JPS63125627A - 金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及び装置 - Google Patents
金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及び装置Info
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- JPS63125627A JPS63125627A JP27049986A JP27049986A JPS63125627A JP S63125627 A JPS63125627 A JP S63125627A JP 27049986 A JP27049986 A JP 27049986A JP 27049986 A JP27049986 A JP 27049986A JP S63125627 A JPS63125627 A JP S63125627A
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- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業−1−の利用分野
本発明は、金属化合物、即ち金属と他の元素との化合物
の粒子が分散された金属よりなる複合材料に係り、更に
詳細には金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及
び装置に係る。
の粒子が分散された金属よりなる複合材料に係り、更に
詳細には金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及
び装置に係る。
従来の技術
金属化合物の微粉末又はかかる微粉末が分散された金属
マトリックスよりなる複合材料の製造方法として、本願
出願人と同一の出願人の出願にかかる特開昭58−15
0427号、特開昭60−150828号、及び特開昭
60−21.346号の各公報には、金属蒸気と反応ガ
スとの混合ガス又は金属化合物の微粒を絞り通路に通し
、その際の断熱膨張によって蒸気又は粒子を急冷させる
ことを含む方法が記載されている。これらの方法によれ
ば、従来より公知の他の製造方法に比して粒径が非常に
小さく実質的に均一である高純度の金属化合物の微粉末
又はかかる微粉末を分散tつ子とする複合材料を能率よ
く低度に製造することかできる。
マトリックスよりなる複合材料の製造方法として、本願
出願人と同一の出願人の出願にかかる特開昭58−15
0427号、特開昭60−150828号、及び特開昭
60−21.346号の各公報には、金属蒸気と反応ガ
スとの混合ガス又は金属化合物の微粒を絞り通路に通し
、その際の断熱膨張によって蒸気又は粒子を急冷させる
ことを含む方法が記載されている。これらの方法によれ
ば、従来より公知の他の製造方法に比して粒径が非常に
小さく実質的に均一である高純度の金属化合物の微粉末
又はかかる微粉末を分散tつ子とする複合材料を能率よ
く低度に製造することかできる。
発明が解決しようとする問題点
しかし−上述の先の提案にかかる製造方法により特に金
属炭化物の微粉末を分散粒子とする複合+」料を製造す
る場合には以下の如き問題が生じる。
属炭化物の微粉末を分散粒子とする複合+」料を製造す
る場合には以下の如き問題が生じる。
特開昭58−150427号公報の第3図及び第4図に
示された装置又は特開昭6C121346号公報の第1
図に示された装置による場合■炭素を発生する反応ガス
(例えばメタン、エタン、プロパン等)がガス予熱室内
に於て加熱されるので、反応ガスはガス予熱室内に於て
クラッキング現象を生じて炭素を発生する。金属蒸気発
生室内に於ける化合反応を十分進行させるに足る反応ガ
スを供給すべく反応ガスの流量を高くすると、ガス予熱
室内に炭素が堆積し、最悪の場合にはガス予熱室が栓塞
され、これにより金属蒸気発生室へ反応ガスを供給する
ことができなくなる。
示された装置又は特開昭6C121346号公報の第1
図に示された装置による場合■炭素を発生する反応ガス
(例えばメタン、エタン、プロパン等)がガス予熱室内
に於て加熱されるので、反応ガスはガス予熱室内に於て
クラッキング現象を生じて炭素を発生する。金属蒸気発
生室内に於ける化合反応を十分進行させるに足る反応ガ
スを供給すべく反応ガスの流量を高くすると、ガス予熱
室内に炭素が堆積し、最悪の場合にはガス予熱室が栓塞
され、これにより金属蒸気発生室へ反応ガスを供給する
ことができなくなる。
■かかる問題の発生を回避すべく、金属蒸気発生室へ直
接反応ガスを供給することが考えられるが、金属蒸気発
生室内に於ける反応を十分に進行させるべく反応ガスの
流量を高くすると、金属蒸気発生室内の金属溶湯の表面
に金属炭化物の膜が形成され、そのため金属蒸気の発生
が阻害され、その結果金属化合物の微粉末の生成速度が
低下し、また下端にノズルを有する導管内に炭素や金属
化合物が堆積し、最悪の場合にはノズルか栓塞され、そ
の結果金属化合物の微粉末を分散粒子とする複合材料を
製造できなくなることがある。
接反応ガスを供給することが考えられるが、金属蒸気発
生室内に於ける反応を十分に進行させるべく反応ガスの
流量を高くすると、金属蒸気発生室内の金属溶湯の表面
に金属炭化物の膜が形成され、そのため金属蒸気の発生
が阻害され、その結果金属化合物の微粉末の生成速度が
低下し、また下端にノズルを有する導管内に炭素や金属
化合物が堆積し、最悪の場合にはノズルか栓塞され、そ
の結果金属化合物の微粉末を分散粒子とする複合材料を
製造できなくなることがある。
特開昭58−150427号公報の第5図の装置による
場合 この場合には反応ガスが反応室26内へ供給されるので
、上述の如き■及び■の問題は生じないが、この装置の
場合には金属蒸気発生室5内にて発生された金属蒸気が
ノズル11を通過する際の断熱膨張によって急冷され、
そのため反応室26内に導入される時点に於ては既に比
較的低い温度に低下した金属粒子となっており、また金
属粒子はノズル11より噴出する噴流によって非常に速
い速度にて反応室内を通過せしめられるので、反応室2
6内に於て十分な化合反応を行わせることが困難であり
、従って未反応の金属を含まない高純度の金属炭化物の
微粉末を製造することが困難であり、従って未反応の金
属部分又は未反応の金属粒子を含まない複合材料を製造
することが困難である。
場合 この場合には反応ガスが反応室26内へ供給されるので
、上述の如き■及び■の問題は生じないが、この装置の
場合には金属蒸気発生室5内にて発生された金属蒸気が
ノズル11を通過する際の断熱膨張によって急冷され、
そのため反応室26内に導入される時点に於ては既に比
較的低い温度に低下した金属粒子となっており、また金
属粒子はノズル11より噴出する噴流によって非常に速
い速度にて反応室内を通過せしめられるので、反応室2
6内に於て十分な化合反応を行わせることが困難であり
、従って未反応の金属を含まない高純度の金属炭化物の
微粉末を製造することが困難であり、従って未反応の金
属部分又は未反応の金属粒子を含まない複合材料を製造
することが困難である。
特開昭60−150828号公報の製造方法による場合
反応ガスが下室4のみへ供給される場合には上述の■及
び■の問題は発生しない。しかし下室4へ導入される金
属粒子は既に大きく温度低下しているので、上述の特開
昭58−150427号公報の第5図に記載された装置
の場合と同様、金属粒子と反応ガスとを速やかに反応さ
せることが困難であり、金属粒子の一部は未反応のまま
残存し、従って未反応の金属部分又は未反応の金属粒子
を含まない複合材料を製造することが困難である。
び■の問題は発生しない。しかし下室4へ導入される金
属粒子は既に大きく温度低下しているので、上述の特開
昭58−150427号公報の第5図に記載された装置
の場合と同様、金属粒子と反応ガスとを速やかに反応さ
せることが困難であり、金属粒子の一部は未反応のまま
残存し、従って未反応の金属部分又は未反応の金属粒子
を含まない複合材料を製造することが困難である。
また化合反応が下室の全域に於て生起し、また生じた金
属化合物の微粉末の流速が小さいので、微粉末がマトリ
ックスの溶湯中に侵入する効率がきわめて悪く、そのた
め複合材料を能率よく低廉に製造することができないと
いう問題がある。
属化合物の微粉末の流速が小さいので、微粉末がマトリ
ックスの溶湯中に侵入する効率がきわめて悪く、そのた
め複合材料を能率よく低廉に製造することができないと
いう問題がある。
本発明は、上述の如き先の提案にかかる金属化合物の微
粉末の製造方法を利用して、又は」一連の先の提案にか
かる複合材料の製造方法により金属化合物粒子分散金属
複合材料を製造する場合に於ける」−述の如き問題に鑑
み、金属化合物が金属炭化物である場合にも粒径が非常
に小さく実質的に均一である高純度の金属化合物の微粉
末か分散された金属マトリックスよりなる複合材料を能
率よく低廉に製造することのできる方法及び装置を提供
することを目的としている。
粉末の製造方法を利用して、又は」一連の先の提案にか
かる複合材料の製造方法により金属化合物粒子分散金属
複合材料を製造する場合に於ける」−述の如き問題に鑑
み、金属化合物が金属炭化物である場合にも粒径が非常
に小さく実質的に均一である高純度の金属化合物の微粉
末か分散された金属マトリックスよりなる複合材料を能
率よく低廉に製造することのできる方法及び装置を提供
することを目的としている。
問題点を解決するだめの手段
1−述の如き目的は、本発明によれば、金属化合物を構
成すべき金属の蒸気を断熱膨張用のノズルに通しつつ前
記金属化合物を構成すべき他の元素を含む反応ガスをノ
ズルの最小断面部又はそれより上流側の位置にて前記ノ
ズル内へ導入し、前記金属蒸気と前記反応ガスとを混合
することにより前記金属蒸気と前記能の元素とを反応さ
せ、かくして生じた金属化合物の微粒と残留ガスとの混
合ガスを前記ノズルより噴出させ、その噴流をマトリッ
クス金属の溶湯に衝突させることを含む金属化合物粒子
分散金属複合材料の製造方法、及び金属蒸気発生室と、
複合材料製造室と、前記金属蒸気発生室を所定の温度に
加熱する手段と、前記金属蒸気発生室と前記複合材料製
造室とを連通接続し前記複合材料製造室の側の端部に断
熱膨張用のノズルを有する絞り通路手段と、前記ノズル
の最小断面部又はその上流側の位置にて前記ノズル内へ
反応ガスを供給する反応ガス供給手段と、前記ノズルよ
りの噴流を受ける位置にて前記複合材料製造室内に配置
されたマトリックス金属溶湯貯容手段と、前記複合材料
製造室内を減圧する手段とを有する金属化合物粒子分散
金属複合材料の製造装置によって達成される。
成すべき金属の蒸気を断熱膨張用のノズルに通しつつ前
記金属化合物を構成すべき他の元素を含む反応ガスをノ
ズルの最小断面部又はそれより上流側の位置にて前記ノ
ズル内へ導入し、前記金属蒸気と前記反応ガスとを混合
することにより前記金属蒸気と前記能の元素とを反応さ
せ、かくして生じた金属化合物の微粒と残留ガスとの混
合ガスを前記ノズルより噴出させ、その噴流をマトリッ
クス金属の溶湯に衝突させることを含む金属化合物粒子
分散金属複合材料の製造方法、及び金属蒸気発生室と、
複合材料製造室と、前記金属蒸気発生室を所定の温度に
加熱する手段と、前記金属蒸気発生室と前記複合材料製
造室とを連通接続し前記複合材料製造室の側の端部に断
熱膨張用のノズルを有する絞り通路手段と、前記ノズル
の最小断面部又はその上流側の位置にて前記ノズル内へ
反応ガスを供給する反応ガス供給手段と、前記ノズルよ
りの噴流を受ける位置にて前記複合材料製造室内に配置
されたマトリックス金属溶湯貯容手段と、前記複合材料
製造室内を減圧する手段とを有する金属化合物粒子分散
金属複合材料の製造装置によって達成される。
発明の作用及び効果
本発明の方法によれば、金属蒸気はその温度が比較的高
い状態にて反応ガスと混合され反応せしめられるので、
金属蒸気と金属化合物を構成すべき他の元素との化合反
応が十分に進行し、またかくして生じた金属化合物の微
粒と残留ガスとの混合ガスが断熱膨張用のノズルより噴
出せしめられ、その噴流がマトリックス金属の溶湯に衝
突せしめられるので、上述の先の提案にかかる従来の製
造方法に比して高純度の金属化合物の微粉末を分散粒子
とする複合材料を能率よく低廉に製造することができる
。
い状態にて反応ガスと混合され反応せしめられるので、
金属蒸気と金属化合物を構成すべき他の元素との化合反
応が十分に進行し、またかくして生じた金属化合物の微
粒と残留ガスとの混合ガスが断熱膨張用のノズルより噴
出せしめられ、その噴流がマトリックス金属の溶湯に衝
突せしめられるので、上述の先の提案にかかる従来の製
造方法に比して高純度の金属化合物の微粉末を分散粒子
とする複合材料を能率よく低廉に製造することができる
。
また本発明の方法によれば、反応ガスはノズルの最小断
面部又はそれより」1流側の位置にてノズル内へ導入さ
れるので、上述の特開昭58−150427号公報や特
開昭60−21346号公報に記載された装置の場合の
如く、反応ガスが過剰に加熱されることによりタラソキ
ングを生じ、これによりノズルの内壁而等に炭素が堆積
して、炭素がマトリックス金属の溶湯中に持込まれるこ
とに起因する種々の問題の発生を低減することかできる
。
面部又はそれより」1流側の位置にてノズル内へ導入さ
れるので、上述の特開昭58−150427号公報や特
開昭60−21346号公報に記載された装置の場合の
如く、反応ガスが過剰に加熱されることによりタラソキ
ングを生じ、これによりノズルの内壁而等に炭素が堆積
して、炭素がマトリックス金属の溶湯中に持込まれるこ
とに起因する種々の問題の発生を低減することかできる
。
また本発明の製造装置によれば、反応ガスの供給手段は
ノズルの最小断面部又はそれよりも上流側の位置にてノ
ズル内へ反応ガスを供給するようになっており、また絞
り通路手段はノズル内にて十分な反応が行われることに
より生じた金属化合物の微粒を含む混合ガスを複合材料
製造室へ噴出しマトリックス金属の溶湯に衝突させるよ
う構成されているので、上述の如き本発明の製造方法の
実施を容易に且確実に実施することができる。
ノズルの最小断面部又はそれよりも上流側の位置にてノ
ズル内へ反応ガスを供給するようになっており、また絞
り通路手段はノズル内にて十分な反応が行われることに
より生じた金属化合物の微粒を含む混合ガスを複合材料
製造室へ噴出しマトリックス金属の溶湯に衝突させるよ
う構成されているので、上述の如き本発明の製造方法の
実施を容易に且確実に実施することができる。
本発明の方法の一つの詳細な特徴によれば、反応ガスは
ノズルの内壁面より隔置された位置にてノズル内へ供給
され、これに対応して本発明の装置の一つの詳細な特徴
によれば、反応ガス供給手段はノズルの内壁面より隔置
された位置に開口を有する導管を含んでいる。かかる方
法及び装置によれば、ノズルの内壁而に開口する通路を
経てノズル内へ反応ガスが導入される場合に比して、金
属蒸気と反応ガスどの混合、従ってこれらの反応を向上
させることができ、これにより7トリツター ]〇 − ス金属中に分散される金属化合物粒子の純度を向上させ
ることができる。
ノズルの内壁面より隔置された位置にてノズル内へ供給
され、これに対応して本発明の装置の一つの詳細な特徴
によれば、反応ガス供給手段はノズルの内壁面より隔置
された位置に開口を有する導管を含んでいる。かかる方
法及び装置によれば、ノズルの内壁而に開口する通路を
経てノズル内へ反応ガスが導入される場合に比して、金
属蒸気と反応ガスどの混合、従ってこれらの反応を向上
させることができ、これにより7トリツター ]〇 − ス金属中に分散される金属化合物粒子の純度を向上させ
ることができる。
本発明の装置の他の一つの詳細な特徴によれば、反応ガ
ス供給手段はノズルの内壁面より隔置された位置に開口
を有する導管であって、金属蒸気の流れ方向に見てノズ
ルの下流側開口端よりノズル内へ延在する導管を含んで
いる。かかる構成によれば、反応ガスがノズル内へ放出
される前にそれが過剰に加熱されることによりクラッキ
ングを生じ、これによりノズルの内壁面等に炭素が堆積
したり、炭素が多量にマトリックス金属の溶湯中に持込
まれることに起因する種々の問題の発生を低減すること
ができる。
ス供給手段はノズルの内壁面より隔置された位置に開口
を有する導管であって、金属蒸気の流れ方向に見てノズ
ルの下流側開口端よりノズル内へ延在する導管を含んで
いる。かかる構成によれば、反応ガスがノズル内へ放出
される前にそれが過剰に加熱されることによりクラッキ
ングを生じ、これによりノズルの内壁面等に炭素が堆積
したり、炭素が多量にマトリックス金属の溶湯中に持込
まれることに起因する種々の問題の発生を低減すること
ができる。
本発明の装置の更に他の一つの詳細な特徴によれば、反
応ガス供給手段はノズルの内壁面より隔置された位置に
開口を有する導管であって、金属蒸気の流れ方向に見て
ノズルの下流側開口端よりノズル内へ延在する導管を含
んでおり、その開口は実質的に半径方向外方又は金属蒸
気の流れ方向に対し下流側方向へ傾斜して半径方向外方
へ延在している。かかる構成によれば、ノズル内を流れ
る金属粒子により反応ガスが吸出される所謂エジェクタ
効果によりノズル内へ反応ガスを導入することができる
ので、導管内の反応ガスの圧力を高くしなくても、従っ
てノズル内の圧力条件を乱すことなく金属蒸気と反応ガ
スとを良好に混合し、これらを良好に反応させることが
できる。
応ガス供給手段はノズルの内壁面より隔置された位置に
開口を有する導管であって、金属蒸気の流れ方向に見て
ノズルの下流側開口端よりノズル内へ延在する導管を含
んでおり、その開口は実質的に半径方向外方又は金属蒸
気の流れ方向に対し下流側方向へ傾斜して半径方向外方
へ延在している。かかる構成によれば、ノズル内を流れ
る金属粒子により反応ガスが吸出される所謂エジェクタ
効果によりノズル内へ反応ガスを導入することができる
ので、導管内の反応ガスの圧力を高くしなくても、従っ
てノズル内の圧力条件を乱すことなく金属蒸気と反応ガ
スとを良好に混合し、これらを良好に反応させることが
できる。
本発明の装置の更に他の一つの詳細な特徴によれば、反
応ガス供給手段はノズルの最小断面部に対するその開口
の位置を金属蒸気の流れ方向に沿って変化し得るよう構
成されている。かかる構成によれば、金属蒸気及び反応
ガスの組合せの如何や装置の運転パラメータの設定如何
によって、金属蒸気と反応ガスとの化合反応が最適に行
われるよう、ノズルの最小断面部に対する開口の位置を
容易に調節することができる。
応ガス供給手段はノズルの最小断面部に対するその開口
の位置を金属蒸気の流れ方向に沿って変化し得るよう構
成されている。かかる構成によれば、金属蒸気及び反応
ガスの組合せの如何や装置の運転パラメータの設定如何
によって、金属蒸気と反応ガスとの化合反応が最適に行
われるよう、ノズルの最小断面部に対する開口の位置を
容易に調節することができる。
尚本発明による方法及び装置は上述の如き先の提案にか
かる方法によっては能率よく且低度に製造することか困
難な金属炭化物の微粉末を分散粒子とする複合材料の製
造に対し適用されるに適したものであるが、本発明の方
法及び装置は金属酸化物、金属窒化物の如き他の任意の
金属化合物の微粉末を分散粒子とする複合材料の製造に
適用されてよいものである。
かる方法によっては能率よく且低度に製造することか困
難な金属炭化物の微粉末を分散粒子とする複合材料の製
造に対し適用されるに適したものであるが、本発明の方
法及び装置は金属酸化物、金属窒化物の如き他の任意の
金属化合物の微粉末を分散粒子とする複合材料の製造に
適用されてよいものである。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
実施例
第1図は本発明による複合材料製造装置の一つの実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図に示された装置の要部
を示す拡大部分縦断面図である。
を示す縦断面図、第2図は第1図に示された装置の要部
を示す拡大部分縦断面図である。
図に於て、10及び12はそれぞれアッパハウジング及
びロアハウジングを示している。アッパハウジング10
は実質的に一体の底壁14を何し軸線Aに沿って延在す
る本体16と、該本体の1一端を閉ざす蓋部材18とよ
りなっている。またロアハウジ ング12は軸線Aに沿って延在し底壁14により−1一
端を閉ざされた本体20と、該本体の下端を閉ざす底壁
部材22とよりなっている。蓋部十、118と本体16
の−4一端との間、底壁14と本体20の上端との間、
本体20の下端と底壁部材22との間にはそれぞれシー
ル24.26.28が配置されており、これによりアッ
パハウジング及びロアハウジングの内部か大気より遮断
されている。本体16及び20の側壁は二重円筒状をな
しており、それぞれ冷却水通路30及び32を郭定して
いる。
びロアハウジングを示している。アッパハウジング10
は実質的に一体の底壁14を何し軸線Aに沿って延在す
る本体16と、該本体の1一端を閉ざす蓋部材18とよ
りなっている。またロアハウジ ング12は軸線Aに沿って延在し底壁14により−1一
端を閉ざされた本体20と、該本体の下端を閉ざす底壁
部材22とよりなっている。蓋部十、118と本体16
の−4一端との間、底壁14と本体20の上端との間、
本体20の下端と底壁部材22との間にはそれぞれシー
ル24.26.28が配置されており、これによりアッ
パハウジング及びロアハウジングの内部か大気より遮断
されている。本体16及び20の側壁は二重円筒状をな
しており、それぞれ冷却水通路30及び32を郭定して
いる。
アッパハウジング10内にはメアンダ状のガス予熱室3
4と、該ガス予熱室と連通ずる金属蒸気発生室36とを
内部に有する黒鉛製のるつぼ38か配置されている。る
つぼ38の周りにはるつぼの内部を所定の温度に加熱す
るヒータ40が配置されており、るつぼ38及びヒータ
40は底壁上に配置された箱形の断熱材42内に収容さ
れている。るつぼ38の天井壁にはガス予熱室34と連
通ずるキャリアガス導入導管44が固定されており、る
つぼ38の底壁には金属蒸気搬送導管46が固定されて
おり、該導管の」一方部分は金属蒸気発生室36内を上
方へ延在しており、導管46の下方部分は底壁]4を貫
通して下方へ延在している。
4と、該ガス予熱室と連通ずる金属蒸気発生室36とを
内部に有する黒鉛製のるつぼ38か配置されている。る
つぼ38の周りにはるつぼの内部を所定の温度に加熱す
るヒータ40が配置されており、るつぼ38及びヒータ
40は底壁上に配置された箱形の断熱材42内に収容さ
れている。るつぼ38の天井壁にはガス予熱室34と連
通ずるキャリアガス導入導管44が固定されており、る
つぼ38の底壁には金属蒸気搬送導管46が固定されて
おり、該導管の」一方部分は金属蒸気発生室36内を上
方へ延在しており、導管46の下方部分は底壁]4を貫
通して下方へ延在している。
図示の実施例に於ては、第2図に詳細に示されている如
く、導管46の下端には平行部を備えたのど部48aを
有する先細末広ノズル48か一体的に設けられている。
く、導管46の下端には平行部を備えたのど部48aを
有する先細末広ノズル48か一体的に設けられている。
ノズル48はその下流側開口端48bにて複合材料製造
室50と連通している。ノズル48内には下流側開口端
48bよりのど部48aの実質的に長手方向中央の位置
まで反応ガス導入導管52が延在している。導管52は
ロアハウジング12の本体20の側壁に担持された支持
装置53により、図にて上下方向に軸線Aに沿って位置
調節可能に支持されている。導管52の先端にはキャッ
プ54が固定されている。キャップ54は円錐形の頭部
54aと実質的に円筒形の本体部54bとよりなってお
り、本体部は周方向に互いに隔置され軸線方向に延在す
る複数個のタング56を有している。各タングの半径方
向外方の面には雄ねじが形成されており、該雄ねじは導
管52の先端の内面に形成された雌ねじと螺合している
。導管52の先端及びキャップの本体54bの下端はそ
れぞれノズルの下流側開口端48bへ向けて開いた切頭
円錐面52b及び58を有しており、これらの切頭円錐
面により導管52とキャップ54とよりなる反応ガス供
給手段60の断面末広状の環状の開口62が郭定されて
いる。
室50と連通している。ノズル48内には下流側開口端
48bよりのど部48aの実質的に長手方向中央の位置
まで反応ガス導入導管52が延在している。導管52は
ロアハウジング12の本体20の側壁に担持された支持
装置53により、図にて上下方向に軸線Aに沿って位置
調節可能に支持されている。導管52の先端にはキャッ
プ54が固定されている。キャップ54は円錐形の頭部
54aと実質的に円筒形の本体部54bとよりなってお
り、本体部は周方向に互いに隔置され軸線方向に延在す
る複数個のタング56を有している。各タングの半径方
向外方の面には雄ねじが形成されており、該雄ねじは導
管52の先端の内面に形成された雌ねじと螺合している
。導管52の先端及びキャップの本体54bの下端はそ
れぞれノズルの下流側開口端48bへ向けて開いた切頭
円錐面52b及び58を有しており、これらの切頭円錐
面により導管52とキャップ54とよりなる反応ガス供
給手段60の断面末広状の環状の開口62が郭定されて
いる。
ロアハウジング20の側壁の下方部には途中に開閉弁6
4を有する導管66の一端が連結されており、該導管の
他端には真空ポンプ68が接続されており、これにより
複合材料製造室50等が所定の圧力に減圧されるように
なっている。複合材料製造室50内にはノズル48の下
方に、即ちノズルよりの噴流70を受ける位置にマトリ
ックス金属の溶湯72を貯容する容器74が配置されて
いる。図示の実施例に於ては、容器74は底壁部材22
と一体に形成されており、その主要部は底壁部材より下
方へ突出している。容器74の周りには容器内を加熱し
て溶湯72を溶融状態に維持するヒータ76が配設され
ている。また溶湯72はシャフト78を介して図には示
されていないモータにより回転駆動されるプロペラ80
により撹拌されるようになっている。
4を有する導管66の一端が連結されており、該導管の
他端には真空ポンプ68が接続されており、これにより
複合材料製造室50等が所定の圧力に減圧されるように
なっている。複合材料製造室50内にはノズル48の下
方に、即ちノズルよりの噴流70を受ける位置にマトリ
ックス金属の溶湯72を貯容する容器74が配置されて
いる。図示の実施例に於ては、容器74は底壁部材22
と一体に形成されており、その主要部は底壁部材より下
方へ突出している。容器74の周りには容器内を加熱し
て溶湯72を溶融状態に維持するヒータ76が配設され
ている。また溶湯72はシャフト78を介して図には示
されていないモータにより回転駆動されるプロペラ80
により撹拌されるようになっている。
= 16−
次に上述の如く構成された複合材料製造装置を用いて行
われる本発明の製造方法の実施例について説明する。
われる本発明の製造方法の実施例について説明する。
まず容器74内へマトリックス金属の溶湯を導入し、ヒ
ータ76により溶湯を所定の温度に加熱し、また金属蒸
気発生室36内に金属化合物を構成すべき固体又は液体
の金属を装入し、キャリアガス導入導管よりキャリアガ
スを導入しつつ真空ポンプ68を作動させる。次いで冷
却水通路30及び32に冷却水を流しつつ、ヒータ40
に通電を行って金属蒸気発生室を所定の温度に加熱する
。
ータ76により溶湯を所定の温度に加熱し、また金属蒸
気発生室36内に金属化合物を構成すべき固体又は液体
の金属を装入し、キャリアガス導入導管よりキャリアガ
スを導入しつつ真空ポンプ68を作動させる。次いで冷
却水通路30及び32に冷却水を流しつつ、ヒータ40
に通電を行って金属蒸気発生室を所定の温度に加熱する
。
この段階に於ては金属蒸気発生室内へ装入された金属は
金属溶湯82となり、図には示されていないがその液面
より金属蒸気を発生する。次いで反応ガス供給手段60
よりノズル48内へ反応ガスを導入する。
金属溶湯82となり、図には示されていないがその液面
より金属蒸気を発生する。次いで反応ガス供給手段60
よりノズル48内へ反応ガスを導入する。
この場合金属溶湯82より発生した金属蒸気は金属蒸気
発生室内にてキャリアガスと混合され、該混合ガスは実
質的に温度低下することなく導管46を経てノズル48
内へ流入し、反応ガス供給 17一 手段60を経てノズル内へ導入された反応ガスと混合さ
れ、これにより金属蒸気と反応ガスとが反応して高温の
金属化合物の微粒となり、かかる微粒を含む混合ガスは
ノズルの下流側開口端48bより噴流70となって噴出
し、ノズルを通過する際の断熱膨張によって急冷される
。かくして生じた金属化合物の微粉末を含む噴流70は
溶湯72に衝突し、これにより微粉末が溶湯中に侵入し
、微粉末と溶湯とがプロペラ80により均一に撹拌混合
される 尚この場合、キャリアガスの流量、反応ガスの流量、各
室内の圧力等を調節することにより、生成する金属化合
物の微粉末の大きさを変化させることができ、また金属
蒸気発生室内の温度や反応ガスの流量等を調節すること
により、金属化合物の微粉末の単位時間当りの生成量を
変化させることができる。
発生室内にてキャリアガスと混合され、該混合ガスは実
質的に温度低下することなく導管46を経てノズル48
内へ流入し、反応ガス供給 17一 手段60を経てノズル内へ導入された反応ガスと混合さ
れ、これにより金属蒸気と反応ガスとが反応して高温の
金属化合物の微粒となり、かかる微粒を含む混合ガスは
ノズルの下流側開口端48bより噴流70となって噴出
し、ノズルを通過する際の断熱膨張によって急冷される
。かくして生じた金属化合物の微粉末を含む噴流70は
溶湯72に衝突し、これにより微粉末が溶湯中に侵入し
、微粉末と溶湯とがプロペラ80により均一に撹拌混合
される 尚この場合、キャリアガスの流量、反応ガスの流量、各
室内の圧力等を調節することにより、生成する金属化合
物の微粉末の大きさを変化させることができ、また金属
蒸気発生室内の温度や反応ガスの流量等を調節すること
により、金属化合物の微粉末の単位時間当りの生成量を
変化させることができる。
次に第1図に示された複合材料製造装置を用いて行われ
た本発明の製造方法の幾つかの具体例について説明する
。
た本発明の製造方法の幾つかの具体例について説明する
。
具体例1
金属溶湯82としてケイ素溶湯を選定し、マトリックス
金属の溶湯として純アルミニウムの溶湯を選定し、キャ
リアガスとしてアルゴンを選定し、反応ガスとしてメタ
ンガスを選定し、下記の表1に示された条件にて第1図
及び第2図に示された装置を運転することにより、炭化
ケイ素の微粉末が分散された純アルミニウムよりなる複
合材料を製造した。
金属の溶湯として純アルミニウムの溶湯を選定し、キャ
リアガスとしてアルゴンを選定し、反応ガスとしてメタ
ンガスを選定し、下記の表1に示された条件にて第1図
及び第2図に示された装置を運転することにより、炭化
ケイ素の微粉末が分散された純アルミニウムよりなる複
合材料を製造した。
表 1
Sl溶湯の温度: 200[)℃
アルゴンの流量: IJ!/m1n
CH4ガスの流ti: 20J/1nIn金属蒸気発
生室の圧カニ 8Torr複合材料製造室の圧カニ
2Torrその結果純アルミニウムの溶湯中に平均粒
径約400大の炭化ケイ素微粉末を約55g/hrの速
−19一 度にて捕集することができ、前述の特開昭60−213
46号公報に記載された方法の場合に比して、微粉末の
体積率が同一である複合材料の製造速度を約2〜3倍に
向上させることができた。また炭素の蓄積等による装置
の運転−■−の障害が生じることなく約100時間に亙
り複合材料の製造を行うことができた。
生室の圧カニ 8Torr複合材料製造室の圧カニ
2Torrその結果純アルミニウムの溶湯中に平均粒
径約400大の炭化ケイ素微粉末を約55g/hrの速
−19一 度にて捕集することができ、前述の特開昭60−213
46号公報に記載された方法の場合に比して、微粉末の
体積率が同一である複合材料の製造速度を約2〜3倍に
向上させることができた。また炭素の蓄積等による装置
の運転−■−の障害が生じることなく約100時間に亙
り複合材料の製造を行うことができた。
具体例2
金属溶湯82及びマトリックス金属の溶湯として純アル
ミニウム溶湯を選定し、キャリアガスとしてアルゴンを
選定し、反応ガスとしてメタンガスを選定し、下記の表
2に示された条件にて第1図及び第2図に示された装置
を運転することにより、炭化アルミニウムの微粉末が分
散された純アルミニウムよりなる複合材料を製造した。
ミニウム溶湯を選定し、キャリアガスとしてアルゴンを
選定し、反応ガスとしてメタンガスを選定し、下記の表
2に示された条件にて第1図及び第2図に示された装置
を運転することにより、炭化アルミニウムの微粉末が分
散された純アルミニウムよりなる複合材料を製造した。
表 2
A1溶湯の温度: 1800℃
アルゴンの流量: 1ノ/ m1n
CH4ガスの流m: 25.1ノ/min金属蒸気発
生室の圧カニ 9Torr複合材料製造室の圧カニ
3Torrその結果純アルミニウムの溶湯中に平均粒
径的4ooXの炭化アルミニウムの微粉末を約60g/
hrの速度にて捕集することができ、前述の特開昭60
−21346号公報に記載された方法の場合に比して、
微粉末の体積率が同一である複合材料の製造速度を約3
〜4倍に向−1ニさせることができた。また炭素の蓄積
等による装置の運転−1−の障害が生じることなく約1
00時間に亙り複合材料の製造を行うことができた。
生室の圧カニ 9Torr複合材料製造室の圧カニ
3Torrその結果純アルミニウムの溶湯中に平均粒
径的4ooXの炭化アルミニウムの微粉末を約60g/
hrの速度にて捕集することができ、前述の特開昭60
−21346号公報に記載された方法の場合に比して、
微粉末の体積率が同一である複合材料の製造速度を約3
〜4倍に向−1ニさせることができた。また炭素の蓄積
等による装置の運転−1−の障害が生じることなく約1
00時間に亙り複合材料の製造を行うことができた。
尚上述の実施例に於ては、ノズル48は先細末広ノズル
であるが、導管46の下端に設けられるノズルは例えば
先細ノズルであってもよい。また= 21 = 反応ガス供給手段による反応ガスの吹出し方向は図示の
実施例の如くノズルの下流側開口端へ向けて傾斜した半
径方向外方又は半径方向外方であることが好ましいが、
金属蒸気の流れ方向に見て十流側方向へ傾斜した半径方
向外方であってもよい。
であるが、導管46の下端に設けられるノズルは例えば
先細ノズルであってもよい。また= 21 = 反応ガス供給手段による反応ガスの吹出し方向は図示の
実施例の如くノズルの下流側開口端へ向けて傾斜した半
径方向外方又は半径方向外方であることが好ましいが、
金属蒸気の流れ方向に見て十流側方向へ傾斜した半径方
向外方であってもよい。
この場合には導管52内へ金属粒子が侵入することを防
止する手段が導管の先端より上流側の位置に配置される
。
止する手段が導管の先端より上流側の位置に配置される
。
以−Lに於ては本発明を特定の実施例及び幾つかの具体
例について詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例
及び具体例に限定されるものではなく、本発明の範囲内
にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとっ
て明らかであろう。
例について詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例
及び具体例に限定されるものではなく、本発明の範囲内
にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとっ
て明らかであろう。
第1図は本発明による複合材料製造装置の一つの実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図に示された装置の要部
を示す拡大部分縦断面図である。 10・・・アッパハウジング、〕2・・・ロアハウジン
グ、14・・・底壁、16・・・本体、18・・・蓋部
材、20・・・本体、22・・・底壁部材、24.26
.28・・・シール、30.32・・・冷却水通路、3
4・・・ガス予熱室、36・・・金属蒸気発生室、38
・・るつは、40・・・ヒータ、42・・・断熱祠、4
4・・キャリアガス導入導管、46・・・金属蒸気搬送
導管、48・・・先細末広ノズル、48a・・・のど部
、48b・・・下流側開口端、50・・・複合材料製造
室、52・・反応ガス導入導管、54・・・キャップ、
56・・・タング、58・・・切頭円錐面、60・・・
反応ガス供給手段、62・・・開口、64・・・開閉弁
、66・・・導管、68・・・真空ポンプ、70・・・
噴流、72・・・7トリツクス金属の溶湯。 74・・・容器、76・・・ヒータ、78・・・シャフ
ト、80・・・プロペラ、82・・・金属溶湯時 許
出 願 人 トヨタ自動車株式会社代 理
人 弁理士 明石 8毅第1図 10・・アッパハウジング 46・・金属蒸気搬
送導管12・・ロアハウジング 48・・先細
末広ノズル34・・ガス予熱室 50・・
複合材N製造室36・・金属蒸気発生室 60
・・反応ガス供給手段38・・るっぽ
82・・マトリックス金属の、容、島40・・ヒー
タ
を示す縦断面図、第2図は第1図に示された装置の要部
を示す拡大部分縦断面図である。 10・・・アッパハウジング、〕2・・・ロアハウジン
グ、14・・・底壁、16・・・本体、18・・・蓋部
材、20・・・本体、22・・・底壁部材、24.26
.28・・・シール、30.32・・・冷却水通路、3
4・・・ガス予熱室、36・・・金属蒸気発生室、38
・・るつは、40・・・ヒータ、42・・・断熱祠、4
4・・キャリアガス導入導管、46・・・金属蒸気搬送
導管、48・・・先細末広ノズル、48a・・・のど部
、48b・・・下流側開口端、50・・・複合材料製造
室、52・・反応ガス導入導管、54・・・キャップ、
56・・・タング、58・・・切頭円錐面、60・・・
反応ガス供給手段、62・・・開口、64・・・開閉弁
、66・・・導管、68・・・真空ポンプ、70・・・
噴流、72・・・7トリツクス金属の溶湯。 74・・・容器、76・・・ヒータ、78・・・シャフ
ト、80・・・プロペラ、82・・・金属溶湯時 許
出 願 人 トヨタ自動車株式会社代 理
人 弁理士 明石 8毅第1図 10・・アッパハウジング 46・・金属蒸気搬
送導管12・・ロアハウジング 48・・先細
末広ノズル34・・ガス予熱室 50・・
複合材N製造室36・・金属蒸気発生室 60
・・反応ガス供給手段38・・るっぽ
82・・マトリックス金属の、容、島40・・ヒー
タ
Claims (5)
- (1)金属化合物を構成すべき金属の蒸気を断熱膨張用
のノズルに通しつつ前記金属化合物を構成すべき他の元
素を含む反応ガスをノズルの最小断面部又はそれより上
流側の位置にて前記ノズル内へ導入し、前記金属蒸気と
前記反応ガスとを混合することにより前記金属蒸気と前
記他の元素とを反応させ、かくして生じた金属化合物の
微粒と残留ガスとの混合ガスを前記ノズルより噴出させ
、その噴流をマトリックス金属の溶湯に衝突させること
を含む金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法。 - (2)特許請求の範囲第1項の金属化合物粒子分散金属
複合材料の製造方法に於て、前記反応ガスは前記ノズル
の内壁面より隔置された位置にて前記ノズル内へ導入さ
れることを特徴とする金属化合物粒子分散金属複合材料
の製造方法。 - (3)金属蒸気発生室と、複合材料製造室と、前記金属
蒸気発生室を所定の温度に加熱する手段と、前記金属蒸
気発生室と前記複合材料製造室とを連通接続し前記複合
材料製造室の側の端部に断熱膨張用のノズルを有する絞
り通路手段と、前記ノズルの最小断面部又はその上流側
の位置にて前記ノズル内へ反応ガスを供給する反応ガス
供給手段と、前記ノズルよりの噴流を受ける位置にて前
記複合材料製造室内に配置されたマトリックス金属溶湯
貯容手段と、前記複合材料製造室内を減圧する手段とを
有する金属化合物粒子分散金属複合材料の製造装置。 - (4)特許請求の範囲第3項の金属化合物粒子分散金属
複合材料の製造装置於て、前記反応ガス供給手段は前記
ノズルの内壁面より隔置された位置に開口を有する導管
を含んでいることを特徴とする金属化合物粒子分散金属
複合材料の製造装置。 - (5)特許請求の範囲第4項の金属化合物粒子分散金属
複合材料の製造装置に於て、前記導管は前記ノズル内を
流れる金属蒸気の流れ方向に見て前記ノズルの下流側開
口端より前記ノズル内へ延在していることを特徴とする
金属化合物粒子分散金属複合材料の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27049986A JPH0649911B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27049986A JPH0649911B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63125627A true JPS63125627A (ja) | 1988-05-28 |
JPH0649911B2 JPH0649911B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=17487117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27049986A Expired - Lifetime JPH0649911B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 金属化合物粒子分散金属複合材料の製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649911B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622098B2 (en) | 2000-11-09 | 2009-11-24 | Cyprus Amax Minerals Company | Method for producing nano-particles of metal oxide |
US7883673B2 (en) | 2000-11-09 | 2011-02-08 | Cyprus Amax Minerals Company | Apparatus for producing nano-particles of molybdenum oxide |
WO2011051674A2 (en) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | Magnesium Silica Ltd | Method and apparatus for condensing metal and other vapours |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP27049986A patent/JPH0649911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7622098B2 (en) | 2000-11-09 | 2009-11-24 | Cyprus Amax Minerals Company | Method for producing nano-particles of metal oxide |
US7749463B2 (en) * | 2000-11-09 | 2010-07-06 | Cyprus Amax Minerals Company | Apparatus for producing nano-particles of molybdenum oxide |
US7829060B2 (en) | 2000-11-09 | 2010-11-09 | Cyprus Amax Minerals Company | Nano-particles of molybdenum oxide |
US7883673B2 (en) | 2000-11-09 | 2011-02-08 | Cyprus Amax Minerals Company | Apparatus for producing nano-particles of molybdenum oxide |
WO2011051674A2 (en) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | Magnesium Silica Ltd | Method and apparatus for condensing metal and other vapours |
US9163298B2 (en) | 2009-10-27 | 2015-10-20 | Boulle Carbothermic Metals Ltd | Method and apparatus for condensing metal vapours using a nozzle and a molten collector |
US9970076B2 (en) | 2009-10-27 | 2018-05-15 | Boulle Carbothermic Metals Ltd | Method of apparatus for condensing metal vapours using a nozzle and a molten collector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649911B2 (ja) | 1994-06-29 |
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