JPS63126480A - 細胞識別収集装置 - Google Patents
細胞識別収集装置Info
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- JPS63126480A JPS63126480A JP61272414A JP27241486A JPS63126480A JP S63126480 A JPS63126480 A JP S63126480A JP 61272414 A JP61272414 A JP 61272414A JP 27241486 A JP27241486 A JP 27241486A JP S63126480 A JPS63126480 A JP S63126480A
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- cell
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
細胞融合や遺伝子導入などの操作の行なわれた細胞懸濁
液は必要とする細胞と不要な細胞をともに含んだ細胞集
団であるが、本発明はそのような細胞集団から必要とす
る細胞のみを生存状態で収集するための装置に関するも
のである。
液は必要とする細胞と不要な細胞をともに含んだ細胞集
団であるが、本発明はそのような細胞集団から必要とす
る細胞のみを生存状態で収集するための装置に関するも
のである。
(従来の技術)
第7図に示される装置がフローサイトメータ又はセルソ
ータの名称で実用化されている(代謝VOL、21臨時
増刊号「免疫′84」第189〜198(中山香店、1
984年)参照)。
ータの名称で実用化されている(代謝VOL、21臨時
増刊号「免疫′84」第189〜198(中山香店、1
984年)参照)。
2はノズルであり、細胞懸濁液4はノズル2の中央に位
置決めされ、N&胞懸濁液4の外側に水流績6を流すこ
とによって、細胞がノズル2の中心を正確に通過するよ
うにしている。8はピエゾ電気結晶であり、ピエゾ電気
結晶8でノズル2を振動させることによって、ノズル2
の先端からの細胞流3から水滴3aとなる位置を一様に
する。
置決めされ、N&胞懸濁液4の外側に水流績6を流すこ
とによって、細胞がノズル2の中心を正確に通過するよ
うにしている。8はピエゾ電気結晶であり、ピエゾ電気
結晶8でノズル2を振動させることによって、ノズル2
の先端からの細胞流3から水滴3aとなる位置を一様に
する。
10はレーザであり、レーザビームはレンズ12によっ
て細胞流3に集光される。レーザビーム照射によって細
胞から発した蛍光光はレンズ14によってレーザビーム
と直交する方向に集められ、ダイクロニックミラー16
により蛍光の波長によって分岐される0分岐された一方
の蛍光光は第1の光電子増倍管18で検出され、他方の
蛍光光は第2の光電子増倍管20で検出される。
て細胞流3に集光される。レーザビーム照射によって細
胞から発した蛍光光はレンズ14によってレーザビーム
と直交する方向に集められ、ダイクロニックミラー16
により蛍光の波長によって分岐される0分岐された一方
の蛍光光は第1の光電子増倍管18で検出され、他方の
蛍光光は第2の光電子増倍管20で検出される。
一方、細胞によるレーザビームの散乱光は前方散乱光と
して光スキャター検知管22によって検出され、細胞の
大きさに対応した信号として出力される。
して光スキャター検知管22によって検出され、細胞の
大きさに対応した信号として出力される。
光電子増倍管18,20の検出信号Fl、F2と光スキ
ャター検知管22の信号Sによって細胞流3中の細胞が
識別される。これらの信号Fl。
ャター検知管22の信号Sによって細胞流3中の細胞が
識別される。これらの信号Fl。
F2.Sに基づいて水滴量6に+100Vもしくは一1
oovの電圧を印加するか、又は電圧を印加しないかが
決められる。水滴量6に電圧が印加された場合には、水
滴3aが帯電する。
oovの電圧を印加するか、又は電圧を印加しないかが
決められる。水滴量6に電圧が印加された場合には、水
滴3aが帯電する。
ノズル2の先端の下方の位置には偏向板24が設けられ
、数千Vの電圧が印加されている。ノズル2の先端から
滴下する細胞を含んだ水滴3aは、帯電の有無及びその
正負によって偏向板24で滴下方向が変えられて分取さ
れる。
、数千Vの電圧が印加されている。ノズル2の先端から
滴下する細胞を含んだ水滴3aは、帯電の有無及びその
正負によって偏向板24で滴下方向が変えられて分取さ
れる。
(発明が解決しようとする問題点)
第7図に示されるような装置には、以下に示される問題
点がある。
点がある。
(1)出力の大きいレーザ装置10の他に、ノズル2と
ピエゾ電気結晶8を含む水滴発生部、及び偏向板24を
基本構成部材としているため、装置が高価になり、かつ
、大型化する。
ピエゾ電気結晶8を含む水滴発生部、及び偏向板24を
基本構成部材としているため、装置が高価になり、かつ
、大型化する。
(2)細胞搬送時に高圧力を加えているため、ノズル出
口から大気圧に開放される際に細胞が破壊される虞れが
ある。
口から大気圧に開放される際に細胞が破壊される虞れが
ある。
(3)単独の細胞をA、Bとした場合、必要な細胞は融
合細胞ABであるにも拘わらず、細胞A及び細胞Bも分
取する機能を過分に備えているため、装置の複雑化を招
いている。
合細胞ABであるにも拘わらず、細胞A及び細胞Bも分
取する機能を過分に備えているため、装置の複雑化を招
いている。
(4)無菌処理が可能な閉鎖系になっていない。
本発明は、レーザ装置、水滴発生部及び分取用偏向板を
持たず、また、融合細胞以外の細胞を死滅させることに
よって融合細胞のみを収集し、かつ、無菌処理が可能な
閉鎖系とした細胞識別収集装置を提供することを目的と
するものである。
持たず、また、融合細胞以外の細胞を死滅させることに
よって融合細胞のみを収集し、かつ、無菌処理が可能な
閉鎖系とした細胞識別収集装置を提供することを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段)
実施例を示す第1図を参照して説明すると、本発明の細
胞識別収集装置では、1個の細胞のみが通過可能な内径
をもつ透明通路(30)の一端に細胞懸濁液の収容容器
(32)が取りつけられ、他端に細胞懸濁液の回収容器
(44)が取りつけられて無菌フィルタ(38,50)
によって外部と遮断された閉鎖系と、収容容器(32)
から透明通路(30)を経て回収容器(44)へ細胞懸
濁液を送る送液機構(40)と、収容容器(32)に取
りつけられた超音波振動子による攪拌機構(52,54
)と、透明通路(30)を挟んで設けられ、細胞の通過
を検出する光学検出部(56゜58.60.62)と、
透明通路(30)に光照射を行なう光学系(62,64
,66)と、この光学系(62,64,66)からの光
照射による細胞からの透過光又は蛍光を検出し、細胞の
種類を識別する検出・識別部(70,72,74,76
,78,80)と、透明通路(30)内に設けられ、細
胞が通過可能な間隙をもつ一対の電極(82,84)と
、検出・識別部(80)の出力信号により、高電圧電源
から一対の電極(82゜84)間に細胞を死滅させうる
高電圧パルスを印加する高電圧パルス発生部(90,9
2)とを備え、閉鎖系(30,32,38,44,50
)を送液機構(40)、攪拌機構(52,54)、光学
検出部(56,58,60,62)、光学系(62,6
4,66)、検出・識別部(70,72,74,76,
78,80)及び高電圧パルス発生部(90,92)に
着脱可能に装着した。
胞識別収集装置では、1個の細胞のみが通過可能な内径
をもつ透明通路(30)の一端に細胞懸濁液の収容容器
(32)が取りつけられ、他端に細胞懸濁液の回収容器
(44)が取りつけられて無菌フィルタ(38,50)
によって外部と遮断された閉鎖系と、収容容器(32)
から透明通路(30)を経て回収容器(44)へ細胞懸
濁液を送る送液機構(40)と、収容容器(32)に取
りつけられた超音波振動子による攪拌機構(52,54
)と、透明通路(30)を挟んで設けられ、細胞の通過
を検出する光学検出部(56゜58.60.62)と、
透明通路(30)に光照射を行なう光学系(62,64
,66)と、この光学系(62,64,66)からの光
照射による細胞からの透過光又は蛍光を検出し、細胞の
種類を識別する検出・識別部(70,72,74,76
,78,80)と、透明通路(30)内に設けられ、細
胞が通過可能な間隙をもつ一対の電極(82,84)と
、検出・識別部(80)の出力信号により、高電圧電源
から一対の電極(82゜84)間に細胞を死滅させうる
高電圧パルスを印加する高電圧パルス発生部(90,9
2)とを備え、閉鎖系(30,32,38,44,50
)を送液機構(40)、攪拌機構(52,54)、光学
検出部(56,58,60,62)、光学系(62,6
4,66)、検出・識別部(70,72,74,76,
78,80)及び高電圧パルス発生部(90,92)に
着脱可能に装着した。
(作用)
細胞(68)を識別し収集するとき、閉鎖系は無菌フィ
ルタ(38,50)によって外部から遮断された状態に
しておく。送液機構(40)によって、細胞懸濁液を収
容容器(32)から透明通路(30)を経て回収容器(
44)へ送りながら、光学検出部(56,60)で細胞
(68)の通過を検出し、光学系(62,64,66)
と検出・識別部(70,72,74,76,78,80
)によってその細胞(68)が単一細胞であるか融合細
胞であるかを識別していく。
ルタ(38,50)によって外部から遮断された状態に
しておく。送液機構(40)によって、細胞懸濁液を収
容容器(32)から透明通路(30)を経て回収容器(
44)へ送りながら、光学検出部(56,60)で細胞
(68)の通過を検出し、光学系(62,64,66)
と検出・識別部(70,72,74,76,78,80
)によってその細胞(68)が単一細胞であるか融合細
胞であるかを識別していく。
その細胞が単一細胞である場合には、光学検出部(58
,62)によってその細胞(68)が電極(82,84
)間に来たことを検出し、高電圧パルス発生部(90,
92)から電極(82,84)間に高電圧パルスを印加
してその細胞を死滅させる。一方、その細胞が融合細胞
である場合には、電極(82,84)間に高電圧パルス
を印加せず、その細胞を生きたままで回収容器(44)
に収集する。
,62)によってその細胞(68)が電極(82,84
)間に来たことを検出し、高電圧パルス発生部(90,
92)から電極(82,84)間に高電圧パルスを印加
してその細胞を死滅させる。一方、その細胞が融合細胞
である場合には、電極(82,84)間に高電圧パルス
を印加せず、その細胞を生きたままで回収容器(44)
に収集する。
全ての細胞懸濁液の識別収拾作業が終了すると、閉鎖系
を、外部と遮断された状態のままで他の構成部分から切
り離し、無菌条件下で回収容器から細胞を取り出す。
を、外部と遮断された状態のままで他の構成部分から切
り離し、無菌条件下で回収容器から細胞を取り出す。
(実施例)
第1図は本発明の一実施例を概略的に表わしたものであ
る。
る。
30は透明ガラスや透明樹脂にてなる透明な通路であり
、1個の細胞のみが通過可能な内径をもっている。
、1個の細胞のみが通過可能な内径をもっている。
透明通路30の一端には収容容器32が取りつけられ、
収容容器32は細胞懸濁液を入れるための密閉可能な開
口部34を備えている。収容容器32にはまた、細胞懸
濁液を搬送する加圧空気を供給する供給管36が設けら
れ、供給管36は無菌フィルタ38によって外部と遮断
されている。
収容容器32は細胞懸濁液を入れるための密閉可能な開
口部34を備えている。収容容器32にはまた、細胞懸
濁液を搬送する加圧空気を供給する供給管36が設けら
れ、供給管36は無菌フィルタ38によって外部と遮断
されている。
透明通路30の他端には識別され収集された細胞を回収
する回収容器44が取りつけられ、回収容器44には細
胞を取り出すための密閉可能な開口部46と、細胞搬送
用の空気を排出させる排出管48が設けられている。排
出管48は無菌フィルタ50によって外部と遮断されて
いる。
する回収容器44が取りつけられ、回収容器44には細
胞を取り出すための密閉可能な開口部46と、細胞搬送
用の空気を排出させる排出管48が設けられている。排
出管48は無菌フィルタ50によって外部と遮断されて
いる。
透明通路30の端部の収容容器32の開口部34と回収
容器44の開口部46が密閉可能であり、また、収容容
器32の加圧空気供給管36と回収容器44の排出管4
8がそれぞれ無菌フィルタ38.50によって外部から
遮断されることにより、この系は閉鎖系となっている。
容器44の開口部46が密閉可能であり、また、収容容
器32の加圧空気供給管36と回収容器44の排出管4
8がそれぞれ無菌フィルタ38.50によって外部から
遮断されることにより、この系は閉鎖系となっている。
40は送液機構としての空気送出ポンプであり、配管接
続部42によって供給管36に着脱可能に接続されてい
る。
続部42によって供給管36に着脱可能に接続されてい
る。
収容容器32の底面には、収容容器32中の細胞懸濁液
内で細胞が沈澱するのを防止するために、攪拌機構とし
ての超音波振動子52が密着して取りつけられている。
内で細胞が沈澱するのを防止するために、攪拌機構とし
ての超音波振動子52が密着して取りつけられている。
54は超音波振動子52の駆動部である。
細胞の位置を検出するために透明通路30の一方の側に
光源56.58が設けられ、透明通路30の反対側に受
光器60.62が設けられている。
光源56.58が設けられ、透明通路30の反対側に受
光器60.62が設けられている。
光源56から受光器60への光路はレンズ66からレン
ズ72への光路の中心を通るように設置され、光源58
から受光器62への光路は電極82と電極84の間の中
心を通るように設置されている。光源56.58及び受
光器60.62は光学検出部を構成する。
ズ72への光路の中心を通るように設置され、光源58
から受光器62への光路は電極82と電極84の間の中
心を通るように設置されている。光源56.58及び受
光器60.62は光学検出部を構成する。
62は細胞の光スペクトルを測定するための光源であり
、紫外領域から可視領域に及ぶ広範囲の光を発生する。
、紫外領域から可視領域に及ぶ広範囲の光を発生する。
64は光源62の光を導く光ファイバ、66は光ファイ
バ64からの光を集光して透明通路30内の細胞68に
照射するレンズである。光源62、光ファイバ64及び
レンズ66は光学系を構成する。
バ64からの光を集光して透明通路30内の細胞68に
照射するレンズである。光源62、光ファイバ64及び
レンズ66は光学系を構成する。
70は分光器(プリズム又は回折格子)、72は細胞6
8を透過した光を集光するレンズ、74はその光を導く
光ファイバ、76は光ファイバ74からの光を集光して
分光器70に導くレンズである。78は1次元光ダイオ
ードアレイであり、分光器70によって分光された光を
入光し、電気信号に変換して判別器80に送る0判別器
80は光ダイオードアレイ78からのスペクトルによっ
て細胞が単一のものであるのか融合されたものであるの
かを判別する。判別器80は、例えば後述のようにコン
ピュータによる処理を含んでいる。
8を透過した光を集光するレンズ、74はその光を導く
光ファイバ、76は光ファイバ74からの光を集光して
分光器70に導くレンズである。78は1次元光ダイオ
ードアレイであり、分光器70によって分光された光を
入光し、電気信号に変換して判別器80に送る0判別器
80は光ダイオードアレイ78からのスペクトルによっ
て細胞が単一のものであるのか融合されたものであるの
かを判別する。判別器80は、例えば後述のようにコン
ピュータによる処理を含んでいる。
レンズ72,76、光ファイバ74、分光器70゜光ダ
イオードアレイ78及び判別器80は検出・識別部を構
成する。
イオードアレイ78及び判別器80は検出・識別部を構
成する。
82.84は透明通路30内に設けられた電極であり、
これらの電極82.84の間隙は1個の細胞が通過可能
な大きさをもっている。電極82゜84には電気接触子
86及び88によって高電圧電源90とスイッチ92の
直列回路が接続されている。高電圧電源90とスイッチ
92は高電圧パルス発生部を構成する。
これらの電極82.84の間隙は1個の細胞が通過可能
な大きさをもっている。電極82゜84には電気接触子
86及び88によって高電圧電源90とスイッチ92の
直列回路が接続されている。高電圧電源90とスイッチ
92は高電圧パルス発生部を構成する。
高電圧電源90は細胞を死滅させる高電圧をもっている
。スイッチ92は判別器80の信号によって、電極82
.84の間を不要な細胞が通過するときにオンとなり、
その細胞を死滅させる。
。スイッチ92は判別器80の信号によって、電極82
.84の間を不要な細胞が通過するときにオンとなり、
その細胞を死滅させる。
配管接続部42を外すことによって、透明通路30、収
容容器32及び回収容器44を含む閉鎖系は、無菌フィ
ルタ38.50によって外部と遮断された状態のままで
、他の構成部分から切り離すことができる。
容容器32及び回収容器44を含む閉鎖系は、無菌フィ
ルタ38.50によって外部と遮断された状態のままで
、他の構成部分から切り離すことができる。
第2図に単一の細胞と融合した細胞のスペクトルを示す
。
。
一方の単一細胞のスペクトルが破線94で示されるもの
であり、他方の単一細胞のスペクトルがfIA4$96
で示されるものであるとすると、融合した細胞のスペク
トルは実a98で示されるようになる。
であり、他方の単一細胞のスペクトルがfIA4$96
で示されるものであるとすると、融合した細胞のスペク
トルは実a98で示されるようになる。
2種類の単一細胞がそれぞれ第2図に示されるように固
有の色調を帯びており、かつ、それらの色調に差異があ
る場合には、細胞に染色をする必要はない。細胞が固有
の色調を帯びていない場合には、色素によって染色する
ことにより、第2図に示されるようなスペクトルの差を
設ける。
有の色調を帯びており、かつ、それらの色調に差異があ
る場合には、細胞に染色をする必要はない。細胞が固有
の色調を帯びていない場合には、色素によって染色する
ことにより、第2図に示されるようなスペクトルの差を
設ける。
第1図の実施例において、開口部34から細胞懸濁液を
注入し、開口部34を密閉して空気送出ポンプ40によ
って収容容器32から透明通路30に細胞を1個ずつ送
出していく。
注入し、開口部34を密閉して空気送出ポンプ40によ
って収容容器32から透明通路30に細胞を1個ずつ送
出していく。
光源62からの光照射によって細胞68のスペクトルが
分光器70から光ダイオードアレイ78に入射される。
分光器70から光ダイオードアレイ78に入射される。
受光器60によって細胞68が検出されると、細胞68
のスペクトル情報が光ダイオードアレイ78から判別器
80に収集され、判別器80によりそのスペクトルが第
2図に示される破線94のものであるか、鎖線96のも
のであるか、又は実fi98のものであるかによって、
細胞68が単一のものか融合されたものかが識別される
。
のスペクトル情報が光ダイオードアレイ78から判別器
80に収集され、判別器80によりそのスペクトルが第
2図に示される破線94のものであるか、鎖線96のも
のであるか、又は実fi98のものであるかによって、
細胞68が単一のものか融合されたものかが識別される
。
識別された細胞68が電極82,84の間を通過する時
刻を受光器62からの信号によって検出し、その細胞6
8が単一のものである場合には、判別器8oからの信号
によりスイッチ92を閉じることによって細胞に高電圧
パルスを印加して死滅させる。一方、その細胞68が融
合されたものである場合には、スイッチ92は閉じず、
細胞68を生きたままで回収容器44に収集する。
刻を受光器62からの信号によって検出し、その細胞6
8が単一のものである場合には、判別器8oからの信号
によりスイッチ92を閉じることによって細胞に高電圧
パルスを印加して死滅させる。一方、その細胞68が融
合されたものである場合には、スイッチ92は閉じず、
細胞68を生きたままで回収容器44に収集する。
収容容器32内の全ての細胞懸濁液について識別収集操
作が終了すると、配管接続部42を取り外すことによっ
て収容容器32、透明通路30及び回収容器44を含む
密閉系を他の構成部分から切り離し、クリーンベンチ内
において開口部46を開けて回収容器46から細胞を取
り出す。
作が終了すると、配管接続部42を取り外すことによっ
て収容容器32、透明通路30及び回収容器44を含む
密閉系を他の構成部分から切り離し、クリーンベンチ内
において開口部46を開けて回収容器46から細胞を取
り出す。
第1図の実施例における判別器80を第3図に示す。
判別器80は、光ダイオードアレイ78からスペクトル
情報を収集する動作を制御し、そのスペクトル情報から
細胞68の種類を識別するCPU100の他、光ダイオ
ードアレイ78の出力であるアナログ信号のビデオ信号
をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ102、A
/Dコンバータ102の出力と予め設定されたスペクト
ルを記憶するメモリ104、及びメモリ104の記憶位
置を指定するメモリ番地管理手段106などを含んでい
る。
情報を収集する動作を制御し、そのスペクトル情報から
細胞68の種類を識別するCPU100の他、光ダイオ
ードアレイ78の出力であるアナログ信号のビデオ信号
をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ102、A
/Dコンバータ102の出力と予め設定されたスペクト
ルを記憶するメモリ104、及びメモリ104の記憶位
置を指定するメモリ番地管理手段106などを含んでい
る。
受光器60から細胞68を検出した信号が出力されると
、その信号はCPU100に入力開始信号として入力さ
れる。CPU100は入力開始信号を入力すると、光ダ
イオードアレイ78にビデオ信号の出力を要請するクロ
ック波を出力する。
、その信号はCPU100に入力開始信号として入力さ
れる。CPU100は入力開始信号を入力すると、光ダ
イオードアレイ78にビデオ信号の出力を要請するクロ
ック波を出力する。
これにより、光ダイオードアレイ78からはビデオ信号
が出力され、A/Dコンバータ102はCPU100か
らのクロック波をA/D開始クロッりとじてビデオ信号
をデジタル信号に変換していく。A/Dコンバータ10
2の出力は、クロック波のタイミングでメモリ番地管理
手段106によってメモリ104の所定の番地へ記憶さ
れていく。
が出力され、A/Dコンバータ102はCPU100か
らのクロック波をA/D開始クロッりとじてビデオ信号
をデジタル信号に変換していく。A/Dコンバータ10
2の出力は、クロック波のタイミングでメモリ番地管理
手段106によってメモリ104の所定の番地へ記憶さ
れていく。
光ダイオードアレイ78の各光ダイオードとメモリ10
4の番地の対応関係は第4図に示されるようになる。分
光器70によって分光されたスペクトルの波長a1〜a
nが1番目からn番目の光ダイオードによってそれぞれ
検出され、A/Dコンバータ102によってデジタル値
に変換されてメモリ104の1番目からn番目の番地に
それぞれ記憶される。
4の番地の対応関係は第4図に示されるようになる。分
光器70によって分光されたスペクトルの波長a1〜a
nが1番目からn番目の光ダイオードによってそれぞれ
検出され、A/Dコンバータ102によってデジタル値
に変換されてメモリ104の1番目からn番目の番地に
それぞれ記憶される。
光ダイオードアレイ78からのビデオ信号は、第5図に
示されるようにアナログ信号として出力されるので、C
PU100からのクロック波のタイミングでA/Dコン
バータ102が動作してデジタル信号に変換していく。
示されるようにアナログ信号として出力されるので、C
PU100からのクロック波のタイミングでA/Dコン
バータ102が動作してデジタル信号に変換していく。
第6図に、判別器80による細胞識別の手順を示す。
まず、単独細胞のスペクトル情報94.96(第2図)
を収集し、メモリ104に記憶させておく(ステップS
l、S2)。
を収集し、メモリ104に記憶させておく(ステップS
l、S2)。
第1図の装置により実験細胞68を流してその実験細胞
68のスペクトルを入力する(ステップS3)、実験細
胞68のスペクトルがスペクトル94又はスペクトル9
6に近いものであれば、スイッチ92をオンにする判定
を下しくステップS4→S6又はS4→S5→S6)、
実験細胞68のスペクトルがスペクトル94及びスペク
トル96のいずれとも異なっておれば、スイッチ92を
オフにする判定を下す(ステップS4→S5→S7)。
68のスペクトルを入力する(ステップS3)、実験細
胞68のスペクトルがスペクトル94又はスペクトル9
6に近いものであれば、スイッチ92をオンにする判定
を下しくステップS4→S6又はS4→S5→S6)、
実験細胞68のスペクトルがスペクトル94及びスペク
トル96のいずれとも異なっておれば、スイッチ92を
オフにする判定を下す(ステップS4→S5→S7)。
本発明はまた、遺伝子導入が行なわれた細胞を取り出す
装置としても利用することができる。その場合、光源6
2として水銀ランプを使用し、遺伝形質転換物質に蛍光
マーカを付与しておき、その遺伝形質転換物質が受容細
胞に導入された細胞と導入されない細胞とを蛍光光の有
無によって判別するようにしてもよい。
装置としても利用することができる。その場合、光源6
2として水銀ランプを使用し、遺伝形質転換物質に蛍光
マーカを付与しておき、その遺伝形質転換物質が受容細
胞に導入された細胞と導入されない細胞とを蛍光光の有
無によって判別するようにしてもよい。
第7図に示される従来の装置において、偏向板24によ
って細胞を選択する代りに、レーザ照射による光情報に
よって不要な細胞を電気パルスによって死滅させるよう
にすることができる。
って細胞を選択する代りに、レーザ照射による光情報に
よって不要な細胞を電気パルスによって死滅させるよう
にすることができる。
(発明の効果)
本発明の装置では、閉鎖系としたので無菌処理が可能に
なる。
なる。
レーザや水滴発生部及び分取用の偏向部を設けず、必要
とする融合細胞のみを収集するようにしたので、装置の
構造が簡単になる。
とする融合細胞のみを収集するようにしたので、装置の
構造が簡単になる。
また、従来のようにノズルから細胞を放出するのに比べ
て、本発明の装置では通路内を搬送させるので、細胞が
破壊されることが少なくなる。
て、本発明の装置では通路内を搬送させるので、細胞が
破壊されることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略図、第2図は細胞
のスペクトルを示す図、第3図は判別器を示すブロック
図、第4図は光ダイオードアレイとメモリの対応関係を
示すブロック図、第5図はA/Dコンバータの動作を示
す波形図、第6図は判別器の識別動作を示すフローチャ
ート、第7図は従来の装置を示す概略図である。 30・・・・・・透明通路、 32・・・・・・収容容器、 38.50・・・・・・無菌フィルタ、40・・・・・
・空気送出ポンプ、 42・・・・・・配管接続部、 44・・・・・・回収容器、 52・・・・・・超音波振動子、 56.58・・・・・・光源、 60.62・・・・・・受光器、 62・・・・・・光源、 70・・・・・・分光器、 78・・・・・・光ダイオードアレイ、80・・・・・
・判別器、 82.84・・・・・・電極、 90・・・・・高電圧電源、 92・・・・・・スイッチ。
のスペクトルを示す図、第3図は判別器を示すブロック
図、第4図は光ダイオードアレイとメモリの対応関係を
示すブロック図、第5図はA/Dコンバータの動作を示
す波形図、第6図は判別器の識別動作を示すフローチャ
ート、第7図は従来の装置を示す概略図である。 30・・・・・・透明通路、 32・・・・・・収容容器、 38.50・・・・・・無菌フィルタ、40・・・・・
・空気送出ポンプ、 42・・・・・・配管接続部、 44・・・・・・回収容器、 52・・・・・・超音波振動子、 56.58・・・・・・光源、 60.62・・・・・・受光器、 62・・・・・・光源、 70・・・・・・分光器、 78・・・・・・光ダイオードアレイ、80・・・・・
・判別器、 82.84・・・・・・電極、 90・・・・・高電圧電源、 92・・・・・・スイッチ。
Claims (1)
- (1)1個の細胞のみが通過可能な内径をもつ透明通路
の一端に細胞懸濁液の収容容器が取りつけられ、他端に
細胞懸濁液の回収容器が取りつけられて無菌フィルタに
よって外部と遮断された閉鎖系と、前記収容容器から前
記透明通路を経て前記回収容器へ細胞懸濁液を送る送液
機構と、前記収容容器に取りつけられた超音波振動子に
よる攪拌機構と、前記透明通路を挟んで設けられ、細胞
の通過を検出する光学検出部と、前記透明通路に光照射
を行なう光学系と、この光学系からの光照射による細胞
からの透過光又は蛍光を検出し、細胞の種類を識別する
検出・識別部と、前記透明通路内に設けられ、細胞が通
過可能な間隙をもつ一対の電極と、前記検出・識別部の
出力信号により、高電圧電源から前記一対の電極間に細
胞を死滅させうる高電圧パルスを印加する高電圧パルス
発生部とを備え、前記閉鎖系を前記送液機構、攪拌機構
、光学検出部、光学系、検出・識別部及び高電圧パルス
発生部に着脱可能に装着した細胞識別収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61272414A JP2576478B2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 | 細胞識別収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61272414A JP2576478B2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 | 細胞識別収集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63126480A true JPS63126480A (ja) | 1988-05-30 |
JP2576478B2 JP2576478B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=17513575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61272414A Expired - Fee Related JP2576478B2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 | 細胞識別収集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576478B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04126081A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-04-27 | P C C Technol:Kk | 細胞融合及び融合細胞選別システム |
WO2009157385A1 (ja) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | 古河電気工業株式会社 | 細胞の識別およびソーティング方法およびその装置 |
US20100178682A1 (en) * | 2007-06-14 | 2010-07-15 | Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. | Flow cytometer having cell-sorting function and method of separating living cells |
CN115895864A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-04-04 | 重庆大学 | 一种基于平面电极的微流控芯片检测系统 |
-
1986
- 1986-11-14 JP JP61272414A patent/JP2576478B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04126081A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-04-27 | P C C Technol:Kk | 細胞融合及び融合細胞選別システム |
US20100178682A1 (en) * | 2007-06-14 | 2010-07-15 | Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. | Flow cytometer having cell-sorting function and method of separating living cells |
US8642306B2 (en) * | 2007-06-14 | 2014-02-04 | Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd. | Flow cytometer having cell-sorting function and method of separating living cells |
WO2009157385A1 (ja) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | 古河電気工業株式会社 | 細胞の識別およびソーティング方法およびその装置 |
JP5323829B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2013-10-23 | 古河電気工業株式会社 | 細胞の識別およびソーティング方法およびその装置 |
US8942458B2 (en) | 2008-06-27 | 2015-01-27 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Method for distinguishing and sorting of cells and device therefor |
CN115895864A (zh) * | 2022-11-30 | 2023-04-04 | 重庆大学 | 一种基于平面电极的微流控芯片检测系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576478B2 (ja) | 1997-01-29 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |