    る概ね非イオン電導性の流体の第2のサンプルに投入す
    る過程と、 (c)前記腐蝕プローブ手段の2つの電極間に既知の電
    位差を加える過程と、 (d)この既知の電位差を加える過程に応じて前記過程
    (b)に於ける非イオン電導性の液体と前記腐蝕プロー
    ブ手段の前記電極の少なくとも1つとを通過する電流を
    測定する過程と、 (e)前記過程(c)に於て用いられたのと同一の電位
    差を用いて、前記過程(d)に於て測定された電流と前
    記過程(a)に於て得られた較正データから導かれる較
    正電流とを比較することにより、前記測定電流と前記較
    正電流との間の差として示されるような少なくとも1つ
    の電気化学的に活性な成分の存在を検出することを特徴
    とする方法。
  5. (5)概ね非イオン電導性の液体中にあって電気化学的
    に活性である少なくとも1つの成分を検出するための方
    法であって、 (a)イオン電導性の表面を有する誘電体により互いに
    分離された露出端を有する少なくとも2つの電極を備え
    る腐蝕プローブ手段により、少なくとも1つの電気化学
    的に活性な成分を検知可能な程度には含まない概ね非イ
    オン電導性の流体の第1のサンプルから、較正電流の関
    数としての較正電位差を含む較正データを得る過程と、 (b)前記腐蝕プローブ手段を、少なくとも1つの電気
    化学的に活性な成分を検知可能な量をもって含むことあ
    る概ね非イオン電導性の流体の第2のサンプルに投入す
    る過程と、 (c)少なくとも一方が前記過程(a)に於て言及され
    た電極と共通であるような、前記腐蝕プローブ手段の2
    つの電極間に既知の電流を加える過程と、 (d)この既知の電流を加える過程に応じて前記過程(
    a)に於ける非イオン電導性の液体と前記腐蝕プローブ
    手段の前記両電極間の電位差を測定する過程と、 (e)前記過程(c)に於て用いられたのと同一の電流
    を用いて、前記過程(d)に於て測定された電位差と前
    記過程(a)に於て得られた較正データから導かれる較
    正電位差とを比較することにより、前記測定電位差と前
    記較正電位差との間の差として示されるような少なくと
    も1つの電気化学的に活性な成分の存在を検出すること
    を特徴とする方法。 端を有する少なくとも2つの電極を備える腐蝕プローブ
    手段。
  6. (6)概ね非イオン電導性の液体中にあって電気化学的
    に活性である少なくとも1つの成分の量を検出するため
    の方法であって、 (a)イオン電導性の表面を有する腐蝕プローブ手段に
    より、少なくとも1つの電気化学的に活性な成分を既知
    の量をもって含む概ね非イオン電導性の流体の第1のサ
    ンプルから、較正電位差の関数としての較正電流を含む
    較正データを得る過程と、 (b)前記腐蝕プローブ手段を、少なくとも1つの電気
    化学的に活性な成分を未知の量をもって含む概ね非イオ
    ン電導性の流体の第2のサンプルに投入する過程と、 (c)前記腐蝕プローブ手段の2つの電極間に既知の電
    位差を加える過程と、 (d)この既知の電位差を加える過程に応じて前記過程
    (b)に於ける非イオン電導性の流体と前記腐蝕プロー
    ブ手段の前記電極の少なくとも1つとを通過する電流を
    測定する過程と、 (e)前記過程(c)に於て用いられたのと同一の電位
    差を用いて、前記過程(d)に於て測定された電流と前
    記過程(a)に於て得られた較正データから導かれる較
    正電流とを比較することにより、前記測定電流値が前記
    較正電流値よりも大きいことをもって前記過程(b)に
    於ける非イオン電導性流体中に存在する電気化学的に活
    性な前記成分の未知の量が前記過程(a)に於ける既知
    量よりも大きいことを検出し、或いは前記測定電流値が
    前記較正電流値よりも小さいことをもって前記過程(b
    )に於ける非イオン電導性流体中に存在する電気化学的
    に活性な前記成分の未知の量が前記過程(a)に於ける
    既知量よりも小さいことを検出する過程とを有すること
    を特徴とする方法。
  7. (7)概ね非イオン電導性の液体中にあって電気化学的
    に活性である少なくとも1つの成分の量を検出するため
    の方法であって、 (a)イオン電導性の表面を有する誘電体により互いに
    分離された露出端を有する少なくとも2つの電極を備え
    る腐蝕プローブ手段により、少なくとも1つの電気化学
    的に活性な成分を既知の量をもって含む概ね非イオン電
    導性の流体の第1のサンプルから、較正電流の関数とし
    ての較正電位差を含む較正データを得る過程と、 (b)前記腐蝕プローブ手段を、少なくとも1つの電気
    化学的に活性な成分を未知の量をもって含む概ね非イオ
    ン電導性の流体の第2のサンプルに投入する過程と、 (c)少なくとも一方が前記過程(a)に於て言及され
    た電極と共通であるような、前記腐蝕プローブ手段の2
    つの電極間に既知の電流を加える過程と、 (d)この既知の電流を加える過程に応じて、前記過程
    (a)に於ける前記腐蝕プローブ手段の前記両電極間の
    電位差を測定する過程と、 (e)前記過程(c)に於て用いられたのと同一の電流
    を用いて、前記過程(d)に於て測定された電位差と前
    記過程(a)に於て得られた較正データから導かれる較
    正電位差とを比較することにより、前記測定電位差値が
    前記較正電位差値よりも大きいことをもって前記過程(
    b)に於ける非イオン電導性流体中に存在する電気化学
    的に活性な前記成分の未知の量が前記過程(a)に於け
    る既知量よりも大きいことを検出し、或いは前記測定電
    位差値が前記較正電位差値よりも小さいことをもって前
    記過程(b)に於ける非イオン電導性流体中に存在する
    電気化学的に活性な前記成分の未知の量が前記過程(a
    )に於ける既知量よりも小さいことを検出する過程とを
    有することを特徴とする方法。
  8. (8)イオン電導性溶液を有する分散相を含む腐蝕性液
    体環境内に挿入されたときに腐蝕プローブ手段がイオン
    電導性表面を有するように前記腐蝕プローブ手段の誘電
    性表面を準備するための方法であって、 イオン電導性溶液を有する分散相を含む腐蝕性液体環境
    内に挿入されたときに前記腐蝕プローブ手段の前記誘電
    性表面がイオン電導性表面となるように、前記腐蝕プロ
    ーブ手段の前記誘電性表面を界面活性剤に接触させるこ
    とを特徴とする方法。
  9. (9)腐蝕性液体環境内に於ける金属の腐蝕速度を測定
    するための装置であって、 (i)少なくとも1つの第1の電極手段と、少なくとも
    1つの第2の電極手段と、少なくとも1つの第3の電極
    手段と、前記第1及び第2の電極両者間及び前記第2及
    び前記第3の電極両者間に配設された誘電性手段とを有
    し、前記第1及び前記第2の電極両者間に配設された前
    記誘電性手段がイオン電導性表面を有するような腐蝕プ
    ローブ手段と、 (ii)前記第1の電極手段、前記第2の電極手段及び
    前記第3の電極手段に接続され、前記電極手段のすべて
    が前記腐蝕性液体環境に接触したときに、前記第1の電
    極手段に対して前記第2の電極手段の電位が所望の度合
    の変化を行うのに十分な割合をもつて、前記第1の電極
    に対する前記第2の電極の電位が所望の電位差を有する
    ように電位差を選択しかつ保持するように、前記した電
    位差の変化に対応するように前記第2の電極及び前記第
    3の電極に電流を供給するための電位差変化選択手段と
    、 (iii)前記第2の電極手段に供給された前記電流の
    大きさを測定するための電流測定手段とを備えることを
    特徴とする装置。
  10. (10)腐蝕性液体環境内に於ける金属の腐蝕速度を測
    定するための装置であって、 (i)少なくとも1つの第1の電極手段と、少なくとも
    1つの第2の電極手段と、少なくとも1つの第3の電極
    手段と、前記第1及び第2の電極両者間及び前記第2及
    び前記第3の電極両者間に配設された誘電性手段とを有
    し、前記第1及び前記第2の電極両者間に配設された前
    記誘電性手段がイオン電導性表面を有するような腐蝕プ
    ローブ手段と、 (ii)前記第1の電極手段、前記第2の電極手段及び
    前記第3の電極手段に接続され、前記電極手段のすべて
    が前記腐蝕性液体環境に接触したときに、前記第2の電
    極手段と前記第3の電極との間に流れる電流の所望値を
    選択及び保持するための電流変化選択手段と、 (iii)前記第2の電極手段と前記第1の電極手段と
    の間の電位差の大きさを測定するための電位差検出手段
    とを備えることを特徴とする装置。
  11. (11)腐蝕液体環境中に置かれた金属等の腐蝕速度を
    測定するために用いられる腐蝕プローブ手段であって、 作用電極手段と、対極手段と、前記作用電極及び前記対
    極両者間に配置された誘電性手段とを有し、かつ前記誘
    電性手段がイオン電導性表面を有することを特徴とする
    腐蝕プローブ手段。
  12. (12)腐蝕液体環境中に置かれた金属等の腐蝕速度を
    測定するために用いられる腐蝕プローブ手段であって、 第1の電極手段と、第2の電極手段と、前記第1及び第
    2の電極両者間に配置された誘電性手段とを有し、かつ
    前記誘電性手段がイオン電導性表面を有することを特徴
    とする腐蝕プローブ手段。
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