JPS6313095Y2 - - Google Patents

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JPS6313095Y2
JPS6313095Y2 JP19898782U JP19898782U JPS6313095Y2 JP S6313095 Y2 JPS6313095 Y2 JP S6313095Y2 JP 19898782 U JP19898782 U JP 19898782U JP 19898782 U JP19898782 U JP 19898782U JP S6313095 Y2 JPS6313095 Y2 JP S6313095Y2
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JP
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wire
fixed
slack
fixed point
traction member
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JP19898782U
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JPS59104861U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、上端を固定した巻上げワイヤによ
つて台車を傾斜面上で昇降せしめる台車巻上装置
に用いられる上記ワイヤの弛みを検出する装置に
関するものである。
上述の台車巻上装置にあつては、台車の昇降は
巻上げ機等によりワイヤを一定量を連続的に巻上
げそして繰り出すことによつて行なわれる。台車
下降中、巻上げ機が連続的にワイヤを繰り出すに
も拘らず台車が何らかの原因で下降を停止してし
まうとワイヤは弛んでしまい台車は不安定にな
り、また弛みが比較的大きくなつたときに上記の
台車を停止していた原因が急になくなつてしまう
と台車が重力にまかせて落下状態になると非常に
危険である。
そこで従来、台車の下降中の異常特に上記ワイ
ヤの弛みを早期に発見するために、種々の対策が
試みられたがいずれも欠点を伴うものであつた。
例えば、先ず見張人を配置して常時監視すること
である。しかしこれでは人手が要るのみならず誤
認が多くまた長いワイヤにあつては異常の発見が
遅い。次に巻上げ機の巻き取りドラムにスイツチ
を設けドラムのワイヤの弛み垂下量が一定値にな
るとその弛んだワイヤの自重によりスイツチが作
動するようにしたものである。しかしこの方法で
は繰り出されたワイヤが長い状態ではワイヤの自
重が大きくて、ドラムでのワイヤの弛みが小さく
なり誤検出しまた信頼性に欠ける。さらには、ワ
イヤドラムの回転の適宜角位置にスイツチを設け
ると共に、上記各位置に対応する台車の位置にも
近接リミツトスイツチ等のスイツチを設け、上記
両スイツチの発する信号を突き合せてその誤差が
一定量以上のとき異常と判断するものがある。こ
の場合はスイツチの数を非常に多くしないと、検
出が断続になり突き合わせ時期の遅れのため早期
発見が困難となる。
本考案は、上述の従来の対索の欠点を一挙に解
消し、ワイヤの弛みを常時監視し異常発生時に直
ちに巻き上げ機にワイヤ繰り出しを停止せしめる
信号を発する台車巻上げワイヤの弛み検出装置を
提供することを目的とするものである。
本考案は斜面上で台車を昇降せしめるワイヤの
上端を固定し、該ワイヤの固定端の近傍に固定さ
れた定点とワイヤの上方部との間にワイヤを定点
方向に牽引する牽引部材を架設するとともに、該
牽引部材の定点方向の変位が一定値に達したとき
これを知らせる信号発生器とを備えることにより
構成される。以下詳細にこれを説明する。
牽引部材は、ワイヤを定点方向に引くように取
りつけられている。そしてその牽引力は、ワイヤ
の自重,台車の重量を勘案して後述の信号発生器
の信号発生時期と共に適宜決定されるが、少くと
も上記台車の重量以下でなくてはならない。定点
は特にその位置に限定はないが、台車が最上昇位
置にあつても台車を引き上げているワイヤを牽引
するに可能でなくてはならないので自ずとワイヤ
固定端近傍になる。したがつてここにいう近傍と
は上述の牽引が可能な位の範囲ということであ
る。
牽引部材としては、各種の流体圧で作動するシ
リンダ,引張りばね,あるいは一端がワイヤの上
方部に固定されそして定点に設けられた定滑車を
介して垂下される紐体の他端に重錘を取りつける
等の種段があるが、要はワイヤの弛み状態で変位
を生ずるようにワイヤを牽引するものであればよ
い。牽引部材の定点およびワイヤ上方部での取付
状態は、定点側にあつては固定あるいは回動可能
に、そしてワイヤ側にあつては固定あるいはワイ
ヤ上を摺動可能になしうるが、定点側が固定の場
合は牽引部材のワイヤとの取付位置がワイヤ弛み
状態にあるときのみ変位しうるので上記ワイヤと
は固定であつてもワイヤ上を摺動可能に取付けて
もよい一方、定点側が回動自在な取付けの場合は
ワイヤ側を摺動可能にするとワイヤの弛みがなく
とも定点とワイヤ側の取付位置との距離が最短に
なるように取付位置が移動し、これに伴い牽引部
材も変位してしまうので、ワイヤ側は固縛等によ
り固定取付でなくてはならない。
次に信号発生器は定点側に固定された任意の一
点と、牽引部材上の一点との距離、すなわち牽引
部材の定点方向の変位が一定値に達したとき信号
を発生するもの、例えば近接スイツチ,マイクロ
スイツチ等である。上記信号を発するときの牽引
部材の変位量、すなわち信号発生時期はワイヤの
弛みをどの位早く発見すべきかまたどの位まで弛
みを許容できるかによりその範囲が定められる。
そして上記信号発生器は巻上げ機のブレ−キにリ
レ−等を介して接続され、上記信号がブレ−キを
作動せしめるようになつている。
以上の構成の本考案について、以下図面にもと
づき実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例の装置が台車巻上げ装
置に取りつけられている図で、Aは牽引部材にエ
アシリンダを採用した台車巻上げワイヤの弛み検
出装置でエアシリンダのロツドの先端がワイヤC
の上方部の一点で固定されており、上端が固定さ
れている(固定端C0)ワイヤCは下方にて傾斜
上の台車Bの滑車を介して巻上げ機Dにより巻取
られている。該巻上げ機Dは台車Bの上昇・下降
時には一定量だけ連続的にワイヤCを巻取り・繰
り出しを行うようになつている。第2図は第1図
の弛み検出装置の構成を示す図である。1は牽引
部材となるエアシリンダ(以下「シリンダ」とい
う。)で、シリンダ本体11と、該シリンダ本体
を往復するピストン12と、該ピストンに連結さ
れたロツド13よりなつている。シリンダ本体1
1の上端は定点10まわりに回動自在に支持され
ており、ロツド13の下端はワイヤCの上方部の
一点13′で固定的に取付けられている。ロツド
13の下端近傍からは検出バー14が延出し途中
で屈曲してロツド13と平行に延びている。上記
検出バー14の先端には押圧子22が取付けられ
ている。一方シリンダ本体11の外面にはマイク
ロスイツチ21が取付けられており、該マイクロ
スイツチ21と上記押圧子22とで信号発生器2
を形成している。この信号発生器2は巻上げ機D
のブレーキを作動する図示しないリレー等に接続
されている。上記押圧子22の最下位置とマイク
ロスイツチ21の距離はワイヤの弛みの許容値に
対応するロツド13の変位量に設定されている。
3はシリンダ1のロツド13に牽引力を生じせ
しめるために、ロツド13が連結されているピス
トン12に空気圧を下方から作用せしめる空圧供
給管で、シリンダ本体11の下端に接続されてい
る。上記空圧供給管3は、一定圧力範囲の下限で
空圧をシリンダ本体11内に導入するリリーフ弁
32、フイルタ33そして開閉弁34を介して図
示しない圧力源に接続されている。そしてさらに
上記空圧供給管3には上記圧力源への管路に並列
に2つの管路が接続され、一方には上述の一定圧
力範囲の上限で空圧を外部に解放するリリーフ弁
35が取付けられ、他方には装置不使用時にシリ
ンダ内の空圧を解放するための圧力抜き用の開閉
弁31が取付けられている。
さらにシリンダ本体11の上端には、ピストン
12の上昇に伴つてピストンより上方の空気を放
出するための放出管4がフイルタ41を介して接
続されている。
次に上述のように構成された本実施例におい
て、ワイヤに弛みが生じたときどのようにこれを
検出するか以下説明する。
空圧供給管3に供給された空気圧は一定圧力範
囲の下限以上になるとリリーフ弁32が作動しシ
リンダ本体11のピストン12の下側に導入さ
れ、上限を超えるとリリーフ弁35が作動して放
出されるので、ピストン12には常に一定範囲の
圧力が上方に向け作用しており、その結果ロツド
13は上記範囲内のほぼ一定した力でワイヤCを
常に上方に牽引している。このときワイヤに弛み
が生じていたとすると、ロツド13は上記牽引力
により定点10まわりに首を振りながらワイヤC
を二点鎖線で示されるごとく引き上げる。すると
ロツド13に固定された検出バー14も上昇し先
端に取付けられた押圧子22はマイクロスイツチ
21に接近して行く。そしてワイヤの弛みが一定
値(許容量)を超えていると、押圧子22はマイ
クロスイツチ21に到達しこれに信号を生じせし
めるに至る。該信号は巻上げ機のブレーキを作動
させてワイヤの繰り出しを停止するのでワイヤの
弛みは許容値以上にはならない。
なお上述のピストン12の上昇時において、該
ピストン12より上方部のシリンダ本体11内の
空気は放出管4を通して放出されるので圧力は上
昇することはなく、ピストン12に作用する力
は、常に一定に保たれている。
またワイヤの弛みがなくなつたときはワイヤC
には台車Bの重量そしてワイヤの自重がかかり、
ロツド13を下方に引き戻すべく作用しその力は
ピストン12を上方に引き上げる空気圧による力
より大きいので、ロツド13は原位置に復帰す
る。
以上のように本考案は、ワイヤを常に牽引しワ
イヤが弛みがあるときには弛み量に対応して変位
する牽引部材と、上記変位量が一定許容値に達し
たとき信号を発する信号発生器とによりワイヤの
弛みを検出することとしたので、上記信号により
弛みが許容量になつたときに直ちに巻上げ機のブ
レーキを作動できるので、確実かつ迅速に台車を
停止させることができるので省力化そして安全性
が著るしく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の弛み検出装置を取
付けた台車巻上げ装置全体の概要図、第2図は第
1図における弛み検出装置及びこれに接続された
空圧回路の概要を示す図である。 1……牽引部材(シリンダ)、2……信号発生
器、10……定点、A……弛み検出装置、B……
台車、C……ワイヤ、C0……ワイヤの固定端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端が固定され斜面上で台車を昇降せしめるワ
    イヤの上記固定端近傍に固定された定点とワイヤ
    の上方部分との間にワイヤを定点方向に牽引する
    牽引部材を架設するとともに、牽引部材の定点方
    向の変位が一定値に達したときこれを知らせる信
    号発生器とを備えてなる台車巻上げワイヤの弛み
    検出装置。
JP19898782U 1982-12-29 1982-12-29 台車巻上げワイヤの弛み検出装置 Granted JPS59104861U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19898782U JPS59104861U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 台車巻上げワイヤの弛み検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19898782U JPS59104861U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 台車巻上げワイヤの弛み検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59104861U JPS59104861U (ja) 1984-07-14
JPS6313095Y2 true JPS6313095Y2 (ja) 1988-04-14

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ID=30424540

Family Applications (1)

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JP19898782U Granted JPS59104861U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 台車巻上げワイヤの弛み検出装置

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JPS59104861U (ja) 1984-07-14

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