JPS63129264A - 固気反応粉末の流動層式熱交換装置 - Google Patents

固気反応粉末の流動層式熱交換装置

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JPS63129264A
JPS63129264A JP27473986A JP27473986A JPS63129264A JP S63129264 A JPS63129264 A JP S63129264A JP 27473986 A JP27473986 A JP 27473986A JP 27473986 A JP27473986 A JP 27473986A JP S63129264 A JPS63129264 A JP S63129264A
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gas
powder
reaction
heat exchanger
heat
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JP27473986A
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博史 青木
宏之 三井
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固気反応粉末のtltilh層式熱交換装置
、更に詳しくは固気反応粉末の反応熱を蓄熱、ヒートポ
ンプ、冷房等へ利用するかあるいは反応ガスの貯蔵容器
として使用でき、特に粉末の熱伝達を良好にし固気反応
の進行を促進することのできる固気反応粉末の流動層式
熱交換装置に関するものである。
〔従来の技術〕
粉末の低熱伝導性に起因して粉末の固気反応は伝熱律速
となりやすい、この対策のための従来技術としては、伝
熱面積を増加させるだめの伝熱フィンを多数付加したフ
ィン付き管(1)th lECEC829197(19
82)、 N60)、粉体の有効熱体4度を改良するた
め熱の良導体と一緒に圧縮成形したもの(日本化学会年
会講演予稿集(1984)。
290)、粉体を攪拌する方法(特開昭57−9269
0)等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、フィン付き管では、フィンによる熱容量
の増加が生じたり、固気反応の繰り返しに伴ない固気反
応粉末が微粉化して容器下部に沈澱していき上部のフィ
ンが有効に作用しなくなる欠点がある。成形体では熱容
量の増加、反応の繰り返しに伴ないこわれてしまう欠点
がある。また、機械的に攪拌するためには大きな動力を
要し、ガスシールも必要になる欠点がある。
本発明は上記従来技術における問題点を解決するための
ものであり、その目的とすると0ろは固気反応粉末を使
用した固気反応における伝熱を改善し、反応をすみやか
に進行させる熱交換装置を提供する事にある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明の固気反応粉末の流動層式熱交換装置は
、温度や圧力等の条件の変化により可逆的にガスを吸蔵
・放出する粉末を、1対の熱交換器に充填し、1刀の熱
交換器の粉末を加熱してガスを放出させ、他方の熱交換
器内の粉末にこのガスを吸蔵させ、この時のガス吸蔵・
放出に伴う反応熱を利用する装置であって、該粉末を流
動化して熱交換を行なわせるための流動化ガス供給装置
を備えた事を特命とする。
本発明の装置は、従来技術の様な熱交換器のむだな熱容
量増加を伴わず、目的を達成するものである。
従来技術の問題点は、伝熱改善を熱伝導にのみたよって
いるため生じるものである。本発明では、従来技術では
欠点であった粉末であるという特徴を生かし、固気反応
粉末を機械的動力なしで積極的に流動化させ、粉末のも
っている顕熱移動を活発にし、対流熱伝達管促進し伝熱
教養をはかったものである。
本発明の装置の好ましい実施態様としては下記のものが
挙げられる◇ (1)流動化ガス供給装置が、反応ガスあるいは該反応
ガスと固気反応粉末に対して不活性なガスとの混合ガス
を供給するためのガス供給タンクと該粉末に吸蔵されず
熱交換器を通りぬけたガスの捕集タンクとからなる装置
(Ill  fi動化ガス供給装置が、反応ガスを可逆
的に放出あるいは吸蔵する固気反応粉末あるいはその成
形体を充填し、これを加熱あるいは冷却する事により流
動化ガスを供給あるいは貯蔵する熱交換器からなる装置
(iil+  1対の熱交換器の片方あるいは両方が多
段の熱交換器からなる装置。
(1v)  熱交換器の間及び/又は該熱交換器と流動
化ガス供給装置との間に、ガス流量及び/又はガス流路
制御手段を付与した装置。
(V)  流動化ガス供給装遁のガス供給系と補給系と
を流動I−熱交換器を介さない別の配管で結ぶことによ
り閉鎖循環系となし、この閉鎖循環系内にガスを循環使
用するためのポンプを設置した装置。
本発明の装置の大きさや形状等の注状は所望により適切
に選択する。又、その材質や個々の部品等は通常使用さ
れるものを用いることができる。固気反応粉末の種類も
特に限定されなG1゜〔作用〕 本発明の流動層式熱交換装置においては1方の流動層式
熱交換器に固気反応粉末を充填し、この粉末の流動化状
態を保ちつつこの粉末1こ外部熱媒体から吸熱させつつ
反応ガスを放出させ、他方の流動層式熱交換器に、この
反応ガスを発熱的に吸蔵する粉末を充填し、この反応を
流動化状態を保ちつつ進行させ、反応熱を熱媒体基こよ
り外部へ取り出す。
好ましい実施態様illの流動層式熱交換装置llGま
、流動化ガス供給装置が、流動化ガス(反応ガスあるい
はこれと粉末と反応せず被毒もしな0)ガスとの混合ガ
ス)を貯蔵する流動化ガス供給タンクと、反応に関与せ
ず、反応ガス放出9All及び吸蔵側熱交換器内を通り
ぬけてくるガスを捕集するタンクとからなり、これらの
タンク間で流動化ガスを移動させて反応を持続させる。
実施態様(illの流動層式熱交換装置は、流動化ガス
供給装置が、反応ガスを可逆的に吸蔵あるいは放出する
粉体を充填した一対の熱交換器からなり、一方の熱交換
器を加熱し反応ガスを放出させ、これt−流動化ガスと
して流動層式熱交換器に導入し、他方の熱交換器を冷却
し流動I―式熟熱交換器通りぬけてきた反応ガスを吸蔵
させ、流動状態を維持する。
実施態様(町のRwJ層式熱式熱交換装置反応ガス吸蔵
側及び放出側流動層式熱交換器の一方あるいは両方をf
7e個直列に接続し、反応ガスおよび流動化ガスを流す
様にしたものである。
実m悪様(]V)の流動層式熱交換装置は、多段にして
接続した流動層式熱交換器を結ぶ配管あるいは、これら
と流動化ガス供給装置とを結ぶ配管途中に、ガス流量制
御弁、ガス流路切り換え弁等を配し、反応の進行に応じ
て、ガス流量制御、流路切り換え等の制御を行う機構を
有する。
実施態様tVJの流動層式熱交換装置は、ガス流路を閉
鎖循環系(クローズドサイクル)にして、ガスが循環便
用できる構成になっており、循環ループの途中にポンプ
を設置して流動化ガスおよび反応ガスを連続的に循環さ
せて熱交換を行うものである。
〔実施例〕
以下の実施例において本発明を更に詳細に説明する。な
お、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
実施例1: 第1図は、流動化ガス供給装置にガス供給タンクと捕集
タンクを用いた固気反応粉末の流動層式熱交換装置であ
る。
このシステムは、固気反応粉末5,6を内部に充填し、
反応熱と熱交換する伝熱管3,4及びフィルター7.8
含それぞれ備えた流動層式熱交換器1及び2と、流動化
ガスを供給するためのガス供給タンク9と、熱交換器を
通りぬけてきたガスの捕集タンク10と、流路切り換え
バルブ11.12と、ストップ弁1).14と、ポンプ
(圧縮機)15と、これらをつなぐガス配管16とから
なる。図中、矢印はガスの移動方向を示す。
以下に、固気反応粉末として金属水素化物を用い、この
システムをヒートポンプサイクルに用いた場合について
説明する。第2図は、金属水素化物の水素化反応の温度
と平衡圧力との関係を示す線図で、2種類の線図が示し
である。
固気反応粉末5としては図の水素化物Iを選び、固気反
応粉末6には水素化物Iを選ぶ。流動化ガス及び反応ガ
ス(水素ガス)は、第1図に示す流路切り換えバルブ1
1.12により第1図の実線の矢印の様に流す。流動化
ガスは供給タンク9から流動ノ一式熱交*器1の下部へ
流11.込み、このガスは、層下部のフィルター72介
して均一に分散され、固気反応粉末5を流動化させ、粉
末層を高熱伝達状態に維持する。固気反応粉末5は、外
部熱媒体でTm近くに保たれているので、この状態での
水素化物粉末!の平衡圧力は図2のPAに近く、水素ガ
スが放出される。
放出された水素ガスはバルブ12を通り、流動層成熱交
換器2の下部へ流れ込み、フィルター8を介して均一に
分散され、水素化物粉末■を流動化し、高熱伝達状態を
達成する。この時、熱交換器2内の圧力は熱交換器1と
同程度になる。一方、金属水素化物粉末塁の水素化反応
の吸蔵平衡圧力は、温度−では、金属水素化物粉末Iの
水素ガス放出圧力より低いので、水素ガスは粉末用に吸
蔵され発熱する。この反応は、金属水素化物粉末■の温
度が上昇し、吸蔵平衡圧力が水素ガス放出圧力PBに等
しくなるまで進行する(第2図のA4Bで示す)。従っ
て、この反応熱を外部へ熱媒体により取り出せば、第2
図で示した様に高温Thが得られる。言い換えると、固
気反応を利用して、熱交換器1で温度Tmの熱をくみ上
げ、熱交換器2で温度Th (Th>Tm )で放出す
るヒートポンプサイクルが構築できる。熱交換器2で吸
蔵されずに通りぬけたガスは、バルブ12を通り、ガス
捕集タンク10へ貯蔵される。この反応は、水素ガスが
供給される限り、あるいは、規定の水素量の吸蔵あるい
は放出に達するまで継続する。ガス供給タンク9の圧力
あるいはガス量が減少した場合は、ストップ9P1),
14を開け、ポンプ15を作動させ流動化ガスあるいは
反応ガスの補給を行う。
場合によっては、ガス供給タンク9及びガス捕集タンク
10の片方または両方をなくし、ポンプ15を連続的に
作動させ流動化ガス8よび反応ガスを循環便用する事も
できる。この様にして規定の反応が終了すると、水素化
物粉末Iに吸蔵されていた水素ガスはほとんどすべて放
出され、水素化物粉末…に吸蔵された状態になるので、
再生サイクルにより水素化物粉末Hに吸蔵された水素を
水素化物粉末■へ戻す必要がある。この再生サイクルで
の水素ガスは第1図の黒縁の矢印の様に流れる。すなわ
ち、熱交換器1には温反Tlの冷水(Tz<Tm)を流
し、熱交換器2には温度Tmの熱媒体を流す。これによ
り水素化物層温度の平衡圧力Pc (第2図参照)は、
水素化物粉末■の平衡圧力PDより犬となるので、ヒー
トポンプサイクルとは逆に、水素化物粉末…から水素が
流動しながら放出され、この水素ガスが水素化物粉末!
に吸蔵され、熱交換器を通りぬけたガスは捕集タンクに
貯蔵される。この再生サイクルが終了後熱媒体を切り換
えれば、ヒートポンプサイクルの作動が可能となる。
本実施例は、水素化物層の流動化により、水素化物の水
素化反応を用いたヒートポンプの熱効率(cop)同上
をはかったものである。水素化物は微粉のため熱伝導率
が非常に小さいため、これを用いたヒートポンプを構築
した場合にその性能の良否を決定する最大の要因は、水
素化物層の熱抵抗である。従来、この熱抵抗低減の手段
としては、拡大伝熱面の形成、伝熱促進材の添加あるい
はこれとの圧縮成形、焼結等の手段が用いられているが
、これらの手段は、無駄な熱交換器熱容量の増加を招き
、その割に熱抵抗の減少が少なく、結果的に熱出力の増
加は少なく、COPの低下を招く事さえある。また、作
業工程が増えコストも上昇する。これに対して本実施例
によれは、これまで欠点であった微粉末であるという特
徴を生かし、非常に簡単な構造で流動化により水素化物
層の熱抵抗が非常に小さくでき(充填層に比べて1ケタ
小さい)、なおかつ、水素化物層温度も一様化される。
これにより低コストで熱効率向上がはかれる。
なお、本方式の流動層式熱交換器システムを2組以上用
い、順次ヒートポンプサイクル(再生サイクル)を行な
えは、ヒートポンプの連続運転が可能となる。
実施例2: W、3図は、流動化ガス供給装置として、加熱・冷却に
より反応ガスを可逆的に放出・吸蔵する粉末を充填した
熱交換器な用いた流動層式熱交換装置である。固気反応
粉末に金属水素化物を用い、本装壇を用いたシステムを
冷凍サイクルとして作、動させた場合の実施例を第3図
及び第4図を用いて説明する。流動層式熱交換器1には
第4図の水素化物粉末■を、流動層式熱交換器2には水
素化物粉末■を充填し、伝熱管4には、温度Tmの熱媒
体を流す。流動化ガス供給用熱交換器20内に充填した
水素ガスを充分に吸蔵している金属水素化物を伝熱管2
2で加熱し、水素ガスを放出させ、バルブ11を介して
流動層熱交換器1の下部へ導入し、水素化物粉末Iを流
動化する。この際、粉末lは伝熱管3内を流れる冷媒か
ら熱を奪い水素ガスを放出する。
この放出水素ガスはバルブ12を介して流動層式熱交換
器2の下部へ導入され、水素化物粉末Ilを流動化しな
がら粉末1を吸蔵される。この際の反応熱は伝熱管4t
−流れる熱媒により外部へ取り出す。従って、この反応
は、粉末】の放出平衡圧力が粉末層の水素ガス吸蔵平衡
圧力よりも大きい間は進行するので、伝熱管3を流れる
冷媒は第4図のTt近くまで冷却され、冷凍サイクルが
できる。吸蔵されずに熱交換器2を通過した水素ガスは
、熱交換器21円に充填された金属水素化物を冷却して
吸蔵される。所定の反応が終了したあとは、実施例1の
ヒートポンプと同様に金属水素化物の再生を行う必要が
ある。再生サイクル(第4図のC−+Dで示す)では水
素ガス流路を第5図の点線の様に切り換え、伝熱管4に
は高温Thの熱媒を流し水素化物粉末lを加熱して水素
ガスを放出させ、この放出水素ガスを熱交換器1へ導き
、伝熱管3に温度Tmの熱媒を流し、水素化物粉末Iを
冷却する事により水素ガスを吸蔵させる。水素ガス移動
が完成すれば、次の冷凍サイクル運転が可能な状態とな
る。
本実施例によれは、流動化のためのガス供給・捕集タン
クが不要となり、高密度水素貯蔵ができる金属水素化物
を供給装置に用いる事により、装置のコンパクト化がは
かれる。更をこ、金属水素化物の水素ガス吸蔵・放出圧
力は、水素化物の温度コントロールにより任意にfA節
できる利点がある。これにより、実施例1で必安であっ
たポンプも省く事ができる。従って、第6図には示して
ないが、水素ガス流路切換、熱交換器20.2tの加熱
・冷却コントロールにより、熱交換器21をガス供給に
、熱交換器20をガス捕集にも使用できる。本システム
を21#i以上設ければ、実施例1と同様連続運転可能
な事は言うまでもない。
実施例3: 第5図は流動層式熱交換器を多段にして使用した場合の
本装置の実施例の1例で、反応ガス流路切り換え弁、ガ
ス流量1tlJ御弁を備えている。
実施例1,2同様、固気反応粉末として金属水素化物金
剛い、本装置でヒートポンプ運転し′fc場合の実施例
を第5図を用いて説明する。個々の流動ノ一式熱交換器
の機能は実施例1と同様で、ヒートポンプサイクルでは
、図のla、1b。
IC,1dが水素放出側流動層式熱交換器2a、2b、
 2c、 2d カ水素’jljt蔵1411flt動
1m式熱交換器である。30aへid及び31a 53
1dはガス流量制御弁、32a〜32d及び55jL〜
33dは反応ガス流路切り換え弁である。流動化ガス供
給タンク9から流れでたガスは、バルブ54a−54d
のいずれか金通り、流動層式熱交換器1a〜1dのいず
れかの底部へ流れ込む。ここではバルブ34aを通り熱
交換器1aにまず流れ込む場合について説明する。要求
熱負荷が小さい時は、熱交換器1aのみt−加熱し、流
動化状態の下で流量側(2)弁307kにより必要量だ
け水素ガスを放出させ、流踏切り換え弁32aを介して
水素吸蔵側の熱交換器たとえば熱交換器2aに導入し、
内部に充填した水素化物粉末6aに吸蔵させ、発#1t
を伝熱’ff 4 aを介して外部へ取り出す。余剰ガ
スは、流量制御弁31a1流踏切り換え弁33a、バル
ブ1)を通り捕集タンクへ戻す。要求熱負荷が大きい時
は、熱交換器1aだけでなく複数の熱交換器例えば1a
、1b、ICに温水を訛し、多量の水素ガスを放出させ
、これを複数の水素吸蔵側熱交換□□□たとえば2a、
2b、2Cに導き、水素化物粉末に水素を吸蔵させ、大
量の熱を発生させ熱負荷に対応させる。この際の水素ガ
ス流れは、吸蔵側あるいは放出側熱交換器をそれぞれ直
列に接続して流量制御しても良いし、バルブ34a、 
54b、 Sac、 S6&、 36b、 56C’i
開き、それぞれ独立に流量制御することもできる。この
様に、熱交換器の段数及びガス流t ?!ill #に
よリ、広範囲の熱負荷に容易に対応でき滑らかな熱出力
が得られ、更に、第2図に示すヒートポンプサイクルと
再生サイクルを、同時に進行させる事も可能となる。具
体的には、例えは今、放出側では熱交換器1a、1bが
作動中で、吸蔵側では熱交換器2a、2bが作動中とす
る。1a、2aでの反応が終了に近づくと2aでの熱出
力が低下しはじめるので30の温水t−流し水素ガスを
放出させ、熱交換器2Cに必要な水素を流しはじめ、1
aの熱出力低下分を補う。1a、2sLでの反応がほぼ
終了し、2aでの熱出力があるレベル以下になった時点
で、1a、2aへの水素ガス供給を停止し、伝熱管6a
に冷媒を流し水素化物粉末5aを冷却し水素ガス吸蔵可
能な状態(第2図のD点)にする。伝熱管4aには温水
(’rm)を流し水素化物6aが温度低下しない様にし
水素放出可能な状態にする(第2図の0点)。適当な時
期に、ガス流路切り換え弁55Cから捕集タンク10へ
戻っていたガスを、バルブ1)を閉じ、流路切り換え弁
33dから、熱交換器2aの底部へ導き、水素化物6a
を流動化し、水素ガスを放出させ、このガスを切り換え
弁33aを介し、バルブ35aを開は熱交換器1aに導
入し、水素化物5aに吸蔵させ、余剰ガスに切り換え弁
32aを介して捕集タンク10へ戻す。この様にして水
素化物粉末5a。
6aの再生が完了する。これら一連の過程を反応が終了
したものから順次行なっていけは、連続的なヒートポン
プ運転が可能となる。ポンプ15は捕集タンクのガスを
供給タンクに昇圧して戻すためのもので、適宜運転すれ
ば艮い。また、タンクをなくしポンプを連続的に作動さ
せ、循環便用も可能である。なお、一連のバルブ操作、
流路切り換え等は水素化物温度、ガス圧、流量等を検出
すれば容易に自動制御する事ができる。
さらに、多段熱交換システムにおいては、熱交換器内部
に充填する粉末の種類を適宜選択する事により、任意の
温度レベルの熱出力が可能である。ガス放出側の1段目
の熱交換器を、流動化ガス供給用の熱交換器として作動
させ、ガス吸蔵−の最終段の熱交換器をガス捕集用に作
動させれば、ガス供給タンク、ガス捕集タンク。
ポンプ等を省略する事もできる。
〔発明の効果〕
上述のように本発明の固気反応粉末の流動層式熱交換装
置は、温度や圧力等の条件の変化により可逆的にガスを
吸蔵・放出する粉末を、1対の熱交換器に充填し、1方
の熱交換器の粉末を加熱してガス管放出させ、他方の熱
交*i内の粉末にこのガスを吸蔵させ、この時のガス吸
蔵・放出に伴う反応熱を利用する装置であって、該粉末
を流動化して熱交換を行なわせるための流動化ガス供給
装置を備えたものであるため、以下の示す檀々の効果を
奏する。
すなわち本発明の装置によれば、機械的な攪拌操作なし
で粉体を流動化でき、伝熱機構に粉体の顕熱移動が加わ
るため、伝熱性能が大きく改善される。このため、従来
の粉体反応操作で問題点の1つであった反応の伝熱律速
状態が回避でき、反応の進行が促進できる。これに伴な
い反応熱の外部熱媒体との出し入れ速度も同上し、固気
反応の効率化がはかれる。
更に本発明の実施態様の効果について詳述する。
実施態様(1]の熱交換装置によれば、粉体の流動化が
、流動化ガス供給タンクと捕集タンク間の圧力差番こ基
づくガス移動で達成され、非常に簡単な機構で流動層式
熱交換が可能となる。
実施態様(11の熱交換装置mによれは、流動化ガスの
貯蔵が、流動層式熱交換器内に充填した粉体と同様の反
応を行なう粉体を充填した一対の熱交換器でなされてお
り、一方の熱交換器を加熱し粉体から流動化のための反
応ガスを放出させ、他方の熱交換器を冷却し、流動層式
熱交換器を通りぬけてきた反応ガスを粉体に吸蔵させ捕
集する。粉体に貯蔵する事により高圧でガスを貯蔵する
必要がなく、コンパクト化がはかれる。更に、加熱・冷
却温度の調整により、流動化ガスの供給圧力及び捕集圧
力を任意に設定できる。
実IIfA態様1ii1)の熱交換装置によれば、流動
層式熱交換器を多段化する事により、反応ガス放出側で
は後段になるに従い流量が壇太しある流量までは熱伝達
が改善され、反応ガス吸蔵側では1段目で吸蔵されずに
通りぬけた反応ガスが後段で吸蔵され反応ガス利用の効
率化がはかれる1実施態様(1v)の熱交換装置によれ
ば、ガス流量調節機能により過大のガスが流れる事を防
止できる。流動層では、ある範囲内では流動の増加とと
もに伝熱性能が向上するが、それ以上では逆に性能が低
下する。従って、ガス流量制御機能により常に最大伝熱
性能が維持でき、更にガス流量により伝熱性能が制御で
き、所要の熱出力が祷られる。又、反応の進行状況に応
じて、ガス流路切り換え機能により、反応が終了あるい
はほぼ終了した流動層式熱交換器へのガスの導入をやめ
、後段の熱交換器へ直接入る様に切り換え、更に全段の
うちt要な帽勤膚式熱交換器にのみガスを導入する様に
する事により、無駄な圧力損失、熱出力が省略でき、シ
ステムの効率アップがはかれる。
実施態様(vlの熱交換システムによれは、ポンプによ
り反応ガス8よび流動化ガスが循環便用、 ができるた
め、流動化ガスの貯蔵型が非常に少なくて済みコンパク
ト化できる。場合によって) は、流動化ガスの貯蔵・
捕集容器は年債となる。
又、ポンプ吐出量により熱出力制御も可能となる。
【図面の簡単な説明】
′1)1IJ1図は本発明の固気反応粉末のallJl
l部層換装置の一実施例の概略構成図、 第2図は本発明の装置を用いるヒートポンプサイクル原
理図、 第3図は本発明の装置の別の実施例の概略構成図、 第4図は本発明の装*を用いる冷凍サイクル原理図、 第5図は本発明の装置の更に別の実施例の概略構成図で
ある。 図中、 1、2.20.21・・・熱交換器  594.229
25・・・伝熱管5.6・・・固気反応粉末 7.8・
・・フィルター9・・・ガス供給タンク   10・・
・ガス捕集タンクi 1 、12.548〜3Ja、 
35a〜35d、 36ax 36d ・・−バルブ1
).14  ストップ弁  15・・・ポンプ16・・
・ガス配管 50ax30d、 31a〜51d・・・
流量制御弁32a=32d、 33aS33d・・・流
路切り換え弁特許出願人 猷会社豊田中央研究所 第1図 第2図 1/T(1/に) 温度の芝数 第3図 20.21−・・・熱又捜容     22,23−・
・イ云執管牙4図 1/T(1/K)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度や圧力等の条件の変化により可逆的にガスを
    吸蔵・放出する粉末を、1対の熱交換器に充填し、1方
    の熱交換器の粉末を加熱してガスを放出させ、他方の熱
    交換器内の粉末にこのガスを吸蔵させ、この時のガス吸
    蔵・放出に伴う反応熱を利用する装置であって該粉末を
    流動化して熱交換を行なわせるための流動化ガス供給装
    置を備えた事を特徴とする固気反応粉末の流動層式熱交
    換装置。
  2. (2)流動化ガス供給装置が、反応ガスあるいは該反応
    ガスと固気反応粉末に対して不活性なガスとの混合ガス
    を供給するためのガス供給タンクと、該粉末に吸蔵され
    ず熱交換器を通りぬけたガスの捕集タンクとからなる事
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の固気反応
    粉末の流動層式熱交換装置。
  3. (3)流動化ガス供給装置が、反応ガスを可逆的に放出
    あるいは吸蔵する固気反応粉末あるいはその成形体を充
    填し、これを加熱あるいは冷却する事により流動化ガス
    を供給あるいは貯蔵する一対の熱交換器からなることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の固気反応粉
    末の流動層式熱交換装置。
  4. (4)1対の熱交換器の片方あるいは両方が多段の熱交
    換器からなる事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の固気反応粉末の流動層式熱交換装置。
  5. (5)熱交換器の間及び/又は該熱交換器と流動化ガス
    供給装置との間に、ガス流量及び/又はガス流路制御手
    段を付与した事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    ないし第(4)項のうちいずれか1項記載の流動層式熱
    交換装置。
  6. (6)流動化ガス供給装置のガス供給系と補給系とを流
    動層熱交換器を介さない別の配管で結ぶことにより閉鎖
    循環系となし、この閉鎖循環系内にガスを循環使用する
    ためのポンプを設置した事を特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項ないし第(5)項のうちいずれか1項記載の
    流動層式熱交換装置。
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