JPS6312648B2 - - Google Patents

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JPS6312648B2
JPS6312648B2 JP58006522A JP652283A JPS6312648B2 JP S6312648 B2 JPS6312648 B2 JP S6312648B2 JP 58006522 A JP58006522 A JP 58006522A JP 652283 A JP652283 A JP 652283A JP S6312648 B2 JPS6312648 B2 JP S6312648B2
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JP
Japan
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alkyl
hydroxyalkyl
ether
bis
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JP58006522A
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English (en)
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JPS58124517A (ja
Inventor
Eru Sutogurin Yuujin
Daburyuu Sauitsuji Deiuitsudo
Sarutori Guido
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
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Publication date
Application filed by Exxon Research and Engineering Co filed Critical Exxon Research and Engineering Co
Publication of JPS58124517A publication Critical patent/JPS58124517A/ja
Publication of JPS6312648B2 publication Critical patent/JPS6312648B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D295/00Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms
    • C07D295/04Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms
    • C07D295/08Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms
    • C07D295/084Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms attached to the same carbon chain, which is not interrupted by carbocyclic rings
    • C07D295/088Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring nitrogen atoms substituted by singly bound oxygen or sulfur atoms with the ring nitrogen atoms and the oxygen or sulfur atoms attached to the same carbon chain, which is not interrupted by carbocyclic rings to an acyclic saturated chain
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
    • B01D53/1456Removing acid components
    • B01D53/1468Removing hydrogen sulfide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
    • B01D53/1493Selection of liquid materials for use as absorbents

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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
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  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Industrial Gases (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、1群のジアミノエーテルを含有する
吸収剤溶液を用いる、通常ガス状の混合物からの
H2Sの改良除去方法に関する。さらに好ましく
は、本発明は、かかる吸収剤溶液を用いる、H2S
およびCO2含有ガス状混合物からのH2Sの選択的
除去方法に関する。 酸性ガス混合物、特に、CO2およびH2Sを含有
する酸性ガス混合物の、吸収塔中に於けるアミン
水溶液による処理は、典型的に、実質的な量の
CO2およびH2Sの両方の同時除去をもたらす。例
えば、一般に“アミン水溶液法(aqueous
amine process)”と呼ばれている1つのかかる
方法に於ては、比較的濃厚なアミン溶液を用い
る。この方法についての最近の改良は、CO2およ
びH2Sのような酸性ガスのほとんど完全な除去を
達成するための立体障害アミンの使用を含む。こ
の種の方法は、CO2および関連ガスの分圧が低い
場合に使用することができる。CO2の分圧が極度
に高くかつ(あるいは)多くの酸性ガス、例えば
H2S、COS、CH3SH、CS2が存在する特殊な用
途にしばしば用いられるもう1つの方法は、物理
的吸収剤と組み合わせたアミンの使用を含み、一
般に“非水溶媒法”と呼ばれている。この方法に
関する改良は、立体障害アミンと物理的吸収剤と
しての有機溶媒との使用を含む。 しかしながら、CO2とH2Sの両方を含有する酸
性ガス混合物を、混合物からH2Sを選択的に除去
し、それによつてCO2の除去を最少にするように
処理することがしばしば望まれる。H2Sの選択的
除去は、分離された酸性ガス中の比較的高い
H2S/CO2比をもたらし、クラウス法を用いる
H2Sの元素硫黄への転化が簡単になる。 第二アミンおよび第三アミン水溶液とCO2およ
びH2Sとの典型的反応は、次のように示しうる。 H2S+R3N〓R3NH++SH- (1) H2S+R2NH〓R2NH+ 2+SH- (2) CO2+R3N+H2O〓R3NH++HCO- 3 (3) CO2+2R2NH〓R2NH+ 2+R2NCOO- (4) 上記反応式中、Rは、有機基であり、同じであ
つても異なつていてもよくかつヒドロキシル基で
置換されていてもよい。上記反応は可逆反応であ
り、かくして上記反応のどれが起るかの決定には
CO2およびH2Sの両方の分圧が重要である。 選択的H2S除去は、頁岩熱分解からの炭化水素
ガス、製油所ガス、低H2S/CO2比を有する天然
ガスの処理を含む多数のガス処理操作に適用可能
であるが、H2Sの分圧がCO2の分圧に比べて比較
的低いガスの処理には、この後者の型のガスから
のアミンのH2S吸収容量が非常に低いので、選択
的H2S除去が特に望ましい。比較的低いH2S分圧
を有するガスの例には、石炭ガス化で得られる合
成ガス、硫黄プラントテールガス、ならびに重質
残油を低分子量の液体およびガスに熱的に転化さ
せる製油所で得られる低ジユール燃料ガスが含ま
れる。 モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノール
アミン(DEA)、ジプロパノールアミン
(DPA)、ヒドロキシエトキシエチルアミン
(DGA)のような第一および第二アミンの溶液
は、H2SおよびCO2ガスの両方を吸収することが
知られている。ジイソプロパノールアミン
(DIPA)は、第二アミノアルコール中で比較的
特異的であり、単独で、あるいはスルホランのよ
うな物理的溶媒と共に、H2SおよびCO2を含有す
るガスからのH2Sの選択的除去のために、工業的
に用いられている。 第三アミンであるメチルジエタノールアミン
(MDEA)は、CO2よりもH2Sに対して高度の吸
収選択性を有しているが、最近、ジアルキルモノ
アルカノールアミン、特にジエチルモノエタノー
ルアミン(DEAE)の水溶液は、高ローデイング
レベル(higher loading level)に於けるH2S除
去の選択性およびH2S除去容量がMDEAよりも
高いことが発見された。 本発明者らは、今回、ジアミノエーテルとして
定義される1群のアミノ化合物がCO2に比べて
H2Sに対して高度の選択性を有することを発見し
た。驚いたことには、これらのジアミノエーテル
は、高いH2SよびCO2ローデイング(loading)
に於てその高度選択性を保持している。 一般に、本発明は、両アミノ基が重度
(severely)立体障害第二アミノ基または第三ア
ミノ基であるかあるいは一方のアミノ基が重度立
体障害第二アミノ基でありかつ他方のアミノ基が
第三アミノ基であるかのいずれかであるジアミノ
エーテルと溶媒とを含む吸収剤溶液による通常ガ
ス状流からのH2Sの除去方法に関する。 本発明の1つの好ましい実施態様は、CO2をも
含有する通常ガス状流を、該流からH2Sを選択的
に吸収する条件下で、上記ジアミノエーテルの溶
液と接触させることによる該通常ガス状流からの
H2Sの選択的吸収を含み、かつジアミノエーテル
が、20℃に於て8.6より大きいpKa値を有するこ
とをも特徴とする。 さらにもう1つの実施態様に於ては、ガス状流
からH2Sを選択的に吸収した後、H2Sを含む吸収
剤溶液を少なくとも部分的に再生し、再生済みの
溶液を、該流と再度接触させることによつてH2S
の選択的吸収のために再循環させることからな
る。好ましくは、溶液を加熱して吸収されたH2S
の幾らかをストリツピングすることによつて、よ
り好ましくはスチームで溶液を加熱してストリツ
ピングすることによつて再生工程を実施する。 本発明の方法に一般に有用なジアミノエーテル
には、ジ−第三アミノエーテルまたはジ−第二ア
ミノエーテルまたはジ−混合−第三−および第二
アミノエーテルであることができるモノ−または
ポリエーテル化合物が含まれる。 本発明のジアミノエーテルの第三アミン基は、
非環式であつてもよく、あるいは窒素複素環の形
であつてもよい。アミン部分が複素環式である場
合には、アミン部分は、おのおのが典型的に4〜
9個の、好ましくは4〜7個の環原子を有しかつ
環原子の1つが窒素である1個以上の環を含むこ
とができる。環は置換であつても未置換であつて
もよい。さらに、環は、2個の環が少なくとも1
辺を共有するように縮合しかつ環原子の1つが窒
素であるアザ二環式であつてもよい。かかる化合
物の第三アミノ部分を形成する窒素原子は、二環
式骨格内の橋頭または非橋頭環部分に位置してい
る。エーテル官能性の酸素原子は、環に直接結合
していてもよく、あるいは環窒素原子または環炭
素原子によつて環に結合している、直鎖または分
枝鎖様式で配置された炭化水素鎖によつて環から
隔てられていてもよい。 本発明のジアミノエーテルの第二アミン基は重
度立体障害第二アミノ基である。“重度立体障害”
とは、アミンの窒素原子が1個以上の嵩張つた炭
素基に結合していることを意味する。典型的に
は、第二アミン基は、D.F.デター(D.F.Detar)、
ジヤーナル オブ オーガニツク ケミストリー
(Journal of organic Chemistry)、45、5174
(1980)の論文の第5表中の第一アミンに与えら
れた値から計算された、累積−Es値(タフトの立
体障害定数)が約1.75より大きいような立体障害
度を有する。 本発明の方法に用いられうる典型的なジ−第三
アミノエーテルならびにジ−混合−第三−および
第二アミノエーテルは、下記の一般式の1つで示
すことができる。 または または 上記式中、R1、R2、R9、R10は、おのおのが独
立に、アルキルまたはヒドロキシアルキルまたは
シクロアルキルまたはヒドロキシシクロアルキル
基であり、R、R′は、おのおのが独立に、窒素
複素環上の任意の置換基であるヒドロキシルまた
はアルキルまたはヒドロキシアルキルまたはシク
ロアルキルまたはヒドロキシシクロアルキル基で
あり、R3、R4、R5、R6、R7、R8は、おのおのが
独立に、水素あるいはC1〜C4アルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基であり、m、n、pは、おの
おのが独立に、2〜4の範囲の正整数であり、o
は零あるいは1〜10の範囲の正整数であり、q、
rは、複素環中の炭素原子数を示し、おのおのが
独立に、3〜8の範囲の正整数である。アミノ基
の1つが重度立体障害第二アミンである場合に
は、但し、R2またはR9(どちらか関係のある方)
が2〜8個の炭素原子を有するアルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基であるからあるいは3〜8個
の炭素原子を有するシクロアルキルまたはヒドロ
キシシクロアルキル基である場合にのみ、R1
たはR10は(但しその両方ではなく)水素である
ことができ、但し、窒素原子に直接結合している
R2またはR9の炭素原子が第二である場合には、
R3またはR4、あるいはR7またはR8(いずれか関
係のある方)の少なくとも1つがアルキルまたは
ヒドロキシアルキル基であることおよび窒素原子
に直接結合しているR2またはR9の炭素原子が第
一である場合には、R3、R4の両方、あるいはR7
R8の両方(いずれか関係のある方)がアルキル
またはヒドロキシアルキル基であることを条件と
する。後者の場合には、R2は好ましくは、第三
ブチルまたはシクロアルキルまたは1−メチル−
1−エチルプロピルまたは第三アミル基であり、
最も好ましくは第三ブチル基である。 一般に、H2S除去に有用な、代表的なかかるジ
−第三アミノエーテルおよびジ−混合アミノエー
テルには、例えば、1,2−ビス−(N,N−ジ
メチルアミノエトキシ)エタン、ビス−(N−ピ
ロリジニルエチル)エーテル、N−ピロリジニル
エトキシエチル−N,N−ジエチルアミン、1,
2−ビス−(ピロリジニルエトキシ)エタン、1,
2−ビス−(ピロリジニルエトキシエトキシ)エ
タン、1,2−ビス−(3−ピロリジニル−n−
プロポキシ)エタン、1,2−ビス−(ピペリジ
ニルエトキシ)エタン、1,3−ビス−(ピペリ
ジニル−n−プロポキシ)プロパン、1−(ピロ
リジニルエトキシ)−2−(t−ブチルアミノエト
キシ)エタン、1,2−ビス−(アゼパニルエト
キシ)エタン、1−(ピロリジニルエトキシ)−2
−(ピペリジニルエトキシ)エタン、1−(ピロリ
ジニルエトキシ)−2−〔2−(t−ブチルアミノ)
ポロポキシ〕エタン、1−(ピロリジニルエトキ
シ)−2−(2−イソプロピルアミノ)プロポキシ
エタン、1−(ピロリジニルエトキシ)−2−(1
−メチル−1−エチルプロピルアミノエトキシ)
エタン、1−(ピロリジニルエトキシ)−2−(t
−アミルアミノエトキシ)エタンなどが含まれ
る。 本発明の実施に於て一般的に用いられる好まし
いジ第三アミノエーテルは下記の一般式で示され
る。 上記一般式中、R、R′は、おのおのが独立に、
アルキルまたはシクロアルキル基であつて、窒素
複素環上の置換基であり、q、rは、おのおのが
独立に、3〜5の範囲の正整数であり、m、p
は、おのおのが独立に、2〜3の範囲の正整数で
あり、oは零または1〜4の範囲の正整数であ
る。この群の中で、最も好ましいジ−第三アミノ
エーテルは、ビス−(N−ピロリジニルエチル)
エーテル、1,2−ビス−(ピロリジニルエトキ
シエトキシ)エタン、1,2−ビス−(ピロリジ
ニルエトキシ)エタン、1,2−ビス−(ピペリ
ジニルエトキシ)エタン、1,2−ビス−(3−
ピロリジニル−n−プロポキシ)エタン、1−
(ピロリジニルエトキシ)−2−(tert−ブチルア
ミノエトキシ)エタンからなる群から選ばれる1
つ以上の化合物である。 本発明のH2S除去方法に有用な、ジ−第二アミ
ノエーテルならびにジ−混合−第二−および第三
アミノエーテルの新規の群は、一般的に、次式で
定義することができる。 上記式中、ジアミノエーテルがジ−第二アミノ
エーテルである場合には、N1およびN2は、それ
ぞれ式 −NH−R1および−NH−R8 (上記式中、R1、R8は、おのおのが独立に、1
〜8個の炭素原子を有する第一アルキル基あるい
は2〜8個の炭素原子を有する第一ヒドロキシア
ルキル基あるいは3〜8個の炭素原子を有する第
二または第三アルキルまたはヒドロキシアルキル
またはシクロアルキルまたはヒドロキシアルキル
基である)で示され、R2、R3、R4、R5、R6、R7
は、おのおのが独立に、水素あるいはC1〜C4
ルキルまたはC1〜C4ヒドロキシアルキル基であ
り、但し窒素原子に直接結合しているR1および
R8の炭素原子が第一である場合には、R2、R3
R6、R7は、すべてがアルキルまたはヒドロキシ
アルキル基であることおよび窒素原子に直接結合
しているR1およびR8の炭素原子が第二である場
合には、R2またはR3の少なくとも1つおよびR6
またはR7の少なくとも1つはアルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基であることを条件とし、m、
n、pは1〜10の正整数であり、oは零あるいは
1〜10の正整数であり;かつジアミノエーテルが
ジ−第二−および第三アミノエーテルである場合
には、N1およびN2は、それぞれ式 −NH−R1および
【式】 (上記中、R1、R8は、おのおのが独立に、1〜
8個の炭素原子を有する第一アルキル基あるいは
2〜8個の炭素原子を有する第一ヒドロキシアル
キル基あるいは3〜8個の炭素原子を有する第二
または第三アルキルまたはヒドロキシアルキルま
たはシクロアルキルまたはヒドロキシシクロアル
キル基であり、窒素複素環上の1個以上の任意の
置換基を示すR8はヒドロキシ基であることもで
き、qは複素環中の炭素原子数を示し、3〜8の
正整数である)で示され、R2、R3、R4、R5
R6、R7は、おのおのが独立に、水素あるいはC1
〜C4アルキルまたはC1〜C4ヒドロキシアルキル
基であり、但し窒素原子に直接結合しているR1
の炭素原子が第一である場合には、R2、R3の両
方がアルキルまたはヒドロキシアルキルであるこ
と、および窒素原子に直接結合しているR1の炭
素原子が第二である場合には、R2またはR3の少
なくとも1つがアルキルまたはヒドロキシアルキ
ル基であることを条件とし、m、n、pは2〜4
の正整数であり、oは零あるいは1〜10の正整数
である。 本発明の実施に有用な新規のジ−第二アミノエ
ーテルは、好ましくは、下記一般式で示される。 上記一般式中、R1、R8は、おのおのが独立に、
3〜8個の炭素原子を有する第二アルキルまたは
第二ヒドロキシアルキル基、あるいは4〜8個の
炭素原子を有する第三アルキルまたは第三ヒドロ
キシアルキル基からなる群から選ばれ、R2、R6
は、おのおのが独立に、水素およびC1〜C4アル
キル基からなる群から選ばれ、但しR1およびR8
が第二アルキル基である場合には、R2およびR6
の両方はC1〜C4アルキル基であることを条件と
し、oは零あるいは1〜4の範囲の正整数であ
る。より好ましくは、R1およびR8は第三ブチル
または第三アミルまたはシクロアルキル基であ
り、例えば、シクロペンチルまたはシクロヘキシ
ルまたはイソプロピル基である。最も好ましく
は、R1およびR8は、両方ともに第三ブチル基で
あり、R2およびR6は水素である。R1およびR8
第二アルキル基、例えばイソプロピル基である場
合には、R2およびR6のおのおのはメチル基であ
ることが好ましい。記号oは、より好ましくは、
零あるいは1または2の整数である。 本発明の新規ジ−第二アミノエーテルは、適当
な第一アミン、例えば、R1−NH2およびR8
NH2とジ−(ハロアルコキシ)アルカンあるいは
グリコールエーテルのビススルホン酸エステルと
を、高温に於てかつハロ酸(haloacid)またはス
ルホン酸が除去される条件下で、反応させること
によつて製造することができる。例えば、1,2
−ビス−(tert−ブチルアミノエトキシ)エタン
は、tert−ブチルアミンと1,2−(ビス−クロ
ロエトキシ)エタンとを、エチレングリコールモ
ノメチルエーテルのような溶媒中で、還流条件下
で反応させることによつて製造することができ
る。生成物は、熱溶液を過剰量の水酸化アルカリ
で処理した後、生成物の過および蒸留によつて
簡単に回収することができる。 本発明の新規のジ−混合−第二−および第三ア
ミノエーテルの好ましい群は、次式で示すことが
できる。 上記式中、Rはアルキルまたはシクロアルキル
基であつて、窒素複素環上の置換基であり、R1
は3〜8個の炭素原子を有する分枝鎖アルキル基
であり、窒素原子に直接結合しているR1の炭素
原子は第三であり、qは3〜5の範囲の正整数で
あり、m、pは、おのおのが独立に、2〜3の範
囲の正整数であり、oは零あるいは1〜4の範囲
の正整数である。 これらの新規ジ−混合アミノエーテルは、(1)4
〜9個の環原子を有する複素環とハロアルコキシ
アルカノールまたはハロアルコキシアルコキシア
ルカノールとを、高温に於て、好ましくは溶媒の
存在下で接触させる工程と、(2)工程(1)から得られ
た単離されたN−(ヒドロキシアルコキシアルキ
ル)複素環またはN−(ヒドロキシアルコキシア
ルコキシアルキル)複素環を、塩化チオニルのよ
うなハロゲン化チオニルと、好ましくは溶媒中で
反応させてN−(ハロアルコキシアルキル)複素
環またはN−(ハロアルコキシアルコキシアルキ
ル)複素環を得る工程と、(3)工程(2)の単離された
生成物を、高温に於て、好ましくは溶媒の存在下
で、第一アルキルアミンと反応させてジ−混合ア
ミノエーテルを得る工程とを含む非触媒的方法で
製造することができる。 上記製造方法に有用な、典型的な第一アルキル
アミンには、イソプロピルアミン、tert−ブチル
アミン、tert−アミルアミンが含まれる。典型的
なハロアルコキシアルコキシアルカノールには、
例えば2−クロロエトキシエトキシエタノールが
含まれる。適当な複素環には、アゼパン、ピロリ
ジン、ピペリジンなどが含まれる。工程(1)および
(3)のための典型的な溶媒には、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランなどのような低級アルカノール
およびエーテルが含まれる。好ましくは、溶媒は
極性溶媒であり、最も好ましくは、エタノールま
たはエチレングリコールモノメチルエーテルであ
る。工程(2)のために一般的に用いられる溶媒は、
例えばトルエンのような無極性溶媒である。 上記製造方法の工程(1)および(3)は、好ましく
は、50℃〜約250℃、より好ましくは100℃〜約
200℃の範囲の温度で行われる。工程(3)は、好ま
しくはオートクレーブ中で行われる。工程(2)中、
N−(ヒドロキシアルコキシアルコキシアルキル)
複素環は、一般に、溶液として、溶液中のハロゲ
ン化チオニル中へ滴々添加され、通常、高温は用
いられない。 すべての範疇からの本発明の代表的な新規ジア
ミノエーテルには、例えば、ビス−(tert−ブチ
ルアミノエチル)エーテル、1,2−ビス−
(tert−ブチルアミノエトキシ)エタン、1,2
−ビス−(tert−ブチルアミノエトキシエトキシ)
エタン、ビス−〔2−(イソプロピルアミノ)プロ
ピル〕エーテル、1,2−〔2−(イソプロピルア
ミノ)プロポキシ〕エタン、1−(ピロリジニル
エトキシ)−2−tert−ブチルアミノエトキシ)
エタン、1−(ピロリジニルエトキシ)−2−〔2
−(tert−ブチルアミノ)−プロポキシ〕エタン、
1−(ピロリジニルエトキシ)−2−〔2−(2−イ
ソプロピルアミノ)プロポキシ〕エタン、1−
(ピロリジニルエトキシ)−2−(1−メチル−1
−エチルプロピルアミノエトキシ)エタン、1−
(ピロリジニルエトキシ)−2−(tert−アミルア
ミノエトキシ)エタン、1−(ピペリジニル−n
−プロポキシ)−2−(tert−ブチルアミノエトキ
シ)エタン、1−(アゼパニルエトキシ)−2−
(tert−ブチルアミノエトキシ)エタンが含まれ
る。 各範疇からの本発明の最も好ましいジアミノエ
ーテルは1,2−ビス−(tert−ブチルアミノエ
トキシ)エタン、1−(ピロリジニルエトキシ)−
2−(tert−ブチルアミノエトキシ)エタンであ
る。 本発明の選択的吸収方法に用いられるジアミノ
エーテルは、8.6より大きい、好ましくは約9.5よ
り大きい20℃に於けるpKa値を有することをも特
徴とし、より好ましくは、ジアミノエーテルの
pKa値は約9.5〜約10.6の範囲である。pKa値が
8.6未満である場合には、H2Sとの反応が低下す
るが、ジアミノエーテルのpKa値が約10.6よりず
つと大きい場合には、溶液の再生に過度の量のス
チームが所要となる。また、ジアミノエーテルの
最小の損失で操作効率を保証するために、ジアミ
ノエーテルは比較的低い揮発性を有することがで
きる。例えば、アミンの沸点(760mmに於ける)
は、典型的には約180℃より高く、好ましくは200
℃より高く、より好ましくは225℃より高くあり
得る。 本発明のジアミノエーテルは、選択的なH2S除
去条件に於て、高い水中溶解度を有することをも
特徴とし、本発明のジアミノエーテルのほとんど
は、水を含む場合も含まない場合もあり得る極性
有機溶媒系中に一般に可溶でもある。本明細書中
で用いられる“吸収剤溶液”とは、溶媒、好まし
くは水または物理的吸収剤または水と物理的吸収
剤との混合物から選ばれる溶媒中にジアミノエー
テルが溶解された溶液を意味する。定義した物理
的吸収剤である溶媒は(化学的吸収剤であるジア
ミノエーテルとは反対の)、ジアミノエーテルを
溶解する働きがあり、例えば、脂肪酸アミド、N
−アルキル化ピロリドン、スルホン、スルホキシ
ド、グリコールならびにそのモノ−およびジエー
テルを含む。本発明に於ける好ましい物理的吸収
剤はスルホンであり、最も特別にはスルホランで
ある。 主として、用いられる特別なジアミノエーテル
および用いられる溶媒系によるが、吸収剤溶液
は、全溶液1につき約0.1〜6モル、好ましく
は1〜4モルのジアミノエーテルの濃度を有する
ことができる。溶媒系が水と物理的吸収剤との混
合物である場合には、使用される物理的吸収剤の
典型的な有効量は、主として用いられるジアミノ
エーテルのタイプによるが、全溶液1につき
0.1から5モルまで、好ましくは0.5から3モルま
で変えることができる。ジアミノエーテルの濃度
を増加すると吸収剤溶液の塩基度を減少し、それ
によつてH2S除去に対する選択性に悪影響を及ぼ
す可能性があるので、特に、ジアミノエーテルが
上に与えられた範囲内に最高濃度レベルを決定す
る特別な水溶性限界を有する場合には、ジアミノ
エーテル濃度の、用いられる特別な化合物への依
存性は顕著である。従つて、満足な結果を保証す
るためには、おのおのの特別なジアミノエーテル
にとつて適当な正しい濃度レベルを保つことが重
要である。 本発明の溶液は、選択的ガス除去方法に於て典
型的に用いられる種々の添加物、例えば消泡剤、
酸化防止剤、腐食防止剤などを含むことができ
る。これらの添加物の量は、典型的には、それら
が有効である範囲の量すなわち有効量である。 本明細書に記載したジアミノエーテルは、ブレ
ンドとして他のアミノ化合物(すなわち本発明の
ジアミノエーテルとして用いられるアミノ化合物
以外のアミン)、好ましくはメチルジエタノール
アミンと混合して吸収剤溶液を形成することもで
きる。それぞれのアミノ化合物の比は、広範囲に
変えることができ、例えば、本発明のジアミノエ
ーテルが1重量%から99重量%まで変えることが
できる。 本発明のジアミノエーテルの、H2S除去に対す
る有効性を決定するのに最終的に重要な3つの特
性は“選択性”と“ローデイング(loading)”と
“容量”である。本明細書全体を通じて用いられ
る“選択性”とは、下記モル比割合として定義さ
れる。 液相中の(H2Sのモル数/CO2のモル数)/気相中の(
H2Sのモル数/CO2のモル数) この割合が高ければ高い程、ガス混合物中の
H2Sに対する吸収剤溶液の選択性は大きい。 “ローデイング”とは、アミン1モルについて
のガスのモル数で示された、吸収剤溶液中に物理
的に溶解および化学的に結合されたH2Sおよび
CO2ガスの濃度を意味する。最良のジアミノエー
テルは、比較的高いローデイングレベルまで良好
な選択性を示すジアミノエーテルである。本発明
の実施に用いられるジアミノエーテルは、ジアミ
ノエーテル1モルにつき0.1モル、好ましくは0.2
モル以上のH2SおよびCO2の“ローデイング”に
於て、10より実質的に低くない“選択性”を有す
ることができる。 “容量”は、吸収工程終了時に於ける吸収剤溶
液中にローデイングされている(loaded)H2Sの
モル数から脱着工程終了時に於ける吸収剤溶液中
にローデイングされているH2Sのモル数を引いた
ものと定義される。高容量は、アミン溶液の循環
量を少なくすることができかつ再生中の熱および
スチームの使用を少なくすることができる。 本発明のジアミノエーテルは、典型的には、ガ
ス状混合物中のH2Sを比較的低いレベル、例えば
約200ppm未満に減少することができ、かつ典型
的には、H2Sに対して比較的高い容量、例えばア
ミン1モルにつきH2S約0.2モルより大きい容量
を有する。本発明のジアミノエーテルは、H2Sに
対する“動的選択性(kinetic selectivity)”、す
なわち吸収条件下に於てCO2に対するよりもH2S
に対してより速い反応速度を有することを特徴と
することができる。さらに、本発明のジアミノエ
ーテルは、CO2よりもH2Sに対する等価の動的選
択性に於、H2Sに対するより高い容量を有するこ
とも特徴とすることができる。このより高い容量
は、再生中のスチーム所要量が低くて済むという
経済的利益をもたらす。 本明細書中の通常ガス状流は、必ずH2Sを、通
常ガス状形で含む。(“通常”という用語は温度お
よび圧力についての周囲条件を意味しいる。)通
常ガス状流は、随意に、CO2、N2、CH4、H2
CO、H2O、COS、HCN、C2H4、NH3などのよ
うな他のガスを含んでいてもよい。しばしば、か
かるガス混合物は、燃焼ガス、製油所ガス、都市
ガス、天然ガス、合成ガス(syn gas)、水性ガ
ス、プロパン、プロピレン、重質炭化水素ガスな
ど中に見いだされる。本発明の吸収剤溶液は、ガ
ス混合物が、例えば、頁岩油レトルトガスあるい
は石炭あるいは重油の空気/スチームまたは酸
素/スチームによるガス化あるいは重質残油の低
分子量液体およびガスへの熱的転化から、あるい
は硫黄プラントテールガスクリーン・アツプ作業
で得られるガスである場合に、特に有効である。 本発明の吸収工程は、適当な接触容器中で、通
常ガス状流を吸収剤溶液と接触させることを含
む。かかる方法では、それからH2Sを除去しよう
とする通常ガス状混合物を、例えばリングまたは
篩プレートが充填されている容器の塔あるいは泡
反応器(bubble reactor)のような通常の手段を
用いて吸収剤溶液と密に混合させることができ
る。 CO2をも含む混合物からH2Sを選択的に吸収す
る本発明の典型的な実施方式では、通常ガス状混
合物を吸収塔下部へ供給し、一方、新しい吸収剤
溶液を吸収塔上部へ供給することによつて吸収工
程を行う。H2Sが大部分除去されたガス状混合物
は、塔の上部から排出され、選択的に吸収された
H2Sを含むローデイングされた吸収剤溶液は塔底
または塔底付近から排出される。好ましくは、吸
収工程中の吸収剤溶液の入口温度は、約20〜約
100℃、より好ましくは40〜約60℃の範囲である。
圧力は広範囲に変わることができ、受容できる圧
力は、吸収塔内に於て、0.4〜140.6Kg/cm2、好ま
しくは1.4〜105.5Kg/cm2、最も好ましくは1.8〜
70.3Kg/cm2である。接触は、H2Sが吸収剤溶液に
よつて選択的に吸収されるような条件下で行われ
る。 吸収条件および装置は、CO2の吸収を少なくす
るため吸収塔内の液体の滞留時間を最小にし、同
時に、液体に最大量のH2Sガスを吸収させるため
ガス混合物の十分な滞留時間を保つように設計さ
れる。所定の程度のH2S除去を得るために所要な
液体の循環量は、ジアミノエーテルの化学構造お
よび塩基性度ならびに供給ガス中のH2Sの分圧に
依存する。熱的転化方法に於て遭遇するような低
い分圧を有するガス混合物は、同じ吸収条件下
で、頁岩油レトルトガスのような高分圧を有する
ガスよりも多量の液体を必要とする。 本発明の方法の選択的H2S除去段階の典型的な
操作は、複数の段を含む塔中で、低温、例えば45
℃、に於て、ガスの作動圧力によるが、少なくと
も約9.1cm/秒〔“活性”または通気段表面
(aerated tray surface)に対して〕のガス速度
で、該段塔が20未満の接触段を有し、例えば4〜
16段を典型的に用いて、H2SおよCO2を含むガス
状混合物とジアミノエーテル溶液との向流接触に
よるH2Sの選択的吸収を含む。あるいはまた、充
填された床を段の代りに用いてもよい。 吸収剤溶液がH2Sで飽和または部分的に飽和さ
れる、通常ガス状混合物と吸収剤溶液との接触
後、溶液を少なくとも部分的に再生して、吸収塔
へ再循環して送り返せるようにすることができ
る。吸収の場合のように、再生は、単一液相で行
われうる。再生すなわち吸収剤溶液からの酸性ガ
スの脱着は、吸収されたH2Sがフラツシユ除去さ
れる点への溶液の減圧または昇温のような通常の
手段により、あるいは溶液を、吸収工程で用いた
と同様な構造の容器の上部へ送り込みかつ空気ま
たは窒素または好ましくはスチームのような不活
性ガスを容器中を上方へ送ることによつて達成す
ることができる。再生工程中の溶液の温度は、約
50〜約170℃、好ましくは約80〜120℃の範囲であ
るべきであり、再生時の溶液の圧力は、約0.04〜
約7.0Kg/cm2、好ましくは0.07〜約3.5Kg/cm2の範
囲であるべきである。H2Sガスの少なくとも一部
分が除去された後、吸収剤溶液は、吸収塔へ再循
環されることができる。必要に応じて補充吸収剤
を添加することができる。 好ましい再生方法に於ては、H2Sに富む溶液を
再生塔へ送り、再生塔中で、溶液のリボイリング
によつて発生されるスチームで吸収済みの成分を
ストリツピングする。フラツシユドラムおよびス
トリツパー内の圧力は、通常、0.07〜約3.5Kg/
cm2、好ましくは1.05〜約2.1Kg/cm2であり、温度
は、典型的には、約50〜170℃、好ましくは80〜
120℃の範囲である。ストリツパーおよびフラツ
シユ温度は、勿論、ストリツパー圧力に依存し、
かくして、約1.05〜2.1Kg/cm2のストリツパー圧
力では、温度は、脱着中、約80〜120℃である。
被再生溶液の加熱は、極めて相応しくは、低圧ス
チームによる間接加熱によつて行うことができ
る。しかし、スチームの直接注入を用いることも
可能である。 第1図に示すような、本発明の全方法の実施の
ための1つの実施態様に於ては、被浄化ガス混合
物を、気液向流接触塔2の下部中へライン1から
導入する。該接触塔2は下部3と上部4とを有す
る。上部と下部とは、所望により、1個または複
数個の充填床で分離されることができる。上記の
ような吸収剤溶液を、管5から塔の上部中へ導入
する。塔の底部へ向かつて流下する溶液は、向流
的に上昇して来るガスと遭遇し、選択的にH2Sを
溶解する。H2Sのほとんどが無くなつたガスは、
最終用途のため管6から排出される。主として
H2Sを含み、少量のCO2を含む溶液は、塔の底部
へ向かつて流下し、底部から管7を通つて排出さ
れる。溶液は、次に、随意のポンプ8によつて管
7内に置かれた随意の熱交換器および冷却器9中
へ送られ、再生塔12からの熱溶液を吸収塔2か
らのより低温溶液と熱交換させてエネルギーを保
存することができる。溶液は管7を通つて、ライ
ン13へ排気するライン(図には示してない)を
備えたフラツシユドラム10へ送られた後、管1
1によつて再生塔12の上部中へ導入される。再
生塔12は数個のプレートを備え、溶液中で運ば
れて来たH2SおよびCO2の脱着を起こさせる。こ
の酸性ガス混合物は、管13を通つて凝縮器14
中へ送られ、冷却ならびに水およびアミン溶液の
ガスからの凝縮が起こる。次に、ガスは分離器1
5中へ導入され、さらに凝縮が起こる。凝縮され
た溶液は、管16を通つて再生塔12の上部へ送
り返される。凝縮工程からの残留ガスは、H2Sお
よび少量のCO2を含んでおり、管17から最終投
棄のために〔例えば、ベントあるいは焼却炉ある
いはクラウス装置(Claus unit)またはストレツ
トフオード転化装置(Stretford conversion
unit)のようなH2Sを硫黄に転化する装置(図に
は示してない)へ〕排出される。 溶液は、再生塔12中を流下しながら、含有し
ているガスのほとんどから遊離され、再生塔の底
部の管18を通つて再生塔から出てリボイラー1
9へ送られる。リボイラー19は、外部熱源〔例
えば、管20からのスチームの注入および第2の
管(図には示してない)からの凝縮液の導入〕を
備えており、この溶液の一部分(主として水)を
気化させて溶液からさらにH2Sを駆除する。駆除
されたH2Sおよび水蒸気は、管21を通つて再生
塔の下部へ送り返され、管13を通つて再生塔か
ら出てガス処理の凝縮段階中へ導入される。リボ
イラー19中に残留している溶液は、管22を通
つて排液され、熱交換器9で冷却され、ポンプ2
3(圧力が十分に高ければ随意)の作用によつて
管5を通つて吸収塔2中へ導入される。 本発明のジアミノエーテルは、広いローデイン
グ範囲にわたつて、選択性および選択性を保つた
めの容量の両方の点で、過去に用いられたアミ
ン、特にMDFA、DEAEより優れていることが
わかつた。典型的には、重質残油の熱的転化用装
置からのH2S:CO2モル比が1:10の被処理ガス
状流あるいはH2S:CO2のモル比が1:10未満の
ルルギ(Lurgi)石炭ガスは、本発明の方法によ
つて処理した後、H2S:CO2のモル比が約1:1
の酸性ガスを与える。本発明の方法は、もう1つ
のH2S選択的除去方法と共に用いることができる
が、ジアミノエーテルはそれ自体でH2Sの選択的
吸収に極めて有効なので、本発明の方法をそれ自
体で実施することが好ましい。 以下、実施例によつて本発明をさらに説明する
が、これらの実施例は、決して本発明を限定する
ものとして見なすべきではない。特に断らない限
り、すべての部および%は重量による。特に断ら
ない限り、pKaは、すべて、20℃に於ける測定値
である。略号b.p.は沸点を意味する。 ジ−第三アミノエーテルの実施例 参考例 1 1,2−ビス−(ピロリジニルエトキシ)エタ
ン(BIS−1)の製造 テトラヒドロフラン(THF)950ml中の153g
のピロリジンの溶液は、THF1400ml中217.8gの
トリエチレングリコールジ−p−トルエンスルホ
ン酸エステル(トリエチレングリコールジトシレ
ート)を、包囲温度に於て、2.5時間にわたつて
添加した。この反応は1晩中還流させて行なつ
た。次に、減圧下で溶媒を除去し、残留物を、ジ
エチルエーテルで数回抽出した。エーテルを蒸発
させ、残留物を蒸留して、生成物を、b.p.123−
5℃(0.15mm)の無色油として、収率85%で得
た。 分析: C14H28N2O2としての計算値:
C、65.62%;H、10.94%;N、10.94% 実測値:
C、65.43%;H、11.15%;N、10.79% 参考例 2 1,2−ビス(ピロリジニルエトキシ)エタン
(BIS−1)の別法による製造 エチレングリコールモノメチルエーテル1600ml
中の500g(7.05モル)のピロリジンの溶液に、
エチレングリコーモノメチルエーテル250ml中の
298g(1.6モル)の1,2−ビス−(クロロエト
キシ)エタンの溶液を添加した。反応混合物を1
晩中還流した後、僅かに冷却し、197g(3.52モ
ル)のKOHと反応させた。1時間加熱後、反応
混合物を冷却し、過し、ロータリーエバポレー
ター上で、減圧下で溶媒をストリツピングした。
残留物をエーテルで抽出し、エーテル残留物を蒸
留して、682g(83%)のビス−アミノエーテル
〔b.p.=108〜110℃(0.06mm)〕を得た。 参考例 3 ビス−(ピロリジニルエトキシエチル)エーテ
ル(BIS−2)の製造 実施例1記載の実験方法を、ピロリジンとテト
ラエチレングリコールジ−p−トルエンスルホン
酸エステル(テトラエチレングリコールジトシレ
ート)とを用いて繰返し、所望の生成物〔b.
p.150℃(0.25mm)〕を得た。 分析: C16H32N2O3としての計算値:N、9.33% 実測値:N、8.83%。 参考例 4 1,2−ビス−(3−ピロリジニル−n−プロ
ポキシ)エタン(BIS−P)の製造 THF500ml中の25gのLiAlH4の懸濁液に、
THF200ml中の140gのジメチル−4,7−ジオ
キサデカンジオエートを、還流を保つのに十分な
速度で添加した。還流をさらに5時間続行した。
冷却した反応混合物を、次に、順次に、水25g、
15%NaOH25g、水64mlで分解し、過し、蒸
留して、収率76%の1,2−ビス−(3−ヒドロ
キシ−n−プロポキシ)エタンを得た。このグリ
コールエーテルは、b.p.が132℃(0.3mm)であつ
た。 乾燥ピリジン64ml中の63gの上記グリコールエ
ーテルを−10℃に冷却し、これに、乾燥ピリジン
200ml中の135.6gの塩化p−トルエンスルホニル
を、0.75時間にわたつて添加した。反応混合物
を、さらに2時間、−10℃に保つた後、1の氷
水中へ注入した。沈殿した生成物、1,2−ビス
−(3−ヒドロキシ−n−プロポキシ)エタンジ
−p−トルエンスルホン酸エステルを過し、水
洗し、乾燥して、収率83%、m.p.59−60℃の生成
物を得た。 上記1,2−ビス−(3−ヒドロキシ−n−プ
ロキシ)エタンジ−p−トルエンスルホン酸エス
テル39gをエチレングリコールモノメチルエーテ
ル200mlに溶解した温溶液に、全部で30gのピロ
リジンを添加し、1晩中還流させた。10gの
KOHを添加し、0.5時間、還流を続行した。反応
混合物を冷却し、過し、液を減圧下で濃縮し
た。残留物をTHF300mlと共に撹拌し、過し、
蒸留した。生成物を収率83%で得た。b.p.は130
℃(0.1mm)であつた。 分析: C16H32N2O2としての計算値:N、9.86% 実測値:N、9.80%。 実施例 1 H2SおよびCO2を含有する混合物からのH2Sの
選択的除去 第2図は、本発明のジアミノエーテルのH2S除
去の選択性を評価するために用いられる、半バツ
チ式で作動されるスパージ式吸収塔装置を示す。
CO210%、H2S1%、N289%からなるガス混合物
を、ガスシリンダー(図には示してない)からラ
イン30を通して、吸収塔へのガスの供給速度を
測定するメーター31へ送つた。全ての実例で、
この速度は3.6/分であつた。このガスを、次
に、ライン32を通してガスクロマトグラフイー
カラム(図には示してない)へ送り、導入ガスの
組成を絶えず監視し、ライン33,34を通し
て、スパージ式吸収塔装置35へ送つた。吸収塔
装置35は、高さ45cm直径3.1cmの円筒形ガラス
管であり、100mlの吸収剤アミン溶液36が入つ
ている。ガスを、溶液温度40℃に於て、溶液中に
通じ、10mlの溶液試料を、吸収塔装置の底部から
ライン34,37を通して定期的に取り出して
H2SおよびCO2含量の分析をした。液体中のH2S
含量を、硝酸銀による滴定で測定した。次に液体
試料のCO2含量を、試料を10%HCl水溶液で酸性
し、発生したCO2をNaOH被覆アスベストの重量
増加で測定することによつて分析した。 溶液は吸収塔装置の底部から定期的に取り出さ
れるが、ガス混合物は、吸収塔装置の頂部から、
ライン38を経て、導入ガス中のH2Sを洗浄除去
する作用をするトラツプ39へ排出された。得ら
れたガスは、次に、随意に、ライン40,41を
通つて最終的投棄のために、あるいは系の漏洩を
調べるため排出ガスの組成の定期的評価のために
ライン42を通つてガスクロマトグラフイーカラ
ム(図には示してない)へ送ることができた。実
施例の目的のため、導入時に於けるH2Sおよび
CO2の含量を測定し、かつ上記のようにして液相
中のH2SおよびCO2の含量を測定した。これらの
データを用いて、上で定義されたアミンの選択性
の値を計算し、ジアミノエーテル1モルについて
の酸性ガスのモルの単位での、吸収剤溶液のH2S
およびCO2のローデイングの関数としてプロツト
した。 吸収剤溶液として、1,2−ビス−(ピロリジ
ニルエトキシ)エタン(BIS−1)(pKa=9.55)
および1,2−ビス−(ピペリジニルエトキシ)
エタン(BIS−PIP)〔pKa=9.61、b.p.135℃
(0.09mm)〕の1.5M水溶液、および比較として
(H2Sの選択的除去のためにしばしば用いられる
アミンを代表して)メチルジエタノールアミン
(MDEA)の3M水溶液を用いて上記操作を行つ
た。3種のアミンのすべての選択性のプロツト
は、第3図に示してある。 実施例 2 ビス−(N−ピロリジニルエチル)エーテル
(BIS−O)〔pKa=9.75;b.p.=96℃(0.37mm)〕、
1,2−ビス−(3−ピロリジニル−n−プロポ
キシ)エタン(BIS−P)〔pKa=10.23、b.p.=
130℃(0.1mm)〕、1,2−ビス−(ピロリジニル
エトキシエトキシ)エタン(BIS−2)〔pKa=
9.63;b.p.=150℃(0.25mm)〕の1.5M水溶液を吸
収剤溶液として用いて、実施例1の操作を繰返し
た。3種のアミンすべての選択性のプロツトは、
第4図に示すように記録された。 ジ−混合アミノエーテルの実施例 参考例 5 1−(ピロリジニルエトキシ)−2−(tert−ブ
チルアミノエトキシ)エタン(PETBEE)の
製造 全部で295gのピロリジンと250gの2−クロロ
エトキシエトキシエタノールとを、エタノール
750ml中で、5時間還流させた後、反応混合物を
106gのKOHで処理し、さらに1時間還流させ
た。過し、蒸留して、229gのN−(ヒドロキシ
エトキシエトキシエチル)ピロリジン〔b.p.=
145℃(3mm)〕を得た。 上記のアミノアルコール26.4gを150mlのトル
エン中に溶解した溶液を、トルエン200ml中の
16.6gの塩化チオニルへ、滴加した。添加完了の
1時間後に、反応混合物は2相に分離した。下相
を取り出し、飽和炭酸ナトリウム水溶液で処理
し、エーテルで抽出した。このエーチル溶液を乾
燥し、蒸留して、14gのN−(クロロエトキシエ
トキシエチル)ピロリジン〔b.p.=120℃(3
mm)〕を得た。 かくして得られたピロリジン誘導体54.8gと
tert−ブチルアミン37.2gとを60mlのメタノール
に溶解した溶液を、オークレーブ中で、150℃に
於て3時間加熱した。冷後、反応混合物をオート
クレーブから取り出し、15.6gのKOHで処理し
た。過および蒸留によつて、収率53%で1−
(ピロリジニルエトキシ)−2−(tert−ブチルア
ミノエトキシ)エタン〔b.p.=104℃(0.11mm)〕
を得た。 実施例 3 H2SおよびCO2を含む混合物からのH2Sの選択
的除去 1−(ピロリジニルエトキシ)−2−(tert−ブ
チルアミノエトキシ)エタン(PETBEE)(pKa
=9.25)の1.5M水溶液を吸収剤溶液として用い
て実施例1の操作を繰返した。比較として、tert
−ブチルアミノエトキシエタノール(TBEE)お
よびメチルジエタノールアミン(MDEA)の3M
水溶液を、同じ条件で用いた。第5図に示すよう
な各アミンの選択性のプロツトが得られた。 第5図の結果は、本発明のジ−混合アミノエー
テルがモノアミノエーテルアルコール(TBEE)
および第三モノアミン(MDEA)より優れてい
ることを示した。 ジ−第二アミノエーテルの実施例 参考例 6 1,2−ビス−(tert−ブチルアミノエトキシ)
エタン(BIS−TB)の製造 tert−ブチルアミン2.5モルと1,2−(ビス−
クロロエトキシ)エタン0.5モルとをエチレング
リコールモノメチルエーテル600mlに溶解した溶
液を、3日間還流させた。1.2モルの量の水酸化
カリウムを、上記熱溶液へ少しずつ添加し、還流
を1時間続行した。反応混合物を冷却し、過
し、溶媒をストリツピングし、残留物を蒸留し
た。回収された留出液はb.p.が104−107℃(0.25
mm)であり、収率は75%であつた。 生成物は、 1H NMRが1.1(s、18H);2.74
(t、4H);3.6(t、8H)にシグナルを示すこと
を特徴とした。 分析: C14H32N2O2としての計算値:N、10.77% 実測値:N、10.34%。 実施例 4 H2SおよびCO2を含む混合物からのH2Sの選択
的除去 1,2−ビス−(tert−ブチルアミノエトキシ)
エタン(BIS−TB)および1,2−ビス−(イソ
プロピルアミノエトキシ)エタン(BIS−IP)
(対照)の1.5M水溶液ならびにtert−ブチルアミ
ノエトキシエタノール(TBEE)(比較)および
メチルジエタノールアミン(MDEA)(対照)の
3M水溶液を吸収剤溶液として用い、同じ条件を
用いて実施例1の操作を繰返した。各アミンの選
択性データは、第6図に示したグラフ上にプロツ
トしてある。 第6図に示されている結果は、本発明のジ−重
度立体障害第二アミノエーテルが重度に立体障害
されていないジ−第二アミノエーテル(BIS−
IP)、モノアミノ重度立体障害アミノエーテルア
ルコール(TBEE)、第三アミン(MDEA)より
も遥かに優れていることを示している。 第3図、第5図、第6図のデータは、また、本
発明のジアミノエーテルが、高いH2S選択性に加
えて、メチルジエタノールアミン(MDEA)に
比較してH2SおよびCO2の両方に対する非常に高
い容量を有することも示している。第3図、第5
図、第6図のデータを見ると明らかなように、ジ
アミノエーテルを被吸収ガスと長時間接触させる
ような条件下で吸収方法を実施すると、H2Sに対
する選択性は低下するが、CO2およびH2Sの両方
に対する容量はむしろ高いまゝである。従つて、
ある場合には、“非選択的”酸性ガス吸収方法を
実施したいと欲して本発明のジアミノエーテルの
大きい吸収容量を利用することができる。かかる
“非選択的”方法は、比較的高レベルのH2Sと低
乃至零レベルのCO2とを含む天然ガスの洗浄に特
に有用である。そのまゝで、本発明のジアミノエ
ーテルは、かかる洗浄方法に通常用いられるモノ
エタノールアミン(MEA)およびジエタノール
アミン(DEA)の一部分または全部に取つて代
ることができる。 以上のすべての実施例は、第2図に示すような
吸収塔装置を用いる選択的H2S除去のためのジア
ミノエーテルの優れた性能を示すが、第1図に示
すような吸収−再生装置中でジアミノエーテルを
用いることによつて有効な選択的H2S除去を達成
することも可能である。 要するに、本発明は、CO2よりもH2Sに対して
高い選択性を有しかつその選択性の高いH2Sおよ
びCO2ローデイングレベルに於ても保たれる、第
三および(または)第二アミノ基を有するジアミ
ノエーテルを特徴とするアミノ化合物の特殊な群
を用いるガス状流からのH2Sの除去方法を提供す
ることがわかる。本発明は、本発明の方法に有用
な1群の新規ジアミノエーテルをも提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、H2SおよびCO2を含むガス状流から
のH2Sの選択的除去のための吸収−再生装置を示
す概略のフローシートであり、第2図は、H2Sお
よびCO2を含むガス状流からのHSの選択的除去
のためのジアミノエーテルの選択性の迅速測定に
使用するための実験的スパージ式吸収塔装置を示
す概略のフローシートであり、第3図は、対照と
してのメチルジエタノールアミン(MDEA)と
比べた1,2−ビス−(ピロリジニルエトキシ)
エタン(BIS−1)および1,2−ビス−(ピペ
リジニルエトキシ)エタン(BIS−PIP)のH2S
に対する選択性をH2SおよびCO2ローデイングに
対してプロツトしたグラフであり、第4図は、ビ
ス−(N−ピロリジニルエチル)エーテル(BIS
−O)、1,2−ビス−(ピロリジニルエトキシエ
トキシ)エタン(BIS−2)、1,2−ビス−(3
−ピロリジニル−n−プロポキシ)エタン(BIS
−P)のH2Sに対する選択性をH2SおよびCO2
ーデイングに対してプロツトしたグラフであり、
第5図は、比較としてのtert−ブチルアミノエト
キシエタノール(TBEE)および対照としてのメ
チルジエタノールアミン(MDEA)と比較した
1−(ピロリジニルエトキシ)−2−(tert−ブチ
ルアミノエトキシ)エタン(PETBEE)のH2S
に対する選択性をH2SおよびCO2ローデイングに
対してプロツトしたグラフであり、第6図は、比
較としてのtert−ブチルアミノエトキシエタノー
ル(TBEE)ならびに対照としての1,2−ビス
−(イソプロピルアミノエトキシ)エタン(BIS
−IP)およびメチルジエタノールアミン
(MDEA)と比較した1,2−ビス−(tert−ブチ
ルアミノエトキシ)エタン(BIS−TB)のH2S
に対する選択性をH2SおよびCO2ローデイングに
対してプロツトしたグラフである。 図面番号の説明、2……吸収塔、8……ポン
プ、9……熱交換器および冷却器、10……フラ
ツシユドラム、12……再生塔、14……凝縮
器、15……分離器、19……リボイラー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両アミノ基が共に重度立体障害第二アミノ基
    または第三アミノ基であるか、あるいは一方のア
    ミノ基が重度立体障害第二アミノ基でありかつ他
    方のアミノ基が第三アミノ基であるジアミノエー
    テルと溶媒を含むことを特徴とするH2Sを除去す
    るための吸収剤溶液。 2 溶媒が水または物理的吸収剤またはそれらの
    混合物であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の吸収剤溶液。 3 ジアミノエーテルが20℃に於て8.6より大き
    いpKa値を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の吸収剤溶液。 4 ジアミノエーテルが次式 〔上記式中、ジアミノエーテルが「ジ−第三アミ
    ノエーテル」である場合には、N1およびN2は、
    それぞれ式 【式】【式】 (上記式中、R1およびR8は、おのおのが独立に
    水素あるいはヒドロキシルまたはアルキルまたは
    ヒドロキシアルキルまたはシクロアルキルまたは
    ヒドロキシシクロアルキルまたはアルコキシまた
    はヒドロキシアルコキシ基である)で示され、
    R2、R3、R4、R5、R6、R7は、おのおのが独立に
    水素あるいはC1あるいはC2アルキルあるいはC1
    またはC2ヒドロキシアルキル基であり、m、n、
    pは2〜5の正整数であり、oは1〜4の正整数
    であり;また ジアミノエーテルが「ジ−第二アミノエーテ
    ル」である場合には、N1およびN2は、それぞれ
    式 −NH−R1および−NH−R8 (上記式中、R1およびR8は、おのおのが独立に、
    1〜8個の炭素原子を有する第一アルキル基ある
    いは2〜8個の炭素原子を有する第一ヒドロキシ
    アルキル基、あるいは3〜8個の炭素原子を有す
    る第二あるいは第三アルキルまたはヒドロキシア
    ルキルまたはシクロアルキルまたはヒドロキシシ
    クロアルキル基である) で示され、R2、R3、R4、R5、R6、R7は、おのお
    のが独立に、水素あるいはC1−C4アルキルまた
    はC1−C4ヒドロキシアルキル基であり、但し窒
    素原子に直接結合しているR1およびR8の炭素原
    子が第一である場合には、R2、R3、R6、R7は、
    すべてがアルキルまたはヒドロキシアルキル基で
    あることおよび窒素原子に直接結合しているR1
    およびR8の炭素原子が第二である場合には、R2
    またはR3の少なくとも1つおよびR6またはR7
    少なくとも1つはアルキルまたはヒドロキシアル
    キル基であることを条件とし、m、n、pは2〜
    4の正整数であり、oは零または1〜10の正整数
    であり;また ジアミノエーテルが「ジ−混合−第二−および
    第三アミノエーテル」である場合には、N1およ
    びN2は、それぞれ式 −NH−R1および【式】 (上記式中、R1、R8は、おのおのが独立に、1
    〜8個の炭素原子を有する第一アルキル基、ある
    いは2〜8個の炭素原子を有する第一ヒドロキシ
    アルキル基、あるいは3〜8個の炭素原子を有す
    る第二または第三アルキルまたはヒドロキシアル
    キルまたはシクロアルキルまたはヒドロキシシク
    ロアルキル基であり、かつ窒素複素環上の1個以
    上の任意の置換基を示すR8はヒドロキシル基で
    あつてもよく、qは複素環中の炭素原子の数を示
    しかつ3〜8の正整数である)で示され、R2
    R3、R4、R5、R6、R7は、おのおのが独立に、水
    素あるいはC1−C4アルキルまたはC1−C4ヒドロ
    キシアルキル基であり、但し窒素原子に直接結合
    しているR1の炭素原子が第一である場合には、
    R2、R3は、両方共にアルキルまたはヒドロキシ
    アルキル基であることおよび窒素原子に直接結合
    しているR1の炭素原子が第二である場合には、
    R2またはR3の少なくとも1つはアルキルまたは
    ヒドロキシアルキル基であることを条件とし、
    m、n、pは2〜4の正整数であり、oは零また
    は1〜10の正整数である〕 のジアミノエーテルであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の吸収剤溶液。 5 ジアミノエーテルが1,2−ビス−(3−ピ
    ロリジニル−n−プロポキシ)エタンまたは1,
    2−ビス−(tert−ブチルアミノエトキシ)エタ
    ンまたは1−(ピロリジニルエトキシ)−2−
    (tert−ブチルアミノエトキシ)エタンであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の吸収
    剤溶液。 6 (a)両アミノ基が共に重度立体障害第二アミノ
    基または第三アミノ基であるか、あるいは一方の
    アミノ基が重度立体障害第二アミノ基でありかつ
    他方のアミノ基が第三アミノ基であるジアミノエ
    ーテルからなる吸収剤溶液と、(b)H2S及びCO2
    らなる通常ガス状混合物とを、 接触することを特徴とする通常ガス状混合物か
    らH2Sの選択的吸収除去方法。 7 吸収剤溶液中のジアミノエーテルの全濃度が
    0.1〜6モル/リツトルであることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載のH2Sの選択的吸収除
    去方法。 8 接触が20〜100℃の温度範囲で、かつ0.4〜
    140.6Kg/cm2の圧力範囲下で行なわれることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項記載のH2Sの選択
    的吸収除去方法。 9 吸収剤溶液の少なくとも一部は、50〜170℃
    の温度範囲、かつ0.07〜3.5Kg/cm2の圧力範囲に
    おいて、再生されたもの、であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載のH2Sの選択的吸収
    除去方法。
JP58006522A 1982-01-18 1983-01-18 ジアミノエ−テルを用いるガス状混合物からのh↓2sの除去方法 Granted JPS58124517A (ja)

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