JPS63127097A - 潜望鏡操作訓練装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は戦車等における照準を行う潜望鏡の照準訓練を
、実目標を照準すると同じ操縦法および操縦感覚で実施
でき、かつ場所的条件の制限なしでどこででもできる潜
望鏡操作訓練装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種の戦車の照準訓練は、戦車や飛行機または
それらの模型等の実目標を使用して行っている。

また、疑似目標を用いて訓練するものとして本件出願人
は特願昭６１−１７８５７８号を提案した。これは潜望
鏡の外景を含む実視野に、疑似目標を重畳して表示する
ものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

特願昭６１−１７８５７８号の方法は、疑似目標を外景
を含む実視野と重畳するため、常に疑似目標が外景の前
に現れ、外景に対する疑似目標の位置が不自然となる場
合がある。また、そのため、山形または雲間等から疑似
目標が出現する等の地形的および自然条件的な状況をも
含めた訓練が実施できない。

本発明は、以上のような従来の方法における欠点を解消
するためになされたもので、地形等の条件をもおりこん
だ操縦訓練を実目標を使用せずに−行うことを目的とす
るものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この問題点を解決するために、本発明は、あらかじめ設
定された地理的条件に合うよう疑似目標を発生し、移動
させ、設定された地理的条件に合う背景と疑似目標を含
む疑似視野を作り、これを外景をフタなどで見えなくし
た例えば目盛線（レチクル（十字線））のみの潜望鏡の
実視野と重畳して視野内に表示し、この疑似目標を捜索
、捕捉。

追尾して照準訓練を実施することにより、上記目的を達
成する。

すなわち、本発明の潜望鏡操作訓練装置は、設定された
地理的条件のもとで、潜望鏡の地理上の位置情報および
角度情報と疑似目標の角度、距離および向きから、潜望
鏡視野内における背景と疑似目標の表示位置、大きさお
よび向きを計算し、背景と疑似目標から成る疑似視野を
発生させる機能と、潜望鏡接眼部で潜望鏡の外景を含ま
ない実視野と疑似視野を重畳した像を光学的に作り出す
機能とを有する。

本発明は戦車等における照準を行う潜望鏡１の接眼部１
ｂに固着する画像処理装置２と、この潜望鏡１の視線角
度を検出する角度検出器３および潜望鏡１の地理上の位
置を検出する位置検出器１９に電気的に接続する制御装
置５とよりなり、制御装置５は疑似目標１４ｃを発生さ
せ、あらかじめ設定された地理等の情報と疑似目標１４
ｃの位置と潜望鏡１の位置および角度情報から潜望鏡視
野内の疑似背景と疑似目標１４ｃから成る疑似視野１４
ｂを作り、画像処理装置２はその疑似視野１４ｂと潜望
鏡１の外景のない実視野１４ａとを重畳して接眼部で表
示し、操縦桿６により実作動状態で、疑似視野１４ｂの
中の疑似目標１４ｃを捜索、捕捉、追尾する訓練を行い
かつ地理感覚を養成するようにしたものである。

〔作　用〕

操作員８は操縦桿６により実作動状態で、視野の中の疑
似目標１４ｃを捜索、捕捉、追尾する訓練を行う。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面につき詳細に説明する。

第１図は、説明のため戦車の砲塔Ａ、重車両を一部破断
して示す。

潜望鏡操作訓練装置は、砲゛塔Ａに搭載された潜望鏡１
と、その接眼部１ｂに装着される画像処理装置２と、潜
望鏡１の視線角度を検出する角度検出器３および潜望鏡
の地図上の位置を検出する位置検出器１９にケーブル４
およびケーブル２０で接続される制御装置５から成る。

また、制御装置５と画像処理装置２は、ケーブル７で接
続される。上記潜望鏡１においては、操縦桿６により、
その砲塔Ａより突出するきょう頭部１ａが全周旋回し、
内部の俯仰プリズムが俯仰する。

画像処理装置２は、第２図の断面図のように、ハーフプ
リズム９と画像管１０と、接眼レンズＩＩと、リレーレ
ンズ１２とで構成される。潜望鏡１は、前面に盲ブタ２
１をして、外景が潜望鏡視野内に現れないようにしてあ
り、第３図のように潜望鏡内部のレチクル（十字線）や
表示灯からなる外景を除いた像１４ａは、２点鎖線ａの
ように接眼部１ｂからリレーレンズ１２を介してハーフ
プリズム９を通過後、２点鎖線すで示される画像管１０
上の像１４ｂと重畳されて、画像処理装置２の接眼レン
ズ１１を介して接眼部２ａに現れる。

従って操作員８の目１３には潜望鏡１からの外景を除い
た目盛線（レチクル）のみの実視野１４ａと画像管１０
の画面上の疑似視野１４ｂとが重畳された像１４が見え
る。

第４図は、制御装置５のブロック図である。操作盤１８
からの信号ａｌは計算機１６に入力され、計算機１６は
、山や雲などの位置、大きさを設定した地図を作成し、
また疑似目標１４ｃの地図上の位置および速度、加速度
等の諸元および目標の種類を設定する。

一方、角度検出器３からのアナログ信号ｂ１は、Ａ／Ｄ
変換器１５で、デジタル信号ｂ２に変換されて計算器１
６に入力され、位置検出器１９の信号ｄ１も計算機１６
に入力され、計算機１６は潜望鏡１の視線角度および地
図上の位置を取り込む。計算器１６は上記３つの信号ａ
、とｂ２およびｄｌから時々刻々の疑似目標１４ｃの角
度、距離および向きを計算するとともに、時間的にタイ
ミングを合わせて潜望鏡視線方向を基準としたときの地
図上の背景および疑似目標１４ｃの角度を計算して然る
べく背景と疑似目標１４ｃから成る疑似視野１４ｂを画
像管１０上に表示するようＴＶビデオ信号Ｃ０を発生し
、画像管ドライバー１７を介してその信号ｃ２により画
像管１０を駆動する。

次に、具体的な照準訓練方法を説明する。

先ず、第１図のように、潜望鏡１の前面に盲ブタ２１を
取り付け、画像処理装置２を潜望鏡１の接眼部１ｂに装
着する。制御装置５と、画像処理装置２をケーブル７で
接続し、制御装置５と角度検出器３および位置検出器１
９をそれぞれケーブル４およびケーブル２０で接続する
。

制御装置５の操作盤１８により、地形や雲等の位置、大
きさを設定した地図を作成し、疑似目標１４ｃの位置、
飛行コースおよび種類を設定する。これによって制御装
置５により、画像管１０上に表示される疑似視野１４ｂ
はハーフプリズム９で潜望鏡１の視線と合成され、接眼
部２ａで、潜望鏡１の実視野１４ａと疑似視野１４ｂが
重なった像１４を見ることができ、かつ、制御装置５は
、潜望鏡１の視線角度と地図上の位置を検出、演算する
機能を持ち、背景と疑似目標１４ｃを実視野内に適切な
位置と大きさと向きで表示する。

かくして操作員８は、画像処理装置２の接眼部２ａを覗
き、疑似目標１４ｃを実視野内のレチクルの中心に捕ら
えるよう操縦桿６により、潜望鏡１を旋回および俯仰さ
せて、移動する疑似目標１４ｃを捜索、捕捉および追尾
する訓練を実施するとともに、疑似目標１４ｃの大小お
よび背景に対する位置から、距離を判断するものである
。

〔発明の効果〕

以上のように本発明は、疑似目標を地形等を任意に設定
可能な背景とともに、潜望鏡の外景を除いた実視野内に
適切な位置と大きさと向きで表示することができるので
、学校等の狭い場所でも、実目標を使わず天候に左右さ
れずに、かつ任意の地形を模擬して実目標と同様な照準
訓練を実施することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の潜望鏡操作訓練装置を使用
したときの砲塔内を破断面で示した斜視図、第２図は画
像処理装置の概略の構造を示す縦断面図、第３図は画像
処理装置の接眼部に現れる像を説明するための説明図、
第４図は制御装置の機能を説明するためのブロック図で
ある。 １・・・・・・潜望鏡、１ｂ・・・・・・接眼部、２・
・・・・・画像処理装置、３・・・・・・角度検出器、
５・・・・・・制御装置、６・・・・・・操縦桿、１４
ｃ・・・・・・疑似目標、１４ｂ・・・・・・疑似視野
、１４ａ・・・・・・実視野。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 戦車等における照準を行う潜望鏡の接眼部に固着する画
   像処理装置と、この潜望鏡の視線角度を検出する角度検
   出器および潜望鏡の地理上の位置を検出する位置検出器
   に電気的に接続する制御装置とよりなり、制御装置は疑
   似目標を発生させ、あらかじめ設定された地理等の情報
   と疑似目標の位置と潜望鏡の位置および角度情報から潜
   望鏡視野内の疑似背景と疑似目標から成る疑似視野を作
   り、画像処理装置はその疑似視野と潜望鏡の外景のない
   実視野とを重畳して接眼部で表示し、操縦桿により実作
   動状態で、疑似視野の中の疑似目標を捜索、捕捉、追尾
   する訓練を行いかつ地理感覚を養成するようにしたこと
   を特徴とする潜望鏡操作訓練装置。