JPS6312763A

JPS6312763A - 絹繊維製品の変色防止方法

Info

Publication number: JPS6312763A
Application number: JP15836186A
Authority: JP
Inventors: 小浜　和夫; 泰三中村
Original assignee: Meisei Chemical Works Ltd
Current assignee: Meisei Chemical Works Ltd
Priority date: 1986-07-04
Filing date: 1986-07-04
Publication date: 1988-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、絹繊維製品が大気中で経口的に変色するのを
防止するための処理方法に関するものである。

従来技術絹繊維製品は、優雅な光沢、風合を有する高級な繊維製
品として、古くから幅広く使用されている。しかし、絹
繊維製品は耐光性が悪く、また大気中の酸化窒素ガスに
よっても変色し易く、長年問題となっている。

この変色の原因は、絹繊維製品の含有するチロシンやト
リプトファンなどの反応によるものと考えられ、種々の
研究がなされているが、変色防止のための真に実用的な
方法は、未だ存在しない。

発明の目的本発明は、絹繊維製品を、化学的に処理して、大気中の
光や酸化窒素ガスの作用によって、経日的に変色するの
を確実に防止しうる方法を提供することを目的とする。

発明の構成本発明の方法は、絹繊維製品に下記の一般式（Ｉ）（Ｉ
Ｉ）で表される化合物の少なくとも１種を含有する処理
液を付着させ、乾燥することを特徴とするものである。

Ｙ−（ＮＨ−Ｎ′）、　　　　　　　　　　　　（Ｉｔ
）へＲ（但し、式中Ｒは炭素数１〜４の炭化水素基、を示し、
ｎは２〜１０の整数、Ｑは−Ｚ−Ｒ’　又は素数７以下
の飽和もしくは不飽和のアルキル基、フェニルアミノ基
、Ｒ”はＲｏと同じ基又は水素原子である。）本発明において処理液は、前記化合物を含有するもので
あれば、どのような系で適用されてもよいが、一般に前
記化合物は水に極く少量し力ｑ容解しないので、有機溶
剤溶液、水性乳化液又は水性分散液として調製使用する
のが好ましい。

また、処理液は、前記化合物が繊維に対して０゜０１〜
３０重量％の範囲で付着するように適用するのが好まし
く、一般に０．１〜１０重量％程度の付着量となるよう
に処理するのがよい。

これら処理液による処理方法は処理液を絹繊維に付着さ
せ、乾燥するものであればよく、処理液の付着には浸漬
法、パッド法、スプレー法又はコーティング法などがい
ずれも使用できる。

次に本発明の実施例を示す。

製剤例（１）キシリレンビス（Ｎ、Ｎ−ジメチルセミカルバジド）４
００ｇ、ポリオキシエチレン（ｎ−７０）ノニルフェニ
ールエーテル４２ｇ１　ドデシルベンゼンスホン酸ナト
リウム２５ｇと水１５００ｍｌと共にステンレスポール
を充填したアトライター（三井三池製作所製分散機）に
仕込み、約４時間攪拌し、分散組成物を得た。これを処
理剤（１）とする。

製剤例（２）１．６−ヘキサメチレンビス（Ｎ、Ｎ−ジメチルセミカ
ルバジド）の２０％メタノール水溶液を調製し、これを
処理剤（２）とする。

製剤例（３）２．４．６−　）リス（Ｎ、Ｎ−ジメチルヒドラジノ）
−５−）リアジン４００　ｇ、ポリオキシエチレン（ｎ
＝７０）ラウリルエーテル４２ｇ、ナフタレンスルホン
酸ナトリウムのホルマリン縮合物２５ｇと水１５００ｍ
ｌを製剤例（１）と同様にアトライターで約４時間攪拌
し、分散体組成物を得た。これを処理剤（３）とする。

製剤例（４）〜（６）上記三種の化合物をそれぞれ使用して製剤例（１）と同
様の操作にて分散体組成物に調製した。これらを処理剤
＋４１　（５１（６１とする。

実施例（１）精練後の白色絹織物を処理剤ｆｌ）１００ｇ／７！の浴
に浸漬し、絞り率１００％となるように脱液後、１２０
℃で乾燥した。処理後の製品の物性を、未処理品の物性
と比較して第１表に示す。

実施例（２）〜（６）処理剤（１）の代わりに処理剤（２）〜（６）を使用し
て、実施例（１）と同様の方法を実施した。処理後の製
品の物性を第１表に示す。

比較例＋１１　（２１製剤例（］）の方法でビス（２−メチル−４−ヒドロキ
シ−５−ｔ−ブチルフェニル）サルファイドの分散組成
物を調製し、製剤例（２）の方法で４．４’　−チオ・
ビス（６−ｔ−ブチル−３−メチルフェノール）の分散
組成物を調製した。

これらの組成物を処理剤（１）の代わりに使用して、実
施例（１）と同様の方法を実施した。

得られた製品の耐光性及び酸化窒素ガス堅牢度を第１表
に示す。

第１表注１）　１ｔ−ｔｉＥ塘−：１ｃｍの厚さの発泡ウレタ
ンを裏打ちした試料を高温フェードオメーター（スガ試
験機■製）を用いて、８３℃で１００時間及び２００時
間照射し、変褪色をグレースケールで判定した。

注２）酸化　素ガス獣牢庁試験：　ＪＩＳ　Ｓ　Ｌ　０
８５５に従って酸化窒素ガスによる変褪色度を試験した
。

発明の効果本発明の方法では、絹繊維製品を、光や酸化窒素ガスの
影響によって変色することなく、長期間安定に保たれる
ように改質することができる。

特許出願人　　明成化学工業株式会社代　　理　　人　　　　新　　実　　　健　　　部外１
名

Claims

【特許請求の範囲】

（１）絹繊維製品に下記の一般式（ I ）（II）で表さ
れる化合物の少なくとも１種を含有する処理液を付着さ
せ、乾燥することを特徴とする絹繊維製品の変色防止方
法。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（II）（但し、式中Ｒは炭素数１〜４の炭化水素基、Ｘは−（
ＣＨ＿２）＿ｎ−又は▲数式、化学式、表等があります
▼、Ｙは▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化
学式、表等があります▼ を示し、ｎは２〜１０の整数、Ｑは−Ｚ−Ｒ’又は▲数
式、化学式、表等があります▼であり、Ｚは▲数式、化
学式、表等があります▼、−Ｏ−又は−Ｓ−、Ｒ’は炭
素数７以下の飽和もしくは不飽和のアルキル基、フェニ
ルアミノ基、Ｒ”はＲ’と同じ基又は水素原子である。）
（２）処理液が有機溶剤溶液、水性乳化液、又は水性分
散液であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の方法。
（３）絹繊維製品の染色前又は染色後に前記処理液が適
用されることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
２項記載の方法。
（４）繊維重量に対して０．０１〜３０％の割合で上記
化合物を使用することを特徴とする特許請求の範囲第１
項〜第３項いずれか１項記載の方法。